JP2531550B2 - 空缶圧潰機 - Google Patents

空缶圧潰機

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JP2531550B2
JP2531550B2 JP3208686A JP20868691A JP2531550B2 JP 2531550 B2 JP2531550 B2 JP 2531550B2 JP 3208686 A JP3208686 A JP 3208686A JP 20868691 A JP20868691 A JP 20868691A JP 2531550 B2 JP2531550 B2 JP 2531550B2
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陽夫 森
章 笹井
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Fuji Robin KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/32Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars
    • B30B9/321Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for consolidating empty containers, e.g. cans
    • B30B9/322Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for consolidating empty containers, e.g. cans between jaws pivoting with respect to each other
    • B30B9/323Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for consolidating empty containers, e.g. cans between jaws pivoting with respect to each other operated by hand or foot

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Refuse Collection And Transfer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運搬や取扱いに便利な
ように、使用後の空缶を押し潰す空缶圧潰機に関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機の普及に伴って、清涼飲料
水,ビール等の飲み物や携帯用食品を収容した缶の販売
量が著しく増加している。使用後の缶をそのまま放置し
ておくと環境公害の原因となるので、たとえば公園,海
浜等ではごみ箱に溜った空缶を回収する方式が採用され
ている。しかし、ごみ箱が空缶等ですぐに一杯になる
と、周囲にそのまま放置され易い。そのため、空缶の回
収を頻繁に行うことが必要となる。
【0003】空缶は、容積のほとんどが空気で占められ
ている。したがって、空缶をそのままの形状で回収し空
缶処理工場に搬送することは、空気を運んでいるような
ものであり、しかも一回当りに回収できる空缶の個数も
制限される。そこで、空缶を押し潰して嵩を小さくする
各種の圧潰機が開発されている。これら圧潰機を空缶が
溜り易い箇所においておけば、圧潰された空缶をごみ箱
に投入することができるため、ごみ箱の収容能力も大き
くなる。
【0004】このような空缶圧潰機として、たとえば図
1に示した構造をもつ缶クラッシャーが実公昭62−4
5833号公報で紹介されている。この缶クラッシャー
は、ケース本体10に、プレス部20及び空缶溜め部3
0を設けている。また、プレス部20にあたるケース本
体10の内面には、受け板11が張られている。
【0005】プレス部20は、支点21を中心として揺
動可能にケース本体10に取り付けられた足踏みレバー
22を備えている。足踏みレバー22の下面一部に形成
されたガイド面23に接触する補助レバー24は、一端
が軸部25で支持され、他端がリンクバー26に連結さ
れている。リンクバー26は、トグルバー27及び支持
板28と共にリンク機構を形成する。支持板28は、下
端が支点21でケース本体に連結され、受け板11に対
向する面に押し板29が張られている。
【0006】缶溜め部30は、圧潰される空缶41,4
2を載置させる底板31を備えている。底板31は、軸
部32を介して揺動自在にケース本体10に取り付けら
れており、下面側に押上げ板33が設けられている。底
板31の先方側端部近傍に固定仕切り板34が設けられ
ており、押上げ板33上で空缶41,42を所定位置に
確保する。トグルバー27は、リンクバー26との連結
部でへの字型に折れ曲がり、トグルバー35の一端に連
結されている。トグルバー35の他端は、軸部36でケ
ース本体10に取付けられている。また、押上げ板33
を介してそこ板31を押しあげるように、トグルバー2
7,35で構成させるトグル部に上向きの力を付勢する
ため、足踏みレバー22と支持板28との間に復帰スプ
リング37が張設されている。
【0007】 圧潰される空缶40は、上方から底板3
1上に投入される。そして、足踏みレバー22を押し下
げると、リンクバー26を介してトグルバー27,35
で構成されるトグル部が引き下げられる。そのため、底
板31と固定仕切り板34との間にある送入口38が開
かれ、底板31上の空き缶42がプレス部20に落下す
る。また、足踏みレバー22の下方への移動は、リンク
バー26,トグルバー27等で構成されるリンク機構に
よって、受け板11に向けて押し板29を押し付ける作
用として働く。そのため、プレス部20に送り込まれた
空缶43は、受け板11と押し板29との間で押し潰さ
れる。押し潰された空缶44は、吐出板12を開いてケ
ース本体10から取り出される。そこで、足踏みレバー
22を繰返し押し下げることにより、底板31上に投入
された空缶が順次押し潰されて、吐出部から取り出され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この圧潰機を使用して
空缶を圧潰するとき、送入口38からプレス部20に送
り込まれる空缶の個数が一定しない。特に、底板31上
にある空缶41,42がサイズの異なるものであると、
プレス部20に送り込まれる空缶の個数が大きくばらつ
く。そのため、足踏みレバー22を押し下げて空缶を圧
潰するときに必要な力が大きく変動し、場合によっては
プレス部20に送入された空缶43が圧潰されずにケー
ス本体10の内壁等に引っ掛かったりすることもある。
【0009】また、送入口38から入ったところにある
仮保持空間38aで、送り込まれた空缶43が直立し、
直立状態のままで受け板11と押し板29との間に落下
することもある。このような場合、空缶43の上部と下
部とに加わる力が異なるため、また空缶43が十分に容
積を減少させた状態に空缶43を圧潰することができな
くなる。
【0010】更に、図1の構造をもつ圧潰機では、圧潰
された空缶をプレス部20の下部に残したままで、次の
圧潰作業に移ることができない。そのため、吐出板12
を開いて吐出口13を解放する作業が圧潰のたびに必要
とされ、圧潰作業自体が面倒なものとなる。
【0011】本発明は、このような問題を解消すべく案
出されたものであり、空缶を確実にプレス部に送り込む
ことにより圧潰作業を一定した条件下で行うと共に、圧
潰された空缶がプレス部から自動的に排出される構造を
採用することによって圧潰作業の効率化を図った空缶圧
潰機を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の空缶圧潰機は、
その目的を達成するため、台座部100から起立させた
左右一対の固定板230,240と、左右の前記固定板
230,240に一体的に差し渡され缶受け面251を
備えた受け板260部と、前記固定板230,240に
設けた軸部231,241に揺動可能に取り付けられた
可動アーム310と、該可動アーム310に一体的に取
り付けられ、直立部361及び支持部363を有する缶
受けプレート360と、前記直立部361から空缶1個
分の送入が可能な距離だけ前記直立部361から離間し
た位置で前記可動アーム310に一体的に取り付けられ
たストッパープレート350と、該ストッパープレート
350の下方延長線上の位置で前記可動アーム310に
一体的に取り付けられ、解放状態で前記受け板260部
の下端との間に圧潰された空缶が通過する隙間を形成す
る押し板340と、前記直立部361,前記ストッパー
プレート350及び前記空缶受け面251で仕切られた
仮保持スペース370に上方から空缶を1個づつ送り込
む送入シュート410とを備えており、 前記可動アーム310に力が加わっていない状態では前
記送入シュート410の下端開口部415が前記支持部
363で閉塞され、前記可動アーム310の揺動に伴っ
て前記直立部361と前記ストッパープレート350で
挟まれた空缶が前記仮保持スペース370から前記受け
板260部と前記押し板340との間の圧潰空間に送り
込まれることを特徴としている。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながら、実施例によって
本発明を具体的に説明する。本実施例の空缶圧潰機は、
図2に示すように、台座部100から固定部200及び
パイプ材等でできたハンドル部150を起立させてい
る。固定部200には、可動部300が取り付けられて
いる。また、ハンドル部150によって補強された空缶
送入部400が、ハンドル部150に沿って設けられて
いる。
【0014】台座部100は、図3に示すように、左右
一対のベースパイプ110,120を連結パイプ13
0,135で連結している。ベースパイプ110,12
0は、空缶圧潰機の載置安定性を増すため、前後両端部
が互いに離間する方向に曲った屈曲部111,112及
び121,122となっている。また、屈曲部111,
112,121,122のほぼ中央部に、ゴム製の脚部
141〜144が設けられている。なお、脚部141〜
144は、その高さ位置が微調整可能なようにベースパ
イプ110,120に螺合することが好ましい。
【0015】ベースパイプ110,120のほぼ中央部
には、ハンドル部150を構成するハンドルパイプ16
0の基端部161,162が固着されている。ハンドル
パイプ160は、基端部161,162から適宜の傾斜
角をもって立ち上がり、上部で一方のベースパイプ11
0側から他方のベースパイプ120側に至るループ状の
グリップ部163となっている。
【0016】固定部200は、左右のベースパイプ11
0,120にそれぞれ下端が固定された側板210,2
20を備えている。側板210,220は、圧潰機本体
を覆うカバーとして働く。また、側板210,220の
それぞれ内側で、固定板230,240がベースパイプ
110,120に固定されている。
【0017】固定板230の前方縁には、可動部300
の可動アーム310を軸支する軸部231が設けられて
いる。軸部231は、内側には実質的に凸部がなく、固
定板230から側方に突出している。他方の固定板24
0にも、同様な軸部241が設けられている。
【0018】軸部231,241から固定板230,2
40の上方に傾斜した前方縁にかけて固着された補強プ
レート250により、左右の固定板230及び240が
連結されている。補強プレート250の上部は、屈曲さ
れて空缶受け面251となっており、その先端に係合フ
ック252が形成されている。また、圧潰された空缶を
収容するバスケット500が挿入されるように、補強プ
レート250の下方に空間部が設けられている。
【0019】補強プレート250には、受け板260が
張り合わされている。受け板260の上端部は、若干屈
曲した逃げ防止部261となっている。また、受け板2
60の左右両側を若干湾曲して、空缶規制部262が形
成されている。或いは、受け板260として強固なもの
を使用するとき、補強プレート250を省略することも
できる。この場合、受け板260自体に空缶受け面25
1を形成する。そこで、本願明細書においては、補強プ
レート250及び受け板260を包含する意味で、用語
「受け板部」を使用している。
【0020】可動部300の可動アーム310は、前方
側下部を軸部231,241で固定板230,240に
軸支することにより、固定板230,240に対して揺
動自在に取り付けられている。可動アーム310は、水
平方向に後方に向かって長くなった左右一対のサイドプ
レート311,312に固着された天板320で構成さ
れる。天板320の前方部分は屈曲されて、補強プレー
ト250の係合フック252に係止されるストッパー3
21が形成されている。他方、天板の後方部分も屈曲さ
れて、可動アーム310が押し下げられたとき地面に接
触して、それ以上に可動アーム310が下降することを
防止する着地ストッパー322となっている。
【0021】また、左右のサイドプレート311,31
2は、前縁近傍で補強プレート330で連結されてい
る。補強プレート330は、それ自体の剛体強度を増す
ため、上部が屈曲されている。そして、受け板260に
対向する位置関係で、押し板340が、補強プレート3
30に張り合わされている。押し板340は、受け板2
60の作用面に形成されている窪みに嵌り込むサイズと
なっている。また、受け板260に押し板340を押し
つけたとき、受け板260の逃げ防止部261に合わさ
るように、押し板340の上端にテーパ部341が形成
されている。なお、補強プレート330及び押し板34
0は、一体ものとすることもできる。
【0022】押し板340の延長線上に、ストッパープ
レート350が位置する。このストッパープレート35
0も、押し板340と同様に左右のサイドプレート31
1,312に差し渡されている。また、補強のために、
ストッパープレート350の上端部351が屈曲されて
いる。
【0023】ストッパープレート350から空缶一個分
より若干大きな距離だけ離間した位置に、空缶受けプレ
ート360が左右のサイドプレート311,312に差
し渡されている。この空缶受けプレート360は、空缶
送入部400から送られてきた空缶を一時収容する仮保
持スペース370を、補強プレート250の空缶受け面
251と共同してストッパープレート350との間に形
成する。
【0024】空缶受けプレート360は、仮保持スペー
ス370の側壁となる直立部361から、空缶送入部4
00にある最下端の空缶を押し上げる後方傾斜部362
を経て、最下端の空缶が空缶送入部400から落下する
ことを防ぐ支持部363となっている。支持部363
は、軸部231,241を中心とする円弧状に形成する
ことが好ましい。直立部361は、補強プレート250
の係合フック252に可動アーム310側のストッパー
321が引っ掛かった図2の状態で、受け板260の逃
げ防止部261の直上に位置するように設定されてい
る。
【0025】可動アーム310の後端には、足踏み部3
80が設けられている。足踏み部380は、たとえば滑
り防止材をコーティングした足踏み面381を備えてい
る。足踏み面381に踏圧を加えるとき、可動アーム3
10は、軸部231,241を中心として図2で反時計
方向に旋回する。
【0026】また、踏圧から解放された可動アーム31
0が図2の状態に復帰するように、可動アーム310の
先端部とベースパイプ110,120との間に復帰スプ
リング390が張設されている。
【0027】空缶送入部400は、ハンドルパイプ16
0に沿った送入シュート410を備えている。送入シュ
ート410は、図4に示すように、空缶を横向きにして
移送することができる空間を、サイドプレート411,
トッププレート412及びボトムプレート413で形成
している。図4の場合には、送入シュート410を落下
する空缶が外からみえるように、プレート411〜41
3の間に隙間をもたせている。また、トッププレート4
12よりもボトムプレート413を後方に延長させ、上
方に開口した空缶投入口414を設けている。
【0028】送入シュート410を構成するプレート4
11〜413は、補強枠420で取り囲まれている。補
強枠420により、何らかの衝撃がプレート411〜4
13に加わった場合にも変形が防止され、空缶を円滑に
移送することができる。
【0029】サイドプレート411の下端は、図2に示
すように、空缶受けプレート360の支持部363が描
く軌跡と実質的に平行となるように、傾斜した切断面と
なっている。これにより、サイドプレート411と支持
部363との間に、一定した間隙が保たれる。
【0030】 可動アーム310の後方側に、補助足踏
み板600を取り付けても良い。補助足踏み板600
は、足踏み部380と同様に足踏み面610をもったも
のが使用され、ボルト601等の固着具で可動アーム3
10に固定される。補助足踏み板600を取り付けると
き、支点である軸部231,241からの可動アーム3
10のアーム長が延長され、少ない力で空缶が圧潰され
る。そのため、婦女子等でも、空缶の圧潰を容易に行う
ことができる。
【0031】 また、足踏み部380或いは補助足踏み
板600に踏圧を加えて可動アーム310を押し下げた
とき、可動アーム310の下面と地面との間に他方の足
或いは他人の足が挟まれる虞れがある。そして、大勢の
子供が集まり易い公園,海浜,病院等に空缶圧潰機が配
置されることから、足が挟まれる危険を予め防止する必
要がある。そこで、本実施例においては、下降した足踏
み部380或いは補助足踏み板600があたる位置で、
安全プレート620を左右のベースパイプ110,12
0に差し渡した。そして、安全プレート620の上面に
「足をのせないでください」等の表示や危険を知らせる
着色等を施すことにより、危険防止策を講じた。
【0032】また、運搬や不使用時に可動アーム310
の揺動を防止するため、ロックバー650を差し通す孔
を、側板210,220,固定板230,240及び可
動アーム310のサイドプレート311,312に設け
ている。ロックバー650を一方の側板210から他方
の側板220まで挿通するとき、固定部200に対する
可動部300の位置関係が固定される。
【0033】次いで、以上に説明した空缶圧潰機を使用
して空缶を押し潰す作業を説明する。足踏み部380に
踏圧を加えていないとき、可動アーム310は、復帰ス
プリング390で引っ張られ、補強プレート250の係
合フック252に可動アーム310側のストッパー32
1が引っ掛かっている。このとき、空缶受けプレート3
60の支持部363は、図5に示すように、サイドプレ
ート411下端の傾斜切断面で構成される送入シュート
410の下端開口部415を塞ぐように位置している。
そのため、空缶投入口414から送入シュート410に
送り込まれた空缶701,702・・・は、支持部36
3を底面として送入シュート410に沿って積み上げら
れている。
【0034】足踏み部380に踏圧を加えると、可動ア
ーム310は、軸部231,241を中心として図2で
反時計方向に旋回する。この旋回によって、空缶受けプ
レート360の支持部363が送入シュート410の下
端開口部415から離れ、下端開口部415が解放され
る。そして、下端開口部415の下方に、図6に示すよ
うに、空缶受け面251,直立部361及びストッパー
プレート350で仕切られた仮保持スペース370が形
成される。送入シュート410にある最下段の空缶70
1は、解放されている下端開口部415から仮保持スペ
ース370に落下する。
【0035】足踏み部380を踏圧から解放すると、可
動アーム310は、復帰スプリング390によって、当
初の位置に復帰する。そして、ストッパープレート35
0と空缶受けプレート360の直立部361との間にあ
る空缶701は、補強プレート250の空缶受け面25
1上を転がりながら運ばれる。そして、空缶701は、
空缶受け面251がなくなっているところで、図7に示
すように、受け板260と押し板340との間に落下す
る。このとき、送入シュート410にある後続する空缶
702は、支持部363で押し上げられ、送入シュート
410内に戻される。
【0036】可動アーム310を再度押し下げると、図
8に示すように、受け板260に押し付けられる押し板
340の圧力で空缶701が押し潰される。このとき、
受け板260の上部から逃げ防止部261が圧潰空間3
75に突出しているので、空缶701が上方に抜け出す
ことがない。また、逃げ防止部261及び左右の空缶規
制部262で受け板260の作用面側に設けられている
窪みに押し板340が嵌り込むように移動するため、圧
潰空間375にある空缶701は、横向きになったまま
で圧潰される。空缶701の圧潰と同時に、後続する空
缶702が送入シュート410の下端開口部415から
仮保持スペース370に落下する。
【0037】再度足踏み部380の踏圧を解除して可動
アーム310を時計方向に回転させると、受け板260
から押し板340が離間する。圧潰された空缶701
は、図9に示すように、受け板260及び押し板340
の下端側にある隙間378を通過して、バスケット50
0に落下する。そして、次の圧潰されていない空缶70
2が仮保持スペース370から圧潰空間375に送り込
まれる。
【0038】このようにして、送入シュート410から
空缶701,702・・・を一つづつ圧潰空間375に
送り込み、圧潰した後でバスケット500に排出させ
る。そのため、図1で説明した缶クラッシャーのように
吐出板12を開いて圧潰後の空缶を取り出す必要がな
い。また、送入シュート410から送り込まれる空缶7
01,702・・・は、缶軸を水平に維持した状態で圧
潰・排出され、内部部材に引っ掛かって仮保持スペース
370や圧潰空間375に滞留することがない。
【0039】なお、以上の例においては、可動アーム3
10を踏圧及び弾撥力によって揺動させる方式を採用し
ている。しかし、本発明はこれに拘束されるものではな
く、たとえば電動モータ等の動力を使用して可動アーム
310を揺動させることも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の空缶圧
潰機においては、送入シュート410からほぼ一定の姿
勢で1個づつ送られて来る空缶を、受け板260と押し
板340との間で順次正確に押し潰し、押し潰した空缶
を自動的にバスケット500へと排出する。特に、押し
潰される空缶が缶受けプレート360の直立部361か
ら空缶1個分の送入が可能な距離だけ離間した位置に設
けられたストッパープレート350の作用により、缶軸
を水平に維持した状態、すなわち、横向き姿勢のままで
送入シュート410から圧潰空間を経て排出され、内部
に滞留することがない。また空缶は、缶受けプレート3
60のストッパープレート350及び空缶受け面251
で仕切られた仮保持スペース370に上方から一個づつ
送り込まれるため、整然と圧潰室内に供給される。そし
て、従来のような複雑なリンク機構を必要としないシン
プルな構造としているので、空缶の圧潰を長期間にわた
って円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の缶クラッシャーを示す。
【図2】 本発明実施例の空缶圧潰機の側面図
【図3】 同空缶圧潰機の平面図
【図4】 同空缶圧潰機の空缶送入部を示した斜視図
【図5】 圧潰作業の初期状態を示す説明図
【図6】 送入シュートから最下段の空缶が仮保持スペ
ースに落下した状態を示す説明図
【図7】 最初の空缶が仮保持スペースから圧潰空間に
送り込まれた状態を示す説明図
【図8】 最初の空缶が圧潰されている状態を示す説明
【図9】 圧潰された最初の空缶が圧潰空間からバスケ
ットに排出されている状態を示す説明図
【符号の説明】
100 台座部 200 固定部 23
0,240 固定板 231,241 軸部 251 空缶受け面 26
0 受け板 300 可動部 310 可動アーム 34
0 押し板 350 ストッパープレート 36
0 缶受けプレート 361 直立部 363 支持部 37
0 仮保持スペース 375 圧潰空間 378 圧潰された空缶が通
過する隙間 400 空缶送入部 410 送入シュート 41
5 下端開口部 500 バスケット 701,702・・・ 空缶

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台座部(100)から起立させた左右一
    対の固定板(230,240)と、左右の前記固定板
    (230,240)に一体的に差し渡され缶受け面(2
    51)を備えた受け板(260)部と、前記固定板(2
    30,240)に設けた軸部(231,241)に揺動
    可能に取り付けられた可動アーム(310)と、該可動
    アーム(310)に一体的に取り付けられ、直立部(3
    61)及び支持部(363)を有する缶受けプレート
    (360)と、前記直立部(361)から空缶1個分の
    送入が可能な距離だけ前記直立部(361)から離間し
    た位置で前記可動アーム(310)に一体的に取り付け
    られたストッパープレート(350)と、該ストッパー
    プレート(350)の下方延長線上の位置で前記可動ア
    ーム(310)に一体的に取り付けられ、解放状態で前
    記受け板(260)部の下端との間に圧潰された空缶が
    通過する隙間を形成する押し板(340)と、前記直立
    部(361),前記ストッパープレート(350)及び
    前記空缶受け面(251)で仕切られた仮保持スペース
    (370)に上方から空缶を1個づつ送り込む送入シュ
    ート(410)とを備えており、 前記可動アーム(310)に力が加わっていない状態で
    は前記送入シュート(410)の下端開口部(415)
    が前記支持部(363)で閉塞され、前記可動アーム
    (310)の揺動に伴って前記直立部(361)と前記
    ストッパープレート(350)で挟まれた空缶が前記仮
    保持スペース(370)から前記受け板(260)部と
    前記押し板(340)との間の圧潰空間に送り込まれる
    ことを特徴とする空缶圧潰機。
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