JP3039427U - 車両用ブリッジ - Google Patents

車両用ブリッジ

Info

Publication number
JP3039427U
JP3039427U JP1997000068U JP6897U JP3039427U JP 3039427 U JP3039427 U JP 3039427U JP 1997000068 U JP1997000068 U JP 1997000068U JP 6897 U JP6897 U JP 6897U JP 3039427 U JP3039427 U JP 3039427U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
section
face material
flat
exit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1997000068U
Other languages
English (en)
Inventor
博一 鳥居
Original Assignee
鳥居金属興業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 鳥居金属興業株式会社 filed Critical 鳥居金属興業株式会社
Priority to JP1997000068U priority Critical patent/JP3039427U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3039427U publication Critical patent/JP3039427U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Methods And Devices For Loading And Unloading (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の登り降りをよりなめらかにする。 【解決手段】 平行する両側のフレーム材2、2間に、
その上面が傾斜する降り口用面材3と、所定の間隔で配
置した中間用面材5、5aと、前記降り口用面材3と中
間用面材5、5aの間に配置した複数本の断面五角形の
面材6a、6b、及びその断面五角形面材の間に配置し
た上面フラット面材7とを各々架設する。その各断面五
角形及び上面フラットの複数本の面材6a、6b、7
は、その上面の高さ位置が中間用面材5、5aの上面か
ら降り口用面材3の上面に向けて段階的に移行するよう
に配置されている。このようにすれば、中間用面材5、
5aから降り口用面材3の間に、断面五角形の面材6
a、6bからなる線状走行面のみならず、上面フラット
面材7のフラットな走行面が存在するため、車両の走行
はなめらかになる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】
各種車両をトラックの荷台に対して積み降ろしするために用いるブリッジは、 平行する一対のフレーム材間に多数の面材をフレーム材の長さ方向に所定の間隔 の配置となるよう架設した構造になっており、荷台と地面の間に二台のブリッジ を傾斜状に配置し、この上を車両が移動して積み降ろしを行なうものである。
【0002】 この従来のブリッジは、フレーム材間の一方端部に降り口用面材と他方端部に 登り口用面材を架設し、上記両面材の間に多数の中間用面材を一定間隔の配置で 架設し、各中間用面材はフレーム材の長さ方向に沿って上面が等しい高さになる よう配置すると共に、降り口用面材は、ブリッジを荷台と地面の間に架設したと きその上面が荷台と平行するようフレーム材の長さ方向に対して上面を傾斜させ た構造になっている。
【0003】 このブリッジにおいて、中間用面材上から降り口用面材に移行する部分に、中 間用面材の上面延長線と降り口用面材の上面延長線のなす角度分だけの屈曲角度 がつくことになり、車両の登り降り時にこの部分を通過するとき、中間用面材上 から降り口用面材上へ又は逆に降り口用面材上から中間用面材上へ急激に姿勢が 変動することになり、このとき車両の姿勢が極めて不安定になると共に、大きな 衝撃が発生するため、危険な状態になる。
【0004】 このため、実開平6−76238号公報には、上記降り口用面材と中間用面材 の間に複数本の断面五角形の面材を配置し、その断面五角形の複数本の面材を、 その上面の高さ位置が中間用面材の上面から降り口用面材の上面に向けて段階的 に移行するようにした技術が示されている。
【0005】 この技術は、複数本の断面五角形の面材がその上面の高さ位置を中間用面材か ら降り口用面材に向けて段階的に変化されているので、この部分を車両が通過す るとき、車両の角度は徐々に変化することになり、急激な衝撃や姿勢の変化が生 じず車両の移行が安定し、登り降りが安全に行なえる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記公開公報記載技術は、満足のいけるものであるが、作業者から、車両の移 行がもっとなめらかにならないかという要望がでた。すなわち、断面五角形の面 材は、その上面が線状のため、その上に載った車輌が前後に揺れ易く、なめらか さに欠けるからである。
【0007】 そこで、この考案は、車両の乗り降りをよりなめらかにすることを課題とする 。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この考案は、上記の公開公報記載の車両用ブリッ ジにおいて、その複数本の断面多角形の面材の少なくとも一つを、その上面がフ ラットな面材でなし、そのフラット面の高さ位置が、上記中間用面材の上面から 降り口用面材の上面に向かう面上にあるようにしたのである(請求項1)。
【0009】 このようにすれば、中間用面材から降り口用面材の間に、断面多角形の面材か らなる線状走行面のみならず、上面フラット面材のフラットな走行面が存在する ため、車両の走行がなめらかになる。
【0010】 このとき、上面フラット面材を上記断面五角形面材の間に配置し(請求項2) 、かつ、断面多角形の面材を断面五角形とすれば(請求項3)、その上面フラッ ト面材の両側に荷重支持強度の優れた断面五角形面材が存在するため、上面フラ ット面材の荷重負担も軽くなり、強度的に安定する。
【0011】
【実施の形態】
図1乃至図3のように、ブリッジのフレーム材2と2間に、フレーム材2、2 間の一方端部に架設した降り口用面材3と、他方端部に架設した登り口用面材4 と、フレーム材2、2間に架設した多数の中間用面材5と、中間用面材5と降り 口用面材3の間に架設した断面多角形の面材、具体的には断面五角形の二本の面 材6a、6b及びその断面五角形の面材6a、6bの間に架設した上面フラット の面材7とを設けて構成されている。なお、フレーム材2、2及び各面材はアル ミニウム等を用いて形成されている。
【0012】 前記降り口用面材3は、図2のように、その上面がフレーム材2の長さ方向に 対して先端側が下る傾斜面となるような断面略への字形状に形成され、また、登 り口用面材4は図3の如く、降り口用面材3と同じものをその上面がフレーム材 2の長さ方向に平行するよう前後を逆に配置して形成され、該面材4が位置する 両フレーム材2、2の下部は傾斜状の接地面4aになっている。
【0013】 中間用面材5は、図2と図3に示すように、フラットで帯板状の上壁8と、こ の上壁8の幅方向に位置する両側から下面側へ下部広がりの傾斜状に設けた下向 支持壁9a、9bと、上壁8の下面で一方側縁に近接する位置から下方に向けて 一方側縁の下向支持壁9aと反対側に向けて傾斜する下向支持壁10と、前記上 壁8の下面で幅方向の略中間位置に下方へ向けて突出するように設けた補強支持 壁11と、各下向支持壁9a、9b、10及び補強支持壁11の下縁に設けた水 平壁11aと、上壁8の上面で一方側縁の位置に突設した長さ方向に沿う突条1 2とを、アルミニウム材を用いて一体成形した構造になっており、突条12は上 端部が円形に形成され、上記各水平壁11aはその下面が上壁8と平行する状態 の同一面になっている。
【0014】 上記中間用面材5は、両側に平行するフレーム材2、2の対向する側面間に嵌 り合う長さに設定され、各水平壁の両端部をフレーム材2、2の対向する側面に 形成した支持突条13に載置し、その端部とフレーム材2、2の重なり合う部分 を溶接することによって固定化されている。
【0015】 なお、上壁8の上面には長さ方向に沿って延びる多数の凹凸条を形成し、滑り 止効果を向上させるようにしている。
【0016】 中間用面材5の配置間隔は、図6、図7に示す履帯走行装置14を備えた車両 15において、履帯14aのドッグ部の配置間隔に適合するよう設定され、ブリ ッジ1の中間用面材5上を車両15が走行するとき、突条12に対してドッグ部 が係合し、履帯14aの滑り発生を防ぐことになる。
【0017】 前記フレーム材2、2間の一方端部で降り口用面材3の下部には、図2で示す ように、降り口用面材3の上面から延長状で前方に突出し、先端寄りの位置を抜 差自在となる固定ピンで荷台と連絡するフックプレート17か、図4で示すよう に、トラックの荷台の端部係合孔に係止するアングル材を用いたフック16の何 れか一方または両方を設ける。
【0018】 前記中間用面材5の取付けにおいて、降り口用面材3に最も近い中間用面材5 aと降り口用面材3の間は、中間用面材5の配置間隔よりも広い間隔が形成され 、この部分に2本の五角形面材6aと6b及びフラット面材7が所定の間隔で架 設されている。
【0019】 五角形の面材6a、6bは図5に示すように、水平底部21の両側に直角の垂 直部22、22を設け、垂直部22、22の上端に互に上部中央へ向けて上り傾 斜となる傾斜部23、23を連成し、かつ両傾斜部23、23の上端部に半円状 の突状24を設け、荷重支持強度の優れた断面形状となり、傾斜部23、23の 上面を滑り止用の粗面とした構造となっている。
【0020】 図2のように、中間用面材5a寄りに位置する五角形の面材6aは、フレーム 材2の長さ方向に沿って、中間用面材5aの突条12と略等しい高さ位置となる よう、フレーム材2、2間に固定されている。
【0021】 また、降り口用面材3側に位置する五角形面材6bは、突条24の高さ位置が 、降り口用面材3の上面延長上に略一致するようフレーム材2、2間に架設され ている。
【0022】 上面フラット面材7は、中間用面材5と同様な支持壁でほぼ台形状に形成され て、その上面が両五角形面材6a、6bの突条24、24を結ぶ面上に位置し、 適宜位置に突条7aが設けられている。
【0023】 このような五角形面材6a、6b及び上面フラット面材7の配置により、両五 角形面材6a、6b及び上面フラット面材7の上面は、中間用面材5aの上面か ら降り口用面材3の上面に向けて段階的な配置になり、中間用面材5aの上面と 降り口用面材3の上面のなす角を両五角形面材6a、6bで略等分に分割し、か つ、その間に上面フラット面材7が位置してこの部分を車両が円滑に移行するよ うにしている。
【0024】 なお、五角形面材6a、6bには車両の通過時に、車両15の重量の大部分が 集中荷重として作用することになるが、該五角形面材6a、6bを図5で示した 断面構造とすることにより、荷重支持強度が優れたものとなり、この五角形面材 6a、6bが最適な形状となる。したがって、上面フラット面材7は五角形面材 6a、6bの間に設けることが好ましいが、強度的に十分であれば、五角形面材 6a又は6bに代えて、上面フラット面材7を設けてもよい。また、上記五角形 の面材6a、6b及び上面フラット面材7の本数と配置間隔は任意に設定すれば よく、それら6a、6b、7の数を増やすことにより、段階的な配置が細かくな り、車両15の通過が円滑になる。図3では登り口用面材4と中間用面材5の間 に五角形面材6cを配置した例を示している。
【0025】 また、図4はゴム製履帯の車両に用いる中間用面材5の断面構造を示し、断面 下向きコ字状で下面中央に補強桟を設け、上面に複数の突条25を設けた断面形 状になっている。
【0026】 この実施形態のブリッジは上記のような構成であり、図6、7のように、トラ ックの荷台30に対して車両15の積みおろしを行なうには、フックプレート1 7を荷台30上に重ねて二台のブリッジ1を荷台30と地面との間に傾斜状とな るよう配置し、ブリッジ1の中間用面材5上に沿って履帯走行装置14を走行さ せる。
【0027】 ブリッジ1上を走行する履帯14aは、外周面に設けたドッグ部が各中間用面 材5の上壁8上に突設した突条12と係合するため、昇降動時における滑りの発 生がなく、円滑且つ安全に積みおろしが行なえる。
【0028】 上記車両15が中間用面材5aと降り口用面材3の間を通過するとき、この間 に五角形の面材6a、6b及び上面フラット面材7が段階的に配置してあるので 、車両15の通過時に大きな角度の変化がなく、車両15の姿勢が不安定になら ないと共に、衝撃の発生もないので、車両15を安全に登り降りさせることがで きる。
【0029】
【考案の効果】
以上のように、この考案によると、降り口用面材と中間用面材の間に多角形面 材及び上面フラット面材を段階的に配置したので、トラックの荷台に対する車両 の登り降り時に、車両の大きな角度変化が極力少なくなると共に、衝撃の発生も 極力少なくなり、車両の登り降りをスムーズにして安全性を大幅に向上させるこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るブリッジの平面図
【図2】図1の矢印II−IIに沿う拡大縦断面図
【図3】図1の矢印III −III に沿う拡大縦断面図
【図4】中間用面材の他の構造を示す縦断面図
【図5】五角形面材の拡大断面図
【図6】ブリッジの使用状態を示す正面図
【図7】ブリッジの使用状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 ブリッジ 2 フレーム材 3 降り口用面材 4 登り口用面材 5、5a 中間用面材 6a、6b 断面五角形の面材 7 上面フラット面材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行する両側のフレーム材間に、このフ
    レーム材の一方端部間に位置し、その上面が傾斜する降
    り口用面材と、フレーム材の中間部に所定の間隔で配置
    した中間用面材と、前記降り口用面材と中間用面材の間
    に配置した複数本の断面多角形の面材とを各々架設し、
    前記断面多角形の複数本の面材を、その上面の高さ位置
    が中間用面材の上面から降り口用面材の上面に向けて段
    階的に移行するように配置した車両用ブリッジにおい
    て、 上記複数本の断面多角形の面材の少なくとも一つを、そ
    の上面がフラットな面材でなし、そのフラット面の高さ
    位置が、上記中間用面材の上面から降り口用面材の上面
    に向かう面上にあることを特徴とする車両用ブリッジ。
  2. 【請求項2】 上記上面フラット面材を上記断面多角形
    の面材の間に配置したことを特徴とする請求項1記載の
    車両用ブリッジ。
  3. 【請求項3】 断面多角形の面材が断面五角形である請
    求項1又は2記載の車両用ブリッジ。
JP1997000068U 1997-01-10 1997-01-10 車両用ブリッジ Expired - Lifetime JP3039427U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997000068U JP3039427U (ja) 1997-01-10 1997-01-10 車両用ブリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997000068U JP3039427U (ja) 1997-01-10 1997-01-10 車両用ブリッジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3039427U true JP3039427U (ja) 1997-07-22

Family

ID=43174061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1997000068U Expired - Lifetime JP3039427U (ja) 1997-01-10 1997-01-10 車両用ブリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3039427U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013040028A (ja) * 2011-08-18 2013-02-28 Uchiyama Shokai:Kk 車両用ブリッジ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013040028A (ja) * 2011-08-18 2013-02-28 Uchiyama Shokai:Kk 車両用ブリッジ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20010071248A (ko) 적재 하물 운반 카트용 컨베이어 시스템
CN103963685A (zh) 机动车辆货箱装卸系统
JP2006515554A (ja) エレベータシステム用の三角形状支持構造
US7581631B2 (en) Travelator, moving ramp or escalator
JP3039427U (ja) 車両用ブリッジ
JPH0748590Y2 (ja) 車両用ブリッジ
JPS6324863B2 (ja)
JP3146866U (ja) 産業用車両の乗降用ステップ
KR200283735Y1 (ko) 차량용브리지
CN110467100B (zh) 乘客传送设备的步梯及乘客传送设备
JP2564102B2 (ja) マンコンベアの作業方法及び作業用踏板
JP3104961B2 (ja) 傾斜型乗客コンベア
JP7426309B2 (ja) プラットホーム用先端材
JP3103514U (ja) プラットホーム用乗降補助装置
JP2544471B2 (ja) 乗客コンベアの乗降口
JPS6141636Y2 (ja)
KR20180001941U (ko) 지게차용 발판
JP2561517Y2 (ja) ゴムクローラ
JP4398597B2 (ja) 乗客コンベア
CN213772786U (zh) 用于覆盖路面沟槽的盖板装置
JPH0357573Y2 (ja)
KR20050098693A (ko) 열차 승강장용 안전발판
JPS5829278Y2 (ja) 門扉の転到防止装置
JPH06341245A (ja) 駐車用パレット
JPH0433183Y2 (ja)