JPH0540841A

JPH0540841A - スタンパ付きバーコードスキヤナ

Info

Publication number: JPH0540841A
Application number: JP3216233A
Authority: JP
Inventors: Kouji Tsutsumoto; 光司筒本; Toshiya Nakamura; 俊也中村
Original assignee: Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
Current assignee: Hitachi High Tech Corp
Priority date: 1991-08-02
Filing date: 1991-08-02
Publication date: 1993-02-19

Abstract

(57)【要約】【目的】認識処理済みの物品またはバーコードカード
に対して、処理済みのマークをマーキングするスタンパ
を有するバーコードスキャナを提供する。【構成】バーコードスキャナ４に対して、物品に対す
る管理情報が認識された時点で、認識部５より出力され
る認識完了信号により、バーコードカード２または物品
３に対して処理済みのマークＭをマーキングするスタン
パ６を設ける。スタンパ６は、電磁的、またはインクジ
ェットによりマーキングを行う方式とする。【効果】処理済みマークをチェックすることにより、
記憶違いや忘れなどにより物品またはバーコードカード
の２重読み取りや読み取り漏れが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、スタンパが付加され
たバーコードスキャナに関する。

【０００２】

【従来の技術】スーパーマーケットなどで商品の在庫や
価格などを管理するために、製造メーカーにおいて、個
々の商品またはその包装にバーコードを印刷することが
行われている。また、メーカーの工場などにおいても、
物品を管理するためにバーコード方式が有効であり、個
々の物品に対してバーコードカードが適用されている。
図２はバーコードシステムを示す。(a) に示すバーコー
ド１はバーコードカード２に印刷され、または(b) に示
す物品３に直接印刷されている。バーコード１はバーコ
ードスキャナ４により光電子的に読み取られ、読み取ら
れたコード信号は認識部５において解読されて物品に対
する管理情報がえられる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】メーカーの工場などに
おいては、製造または検査される多数多様の物品３の個
々に対してバーコード１が印刷され、または多数のバー
コードカード２が使用される。これらをバーコードスキ
ャナ４により読み取り、認識部５で認識したとき、取り
扱い者の記憶違いや忘れなどにより当該物品またはカー
ドの認識処理が完了したか否かが判然としないことがあ
る。判然としないときは再度スキャナにより読み取りを
行うが、もし処理済みのときは２重読み取りとなり、ま
たは読み取り漏れのままとなることがあり、いずれも管
理上混乱を招く。このような２重読み取り、または読み
取り漏れを防止するには、認識処理済みの物品やバーコ
ードカードに対して適当なマークをマーキングすること
が有効である。この発明は以上に鑑みてなされたもの
で、認識処理済みの物品またはバーコードカードに対し
て、処理済みのマークをマーキングするスタンパを有す
るバーコードスキャナを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するスタンパ付きバーコードスキャナであって、
上記のバーコードスキャナに対して、物品に対する管理
情報が認識された時点で、認識部より出力される認識完
了信号により、物品またはバーコードカードに対して処
理済みのマークをマーキングするスタンパを設けたもの
である。上記のスタンパの一実施態様は、電磁的にマー
キングを行う方式とする。また、他の実施態様は、イン
クジェットによりマーキングを行う方式とする。

【０００５】

【作用】上記のスタンパ付きバーコードスキャナにおい
ては、読み取られたバーコードより、物品に対する管理
情報が認識された時点で、認識部より認識完了信号が出
力され、物品またはバーコードカードに対して処理済み
のマークがマーキングされる。このマークをチェックす
ることにより当該物品またはバーコードカードの処理が
なされたことが明確に知られるので、２重読み取り、ま
たは読み取り漏れが防止される。スタンパの実施態様
として、電磁的な方式による場合は、マグネットと駆動
コイルなどにより押印部を構成し、これを認識完了信号
により動作させてマーキングを行う。また、インクジェ
ット方式による場合は、同信号によりインクジェット機
構を動作させてマーキングを行うものである。

【０００６】

【実施例】図１はこの発明の一実施例を示し、(a) はシ
ステムの概略構成図、(b),(c) はスタンパの概略の構造
図である。

【０００７】図１(a) において、バーコードスキャナ４
の筐体４a にスタンパ６を内蔵し、これと認識部５の間
に駆動制御部７を設ける。バーコードカード２または物
品３に印刷されたバーコード１をバーコードスキャナ４
により読み取り、読み取られたコード信号は、認識部５
において解読されて物品に対する管理情報が認識され
る。認識された時点で認識部５より認識完了信号が出力
されて駆動制御部７に入力し、これより出力される駆動
電流によりスタンパ６が動作して、バーコードカード２
または物品３に処理済みマークＭがマーキングされる。
図１(b) は電磁方式によるスタンパ６の構造を示し、ス
プリング６a により上方に付勢されたソレノイドマグネ
ット６b と、これを駆動する駆動コイル６c 、およびマ
グネット６b に固定された押印部６d よりなり、前記の
駆動電流を駆動コイル６c に与えるとマグネット６b が
下降し、押印部６d の先端が相手のバーコードカード２
または物品３に接触してマーキングがなされる。図１
(c) はインクジェット方式の場合を示し、インクジェッ
ト機構６e に前記の駆動電流を与えると、ノズル６f よ
りインクが噴射されてマーキングされる。以上におい
て、マーキングされるマークＭの位置は、バーコードカ
ード２に対してはその余白が適当であり、物品３に対し
ては適宜の位置とし、スタンパの位置をそのように決め
る。また、マークの形状や色彩はもちろん任意である。

【０００８】

【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明によるス
タンパ付きバーコードスキャナにおいては、バーコード
が印刷された物品またはバーコードカードが読み取ら
れ、管理情報が認識された時点で、これらに処理済みマ
ークがマーキングされるので、このマークをチェックす
ることにより、記憶違いや忘れなどにより当該物品また
はバーコードカードの２重読み取りや読み取り漏れが防
止され、物品の管理に寄与するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例を示し、(a) はシステム
の概略構成図、(b),(c) はスタンパの概略の構造図であ
る。

【図２】従来のバーコードシステムを示し、(a) はバ
ーコードを印刷したバーコードカード、(b) は物品に印
刷されたバーコードと、これに対するバーコードスキャ
ナと認識部の動作説明図である。

【符号の説明】

１…バーコード、２…バーコードカード、３…物品、４…バーコードスキャナ、４a …筐体、５…認識部、６…スタンパ、６a …スプリング、６b …ソレノイドマ
グネット、６c …駆動コイル、６d …押印部、６e …インクジェッ
ト機構、６f …ノズル７…駆動制御部。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】物品またはバーコードカードに印刷され
たバーコードを読み取り、該バーコードの示す物品の管
理情報を認識する認識部を有するバーコードスキャナに
おいて、前記管理情報が認識された時点で、該認識部よ
り出力される認識完了信号により、前記物品またはバー
コードカードに対して処理済みのマークをマーキングす
るスタンパを、前記バーコードスキャナに設けたことを
特徴とする、スタンパ付きバーコードスキャナ。
【請求項２】電磁的方式により前記マーキングを行
う、請求項１記載のスタンパ付きバーコードスキャナ。
【請求項３】インクジェット方式により前記マーキン
グを行う、請求項１記載のスタンパ付きバーコードスキ
ャナ。