JP2001205644A - 樹脂成形用金型および樹脂成形用金型に対する情報付設方法ならびに樹脂成形品 - Google Patents

樹脂成形用金型および樹脂成形用金型に対する情報付設方法ならびに樹脂成形品

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JP2001205644A
JP2001205644A JP2000021068A JP2000021068A JP2001205644A JP 2001205644 A JP2001205644 A JP 2001205644A JP 2000021068 A JP2000021068 A JP 2000021068A JP 2000021068 A JP2000021068 A JP 2000021068A JP 2001205644 A JP2001205644 A JP 2001205644A
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resin
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molded product
mold
molding
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JP2000021068A
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English (en)
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Toshitaka Osanai
敏隆 小山内
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B17/00Recovery of plastics or other constituents of waste material containing plastics
    • B29B17/02Separating plastics from other materials
    • B29B2017/0213Specific separating techniques
    • B29B2017/0282Specific separating techniques using information associated with the materials, e.g. labels on products
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リサイクル処理に際して樹脂成形品の樹脂材
料に関する情報を簡単に特定可能にする。 【解決手段】 金型本体1を使用して樹脂バージン材に
て成形を行う場合、金型本体1の反転刻印5における
「VJ1」の反転部の隣の凸部7aに、ポンチなどの先
端の鋭い治具を用いて凹み8aを形成する。したがっ
て、成形された樹脂成形品には、情報表における「VJ
1」表示部分の隣の凹部に突起が形成される。次に成形
2回目にリサイクル材を使用する場合には、金型本体1
の反転刻印5における「RE1」の反転部から2つ目の
凸部7bに、ポンチなどの先端の鋭い治具を用いて凹み
8bを形成する。したがって、成形された樹脂成形品に
は、情報表における「RE1」表示部分から2つ目の凹
部に突起が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装
置,複写機,プリンタなどの事務用機器あるいは民生用
機器などの構成部材の樹脂成形品、およびその樹脂成形
の際に用いられる樹脂成形用金型、ならびに樹脂成形用
金型に対する情報付設方法に係り、特に樹脂成形された
構成部材のリサイクル(再使用,再生)に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年の環境問題の意識の高まりの中にお
いて、メーカ側でも環境を考慮した生産システムが強く
要求され、製品を構成する部品の一部のものは、回収さ
れてリサイクル処理を施された後に再使用され、また樹
脂製の部品において再使用が不可能なものは回収された
後に、他の材料として処理され、例えば建材などに再生
されている。
【0003】樹脂製の部品は、使用される事務環境,家
庭環境を考慮した場合には、その利便性ならびにコスト
の面から他の材料に比べて有利であることから、多量に
かつ広い分野で用いられている。したがって、1回使用
した樹脂製の部材を、再度同様な品質で製品に用いるよ
うにしなければ、クローズドリサイクルシステムは成立
しない。
【0004】そこで、1回使用した樹脂製の部材を再利
用し、クローズドリサイクルシステムを採用する場合、
再利用の際のリサイクル処理において樹脂の特性が若干
変化するため、リサイクル処理を施した樹脂材料を、リ
サイクル処理前の樹脂材料と同一材として用いることは
できない。特に、北アメリカの安全認証機構の規定にお
いては、バージン材とリサイクル材とが全く別の材料と
して扱われるため、使用される樹脂グレード(樹脂名)
を特定できることが要求される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のリ
サイクル関連技術において、リサイクル材を使用するこ
と自体には問題はないが、1度目のリサイクル処理を受
けたものか、2度目のリサイクル処理を受けたものかを
特定することができないと、次のリサイクル処理の際に
加えられる添加剤配合率を確定することが困難になり、
リサイクル処理を円滑に行うことができず、また前記安
全認証機構の規定上、リサイクル材の樹脂グレードなど
の樹脂材料を特定することができないと、リサイクル樹
脂材として製品に組み込むことができなくなる。
【0006】そこで、本発明の目的は、リサイクル処理
を正確かつ容易に行えるようにするため、リサイクル処
理に際して樹脂成形品の樹脂材料に関する情報を簡単に
特定できるようにした樹脂成形用金型および樹脂成形用
金型に対する情報付設方法ならびに樹脂成形品を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に係る本発明は、樹脂成形用金型におい
て、樹脂成形品本体に対して、当該金型を用いて成形さ
れる樹脂成形品の樹脂材料を特定する情報を表形式にし
て一体に成形するための刻印部を形成したことを特徴と
し、この構成によって、当該金型により成形される際に
樹脂成形品に対して樹脂材料を特定する情報が表にして
付されるため、リサイクル処理に際して樹脂グレードな
どの特定を簡単に行うことができ、生産工程管理に有効
に利用することができる。
【0008】請求項2に係る本発明は、請求項1記載の
樹脂成形用金型において、刻印部に情報を、既に当該金
型を用いて成形された樹脂成形品の樹脂名あるいは樹脂
材料を特定することができる記号、および当該金型を用
いて成形される樹脂成形品の樹脂名あるいは樹脂材料を
特定することができる記号として刻印したことを特徴と
し、この構成によって、樹脂材料に係る情報が、少ない
スペースで表形式にして一体に成形される。
【0009】請求項3に係る本発明は、樹脂成形用金型
において、樹脂成形品本体に対して、当該金型を用いて
成形される樹脂成形品の樹脂材料を特定する情報をバー
コード形式にして一体に成形するための刻印部を形成し
たことを特徴とし、この構成によって、当該金型により
成形される際に樹脂成形品に対して樹脂材料を特定する
情報がバーコードとして付されるため、リサイクル処理
に際して樹脂グレードなどの特定をバーコードを読み取
ることにより行うことができ、生産工程管理に有効に利
用することができる。
【0010】請求項4に係る本発明は、請求項3記載の
樹脂成形用金型において、バーコードにおける情報が、
既に当該金型を用いて成形された樹脂成形品の樹脂名あ
るいは樹脂材料を特定することができる情報、および当
該金型を用いて成形される樹脂成形品の樹脂名あるいは
樹脂材料を特定することができる情報であることを特徴
とし、この構成によって、金型に形成されたバーコード
により樹脂材料に係る情報以外にも、当該金型および樹
脂材料の使用経歴などの生産工程管理のための情報を含
めることが可能になる。
【0011】請求項5に係る本発明は、請求項1,2,
3または4記載の樹脂成形用金型において、樹脂成形品
の樹脂材料に係る情報が、バージン材料か再使用材料か
を区別することができるものであることを特徴とする。
【0012】請求項6に係る本発明は、請求項1,2,
3,4または5記載の樹脂成形用金型において、情報と
して、成形時期あるいは成形ロットに係る情報を加えた
ことを特徴とし、この構成によって、樹脂の経時変化な
どの経時情報および生産工程管理に有用な情報を知るこ
とができる。
【0013】請求項7に係る本発明は、請求項1または
2記載の樹脂成型用金型における刻印部に情報を付設す
る方法であって、金型使用ごとに前記刻印部に対して、
樹脂成形品に係る情報、あるいは使用された樹脂材料を
特定することができる文字,数字などの符号を刻印する
ことを特徴とし、この方法によって、樹脂成形品の小ス
ペースに樹脂成形品に係る情報、あるいは使用された樹
脂材料を特定する情報を付すことができる。
【0014】請求項8に係る発明は、請求項1または2
記載の樹脂成型用金型における刻印部に情報を付設する
方法であって、金型使用ごとに前記刻印部に対して樹脂
材料を特定することができる記号として、樹脂材料を特
定する表示が刻印された部分に刻印用治具によってマー
クを刻印することを特徴とし、この方法によって、ポン
チなどでマークを付ける簡単な方法により、樹脂材料を
特定する情報とすることができる。
【0015】請求項9に係る本発明は、請求項7または
8記載の樹脂成形用金型に対する情報付設方法におい
て、刻印部に金型使用回数に対応した桝目を行列状に刻
印しておき、金型使用時ごとに前記符号あるいはマーク
を隣り合う桝目に順次刻印することを特徴とし、この方
法によって、小スペースに長期にわたって、情報を付設
することが可能になる。
【0016】請求項10に係る本発明は、請求項9記載
の樹脂成形用金型に対する情報付設方法において、バー
ジン材料と再使用材料とに分けて桝目の行を形成するこ
とを特徴とする。
【0017】請求項11に係る本発明は、請求項9また
は10記載の樹脂成形用金型に対する情報付設方法にお
いて、桝目における最終桝目にマークが刻印された場合
には、次のマークを最初の桝目から順に、既に刻印され
ているマークとは別にして刻印することを特徴とし、情
報形成のためのスペースを有効に利用することができ
る。
【0018】請求項12に係る本発明は、請求項9,1
0または11記載の樹脂成形用金型に対する情報付設方
法において、桝目の近傍に、成形時期あるいは成形ロッ
トに係る情報を刻印することを特徴とする。
【0019】請求項13に係る本発明は、樹脂成形品に
おいて、当該樹脂成形品の樹脂材料を特定する情報、お
よび当該樹脂成形品が成形された金型を用いて既に成形
された樹脂成形品の樹脂材料を特定する情報が表形式に
より一体に成形されたことを特徴とする。
【0020】請求項14に係る本発明は、樹脂成形品に
おいて、当該樹脂成形品の樹脂材料を特定する情報、お
よび当該樹脂成形品が成形された金型を用いて成形され
た樹脂成形品の樹脂材料を特定する情報がバーコード形
式により一体に成形されたことを特徴とする。
【0021】請求項15に係る本発明は、請求項13ま
たは14記載の樹脂成形品において、情報が、既に同一
金型を用いて成形された樹脂成形品の樹脂名あるいは樹
脂材料を特定することができる情報、および当該樹脂成
形品の樹脂名あるいは樹脂材料を特定することができる
情報であることを特徴とする。
【0022】請求項16に係る本発明は、請求項13,
14または15記載の樹脂成形品において、成形用樹脂
の原材料として、再度使用される再使用材料とバージン
材料とを混合したものを使用したことを特徴とする。
【0023】請求項17に係る本発明は、請求項13,
14または15記載の樹脂成形品において、樹脂成形品
の樹脂材料に係る情報が、バージン材料か再使用材料か
を区別することができるものであることを特徴とする。
【0024】請求項18に係る本発明は、請求項13,
14,15または17記載の樹脂成形品において、情報
として、成形時期あるいは成形ロットに係る情報を加え
たことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0026】図1は本発明の第1実施形態を説明するた
めの樹脂成形用金型の一方のみを示す斜視図であり、1
は金型本体、2は金型本体1の底部に形成された刻印部
である。
【0027】図2は図1に示す樹脂成形用金型によって
成形された樹脂成形品の一部を拡大して示す斜視図であ
り、3は樹脂成形品であって、図1に示す金型本体1に
より成形されたものであって、金型本体1の刻印部2に
対応して、樹脂成形品3の表面の側部に沿って情報表4
が設けられている。
【0028】樹脂成形品3の情報表4において、左上部
の「VJ1」の表示はバージン材を意味し、左下部の
「RE1」の表示は1回リサイクル処理を行ったリサイ
クル材を意味し、これらの「VJ1」あるいは「RE
1」を用いた後述する表示方法によって、当該樹脂成形
品の樹脂材料(樹脂グレード)が示されることになる。
一方、金型本体1の刻印部2には、樹脂成形品3に「V
J1」「RE1」の文字の表示を形成するため、それら
の文字を反転した反転刻印5が形成されている。
【0029】さらに、樹脂成形品3の情報表4におい
て、「VJ1」「RE1」の表示部分における横方向に
複数の凹部6が形成される。この凹部6を形成するた
め、金型本体1の刻印部2には反転刻印5の横方向に複
数の凸部7が形成されている。
【0030】次に、第1実施形態の金型本体1を使用し
て樹脂成形品3に対して当該樹脂成形品3の樹脂材料の
表示を形成する方法を説明する。
【0031】例えば、当該金型本体1を使用して樹脂バ
ージン材にて成形を行う場合、金型本体1の反転刻印5
における反転「VJ1」刻印部の隣の凸部7aに、ポン
チなどの先端の鋭い治具を用いて凹み8aを形成する。
このことにより、成形した樹脂成形品3には、図2に示
すように、情報表4における「VJ1」表示部分の隣の
凹部6aに突起9aが形成されることになる。図2に示
す例では、当該金型本体1の成形初回にバージン材が使
用された場合である。
【0032】次に、当該金型本体1を用いた成形2回目
にリサイクル材が使用される場合には、金型本体1の反
転刻印5における反転「RE1」刻印部から2つ目の凸
部7bに、ポンチなどの先端の鋭い治具を用いて凹み8
bを形成する。このことにより、成形した樹脂成形品3
には、図2に示すように、情報表4における「RE1」
表示部分から2つ目の凹部6bに突起9bが形成される
ことになる。
【0033】このようにして、使用される樹脂材料が変
わるごとに、その樹脂材料に対応して金型本体1の反転
刻印5における横の凸部7に凹み8a,8bを順次形成
することにより、成形された樹脂成形品3の情報表4に
おける「RE1」/「VJ1」表示部分の横の凹部6に
突起9a,9bが順次形成されることになる。
【0034】したがって、第1実施形態の金型本体1を
使用することにより、当該金型本体1によって成形され
た樹脂成形品3の情報表4において、最も右端に突起が
形成されている凹部6によって樹脂材料を特定すること
が可能になる。すなわち、図2の例では、左から2つ目
に突起9bが形成されている凹部6bに対応する樹脂材
料の表示「VJ1」「RE1」を見ることにより、樹脂
材料をリサイクル材として特定することができる。
【0035】図3(a)〜(c)は第1実施形態の情報
表を用いて樹脂材料を特定する方法を模擬的に示した説
明図であり、図3(a)では情報表4における最も左の
上の桝目(図2の凹部6aに相当)MU1にのみドット
(図2の突起9aに相当)D1が形成されており、当該
樹脂成形品の樹脂材料がバージン材であることを表示し
ている。また、図3(b)では情報表4における下側2
つ目の桝目(図2の凹部6bに相当)MD2がドット(図
2の突起9bに相当)D2の形成されている最も端の桝
目となっており、当該樹脂成形品の樹脂材料がリサイク
ル材であることを表示している。
【0036】図3(c)は、情報表4の横方向に全てド
ットDが形成され、一巡した後の使用状態を示してお
り、この場合、情報表4の最初に使用した最も左の桝目
U1に、既に形成されているドットD1の形成箇所から
ずれた位置に新たにドットDN1を形成する。このよう
に、既に形成されているドットからずれた位置に、新た
なドットを順次形成することにより、新たなドットの位
置によって、既述したと同様にして樹脂成形品の樹脂材
料を特定することができるため、情報表4の有効利用を
図ることができ、樹脂材料特定のためのスペースを最小
限のものにすることが可能になる。
【0037】また図4に示すように、情報表10とし
て、2回リサイクル処理を行ったリサイクル材であるこ
とを示す「RE2」の表示、およびリサイクル材として
認められない樹脂材料であることを示す「OTH」の表
示など、リサイクル処理に有効な表示を追加して使用す
ることも考えられる。
【0038】図5は本発明の第2実施形態を説明するた
めの情報表の説明図であり、この情報表11は第1実施
形態と同様に金型によって成形品に形成されるものであ
る。
【0039】図5において、情報表11では、前記第1
実施形態における情報表4に加えて、ロック生産の成形
時期(本例では年と月)を表示している。すなわち、樹
脂成形品の樹脂名あるいは樹脂材料を特定するための情
報表4の下側に、成形時期表12が形成されている。成
形時期表12は、1月から12月を示す数字部13と、
各月に対応して形成された桝目14と、西暦年数字部
(本例では1999と2000)15とからなってお
り、上側の情報表4に樹脂材料が表示された各ドットD
に対応させて、その樹脂材料にて成形された年月を成形
時期表12における数字部13に対応する桝目14にド
ットDyを順に形成する。
【0040】図5に示す例では、ロット生産が1ヶ月ご
とに管理され、情報表4と成形時期表12において、対
応するドットDとドットDyとを2点鎖線にて示したよ
うに、1999年1月に成形された樹脂成形品の樹脂材
料はバージン材であり、1999年2月に成形された樹
脂成形品の樹脂材料はリサイクル材であることを示して
いる。さらに、2000年1月に成形された樹脂成形品
の樹脂材料はリサイクル材であることを示している。
【0041】第2実施形態のように、樹脂成形品の成形
時期を把握することを可能にしたことにより、樹脂の経
時変化,褪色などの進行状況の目安を得ることができる
ため、リサイクル処理に際して、リサイクル対象の製品
と製造時期,成形時期が同じか、あるいは近似している
部品などを使用することが可能になり、例えば褪色に関
しては、製品自体の褪色状態と部品の褪色状態とを、で
きるだけ合わせて使用することができるので、良好なる
部品リサイクルの促進という点においても有利である。
【0042】図6(a)〜(c)は本発明の第3実施形
態を説明するための情報表の説明図であり、この情報表
20は第1,2実施形態と同様に金型によって成形品に
形成されるものであって、成形に使用される樹脂材料と
成形時期とを表示することが可能であるようになってい
る。図6において、情報表20は第1実施形態における
情報表4の上側に成形時期の表示(本例では2000年
1月から12月)21が各桝目22に対応して形成され
ている。
【0043】次に第3実施形態の情報表20の使用方法
を説明する。
【0044】図6(a)において、桝目22における左
から2つ目の下段の桝目22D2にドットD2が形成され
ていることによって、当該樹脂成形品は2000年2月
にリサイクル材を用いて成形されたもの(1製造ロット
中の1つ)であることを示している。
【0045】図6(b)において、左から2つ目の桝目
22における上段の桝目22U2には1つのドットDU2
形成され、また下段の桝目22D2には2つのドット
D2,D D2´が形成されているが、この意味は、200
0年2月にバージン材で1ロット生産され、リサイクル
材で2ロット生産され、その内で当該樹脂成形品は、桝
目22D2に2つのドットDD2,DD2´が形成されている
ことによって、リサイクル材を使用したものであること
を示している。
【0046】図6(c)では、情報表20において20
00年の1月から12月までの桝目22の1行をすべて
使用した後の表示方法であって、この場合、1月に対応
する桝目22U1,22D1へ戻り、既にドットDが形成さ
れている部分の下に並べるようにして新たなドットDN1
を形成することにより、例えば当該樹脂成形品が200
1年1月にリサイクル材を用いて成形されたものである
ことを示すことができる。
【0047】なお、前記各実施形態では、樹脂成形品の
樹脂材料を特定するために樹脂名前を刻印するようにし
てもよく、また情報表4において樹脂成形品の樹脂名あ
るいは樹脂材料を特定するための表示としては、凹部6
(6a,6b)にドット状の突起9a,9bを形成する
ことが最も簡単であるが、この表示形態に限定されず、
各種の数字,アルファベットなどの記号を使用すること
も考えられる。
【0048】図7は本発明の第4実施形態を説明するた
めの情報表の説明図であり、この情報表30は前記実施
形態と同様に金型によって成形品に形成されるものであ
って、成形に使用される樹脂材料と成形時期とが一見し
て分かるような表示を可能にしている。図7の情報表3
0において、「VJ」はバージン材を示し、「RE」は
リサイクル材を示し、または1回リサイクル処理が行
われたリサイクル材を示し、は2回リサイクル処理が
行われたリサイクル材を示し、さらに数字により成形年
月を示しており、例えば「99.1」は西暦1999年
1月に成形されたことを示す。また、この情報表30で
は、当該樹脂成形品が2000年1月にバージン材を使
用して成形されたものであることを示している。
【0049】図8は本発明の第5実施形態を説明するた
めの樹脂成形品の要部を示す斜視図であり、第5実施形
態では、当該樹脂成形品40の樹脂材料などを特定する
既述したような各種情報がバーコード変換され、図示し
たようにバーコード41として形成されているものであ
り、このバーコード41を形成するために図示しない成
形金型にバーコード成型用の刻印部が設けられる。
【0050】バーコード41は、当該金型によってロッ
ト生産されるごとにバーコードが付けられ、例えば図8
では2点鎖線の部分に次のロットに係る樹脂材料に係る
情報を含むバーコードが成形される。
【0051】このようにバーコードをロット生産ごとに
成形することにより、既に同一金型を用いて成形された
樹脂成形品の樹脂名あるいは樹脂材料に係るデータをバ
ーコード読取装置を用いて読み取り、コンピュータに入
力することによって自動的に特定することが可能にな
る。
【0052】前記情報表あるいはバーコードの凹凸形成
状態は、樹脂成形品の設計,デザインあるいは仕様によ
り適宜変えて設けるようにすればよく、勿論、金型側の
形状などの拘束条件を考慮して設けるようにすることが
望ましい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る樹脂
成形用金型および樹脂成形用金型に対する情報付設方法
ならびに樹脂成形品によれば、樹脂成形品に対して樹脂
材料を特定する情報,成形時期などの成形に係る情報が
小スペースの表あるいはバーコードにて付され、リサイ
クル対象の樹脂成形品の樹脂グレードなどの特定を簡単
に行うことができるため、リサイクル処理が確実かつ容
易に行うことができ、リサイクルの信頼性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を説明するための樹脂成
形用金型の一方のみを示す斜視図
【図2】第1実施形態における樹脂成形用金型によって
成形された樹脂成形品の一部を拡大して示す斜視図
【図3】第1実施形態の情報表を用いて樹脂材料を特定
する方法を模擬的に示した説明図
【図4】第1実施形態の情報表の変形例を示す説明図
【図5】本発明の第2実施形態を説明するための情報表
の説明図
【図6】本発明の第3実施形態を説明するための情報表
の説明図
【図7】本発明の第4実施形態を説明するための情報表
の説明図
【図8】本発明の第5実施形態を説明するための樹脂成
形品の要部を示す斜視図
【符号の説明】
1 金型本体 2 刻印部 3 樹脂成形品 4,10,11,30 情報表 5 反転刻印 6,6a,6b 凹部 7,7a,7b 凸部 8a,8b 凹み 9a,9b 突起 12 成形時期表 13 数字部 14,22,M,MU1,MD2 桝目 15 西暦年数字部 21 成形時期の表示 D,D1,D2,DN1 ドット

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成形品本体に対して、当該金型を用
    いて成形される樹脂成形品の樹脂材料を特定する情報を
    表形式にして一体に成形するための刻印部を形成したこ
    とを特徴とする樹脂成形用金型。
  2. 【請求項2】 前記刻印部に前記情報を、既に当該金型
    を用いて成形された樹脂成形品の樹脂名あるいは樹脂材
    料を特定することができる記号、および当該金型を用い
    て成形される樹脂成形品の樹脂名あるいは樹脂材料を特
    定することができる記号として刻印したことを特徴とす
    る請求項1記載の樹脂成形用金型。
  3. 【請求項3】 樹脂成形品本体に対して、当該金型を用
    いて成形される樹脂成形品の樹脂材料を特定する情報を
    バーコード形式にして一体に成形するための刻印部を形
    成したことを特徴とする樹脂成形用金型。
  4. 【請求項4】 前記バーコードにおける情報が、既に当
    該金型を用いて成形された樹脂成形品の樹脂名あるいは
    樹脂材料を特定することができる情報、および当該金型
    を用いて成形される樹脂成形品の樹脂名あるいは樹脂材
    料を特定することができる情報であることを特徴とする
    請求項3記載の樹脂成形用金型。
  5. 【請求項5】 前記樹脂成形品の樹脂材料に係る情報
    が、バージン材料か再使用材料かを区別することができ
    るものであることを特徴とする請求項1,2,3または
    4記載の樹脂成形用金型。
  6. 【請求項6】 前記情報として、成形時期あるいは成形
    ロットに係る情報を加えたことを特徴とする請求項1,
    2,3,4または5記載の樹脂成形用金型。
  7. 【請求項7】 請求項1または2記載の樹脂成型用金型
    における刻印部に情報を付設する方法であって、金型使
    用ごとに前記刻印部に対して、樹脂成形品に係る情報、
    あるいは使用された樹脂材料を特定することができる文
    字,数字などの符号を刻印することを特徴とする樹脂成
    形用金型に対する情報付設方法。
  8. 【請求項8】 請求項1または2記載の樹脂成型用金型
    における刻印部に情報を付設する方法であって、金型使
    用ごとに前記刻印部に対して樹脂材料を特定することが
    できる記号として、樹脂材料を特定する表示が刻印され
    た部分に刻印用治具によってマークを刻印することを特
    徴とする樹脂成形用金型に対する情報付設方法。
  9. 【請求項9】 前記刻印部に金型使用回数に対応した桝
    目を行列状に刻印しておき、金型使用時ごとに前記符号
    あるいはマークを隣り合う桝目に順次刻印することを特
    徴とする請求項7または8記載の樹脂成形用金型に対す
    る情報付設方法。
  10. 【請求項10】 バージン材料と再使用材料とに分けて
    前記桝目の行を形成することを特徴とする請求項9記載
    の樹脂成形用金型に対する情報付設方法。
  11. 【請求項11】 前記桝目における最終桝目にマークが
    刻印された場合には、次のマークを最初の桝目から順
    に、既に刻印されているマークとは別にして刻印するこ
    とを特徴とする請求項9または10記載の樹脂成形用金
    型に対する情報付設方法。
  12. 【請求項12】 前記桝目の近傍に、成形時期あるいは
    成形ロットに係る情報を刻印することを特徴とする請求
    項9,10または11記載の樹脂成形用金型に対する情
    報付設方法。
  13. 【請求項13】 当該樹脂成形品の樹脂材料を特定する
    情報、および当該樹脂成形品が成形された金型を用いて
    既に成形された樹脂成形品の樹脂材料を特定する情報が
    表形式により一体に成形されたことを特徴とする樹脂成
    形品。
  14. 【請求項14】 当該樹脂成形品の樹脂材料を特定する
    情報、および当該樹脂成形品が成形された金型を用いて
    成形された樹脂成形品の樹脂材料を特定する情報がバー
    コード形式により一体に成形されたことを特徴とする樹
    脂成形品。
  15. 【請求項15】 前記情報が、既に同一金型を用いて成
    形された樹脂成形品の樹脂名あるいは樹脂材料を特定す
    ることができる情報、および当該成形品の樹脂名あるい
    は樹脂材料を特定することができる情報であることを特
    徴とする請求項13または14記載の樹脂成形品。
  16. 【請求項16】 成形用樹脂の原材料として、再度使用
    される再使用材料とバージン材料とを混合したものを使
    用したことを特徴とする請求項13,14または15記
    載の樹脂成形品。
  17. 【請求項17】 前記樹脂成形品の樹脂材料に係る情報
    が、バージン材料か再使用材料かを区別することができ
    るものであることを特徴とする請求項13,14または
    15記載の樹脂成形品。
  18. 【請求項18】 前記情報として、成形時期あるいは成
    形ロットに係る情報を加えたことを特徴とする請求項1
    3,14,15または17記載の樹脂成形品。
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