JP3041733U - 防水ジャケット - Google Patents
防水ジャケットInfo
- Publication number
- JP3041733U JP3041733U JP1997002586U JP258697U JP3041733U JP 3041733 U JP3041733 U JP 3041733U JP 1997002586 U JP1997002586 U JP 1997002586U JP 258697 U JP258697 U JP 258697U JP 3041733 U JP3041733 U JP 3041733U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- folded
- stopper
- back body
- jacket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Outer Garments And Coats (AREA)
- Details Of Garments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 腕を上げた場合や前屈みの体勢になった場合
に、延長袖と半袖の連結部や背に設けた通気口から雨水
がジャケット内部に浸入するのを防ぐ。 【解決手段】 延長袖3の袖付け部や後身頃の下半部の
表地10の上縁を、外側に折返して折返片5、溝部7な
どを有する折返部を形成する。そして、半袖2や後身頃
の上半部の表地8を外側に重ね、延長袖3及び後身頃の
下半部の表地10と、半袖2及び後身頃の上半部の表地
8との重なった部分をスナップボタン4a,4bなどの
止め具で係合する。腕を上げたり前屈みになっても、溝
部7がジャケット1内への雨水の浸入を防止する。
に、延長袖と半袖の連結部や背に設けた通気口から雨水
がジャケット内部に浸入するのを防ぐ。 【解決手段】 延長袖3の袖付け部や後身頃の下半部の
表地10の上縁を、外側に折返して折返片5、溝部7な
どを有する折返部を形成する。そして、半袖2や後身頃
の上半部の表地8を外側に重ね、延長袖3及び後身頃の
下半部の表地10と、半袖2及び後身頃の上半部の表地
8との重なった部分をスナップボタン4a,4bなどの
止め具で係合する。腕を上げたり前屈みになっても、溝
部7がジャケット1内への雨水の浸入を防止する。
Description
【0001】
本考案は、防水加工を施したジャケットの改良に関する。
【0002】
スポーツ用のジャケットの中には、半袖に対し延長袖を着脱自在に連結して長 袖としても使えるようにしたり、後身頃の中央に開閉自在な通気口を形成してむ れないように工夫したものが市販されている。
【0003】
このようなジャケットでは、ジャケットの上方の布地(例えばジャケットの半 袖部分や後身頃の上半部の表地)13が下方の布地の上に重なった構造になって いて、雨に降られた場合にジャケットの内側に水が浸入するのを防止している( 図6参照。この図6中実線の矢印は雨水の流れ落ちる方向を示す)。 しかし腕を上げたり前屈みの体勢にすると、重なり部分16が上向きになるた め雨水がジャケット内に浸入してしまう(図6の点線の矢印参照)。 特に、スポーツ用の防水ジャケットの場合は、腕を上げたり前屈みになったり する動作が多く、しかも防水したジャケットの布地表面に大量の雨滴が付着して いるため、重なり部分より水が度々浸入する。
【0004】 本考案は、こうした欠点を解消し、腕を上げたり前屈みをしても、雨水が浸入 しないようにすることを目的とする。
【0005】
上記の目的を達成するために請求項1の考案は、半袖の袖口の内側に止め具を 止着すると共に、延長袖の袖付け部を外側に折返して折返部を形成する。そして 、この折返部の外側に止着する延長袖の止め具を前記半袖の止め具に係合するこ とにより、半袖と延長袖を連結して長袖を形成する。
【0006】 請求項2の考案は、後身頃の上半部の裏地を網地で形成する一方、後身頃の下 半部の表地の上縁を外側に折返し、折返部を形成する。この折返部の上辺に前記 網地の下辺を縫合する。そして、前記網地を覆う後身頃の上半部の表地の下辺を 後身頃の下半部の表地より分離して、後身頃中央に横方向の通気口を開口し、前 記折返部の外側に止着した止め具と前記後身頃の上半部の表地の裏に止着した止 め具を係合することにより、前記通気口を閉鎖する。
【0007】 前記止め具は、折返部を貫通して止着しても、折返部外側に位置する折返片の みを貫通して止着してもよい。
【0008】
以下に図面を参照して本考案の実施の形態について説明する。 図1はジャケットの背面図であり、図2は半袖の延長袖の連結部の拡大断面図 である。 1は防水性の布地で縫製したジャケットで、半袖2に延長袖3を連結すると長 袖としても使用できるようになっている。 半袖2の袖口の内側にはスナップボタン4aを止着する。 延長袖3には、袖付け部を外側に折返して折返部を形成する。この折返部は、 外側に位置する折返片5、この折返片5と溝部7を挟み対向する内側の布片11 からなる。折返片5にはスナップボタン4bを止着する。 スナップボタン4aとスナップボタン4bを係合すると長袖になる。
【0009】 腕を下げた状態では、雨水は、図2の実線の矢印に示すように、ジャケット1 の表面を流れ、延長袖3と半袖2の連結部6に浸入しない。 腕を上げても、雨水は、図2の点線の矢印に示すように、溝部7に阻まれてジ ャケット1の内側へ浸入しない。
【0010】 図3はジャケット1の後身頃の要部の断面図である。 8は後身頃の上半部の表地であり、下辺を後身頃の下半部の表地10より分離 して、後身頃中央に横方向の通気口12を開口する。 9は後身頃の上半部の裏地であり、網地で形成する。後身頃の下半部の表地1 0の上縁を外側に折返し、この折返部の上辺に後身頃の上半部の裏地9の下辺を 縫合する。この折返部は、外側に位置する折返片5、この折返片5と溝部7を挟 み対向する内側の布片11からなる。 折返片5にスナップボタン4bを止着するとともに、後身頃の上半部の表地8 の裏にスナップボタン4aを止着する。 スナップボタン4aとスナップボタン4bを係合して通気口12を閉鎖する。
【0011】 この場合、起立した状態では、雨水は、図3の実線の矢印に示すように、後身 頃の上半部の表地8を伝って流れ落ち、通気口12に浸入しない。 腰を曲げた前屈みの状態のときは、雨水は、図3の点線の矢印に示すように、 流れ、溝部7が雨水の浸入を阻止する。
【0012】 図4は別の実施形態の断面図である。 図2に示す実施形態との違いは、折返片5のみならず、折返片5と溝部7を挟 み対向する内側の布片11をも、スナップボタン4bで止着することである。 このようにすると、腰の強い布を使用しても溝部7の形状が保持されるので、 折返片5を折返して溝部7を形成し直すという作業なしにスナップボタン4aと スナップボタン4bを係止できる。
【0013】 なおジャケットの後身頃においても、図5に示すように、折返片5を折返して 溝部7を形成し直すという作業なしにスナップボタン4aとスナップボタン4b を係止するために、折返部を貫通して(折返片5のみならず、内側の布片11も )スナップボタン4bで止着してもよい。 また上記各実施形態では、止め具としてスナップボタン4a,4bを使用した が、これに代り面ファスナ等を使用してもよい。
【0014】
本考案は、延長袖の袖付け部を外側に折返して折返部を形成し、この折返部の 外側に止着する延長袖の止め具を、半袖の袖口の内側に止着した止め具に係合す るので、腕を上げたり前屈みになっても、防水ジャケット内側への雨水の浸入を 折返部が防止する。
【0015】 また、請求項2に示す連結部の防水構造では、後身頃の上半部の裏地を網地で 形成する一方、後身頃の下半部の表地の上縁を外側に折返し、この折返部の上辺 に前記網地の下辺を縫合する。そして前記網地を覆う後身頃の上半部の表地の下 辺を後身頃の下半部の表地より分離して、後身頃中央に横方向の通気口を開口し 、前記折返部の外側に止着した止め具と前記後身頃の上半部の表地の裏に止着し た止め具を係合し通気口を閉鎖する。よって、腕を上げたり前屈みになっても、 折返部が雨水の浸入を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の防水ジャケットの背面図である。
【図2】半袖と延長袖の連結部の拡大断面図である。
【図3】防水ジャケットの後身頃の要部拡大断面図であ
る。
る。
【図4】図2とは別の実施形態の半袖と延長袖の連結部
の拡大断面図である。
の拡大断面図である。
【図5】図3とは別の実施形態の防水ジャケットの後身
頃の要部拡大断面図である。
頃の要部拡大断面図である。
【図6】従来例の連結部の断面図である。
1 防水ジャケット 2 半袖 3 延長袖 4a,4b スナップボタン 5 折返片 7 溝部 8 後身頃の上半部の表地 10 後身頃の下半部の表地
Claims (3)
- 【請求項1】 半袖の袖口の内側に止め具を止着すると
共に、延長袖の袖付け部を外側に折返して折返部を形成
し、この折返部の外側に止着する延長袖の止め具を前記
半袖の止め具に係合することにより、半袖と延長袖を連
結して長袖を形成してなる防水ジャケット。 - 【請求項2】 後身頃の上半部の裏地を網地で形成する
一方、後身頃の下半部の表地の上縁を外側に折返し、こ
の折返部の上辺に前記網地の下辺を縫合し、 そして前記網地を覆う後身頃の上半部の表地の下辺を後
身頃の下半部の表地より分離して、後身頃中央に横方向
の通気口を開口し、前記折返部の外側に止着した止め具
と前記後身頃の上半部の表地の裏に止着した止め具を着
脱自在に係合することにより、前記通気口を閉鎖してな
る防水ジャケット。 - 【請求項3】 前記折返部を貫通して前記止め具を止着
することを特徴とする請求項1又は2記載の防水ジャケ
ット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997002586U JP3041733U (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 防水ジャケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997002586U JP3041733U (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 防水ジャケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3041733U true JP3041733U (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=43176253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997002586U Expired - Lifetime JP3041733U (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 防水ジャケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3041733U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011094289A (ja) * | 2008-05-15 | 2011-05-12 | Teruyoshi Fukuyama | 通気性ウエア |
-
1997
- 1997-03-24 JP JP1997002586U patent/JP3041733U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011094289A (ja) * | 2008-05-15 | 2011-05-12 | Teruyoshi Fukuyama | 通気性ウエア |
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