JP3037331U - 水晶振動子 - Google Patents

水晶振動子

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JP3037331U
JP3037331U JP1996011241U JP1124196U JP3037331U JP 3037331 U JP3037331 U JP 3037331U JP 1996011241 U JP1996011241 U JP 1996011241U JP 1124196 U JP1124196 U JP 1124196U JP 3037331 U JP3037331 U JP 3037331U
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JP
Japan
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bar code
container
crystal unit
label
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JP1996011241U
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Inventor
雄一 町田
義雄 日向
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Tokyo Denpa Co Ltd
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Tokyo Denpa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水晶振動子の製品特性のバーコード表示を読
み取る際にエラーなく正確に動作できるように振動子容
器に直接刻印する。 【解決手段】 レーザー腐食刻印法などにによる振動子
容器への直接刻印表示をバーコードリーダー(自動読み
取り装置)などの情報読取装置でエラーなく正確に読み
取れるようにすることで、レーザー腐食刻印法等による
直接刻印を実用可能とする。即ち、振動子容器に直接刻
印の際に、金属の地肌が表面の色調に近いことから、バ
ーコードリーダーの読み取りのエラーの原因となってい
たが、振動子容器の表示部位にあらかじめ金属光沢を消
去する白地を含む有色の着色処理を施するようにし、刻
印表示の部分と地に部分が明確に識別されるようにす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は水晶振動子の金属容器またはセラミック容器等の表面における文字や コードの表示態様に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に水晶振動子などの電子部品では、その表面、即ち水晶振動子等の部品の 金属容器またはセラミック容器等の表面に型番、製造年月、メーカー名等の文字 、数字、コードなどが表示される。 また、バーコード表示を電子部品の表示に適用し、かつ高度の情報を提供する ために多次元マトリックス表示(二次元バーコード)を用いることが広く普及し ている。
【0003】 例えば水晶振動子の場合は、上記の通常の表示に加えて、周波数−温度特性が コード化され、これを二次元バーコードなどで表示している。 これは水晶振動子を使用するユーザー(電子回路設計者)などが、その周波数 −温度特性を読み取り、必要な温度補償等を行なうことができるようにするため のものである。
【0004】 ところで、電子部品などの容器表面に文字、コード等を表示する方式としては 、例えばレーザー光線の腐食刻印法のように容器に直接刻印する表示や、もしく はラベルに必要な文字、コード等を印刷し、そのラベルを容器表面に貼付するな どの方式がある。
【0005】 ここで水晶振動子については、従来、その容器に型番や周波数特性等を表わす バーコード印刷を行なったラベルを貼付するようにしていた。 ほとんどの電子部品がそうであるように、水晶振動子もリフロー半田仕様のた め、二百数十度の高温に耐える白色無地の紙を用いて、上記コードを印刷し、こ れを水晶振動子の最大面に貼り付けている。即ち図2のような水晶振動子10の 容器表面として表示部11を設定し、この表示部11にラベルを貼付することに なる。この場合、バーコード表示を行なうラベル(つまり表示部11のサイズ) は最大幅3.5mm四方程度となり非常に小型化されたものとなっている。なお 、図2は水晶振動子の正面図、平面図、底面図を示しており、表示部11はその 正面平面、つまり最も広い面積を確保できる場所に設定される。
【0006】 ラベルに表記する情報の内容は、水晶振動子の3次方程式のA、B、C各係数 をあらかじめ該振動子メーカーが測定した実測値を数値化したものである。 これに要する桁数は7桁以上であり、さらに部品番号に3桁、製造年月に4桁 、その他に4桁程度の合計18桁程度がその表記内容例となる。
【0007】 図3に水晶振動子の容器表面表示に関する工程例を示す。 製造された水晶振動子10はそれぞれ温度特性試験装置1により、個別に周波 数−温度特性が測定される。そしてその測定データがラベル印刷機2に送られる 。 ラベル印刷機2では、送られてきた測定データや、部品番号、製造年月などか らコードを生成し、それをバーコード化して印刷し、ラベル3を作る。 このラベル3は、水晶振動子10の表示部11に貼付され、完成品として出荷 される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、これら18桁に及ぶ表記密度は、現状のレーザー腐食刻印法を考え た場合は、図2の例のように例えば3.5ミリ四方の表示部11が確保できれば 十分である。 またレーザー腐食刻印法を用いなくとも、上記のように白色無地の耐熱紙によ る3.5ミリ四方程度のラベルに18桁に及ぶ表記密度の印刷を行なうことも、 可能であり、実際に行なわれている。また、今後さらに小面積で表示が可能にな る方向にもある。
【0009】 ところが、ラベル貼付方式の場合、白色無地の耐熱紙にコードを印刷したのち これを製品である水晶振動子の容器に貼り付けるという工程が必要なことが欠点 となっていた。 また、ラベルは特定の水晶振動子についての周波数特性等が表示されるもので あるから、当然ながら各ラベルが貼付される水晶振動子は決まっている。ところ が、ラベルの貼り付け工程において、貼り付けミスを完全に解消することは事実 上難しく、この貼り付けミスが発生すると、個々の製品の識別が出来なくなり、 温度特性測定試験をやり直さなければならないケースも出てくる。
【0010】 即ち、ラベル貼付方式では貼付工程の必要性やミスの解消が困難で或ることか ら、工程の効率化に限界があった。 さらに印刷技術により或る程度の小型化にも対応できるとはいえ、やはり限界 はあり、部品の小型化が促進され、表示部11が一層小型化されると、貼り付け 方式では対応できないことになる。
【0011】 これらを解決するためにはレーザー腐食刻印法を採用すればよい。この場合、 水晶振動子容器に直接刻印表示するため、貼付工程もなく、また貼付ミスも発生 しない。従って煩雑な工程が解消され、さらには装置類、印刷紙などコスト要因 も軽減される。 そのうえ部品が一層小型化されていっても十分に対応できる。
【0012】 ところがレーザー腐食刻印法では次のような問題があった。 金属の容器表面に直接レーザーを照射して腐食刻印したものは、金属表面が明 らかに刻印されているにも拘らず、金属の地肌が刻印した部分の表面の色調に近 いので目視判別が容易でないことである。即ちバーコードリーダー(自動読み取 り装置)で正確に表示内容を解読することができない。 すなわち必要な情報が記録されているにもかかわらず、ユーザー等はその情報 を得ることができないものとなる。このため、多大な利点が生ずるにもかかわら ず水晶振動子の表面表示にレーザー腐食刻印法が用いられなかった。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような問題点を解決するためになされたもので、レーザー腐食刻 印法などにによる振動子容器への直接刻印表示をバーコードリーダー(自動読み 取り装置)などの情報読取装置でエラーなく正確に読み取れるようにすることで 、レーザー腐食刻印法等による直接刻印を実用可能とすることを目的としている 。 即ち、振動子容器に直接刻印の際に、金属の地肌が表面の色調に近いことから 、バーコードリーダーの読み取りのエラーの原因となっていたことに鑑みて、振 動子容器の表示部位にあらかじめ金属光沢を消去する白地を含む有色の着色処理 を施するようにし、刻印表示の部分と地に部分が明確に識別されるようにするも のである。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の水晶振動子のレーザー照射腐食刻印の実施形態を説明する。 本考案による表示工程を図1を用いて説明する。 それぞれ任意の温度に設定された複数の温度試験槽7、8を有し、各温度試験 槽7、8で周波数特性測定が行なわれる。そして測定が完了した水晶振動子がレ ーザマーキング部9に送られ、測定データを用いたコードが生成されて、リアル タイムでレーザー照射9により水晶振動子の容器表面にバーコードとしてプリン トされる。 刻印されるバーコードは、例えば測定結果による水晶振動子の3次方程式のA 、B、C各係数を数値化してもの、部品番号、製造年月、製造者名などによる所 定桁数のコードをバーコード化したものである。
【0015】 ただし、このような工程のみでは、金属表面に腐食刻印されたレーザーマーク は金属特有の輝きを放つので、コードリーダーによる判読にエラーが生じやすく 、高密度情報の読み取りに不利である。 そこで、本考案では、上記のような測定及びレーザマーキングを実施する工程 に先立って、水晶振動子の容器表面に対して所定の処理を施す。 即ち金属光沢と比較して明確に識別できるような色、具体的には黒または白色 の艶消表面処理を行うようにする。
【0016】 このような表面処理を行なった後、上記のように特性測定及びレーザマーキン グを行なうようにする。 すると、レーザ刻印によるバーコード表示(もちろんバーコードに限られずに 如何なる表示形態でもよいが)などは、容器表面に対して明確に識別でき、表示 内容が識別しにくいといった問題は解消される。
【0017】 従って、レーザ腐食刻印を実用に供することができ、この場合水晶振動子容器 に直接刻印表示することで、貼付工程もなく、また貼付ミスも発生しない。従っ て煩雑な工程が解消され、さらには装置類、印刷紙などコスト要因も軽減される 。そのうえ部品が一層小型化されていっても十分に対応できるという利点が得ら れることになる。 なお、着色の手段は化学吸着、スパッタ薄膜成型、塗装などであり、本実施例 では黒色クロムメッキを用いて白色地の貼り付けラベルと同じ読み取り精度を得 ている。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の水晶振動子は、光の散乱を防止するための黒また は白色の艶消表面処理を行った水晶振動子の容器表面に、レーザー腐食法によっ て文字またはコードを表記している。黒または白色の艶消表面処理を行うことで 、刻印表示あれる文字やコードが容器地肌と識別でき、例えばバーコードリーダ ーなどでの表示内容の読取エラーも殆どなくなる。 従って、水晶振動子の製造工程における表示工程にレーザー腐食法を採用でき 、これによって従来のラベル貼付方式にあったような、貼り付けミスを無くし、 かつ煩雑な工程を解消できる。さらには装置類、印刷紙などコスト要因を軽減で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の水晶振動子のレーザー照射腐食刻印の
実施例である。
【図2】本考案の水晶振動子の説明図である。
【図3】従来例の水晶振動子のラベル貼り付け動作であ
る。
【符号の説明】
1、7、8 温度特性試験装置 2 ラベル印刷機 3 ラベル 9 レーザーマーキング部 10 水晶振動子 11 表示部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光の散乱を防止するための黒または白色
    の艶消表面処理を行った水晶振動子の容器表面に、レー
    ザー腐食法によって文字またはコードを表記したことを
    特徴とする水晶振動子。
  2. 【請求項2】 上記コードは水晶振動子の3次方程式の
    係数、部品番号、製造年月を用いて形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の水晶振動子。
JP1996011241U 1996-10-16 1996-10-16 水晶振動子 Expired - Lifetime JP3037331U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012215216A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Asahi Seisakusho Co Ltd 小型気体容器の再使用方法

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