JPH07194760A - 圧力分布に応じて構造化した底部を含むスキー板 - Google Patents

圧力分布に応じて構造化した底部を含むスキー板

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JPH07194760A
JPH07194760A JP6305301A JP30530194A JPH07194760A JP H07194760 A JPH07194760 A JP H07194760A JP 6305301 A JP6305301 A JP 6305301A JP 30530194 A JP30530194 A JP 30530194A JP H07194760 A JPH07194760 A JP H07194760A
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JP
Japan
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ski
line
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rtm
structured
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JP6305301A
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Bertrand Krafft
クラフト ベルトラン
Gilles Silva
シルヴァ ジル
Masson Jacques Le
ル マソン ジャック
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Salomon SAS
Original Assignee
Salomon SAS
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C5/00Skis or snowboards
    • A63C5/04Structure of the surface thereof
    • A63C5/044Structure of the surface thereof of the running sole

Landscapes

  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スキー板の滑走底面における改良を提供す
る。 【構成】 本発明によるスキー板は、平滑なあるいは僅
かに構造化された前部分(5)と顕著に構造化された後
部分(6)とを含む、不連続細溝(50、60)を備え
た底板を有する。後部分(6)は、スキー靴の中央線
(13)と該中央線(13)を前方接触線(10)から
隔てる距離(D)の0.4倍に等しい、スキー靴の中央
線からの距離(d)に位置する横断方向線との間に在る
横断方向線(12)から後方接触線(11)の方向に、
スキー板の後方へ向けて延在する。本発明は特に滑走性
能を改善したアルペンスキー板に関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、アルペンスキー、モノスキーま
たはスノーボードのような雪上移動用スキー板に関す
る。
【0002】本発明は、特に、滑走性能を改善した、細
溝付き底部を備えたスキー板に関する。
【0003】専門家は、正しく滑走できるスキー板を得
るには、雪と接触する底部が完全に平滑であってはなら
ないことを知っている。生じる摩擦と圧力の作用で、雪
の粒子は溶け、凝集して水の潤滑性薄膜を形成しようと
する微細水滴に変化する。したがって、底部を「ざらつ
かせる」ことによる構造化はこの薄膜を破壊し、かつそ
の排除を可能にして、滑走に抗する吸引現象を回避す
る。
【0004】この確かな事実により、上述の現象によっ
て提起される問題に応える多少なりとも経験的な解決に
基づく幾つかの特許が出現した。
【0005】フランス国特許第1102116号、スイ
ス国特許第161592号またはスイス国特許第331
559号明細書では、底部に、スキー板の長さの大部分
に亙って延在する一連の連続する平行な溝を設ける。こ
のスキー板の欠点は、高速では旋回を開始するのが困難
な、非常に指向性の強いスキー板が得られることであ
る。それ故、例えばフランス国特許第2654005号
明細書にあるように、溝の長さを短くし、かつこれらの
溝を互いにグループ毎にまとめて再配列することが考え
られた。この解決法において、表面の構造は、スキー板
に大きな指向的作用を付与することなしに、一方では水
の層の形成および適切な誘導の効果と、また他方では水
の層の適切な破壊とを結び付ける。
【0006】フランス国特許第2683730号明細書
では、滑走面は長手方向に向けられた不連続細溝を備え
ており、この細溝は、適宜な値の範囲に含まれる粗度係
数Raを底部に優先的に付与するよう、形状が全体とし
て正弦曲線のように波打っている。
【0007】ドイツ国特許第4022286号明細書
は、異なる特性のポリエチレンを用いた滑走面の被覆に
関し、これらのポリエチレンは、基部の表面圧力区間
で、より高い硬度を有する。異なる材料を同一の底部に
使用しなければならないので、この解決法は不経済であ
る。更に、材料の硬度の差異を考慮に入れると、硬度が
より低いポリエチレン区域、すなわちスキー板の後部で
は、該構造化はより急速に消耗し、「ざらつき」に差異
を設ける利点が急速に失われる。
【0008】先行技術のどの解決法においても、このよ
うな構造化を受け入れるべき最適区域はどれか、また構
造化しないか、あるいは僅かに構造化するのが好ましい
区域はどれか、および各区域内でどのようにして該構造
化を実現すべきかを知るために気を使うことなく、この
構造化部分の形状、長さ、および向きに関して工夫を加
えることに主眼が置かれた。
【0009】本発明の目的は、これらの問題に満足すべ
き解決をもたらすことにある。
【0010】実際、本出願人は、滑走面の箇所に、雪上
で異なる作用を受ける区域が存在すること、したがって
それを考慮に入れて、該構造化を適合させる必要がある
ことを確認した。
【0011】雪は、氷と水と水蒸気の混合三相粉体中間
物(un milieu pulverulent triphasique melange)で
ある。この混合物内の各相の割合は、底板/雪の界面に
起因する摩擦およびスキー板に掛かる圧力の配分と言う
重要な2種のパラメーターにより、スキー板の担持面が
通行する際、徐々に変化する。
【0012】これにより、雪面上をスキー板が通過する
とき、加わる圧力はスキー靴の前方に位置する区域から
次第に増加しようとして、この箇所から水の薄膜が徐々
に生成するのを促進しようとするのが確認できる。
【0013】したがって、本出願人が実施した数多くの
試験で、底部の構造化がスキー板の前部分よりも後部分
でより顕著であると、スキー板の性能が向上することが
確認できた。更に、前部分において非常に顕著な構造化
を実施すると、スキー板の滑走性能に悪影響があること
も確認できた。本出願人は、経験により、あらゆる種類
の雪に対して性能の良いスキー板を得るためには、圧力
と摩擦の配分のパラメーターに応じて重視すべき底部表
面の構造的外観がどのようなものであるかを明確化でき
た。
【0014】そのために、本発明によるスキー板は、複
数本の不連続細溝を備えたプラスチック製滑走用下面を
含み、該下面は、スキー板に荷重が掛かっていないと
き、前方接触線と後方接触線上に乗っており、該下面
が、構造化されていないか、あるいは僅かに構造化され
た前部分と、粗度のパラメーターRtmの測定値が前部
分で測定した値よりも大きい、より顕著に構造化された
後部分とを含むことを特徴とし、該後部分は、スキー板
におけるスキー靴の中央線と、その先で該中央線を前方
接触線から隔てる距離の0.4倍に等しいスキー靴の中
央線からの距離に位置する横断方向線との間に在る横断
方向線から後方接触線の方向に該スキー板の後方へ向け
て延在する。
【0015】別々に構造化した底板の2部分を分離する
境界を画定するために、各メーカーがISO/DIS規
格8364に従って表示することを義務づけられている
スキー板上のスキー靴の中央を示す線に準拠することに
した。この中央線に対して締め具を取り付けることを尊
重すれば、スキー板から生ずる圧力配分を調節できる。
更に詳しく言えば、強い圧力の区域とそれよりも弱い圧
力の区域の位置を割り出すことができる。
【0016】パラメーターRtmは、DIN規格476
2/1EまたはISO規格4287/1によれば、評価
対象となる全長に亙って存在する粗度のプロフィールの
うち最も高い点と最も低い点との間の垂直方向離間を計
る最大粗度の平均を示す。
【0017】Rtm値は、滑走面の前部分では、15μ
mまたはそれ以下であり、また滑走面の後部分では15
μmを越えることが好ましい。
【0018】別の一特徴によれば、顕著に構造化された
滑走面の後部分は、少なくとも該滑走面の後方接触線ま
で後方へ向けて延在する。この有利な形状において、本
出願人は、確実に、水の薄膜のより良好な破壊とより良
好な排除による性能の向上に気付いた。
【0019】好ましい一実施態様によれば、極めて顕著
に構造化を施された後部分は、スキー靴の中央線を前方
接触線から隔てる距離の0.2倍ないし0.4倍の間に
あるスキー靴の中央線からの距離に位置する線から始ま
る。このようにして、顕著に構造化された部分の始まり
は、通常、締め具の前部止め具付近に位置する最大圧力
のピークに対応する高圧区域内で開始する。
【0020】二義的な特徴によれば、後部分は、底板の
幅Lのうち幅l1の中央部分のみで粗度の値が15μm
を越えるような極めて顕著な構造化部分を含み、該後部
分は、構造化された中央部分の両側に、粗度Rtmの測
定値が15μmよりも低く、また粗度Rkuの測定値が
3よりも低い、平滑なあるいは僅かに構造化された幅l
2の縁部を含む。実際、本出願人は、中央部分がスキー
板の平面滑走で重要な役割を果たすこと、したがって、
良好な流出を可能にし、かつ吸引現象を回避するために
は良好な構造化が重要であることを確認した。それに反
して、旋回をするとき、スキー板はスキーヤーによって
側方エッジのいずれか一方に傾斜する。したがって、底
板は、中央部分を縁取る僅かな幅の側方区域で雪と接触
したままである。したがって、スキーヤーの体重によっ
てこの僅かな表面に加えられる圧力は大きい。それゆ
え、平滑なまたは僅かに構造化された表面を設けること
によって、摩擦を最大限に減少させることが重要であ
る。実際、旋回に抵抗することができる底板の構造化に
よる「誘導」効果を減少させるとともに、エッジの支承
特性と引っ掛け特性を優先させる必要がある。この場
合、水の薄膜は二義的な問題である。
【0021】パラメーターRku「Rugosite Kurtosis
(尖り粗度)」は、高さの配分密度の偏平度パラメータ
ーを示す。密度の曲線が偏平であればあるほど、Rku
は大きい。逆に、曲線が尖っていて、最大値がほとんど
中央に来ていれば、Rkuは小さい(ISO規格428
7/1)。
【0022】前記に関連する一特徴によれば、縁部の幅
l2は、平面滑走における中央部の幅l1が0.45L
またはそれ以上を保っていなければならないことが分か
っているので、0.03Lないし0.3Lの間に含まれ
る。
【0023】顕著な細溝を有する後部分はスキー板の下
面に沿って一定の幅であるのが有利である。したがっ
て、このような構造化は、縁の幅が一定である加熱した
道具を1回だけ底板上を通過させる、反復性と再現性を
有する技術によって容易に得られる。
【0024】このようにして、有利な一補足的特徴によ
れば、後部分の構造化は、道具を滑走用下面上に加熱お
よび加圧下で通過させることにより実施され、該道具
は、表面に複数の不連続リブが形成される縁部の一定幅
を有する浮き出し模様を含むローラーの形をしている。
【0025】より一般的な他の特徴によれば、著しく構
造化された後部分は、分離して配列した、あるいは入り
組ませて配列した、複数本の不連続かつ直線状の短い細
溝を含む。
【0026】一補足的特徴によれば、この細溝の少なく
とも大多数はスキー板の長手方向軸に沿って方向づけら
れる。しかしながら、これら細溝の一部を、長手方向軸
に対して或る角度で傾斜させてもよく、このような傾斜
配列は、とりわけ、極めて著しい「レール」効果を避け
るため、あるいは更に、雪のある種の状態において、ま
たはある種のスキー板について水の薄膜の除去を向上さ
せるためである。
【0027】また、少なくとも後部分の構造化が、後方
接触線から前方接触線に向かってRtm値とRku値が
次第に減少するような粗度勾配を有するようにしてもよ
い。
【0028】同様に、本構造化は、下面の幅の少なくと
も有意な部分上で、側方エッジから長手方向軸へ向けて
次第に増加するような粗度勾配を有することができる
(ただし、この粗度(RtmとRku)は、もちろん、
小部分においてほぼ一定のままとする)。
【0029】本発明の別の特徴によれば、滑走面は、ス
キー板の全長に亙って同一の硬度と同一の化学的性質を
有する被覆からなる。したがって、本構造化の磨耗は、
スキー板の全長に亙って均一に、かつ同時に行われる。
【0030】本発明の他の諸特徴は、添付の概略図を参
照して、本発明によるスキー板の非限定的な実施態様に
関する以下の記載を読むことにより、明らかとなろう。
【0031】図3に示す例においては、滑走用底部(す
なわち下面)1が前方接触線10と後方接触線11上に
乗っている、軽く反ったアルペンスキー板が対象になっ
ている。スキーヤーの体重により、これら2の接触線1
0と11の間に含まれる表面は雪と接触して、スキー板
の担持面になる(図1)。スキー板は、アップターン2
およびテール3として持ち上がった部分を含む。
【0032】図4では、両側を金属製エッジ4で縁取っ
た、好ましくはポリエチレン製で、幅Lの底部1が見ら
れる。この底部は細溝の少ない前部分5と細溝の多い後
部分6を含む。
【0033】後部分6は、一方では後方接触線11で画
定され、また他方ではメーカーが表示するスキー靴の中
央部の位置を表す仮設線13の前方の距離dに位置する
線12で画定される。いずれにしろ、距離dは、スキー
靴の中央線13と前方接触線10とを隔てる距離Dの
0.4倍を越えてはならない。
【0034】前部分5は後部分6に隣接し、かつ線12
から前方接触線10まで、該後部分の前方に伸びる。
【0035】図4に、本発明による構造化の一例を拡大
して示す。この拡大図によれば、短くて、直線状で、か
つ不連続の細溝を多数互いに入り組ませて配列したもの
が対象となる。
【0036】前部分5において、構造化はより表面的で
あり、細溝50は後部分6の細溝よりも間隔が疎で、よ
り短く、より浅く、かつより狭い(図4の左側)。
【0037】この部分では、構造化が殆ど無く、また表
面はできるだけ平滑である。
【0038】雪上試験では、本出願人は、後部の表面の
下記の特徴が雪上で満足すべき結果をもたらすことに気
づいた。 − 細溝の深さ:0.02mmないし0.08mm − 細溝の長さ:0.1mmないし0.3mm − 細溝の幅 :0.1mmないし0.3mm − 模 様 :互いに入り組ませた配列、 − Rtm係数:20μmないし80μm、 − Rku係数:5ないし35。
【0039】図5は、後部分6が顕著に構造化された幅
l1の中央区域600と、平滑または僅かに構造化され
た幅l2の側縁部61、62を該中央区域の両側に含
む、本発明の一変形実施態様を示す。
【0040】中央区域600は、後部分6の全長に亙っ
て一定の幅l1を有する。側縁部61、62は大きな圧
力が作用するスキー板の旋回滑走面を構成する。この区
域における極めて顕著な構造化はスキー板の旋回性に不
利に作用する恐れがある。本発明によれば、各縁部6
1、62の幅l2は、0.03Lないし0.3Lであ
る。いずれにせよ、中央区域の幅l1は常に0.45x
Lか、あるいはそれ以上である。
【0041】図6と図7は、本発明によるスキー板底部
の構造化を実現可能にする有利な一例(より詳しくは、
変化する幅l2を側縁部61、62に付与する下面の中
央区域600に一定の幅l1を求めることが望まれる場
合の例)を示す。
【0042】そのために、ローラーの形をしており、か
つ複数の不連続リブ80を含む、縁部が一定の幅lの浮
き出し模様をその表面に有する加熱された道具8を含む
装置を使用する。ローラーの表面は、複数の案内用滑走
具9の間で、製作するスキー板を長手方向に移動させな
がら、その底部1の表面に圧力を加えて押しつけられ
る。全く同等の方法として、スキー板を固定させ、かつ
スキー板に対して道具を移動させることを考えてもよ
い。底板を構成する材料の性質と作製すべき細溝の寸法
に応じて、圧力と温度条件を特別な困難なしに適合さ
せ、反復可能でかつ満足すべき結果を得ることができ
る。
【0043】非限定的な例として、PEHD型底部につ
いては、先に例として示した特徴による細溝を作製する
場合、80℃ないし120℃の温度で作業を行って、回
転工具8により底部の表面に圧力を作用させるのが好ま
しい。
【0044】この種の方法では、道具を何回も表面に通
す必要がない。それに反して、例えば石材研磨によるよ
うな当業者が熟知している技術によって、底部1全体に
微細構造を実現可能にする仕上げ方法を用いて表面を再
加工することは除外されない。
【0045】図8の場合、構造化した箇所は、測定した
パラメーターRtmおよびRkuが後方接触線11から
前方接触線10に向かって次第に減少するような粗度勾
配を有する。この粗度勾配は、後方接触線11から前方
接触線10へ向けて、細溝の数と寸法(長さ、幅および
深さ)を徐々に減少させることによって得られる。
【0046】下面の長さΔLの特定の短い部分では、R
tm値とRku値をほぼ一定にするのが適している。し
たがって、Rtm値とRku値の漸増を段階的に行う
(すなわち、Rtm値とRku値がほぼ一定ではある
が、隣接し合う部分が異なる、一連の短い隣接部分によ
ってなされる)ようにすると有利である。
【0047】図9から図11までは、本発明による滑走
面上の細溝の位置付けの非限定的な例を示す。表面に設
ける細溝としては、下記のものがある。 − 長手方向に向けて、分離して配列した平行な細溝6
0(図9); − 長手方向に向けて、入り組ませて配列した平行な細
溝(図10)、 − 長手方向に向けて平行な細溝60aと傾斜する別の
細溝60b(図11)。
【0048】細溝の長さは、一般に、雪の種類と使用す
るスキー板の型式に応じて、4mmないし50mmと変
化させてもよい。
【0049】スキー板の底部を形成するために使用する
被覆は、溶融または押出成形したポリエチレンの中から
選択する。ポリエチレンは、或る程度(一般に約15
%)の黒鉛から成る充填材を含んでもよい。
【0050】本発明によれば、単一材料でスキー板の底
板を構成できる。
【0051】もちろん、本発明は、上に記載し、図示し
た諸実施態様に限定されるものではなく、冒頭の特許請
求の範囲に含まれ得る同等の技術ならびにそれらの組み
合わせをも全て含むものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】スキーヤーの体重が掛かっている雪上のスキー
板を示す側面図である。
【図2】スキー板の長さLに対する圧力Pの配分曲線を
示すグラフである。
【図3】荷重が掛かっていないときの、本発明によるス
キー板の側面図である。
【図4】図3のスキー板の底面図で、一部分を拡大して
詳細に示す。
【図5】図4と類似の一変形態様を示す図である。
【図6】図5のスキー板の底板を構造化するための一実
施例を示す底面図である。
【図7】図6の実施例の側面図である。
【図8】本発明の別の一変形態様を示す底面図である。
【図9】本発明による構造化の異なる実施例を示す部分
拡大詳細図である。
【図10】本発明による構造化の異なる実施例を示す部
分拡大詳細図である。
【図11】本発明による構造化の異なる実施例を示す部
分拡大詳細図である。
【符号の説明】
1 滑走用底面 4 側方エッジ 5 前部分 6 後部分 8 加熱した道具 10 前方接触線 11 後方接触線 12 横断方向線 13 靴の中央線 50、60 細溝 61、62 側縁部 80 複数本の不連続リブ 600 中央区域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャック ル マソン フランス国.74960 クラン ジェヴリエ, リュ デ カノティエ 10

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の不連続細溝(50、60)を備
    え、プラスチック材料からなる滑走用下面(1)を含む
    雪上移動用スキー板であって、前記下面は、スキー板に
    荷重が掛かっていないときには、前方接触線(10)と
    後方接触線(11)上に乗っており、また前記下面は平
    滑な、または僅かに構造化された前部分(5)と、粗度
    のパラメーターRtmの測定値が該前部分で測定した測
    定値よりも大きな、顕著に構造化された後部分(6)と
    を含み、前記後部分(6)は、スキー靴の中央線(1
    3)と該中央線(13)を該前方接触線(10)から隔
    てる距離(D)の0.4倍に等しいスキー靴の中央線か
    らの距離(d)に位置する横断方向線との間に在る横断
    方向線(12)から、該後方接触線(11)の方向にス
    キー板の後方へ向けて延在することを特徴とするスキー
    板。
  2. 【請求項2】 Rtmの計測値が、滑走面(1)の前部
    分(5)では15μmまたはそれ以下であり、またその
    後部分(6)では15μmを越えることを特徴とする請
    求項1によるスキー板。
  3. 【請求項3】 顕著に構造化された滑走面(1)の後部
    分(6)が、少なくとも前記滑走面の後方接触線まで後
    方へ向けて延在することを特徴とする請求項1または2
    によるスキー板。
  4. 【請求項4】 極めて顕著に構造化された後部分(6)
    が、スキー靴の中央線(13)を前方接触線(10)か
    ら隔てる距離(D)の0.2倍ないし0.4倍の距離
    (d)に位置する線(12)から始まることを特徴とす
    る請求項1、2または3によるスキー板。
  5. 【請求項5】 後部分(6)が、下面(1)の幅Lのう
    ち幅l1の中央区域(600)のみにおいて粗度の値
    (Rtm)が15μm以上であるような構造化部分を含
    み、該後部分は、前記中央区域(600)の両側に、粗
    度(Rtm)の測定値が15μm以下で、かつ粗度(R
    ku)の値が3よりも小さい、平滑な、あるいは僅かに
    構造化された幅l2の縁部(61、62)を含むことを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれか1によるスキー
    板。
  6. 【請求項6】 前記中央区域(600)の幅l1が0.
    45Lあるいはそれ以上であることが分かっている場
    合、前記縁部(61、62)の幅l2は0.03Lない
    し0.3Lであることを特徴とする請求項5によるスキ
    ー板。
  7. 【請求項7】 前記後部分(6)の幅(l1)が前記下
    面(1)に沿って一定であることを特徴とする請求項1
    ないし6のいずれか1によるスキー板。
  8. 【請求項8】 前記後部分(6)の構造化が、道具
    (8)を前記下面(1)上に加熱および加圧下で通過さ
    せることによって実施され、前記道具(8)は、複数本
    の不連続リブ(80)が表面に形成される縁部に一定幅
    (l)を有する浮き出し模様を含むローラーの形状であ
    ることを特徴とする請求項7によるスキー板。
  9. 【請求項9】 顕著に構造化された後部分(6)が、分
    離して配列されるか、または入り組ませて配列される、
    複数本の不連続かつ直線状の短い細溝を含むことを特徴
    とする請求項1ないし8のいずれか1によるスキー板。
  10. 【請求項10】 少なくとも大多数の細溝が、スキー板
    の長手方向軸に沿って方向づけられることを特徴とする
    請求項9によるスキー板。
  11. 【請求項11】 少なくとも後部分(6)の構造化が、
    後方接触線(11)から前方接触線(10)に向かって
    Rtmの計測値とRkuの計測値とが次第に減少するよ
    うな粗度勾配を有することを特徴とする請求項1ないし
    10のいずれか1によるスキー板。
  12. 【請求項12】 前記後部分(6)の構造化が、前記下
    面の幅の少なくとも有意な部分上で、側方エッジ(4)
    から長手方向軸へ向けてRtmとRkuの計測値が次第
    に増加するよう、前記下面の幅(L)に亙って粗度勾配
    を有する(但し、粗度(Rtm、Rku)は幅の小さな
    部分でほぼ一定のままとする)ことを特徴とする請求項
    1ないし11のいずれか1によるスキー板。
  13. 【請求項13】 前記滑走面(1)が、スキー板の全長
    に亙って同一の硬度と同一の化学的性質を有する被覆か
    らなることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか
    1によるスキー板。
JP6305301A 1993-12-09 1994-12-09 圧力分布に応じて構造化した底部を含むスキー板 Withdrawn JPH07194760A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9315019 1993-12-09
FR9315019A FR2713498B1 (fr) 1993-12-09 1993-12-09 Ski comprenant une semelle structurée en fonction de la distribution de pression sur ledit ski.

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