JP2906620B2 - 面積率算出方法およびその装置 - Google Patents

面積率算出方法およびその装置

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JP2906620B2 JP2246490A JP24649090A JP2906620B2 JP 2906620 B2 JP2906620 B2 JP 2906620B2 JP 2246490 A JP2246490 A JP 2246490A JP 24649090 A JP24649090 A JP 24649090A JP 2906620 B2 JP2906620 B2 JP 2906620B2
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Description

【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」 この発明は、印刷工程のインク量の調整に係り、刷版
に焼き付ける絵柄の面積率を持求める面積率算出方法お
よびその装置に関する。 「従来の技術」 印刷の版は、その形状から凸版、凹版および平版に大
別される。ここでは、その中の平版を用いた印刷につい
て説明する。平版は、カラー印刷や大面積の印刷に適し
ており、版材には、一般にアルミニウム板が用いられて
いる。このアルミニウム板の片面には、紫外線(UV;ウ
ルトラ・バイオレット)に感光する乳剤が塗布されてお
り、このような版材は、PS(プリ・センスタイズド)版
と呼ばれる。 通常、カラー印刷の場合には、片面でY(イエロ
ー)、M(マゼント)、C(シアン)およびBK(ブラッ
ク)の各色を印刷するために4版、両面を印刷するには
合計8版の刷版Pを用いる。また、1版の刷版Pには、
複数のページが面付けされる場合もある。さらに、印刷
物のページ数に応じて、多くの刷版が用いられる。 この刷版には、通常、網ポジフィルムを用いて絵柄が
焼付けられる。この絵柄には、画像、罫線および文字な
ど、印刷する全ての情報が含まれる。その後、絵柄以外
の乳剤が除去される。次に、乳剤を硬化するためのバー
ニング(焼付け)や表面保護を目的としたコーティング
などの処理が行われることもある。 ところで、上述した印刷版面への印刷機でのインキの
供給は、所定ピッチ毎に配列された複数のインキキーか
ら版へ供給される。すなわち刷版は、印刷方向に所定の
幅(例えば、30mm幅)で区分けされており、各領域が1
つのインキキーに対応している。各インキキーから供給
されるインキ量は、それぞれに対応した領域の絵柄に応
じて制御される。すなわち、各領域における絵柄の面積
が占める割合は、印刷しようとする絵柄に応じて様々な
値となる。したがって、絵柄の占有面積が大きいほど、
印刷される面積は大となるわけであるから、その面積に
応じて多量のインキを供給する必要がある。一方、絵柄
の占有面積が小さい場合には、印刷すべき面積は小であ
るため、その面積に応じてインキを少量にする必要があ
る。 このように、上述した印刷では、各インキキーに対応
する領域の絵柄の面積率に応じて、インキ量を調整する
必要がある。インキ量の調整に不具合が生じると、イン
キが足りなかった領域では、かすれが生じ、インキが多
すぎた領域では、にじみが生じる。 このため、従来より、絵柄の焼付けが終了した時点
で、各インキキーに対応する領域毎に、絵柄の面積率が
測定されている。この面積率の測定は、乳剤が残ってい
る部分と乳剤が除去された部分との光の反射率の違いに
基づいて行われる。すなわち、測定技術では、乳剤の部
分は光を吸収し、乳剤が除去されたアルミの部分は比較
的よく光を反射するという特徴を利用している。測定に
は、一般に、レーザー光等が用いられており、このレー
ザー光で刷版P面上を走査し、刷版Pの表面からの反射
光を受光器によって受光する。そして、その反射光の強
度に基づいて絵柄部分か、あるいはそれ以外の部分かを
判別し、各インキキーに対応する領域毎の面積率を求め
る。 ここで、第9図に示す印刷機の概念図を参照して、刷
版の取り付けおよび印刷手順について説明する。この図
において、面積率の測定が終了した刷版Pは、版銅と呼
ばれるローラ2に巻き付け固定される。そして、印刷版
面には、まず、図示しない水移しローラを介して水が供
給される。ところで、乳剤は親油性であり、これに対し
て乳剤が除去されたアルミ部分は親水性である。このた
め、上記水は、絵柄以外の露出したアルミ部分に付着す
る。次に、印刷版面には、インキ着ローラ3を介してイ
ンキINKが供給される。インキINKは、親油性の乳剤上に
付着し、それ以外の水が付着している部分には付着しな
い。そして、この印刷版面に塗布されたインキINKは、
弾力性のあるゴムブラケット4の上に転写される。さら
に、ゴムブラケット4上のインキINKは、被印刷物(用
紙など)5に転写され、絵柄が印刷される。 以上の工程は、全ての刷版Pに対して同様に行われ
る。 「発明が解決しようとする課題」 ところで、上述した面積率算出装置は、刷版P1版を格
納した状態で使用されるため、かなり大型になる。この
結果、大きな作業スペースを必要とする。また、レーザ
ーの走査駆動部など機械的な可動部分が多く存在し、ハ
ード面での故障その他のトラブルが生じやすい。さら
に、刷版Pは、前述したように乳剤への表面処理が行わ
れるため、印刷版面の表面状態が異なる場合が多い。従
来の面積率算出装置では、刷版からの反射光を測定して
面積率を求める。したがって、印刷版面の表面状態(色
彩、平滑度、表面処理の違いなど)がワークやロットに
よって異なるため、測定毎に測定条件の設定を変えなけ
ればならず、また、表面処理のムラが生じると、反射光
量が安定せず、正確な面積率が求められないという問題
を生じる。また、相当に読取り精度を上げないと文字や
線等の細いものを測定できないことがある。また、前述
したように、印刷には、多数の刷版Pが用いられるた
め、面積率測定装置へのセット、測定および取り外しに
多大な時間を要するとともに、上記作業を人手によって
行っている場合には、刷版を破損するなど、作業効率が
低下するという問題を生じる。 この発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、
大きな作業スペースを必要せず、ハード面での故障その
他のトラブルが生ぜず、印刷版面の違いにかかわらず正
確なデータを得ることができ、作業効率のよい面積率算
出方法およびその装置を提供することを目的としてい
る。 「課題を解決するための手段」 上述した問題点を解決するために、請求項1記載の発
明では、文字データと画像データからページ単位のレイ
アウトを行ない、 該レイアウトされたデータを、少なくとも刷版に対す
る該レイアウトされたデータの位置情報を含む刷版情報
に基づいて面付け処理を行ない、 該面付け処理されたデータをビットマップ展開して2
値データとし、 該2値データを所定の区間毎にカウントして絵柄部分
の面積率を算出することを特徴とする。 請求項2記載の発明では、文字データと画像データか
らページ単位のレイアウト処理を行うレイアウト手段
と、 該レイアウトされたデータを、少なくとも刷版に対す
る該レイアウトされたデータの位置情報を含む刷版情報
に基づいて面付け処理する面付け処理手段と、 該面付け処理されたデータをビットマップ展開して2
値データへ変換するデータ変換手段と、 該2値データを所定の区間毎にカウントする計数手段
と、 該計数手段が出力する計数値に基づいて前記区間毎に
前記絵柄部分の面積率を算出する面積率算出手段と を具備することを特徴とする。 請求項3記載の発明では、刷版へ焼き付ける絵柄情報
を、露光用2値データとして持ち、該露光用2値データ
に従って刷版に直接絵柄を露光するダイレクト製版にお
いて、 前記露光用2値データを所定の区間毎にカウントする
計数手段と、 該計数手段が出力する計数値に基づいて前記区間毎に
前記絵柄部分の面積率を算出する面積率算出手段と を具備することを特徴とする。 請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明におい
て、前記絵柄情報が、刷版に対する位置情報を含むこと
を特徴とする。 請求項5記載の発明は、請求項3記載の発明におい
て、前記絵柄情報は、少なくとも罫線データ、画像デー
タ、文字データのいずれか1つを含むことを特徴とす
る。 「作用」 請求項1記載の発明によれば、文字データと画像デー
タからページ単位のレイアウトを行ない、 該レイアウトされたデータを、少なくとも刷版に対す
る該レイアウトされたデータの位置情報を含む刷版情報
に基づいて面付け処理を行ない、該面付け処理されたデ
ータをビットマップ展開して2値データとし、該2値デ
ータを所定の区間毎にカウントして絵柄部分の面積率を
算出する絵柄部分の面積率を算出する。 請求項2記載の発明によれば、レイアウト手段によっ
て文字データ上と画像データからページ単位のレイアウ
ト処理を行う。該レイアウトされたデータを、少なくと
も刷版に対する該レイアウトされたデータの位置情報を
含む刷版情報に基づいて面付け処理手段により面付け処
理する。そして、該面付け処理されたデータをデータ変
換手段によりビットマップ展開して2値データへ変換す
る。さらに、該2値データを所定の区間毎に計数手段に
よりカウントし、該計数値に基づいて前記区間毎に前記
絵柄部分の面積率を面積率算出手段により算出する。 請求項3記載の発明によれば、刷版へ焼き付ける絵柄
情報を、露光用2値データとして持ち、該露光用2値デ
ータに従って刷版に直接絵柄を露光するダイレクト製版
において、上記露光用2値データを計数手段により所定
の区間毎にカウントし、該計数値に基づいて、面積率算
出手段により上記区間毎に絵柄部分の面積率を算出す
る。 請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明に
おいて、前記絵柄情報が刷版に対する位置情報を含むの
で、露光用2値データにおける絵柄部分の刷版に対する
位置は、上記絵柄情報に含まれている位置情報に従った
ものとなる。よって、刷版に対して、絵柄は上記位置情
報に従った位置に露光される。 請求項5記載の発明によれば、請求項3記載の発明に
おいて、前記絵柄情報は、少なくとも罫線データ、画像
データ、文字データのいずれか1つを含むので、罫線,
画像,文字のいずれか、もしくは、それらの組み合わせ
が、絵柄として刷版に露光される。 「実施例」 次に図面を参照してこの発明の実施例について説明す
る。
【第1の実施例】 第1図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図
である。この図において、10はCTS(コンピュータ・タ
イプ−セッティング)であり、原稿に基づいて文字CIお
よび線画情報LIをキーボードから入力して組版作業を行
う。この組版作業では、組版データLDとして文字の書
体、大きさ、字間、行間などが設定される。この組版デ
ータLDは、RIP(ラスタ・イメージ・プロセッサ)11へ
供給される。RIP11は、上記組版データLDを「0」およ
び「1」からなるビットマップ・文字データBDに変換し
てレイアウト・スキャナ12へ出力する。レイアウト・ス
キャナ12は、原稿1ページ単位毎に、写真または図形な
どのイメージIMをスキャナによって8ビットの階調のデ
ジタルデータ(以下、画像データという)に変換して読
み込むとともに、該画像データと上記ビットマップ・文
字データとをどのように配置するかのレイアウトをす
る。このレイアウトされたデータ、すなわち画像データ
と文字データとが混在したデータは、各色毎に、仕上が
り製版データPDとしてドットジェネレータ13へ供給され
る。ドットジェネレータ13は、仕上がり製版データPDを
所定の方向にスキャンしながら、「0」と「1」からな
るフィルム露光用データEDとして出力スキャナ14および
記憶装置15へ出力する。出力スキャナ14は、順次供給さ
れるフィルム露光用データEDに基づいて光学的に網ポジ
フィルムを作成する。この網ポジフィルムは、前述した
従来技術と同様に、刷版作成に用いられる。 また、記憶装置15には、上記フィルム露光用データED
が記憶される。該フィルム露光用データEDは、図示しな
い制御装置によって所定のタイミングで読み出され、刷
版面積率算出装置16へ供給される。刷版面積率算出装置
16は、外部から供給される刷版データFLDに従って、刷
版P全体のフィルム面付けを考慮して、インキキーのピ
ッチ毎に、上記フィルム露光用データEDから印刷される
領域の面積率を算出し、これを面積率データSDとして出
力する。 ここで、上記刷版データFLDについて説明する。刷版
データFLDは、刷版Pの寸法および面付け情報からな
る。例えば、第2図に示す全8ページからなる印刷物18
を作成する場合、実際には、各ページに対応するフィル
ムは、第3図(a)、(b)に示すように面付けが行わ
れる。すなわち、第3図(a)は、被印刷物の一方の面
(表面とする)に印刷される刷版Pに対する面付けであ
り、第3図(b)は、他方の面(裏面)に印刷される刷
版Pに対する面付けである。前述した面付け情報とは、
刷版Pに対するフィルム焼き付け位置とその方向、刷版
の寸法、インキキーピッチおよびインキキー数に関する
情報である。上述した刷版Pによって印刷された印刷物
は、まず、第4図に示すA−A′が山に折られ、さら
に、B−B′が谷に折られることによって、上述した第
2図に示す印刷物となる。言い換えれば、フィルムの面
付けは、印刷物の折り方、ページ数、絵柄および印刷機
の特性などを考慮して決定される。 次に、面積率Srの求め方について説明する。刷版面積
率算出装置16では、刷版データFLDとフィルム露光用デ
ータEDに従って、メモリ上に刷版P全体のフィルムの面
付けが第5図に示すように展開される。この図におい
て、実線で示す矩形が刷版P全体であり、符号LL、L2、
……Lk(kは、インキキーの数)の複数のインキキーの
各々に対応する領域に区分されている。各領域は、第6
図に示すように、さらに複数のドットによって形成され
ており、オンしているドットによって画線部をオフして
いるドットによって非画線部を表すようになっている。 刷版P上には、上述したフィルム露光用データEDをも
とに網点が構成されることになる。また、この例の場
合、y軸方向が印刷方向である。 刷版面積率算出装置16は、領域LL〜Lk毎に、「0」の
ドット「1」のドットとをそれぞれカウントする。ここ
で、例えば、符号Llの領域における「0」のカウント数
をNal、「1」のカウント数をNblとすると、該領域Llの
面積率Sr1は、Nbl/(Nal+Nbl)×100という演算によっ
て求められる。以下、各インキキーに対応する領域L2,L
3,……Lkに対して上記同様の演算を行うことによって、
上記領域L2,L3,……Lkの面積率Sr2,Sr3,……Srkが求め
られる。次に、上述した演算の一般式を示す。 Sri=Nbi/(Nai+Nbi)×100 ……(1) (i=1,2,3,……k) 次に、上述した面積率Sriは、所定ビット数の面積率
データSDとして、フロッピーディスクや磁気カードなど
の記録媒体17に記録される。記録媒体17は、印刷機に設
けられた図示しないデータ読み取り手段に装着される。
データ読み取り手段は、記録媒体17に記録された面積率
データSDを読み込み、同印刷機に設けられたインキキー
のインキ供給量を調整する。なお、刷版面積率算出装置
16が出力される面積率データSDは、オンラインで直接印
刷機へ供給されてもよい。 次に、上述した刷版面積率算出装置16の動作について
説明する。 まず、CTS10に、原稿に基づいて文字CIおよび線画情
報LIを入力し、組版作業を行う。CTS10は、組版データL
DをRIP11へ出力し、RIP11は、組版データLDをビットマ
ップ・文字データBDに変換する。一方、レイアウト・ス
キャナ12では、原稿1ページ単位毎に、写真または図形
のイメージIMをスキャナによって8階調のデジタルデー
タ(以下、画像データという)に変換して読み込ませ、
該画像データと上記ビットマップ・文字データBDとをレ
イアウトする。レイアウトが終了したデータは、ドット
ジェネレータ13を介して、「0」と「1」からなるフィ
ルム露光用データEDとして出力スキャナ14および記憶装
置15へ供給される。出力スキャナ14は、順次供給される
フィルム露光用データEDに従ってフィルムを露光して網
ポジフィルムを作成する。この網ポジフィルムは、刷版
Pに対して、人手によって例えば第3図(a)、(b)
に示すように面付けされる。この時の面付けの情報、す
なわち網ポジフィルムの刷版Pに対する位置とその方
向、刷版Pの寸法、インキキーのピッチおよびインキキ
ー数(刷版データFLD)をキーボード等の入力手段を用
いて刷版面積率算出装置16へ入力する。刷版面積率算出
装置16では、メモリ上に刷版P全体のフィルムの面付け
が第5図に示すように展開される。次に、インキキーの
ピッチ毎に、「0」のドットと「1」のドットとを各々
カウントし、領域Ll〜Lkの面積率を上述した(1)式に
従って求める。上記各インキキーの面積率データSDは、
記録媒体17に記憶される。印刷機は、記録媒体17に記録
された面積率データSDを読み込み、同印刷機に設けられ
たインキキーのインキ供給量を調整する。この結果、印
刷する絵柄の面積に応じたインキ量が刷版に供給され
る。 以下、必要とされる全ての刷版Pの面積率SDが同様に
求められる。
【第2の実施例】 次に、本発明をダイレクト製版に用いた第2の実施例
につき説明する。ダイレクト製版は、前述した第1の実
施例が、一旦、網ポジフィルムを作成する方法であるの
に対して、刷版Pに直接、文字や絵柄を焼き付ける方法
である。 第7図は本実施例の構成を示すブロック図である。こ
の図において、20はレイアウトスキャナであり、第1の
実施例と異なることは、少なくとも1枚の刷版Pで扱う
全ての画像と罫線等とのレイアウトを行うことにある。
このレイアウトスキャナ20は、8ビットの階調データCD
(画像データ)、罫線データRLおよび刷版PのサイズSZ
をそれぞれドットジェネレータ13、出力制御装置24、面
積率算出手段28へ出力する。ドットジェネレータ13は、
階調データCDを所定の方向にスキャンしながら、「0」
と「1」からなる画像データGDとして出力制御装置24へ
出力する。 また、21は、文字組版装置であり、第1の実施例のCT
S10に相当する。すなわち、キーボードなどを介して入
力された文字情報の組版作業が行われる。この文字組版
装置21は、組版された文字のコードCCをRIP11へ出力す
る。PIP11は、フォント22に従って上記文字コードCCを
「0」および「1」からなるビットマップ・文字データ
BDに変換して出力制御装置24へ出力する。 また、23は、基準パルス発生装置であり、所定の間隔
の基準パルスCLを出力制御装置24およびパルスカウンタ
25へ出力する。 次に、出力制御装置24は、上記基準パルスCLに同期さ
せて、文字データBD、罫線データRLおよび画像データGD
のいずれかがオン状態を示すデータの場合には、ハイレ
ベル(またはオン状態)のレーザ制御信号LCSをパルス
カウンタ25およびレーザ発光制御部26へ出力する。レー
ザ発光制御部26は、図示のy方向にレーザ光を走査し、
1ラインが終了すると、x方向に1ピクセル分ずらし、
再びy方向に走査することを繰り返しながら、ピクセル
単位で順次刷版Pに所定の絵柄を焼き付けていく。な
お、印刷方向は、図示のx方向、y方向のいずれもとり
うる。 また、パルスカウンタ25は、各ライン毎に、基準パル
スCLおよびレーザ制御信号のパルスCLおよびレーザ制御
信号のパルス(ハイレベル)を計数してパルスカウント
集計部27へ出力する。すなわち、各ライン毎の刷版Pに
焼き付けるピクセルの数をカウントし、オン状態のピク
セル数および基準パルスのパルス数を出力する。パルス
カウント集計部27は、上記オン状態のピクセル数を積算
して面積率算出手段28へ出力する。面積率算出手段28に
は、刷版情報として刷版PのサイズZ、印刷方向および
インキキーのピッチ幅などの刷版情報PIが供給されてい
る。なお、この刷版情報PIは、所定の記憶手段に予め記
憶しておき、必要なときに読みだしてきてもよい。次
に、面積率算出手段28は、インキキーのピッチ毎に、上
記刷版情報PIを用いて後述するフローチャートに従って
面積率Srを求める。上記各インキキーのピッチ毎の面積
率データSDは、フロッピーディスクや磁気カードなどの
記録媒体17に記憶される。なお、面積率算出手段28が出
力する面積率データSDは、第1の実施例と同様にオンラ
インで直接印刷機へ供給されてもよい。 上述した構成によれば、まず、レイアウトスキャナ20
に画像と罫線の情報を読み込み、刷版Pに対するレイア
ウトを行う。レイアウト終了後、罫線データRLは、出力
制御装置24へ供給される。また、階調データCDは、ドッ
トジェネレータ13によって、オンしているドット数の数
によって濃淡を表す画像データGDに変換され、出力制御
装置24へ供給される。 一方、文字は、文字組版装置21へ入力し、該装置にお
いて、レイアウトする。レイアウトされた文字は、フォ
ント22のフォントデータを用いて、RIP11によってオン
・オフデータに変換される。この変換された文字データ
BDは、出力制御装置24に供給される。 そして、上述した画像データGD、罫線データRLおよび
文字データBDに基づいて生成されたレーザ制御信号LCS
は、出力制御装置24によって基準パルス発生装置23が出
力する基準パルスに同期してレーザ発光制御部26へ供給
される。レーザ発光制御部26は、上記レーザ制御信号LC
Sが「1」の場合には、レーザ光を発光させて、レーザ
制御信号LCSが「0」の場合には、レーザ光を発光させ
ないようにして刷版上を走査する。この結果、刷版Pに
は、画像、罫線および文字が所定の位置に焼付けられ
る。 また、出力制御装置24は、上述した刷版Pへの焼付け
作業に並行して、上記レーザ制御信号LCSをパルスカウ
ンタ25へ出力する。パルスカウンタ25は、レーザ制御信
号LCSのパルスをカウントするとともに、パルスカウン
ト集計装置27へ出力する。そして、パルスカウント集計
装置27は、インキキーのピッチ毎に、上記オン状態のピ
クセル数を積算して面積率算出手段28へ出力する。面積
率算出手段28は、第8図に示すフローチャートに従っ
て、インキキーのピッチ毎の絵柄(文字を含む)の面積
率を求める。 まず、ステップSA1において、露光方向と印刷方向と
が一致するかを判断する。そして、このステップSA1に
おける判断結果が「YES」の場合、すなわち印刷方向が
y方向の場合には、ステップSA2ヘ進む。ステップSA2で
は、変数11にインキキーのピッチ幅を代入する。次に、
ステップSA3へ進み、変数xにx方向の寸法を代入し、
変数yにy方向の寸法を代入する。そして、ステップSA
4において、変数Xrにx方向に分解能、すなわち単位長
さ当りのピクセルの数を代入し、変数Yrにy方向の分解
能(上記x方向と同じく単位長さ当りのピクセル数)を
代入する。次に、ステップSA5へ進み、変数iを「1」
に初期化する。ステップSA6では、変数iによって示さ
れるインキキーのピッチ幅内(この場合、Ll)における
露光オン回数(オン状態のピクセル数)を変数n on−1
に代入する。そして、ステップSA7へ進み、次式に従っ
て領域Llにおける面積率を求める。 ここで、(2)式の分母は、ピッチ幅Llの全ピクセル
数である。この結果、変数Sli(i=1)には、領域Ll
の面積率が得られる。 次に、ステップSA8へ進み、変数iをインクリメント
する。したがって、この場合、変数iは「2」となる。
次に、ステップSA9に進み、変数iがインキキーの全数
kに達したか否かを判断する。そして、このステップSA
9における判断結果が「NO」の場合には、ステップSA5へ
戻る。そして、変数iを「2」として、ステップSA6,SA
7,SA8およびSA9が繰り返し実行される。したがって、こ
の場合には、変数Sli(i=2)に領域L2の面積率が得
られる。 以下、ステップSA9における判断結果が「YES」になる
まで、ステップSA9〜SA8が繰り返し実行される。この結
果、各インキキーに対応する面積率S11,S12,……Slkが
得られる。そして、ステップSA9における判断結果が「Y
ES」になると、すなわち、全てのインキキーに対する面
積率Sliが得られると、該ルーチンを終了する。 一方、ステップSA1における判断結果が「NO」の場
合、すなわち印刷方向が露光方向と直交する場合には、
ステップSA10へ進む。ステップSA10では、変数12にイン
キキーのピッチ幅を代入する。次に、ステップSA11へ進
み、変数xに刷版Pのx方向の寸法を代入し、変数yに
y方向の寸法を代入する。そして、ステップSA12におい
て、変数Xrにx方向の分解能、すなわち単位長さ当りの
ピクセルの数を代入し、変数Yrにy方向の分解能(上記
x方向と同じく単位長さ当りのピクセル数)を代入す
る。次に、ステップSA13へ進み、変数iを「1」に初期
化する。ステップSA14では、変数mを「1」に初期化す
る。そして、ステップSA15へ進み、露光ラインのm番目
のMl領域における露光オン回数を変数n on−1に代入す
る。次に、ステップSA16へ進み、変数n all(1)に上
記変数n on−1を加算して同変数n all(1)に格納す
る。そして、ステップSA17において、変数mをインクリ
メントして「2」とし、ステップSA18へ進む。ステップ
SA18では、変数mが「x×xr」を越えたか否かを判断す
る。ここで、上記「x×Xr」は、刷版Pのx方向におけ
る全露光ライン数である。したがって、上記ステップSA
18では、領域Mlにおける露光オン回数の累算が終了した
か否かを判断している。そして、このステップSA18にお
ける判断結果が「NO」の場合には、まだ累算が終了して
いないため、ステップSA15へ戻る。そして、変数m
「2」として、ステップSA15,SA16およびSA17が繰り返
し実行される。この場合には、前述したように、変数n
on−1の値を格納した変数n all(1)に変数n on−2
を加算する。 以下、ステップSA18における判断結果が「YES」にな
るまで、ステップSA15〜SA18が繰り返し実行される。こ
の結果、変数n all(1)には、領域Mlにおける露光オ
ン回数が得られる。そして、ステップSA18における判断
結果が「YES」になると、すなわち領域Mlの露光オン回
数が得られると、ステップSA19へ進む。ステップSA19で
は、次式に従って領域Mlにおける面積率を求める。 ここで、(3)式の分母は、領域M1の全ピクセル数で
ある。この結果、変数Smi(i=1)には、領域Mlの面
積率が得られる。 次に、ステップSA19に進み、変数iをインクリメント
し、「2」とする。次に、ステップSA21において、変数
iが変数k(インキキーの数)を越えたか否かを判断す
る。そして、ステップSA12における判断結果が「NO」の
場合には、ステップSA14へ戻る。そして、ステップSA14
〜SA20が繰り返し実行される。すなわち、この場合に
は、変数iが「2」であるので、ステップSA15〜SA18の
ループにおいて、変数n all(2)には、領域M2におけ
る露光オン回数が得られる。 以下、ステップSA20における判断結果が「YES」にな
るまで、順次変数iをインクリメントして、ステップSA
14〜SA20を繰り返し実行する。この結果、変数n all
(1),n all(2),……n all(k)に領域M1,M2,…
…Mkの露光オン回数が得られる。そして、ステップSA20
における判断結果が「YES」になると、すなわち、全て
のインキキーに対する面積率S miが得られると、該ルー
チンを終了する。 上記各インキキーの面積率データは、フロッピーディ
スクや磁気カードなどの記録媒体に記録される。そし
て、印刷機では、記録媒体に記録された面積率データが
読み込まれ、同印刷機に設けられたインキキーのインキ
供給量が調整される。この結果、印刷する絵柄の面積に
応じたインキ量が刷版に供給される。 「発明の効果」 以上、説明したように、この発明では、文字データと
画像データからページ単位のレイアウトをし、該レイア
ウトされたデータを、少なくとも刷版に対する該レイア
ウトされたデータの位置情報を含む刷版情報に基づいて
面付け処理を行ない、さらに、該面付け処理されたデー
タをビットマップ展開して2値データとし、該2値デー
タを所定の区間毎にカウントして絵柄部分の面積率を算
出するようにしたため、大きな作業スペースを必要せ
ず、ハード面での故障その他のトラブルが生ぜず、印刷
版面の違いにかかわらず正確な測定ができ、作業効率を
向上させることができるという利点が得られる。 また、刷版に対するレイアウトされたデータの位置情
報を含んだ刷版情報に基づいて面付け処理が行なわれ、
当該面付け処理後のデータがビットマップ展開されるの
で、実際の印刷に使用される刷版に直接対応した面積率
が計算でき、このデータを用いてインキ供給量の制御を
きわめて精度良く行うことができる。また、特にカラー
印刷のように1枚の用紙に印刷するために各原色に対応
した複数の刷版を要する場合において、各刷版のビット
マップが展開される際、各刷版における“レイアウトさ
れたデータ”の位置が相互に正確に一致する。このた
め、上記各刷版における所定区間毎の面積率を正確に算
出することができると共に、各刷版間において、所定区
間毎における面積率の対応が正確となり、結果として高
品位のカラー印刷が可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例の構成を示すブロック
図、第2図は印刷における製本を説明するための概念
図、第3図(a)および(b)は刷版へのフィルム面付
けの一例を示す概念図、第4図は印刷物の折り方の一例
を示す模式図、第5図は刷版へのフィルム面付けおよび
インキキーの対応を説明するための説明図、第6図は刷
版へ焼き付けるフォントデータを説明するための概念
図、第7図はこの発明の第2の実施例の構成を示すブロ
ック図、第8図は第2の実施例の動作を説明するための
フローチャート、第9図は印刷機の一部概略図である。 16……刷版面積率算出手段、25……パルスカウンタ、28
……面積率算出手段。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−76650(JP,A) 実開 昭61−166837(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41F 31/02 G01B 11/28 G03F 1/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字データと画像データからページ単位の
    レイアウトを行ない、 該レイアウトされたデータを、少なくとも刷版に対する
    該レイアウトされたデータの位置情報を含む刷版情報に
    基づいて面付け処理を行ない、 該面付け処理されたデータをビットマップ展開して2値
    データとし、 該2値データを所定の区間毎にカウントして絵柄部分の
    面積率を算出する ことを特徴とする面積率算出方法。
  2. 【請求項2】文字データと画像データからページ単位の
    レイアウト処理を行うレイアウト手段と、 該レイアウトされたデータを、少なくとも刷版に対する
    該レイアウトされたデータの位置情報を含む刷版情報に
    基づいて面付け処理する面付け処理手段と、 該面付け処理されたデータをビットマップ展開して2値
    データへ変換するデータ変換手段と、 該2値データを所定の区間毎にカウントする計数手段
    と、 該計数手段が出力する計数値に基づいて前記区間毎に前
    記絵柄部分の面積率を算出する面積率算出手段と を具備することを特徴とする面積率算出装置。
  3. 【請求項3】刷版へ焼き付ける絵柄情報を、露光用に2
    値データとして持ち、該露光用2値データに従って刷版
    に直接絵柄を露出するダイレクト製版において、 前記露光用2値データを所定の区間毎にカウントする計
    数手段と、 該計数手段が出力する計数値に基づいて前記区間毎に前
    記絵柄部分の面積率を算出する面積率算出手段と を具備することを特徴とする面積率算出装置。
  4. 【請求項4】前記絵柄情報が、刷版に対する位置情報を
    含むことを特徴とする請求項3に記載の面積率算出装
    置。
  5. 【請求項5】前記絵柄情報は、少なくとも罫線データ、
    画像データ、文字データのいずれか1つを含むことを特
    徴とする請求項3に記載の面積率算出装置。
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