JP3038910B2 - 面積率算出方法およびその装置ならびに印刷機 - Google Patents

面積率算出方法およびその装置ならびに印刷機

Info

Publication number
JP3038910B2
JP3038910B2 JP2332785A JP33278590A JP3038910B2 JP 3038910 B2 JP3038910 B2 JP 3038910B2 JP 2332785 A JP2332785 A JP 2332785A JP 33278590 A JP33278590 A JP 33278590A JP 3038910 B2 JP3038910 B2 JP 3038910B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area ratio
data
printing
reference width
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2332785A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04201260A (ja
Inventor
真志 杉村
政吉 吉田
健二郎 池畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP2332785A priority Critical patent/JP3038910B2/ja
Priority to US07/757,909 priority patent/US5335315A/en
Priority to IL99455A priority patent/IL99455A0/xx
Priority to GB9119771A priority patent/GB2249993B/en
Priority to DE4130921A priority patent/DE4130921C2/de
Publication of JPH04201260A publication Critical patent/JPH04201260A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3038910B2 publication Critical patent/JP3038910B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」 この発明は、印刷工程のインク量の調整に係り、刷版
に焼き付ける絵柄の面積率を求める面積率算出方法およ
びその装置ならびに印刷機に関する。 「従来の技術」 印刷の版は、その形状から凸版、凹版および平版に大
別される。ここでは、その中の平版を用いた印刷につい
て説明する。平版は、カラー印刷や大面積の印刷に適し
ており、版材には、一般にアルミニウム板が用いられて
いる。このアルミニウム板の片面には、紫外線(UV;ウ
ルトラ・バイオレット)に感光する乳剤が塗布されてお
り、このような版材は、PS(プリ・センスタイズド)版
と呼ばれる。 通常、カラー印刷の場合には、片面でY(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)およびBK(ブラッ
ク)の各色を印刷するために4版、両面を印刷するには
合計8版の刷版Pを用いる。また、1版の刷版Pには、
複数のページが面付けされる場合もある。さらに、印刷
物のページ数に応じて、多くの刷版が用いられる。 この刷版には、通常、網ポジフィルムを用いて絵柄が
焼付けられる。この絵柄には、画像、罫線および文字な
ど、印刷する全ての情報が含まれる。その後、絵柄以外
の乳剤が除去される。次に、乳剤を硬化するためのバー
ニング(焼付け)や表面保護を目的としたコーティング
などの処理が行われることもある。 ところで、上述した印刷版面への印刷機でのインキの
供給は、所定ピッチ毎に配列された複数のインキキーか
ら版へ供給される。すなわち刷版を、印刷方向に所定の
幅(例えば、30mm幅)で区分けして、各領域が1つのイ
ンキキーに対応するようにしている。各インキキーから
供給されるインキ量は、それぞれに対応した領域の絵柄
に応じて制御される。すなわち、各領域における絵柄の
面積が占める割合は、印刷しようとする絵柄に応じて様
々な値となる。したがって、絵柄の占有面積が大きいほ
ど、印刷される面積は大となるわけであるから、その面
積に応じて多量のインキを供給する必要がある。一方、
絵柄の占有面積が小さい場合には、印刷すべき面積は小
であるため、その面積に応じてインキを少量にする必要
がある。 このように、上述した印刷では、各インキキーに対応
する領域の絵柄の面積率に応じて、インキ量を調整する
必要がある。インキ量の調整に不具合が生じると、イン
キが足りなかった領域では、かすれが生じ、インキが多
すぎた領域では、にじみが生じる。 このため、従来より、絵柄の焼付けが終了した時点
で、各インキキーに対応する領域毎に、絵柄の面積率が
測定されている。この面積率の測定は、乳剤が残ってい
る部分と乳剤が除去された部分との光の反射率の違いに
基づいて行われる。すなわち、測定技術では、乳剤の部
分は光を吸収し、乳剤が除去されたアルミの部分は比較
的よく光を反射するという特徴を利用している。測定に
は、一般に、レーザー光等が用いられており、このレー
ザー光で刷版P面上を走査し、刷版Pの表面からの反射
光を受光器によって受光する。そして、その反射光の強
度に基づいて絵柄部分か、あるいはそれ以外の部分かを
判別し、各インキキーに対応する領域毎の面積率を求め
る。 ここで、第10図に示す印刷機の概念図を参照して、刷
版の取り付けおよび印刷手順について説明する。この図
において、面積率の測定が終了した刷版Pは、版胴と呼
ばれるローラ2に巻き付け固定される。そして、印刷版
面には、まず、図示しない水移しローラを介して水が供
給される。ところで、乳剤は親油性であり、これに対し
て乳剤が除去されたアルミ部分は親水性である。このた
め、上記水は、絵柄以外の露出したアルミ部分に付着す
る。次に、印刷版面には、インキ着ローラ3を介してイ
ンキINKが供給される。インキINKは、親油性の乳剤上に
付着し、それ以外の水が付着している部分には付着しな
い。そして、この印刷版面に塗布されたインキINKは、
弾力性のあるゴムブランケット4の上に転写される。さ
らに、ゴムブランケット4上のインキINKは、被印刷物
(用紙など)5に転写され、絵柄が印刷される。 以上の工程は、全ての刷版Pに対して同様に行われ
る。 「発明が解決しようとする課題」 ところで、上述した面積率算出装置は、刷版P1版を格
納した状態で使用されるため、かなり大型になる。この
結果、大きな作業スペースを必要とする。また、レーザ
ーの走査駆動部など機械的な可動部分が多く存在し、ハ
ード面での故障その他のトラブルが生じやすい。さら
に、刷版Pは、その前述したように乳剤への表面処理が
行われるため、印刷版面の表面状態が異なる場合が多
い。従来の面積率算出装置では、刷版からの反射光を測
定して面積率を求める。したがって、印刷版面の表面状
態(色彩、平滑度、表面処理の違いなど)がワークやロ
ットによって異なるため、測定毎に測定条件の設定を変
えなければならず、また、表面処理にムラが生じると、
反射光量が安定せず、正確な面積率が求められないとい
う問題を生じる。また、相当に読取り精度を上げないと
文字や線等の細いものを測定できないことがある。ま
た、前述したように、印刷には、多数の刷版Pが用いら
れるため、面積率測定装置へのセット、測定および取り
外しに多大な時間を要するとともに、上記作業を人手に
よって行っている場合には、刷版を破損するなど、作業
効率が低下するという問題を生じる。さらに、インキキ
ーの幅は印刷機の機種により異なるため、同じ刷版であ
っても印刷機の機種が異なればその都度面積率を算出せ
ねばならない。 この発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、
大きな作業スペースを必要せず、ハード面での故障その
他のトラブルが生ぜず、印刷版面の違いにかかわらず正
確なデータを得ることができ、しかも印刷機の機種によ
らず汎用的な面積率を算出できて作業効率のよい面積率
算出方法およびその装置を提供することを目的としてい
る。 「課題を解決するための手段」 上述した問題点を解決するために、請求項1記載の発
明では、文字データと画像データからページ単位のレイ
アウト処理を行い、 該レイアウトされたデータを、少なくとも刷版に対す
る該レイアウトされたデータの位置情報を含む面付情報
に基づいて面付け処理を行ない、 該面付け処理されたデータをビットマップ展開して2
値データとし、 該2値データを、予め定められ、印刷機の機種に依存
しない基準幅の区間毎にカウントして絵柄部分の基準幅
面積率を算出することを特徴とする。 請求項2記載の発明では、請求項1記載の面積率算出
方法において、前記区間は前記刷版を同一方向に区分し
てなるものであることを特徴とする。 請求項3記載の発明では、請求項1又は2記載の面積
率算出方法において、 更に基準幅面積率から使用する印刷機のインキキー幅
単位の面積率を算出することを特徴とする。 請求項4記載の発明では、請求項1から請求項3のう
ちいずれか1項に記載の面積率算出方法において、前記
基準幅を、各種印刷機のインキキーピッチの公約数とな
るように定めたことを特徴とする。 請求項5記載の発明では、文字データと画像データか
らページ単位のレイアウト処理を行うレイアウト手段
と、 該レイアウトされたデータを、少なくとも刷版に対す
る該レイアウトされたデータの位置情報を含む面付情報
に基づいて面付け処理する面付け処理手段と、 該面付け処理されたデータをビットマップ展開して2
値データへ変換するデータ変換手段と、 該2値データを、予め定められ、印刷機の機種に依存
しない基準幅の区間毎にカウントする計数手段と、 該計数手段が出力する計数値に基づいて前記区間毎に
前記絵柄部分の基準幅面積率を算出する面積率算出手段
と を具備することを特徴とする。 請求項6記載の発明では、刷版へ焼き付ける絵柄情報
を、露光用2値データとして持ち、該露光用2値データ
に従って刷版に直接絵柄を露光するグイレクト製版にお
いて、 前記露光用2値データを、予め定められ、印刷機の機
種に依存しない基準幅の区間毎にカウントする計数手段
と、 該計数手段が出力する計数値に基づいて前記区間毎に
前記絵柄部分の基準幅面積率を算出する面積率算出手段
と を具備することを特徴とする。 請求項7記載の発明では、請求項5又は6記載の面積
率算出装置において、前記区間は前記刷版を同一方向に
区分してなるものであることを特徴とする。 請求項8記載の発明では、請求項5、6又は7記載の
面積率算出装置において、前記面積率算出手段により算
出された基準幅面積率に基づき、使用する印刷機のイン
キキー幅単位の面積率を算出する面積率変換手段を具備
することを特徴とする。 請求項9記載の発明では、請求項6記載の面積率算出
装置において、前記絵柄情報が、刷版に対する位置情報
を含むことを特徴とする。 請求項10記載の発明では、請求項6記載の面積率算出
装置において、前記絵柄情報は、少なくとも罫線デー
タ、画像データ、文字データのいずれか1つを含むこと
を特徴とする。 請求項11記載の発明では、請求項5から請求項10のう
ちいずれか1項に記載の面積率算出装置において、前記
基準幅を、各種印刷機のインキキーピッチの公約数とな
るように定めたことを特徴とする。 請求項12記載の発明では、インキキーピッチ幅毎の絵
柄部分の面積率に基づいて、インキキーの開度を制御
し、インキ着ローラに供給するインキ量を調整する印刷
機において、 文字データと画像データからページ単位のレイアウト
処理を行ない、該レイアウトされたデータを、少なくと
も刷版に対する該レイアウトされたデータの位置情報を
含む面付情報に基づいて面付け処理を行ない、該面付け
処理されたデータをビットマップ展開して2値データと
し、該2値データを、予め定められ、印刷機の機種に依
存しない基準幅の区間毎にカウントし、該カウント結果
に基づいて算出された絵柄部分の基準幅面積率を、 自機のインキキーピッチ幅の面積率に変換することを
特徴とする。 請求項13記載の発明では、請求項12に記載の印刷機に
おいて、前記基準幅を、各種印刷機のインキキーピッチ
の公約数となるように定めたことを特徴とする。 「作用」 請求項1記載の発明によれば、文字データと画像デー
タからページ単位の該レイアウトされたデータを、少な
くとも刷版に対する該レイアウトされたデータの位置情
報を含む刷版情報に基づいて面付け処理を行い、該面付
け処理されたデータをビットマップ展開して2値データ
とし、該2値データを、予め定められ、印刷機の機種に
依存しない基準幅の区間毎にカウントして絵柄部分の基
準幅面積率を算出する。 請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明に
おいて、前記区間は、刷版を同一方向に区分したものと
される。 請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の
発明において、基準幅面積率から、使用する印刷機のイ
ンキキー幅単位の面積率を算出する。 請求項4記載の発明によれば、請求項1から請求項3
のうちいずれか1項に記載の発明において、前記基準幅
は、各種印刷機のインキキーピッチの公約数となるよう
に定められる。 請求項5記載の発明によれば、レイアウト手段によっ
て文字データと画像データからページ単位のレイアウト
処理を行う。該レイアウトされたデータを、少なくとも
刷版に対する該レイアウトされたデータの位置情報を含
む刷版情報に基づいて面付け処理手段により面付け処理
する。そして、該面付け処理されたデータをデータ変換
手段によりビットマップ展開して2値データへ変換す
る。さらに、該2値データを、予め定められ、印刷機の
機種に依存しない基準幅の区間毎に計数手段によりカウ
ントし、該計数値に基づいて前記区間毎に前記絵柄部分
の基準幅面積率を基準幅面積率算出手段により算出す
る。 請求項6記載の発明によれば、刷版へ焼き付ける絵柄
情報を、露光用2値データとして持ち、該露光用2値デ
ータに従って刷版に直接絵柄を露光するグイレクト製版
において、上記露光用2値データを計数手段により、予
め定められ、印刷機の機種に依存しない基準幅の区間毎
にカウントし、該計数値に基づいて、基準幅面積率算出
手段により上記区間毎に絵柄部分の基準幅面積率を算出
する。 請求項7記載の発明によれば、請求項5または6記載
の発明において、前記区間は、刷版を同一方向に区分し
たものとされる。 請求項8記載の発明によれば、請求項5から請求項7
のうちいずれか1項に記載の発明において、基準幅面積
率から使用する印刷機のインキキー幅単位の面積率を算
出する。 請求項9記載の発明によれば、請求項6記載の発明に
おいて、前記絵柄情報が刷版に対する位置情報を含むの
で、露光用2値データにおける絵柄部分の刷版に対する
位置は、上記絵柄情報に含まれている位置情報に従った
ものとなる。よって、刷版に対して、絵柄は上記位置情
報に従った位置に露光される。 請求項10記載の発明によれば、請求項6記載の発明に
おいて、前記絵柄情報は、少なくとも罫線データ、画像
データ、文字データのいずれか1つを含むので、罫線,
画像.文字のいずれか、もしくは、それらの組み合わせ
が、絵柄として刷版に露光される。 請求項11記載の発明によれば、請求項5から請求項10
のうちいずれか1項に記載の発明において、前記基準幅
は、各種印刷機のインキキーピッチの公約数となるよう
に定められる。 請求項12記載の発明によれば、文字データと画像デー
タからページ単位のレイアウト処理を行ない、該レイア
ウトされたデータを、少なくとも刷版に対する該レイア
ウトされたデータの位置情報を含む面付情報に基づいて
面付け処理を行ない、該面付け処理されたデータをビッ
トマップ展開して2値データとし、該2値データを、予
め定められ、印刷機の機種に依存しない基準幅の区間毎
にカウントし、該カウント結果に基づいて算出された絵
柄部分の基準幅面積率を、自機のインキキーピッチ幅の
面積率に変換して、この変換した面積率に基づいて、イ
ンキキーの開度を制御し、インキ着ローラに供給するイ
ンキ量を調整する。 請求項13記載の発明によれば、請求項12に記載の発明
において、前記基準幅は、各種印刷機のインキキーピッ
チの公約数となるように定められる。 「実施例」 次に図面を参照してこの発明の実施例について説明す
る。
【第1の実施例】 第1図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図
である。この図において、10はCTS(コンピユータ・タ
イプ−セッティングシステム)であり、原稿に基づいて
文字CIおよび線画情報LIをキーボードから入力して組版
作業を行う。この組版作業では、組版データLDとして文
字の書体、大きさ、字間、行間などが設定される。この
組版データLDは、RIP(ラスタ・イメージ・プロセッ
サ)11へ供給される。RIP11は、上記組版データLDを
「0」および「1」からなるビットマップ・文字データ
BDに変換してレイアウト・スキャナ12へ出力する。レイ
アウト・スキャナ12は、原稿1ページ単位毎に、写真ま
たは図形などのイメージIMをスキャナによって8ビット
の階調のデジタルデータ(以下、画像データという)に
変換して読み込むとともに、該画像データと上記ビット
マップ・文字データとをどのように配置するかのレイア
ウトをする。このレイアウトされたデータ、すなわち画
像データと文字データとが混在したデータは、各色毎
に、仕上がり製版データPDとしてドットジェネレータ13
へ供給される。ドットジェネレータ13は、仕上がり製版
データPDを所定の方向にスキャンしながら、「0」と
「1」からなるフィルム露光用データEDとして出力スキ
ャナ14および記憶装置15へ出力する。出力スキャナ14
は、順次供給されるフィルム露光用データEDに基づいて
光学的に網ポジフィルムを作成する。この網ポジフィル
ムは、前述した従来技術と同様に、刷版作成に用いられ
る。 また、記憶装置15には、上記フィルム露光用データED
が記憶される。該フィルム露光用データEDは、図示しな
い制御装置によって所定のタイミングで読み出され、刷
版面積率算出装置16へ供給される。刷版面積率算出装置
16は、外部から供給される刷版データFLDに従って、刷
版P全体のフィルム面付けを考慮して、予め定められた
基準幅w(例えば0.05mm毎)に、上記フィルム露光用デ
ータEDから印刷される領域の面積率を算出し、これを基
準幅面積率データSrsとして出力する。ここにいう基準
幅とは、印刷機におけるインキキーのピッチより十分小
さいことが望ましく、好ましくは各種印刷機のインキキ
ーのピッチの公約数とされる。ただし、これに限らず、
上述のフィルム露光データEDのドット間隔の倍数であれ
ば、任意の幅が選択可能である。 ここで、上記刷版データFLDについて説明する。刷版
データFLDは、刷版Pの寸法および面付け情報からな
る。例えば、第2図に示す全8ページからなる印刷物18
を作成する場合、実際には、各ページに対応するフィル
ムは、第3図(a)、(b)に示すように面付けが行わ
れる。すなわち、第3図(a)は、被印刷物の一方の面
(表面とする)に印刷される刷版Pに対する面付けであ
り、第3図(b)は、他方の面(裏面)に印刷される刷
版Pに対する面付けである。前述した面付け情報とは、
刷版Pに対するフィルム焼き付け位置とその方向、刷版
の寸法に関する情報である。上述した刷版Pによって印
刷された印刷物は、まず、第4図に示すA−A′が山に
折られ、さらに、B−B′が谷に折られることによっ
て、上述した第2図に示す印刷物となる。言い換えれ
ば、フィルムの面付けは、印刷物の折り方、ページ数、
絵柄および印刷機の特性などを考慮して決定される。 次に、基準幅面積率Srsの求め方について説明する。
刷版面積率算出装置16では、刷版データFLDとフィルム
露光用データEDに従って、メモリ上に刷版P全体のフィ
ルムの面付けが第5図に示すように展開される。この図
において、実線で示す矩形が刷版P全体であり、符号L
1、L2、……Lk(kは刷版P内の領域の数であり、k=
W(刷版Pの幅)/wで算出される)の領域に区分されて
いる。各領域は、第6図に示すように、さらに複数のド
ットによって形成されており、オンしているドットによ
って画線部をオフしているドットによって非画線部を表
すようになっている。 刷版P上には、上述したフィルム露光用データEDをも
とに網点が構成されることになる。また、この例の場
合、y軸方向が印刷方向である。 刷版面積率算出装置16は、領域L1〜Lk毎に、露光しな
い「0」のドットと露光する「1」のドットとをそれぞ
れカウントする。ここで、例えば、符号L1の領域におけ
る「0」のカウント数をNa1、「1」のカウント数をNb1
とすると、該領域L1の基準幅面積率Srs1は、Nb1/(Na1
+Nb1)×100という演算によって求められる。以下、各
領域L2,L3,……Lkに対して上記同様の演算を行うことに
よって、上記領域L2,L3,……Lkの基準幅面積率Srs2,Srs
3,……Srskが求められる。次に、上述した演算の一般式
を示す。 Srsi=Nbi/(Nai+Nbi)×100…… (1) (i=1,2,3,……k) 次に、上述した基準幅面積率Srsiは、所定ビット数の
基準幅面積率データSSとして、フロッピーディスクや磁
気カードなどの記録媒体17に記録される。記録媒体17
は、印刷機に設けられた図示しないデータ読み取り手段
に装着される。データ読み取り手段は、記録媒体17に記
録された基準幅面積率データSSを読み込み、同印刷機固
有のインキキーのピッチ幅wiに基づき、このインキキー
のピッチ幅毎の面積率Srを算出する。例えば、上述した
刷版面積率算出装置16での基準幅面積率Srsを求めた領
域L1〜Lkの幅をwとすれば、最初のインキキーに対応す
る面積率Sr1は、(Srs1+Srs2+……Srsd)/d(但しd
=wi/w)という演算によって求められる。以下、各イン
キキーに対応する面積率Sr2,Sr3,……を上記と同様の演
算を行うことによって求める。次に、上述した演算の一
般式を示す。 このようにして求められた面積率Sriに基づき、デー
タ読み取り手段は印刷機に設けられたインキキーの開度
をコントロールすることでインキ供給量を調整する。な
お、刷版面積率算出装置16が出力する基準幅面積率デー
タSSは、オンラインで直接印刷機へ供給して、インキキ
ーピッチ幅の面積率Sriへ変換するようにしてもよい。
また、刷版面積率算出装置16からの基準幅面積率データ
SSを直ちにインキキーピッチ幅の面積率へ変換し、オン
ライン又はオフラインで印刷機へ送ってもよい。 次に、上述した刷版面積率算出装置16の動作について
説明する。 まず、CTS10に、原稿に基づいて文字CIおよび線画情
報LIを入力し、組版作業を行う。CTS10は、組版データL
DをRIP11へ出力し、RIP11は、組版データLDをビットマ
ップ・文字データBDに変換する。一方、レイアウト・ス
キャナ12では、原稿1ページ単位毎に、写真または図形
のイメージIMをスキャナによって8階調のデジタルデー
タ(以下、画像データという)に変換して読み込ませ、
該画像データと上記ビットマップ・文字データBDとをレ
イアウトする。レイアウトが終了したデータは、ドット
ジェネレータ13を介して、「0」と「1」からなるフィ
ルム露光用データEDとして出力スキャナ14および記憶装
置15へ供給される。出力スキャナ14は、順次供給される
フィルム露光用データEDに従ってフィルムを露光して網
ポジフィルムを作成する。この網ポジフィルムは、刷版
Pに対して、人手によって例えば第3図(a)、(b)
に示すように面付けされる。この時の面付けの情報、す
なわち網ポジフィルムの刷版Pに対する位置とその方
向、刷版Pの寸法(刷版データFLD)をキーボード等の
入力手段を用いて刷版面積率算出装置16へ入力する。刷
版面積率算出装置16では、メモリ上に刷版P全体のフィ
ルムの面付けが第5図に示すように展開される。次に、
予め定められた基準幅w毎に、「0」のドットと「1」
のドットとを各々カウントし、領域L1〜Lkの基準幅面積
率を上述した(1)式に従って求める。上記基準幅面積
率データSrsiは、記録媒体17に記録される。印刷機は、
記録媒体17に記録された基準幅面積率データSrsiを読み
込み、印刷機固有のインキキーに対応する面積率Sriを
上述した(2)式に従って求め、この面積率Sriによっ
て印刷機に設けられたインキキーのインキ供給量を調整
する。この結果、印刷する絵柄の面積に応じたインキ量
が刷版に供給される。 以下、必要とされる全ての刷版Pの面積率SDが同様に
求められる。なお、上述した実施例においてはビットマ
ップ・文字データBDは、頁単位に組版されたものを直接
記憶装置15へ入力するようにしてもよい。また、面積率
Sriはオンラインで直接印刷機へ供給するようにしても
よい。
【第2の実施例】 次に、本発明をダイレクト製版に用いた第2の実施例
について説明する。ダイレクト製版は、前述した第1の
実施例が、一旦、網ポジフィルムを作成する方法である
のに対して、レーザー光により刷版Pに直接、文字や絵
柄を焼き付ける方法である。 第7図は本実施例の構成を示すブロック図である。こ
の図において、20はレイアウトスキャナであり、第1の
実施例と異なることは、少なくとも1枚の刷版Pで扱う
全ての画像と罫線等とのレイアウトを行うことにある。
このレイアウトスキャナ20は、8ビットの階調データCD
(画像データ)、罫線データRLおよび刷版PのサイズSZ
をそれぞれドットジェネレータ13、出力制御装置24、面
積率算出手段28へ出力する。ドットジェネレータ13は、
階調データCDを所定の方向にスキャンしながら、「0」
と「1」からなる画像データGDとして出力制御装置24へ
出力する。 また、21は、文字組版装置であり、第1の実施例のCT
S10に相当する。すなわち、キーボードなどを介して入
力された文字情報の組版作業が行われる。この文字組版
装置21は、組版された文字のコードCCをRIP11へ出力す
る。RIP11は、フォント22に従って上記文字コードCCを
「0」および「1」からなるビットマップ・文字データ
BDに変換して出力制御装置24へ出力する。 また、23は、基準パルス発生装置であり、所定の間隔
の基準パルスCLを出力制御装置24およびパルスカウンタ
25へ出力する。 次に、出力制御装置24は、上記基準パルスCLに同期さ
せて、文字データBD、罫線データRLおよび画像データGD
のいずれかがオン状態を示すデータの場合には、ハイレ
ベル(またはオン状態)のレーザ制御信号LCSをパルス
カウンタ25およびレーザ発光制御部26へ出力する。レー
ザ発光制御部26は、図示のy方向にレーザ光を走査し、
1ラインが終了すると、x方向に1ピクセル分ずらし、
再びy方向に走査することを繰り返しながら、ピクセル
単位で順次刷版Pに所定の絵柄を焼き付けていく。な
お、印刷方向は、図示のx方向、y方向のいずれもとり
うる。 また、パルスカウンタ25は、各ライン毎に、基準パル
スCLおよびレーザ制御信号のパルス(ハイレベル)を計
数してパルスカウント集計部27へ出力する。すなわち、
各ライン毎の刷版Pに焼き付けるピクセルの数をカウン
トし、オン状態のピクセル数および基準パルスのパルス
数を出力する。パルスカウント集計部27は、上記オン状
態のピクセル数を積算して基準幅面積率算出手段28へ出
力する。パルスカウント集計部27には、刷版情報として
刷版PのサイズSZ、印刷方向などの刷版情報PIが供給さ
れている。なお、この印刷情報PIは、所定の記憶手段に
予め記憶しておき、必要なときに読みだしてきてもよ
い。次に、基準幅面積率算出手段28は、予め定められた
一定幅毎に、上記刷版情報PIを用いて後述するフローチ
ャートに従って基準幅面積率Srsを求め、これを基準幅
面積率データSSとして面積率算出手段29へ出力する。な
お、この基準幅面積率データSSも、所定の記憶手段に予
め記憶しておき、必要なときに読みだしてきてもよい。
面積率算出手段29には、印刷機のインキキーピッチの幅
wiや印刷機の種類などの印刷機情報PSが供給されてい
る。面積率算出手段29は、この印刷機情報PSを用いて後
述するフローチャートに従って各インキキー毎の面積率
Srを求め、これを面積率データSDとして出力する。この
各インキキーの面積率データSDは、フロッピーディスク
や磁気カードなどの記録媒体17に記録される。なお、第
1の実施例と同様に、基準幅面積率データSSをオンライ
ン又はオフラインで印刷機側へ設けられた面積率算出手
段29へ供給し、各印刷機でインキキーピッチ毎の面積率
を求めるようにしてもよい。又、面積率算出手段29を印
刷機側に設けない場合は、面積率算出手段29が出力する
面積率データSDを、第1の実施例と同様にオンラインで
直接印刷機へ供給してもよい。 上述した構成によれば、まず、レイアウトスキャナ20
に画像と罫線の情報を読み込み、刷版Pに対するレイア
ウトを行う。レイアウト終了後、罫線データRLは、出力
制御装置24へ供給される。また、階調データCDは、ドッ
トジェネレータ13によって、オンしているドット数の数
によって濃淡を表す画像データGDに変換され、出力制御
装置24へ供給される。 一方、文字は、文字組版装置21へ入力し、該装置にお
いて、レイアウトする。レイアウトされた文字は、フォ
ント22のフォントデータを用いて、RIP11によってオン
・オフデータに変換される。この変換された文字データ
BDは、出力制御装置24に供給される。 そして、上述した画像データGD、罫線データRLおよび
文字データBDに基づいて生成されたレーザ制御信号LCS
は、出力制御装置24によって基準パルス発生装置23が出
力する基準パルスに同期してレーザ発光制御部26へ供給
される。レーザ発光制御部26は、上記レーザ制御信号LC
Sが「1」の場合には、レーザ光を発光させて、レーザ
制御信号LCSが「0」の場合には、レーザ光を発光させ
ないようにして刷版上を走査する。この結果、刷版Pに
は、画像、罫線および文字が所定の位置に焼付けられ
る。 また、出力制御装置24は、上述した刷版Pへの焼付け
作業に並行して、上記レーザ制御信号LCSをパルスカウ
ンタ25へ出力する。パルスカウンタ25は、レーザ制御信
号LCSのパルスをカウントするとともに、パルスカウン
ト集計装置27へ出力する。そして、パルスカウント集計
装置27は、予め定められた基準幅w(例えば0.05mm毎)
毎に、上記オン状態のピクセル数を積算して基準幅面積
率算出手段28へ出力する。基準幅面積率算出手段28は、
第8図に示すフローチャートに従って、上記領域毎に絵
柄(文字を含む)の基準幅面積率を求める。ここにいう
基準幅wとは、上述した第1の実施例と同様に、印刷機
におけるインキキーのピッチより十分小さいことが望ま
しく、好ましくは各種印刷機のインキキーのピッチの公
約数とされる。ただし、これに限らず、ピクセル間隔の
倍数であれば、任意の幅が選択可能である。 まず、ステップSA1において、露光方向と印刷方向と
が一致するかを判断する。そして、このステップSA1に
おける判断結果が「YES」の場合、すなわち印刷方向が
y方向の場合には、ステップSA2へ進む。ステップSA2で
は、変数l1に予め定められた基準幅wを代入する。次
に、ステップSA3へ進み、変数xにx方向の寸法を代入
し、変数yにy方向の寸法を代入する。そして、ステッ
プSA4において、変数Xrにx方向の分解能、すなわち単
位長さ当りのピクセルの数を代入し、変数Yrにy方向の
分解能(上記x方向と同じく単位長さ当りのピクセル
数)を代入する。次に、ステップSA5へ進み、変数iを
「1」に初期化する。ステップSA6では、変数iによっ
て示される領域の幅w内(この場合、L1)における露光
オン回数(オン状態のピクセル数)を変数n on−1に代
入する。そして、ステップSA7へ進み、次式に従って領
域L1における基準幅面積率を求める。 ここで、(2)式の分母は、幅L1の全ピクセル数であ
る。この結果、変数Slsi(i=1)には、領域L1の面積
率が得られる。 次に、ステップSA8へ進み、変数iをインクリメント
する。したがって、この場合、変数iは「2」となる。
次に、ステップSA9に進み、変数iが領域の全数kに達
したか否かを判断する。そして、このステップSA9にお
ける判断結果が「NO」の場合には、ステップSA5へ戻
る。そして、変数iを「2」として、ステップSA6,SA7,
SA8およびSA9が繰り返し実行される。したがって、この
場合には、変数Slsi(i=2)に領域L2の面積率が得ら
れる。 以下、ステップSA9における判断結果が「YES」になる
まで、ステップSA6〜SA8が繰り返し実行される。この結
果、基準幅面積率Sls1,Sls2,……Slskが得られる。そし
て、ステップSA9における判断結果が「YES」になると、
すなわち、全ての基準幅面積率Slsiが得られると、該ル
ーチンを終了する。 一方、ステップSA1における判断結果が「NO」の場
合、すなわち印刷方向が露光方向と直交する場合には、
ステップSA10へ進む。ステップSA10では、変数l2に基準
幅wを代入する。次に、ステップSA11へ進み、変数xに
刷版Pのx方向の寸法を代入し、変数yにy方向の寸法
を代入する。そして、ステップSA12において、変数Xrに
x方向の分解能、すなわち単位長さ当りのピクセルの数
を代入し、変数Yrにy方向の分解能(上記x方向と同じ
く単位長さ当りのピクセル数)を代入する。次に、ステ
ップSA13へ進み、変数iを「1」に初期化する。ステッ
プSA14では、変数mを「1」に初期化する。そして、ス
テップSA15へ進み、露光ラインのm番目のM1領域におけ
る露光オン回数を変数n on−1に代入する。次に、ステ
ップSA16へ進み、変数n all(1)に上記変数n on−1
を加算して同変数n all(1)に格納する。そして、ス
テップSA17において、変数mをインクリメントして
「2」とし、ステップSA18へ進む。ステップSA18では、
変数mが「x×Xr」を越えたか否かを判断する。ここ
で、上記「x×Xr」は、刷版Pのx方向における全露光
ライン数である。したがって、上記ステップSA18では、
領域M1における露光オン回数の累算が終了したか否かを
判断している。そして、このステップSA18における判断
結果が「NO」の場合には、まだ累算が終了していないた
め、ステップSA15へ戻る。そして、変数mを「2」とし
て、ステップSA15,SA16およびSA17が繰り返し実行され
る。この場合には、前述したように、変数n on−1の値
を格納した変数n all(1)に変数n on−2を加算す
る。 以下、ステップSA18における判断結果が「YES」にな
るまで、ステップSA15〜SA18が繰り返し実行される。こ
の結果、変数n all(1)には、領域M1における露光オ
ン回数が得られる。そして、ステップSA18における判断
結果が「YES」になると、すなわち領域M1の露光オン回
数が得られると、ステップSA19へ進む。ステップSA19で
は、次式に従って領域M1における基準幅面積率を求め
る。 ここで、(3)式の分母は、領域M1の全ピクセル数で
ある。この結果、変数Smsi(i=1)には、領域M1の面
積率が得られる。 次に、ステップSA19に進み、変数iをインクリメント
し、「2」とする。次に、ステップSA21において、変数
iが変数k(領域の総数)を越えたか否かを判断する。
そして、ステップSA21における判断結果が「NO」の場合
には、ステップSA14へ戻る。そして、ステップSA14〜SA
20が繰り返し実行される。すなわち、この場合には、変
数iが「2」であるので、ステップSA15〜SA18のループ
において、変数n all(2)には、領域M2における露光
オン回数が得られる。 以下、ステップSA20における判断結果が「YES」にな
るまで、順次変数iをインクリメントして、ステップSA
14〜SA20を繰り返し実行する。この結果、変数n all
(1),n all(2),……n all(k)に領域M1,M2,…
…Mkの露光オン回数が得られる。そして、ステップSA20
における判断結果が「YES」になると、すなわち、全て
の基準幅面積率Smsiが得られると、該ルーチンを終了す
る。 次いで、面積率算出手段29は、基準幅面積率算出手段
28から出力される基準幅面積率データSSに基づき、第9
図に示すようなフローチャートに従って、印刷が行われ
る印刷機用の面積率データSDを算出する。 まず、ステップSB1において、印刷機のインキキーの
ピッチ幅wi及び印刷機の種類が入力され、それぞれ変数
l3及びl4に代入される。ステップSB2では、インキキー
のピッチ幅と領域の幅の比、すなわちl3/l1(又はl2)
が算出され、変数l5に代入される。ステップSB3では、
変数15個分の領域における基準幅面積率の平均が計算さ
れ、これが各インキキーの面積率Siとされる。ステップ
SB4では、変数l4、すなわち印刷機の種類情報に基づい
て、各種印刷機のフォーマットに合致した面積率データ
SDが生成される。 上記各領域の面積率データSDは、フロッピーディスク
や磁気カードなどの記録媒体に記録される。そして、印
刷機では、記録媒体に記録された面積率データが読み込
まれ、同印刷機に設けられたインキキーの開度をコント
ロールすることによりインキキーのインキ供給量が調整
される。この結果、印刷する絵柄の面積に応じたインキ
量が刷版に供給される。 「発明の効果」 以上説明したように、この発明では、文字データと画
像データからページ単位のレイアウトをし、該レイアウ
トされたデータを、少なくとも刷版に対する該レイアウ
トされたデータの位置情報を含む刷版情報に基づいて面
付け処理を行ない、さらに、該面付け処理されたデータ
をビットマップ展開して2値データとし、該2値データ
を基準幅の区間毎にカウントして絵柄部分の基準幅面積
率を算出するようにしたため、大きな作業スペースを必
要せず、ハード面での故障その他のトラブルが生ぜず、
印刷版面の違いにかかわらず正確な算出ができ、作業効
率を向上させることができるという利点が得られる。 また、刷版に対するレイアウトされたデータの位置情
報を含んだ刷版情報に基づいて面付け処理が行なわれ、
当該面付け処理後のデータがビットマップ展開されるの
で、実際の印刷に使用される刷版に対応した基準幅面積
率が計算でき、このデータに基づいてインキ供給量の制
御をきわめて精度良く行うことができる。また、特にカ
ラー印刷のように1枚の用紙に印刷するために各原色に
対応した複数の刷版を要する場合において、各刷版のビ
ットマップが展開される際、各刷版における“レイアウ
トされたデータ”の位置が相互に正確に一致する。この
ため、基準幅の区間毎の面積率を正確に算出することが
できると共に、各刷版間において、基準幅区間毎におけ
る面積率の対応が正確となり、結果として高品位のカラ
ー印刷が可能となるという効果を奏する しかも、基準幅面積率は印刷機の種類等に依存しない
量であり、この基準幅面積率から各種印刷機のインキキ
ーの幅等に合致した面積率を算出することができるの
で、汎用性の高い面積率算出方法及び装置を実現するこ
とができる、という優れた効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例の構成を示すブロック
図、第2図は印刷における製本を説明するための概念
図、第3図(a)および(b)は刷版へのフィルム面付
けの一例を示す概念図、第4図は印刷物の折り方の一例
を示す模式図、第5図は刷版へのフィルム面付けおよび
インキキーの対応を説明するための説明図、第6図は刷
版へ焼き付けるフォントデータを説明するための概念
図、第7図はこの発明の第2の実施例の構成を示すブロ
ック図、第8図は第2の実施例の動作を説明するための
フローチャート、第9図は第8図と同様のフローチャー
ト、第10図は印刷機の一部概略図である。 16……基準幅面積率算出手段、17……面積率算出手段、
25……パルスカウンタ、28……基準幅面積率算出手段、
29……面積率算出手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−125155(JP,A) 実開 昭61−166837(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 31/02,31/04 B41C 1/00 G01B 11/28 G03F 1/00,5/04,7/20

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字データと画像データからページ単位の
    レイアウト処理を行ない、 該レイアウトされたデータを、少なくとも刷版に対する
    該レイアウトされたデータの位置情報を含む面付情報に
    基づいて面付け処理を行ない、 該面付け処理されたデータをビットマップ展開して2値
    データとし、 該2値データを、予め定められ、印刷機の機種に依存し
    ない基準幅の区間毎にカウントして絵柄部分の基準幅面
    積率を算出する ことを特徴とする面積率算出方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の面積率算出方法において、 前記区間は前記刷版を同一方向に区分してなるものであ
    ることを特徴とする面積率算出方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の面積率算出方法にお
    いて、 更に基準幅面積率から使用する印刷機のインキキー幅単
    位の面積率を算出することを特徴とする面積率算出方
    法。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3のうちいずれか1項
    に記載の面積率算出方法において、 前記基準幅を、各種印刷機のインキキーピッチの公約数
    となるように定めたことを特徴とする面積率算出方法。
  5. 【請求項5】文字データと画像データからページ単位の
    レイアウト処理を行うレイアウト手段と、 該レイアウトされたデータを、少なくとも刷版に対する
    該レイアウトされたデータの位置情報を含む面付情報に
    基づいて面付け処理する面付け処理手段と、 該面付け処理されたデータをビットマップ展開して2値
    データへ変換するデータ変換手段と、 該2値データを、予め定められ、印刷機の機種に依存し
    ない基準幅の区間毎にカウントする計数手段と、 該計数手段が出力する計数値に基づいて前記区間毎に前
    記絵柄部分の基準幅面積率を算出する面積率算出手段と を具備することを特徴とする面積率算出装置。
  6. 【請求項6】刷版へ焼き付ける絵柄情報を、露光用2値
    データとして持ち、該露光用2値データに従って刷版に
    直接絵柄を露光するグイレクト製版において、 前記露光用2値データを、予め定められ、印刷機の機種
    に依存しない基準幅の区間毎にカウントする計数手段
    と、 該計数手段が出力する計数値に基づいて前記区間毎に前
    記絵柄部分の基準幅面積率を算出する面積率算出手段と を具備することを特徴とする面積率算出装置。
  7. 【請求項7】請求項5又は6記載の面積率算出装置にお
    いて、 前記区間は前記刷版を同一方向に区分してなるものであ
    る ことを特徴とする面積率算出装置。
  8. 【請求項8】請求項5、6又は7記載の面積率算出装置
    において、 前記面積率算出手段により算出された基準幅面積率に基
    づき、使用する印刷機のインキキー幅単位の面積率を算
    出する面積率変換手段 を具備することを特徴とする面積率算出装置。
  9. 【請求項9】前記絵柄情報が、刷版に対する位置情報を
    含むことを特徴とする請求項6に記載の面積率算出装
    置。
  10. 【請求項10】前記絵柄情報は、少なくとも罫線デー
    タ、画像データ、文字データのいずれか1つを含むこと
    を特徴とする請求項6に記載の面積率算出装置。
  11. 【請求項11】請求項5から請求項10のうちいずれか1
    項に記載の面積率算出装置において、 前記基準幅を、各種印刷機のインキキーピッチの公約数
    となるように定めたことを特徴とする面積率算出装置。
  12. 【請求項12】インキキーピッチ幅毎に絵柄部分の面積
    率に基づいて、インキキーの開度を制御し、インキ着ロ
    ーラに供給するインキ量を調整する印刷機において、 文字データと画像データからページ単位のレイアウト処
    理を行ない、該レイアウトされたデータを、少なくとも
    刷版に対する該レイアウトされたデータの位置情報を含
    む面付情報に基づいて面付け処理を行ない、該面付け処
    理されたデータをビットマップ展開して2値データと
    し、該2値データを、予め定められ、印刷機の機種に依
    存しない基準幅の区間毎にカウントし、該カウント結果
    に基づいて算出された絵柄部分の基準幅面積率を、 自機のインキキーピッチ幅の面積率に変換することを特
    徴とする印刷機。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の印刷機において、 前記基準幅を、各種印刷機のインキキーピッチの公約数
    となるように定めたことを特徴とする印刷機。
JP2332785A 1990-09-17 1990-11-29 面積率算出方法およびその装置ならびに印刷機 Expired - Fee Related JP3038910B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2332785A JP3038910B2 (ja) 1990-11-29 1990-11-29 面積率算出方法およびその装置ならびに印刷機
US07/757,909 US5335315A (en) 1990-09-17 1991-09-11 Method for determining a graphic area ratio of a printing plate and an apparatus therefor
IL99455A IL99455A0 (en) 1990-09-17 1991-09-12 Method and apparatus for computing an area
GB9119771A GB2249993B (en) 1990-09-17 1991-09-16 An area computing method and an apparatus therefor
DE4130921A DE4130921C2 (de) 1990-09-17 1991-09-17 Verfahren und Vorrichtung zur Berechnung von Druckflächenanteilen

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2332785A JP3038910B2 (ja) 1990-11-29 1990-11-29 面積率算出方法およびその装置ならびに印刷機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26950599A Division JP3228279B2 (ja) 1999-09-22 1999-09-22 印刷機のインキ供給量制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04201260A JPH04201260A (ja) 1992-07-22
JP3038910B2 true JP3038910B2 (ja) 2000-05-08

Family

ID=18258793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2332785A Expired - Fee Related JP3038910B2 (ja) 1990-09-17 1990-11-29 面積率算出方法およびその装置ならびに印刷機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3038910B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9346949B2 (en) 2013-02-12 2016-05-24 Sabic Global Technologies B.V. High reflectance polycarbonate

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE60134105D1 (de) 2000-10-13 2008-07-03 Dainippon Screen Mfg Druckpresse ausgerüstet mit Messapparat zur Messung der Farbfelder

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9346949B2 (en) 2013-02-12 2016-05-24 Sabic Global Technologies B.V. High reflectance polycarbonate

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04201260A (ja) 1992-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040200369A1 (en) Method and system for printing press image distortion compensation
US5335315A (en) Method for determining a graphic area ratio of a printing plate and an apparatus therefor
EP0932299B1 (en) Bi-level to contone conversion
JP3105903B2 (ja) 印刷制御装置及び印刷装置
JP3038910B2 (ja) 面積率算出方法およびその装置ならびに印刷機
JP3228279B2 (ja) 印刷機のインキ供給量制御システム
JP2906620B2 (ja) 面積率算出方法およびその装置
JP3228278B2 (ja) 印刷機のインキ供給量制御方法及び制御システム
JP3038909B2 (ja) 面積率算出方法およびその装置ならびに印刷機
JP4058226B2 (ja) 製版方法及び印刷方法
JP2002185805A (ja) デバイスプロファイル作成システム
JP2918770B2 (ja) 印刷版作成装置
Lawler Know thy enemy: understanding dot gain and its effects
JP3404888B2 (ja) 高品質印刷方法およびシステム
JP4826012B2 (ja) インキ調整用変換データ自動生成装置
JP4374255B2 (ja) 複数の2値ビットマップからハーフトーンカラープルーフを印刷する方法
JP3897947B2 (ja) 画像データ処理方法
JP2001086359A (ja) 多色製版印刷システム
JP4729788B2 (ja) インキ量調整データ演算装置
JP3201558B2 (ja) 画像データ編集装置
JPH0221945B2 (ja)
JP2932504B2 (ja) グラビア印刷方法
Ynostroza Lasers-Bright New Tool For The Graphic Arts
JP2000177107A (ja) マイクロドット形状推定方法、装置および網点面積率特性作成方法、装置および濃度補正方法、装置
JPH04126251A (ja) ドットゲイン算出方法および網点補正方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080303

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees