JP3038192B2 - 缶潰し機 - Google Patents

缶潰し機

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JP3038192B2
JP3038192B2 JP10290366A JP29036698A JP3038192B2 JP 3038192 B2 JP3038192 B2 JP 3038192B2 JP 10290366 A JP10290366 A JP 10290366A JP 29036698 A JP29036698 A JP 29036698A JP 3038192 B2 JP3038192 B2 JP 3038192B2
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弘彦 増田
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増田精機株式会社
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/32Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars
    • B30B9/321Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for consolidating empty containers, e.g. cans
    • B30B9/322Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for consolidating empty containers, e.g. cans between jaws pivoting with respect to each other

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビール、ジュース
及びコーヒー等の薄金属板製の主として空缶のような円
筒状の缶体を潰す缶潰し機に関し、詳しくは、円筒状の
空缶を板状に潰すのに際して、構成が簡素で、メンテナ
ンスが容易で、異物の投入にもトラブルがなく、特に、
アルミニウム缶を選別して潰してアルミニウムのリサイ
クルを容易にしようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビール、ジュース及びコーヒー等
の薄金属板製の空缶潰し機においては、図10に示す特
開昭59−107799号公報のように、投入口から投
入される空缶のような缶体2aの姿勢を整えて缶体2a
の腹部cを潰し、次に、蓋d及び底部eを潰された腹部
cに重ねるように潰すのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の空缶
潰し機においては、缶体2aの腹部cを潰す一次プレス
と、蓋d及び底部eを潰された腹部cの上に重ねるよう
に潰す二次プレスとをおこなうものであるから、装置が
複雑となるものであり、しかも、例えば、金属以外で例
えばビン類が投入された場合には、これらを粉砕してし
まい、装置に詰まりが生じてしまうのであり、これらの
除去がきわめて面倒になるものである。
【0004】そこで、例えば、アルミニウム缶よりも重
いスチール缶やビン類を重量選別して内部に導入するの
を未然に防ぐ手段も考えられるが、アルミニウム缶より
も軽い例えば、紙パック類の投入を防ぐのが難しく、こ
れら紙パック類が投入されても装置に詰まりが生じやす
いものである。又、重量選別装置が破損した場合はもち
ろん、勢いよく投げ入れられたビン類等は内部に投入さ
れる場合があり、これらを潰して詰まりが生じるもので
ある。このように、重量選別装置を設けても、詰まりを
解消することが難しいものとなっているのが現状であ
る。
【0005】一方、アルミニウム缶をリサイクルするの
に際して、投入されたアルミニウム缶を粉砕するという
装置があるが、アルミニウムの再生に当たっては、粉砕
された小片の各々に施されている印刷物を溶液に浸漬し
て除去するのであり、粉砕された細片の印刷物の除去が
面倒になるものである。
【0006】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、例えば、アルミニウム缶のリサイクルの処
理が容易なように筒状の缶体を板状に潰すのに際して、
全体構成を簡素化しながら缶体を上手く受け入れてトル
クを小にしながら板状にプレスをして潰すことができ、
装置にトラブルを生じさせることがなくて連続して運転
をおこなえるとともに、ビン類などが不測に投入された
場合に詰まりが生じるのを防ぐことができ、仮に、詰ま
りが生じてもメンテナンスを容易におこなうことができ
る缶潰し機を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1においては、斜
め下方に傾斜していて投入口1から投入された筒状の缶
体2aが導入されるとともに外殻ケース18に付設した
側板40,40間に固定している基板3と、基板3に対
して斜め上方に対向して配設されていて、投入口1側が
広く排出側が狭いくさび状の受け入れ空間Sを隔ててプ
レス前の缶体2aを基板3との共同で受け止めるととも
にプレス後の平坦となった缶2bが基板3上を滑落する
のを許す待機姿勢イと基板3に沿うプレス姿勢ロとにわ
たって揺動する押さえ板5と、押さえ板5を基板3に対
してくさび状の潰し空間Saを維持しながら揺動させる
駆動手段6とを備え、押さえ板5のプレス面には缶体2
aに対する滑り止めエッジ12を形成し、押さえ板5の
排出側の端部は基板1に対して近接・離間自在に、押さ
え板5の投入口1側の端部は上記側板40に形成された
ガイド用の長孔42に移動自在に連係されていることを
特徴とするものである。
【0008】このような構成によれば、基板3と、基板
3に対してくさび状の受け入れ空間Sを隔てて上方に配
設されている押さえ板4とによって、投入口1から投入
された筒状の缶体2aをその軸心Xを略水平方向に整え
ることができ、このように缶体2aを水平方向に姿勢を
整えた状態で押さえ板5を揺動させてくさび状の潰し空
間Saを維持しながら基板3に沿う姿勢にまで揺動させ
るのであり、押さえ板5を基板3に対して平行移動させ
て缶体2aをプレスして潰す構成に比べてトルクを小に
抑えることができ、かつ、押さえ板5を基板3に対して
くさび状の潰し空間Saを維持しながら基板3に近接さ
せる場合に、押さえ板5もしくは基板3には滑り止め手
段7があるから、筒状の缶体2aを滑らせることなくプ
レスして潰すことができ、しかして、全体構成を簡素化
しながら缶体2aを上手く受け入れてトルクを小にしな
がら板状にプレスをして潰すことができるものである。
【0009】しかも、押さえ板5を上方に揺動させた待
機姿勢イにおいては、押さえ板5の後端部と基板3との
間に排出空間Sbを構成して潰されて平坦となった缶2
bを自重で滑落させて貯留部14へと移行させることが
でき、装置にトラブルを生じさせることがなくて連続し
て運転をおこなえるとともに、ビン類などが不測に投入
された場合に詰まりが生じるのを回避することができ、
仮に、詰まりが生じてもメンテナンスを容易におこなう
ことができるものである。
【0010】請求項2においては、滑り止め手段7は、
押さえ板5に滑り止めエッジ12を形成したことを特徴
とするものである。このような構成によれば、揺動する
押さえ板5の滑り止めエッジ12によって缶体2aを滑
らせることなく確実にプレスして潰すことができ、か
つ、潰し終えて平坦となった缶2bは基板3の滑り面3
aを滑落して排出を確実におこなえるものである。
【0011】請求項3においては、投入口1と基板3と
の間にはアルミニウム製の空缶の通過を許容するがアル
ミニウム製の空缶よりも重い異物を重量選別する手段8
を設けてあることを特徴とするものである。このような
構成によれば、重量選別によってビン類等の重い異物が
内部に投入されるのを回避することができ、基板3と押
さえ板4間の異物の詰まりを生じさせることがなく、ト
ラブルを抑えることができるものである。
【0012】請求項4においては、押さえ板5のプレス
姿勢において缶体2aが導入されるのを阻止するストッ
パー片13を押さえ板5の投入口1側の端部に起立させ
て設けてあることを特徴とするものである。このような
構成によれば、押さえ片5が基板3に沿うプレス姿勢に
おいては、押さえ板5の投入口1側に起立しているスト
ッパー片13によって後続の缶体2aが進入するのを阻
止することができ、押さえ板5を基板3から離れる側へ
の揺動によって基板3との間にくさび状の受け入れ空間
Sを構成できて後続の缶体2aの受け入れをおこなうこ
とができ、連続運転が可能になるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1(a)は側面図、同図(b)は正面図、図2
(a)は平面図、同図(b)は背面図、図3、図4及び
図5は動作説明図である。
【0014】本発明の缶潰し機Aは、ビール、ジュース
及びコーヒー等の空缶のような缶体2aを投入口1より
投入して投入口1の近傍に設けた重量選別手段8にて重
量選別をするのであり、重量選別された軽量なアルミニ
ウム缶を潰し部15へと導入させて潰すのであり、板状
に潰され缶2aを缶受皿16へと導き、又、缶受皿16
の下部に設けた液受皿17にて漏洩した液を受けるよう
にしている。投入された缶体2a及び潰されて平坦とな
った缶2bは傾斜面をつかって自重にて滑落して所定に
箇所に運ばれるものである。以下、各構成を詳述する。
【0015】外殻ケース18の導入口19の近傍にホッ
パー20を付設してホッパー20の上端部に投入口1を
形成して缶体2aを略水平方向になった横向きに落下さ
せて投入させることができるようにしている。
【0016】外殻ケース18の導入口19の近傍には、
ばね21にて上方に付勢して一次ストッパー片22をピ
ン23の回りに上下方向に回動自在に設けてあり、投入
された缶体2aを一旦受け止めることができるようにし
ている。一次ストッパー片22の手前には、揺動選別板
25をピン24にて回動自在に枢支して設けてあり、揺
動選別板25と外殻ケース18とにわたって引張ばね2
6を張設してあって、揺動選別板25上の缶体2aの重
量がアルミニウム缶の重さ(約1.5g)よりも重い場
合には、引張ばね26のばね力に打かって揺動選別板2
5をピン24の回りに揺動させて、アルミニウム缶より
も重いスチール缶及びビン類等を異物受27へと落下さ
せてアルミニウム缶及びこれよりも軽いものを重量選別
して通過することができるようにしている。
【0017】外殻ケース18の導入口19の近傍から斜
め下方に向けて基板3を外殻ケース18に付設した側板
40,40間に固定している。基板3の横幅W及び高さ
Hはロングサイズ缶の高さよりも充分に大きくしてあ
る。基板3に対して斜め上方に対向して押さえ板5を配
設している。基板3に対して押さえ板5が最も大きく離
れた缶体2aの受け入れ角度θは約22度に設定してあ
るが、この設定角度θは22度に対して前後してもよい
のはいうまでもない。
【0018】外殻ケース18の上端部に架設された架台
29にギアードモータ10が載置され、出力軸9と外殻
ケース18内に軸受を介して回転自在に設けてある回転
軸31とのスプロケット32,32にチェーン33を巻
回してある。回転軸31にはクランクアーム35を介し
てクランクロッド36を連結してあり、左右のクランク
ロッド36,36を介して押さえ板5を枢支連結して、
回転軸31の回転で押さえ板5を基板3に向けて往復運
動させるようにしている。押さえ板5の下端側をリンク
37を介して基板3に枢支連結している。側板40には
リンク37を押さえ板5及び基板3側に連結する組立て
用の孔41が形成されている。符号42は側板40に形
成された長孔であり、押さえ板5の端部に付設したカム
フォロア46が挿合されて押さえ板5の端部の動きをガ
イドしている。
【0019】しかして、回転軸31の回転にてクランク
アーム35及びクランクロッド36などにて構成される
クランク機構を介して押さえ板5を連続して揺動させる
ようにしている。つまり、押さえ板5が基板3の斜め上
方に対向して、投入口1側が広く排出側が狭いくさび状
の受け入れ空間Sを隔てるとともにプレス前の缶体2a
を基板3との共同で受け止め、かつ、プレス後の平坦と
なった缶2bが基板3上を滑落するのを許す待機姿勢イ
(図3参照)と、押さえ板5が基板3に沿うプレス姿勢
ロ(図5参照)とにわたって連続して揺動するようにし
ている。押さえ板5の揺動途中においては、くさび状の
潰し空間Saを維持するのである(図4参照)。
【0020】このような構成によれば、押しボタンスイ
ッチ34の投入によって、基板3と、基板3に対してく
さび状の受け入れ空間Sを隔てて上方に配設されている
押さえ板4とによって、投入口1から投入された円筒状
の缶体2aをその軸心Xを略水平方向に整えて保持する
のであり、このように缶体2aを水平方向に姿勢を整え
た状態で押さえ板5を揺動させてくさび状潰し空間Sa
を維持しながら基板3に沿う姿勢にまで揺動させて缶体
2aを潰すのである。しかして、押さえ板5を基板3に
対して平行移動させて缶体2aをプレスして潰す構成に
比べてトルクを小に抑えることができるのである。
【0021】図8に示すように、押さえ板5には鋸刃状
に滑り止めエッジ12(高さ1mm程度)を複数本形成
して滑り止め手段7を施してあり、基板3には滑り面3
aを形成している。しかして、押さえ板5を基板3に対
してくさび状の潰し空間Saを維持しながら基板3に近
接させる場合に、押さえ板5もしくは基板3には滑り止
めエッジ12があるから、円筒状の缶体2aを滑らせる
ことなくプレスして潰すことができるのである。つま
り、クランク機構にて揺動される押さえ板5の滑り止め
エッジ12がアルミニウム製の缶体2aの食い込んでキ
ャッチし、この食い込み位置を僅かに排出側に移動する
ようにしてプレスすることで、良好な滑り止めをおこな
うものである。そして、アルミニウム製の缶体2aに対
してはスチール製のものに比べて滑り止めエッジ12が
アルミニウムの特性(伸延性)によって食い込みやすい
ものである。ところで、このような滑り止め手段7は例
えば、ローレットであってもよく、ローレットを基板3
側に形成してもよいものである。
【0022】このようにして、全体構成を簡素化しなが
ら缶体2aを上手く受け入れてトルクを小にしながら板
状にプレスをして上手く潰すことができるものである。
【0023】しかも、押さえ板5を上方に揺動させた待
機姿勢イにおいては、押さえ板5の後端部と基板3との
間に排出空間Sbを構成して潰されて平坦となった缶2
bを自重で滑落させて貯留部14へと移行させることが
できるのであり、このように、基板3とくさび状の空間
を隔てる押さえ板5とによって缶体2a等を潰して滑落
させて排出させるのであり、装置にトラブルを生じさせ
ることがなくて連続して運転をおこなえるとともに、ビ
ン類などが不測に投入された場合に詰まりが生じるのを
回避することができ、仮に、詰まりが生じても外殻ケー
ス18からホッパー20を外すことで、基板3及び押さ
え板5を覗くことができ、ドライバーなどの棒状の工具
で付着して詰まっているものを容易に除去することがで
きるのであり、メンテナンスを容易におこなうことがで
きるものである。
【0024】押さえ板5の導入口19側の端部には二次
のストッパー片13が起立して設けられていて、プレス
姿勢において缶体2aが導入されるのを阻止していて、
そして、押さえ板5を基板3から離れる側への揺動によ
って基板3との間にくさび状の受け入れ空間Sを構成で
きて後続の缶体2aの受け入れをおこなうことができ、
連続運転が可能になるものである。
【0025】更に、一次ストッパー片32には受け片4
3が立設されて設けられていて、押さえ板5が基板3に
沿うプレス姿勢ロにおいて、受け片43を介して一次ス
トッパー片22を押し下げるのであり、待機している缶
体2aを二次のストッパー片13へと導入することがで
きるようにして連続運転(約2秒に1個を潰す連続運
転)が可能になるものである。
【0026】ところで、外殻ケース18の上部開口には
天板39を付設して閉塞していて、この天板39を空缶
置き台に利用するとよい。
【0027】図9は他の実施の形態を示していて、但
し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通で
あり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略
する。
【0028】本実施の形態においては、押さえ板5の端
部にローラにて構成したカムフォロア45を回転自在に
取り付け、側板40に形成したガイド孔44にカムフォ
ロア45を転動自在に挿合することで、押さえ板5の端
部の動きをガイドするようにして、上述の実施の形態に
おけるリンク37を省くようにしたものである。又、本
実施の形態においても、上記の実施の形態と同様に押さ
え板5の他端部にもカムフォロア46を回転自在に取り
付け、側板40の孔42にカムフォロア46を転動自在
に挿合して押さえ板5の動きをガイドするようにしてい
る。
【0029】尚、実施の形態においては、缶体2aを略
水平姿勢にしてプレスして潰したが、缶体2aを長さ方
向の先端部から潰してもよく、又、缶体2aを平面視に
おいて斜めになるようにして潰してもよいものである。
【0030】又、本発明の缶潰し機Aは、例えば、コン
ビニエンスストアの出入り口付近や、キオスク等に設置
されている缶入り飲料の自動販売機の近くに置いて、ア
ルミニウム製の缶体2aの投入に際して、コインを出す
ようにしてもよく、又、本発明の缶潰し機Aは、貯留部
14を除く投入部、潰し部15等の上半部のみにて構成
してもよく、これらを、缶入り飲料の販売用の集配車に
搭載して、缶体2aの回収時に使用するようにしてもよ
い。又、缶受皿16と液受皿17を一体化しておいても
よいものである。
【0031】又、本発明においては、重量選別されたス
チール缶を、別置きしていて本発明の構成を採用した缶
潰し機に導入して潰すようにしてもよいものである。こ
の場合、滑り止め手段7における滑り止めエッジ12
を、一層、鋭くしてスチール缶への食い込みを良好にし
て滑り止め効果を高めるようにするとよい。
【0032】又、本発明の缶潰し機Aは、空缶のみを対
象にするものではないのはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】請求項1においては、斜め下方に傾斜し
ていて投入口から投入された筒状の缶体が導入されると
ともに外殻ケースに付設した側板間に固定している基板
と、基板に対して斜め上方に対向して配設されていて、
投入口側が広く排出側が狭いくさび状の受け入れ空間を
隔ててプレス前の缶体を基板との共同で受け止めるとと
もにプレス後の平坦となった缶が基板上を滑落するのを
許す待機姿勢と基板に沿うプレス姿勢とにわたって揺動
する押さえ板と、押さえ板を基板に対してくさび状の潰
し空間を維持しながら揺動させる駆動手段とを備え、押
さえ板のプレス面に缶体に対する滑り止めエッジを形成
し、押さえ板の排出側の端部は基板に対して近接・離間
自在に、押さえ板の投入口側の端部は上記側板に形成さ
れたガイド用の長孔に移動自在に連係されているから、
基板と、基板に対してくさび状の受け入れ空間を隔てて
上方に配設されている押さえ板とによって、投入口から
投入された筒状の缶体をその軸心を略水平方向に整える
ことができ、このように缶体を水平方向に姿勢を整えた
状態で押さえ板を揺動させてくさび状の潰し空間を維持
しながら基板に沿う姿勢にまで揺動させるのであり、押
さえ板を基板に対して平行移動させて缶体をプレスして
潰す構成に比べてトルクを小に抑えることができ、か
つ、押さえ板を基板に対してくさび状の潰し空間を維持
しながら基板に近接させる場合に、押さえ板もしくは基
板には滑り止め手段があるから、筒状の缶体を滑らせる
ことなくプレスして潰すことができ、しかして、全体構
成を簡素化しながら缶体を上手く受け入れてトルクを小
にしながら板状に潰すことができるという利点がある。
【0034】しかも、押さえ板を上方に揺動させた待機
姿勢においては、押さえ板の後端部と基板との間に排出
空間を構成して潰されて平坦となった缶を自重で滑落さ
せて貯留部へと移行させることができ、装置にトラブル
を生じさせることがなくて連続して運転をおこなえると
ともに、ビン類などが不測に投入された場合のメンテナ
ンスも容易におこなうことができるという利点がある。
【0035】請求項2においては、滑り止め手段は、押
さえ板に滑り止めエッジを形成したものであり、基板に
は滑り面が形成されているから、請求項1の効果に加え
て、揺動する押さえ板の滑り止めエッジによって缶体を
滑らせることなく確実にプレスして潰すことができ、か
つ、潰し終えて平坦となった缶は基板の滑り面を滑落し
て排出を確実におこなえるという利点がある。
【0036】請求項3においては、投入口と基板との間
にはアルミニウム製の空缶の通過を許容するがアルミニ
ウム製の空缶よりも重い異物を重量選別する手段を設け
てあるから、請求項1又は2の効果に加えて、重量選別
によってビン類などの重い異物が内部に投入されるのを
回避することができ、基板と押さえ板間の異物の詰まり
を生じさせることがなく、トラブルを防止できるという
利点がある。
【0037】請求項4においては、押さえ板のプレス姿
勢において缶体が導入されるのを阻止するストッパー片
を押さえ板の投入口側の端部に起立させて設けてあるか
ら、請求項1の効果に加えて、押さえ片が基板に沿うプ
レス姿勢においては、押さえ板の投入口側に起立してい
るストッパー片によって後続の缶体が進入するのを阻止
することができ、押さえ板を基板から離れる側への揺動
によって基板との間にくさび状の受け入れ空間を構成で
きて後続の缶体の受け入れをおこなうことができ、連続
運転が可能になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示し、(a)は側面
図、(b)は正面図である。
【図2】(a)は平面図、(b)は背面図である。
【図3】同上の押さえ板の待機姿勢を示す動作説明図で
ある。
【図4】同上の押さえ板のプレス途中の動作説明図であ
る。
【図5】同上の押さえ板のプレス姿勢を示す動作説明図
である。
【図6】同上の要部の背面図である。
【図7】同上の基板を示し、(a)は平面図、(b)は
側面図である。
【図8】同上の押さえ板を示し、(a)は平面図、
(b)は側面図である。
【図9】同上の他の実施の形態を示し、押さえ板の待機
姿勢を示す動作説明図である。
【図10】従来例を示し、(a)(b)(c)は動作説
明図である。
【符号の説明】
1 投入口 2a 缶体 2b 潰された平坦となった缶 3 基板 5 押さえ板 6 駆動手段 7 滑り止め手段 8 重量選別手段 12 滑り止めエッジ 13 ストッパー片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B30B 9/32 101 B30B 9/32 102

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 斜め下方に傾斜していて投入口から投入
    された筒状の缶体が導入されるとともに外殻ケースに付
    設した側板間に固定している基板と、基板に対して斜め
    上方に対向して配設されていて、投入口側が広く排出側
    が狭いくさび状の受け入れ空間を隔ててプレス前の缶体
    を基板との共同で受け止めるとともにプレス後の平坦と
    なった缶が基板上を滑落するのを許す待機姿勢と基板に
    沿うプレス姿勢とにわたって揺動する押さえ板と、押さ
    え板を基板に対してくさび状の潰し空間を維持しながら
    揺動させる駆動手段とを備え、押さえ板のプレス面に缶
    体に対する滑り止めエッジを形成し、押さえ板の排出側
    の端部は基板に対して近接・離間自在に、押さえ板の投
    入口側の端部は上記側板に形成されたガイド用の長孔に
    移動自在に連係されて成ることを特徴とする缶潰し機。
  2. 【請求項2】 投入口と基板との間にはアルミニウム製
    の空缶の通過を許容するがアルミニウム製の空缶よりも
    重い異物を重量選別する手段を設けて成ることを特徴と
    する請求項1記載の缶潰し機。
  3. 【請求項3】 押さえ板のプレス姿勢において缶体が導
    入されるのを阻止するストッパー片を押さえ板の投入口
    側の端部に起立させて設けて成ることを特徴とする請求
    項1記載の缶潰し機。
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