JP2003091333A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2003091333A
JP2003091333A JP2001283976A JP2001283976A JP2003091333A JP 2003091333 A JP2003091333 A JP 2003091333A JP 2001283976 A JP2001283976 A JP 2001283976A JP 2001283976 A JP2001283976 A JP 2001283976A JP 2003091333 A JP2003091333 A JP 2003091333A
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JP2001283976A
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English (en)
Inventor
Masami Honda
正実 本田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リサイクル可能な構成部材を完全にしかも迅速
に分別することができ、再利用された構成部材の品質を
向上させることができる情報処理装置を提供することに
ある。 【解決手段】コンピュータ本体1の内部に電子部品、キ
ーボード、ディスプレイ等を設けた情報処理装置におい
て、前記コンピュータ本体1を形成するベース6、カバ
ー7及びディスプレイハウジング16等の溶融再生材料
に、その材料名17とともにその材料の組成を特定でき
るグレード名18を表示したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リサイクル性を
考慮したパーソナルコンピュータ等の情報処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等の情報処理装
置は、機器本体の内部に電子部品、キーボード、ディスプ
レイ等が設けられている。特に、ポータブルコンピュー
タにおいては、機器本体の薄型化、軽量化とともに、機
械的強度が要求されている。従って、機器本体を構成す
るベース、カバー、ディスプレスハウジング等の材料には
前述の要求に耐え得るプラスチックやマグネシウム合金
が採用されている。
【0003】一方、この種の情報処理装置は、ライフサ
イクルが短いために、環境に配慮する必要性からリサイ
クルすることが求められている。従って、従来から回収
されたパーソナルコンピュータ等の情報処理装置を分解
業者が機器本体を分解し、ベース、カバー、ディスプレス
ハウジング等に使用している材料が再利用できるか否か
を判断し、各部品ごとに仕分けしている。
【0004】プラスチック材によって成形されたベー
ス、カバー、ディスプレスハウジング等の成形品には、一
般にその材料名(例えばPC+ABS)が表示されてい
る。すなわち、成形用金型の内面に材料名を刻印し、成
形と同時に成形品に材料名が表示されるようになってい
る。この材料名は、ベース、カバー、ディスプレスハウジ
ング等の成形品の内側の例えばコーナ部等に表示され、
製品の状態においては、内部に隠れているが、分解すると
目視できるようになっている。従って、分解業者は、表
示されている材料名を見てリサイクル可能であるか否か
を判断し、分別していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パーソ
ナルコンピュータの機器本体を形成する構成部材のプラ
スチック材には様々な組成の材料が使用されており、ベ
ース、カバー、ディスプレスハウジング等に、>PC+A
BS<と表示されていても、その表示は一般的な材料名
であり、同一の材料名であっても、プラスチックを製造
するメーカによってプラスチックの組成がそれぞれ異な
る。つまり、>PC+ABS<と表示されていても、そ
の配合比が異なっていたり、剛性をアップさせるために、
別の材料を添加したり、曲げ剛性をアップさせるため
に、ガラス繊維を混入しているものもある。
【0006】従って、同一の材料名のプラスチック材で
あっても、組成が異なるプラスチック材を混合して溶融
し、再利用することは、後のリサイクル部品の品質に影
響を及ぼすことになる。特に、パーソナルコンピュータ
の機器本体は、リサイクル部品を使用しても新品のもの
と同一の品質であることが要求されているが、前述のよ
うな材料名だけの表示では、分解業者が完全に分別する
ことはできないため、リサイクル部品の品質に影響を及
ぼすことになる。
【0007】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、機器本体に形成する
構成部材に、その材料名とともにグレード名を表示し、リ
サイクル可能な構成部材を完全にしかも迅速に分別する
ことができ、再利用された構成部材の品質を向上させる
ことができる情報処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、機器本体の内部に電子部品、キーボー
ド、ディスプレイ等を設けた情報処理装置において、前
記機器本体を形成する少なくとも一部の溶融再生材料か
らなる構成部材に、その材料名とともにその材料の組成
を特定できるグレード名を表示したことを特徴とする。
【0009】前記構成によれば、分解業者が機器本体を
分解することにより、各構成部材に表示された材料名及
びその材料のグレード名が目視でき、リサイクル可能な
構成部材を完全にしかも迅速に分別することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0011】図1はポータブルコンピュータと機器本体
としてのベースを分離した状態の斜視図、図2は構成部
材に表示された材料名及びその材料のグレード名を示す
平面図である。
【0012】図1に示すように、ポータブルコンピュー
タ1は、コンピュータ本体2と、このコンピュータ本体
2にヒンジ機構3によって回動可能に支持されたディス
プレイユニット4とから構成されている。コンピュータ
本体2は、プラスチック材からなる扁平な箱状の筐体5
を有しており、この筐体5は、プラスチック材からなる
上部開口の角皿状のベース6と、このベース6の上部開
口を覆うプラスチック材からなる平板状のカバー7とか
ら構成されている。
【0013】カバー7の上面にはプラスチック材からな
るパームレスト8、キーボード取付け部9が設けられ、
キーボード取付け部9にはキーボード10が設けられて
いる。前記ヒンジ機構3はベース6の幅方向の中間部に
固定された下部ヒンジ部材11とディスプレイユニット
4の幅方向の中間部に固定された上部ヒンジ部材12と
をヒンジ軸13によって回動自在に連結することにより
構成されている。
【0014】従って、ヒンジ機構3は、コンピュータ本
体2及びディスプレイユニット4の幅方向の中間部に設
けられており、ヒンジ機構3の左右のコンピュータ本体
2とディスプレイユニット4との間にはコンピュータ本
体2の左右両端部にはスピーカボックス14が左右対称
的に設置されている。ディスプレイユニット4には液晶
表示パネル15を収容するプラスチック材からなるディ
スプレイハウジング16が設けられている。
【0015】前述したように、ポータブルコンピュータ
1は、コンピュータ本体2を構成する主要な構成部材で
ある、ベース6、カバー7、パームレスト8及びディスプ
レイハウジング16がプラスチック材によって形成され
ている。すなわち、成形用金型に加熱溶融樹脂を射出し
て成形した成形品であり、同一の材料あるいは部材によ
って異なる材料であるとともに、同一の材料であって
も、プラスチック材を製造するメーカが異なり、組成が異
なる、いわゆるグレードが異なる場合もある。
【0016】前記コンピュータ本体2を構成する主要な
構成部材である、ベース6、カバー7、パームレスト8及
びディスプレイハウジング16の内面、つまり組み立て
たとき外部に露出しない隠れた部分には、その構成部材
の材料名17とその材料の組成を特定できるグレード名
18が表示されている。
【0017】例えば、ベース6について述べると、図2に
示すように、ベース6の内面のコーナ部にはプラスチッ
ク材の材料名17として>PC+ABS<と表示され、
プラスチック材の製造メーカとそのメーカの製品を特定
できるグレード名18として「YZ3920B」が目視
可能に表示されている。ここで、「YZ」は材料メーカ
名であり、「3920B」は、そのメーカの製品を特定
した表示である。
【0018】材料名17とグレード名18の表示方法と
しては、成形用金型の内面に、予め刻印され、成形と同
時にその成形品に材料名17とグレード名18の刻印文
字が転写されるようになっている。なお、カバー7、パ
ームレスト8及びディスプレイハウジング16について
も同様である。
【0019】従って、不要品として回収されたパーソナ
ルコンピュータを分解業者が分解し、リサイクル部品と
して分別する際に、構成部材に表示された、材料名17と
グレード名18を見て分別することにより、迅速にかつ
確実に分別できる。従来は、材料名しか表示されていな
かったため、材料名で分別した場合、同一材料名であって
も、プラスチックを製造するメーカによってプラスチッ
クの組成が異なり、これらを一緒に溶融再利用した場
合、品質の異なるリサイクル部品となる場合があったが、
この発明によれば、材料名17とグレード名18が表示
されているため、同一のグレード、つまり特定の材料を
集めてリサイクルすることが可能となる。
【0020】このように、同一の材料名17で、かつ同
一のグレード名18のプラスチック材を収集して溶融再
生することにより、新品と同一の品質のコンピュータ部
品として再生できる。
【0021】なお、前記実施形態においては、パーソナ
ルコンピュータの機器本体を構成する部材のリサイクル
について説明したが、この発明はパーソナルコンピュー
タの部品に限定されるものではなく、他のあらゆる情報
処理装置に適用できる。
【0022】また、材料名とともにグレード名を表示す
る方法として、成形用金型の内面に、予め刻印し、成形
と同時にその成形品に材料名とグレード名の刻印文字が
転写されるようにしたが、成形品に材料名とグレード名
をゴム印によって表示する方法、ラベルを貼る方法及び
材料名とグレード名をバーコードで表示する方法も、こ
の発明に含むものである。
【0023】また、プラスチック材について説明した
が、溶融再生可能なマグネシウム合金等の軽合金にも適
用できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、機器本体に形成する構成部材に、その材料名ととも
に材料の組成を特定できるグレード名を表示することに
より、リサイクル可能な構成部材を完全にしかも迅速に
分別することができ、再利用された構成部材の品質を向
上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示し、ポータブル
コンピュータと機器本体としてのベースを分離した状態
の斜視図。
【図2】同実施形態の構成部材に表示された材料名及び
その材料のグレード名を示す平面図。
【符号の説明】 1…ポータブルコンピュータ 2…コンピュータ本体 6…ベース 7…カバー 16…ディスプレイハウジング 17…材料名 18…グレード名

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体の内部に電子部品、キーボード、
    ディスプレイ等を設けた情報処理装置において、 前記機器本体を形成する少なくとも一部の溶融再生材料
    からなる構成部材に、その材料名とともにその材料の組
    成を特定できるグレード名を表示したことを特徴とする
    情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記材料名とグレード名は並記されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記材料名とグレード名は、前記構成部
    材の内側に表示され、前記機器本体を分解したときに目
    視可能であることを特徴とする請求項1または2記載の
    情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記構成部材は、少なくともベース、カ
    バー及びディスプレイを覆うディスプレイハウジングで
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記グレード名は、材料のメーカとメー
    カの製品を特定できることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記材料名とグレード名は、成形用金型
    の内面に刻印され、成形と同時に構成部材に表示される
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の情報
    処理装置。
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