JPH087595Y2 - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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JPH087595Y2
JPH087595Y2 JP6185290U JP6185290U JPH087595Y2 JP H087595 Y2 JPH087595 Y2 JP H087595Y2 JP 6185290 U JP6185290 U JP 6185290U JP 6185290 U JP6185290 U JP 6185290U JP H087595 Y2 JPH087595 Y2 JP H087595Y2
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JP
Japan
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nameplate
body case
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tape cartridge
main body
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JP6185290U
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修 山本
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、本体ケースの外表面に銘板が付設されてい
るテープカートリッジに関する。
〔従来の技術〕
テープカートリッジの外表面には、一般にテープの長
さ、種類、品質等の各種表示が施される。
例えば実開昭58-52990号公報では、出所表示や仕様表
示を印刷したラベルが本体ケースの外表面に貼着されて
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかるに、前出のラベルは他物との接触などで破れや
すい。
そこで本出願人は、先に各種表示入りの金属製または
硬質プラスチック製の銘板を本体ケースの外表面に固着
し、もって耐久性に優れる各種の表示を行い得るように
したものを提案した(実願平1-97586号)。
しかし、この種の銘板の表面には前述したごとき各種
表示を付してあるが、裏面には何の表示も施されていな
い。そのため、銘板を裏返したとき、その表面側に付し
た表示内容が判らず、異種の表示内容でかつ同じ形状の
銘板が用意される中でいずれの銘板であるかを識別する
ことができない。また銘板が上下、左右対称の形状であ
る場合は、その裏側から見ると銘板の向きの正否が全く
分からない状態となる。
こうしたことから、この種の銘板をテープカートリッ
ジの組み立てライン途上で本体ケースの外表面に固着す
る工程において、銘板を裏向きに置き、この上に本体ケ
ースを圧着する場合、銘板の向きや種別が不明となり、
上下または左右逆に固着したり、異種の銘板を固着する
等のミスが生じる。かと言って、銘板を固着する都度、
一々それを表返して向きや種別を確認することは非能率
的である。
本考案は、こうした問題を解消するためになされたも
ので、耐久性に優れる各種の表示を可能にすることを確
保し、そのうえで銘板の向きや種別をその裏からでも容
易に識別できてその固着作業がミスなく、能率的に行え
るようにすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のテープカートリッジでは、例えば第1図に示
すように、本体ケース1の外表面に、その表面に各種表
示13を付した金属またはプラスチック製の硬質の銘板10
を重合固着する。該銘板10の裏面側には、予め銘板10の
種類(内容)を識別するための銘板識別表示14、または
銘板10を本体ケース1に対して所定方向に固着するため
の方向表示16を設けたものである。
上記銘板識別表示機能と方向表示機能とを兼ねる銘板
識別・方向表示17が銘板10の裏面側に設けられるもので
あってもよい。
〔作用〕
本体ケース1の外表面に重合固着される銘板10は硬質
材料からなるので、他物との擦れなどにより容易に破れ
たりすることがない。
銘板10の裏面側に銘板識別表示14を設けている場合
は、その銘板10の種類を裏からでも識別できて異種の銘
板10の混入を早期に発見できる。
銘板10の裏面側に方向表示16を設けている場合は、そ
の銘板10が対称形状に形成されていいてもその上下また
は左右方向の正否を裏からでも確認できる。
銘板10の裏面側に銘板識別・方向表示17を設けている
場合は、その銘板10の種類と向きの双方を裏からでも確
認できる。
〔考案の効果〕
本考案のテープカートリッジによれば、テープに関す
る各種表示13を付した硬質の銘板10を本体ケース1の外
表面に重合固着するので、従来のラベルのごとき他物と
の擦れなどにより容易に破れたりすることが無く、耐久
性に優れる各種表示を可能にするに至った。
また、銘板10の裏面側には銘板識別表示14、方向表示
16、または銘板識別・方向表示17を設け、その裏からで
も銘板10の種類または方向の正否を確認できるようにし
てあるので、銘板10を裏返してこの上に本体ケース1を
圧着するといった銘板固着方法を採る場合もミス無く、
能率よく作業することができて有利である。
〔第1実施例〕 第1図ないし第4図に本考案の第1実施例としてフィ
リップス型のテープカートリッジを挙げている。
このテープカートリッジの本体ケース1はプラスチッ
ク製の上下ケース1a・1bを突き合わせてねじ等で一体に
結合してなる。
第1図および第2図において、上下ケース1a・1bの各
主面壁2の中央部左右には、駆動軸挿入孔3を上下貫通
状に形成してあり、本体ケース1内にテープ5が巻かれ
るハブ6を各駆動軸挿入孔3上に位置せしめて回転自在
にそれぞれ配置してある。
一方のハブ6から繰り出されたテープ5は、本体ケー
ス1内の前端左右に配置されているガイドローラ(図示
せず)を介してケース前面に導出されたのち、他方のハ
ブ6に巻き取られる。
本体ケース1の主面壁2には、左右の駆動軸挿入孔3
・3間にテープ残量を視認するための透明窓板部7が設
けられる。この透明窓板部7は透明プラスチック材にて
二色成形法で上下ケース1a・1bの成形時に一体成形され
る。すなわち上下ケース1a・1bの本体部分を不透明プラ
スチック材で一次成形したのち、透明窓板部7を透明プ
ラスチック材で二次成形してある。その透明窓板部7の
中央には、第1図に示すごとく前後細幅で左右横長の突
部9を上向きに突設してある。
本体ケース1の各主面壁2のほぼ中央部、すなわち左
右の駆動軸挿入孔3・3を含む主面壁2の外表面には、
アルミニウムなど金属製の銘板10が後付けで固着され
る。その銘板10は全体が平面視で楕円形状に打抜き加工
されており、銘板10の左右には各駆動軸挿入孔3・3に
対応する軸挿入口11・11を上下貫通状に設けるととも
に、両軸挿入口11・11間において前記突部9に対応する
左右横長の窓孔12を上下貫通状に形成してある。
第3図に示すように、銘板10の表面には、テープ種類
や長さ、製造メーカ名などの各種表示13を刻設してあ
る。
第4図に示すように銘板10の裏面には銘板識別・方向
表示17を印刷または刻印などで設けている。その表示17
の具体例としては、60分テープであることを表す「C-6
0」という文字を用いることにより銘板10の種類を識別
可能とする識別表示機能を発揮し、また該文字を銘板10
の裏面中央位置より偏した箇所に設定することより銘板
10の上下・左右向きの正否を判別可能とする方向表示機
能を発揮できるようにしてある。
本体ケース1の各主面壁2の外表面には透明窓板部7
も含めて、第1図に示すごとく前記銘板10にほぼ合致し
てこれよりも僅かに大きい楕円状の凹部15が形成する。
例えば、主面壁2の肉厚は1.8mm、銘板10の肉厚は0.4mm
に設定した場合、凹部15の深さは0.6〜0.7mmに設定す
る。したがって、この凹部15に銘板10を接着剤などを介
して重合固着した場合、銘板10の表面が主面壁2の外表
面より僅かに沈む状態に固着される。
銘板10の固着に際し、銘板10の窓孔12に透明窓板部7
の前記突部9が嵌合して各ハブ6に対するテープ残量を
視認するための透明窓を構成し、該突部9の表面が銘板
10の外表面とほぼ同一平面上に位置するようにした。つ
まり、平坦な透明窓板部7の外面を銘板10で単に覆った
場合は、窓孔12の厚みに相当する凹みが形成され、その
内部に塵埃が侵入して堆積しやすく、かつケース内部が
見づらくなるので、突部9を設けることによって、かか
る不具合を解消した。
こうしたテープカートリッジによれば、直射日光を受
けた車内などの高温環境下に置かれても、金属製の銘板
10の熱膨張率はスチロール樹脂などの熱可塑性プラスチ
ック材からなる本体ケース1のそれよりも小さいので、
各軸挿入口11の形状および両挿入口11・11の中心軸間距
離の各精度を維持できる。
プラスチック製の上ケース1aまたは下ケース1bに金属
補強板を埋設状にインサート成形すると、プラスチック
材と金属補強板との熱膨張率の差で却って反り変形が生
じる。この点、ケース主面壁2の外表面に銘板10が接着
剤を介して重合固着されていると、両者2・10の熱膨張
率が異なっていても接着剤を介して滑りが生じ、銘板10
やこれが固着された主面壁2の部分に熱による反り変形
が生じることはない。
また、透明窓板部7が二色成形によって主面壁2と一
体に成形されていると、この透明窓板部7と主面壁2と
の突き合わせ接合部P(第1図参照)が、外部から透明
窓板部7に押え荷重が加えられた場合に外れやすい。し
かし、上記実施例では銘板10は前記接合部Pの上方を覆
う形に重合固定されているので、外部荷重により前記接
合部Pが外れるのをよく防止できて有利である。
次に、こうしたテープカートリッジの組み立て順の一
例を説明する。
まず、その表面に各種表示13を、また裏面に銘板識別
・方向表示17をそれぞれ付した銘板10を用意し、この銘
板10を裏返した状態で所定の組み立てライン上に置く。
このとき、その裏面には銘板識別・方向表示17が設けら
れているので、これを見ることにより、所定種類の銘板
10であるか否か、また上下左右方向が逆になっているか
否かを容易に確認することができる。そのうえで、その
上に下ケース1bを凹部15を下向きにして圧着することに
より、銘板10を下ケース1bの凹部15に嵌合固着する。こ
の固着にあたり、予め銘板10の裏面に接着剤を塗布する
場合は、その接着剤として銘板識別・方向表示17を透視
可能とする透明または半透明な接着剤を用いるので問題
はない。また、このとき、下ケース1bの凹部15に透明窓
板部7が設けられていれば、その透明窓板部7を通して
銘板10の裏面の銘板識別・方向表示17を確認することが
できるため、いちいち、下ケース1bを動かして銘板10の
方向や種類の正否を確認する必要がなくてより望まし
い。
しかる後は、従来通り、下ケース1bの上にテープ5や
ハブ6などの所要部品を組み付ける。この後上ケース1a
を下ケース1bに突き合わせ、ねじ等で両ケース1a・1bを
一体的に結合する。上ケース1aにも銘板10を固着する場
合は上ケース1aの上に銘板10を表にしたまま重ねて固着
するが、このときはその向きや種類を表から見て確認で
きるので、誤って固着するようなことはない。
〔第2実施例〕 第5図は本考案の第2実施例を示している。この実施
例では、銘板10の裏面に凹みを刻印し、この凹みを方向
表示16としてある。その方向表示16は銘板10の裏面中央
の窓孔12より上側でかつ左側に偏した位置に設定するこ
とにより、その上下左右方向の正否を確認できるように
してある。
〔第3実施例〕 第6図は本考案の第3実施例を示している。
これでは銘板10の裏面側に方向表示16を設ける手段と
して、銘板10の裏面に予め貼着する両面接着テープ19の
一部に穴あるいは切欠きを設け、これを銘板10の裏面に
貼ることにより、その穴あるいは切欠きが銘板10の裏面
中央位置より偏した位置に存するようにしてこれを方向
表示16としてある。これによれば、銘板10の裏面に直
接、方向表示16を刻印や印刷しなくて済むのである。こ
の実施例の場合、方向表示16に代えて、銘板識別表示1
4、または銘板識別・方向表示17であってもよい。
〔別実施態様例〕
銘板10の裏面側に設ける方向表示16としては、銘板10
の対称形状に応じて、上下方向および左右方向の両方の
向きの正否を判別するものに代えて、上下方向のみまた
は左右方向のみの正否を判別できるもので足りることも
ある。
本体ケース1の主面壁2に対する銘板10の固着は、一
方に突起を他方に孔を設けて抜け止め状に凹凸嵌合させ
るなど任意に選択できる。
銘板10は、本体ケース1の主面壁2に限られず、周側
壁の一部など任意の位置に固着できる。
銘板10は完全な平板のみでなく、立体的な凹凸を有す
る形状であってもよい。
銘板10を金属製とするときは、アルミニウムのほか
に、ステンレス板、銅板、鋼板等の他の金属板を選択す
ることもでき、またフェノール樹脂、メラミン樹脂、エ
ポキシ樹脂などの硬質のプラスチック材も使用できる。
銘板10の厚みは、主面壁2の厚さ以下であれば任意に設
定できるが、主面壁2の厚さの2/3〜1/5とすることが好
ましい。
その他、本考案は上下ケース1a・1bの一方にのみ銘板
10を固着するものでもよい。上下の主面壁2・2の双方
に図示するごとき銘板10・10を固着するときは、一方の
銘板10のみの表面に各種表示13を入れ、他方は省略して
おくこともできる。
本考案は、図示するフィリップス型のテープカートリ
ッジのほかに、各種のビデオカセットやDATなどのその
他のテープカートリッジにも適用できることは言うまで
もない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案に係るテープカートリッジ
の第1実施例を示しており、 第1図は銘板を外した状態で示す斜視図、 第2図は平面図、 第3図は銘板の表面側を見た平面図、 第4図は銘板の裏面側を見た平面図である。 第5図は本考案の第2実施例を示しており、銘板の裏面
側を見た平面図である。 第6図は本考案の第3実施例を示しており、銘板の裏面
側を見た平面図である。 1……本体ケース、1a……上ケース、1b……下ケース、
10……銘板、13……各種表示、14……銘板識別表示、16
……方向表示、17……銘板識別・方向表示。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケース(1)の外表面に、その表面に
    各種表示(13)を付した銘板(10)を重合固着してあ
    り、 該銘板(10)の裏面側に、銘板(10)の種類を識別する
    ための銘板識別表示(14)が設けられていることを特徴
    とするテープカートリッジ。
  2. 【請求項2】本体ケース(1)の外表面に、その表面に
    各種表示(13)を付した銘板(10)を重合固着してあ
    り、 該銘板(10)の裏面側に、銘板(10)を本体ケース
    (1)に対して所定方向に固着するための方向表示(1
    6)が設けられていることを特徴とするテープカートリ
    ッジ。
  3. 【請求項3】本体ケース(1)の外表面に、その表面に
    各種表示(13)を付した銘板(10)を重合固着してあ
    り、 該銘板(10)の裏面側に、銘板識別機能と方向表示機能
    とを兼ねる銘板識別・方向表示(17)が設けられている
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
JP6185290U 1990-06-11 1990-06-11 テープカートリッジ Expired - Lifetime JPH087595Y2 (ja)

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ES2272432T3 (es) * 2001-03-05 2007-05-01 Orthofix S.R.L. Dispositivo de fijacion osea externa.

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