JPS6350441B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本願では非使用時に腰の周りに装着するベルト
状部材を形成する目的で水平に折りたためる防水
衣服について開示する。

本発明は非使用時に腰の周りに装着するベルト
状部材内へ折りたたみ得る防水衣服に関するもの
である。

すでに発明されている折りたたみ得る防水衣服
は衣服に対して相対的に垂直に配設せる折りたた
み線を有している。当該衣服は製造が容易でな
く、その審美性が大いに望まれるところから容易
に折りたたむことが出来ない。

従つて本発明の一般的な目的は製造が容易で使
用上簡便である他、審美性の点で改善された折り
たたみ得る防水衣服を提供することにある。

本発明の更に特別の目的は折りたたみ時に垂直
折りたたみ線付き衣服より薄くなつている前述の
特性を備えた折りたたみ得る防水衣服を提供する
ことにある。

本発明の別の目的は、片側面を防水層で被覆し
た布により作成した際布側がベルト状部材の外部
になるような様式を以つて折りたたむことが出
来、汗の浸透といつた不便を無くすと共に、衣服
が依然湿つた状態にある時でもその使用後直ちに
着用者の腰の周りに当該衣服を装着可能ならしめ
るような前述の特性を有する衣服を提供すること
にある。

本発明の折りたたみ得る防水衣服は前方側部分
と後方側部分を含み、共に折りたたみ可能であ
り、衣服に対して相対的に干渉する水平なプリー
ツ即ち衣服の全体面に対しアコーデオン状様式に
折りたたみ得るプリーツを定める目的で水平に配
設され且つ相互に等間隔に隔置せる整合する永久
的にセツトされた折りたたみ線が両部分に設けて
あることを特徴としている。衣服を折りたたんだ
位置に維持するため締付け装置が設けてあり、折
りたたみ済み衣服を使用者の腰の周りに維持する
装置が設けてある。

図面に示した衣服はプラスチツク又はゴムの如
き防水層で片側がコーテイング加工された布製で
あるのが好ましい。当該衣服はその輪郭線に沿つ
て前身頃と背中が縫製されるか又は共に溶着され
ており、当該衣服に対して相対的に決められた恒
久的な水平の折りたたみ線が付けてある。これら
水平の折りたたみ線は１で示してある。当該折り
たたみ線は等間隔になつており、上部側から下部
側に向かつて衣服をアコーデオン状に折りたたん
だり逆方向にほどいたり出来るように相互に重な
り合う水平プリーツを定めている。当該衣服の下
部側には好ましくは当該衣服の背中部から懸下す
るフラツプ２が付けてある。フラツプ２は第２図
に示す如く折りたたんだ本体部の各端部から突出
する腕スリーブ４を除いて、折りたたんだ衣服の
フード１４、本体３を包み込む作用を果たす。雄
型フアスナー、雌型フアスナーの如き協働する締
付け装置５，６がフラツプ２に固定され、好まし
くは布側に固定され、当該衣服を人体の腰の周り
に折りたたんで装着した際当該衣服を折りたたん
だ状態に維持するよう作用する腕スリーブ４の一
方にはタブ７が備えてあり、当該タブには両方の
腕スリーブを人体の腰に沿つて装着した状態に維
持する目的から他方の腕スリーブ４に固定された
締付け装置９と協働する締付け装置８が備えてあ
る。汗が液体粒状になつて凝縮するのを防止する
一方、着用者が自分の腰の周りに装着した際のそ
の使用後の湿つた衣服から身を守る目的から、余
剰部分たるフラツプ２はそのプラスチツク・コー
テイング部分を内側にして折りたたまれ、布側は
外側に維持される。締付け装置９が装着された腕
スリーブ４の端部を他方の腕スリーブ４の上に重
ね且つタブ７の下側に挿入する形で当該折りたた
み済み衣服は着用者の腰の周りに付ける。当該衣
服を装着する際タブ７は締付け装置８及び１０に
て取付けた腕スリーブに固定してあり、当該締付
け装置１０はタブ７の下側で腕スリーブに固定し
てある。タブ７が望ましくない場合には両方の腕
スリーブは第３図の１１の如き締付け装置によつ
て共に取付けることが出来る。当該締付け装置１
１は腕スリーブを折りたたんだ状態に維持する。
個々の腕スリーブに固定されたその他の協働する
締付け装置１２，１３は、両方の腕スリーブを着
用者の腰の周りで一方が他方の上になるよう取付
ける作用を果たす。

第１図に基づく衣服には前身頃に開き部が無
く、着用者の頭にスツポリかぶせる。

当該衣服には顔面開口部１５付きのフード１４
が備えてあり、腕スリーブは衣服の本体３に対し
て直角になつている。然し乍ら、第３図の実施態
様では本発明の衣服を前側で開くことが出来、そ
の前側部分の中間箇所に沿つて開き部１６があ
る。当該前側部分は前側部分の両半分が相互に重
なり合つて１７と１８に示す締付け装置により共
に固定されるよう当該衣服の背側部分より広くな
つていることが好ましい。第４図に示した衣服の
場合、これも衣服着用時又は脱衣時の開き部無し
衣服の不便さを無くす意味から衣服の側部に沿つ
て開き部１９が設けてある。

第５図は腕スリーブを衣服本体に対し相対的に
下方へ傾斜可能となし、一方、水平の折りたたみ
線１を常時使用する状態を示す。

衣服の折りたたみに先立つてフード１４は第６
図に示す如く衣服の前側部分に対し全体的に折り
たたみ可能であり、又は、第７図に示す如く、衣
服の背中側に対し折りたたみ可能である。

第８図は衣服を腫迄の長さになし得る状態を示
す。

第９図は衣服を３個の別々の部分、即ち、腕ス
リーブを備えた包体ジヤケツト２０、下側部分２
１、フード２２で作成可能であることを示す。両
脚と両太腿部を保護するよう作用する衣服の下側
部分２１は締付け装置２３，２４，２５，２６を
使用することによりズボンの方式で両脚部と太腿
部を包囲するよう中間部、前側部、背中部を開く
ことが出来る。衣服の下側部分２１は、各々下側
部分２１の上縁部と包体ジヤケツト２０の下縁部
に固定された締付け装置２７，２８によつて包体
ジヤケツト２０の縁部分に直接固定することが出
来る。フード２２は各々協働可能な締付け装置２
９，３０によつて包体ジヤケツトの襟に取付けら
れる。

衣服を折りたたむ場合、下側部分２１とフード
２２はその個々の折りたたみ線１に沿つて個別に
折りたたまれ、包体ジヤケツト２０の背中側部分
から直接懸架している余剰部分３１の内側に挿入
される。

第１０図、第１１図、第１２図は衣服の前側部
分と背中側部分に各々余剰部分が備えてある別の
実施態様を示す。前側部分は余剰部分３２を備
え、背中側部分は余剰部分３３を備えている。各
余剰部分３２，３３は隣接する２本の折りたたみ
線１により定められるプリーツより僅かに広くな
つている。これら２個の余剰部分３２，３３は３
４，３５に示す如くその両側部に沿つてスリツト
が設けてある。この様にして、衣服の折りたたみ
時に当該衣服は両方の余剰部分３２，３３を折り
たたみ済み衣服の各側部上にプラスチツク・コー
テイングを内側にして折り重ねることにより包撓
可能となし、第１２図に示す如く締付け装置３
６，３７によつて２個の余剰部分３２，３３を共
に固定する。

審美上の諸理由から着用者は自己の腰に取付け
るよう適合せる折りたたみ済み衣服の側部のみを
布製にし、外側部分にプラスチツク・コーテイン
グすることを好む。この達成のためプラスチツク
被覆布帯を余剰部分３２又は３３の一方の内側に
縫製するか又は融着し、布と布を縫製すれば十分
である。

帯状体を形成する折りたたみ状態にある時前述
の諸実施態様による衣服は着用者の腰回わりに対
して相対的に長過ぎる場合が多く、この結果着用
者の腰の周りに装着した際審美的な重なり状態に
ならない。

以下の諸実施態様では、この欠点が解決され
る。

その他の点で前述の諸実施態様に従つて作成さ
れる第１６図の実施態様では付加的に中央の恒久
的な垂直折りたたみ線１６があり、当該垂直折り
たたみ線はフード６３の上部からずつと衣服の下
方縁部まで延在している。又、懸下している余剰
部分６２は衣服の本体部分の幅の半分である。第
１６図の実施態様は前側部分が開いており、垂直
折りたたみ線６１は衣服の前側部分を延在し、か
くして垂直余剰部分６４を定める。当該垂直余剰
部分は雨天時に衣服を使用する際衣服の他方の前
側半分に重なる。衣服を折りたたむ際、この垂直
余剰部分６４は垂直折りたたみ線６１が再入する
か又は突出するか否かに応じて外側に向かつて又
は内側に向かつて折りたたむことが出来る。垂直
余剰部分６４には衣服の残りの部分として水平の
折りたたみ線１が設けてある。

第１７図に示す如く、第１６図の実施態様はフ
ード６３及び衣服の本体部分の背中部を貫通する
垂直折りたたみ線６１のみを設けることによつて
改変出来る。本体部分の２個の前側半部分の自由
縁部６５，６６は垂直折りたたみ線６１より短か
めに終端している。

第１８図は前側部分が開いておらず、しかも垂
直折りたたみ線６１は備えてある衣服を示す。第
１９図に示す如く、第１６図、第１７図、第１８
図の諸実施態様の任意の実施態様では垂直折りた
たみ線６１の周りで半分に折りたたむことが出
来、水平の折りたたみ線１は所定位置にある。然
る後、衣服は水平の折りたたみ線１を使つて第２
０図に示す如くアコーデイオン様式を以つて折り
たたまれる。次に衣服本体のプリーツ全体は第２
１図に示す如く閉鎖する余剰部分６２によつて包
撓される。次に、完全に折りたたまれた衣服は着
用者の腰の周りに装着される状態となり、第２２
図に示す如く、適当な締付け装置により取付けら
れる。

第２３図は更に別の実施態様を示し、本実施態
様においては、各矩形の形状で実質的にプリーツ
の幅に等しい幅を有する２個のタブ６７，６８が
一端部において閉鎖余剰部分６２の側縁部に取付
けてある。これらのタブ６７，６８は各種の長さ
にすることが出来る。これらのタブ６７，６８は
縫製、融着又はこれらのタブを枢軸動させ得る好
ましくはリベツトによつて余剰部分６２に固定さ
れる。然し乍ら、これらのタブは余剰部分６２と
一体構造状に作成することが出来る。衣服を雨天
時に使用する場合、タブ６７，６８は第２４図に
示す如く余剰部分６２の上で一方が他方の上に折
りたたまれ、適当な締付け装置によつてこの折り
たたまれた位置に維持される。従つて、第２５図
に示す如く、余剰部分６２自体は衣服の内側に対
して折り返され、適当な締付け装置により前記位
置に維持される。衣服を着用者の腰の周りに装着
する目的の場合、当該衣服の２個の半体を第２６
図に示す如く垂直折りたたみ線６１に沿つて一方
を他方に対して折りたたみ、次に第２７図に示す
如く、アコーデオン状の様式を似つて水平な折り
たたみ線１の周りに折りたたむ。余剰部分６２を
閉じる前に、折りたたみ済み腕スリーブの全体を
第２８図に示す如く衣服本体の片側に折り返す。
次に、折りたたみ済み腕スリーブの突出部分を第
２９図に示す如く衣服本体の他方の側の上に反対
方向に折り返す。必要があれば適当な締付け装置
で当該衣服をこの折りたたんだ位置に維持する。
然る後、タブ６７，６８が延在され、余剰部分６
２は完全に折りたたまれた衣服の周りに折りたた
まれ、そこで第３０図に示す如き状態を呈する。
次に衣服は、協働する締付け装置を有するタブ６
７，６８の外端部により着用者の腰の周りに取付
けることが出来、次に第３１図に示す位置を呈す
る。

図示の如く、衣服は中央領域により形成せる中
空部の中に容易に位置付け得る矩形束を形成して
いる。

第１６図乃至第２２図及び第２３図乃至第３１
図に示した２つの実施態様に関して付加的な機能
が設けられている。両実施態様において、余剰部
分６２は衣服の下方縁部に縫製又は融着され、余
剰部分６２は衣服の内側に対して平坦な状態にな
つている。衣服の最下方のプリーツも衣服が余剰
部分６２内にて折りたたまれた状態のまま挿入さ
れた際余剰部分と最下方プリーツの縁部により形
成せる結合部が十分に規定せる縁部を形成するよ
う他方のプリーツより僅かに広くなろう。

衣服を雨天時に着用する際余剰部分６２、タブ
６７，６８は衣服内部に位置付けられるので防水
性材料で作成されることはない。このため衣服を
着用者の腰の周りに装着する際汗が浸透するのを
防止するという付加的な利点がある。

折りたたんだ衣服を余剰部分６２内部に包み込
む方法には２種類ある。第１番目の方法は衣服の
最後のプリーツに固定された締付け装置に余剰部
分６２用の締付け装置で取付けられる短かい余剰
部分を使用する方法である。第２の方法は折りた
たまれた衣服を完全に包囲し、かくして余剰部分
が最後のプリーツとのその結合領域内で締付け装
置自体に固定せる締付け装置によつて余剰部分自
体に取付けられる長い余剰部分を使用する方法で
ある。

折りたたみ済み衣服を着用者の腰の周りに装着
する方法は２種類である。最初の方法は目立つ側
を外側にして平坦な側を着用者の背中側に対して
位置付ける方法であり、第２の方法は平坦な側を
外側にして目立つ側を背中に対して位置付ける方
法である。

目立つ各々の側の衣服の折りたたみ部を見えな
いようにする目的から、小さいタブを余剰部分の
各々の側部に固定出来る。これらの付加的なタブ
は各タブ６７，６８に固定せる協働可能な締付け
装置によつて固定される。

特に前側部分と背中側部分を縫製にて合わせる
際の衣服の防水性を確実にする目的から縫合個所
を防水結合部を成すテープにて被覆することが勧
められる。

折りたたみ済み衣服を包込む際余剰部分６２が
十分に規定された形状を有するよう当該余剰部分
には第３２図の６９，７０，７１で示す如き永久
的な水平折りたたみ線を設けることが必要であ
る。

或る種の適用例に対しては余剰部分６２はタブ
６７，６８と共に省略可能であり、第３３図に示
す如くケース作成用ベルトと代替が可能である。
このベルトには７２に示す如くケースを成す２重
壁構造が備えてあり、当該２重壁構造は好適には
中央領域により形成せる中空部内で装着者の背面
に位置付けられるようベルトの中央部分に設けて
ある。このケース作成用ベルトで汗から湿気分を
吸収する目的上任意の非防水性布で作成すること
が出来る。然し乍ら、ケースの内側は、湿つた折
りたたみ済み衣服をケース内に挿入する際着用者
を保護する目的から防水状に作成可能である。こ
のベルトは第３４図に７３，７４で示す如く、硬
貨、鍵、身分証明書等といつた各種の物品を受入
れるよう適合せる付加的な小室を設けることが出
来る。

第３５図は衣服の折りたたみ方の各変例を示
す。最初にフード７５全体を首の水平折りたたみ
線１の周りで折りたたみ、衣服自体をその垂直折
りたたみ線６１の周りに折りたたみ後、フードを
その中央縁部７６が本体部分の中央縁部７７と整
合した状態で衣服本体部分に重ねる。次に衣服を
前掲の諸実施態様と同様に、アコーデオン様式に
折りたたむ。フードはフードの中央垂直折りたた
み線により形成せる縁部が衣服本体部分の垂直折
りたたみ線にて形成せる中空部に入る状態で衣服
の前側部分の上に本様式を以つて折りたたむこと
が出来る。従つて、フードは衣服の２つの部分の
間に挾持されたことになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施態様による衣服の正
面図、第２図は、使用者の腰の周りにベルトとし
て装着する準備状態にある折りたたんだ衣服の正
面図、第３図は、第２実施態様の正面図、第４図
は、第３実施態様の正面図、第５図は、第４実施
態様の正面図、第６図、第７図は、最初にフード
を折りたたむ２種類の異なつた様式を示す第二実
施態様の各々正面図と背面図、第８図は第５実施
態様の正面図、第９図は第６実施態様の正面図、
第１０図、第１１図は各々第７実施態様の正面
図、背面図、第１２図は、腰の周りに装着する準
備状態にあるベルト状部材の形に折りたたんだ第
１０図及び第１１図の実施態様の正面図、第１３
図は、垂直方向に半分に折りたたんだ第８実施態
様の正面図、第１４図は、第９実施態様の正面
図、第１５図は、第１４図の完全に折りたたんだ
衣服の正面図、第１６図、第１７図、第１８図は
各々第10、11、12実施態様の正面図、第１９図
は、垂直に半分に折りたたんで示した第１８図の
実施態様の正面図、第２０図、第２１図、第２２
図は、第１６図、第１７図、第１８図の最終的な
折りたたみ順序を示し、該第２２図は、最終的な
ベルト状構造の斜視図、第２３図、第２４図、第
２５図、第２６図、第２７図、第２８図、第２９
図、第３０図は第13実施態様の折りたたみの各種
段階を示すその正面図、第３１図は、第13実施態
様の折りたたみによつて得られた最終的なベルト
状構造の斜視図、第３２図は、第14実施態様の正
面図、第３３図、第３４図は、本発明の各種実施
態様の改変例を受入れる室を備えたベルトの各々
背面図、正面図、第３５図は、フードを折りたた
む改変例を示す半分折りたたんだ衣服の正面図で
ある。 主要部分の符号の説明、１……折りたたみ線、
２……フラツプ、３……本体、４……腕スリー
ブ、５……締付け装置、６……締付け装置、７…
…タブ、８……締付け装置、９……締付け装置、
１０……締付け装置、１１……締付け装置、１２
……締付け装置、１３……締付け装置、１４……
フード、１５……顔面開口部、１６……開き部、
１７……締付け装置、１８……締付け装置、１９
……開き部、２０……包体ジヤケツト、２１……
下側部分、２２……フード、２３……締付け装
置、２４……締付け装置、２５……締付け装置、
２６……締付け装置、２７……締付け装置、２８
……締付け装置、２９……締付け装置、３０……
締付け装置、３１……余剰部分、３２……余剰部
分、３３……余剰部分、３４……スリツト、３５
……スリツト、３６……締付け装置、３７……締
付け装置、３８……余剰部分、３９……フラツ
プ、４０……フラツプ、４１……締付け装置、４
２……締付け装置、４３……締付け装置、４４…
…締付け装置、４５……余剰部分、４６……側縁
部、４７……横方向端部、４８……余剰部分、４
９……締付け装置、５０……締付け装置、５１，
５２……締付け装置、６１……垂直折りたたみ
線、６２……余剰部分、６３……フード、６４…
…垂直余剰部分、６５……自由縁部、６６……自
由縁部、６７……タブ、６８……タブ、６９……
水平折りたたみ線、７０……水平折りたたみ線、
７１……水平折りたたみ線、７２……２重壁構
造、７３……小室、７４……小室、７５……フー
ド、７６……中央縁部、７７……中央縁部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 腕スリーブが延在した状態で一方が他方に対
   し相対的に平坦に置設出来る、後方側部分と前方
   側部分から成る本体部分と腕スリーブを形成する
   防水衣服であつて、前記本体部分が腕スリーブが
   長手方向垂直中央軸線に対し横断する状態で前記
   軸線を定めること、前記前方側部分と後方側部分
   に前記長手方向軸線に対して垂直に延在し且つ前
   記本体部分に沿つてのみならず前記腕スリーブに
   沿つて延在する複数個の等間隔に隔置せる永久設
   定した折りたたみ線が備えてあること、帯状部材
   の形態で着用者の腰の周りに装着出来る重複プリ
   ーツを作成する目的で前記折りたたみ線の周りに
   アコーデオン様式に前記衣服を折りたたみ得る前
   記折りたたみ線を備えてなる防水衣服。 ２ 更に、前記プリーツより広い前記前方側部分
   と後方側部分の一方の下方縁部から懸下し且つ前
   記余剰部分を折りたたみ位置に除去自在に維持す
   る目的で折りたたみ本体部分と締付け装置の周り
   に折りたたみ得る余剰部分を含む、特許請求の範
   囲１に記載の防水衣服。 ３ 前記余剰部分が前記本体部分の幅を以つて共
   に延在し、前記スリーブが折りたたみ済み衣服の
   端部と余剰部分を包込む本体部分の端部から横方
   向に突出し、更に前記腕スリーブを着用者の腰の
   周りに取付ける目的で前記腕スリーブの両端部に
   設けた補合的な締付け装置を含むようにした特許
   請求の範囲１に記載の防水衣服。 ４ 前記前方側部分に開き部が無い特許請求の範
   囲１、２又は３に記載の防水衣服。 ５ 前記前方側部分が閉鎖時に重なり合う２つの
   開き得る前方側部分と、前記２個の前方側部分を
   閉鎖する締付け装置を有して成る特許請求の範囲
   １、２又は３に記載の防水衣服。 ６ 前記前方側部分が前記両部分の整合する側縁
   部に沿つて前記後方側部分から取りはずし得るよ
   うにした特許請求の範囲５に記載の防水衣服。 ７ 広げた際前記スリーブが前記長手方向中央軸
   線に対して相対的に或る角度を以つて下方へ延在
   している特許請求の範囲１、２又は３に記載の防
   水衣服。 ８ 前記本体部分が腫迄の長さになつている特許
   請求の範囲１、２又は３に記載の防水衣服。 ９ 分離フード部分と分離本体下方部分を更に含
   み、各々前記本体部分の上端部と下端部に除去自
   在に取付けることが出来、前記フードと前記下方
   本体部分が各々前記長手方向軸線に対して横方向
   に延在する複数本の平行で永久的にセツトされた
   折りたたみ線を有し、前記フードと下方本体部分
   が各々その個々の折りたたみ線の周りでアコーデ
   オン様式を以つて折りたたみ得るようにした特許
   請求の範囲１、２又は３に記載の防水衣服。 １０ 前記前方側部分と前記後方側部分がその下
   方縁部に前記本体部分の幅を以つて共に延在する
   懸下余剰部分を備え、各々折りたたみ済み本体部
   分の周りで反対方向に折りたたまれるようその側
   縁部にてスリツトを有し、前記２個の余剰部分を
   本体部分包み込み位置にて着脱自在に相互接続す
   る当該余剰部分上の協働する締付け装置を備えて
   成る特許請求の範囲１に記載の防水衣服。 １１ 前記２個の余剰部分の少なくとも一方が布
   製の内張りを有して成る特許請求の範囲１０に記
   載の防水衣服。 １２ 更に、前記衣服の垂直中央軸線に沿つて延
   在する永久的にセツトされた折りたたみ線を含
   み、前記最後に名付けた折りたたみ線が前記最初
   に名付けた折りたたみ線の周りでのそのアコーデ
   オン状折りたたみ前に衣服を垂直に２つに折りた
   たみ得るようにした特許請求の範囲１に記載の防
   水衣服。 １３ 更に、本体部分の下方縁部から懸下し且つ
   前記本体部分の一側縁部のみから前記垂直折りた
   たみ線へ延在する余剰部分を含み、更に前記余剰
   部分を折りたたみ済み本体部分を包囲する位置に
   維持する目的で前記余剰部分の上にある協働可能
   な締付け装置を含み、更に、折りたたみ済み衣服
   を着用者の腰の周りに着脱自在に取付ける固定装
   置を含むようにして成る特許請求の範囲１２に記
   載の防水衣服。 １４ 前記固定装置が前記余剰部分の各側部から
   横方向に延在し且つ前記余剰部分に固定されるタ
   ブと、折りたたまれる余剰部分内に包込まれる腕
   スリーブを含む折りたたまれる衣服で前記タブの
   外端部を着用者の腰の周りに固定するよう当該外
   端部にある協働可能な締付け装置を含む特許請求
   の範囲１３に記載の防水衣服。 １５ 衣服を雨天時に着用する際前記余剰部分と
   前記タブを前記本体部分の内側に対して折りたた
   んだ状態に維持する装置を含む特許請求の範囲１
   ４に記載の防水衣服。 １６ 更に、折りたたみ済み衣服が挿入されて装
   着者の腰の周りにて運ばれるようにしたケース付
   き移送ベルトを含む特許請求の範囲１に記載の防
   水衣服。 １７ 更に、後方側部分と前方側部分を有するフ
   ードを含み、前記前方側部分が顔面開口部を有
   し、前記フードが前記本体部分の上端部から懸下
   し又、前記長手方向軸線に対して直角の等間隔に
   隔置される平行な折りたたみ線も設けてある特許
   請求の範囲１、１２又は１４に記載の防水衣服。