JPH0722776Y2 - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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JPH0722776Y2
JPH0722776Y2 JP1989097586U JP9758689U JPH0722776Y2 JP H0722776 Y2 JPH0722776 Y2 JP H0722776Y2 JP 1989097586 U JP1989097586 U JP 1989097586U JP 9758689 U JP9758689 U JP 9758689U JP H0722776 Y2 JPH0722776 Y2 JP H0722776Y2
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JP
Japan
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drive shaft
nameplate
body case
tape cartridge
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只夫 松木
信隆 宮崎
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/08Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
    • G11B23/087Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
    • G11B23/08707Details
    • G11B23/08785Envelopes
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B23/0875Indicating means, e.g. quantity of tape

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、本体ケースの外表面に別体の銘板が付設され
ているテープカートリッジに関する。
〔従来の技術〕
テープカートリッジの外表面には、一般にテープの長さ
や特性等の仕様表示、商品名やメーカー名等の出所表示
など各種の表示が付される。
例えば、実開昭58-52690号公報では、出所表示や仕様表
示を印刷したラベルが本体ケースの外表面に貼着されて
いる。更にそこには表示内容が変化するロット番号表示
をホットスタンプやシルクスクリーン法でケース外表面
に印刷することまで開示されている。
特殊な表示手段として、本体ケースの外表面に二色成形
法によって各種の表示を色違いのプラスチック材で表示
することが、実開昭59-142984号公報に開示されてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
これら従来の表示形態は、主として印刷によっている。
しかし、印刷された文字や模様は、他物との接触で擦り
傷を受けるなど判読し難くなり、耐久性に欠ける。ケー
ス表面に直接印刷された表示は溶剤等で簡単に消えてし
まい、耐薬品性に劣る。印刷技術が広く普及しているこ
とから、無断複製や粗悪品等の偽造を受けやすい、など
の問題がある。
二色成形法を利用した表示形態では、上記の問題点は解
消できるが、表示内容の変更や更新に即応できない。し
かも成形用型の製造コストが高く付き、表示対象が定番
商品化されたテープカートリッジでも実用性に欠ける不
利があった。
とくに従来は本体ケースの外表面にせいぜいロット番号
表示を付す程度のことが開示されていただけで、各テー
プカートリッジ毎に異なる固有の製造番号表示まで付さ
れていなかった。前出の従来公知の表示手段では、1巻
ごとに表示が変わる製造番号表示を入れることがコスト
高になり、困難だったからである。そのため、偽造に対
応し切れなかった。
また、従来の印刷ラベルの類では、これ自体が本体ケー
スの成形精度不良を補ったり、機械的強度を向上させた
りする積極的な機能まで備えていなかった。
そこで本考案は、個々に異なる固有の製造番号表示が入
ったテープカートリッジを安価に得るにある。
本考案の他の目的は、各種の表示入りの銘板を利用して
本体ケースの特に駆動軸挿入孔まわりの成形不良ないし
は成形後の変形を補い、更には該当部位に要求される機
械的強度を必要に応じて向上できるテープカートリッジ
を得るにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、第1図に示すごとく少なくとも固有の製造番
号表示19を1枚ずつに刻印した金属製の銘板13をつく
り、この銘板13を本体ケース1の外表面に固着するにあ
る。ここで固有の製造番号表示19とは、多くの場合がア
ラビア数字であって各銘板13ごとに製造番号が異なるこ
とを意味し、従って製造ロット番号とは異なる。尤も、
ひとつのテープカートリッジの上下の主面壁2・2に製
造番号表示19・19入りの銘板13・13を固着する場合は、
その両銘板13・13の製造番号表示19・19が同じてあって
もよい。各テープカートリッジ毎に製造番号表示19が異
なっていればよいからである。
具体的には、プラスチック製の本体ケース1の主面壁2
に、中央部左右に駆動軸挿入孔3・3を上下貫通状に形
成するとともに、駆動軸挿入孔3・3の孔縁にボス7・
7を内向きに一体突設してあり、本体ケース1内にテー
プ5が巻かれるハブ6・6を各駆動軸挿入孔3・3上に
位置せしめて前記ボス7・7まわりにそれぞれ回転自在
に装着してあるテープカートリッジを前提とする。かく
して、両駆動軸挿入孔3・3を含む本体ケース1の主面
壁2の外表面部分に固定される硬質の銘板13を有するこ
と、銘板13の外表面に各種の表示が設けられているこ
と、銘板13には前記駆動軸挿入孔3・3に対応する左右
一対の軸挿入口15・15がそれぞれ上下貫通状に形成され
ていることを要件とする。ここで硬質の銘板13とは、本
体ケース1を構成するプラスチック材よりも硬質である
ことが好ましいが、必ずしもそれに限定されず、金属材
であることも要しない。該銘板13に設けるべき表示も、
前述の製造番号表示19であることを要しない。
更に好ましくは、前記銘板13は軸挿入口15・15の口縁
に、内すぼまりテーパー状の案内面20a・20aを有する環
状の軸案内部20・20を一体に張り出し形成しておき、該
軸案内部20・20が前記駆動軸挿入孔3・3の少なくとも
孔縁部分に接触状態で嵌合するように、前記主面壁2の
外表面部分に銘板13を固定する。
〔作用〕
銘板13を金属製にしたのは、これに固有の製造番号表示
10を1枚ずつ順に異ならせて簡単に刻印できるようにす
るがためであり、かくして得た銘板13は本体ケース1の
外表面に後付け固定するだけでよい。本体ケース1側は
定型化してあっても、各テープカートリッジは銘板13に
刻印された唯一無二の固有の製造番号表示10を持つこと
になる。
本体ケース1の全体をプラスチック成形するのは、これ
の内部形状が複雑であっても支障なく量産できるように
するがためである。とくに各駆動軸挿入孔3の孔縁にハ
ブ6の位置決めを図るボス7を本体ケース1の主面壁2
と一体にプラスチック成形するのは、成形の容易性を維
持し、硬質の銘板13に前記ハブ6が直接に接触しないよ
うにして該ハブ6との摺接抵抗が小さくするがためであ
る。
銘板13に、本体ケース1側の駆動軸挿入孔3・3に対応
する軸挿入口15・15を左右に設けたのは、両軸挿入口15
・15の中心軸間距離を一定精度に確保するためであり、
かつひとつの主面壁2に1枚の銘板13を固着すれば足り
るようにして組み付け作業性を確保するためである。
各軸挿入口15の口縁に設けた軸案内部20は、文字通りデ
ッキ側の駆動軸を本体ケース1側の駆動軸挿入孔3に嵌
入させる際に案内作用をする。と同時に軸案内部20は駆
動軸挿入孔3の孔縁に接触状態で嵌合しているので、該
軸案内部20が駆動軸挿入孔3の孔縁部分に内向き突設し
たボス7の根元部に対して添え木的機能を果たし、テー
プカートリッジの落下時にハブ6がボス7に激突して該
ボス7の根元部に衝撃荷重でクラックが生じるのを防止
する機能をも果たす。
〔考案の効果〕
第1項記載の本考案によれば、本体ケース1とは別に金
属製の銘板13を用意し、該銘板13の外表面に固有の製造
番号表示19を刻印で入れるようにしたので、安価に量産
できる。この製造番号表示19が立体的に表されるので、
該表示19が見えやすいうえに他物との接触などで容易に
消失することがなく該表示19の耐久性を向上できる。し
かも、本体ケース1に該銘板13が固着されると、そのテ
ープカートリッジは唯一無二の固有の製造番号表示19を
持つものとなるので、偽造の早期発見などに即応でき
る。かつ購入したユーザーも自他の識別用などに利用で
き、固有性が強く要求される各分野において益するとこ
ろ大である。
第2項記載の本考案によれば、本体ケース1が主面壁
2、駆動軸挿入孔3・3およびボス7・7を含めて従来
通りプラスチック成形されている。従って複雑な形状で
あっても安価に量産でき、ハブ6もプラスチック製の主
面壁2の内面およびボス7に摺接することになるので、
ハブ6が摩耗を受けることもない。
その一方で、左右の駆動軸挿入孔3・3を含む主面壁2
の外表面に金属材などの硬質の銘板13が固定される。従
って、銘板13の材質を選ぶことにより、該主面壁2の駆
動軸挿入孔3・3が存在する強度的に弱い中央部分を必
要に応じて良好に補強できる。
銘板13は左右に駆動軸挿入孔3・3に対応する軸挿入口
15・15を設け、この各軸挿入口15・15の口縁に環状の軸
案内部20・20を一体に張り出し形成した簡単な形状であ
る。つまり前記ボス7の全体まで成形したものではな
い。従って、軸案内部20を含む各軸挿入口15の形状およ
び径寸法を高精度に成形できるとともに、両挿入口15・
15の中心軸間距離も高精度に設定できる。更に高温雰囲
気下に置いても、銘板13は金属材その他の材質にしたと
き熱膨張率を総じてプラスチック製の本体ケース1側の
それよりも小さく設定できるから、熱に対する寸法精度
も安定したものにし得る。その結果、本体ケース1側の
ボス7を含む駆動軸挿入孔3まわり、および両駆動軸挿
入孔3・3の中心軸間距離に成形後の精度不良や成形後
の熱変形などが生じても、銘板13でそれを補うことがで
きる。
加えて第3項記載の本考案によれば、各駆動軸挿入孔3
の口縁(入口部分)は、銘板13の前記軸案内部20で構成
されているので、これら相まってデッキ側の駆動軸を該
軸案内部20のテーパー状の案内面20aを介して駆動軸挿
入孔3に確実に係入案内できる。更にテープカートリッ
ジの落下時などにはハブ6が前記ボス7に激突するが、
該ボス7の根元部に銘板13側の前記軸案内部20が添って
いるので、該軸案内部20がボス7の根元部を支えてこれ
の損傷を防止することになる。
〔第1実施例〕 第1図ないし第7図は本考案の第1実施例としてフィリ
ップス型のテープカートリッジが挙げられている。
第1図および第7図において、1はプラスチック製の上
下ケース1a・1bを蓋合わせ状にねじ結合してなる本体ケ
ースである。
本体ケース1の上下の主面壁2・2の中央部左右には、
それぞれ駆動軸挿入孔3・3を上下貫通状に形成してあ
り、本体ケース1内にテープ5が巻かれるハブ6・6を
各駆動軸挿入孔3・3上に位置せしめて回転自在にそれ
ぞれ配置してある。
各主面壁2には各駆動軸挿入孔3・3の孔縁に円環状の
短いボス7・7を内向きに一体突設してあり、各ハブ6
は該ボス7の外周に嵌合して径方向への遊動量が接当規
制される。
図では本体ケース1内の前端左右にテープガイドローラ
9・9を配置するとともに、本体ケース1内の前面中央
部位に別体でプラスチック成形したテープガイドブロッ
ク10を上下ケース1a・1b間で挟持固定してある。かくし
て、一方のハブ6から繰り出されたテープ2は、ガイド
ローラ9・9を介してケース前面に導出されたのち、他
方のハブ6に巻き取られる。
本体ケース1の主面壁2には、左右の駆動軸挿入孔3・
3間にテープ巻量を視認するための透明窓板部11が設け
られる。この透明窓板部11は透明プラスチック材にて二
色成形法で上下ケース1a・1bの成形時に一体成形され
る。すなわち上下ケース1a・1bの本体部分を不透明プラ
スチック材で一次成形したのち、透明窓板部11を透明プ
ラスチック材で二次成形してある。その窓板部11の中央
には、第1図に示すごとく前後細幅で左右横長の突部12
を上向きに突設してある。
第1図および第6図において、13は本体ケース1の各主
面壁2のほぼ中央部、すなわち左右の駆動軸挿入孔3・
3を含む主面壁2の外表面に後付け固定される金属製の
銘板である。図の銘板13はアルミニウム板材からなり、
全体が平面視で楕円状にプレス成形されている。
銘板13の左右には、各駆動軸挿入孔3・3に対応する軸
挿入口15・15を上下貫通状に設けるとともに、両軸挿入
口15・15間において前記突部12に対応する左右横長の窓
孔16を上下貫通状に打ち抜き形成してある。
第6図において、銘板13はテープ種類や長さの仕様表示
17、製造メーカー名などの出所表示18などを外表面に入
れてラベル機能を発揮させるとともに、その外表面に1
枚ずつ異なる固有の製品番号表示19が刻印されている。
第3図および第4図において、銘板13の各軸挿入口15の
口縁には円環状の軸案内部20が内向きに張り出し形成さ
れている。この軸案内部20の内面は内すぼまりテーパー
状の案内面20aに形成する。
詳しくは、軸挿入口15の成形時にバーリング加工によっ
て円環状の軸案内部20を内すぼまりテーパー状に形成す
る。次に第4図に示すごとく毎分1万回前後で高速回転
する工具で軸案内部20の内面部分を研削することによ
り、軸案内部20の内面を案内面20aに仕上げ加工し、該
案内面20aの面精度を確保して金属光沢を出す。しか
も、銘板13の外表面と案内面20aとがシャープなエッジ
を介して繋がるようにし、デッキ側の駆動軸の挿入始端
となる軸案内部20の上端の形状および内径寸法を厳密に
設定している。と同時に、銘板13は見掛け上の厚みが軸
挿入口15を介して見えるようにして、銘板13が実際より
も部厚く感じられて重厚感を生じるようにした。
ここで銘板13の加工手順を簡単に説明すると、アルミニ
ウム板材に前記表示17・18をエッチング加工して色入れ
をした後、プレス加工で外形と孔を打ち抜き、ブランク
状態の補強板13を得る。次に軸挿入口15のバーリング加
工、続いて軸案内部20の研削加工を行い、全体に金属色
を呈するアルマイト処理を行った後、第6図に示すごと
く別にシルク印刷で任意の小さな文字ないし図形の表示
22を入れ、更に前記製造番号表示19を刻印した。
本体ケース1の各主面壁2の外表面には、第1図に示す
ごとく前記銘板13にほぼ合致してこれよりも僅かに大き
い楕円状の凹部23を形成し、第4図に示すごとく該凹部
23に銘板13を粘着剤24を介して貼着固定する。この貼着
状態において銘板13の外表面は主面壁2の外表面と面一
状かこれよりも僅かに沈んでいる。
かくして、各軸挿入口15の軸案内部20は、第4図に示す
ごとく各駆動軸挿入孔3の口縁部分(入口部分)に接触
状態で嵌合するよう位置させる。
また、第5図に示すごとく銘板13の窓孔16に透明窓板部
11の前記突部12を嵌合して、各ハブ7に対するテープ巻
量を視認するための透明窓を構成し、該突部12の表面が
銘板13の外表面と同一平面上に位置するようにした。つ
まり、平坦な窓板部11の外面を銘板13で単に覆った場合
は、窓孔16の厚みに相当する凹みが形成され、その内部
に塵埃が侵入して堆積しやすく、かつケース内部が見づ
らくなるので、突部12を設けることによって、かかる不
具合を解消した。
更に具体的には、主面壁2の肉厚は約1.8mm、銘板13の
板厚は0.4mm、その左右長を約62mm、前後長を約27mmと
した。凹部23の深さは0.6〜0.7mmとして、固定状態にお
いて銘板13の表面が主面壁2の表面から約0.1mmだけ内
側に沈むように設定した。
かかるテープカートリッジによれば、上下ケース1a・1b
に成形歪が生じている場合でも、プレス加工、研削加工
を経て高精度に仕上げた銘板13によって、各軸挿入口15
の形状および両挿入口15・15の中心軸間距離の各精度を
確保できる。また高温環境下に置かれても、金属製の銘
板13の熱膨張率はスチロール樹脂などの熱可塑性プラス
チック材からなる本体ケース1のそれよりも小さいの
で、同様に形状および寸法精度を維持できる。
直射日光などで銘板13が加熱されても、プラスチック製
の主面壁2が熱伝導を妨げるので、主面壁14の全体およ
びボス7を含む駆動軸挿入孔3まわりの壁部分が内外方
向にわたって全面的に金属材からなるものに比べて、内
部のハブ6やテープ5が直に熱影響を受けることをよく
防止できた。
なお、本体ケース1を構成するプラスチック材中に金属
補強板を埋設状にインサート成形すると、プラスチック
材と金属補強板との熱膨張率の差で却って反り変形が生
じる。この点、ケース主面壁2の外表面に銘板13がそれ
も粘着材24で貼着されているので、両者2・13の熱膨張
率が異なっていても粘着材24を介して滑りが生じ、銘板
13やこれが貼着された主面壁2の部分に熱による反り変
形が生じることはない。
以上説明したように、銘板13には仕様表示17、出所表示
18をエッチングによって、また製造番号表示19を金属材
の特質を活かして刻印によってそれぞれ立体的に形成し
てある。従って、各表示17・18・19が他物との接触で消
失したり、判読困難になることをよく防止でき、各表示
17・18・19の耐久性を向上できる。
〔第2実施例〕 第8図は本考案に係るテープカートリッジの第2実施例
を示しており、本体ケース1の主面壁2の外表面のほぼ
全面にわたって広幅の凹部23を形成し、該凹部23の内底
面に銘板13を貼着固定した。このように凹部23と銘板13
の形状は任意に設定できる。
〔別実施態様例〕
第9図(a)・(b)・(c)はそれぞれ銘板13の軸挿
入口20に関する本考案の変形例を示す。
第9図(a)では、銘板13の板面を打ち抜き、打ち抜き
部をそのまま仕上げ加工して軸挿入口15とした。
第9図(b)では、第9図(a)の打ち抜き部の口縁を
テーパー面状に研削して軸挿入口15を形成した。
第9図(c)では、深絞り加工などによって軸挿入口15
の口縁に形成される軸案内部20が内面にテーパー状の案
内面20aとこれに続く垂直面20bとを有するものとし、軸
案内部20が駆動軸挿入孔3の孔縁から前記ボス7の外周
面にまで及ぶ長さとした。
本体ケース1の主面壁2に対する銘板13の固着は、一方
に突起を他方に孔を設けて抜け止め状に凹凸嵌合させる
など任意に選択できる。請求項1記載の銘板13は、本体
ケース1の主面壁2に限られず、周側壁の一部など任意
の位置に固着できる。
銘板13を金属製とするときは、ステンレス板や銅板、鋼
板等の他の金属板、あるいは電鋳法などによって形成さ
れたものでもよい。銘板13の厚みは、主面壁2の厚さ以
下であれば任意に設定できるが、主面壁2の厚さの2/3
〜1/5とすることが好ましい。
請求項2記載の銘板13に関しては、本体ケース1を構成
するプラスチック材よりも硬質のプラスチック材、例え
ばガラス繊維入りのフエノール樹脂で銘板13をつくって
もよく、そこには固有の製造番号表示19に変えて製造ロ
ット番号を入れたり、これをも省略して前述の仕様表示
17や出所表示18などから選ばれる少なくともひとつが入
っているだけでもよい。
その他、本考案は上下ケース1a・1bの一方にのみ銘板13
を固定するものでもよい。上下の主面壁2・2の双方に
図示するごとき銘板13・13を固着するときは、一方の銘
板13にのみ製造番号表示19を入れ、他方は省略しておく
ことが製造管理上有利である。図のテープガイドロック
10は別体に成形せず、上下ケース1a・1b側に一体形成で
きる。主面壁2に設ける透明窓板部11も別体に成形して
超音波溶接などで主面壁2に後から固定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本考案に係るテープカートリッジ
の第1実施例を示しており、 第1図は分解斜視図、 第2図は平面図、 第3図は第2図におけるA−A線断面図、 第4図は第3図におけるB部拡大図、 第5図は第2図におけるC−C線断面図、 第6図は銘板の平面図、 第7図は全体の内部平面図である。 第8図は本考案に係るテープカートリッジの第2実施例
を示す斜視図である。 第9図(a)・(b)・(c)は銘板に関する本考案の
それぞれ異なる別実施例を示す縦断側面図である。 1……本体ケース、1a……上ケース、1b……下ケース、
2……主面壁、3……駆動軸挿入孔、5……テープ、6
……ハブ、7……ボス、11……透明窓板部、12……突
部、13……銘板、15……軸挿入口、16……窓孔、17……
仕様表示、18……出所表示、19……製造番号表示、20…
…軸案内部、20a……案内面、23……凹部、24……粘着
剤。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケース(1)の外表面に、少なくとも
    固有の製造番号表示(19)が刻印された金属製の銘板
    (13)を固着してあるテープカートリッジ。
  2. 【請求項2】プラスチック製の本体ケース(1)の主面
    壁(2)に、中央部の左右に駆動軸挿入孔(3)・
    (3)を上下貫通状に形成するとともに、駆動軸挿入孔
    (3)・(3)の孔縁にボス(7)・(7)を内向きに
    一体突設してあり、 本体ケース(1)内にテープ(5)が巻かれるハブ
    (6)・(6)を各駆動軸挿入孔(3)・(3)上に位
    置せしめて前記ボス(7)・(7)まわりにそれぞれ回
    転自在に装着してあるテープカートリッジにおいて、 両駆動軸挿入孔(3)・(3)を含む本体ケース(1)
    の主面壁(2)の外表面部分に固定される硬質の銘板
    (13)を有すること、 銘板(13)の外表面に各種の表示が設けられているこ
    と、 銘板(13)には、前記駆動軸挿入孔(3)・(3)に対
    応する左右一対の軸挿入口(15)・(15)がそれぞれ上
    下貫通状に形成されていることを特徴とするテープカー
    トリッジ。
  3. 【請求項3】銘板(13)の軸挿入口(15)・(15)の口
    縁に、内すぼまりテーパー状の案内面(20a)・(20a)
    を有する環状の軸案内部(20)・(20)が一体に張り出
    し形成されており、 該軸案内部(20)・(20)が前記駆動軸挿入孔(3)・
    (3)の少なくとも孔縁部分に接触状態で嵌合している
    請求項2記載のテープカートリッジ。
JP1989097586U 1989-08-22 1989-08-22 テープカートリッジ Expired - Lifetime JPH0722776Y2 (ja)

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