JP3037260U - 曲線状滑走区域と平坦状滑走区域に応じて適合させた構造化部位を有するスキー板 - Google Patents

曲線状滑走区域と平坦状滑走区域に応じて適合させた構造化部位を有するスキー板

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JP3037260U JP1996010987U JP1098796U JP3037260U JP 3037260 U JP3037260 U JP 3037260U JP 1996010987 U JP1996010987 U JP 1996010987U JP 1098796 U JP1098796 U JP 1098796U JP 3037260 U JP3037260 U JP 3037260U
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シルヴァ ジル
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Abstract

(57)【要約】 【課題と解決】 細溝を有する底面と、平坦な滑走用中
央区域と、少なくとも一側に、上記中央区域を縁取る曲
線状の滑走用側方区域とを含むスキー板を提供する。後
部接触線11とスキー靴の中央線との間に在る中央区域
5の少なくとも後部分の表面は、粗度RtmとRkuの
有意なパラメーターの測定値が曲線状の滑走用側方区域
6、7の表面上で測定した値より大きいような顕著な構
造化部位すなわち、細溝50、70を備えている。特
に、本考案は旋回性能と滑走性能を改善したアルペンス
キー板に関する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 本考案は、アルペンスキー、モノスキーまたはスノーボードのような、雪上移 動用のスキー板に関するものである。
【0002】 より特定的には、本考案は、その底部に溝を備えることによって滑走性能を改 良したスキー板に関するものである。
【0003】 スキー板の正しい滑走を得るためには、専門家にとって周知のように、雪と接 触するスキー板の底部は完全に平滑であってはならない。摩擦力とスキー板に掛 かる圧力の作用で、雪の粒子は溶けて小さな水滴になり、これが集まって潤滑剤 の役割を演ずる水の薄膜を作ろうとする。そこで、大切なことは、滑りに対抗す る吸引現象を回避するためにこの水膜を壊して除去可能にするための構造化を実 施することである。
【0004】 この確かな事実により、上述の現象によって提起された問題に応える多少なり とも経験的な解決に基づく幾つかの実用新案登録が出現した。
【0005】 スイス特許第161592号明細書においては、スキー板底部の中央部分に無 数の平行で直線状の溝が設けられ、この溝はスキー板の滑走面の長さの約3分の 1、および幅全体に亙って連続的に延在する。
【0006】 このスキー板の欠点は、あまりに直線指向性が強く、高速下で方向転換を図る ことが困難なことである。このため、フランス特許第2654005号明細書に あるように、溝の長さを短くし、かつこれらの溝を互いにグループ毎にまとめて 再配列することが考えられた。この解決法において、表面の構造は、スキー板に 大きな指向性を付与することなく、一方では水膜の形成および適切な誘導効果と 、また他方では水膜を適宜に破壊する効果とを結び付ける。
【0007】 最後に、フランス特許第2683730号明細書では、滑走面は長手方向に向 いた不連続な細溝を備えており、この溝の形状は全体として正弦曲線のように波 打っており、これによってスキー板の底部に適当な値の範囲に含まれる粗度係数 (Ra)を優先的に付与している。
【0008】 先行技術のどの解決法においても、このような構造化を受け入れるべき最適区 域はどこか、また構造化しないのが好ましい区域はどれかを知るために気を使う ことなく、溝の形状、長さ、および向きに関して工夫を加えることに主眼が置か れた。本考案の目的は、これらの問題に満足のいく解決をもたらすことにある。
【0009】 本出願人は、実際、滑走面の箇所に、雪上において異なる作用を受けるさまざ まな区域が存在すること、したがって、構造化はこれを考慮して適合させる必要 があることを確認した。
【0010】 底部の中央領域は、スキー板の平坦な滑走において重要な役割を果たすので、 スキー板底面の良好な滑りと、吸引現象を回避可能にするため、顕著に構造化す ることが重要である。
【0011】 方向転換を行うにあたって、スキー板は、スキーヤーがいずれか一方の側方エ ッジに体重を載せることによって傾く。したがって、底面は中央領域を縁取る僅 かな幅の側方領域で、雪と接触状態を続ける。スキーヤーの体重がこの僅かな幅 の表面に掛ける圧力は大きく、従って平滑な表面、あるいは構造化が余り顕著で ない表面を設けることによって摩擦を最大限減少させることが重要である。実際 、方向転換に対抗しうる底部の構造化からくる「誘導」効果を抑えるとともに、 エッジの支承と引っ掛け特性を優先させる必要がある。水膜の問題はこの形状で は二次的なものである。
【0012】 従って、本考案の目的は、プラスチック材料から成る、幅(L)が可変の下面 を含み、該下面は複数本の不連続細溝と、それを縁取る2の側方エッジとを備え る、スキー板の提案にある。該下面は、スキー板に荷重が掛かっていない場合、 前方接触線と後方接触線により雪面上に載る。この下面は、該2の接触線間に延 在する平坦な滑走中央区域と、少なくとも一方の側で、2の接触線間にある上記 中央区域を縁取る、幅l1が0.03L以上の曲線状滑走面とを含む。後方接触 線とスキー靴の中央線の間に在る該中央区域の少なくとも後部分の面には、粗度 の有意なパラメーターRtmとRkuの計測値が、該曲線状滑走区域の面で測定 した値を上回るような、顕著な構造化部位を備えている。
【0013】 該下面は、中央区域の両側を縁取る、スキー板の長手方向に対称的に配置され た2の側方区域を含むのが好ましい。
【0014】 採用したパラメーターRtmとRkuは、種々の粗度係数のうち、本考案によ る水膜の破壊と除去にとって効果的な顕著な構造化と、方向転換を行う際に雪と の摩擦を制限するより細かな、またはより顕著でない構造化との違いをより良く 比較できるようにする係数である。
【0015】 パラメーターRtmは、DIN規格4762/1EまたはISO規格4287 /1に従って、評価する全長に亙って粗度のプロフィールの最高値と最低値間の 垂直方向の開きを計測する最大粗度の平均値を指す。
【0016】 パラメーターRku(尖り粗度)は高さの分布密度の扁平化パラメーターを指 す。密度曲線が平らになればなるほどRkuは大となる。反対に、曲線が尖って おり、またその最大値が十分に集中していれば、Rku値は低くなる(ISO規 格4287/1)。
【0017】 特に、上記の側方区域の面においては、Rtmの値が15μmまたはそれ以下 で、Rkuの値が3またはそれ以下であるのに対して、先に定めたような中央区 域の少なくとも後部分においては、Rtm>15μm、Rku<3となる。
【0018】 他の特徴によれば、側方区域(一方または両方)の幅l1は、平坦滑走区域の 幅l2が0.45Lまたはそれ以上を保持しなければならないものとして、0. 03Lないし0.3Lである。
【0019】 側方区域の幅l1が最小下面(L min)の幅の線付近から接触線方向に増 大するのが有利である。実際、スキー板の旋回性能を改善するためには、両端部 箇所に細溝を作らないか、または細溝を少しだけ作った表面を残しておくほうが 有利である。従って、最小下面の幅(L min)の線近傍においては、幅l1 が2mmまたはそれ以上で、またスキー板の接触線近傍では10mmまたはそれ 以上であることが望ましい。
【0020】 上記に関連する特徴によれば、強く細溝を施した中央区域の幅l2は一定であ る。このような構造化は、スキー板の底面上で唯一回だけ道具を通過させること による反復的かつ再現可能な技術を用いて簡単に得られる。
【0021】 補足的特徴によれば、中央区域の構造化は、両縁からの幅lが一定で、表面に 複数の不連続リブが形成されている、浮き出し模様を含むローラー形状の道具を 熱間で、かつ圧力下で該中央区域を通過させて行われる。
【0022】 一選択的特徴によれば、側方区域(一方または両方)の幅l1は一定であり、 平坦滑走用中央区域の幅l2は最小幅(L min)付近から接触線の方向に徐 々に増加する。
【0023】 この場合、側方区域(一方または両方)の幅l1は6mmまたはそれ以上であ るのが好ましい。
【0024】 より一般的な他の特徴によれば、顕著に構造化された中央区域は、直線的で、 かつ不連続な複数本の短い細溝を互いに分離して、あるいは入り組ませて配置し たものを含む。
【0025】 一補足的特徴によれば、細溝の少なくとも大半がスキー板の長手方向軸沿いに 配置される。但し、そのうちの或るものは傾斜し、長手方向軸に対して或る角度 をなし、これにより、とりわけ、極めて大きな「レール」効果を回避するよう、 あるいはまた或る雪質条件で、もしくは或る種のスキー板において水膜の除去を 改良するようにする。
【0026】 また、この構造化部位が、エッジから長手方向軸へ向けて下面の幅の少なくと も有意な部分上で、実測パラメーターRtmとRkuが徐々に増大するような粗 度勾配を有するようにしてもよい。この場合、粗度(RtmとRku)は幅の小 部分ではほぼ一定のままとする。これは、例えば細溝の密度の逓増、この細溝の パラメーターの或るもの(深さ、幅、長さ、形状など)の増加を見込む場合であ る。
【0027】 同様に、長手方向軸に沿う構造化は測定パラメーターRtmとRkuが、後方 接触線から前方接触線の方向に、スキー板の長さの少なくともかなりの部分に亙 って、徐々に変化するような粗度勾配をもつようにするのが好ましい。この場合 、粗度はある長さ部分に亙ってほぼ一定であってもよい。
【0028】 本考案の他のさまざまな特徴は、添付の概略図を参照して以下に記載する、本 考案の非限定的な実施例の説明から明らかとなろう。
【0029】 図1に示す例は、アルペンスキー板の底面図で、スキー板は、ポリエチレン製 の下面(すなわち、滑走用底面)1と、側方エッジ2と、トップベンド3と、テ ール4とに区分される。
【0030】 この底面は反りがついていて、スキー板に荷重が掛かっていないときには、前 方接触線10と後方接触線11との上に載っている。スキーヤーの体重が掛かる と、これら2本の接触線10、11の間に挟まれる下面部分は雪面に接して、い わゆるスキー板の「担持」面となる。
【0031】 この担持面上に、幅l2の「平坦滑り面」という中央区域5を設け、その区域 内に多くの構造化部位を作り出す。図1中左側の拡大部分は、本考案による顕著 な構造化の一例を示す。これは、多数の、直線状で、かつ不連続の短い溝50を 入り組ませて配置したものである。
【0032】 この担持面は、中央区域5の両側に、幅l1の2の湾曲した側方区域6、7を 含む。これら側方区域の構造化はあまり目立たず、この区域内では細溝70は、 例えば中央区域(右側拡大部分)の細溝に比べて密度、長さ、深さ、幅がいずれ も小さい。また、構造化(溝付け)をほとんど行わず、表面をできるだけ平滑に してもよい。
【0033】 図2は、方向転換態勢に入って雪面に対して傾斜したときのスキー板を示す。 底面の一部分は、そのエッジ2が切り込むことによって、雪質により雪または氷 の中に多少とも深く入り込む。雪との摩擦が最小限である担持面の幅l1の区域 7を留保するという利用価値があることが分かる。幅l2の中央区域5は、方向 転換中はほとんど雪面と接触することはない。
【0034】 本考案のすべての実施例におけるように、ここに図示した例においても、底面 の幅Lは、スキー板の斜面に追従するよう変化する。その幅l1は、2の接触線 10、11間で計測した底面の幅Lのどの箇所においても必ず0.03Lを超え る。幅l2が0.45Lまたはそれ以上でなければならないことからすれば、幅 l1は0.03Lないし0.3Lであることが好ましい。一例として、従来型の アルペンスキー板では、幅l1は3mmないし25mmであり、幅l2は27m mを超える。
【0035】 図示の例において、幅l2は接触線10、11で一定であり、従って幅l1は 徐々に変化する。特に、担持面の中央付近に位置する幅Lが最小値(L min )をとる箇所からは、各側方区域6、7の幅l1は接触線10、11の方向に徐 々に増大する。
【0036】 本出願人は、中央区域5の下記の表面特性が、雪上で満足のいく結果をもたら すことに気づいた。 −細溝の深さ:0.02mmないし0.08mm −細溝の長さ:10mmないし60mm −細溝の幅 :0.1mmないし0.3mm −模 様 :互に入り組ませた配列 −Rtm係数:20μmないし80μm −Rku係数:5ないし35
【0037】 粗度のパラメーターの測定はスキー板の長手方向軸に対して垂直方向に行われ る。これは、幅L、l1、l2の測定とまったく同様である。
【0038】 図3と図4は、本考案によるスキー板底面の構造化を実施可能にする有利な一 実施例である。特に詳しく述べれば、側方区域6、7に変化する幅l1を付与す る下面の中央区域5で一定の幅l2を得ようと望む場合の例である。
【0039】 そのためには、ローラーの形をしており、かつ複数の不連続リブ80を含む、 縁部が一定幅lの浮き出し模様をその表面に有する加熱された道具8を含む装置 を使用する。ローラーの表面は、複数の案内用滑走具9の間で、製作するスキー 板を長手方向に移動させながら、その底部1の表面に圧力を加えて押しつけられ る。全く同等の方法として、スキー板を固定させ、かつスキー板に対して道具を 移動させることを考えてもよい。底板を構成する材料の性質と作製すべき細溝の 寸法に応じて、圧力と温度条件を特別な困難なく適合させ、反復可能でかつ満足 すべき結果を得ることができる。
【0040】 非限定的な例として、PEHD型底部については、先に例として示した特徴に よる細溝を作製する場合、80℃ないし120℃の温度で作業を行って、回転工 具8により底部の表面に圧力を作用させるのが好ましい。
【0041】 この種の方法では、道具を何回も表面に通す必要がない。それに反して、例え ば石材研磨によるような当業者が熟知している技術によって、底部1全体に微細 構造を実現可能にする仕上げ方法を用いて表面を再加工することは除外されない 。
【0042】 図5は本考案の一変形態様を示し、ここでは、曲線状の滑走側方区域の幅l1 はスキー板に沿って一定である。従って、下面に「蜂の胴」形をした可変幅Lを 与えるスキー板の斜面の故に、平坦な滑走中央区域の幅l2もまたスキー板に沿 って変化し、かつ幅(L min)の線の近傍からスキー板の接触線10、11 の方向に増大する。
【0043】 図6において、後方接触線11と靴の中央線12の間にある中央区域5の後部 分のみが細溝を備えている。靴の中央線12は各メーカーが設定する線であり、 そのスキー板の中央に対する位置はスキー板の種類によって変わる。
【0044】 前方接触線10と靴の中央線12の間に含まれる前部分には、ほとんど、ある いはまったく細溝が施されていない。その結果、前部分で定義される粗度のパラ メーターRtmとRkuは、曲線状の滑走側方区域6、7のそれぞれの値に等し いか、あるいはそれに近くなる。本出願人が行ったテストによれば、このような 構成のスキー板は或る雪質条件の下ではより高性能であることを示した。
【0045】 図7の場合、中央区域5の構造化は、測定したパラメーターRtmとRkuが 、後方接触線11から前方接触線10の方向に徐々に減少するような粗度の勾配 を有する。この粗度勾配は、例えば、細溝の数とその寸法(長さ、幅、深さ)を 後方接触線11から前方接触線10へ向けて徐々に減少させていくことにより得 られる。
【0046】 下面の長さのいくつかの短い部分(ΔL)では、RtmとRkuの値が中央区 域5ではほとんど一定であるのが良い。従って、RtmとRkuの値の減少傾向 が段階的に行われるように(つまり、RtmとRkuの値がほとんど一定であり ながら、隣接する一部分から次の一部分まで変化する一連の短部分毎に行われる ように)するのが有利であろう。
【0047】 図8から図10までは、本考案による滑走面上の細溝の位置付けの非限定的な 例を示す。表面に設ける細溝としては、下記のものがある。 − 長手方向に向けて、分離して配列した平行な細溝60(図8)、 − 長手方向に向けて、入り組ませて配列した平行な細溝(図9)、 − 長手方向に向けて平行な細溝50aと傾斜する別の細溝50b(図10)。
【0048】 細溝の長さは、一般に、雪の種類と使用するスキー板の型式に応じて、4mm ないし50mmと変化させてもよい。
【0049】 もちろん、本考案は、上に記載し、図示した諸実施態様に限定されるものでは なく、冒頭の実用新案登録請求の範囲に含まれ得る同等の技術ならびにそれらの 組み合わせをも全て含むものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスキー板の滑走面の第一実施態様を示
す底面図で、一部分を拡大して詳細に示す。
【図2】方向転換態勢にある図1のスキー板の断面図で
ある。
【図3】図1のスキー板底部の構造化の一実施例を示す
底面図である。
【図4】図1のスキー板底部の構造化の一実施例を示す
側面図である。
【図5】本考案による滑走面の第二実施態様を示す図1
の図示と同様の底面図である。
【図6】図5の一変形例による、別の形状を示す底面図
である。
【図7】もう一つの変形例による、さらに別の形状を示
す底面図である。
【図8】本考案による構造化の一例を示す詳細図であ
る。
【図9】本考案による構造化の一例を示す詳細図であ
る。
【図10】本考案による構造化の一例を示す詳細図であ
る。
【符号の説明】
1 滑走用底面 2 側方エッジ 5 中央区域 6、7 側方区域 8 加熱した道具 10 前方接触線 11 後方接触線 12 靴の中央線 50、70 細溝 80 不連続リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ジャック ル マソン フランス国.74960 クラン ジェヴリエ, リュ デ カノティエ 10

Claims (14)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック材料から成る、幅(L)が
    可変の下面(1)を含み、前記下面は複数本の不連続細
    溝(50、70)と、前記下面の側方を縁取る2の側方
    エッジ(2)とを備える、雪上移動用のスキーであっ
    て、 前記下面(1)は、スキー板に荷重が掛かっていないと
    き、前方接触線(10)と後方接触線(11)とにより
    雪面上に載り、 前記下面は、前記2の接触線(10、11)間に延在す
    る平坦な滑走用中央区域(5)と、少なくとも一方の側
    で、2の接触線間にある前記中央区域(5)を縁取る、
    幅(l1)が0.03L以上の曲線状滑走用側方区域
    (6、7)とを含み、 前記後方接触線(11)とスキー靴の中央線(12)の
    間に在る、前記中央区域(5)の少なくとも後部分の表
    面は、粗度(RtmとRku)の有意なパラメーターの
    測定値が、前記曲線状滑走区域(6、7)の表面で測定
    した値を上回るような顕著な構造化部位を備えることを
    特徴とする雪上移動用のスキー板。
  2. 【請求項2】 前記下面が、前記中央区域(5)の両側
    を縁取る、スキー板の長手方向軸に対して対称な2の側
    方区域(6、7)を含むことを特徴とする請求項1によ
    るスキー板。
  3. 【請求項3】 前記側方区域(6、7)の一方または両
    方の表面において、Rtmの値が15μmまたはそれ以
    下であり、またRkuの値が3またはそれ以下であるの
    に対し、前記中央区域(5)の少なくとも後部分におい
    て、Rtm>15μmおよびRku<3であることを特
    徴とする請求項1または2によるスキー板。
  4. 【請求項4】 前記側方区域(6、7)の一方または両
    方の幅(l1)が0.03Lないし0.3Lである(た
    だし、平坦な滑走用中央区域の幅(l2)は0.45L
    またはそれ以上である)ことを特徴とする請求項1、2
    または3によるスキー板。
  5. 【請求項5】 前記側方区域(6、7)の一方または両
    方の幅(l1)が、最小下面の幅(L min)の線の
    近傍から前記接触線(10、11)の方向に増加するこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1によるス
    キー板。
  6. 【請求項6】 顕著な細溝を施した前記中央区域(5)
    の幅(l2)が一定であることを特徴とする請求項5に
    よるスキー板。
  7. 【請求項7】 前記側方区域(6、7)の一方または両
    方の幅(l1)が、最小下面の幅(L min)の線の
    近傍において2mmまたはそれ以上であり、また幅(l
    1)がスキー板の接触線(10、11)の近傍において
    10mmまたはそれ以上であることを特徴とする請求項
    5または6によるスキー板。
  8. 【請求項8】 前記中央区域(1)の構造化部位が、両
    縁から一定の幅(l)を有し、表面上に複数の不連続リ
    ブ(80)が形成される、浮き出し模様を含むローラー
    形状の道具(8)を熱間で、かつ圧力下で、スキー板底
    部を通過させて設けられることを特徴とする請求項4、
    5または6によるスキー板。
  9. 【請求項9】 前記側方区域(6、7)の一方または両
    方の幅(l1)が一定であり、かつ前記平坦な滑走用中
    央区域の幅(l2)が最小幅(L min)近傍から接
    触線(10、11)の方向に徐々に増加することを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれか1によるスキー板。
  10. 【請求項10】 前記側方区域(6、7)の一方または
    両方の幅(l1)が6mmまたはそれ以上であることを
    特徴とする請求項9によるスキー板。
  11. 【請求項11】 顕著に構造化された前記中央区域
    (5)が、直線状で、かつ不連続な複数本の短い細溝
    (50)を互いに分離して、あるいは入り組ませて配列
    させたものを含むことを特徴とする請求項1ないし10
    のいずれか1によるスキー板。
  12. 【請求項12】 前記細溝(50)の少なくとも大部分
    が、スキー板の長手方向軸に沿って方向付けられること
    を特徴とする請求項11によるスキー板。
  13. 【請求項13】 前記構造化部位が、側方エッジ(2)
    から長手方向軸へ向けて、下面の幅(L)の少なくとも
    有意な部分上で、パラメーターRtmとRkuの測定値
    が徐々に増大するような粗度勾配を有する(ただし、粗
    度(RtmとRku)は幅の小部分に亙ってほぼ一定で
    ある)ことを特徴とする請求項1ないし12のいずれか
    1によるスキー板。
  14. 【請求項14】 前記長手方向軸に沿う構造化部位が、
    パラメーターRtmとRkuの測定値が後方接触線(1
    1)から前方接触線(10)の方向に、スキー板の長さ
    の少なくとも実質的な部分に亙って、徐々に変化するよ
    うな粗度勾配を有する(ただし、粗度は長さの或る部分
    (ΔL)に亙ってほぼ一定である)ことを特徴とする請
    求項1ないし13のいずれか1によるスキー板。
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