JP3037171U - 隙間用収納ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 横置、縦置にして隙間空間に配置でき、横
置、縦置に適したキャスターの取付け状態に簡単に変更
でき、使い勝手に優れ、キャスターがケース本体外方に
大きく突出せず、キャスターが邪魔にならず、外観上の
体裁が良く、構成簡素で、量産に適し、低廉な隙間用収
納ケースを提供する。 【解決手段】 隙間空間等に横置、縦置に配置できる隙
間用収納ケースＳであって、適宜合成樹脂製ケース本体
Ａと、ケース本体Ａの開口部分を閉塞自在な適宜合成樹
脂製蓋体Ｂとを備え、ケース本体Ａの隅部にキャスター
５の大部分が収まる取付凹部７を設け、取付凹部７にキ
ャスター５の取付杆６が差込自在となる複数の取付穴４
を設け、隙間用収納ケースＳの横置、縦置によって、キ
ャスター５の取付杆６を複数の取付穴４に選択的に差込
み変更できるよう構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、衣類やその他の適宜収納物を収納して、例えば、ベッド下の隙間空 間に横置に配置したり、家具と家具、或いは、家具と壁の間の隙間空間に縦置に 配置したりできるようにした隙間用収納ケースに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ベッド下の隙間空間や、家具と家具、或いは、家具と壁の間の隙間空間 に配置される収納ケースにあっては、縦置状態で使用されるものと、横置状態で 使用されるものとを用途に応じて夫々別個に構成したものが殆どであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そのため、従来の収納ケースにあっては、縦置状態と横置状態夫々で使用でき るものが少ない難点があった。そこで、縦置状態、或いは横置状態に応じてキャ スターの取付け状態を変更でき、また、縦置状態のときに、衣類を吊下げ状態で 収納できる隙間用収納ケースを構成簡素に提供すること等を目的として本考案が 案出された。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

しかして、請求項１記載の隙間用収納ケースＳにあっては、衣類やその他の適 宜収納物を収納して、隙間空間等に横置、或いは、縦置に配置できるようにした 隙間用収納ケースＳであって、適宜合成樹脂製ケース本体Ａと、このケース本体 Ａの開口部分を閉塞自在な適宜合成樹脂製蓋体Ｂとを備え、ケース本体Ａの隅部 にキャスター５の大部分が収まる取付凹部７を設け、この取付凹部７にキャスタ ー５の取付杆６が差込自在となる複数の取付穴４を設け、隙間用収納ケースＳの 横置、或いは、縦置によって、キャスター５の取付杆６を複数の取付穴４に選択 的に差込み変更できるよう構成する手段を採用した。

【０００５】 また、請求項２記載の隙間用収納ケースＳにあっては、衣類やその他の適宜収 納物を収納して、隙間空間等に横置、或いは、縦置に配置できるようにした隙間 用収納ケースＳであって、適宜合成樹脂製ケース本体Ａと、このケース本体Ａの 開口部分を閉塞自在な適宜合成樹脂製蓋体Ｂとを備え、ケース本体Ａ内には掛止 杆１を突設し、隙間用収納ケースＳを縦置に配置したときに、掛止杆１にハンガ ー等を掛止せしめられ、衣類を吊下げ状態で収納できるよう構成する手段を採用 した。

【０００６】 更に、請求項３記載の隙間用収納ケースＳにあっては、衣類やその他の適宜収 納物を収納して、隙間空間等に横置、或いは、縦置に配置できるようにした隙間 用収納ケースＳであって、適宜合成樹脂製ケース本体Ａと、このケース本体Ａの 開口部分を閉塞自在な適宜合成樹脂製蓋体Ｂとを備え、ケース本体Ａの隅部にキ ャスター５の大部分が収まる取付凹部７を設け、この取付凹部７にキャスター５ の取付杆６が差込自在となる複数の取付穴４を設け、隙間用収納ケースＳの横置 、或いは、縦置によって、キャスター５の取付杆６を複数の取付穴４に選択的に 差込み変更できるよう構成し、一方、ケース本体Ａ内には掛止杆１を突設し、隙 間用収納ケースＳを縦置に配置したときに、掛止杆１にハンガー等を掛止せしめ られ、衣類を吊下げ状態で収納できるよう構成する手段を採用した。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案を図示例について説明すると次の通りである。 図に於いて示される符号Ｓは、衣類やその他の適宜収納物を収納して、ベッド 下の隙間空間等に横置に配置したり、家具と家具、或いは、家具と壁の間の隙間 空間等に縦置に配置したりできるようにした本考案の隙間用収納ケースを示し、 この隙間用収納ケースＳは、底壁の外周縁に側壁を周設してなる適宜合成樹脂製 ケース本体Ａと、このケース本体Ａの開口部分を閉塞自在な適宜合成樹脂製蓋体 Ｂと、ケース本体Ａの装着凹部に固定される適宜合成樹脂製取手体Ｃとを備えて いる。そして、ケース本体Ａの所定の隅部には、キャスター５の大部分が収まる 取付凹部７が設けられ、この取付凹部７には、キャスター５の取付杆６が差込自 在となる複数の取付穴４が設けられており、隙間用収納ケースＳの横置、或いは 、縦置によって、キャスター５の取付杆６を複数の取付穴４に選択的に差込み変 更できるよう構成されている（図２参照）。また、ケース本体Ａ内には掛止杆１ が突設され、隙間用収納ケースＳを縦置に配置したときに、掛止杆１にハンガー 等を掛止せしめられ、衣類を吊下げ状態で収納できるように構成されている（図 ２参照）。

【０００８】 ケース本体Ａは、一端がわが円弧状に湾出したような略矩形状を呈する底壁と 、この底壁の外周縁に沿って立設される側壁とからなり、側壁の高さが比較的短 く構成された略浅底容器状を呈している。そして、底壁の一端がわ部分には、ハ ンガー等が掛止できる掛止杆１が突設され、一端がわと他端がわにある側壁の開 口寄り中央部分には、後述する蓋体Ｂの差込突起１１が係脱自在に差込まれる差 込孔２が夫々穿設してあり、左右側壁の一端寄り部分には、指掛け凹部３が夫々 凹設されている。更に、底壁と左右側壁と他端がわ側壁とに跨がる隅部には、取 付凹部７が夫々凹設されている。しかも、この取付凹部７には、底壁の長手方向 に対して平行となるような（他端がわの側壁から一端がわの側壁に向うような） 取付穴４と、底壁に対して直交するような（底壁から開口部分に向うような）取 付穴４とが夫々形成され、これらの取付穴４にキャスター５の取付杆６を選択的 に差込み変更して、隙間用収納ケースＳの配置状態に応じて、隙間用収納ケース Ｓの移動が夫々スムーズに行えるようにキャスター５が装着可能となる。尚、ケ ース本体Ａは、底壁や側壁に適宜凹凸等を設けて補強しても良い。

【０００９】 キャスター５は、取付穴４に差込み自在な取付杆６に対して車輪部分が旋回自 在で且つ回動自在となるように構成されている。

【００１０】 蓋体Ｂは、一端がわが円弧状に湾出したような略矩形状を呈する基板と、この 基板の外周縁に周設される周縁部と、周縁部の一端がわ及び他端がわ中央に折曲 自在に夫々連設される連結片１０とを備え、周縁部には、ケース本体Ａの側壁縁 に合致する嵌合溝が周設されており、ケース本体Ａの開口部分を蓋体Ｂによって 確実に閉塞できるように形成されている。そして、連結片１０には、ケース本体 Ａの差込孔２に係脱自在に差込める差込突起１１が突設してある。すなわち、ケ ース本体Ａと蓋体Ｂは、連結片１０の差込突起１１と差込孔２との係脱によって 着脱自在に連結されるものである。尚、ケース本体Ａと蓋体Ｂの具体的連結、係 合手段は、図示例のものに限定されることなく適宜自由に設定できるものである 。更に、基板の一端がわ部分には、ケース本体Ａの掛止杆１先端部分が嵌合自在 な嵌合筒１２が突設してある。すなわち、掛止杆１の先端部分を嵌合筒１２によ って安定的に支持できるようにしてある。また、蓋体Ｂは、基板に適宜凹凸等を 設けて補強しても良い。

【００１１】 取手体Ｃは、ケース本体Ａの底壁と一端がわ側壁とに跨がるように凹設されて いる装着凹部に装着されるもので、複数の嵌合突起１５，１６を装着凹部に設け た複数の嵌合孔に強制的に嵌合せしめることで装着されるもので、ケース本体Ａ の底壁に連なる部分には、円弧状の切欠部分が設けてあり（図４参照）、この部 分に手指を掛け易く形成してある。尚、取手体Ｃは、ケース本体Ａに一体的に設 けたものでも良い。

【００１２】 ところで、隙間用収納ケースＳの具体的構成、形状、寸法、材質、ケース本体 Ａの具体的構成、形状、寸法、材質、掛止杆１の具体的形状、寸法、配設位置、 差込孔２の具体的形状、寸法、配設位置、数、指掛け凹部３の具体的形状、寸法 、配設位置、数、取付穴４の具体的形状、寸法、数、配設位置、キャスター５の 具体的構成、形状、寸法、材質、数、取付杆６の具体的形状、寸法、材質、取付 凹部７の具体的形状、寸法、配設位置、蓋体Ｂの具体的構成、形状、寸法、材質 、ケース本体Ａへの具体的連結手段、連結片１０の具体的形状、寸法、配設位置 、数、差込突起１１の具体的形状、寸法、嵌合筒１２の具体的形状、寸法、配設 位置、取手体Ｃの具体的構成、形状、寸法、ケース本体Ａへの具体的装着手段、 嵌合突起１５，１６の具体的形状、寸法、配設位置、数等は、図示例のもの等に 限定されることなく適宜自由に設定できるものである。

【００１３】 本考案の隙間用収納ケースＳは、前述の如く構成されており、次に、その使用 例について説明すると、先ず、キャスター５の取付杆６を取付穴４に選択的に差 込む。そして、ケース本体Ａ内に適宜収納物を収納した後、ケース本体Ａの開口 部分を蓋体Ｂで閉塞する。このとき、蓋体Ｂの差込突起１１をケース本体Ａの差 込孔２に差込むことで、蓋体Ｂがケース本体Ａに装着される。このとき、掛止杆 １の先端部分は、嵌合筒１２に嵌合されるようになる。そして、この隙間用収納 ケースＳを適宜隙間空間に配置する。特に、隙間用収納ケースＳを縦置状態で使 用するときは、掛止杆１にハンガー等を掛止せしめて、衣類を吊下げ状態で隙間 用収納ケースＳに収納しておけるようになる。

【００１４】

【考案の効果】

従って、本考案の請求項１記載の隙間用収納ケースＳは、衣類やその他の適宜 収納物を収納して、隙間空間等に横置、或いは、縦置に配置できるようにした隙 間用収納ケースＳであって、適宜合成樹脂製ケース本体Ａと、このケース本体Ａ の開口部分を閉塞自在な適宜合成樹脂製蓋体Ｂとを備え、ケース本体Ａの隅部に キャスター５の大部分が収まる取付凹部７を設け、この取付凹部７にキャスター ５の取付杆６が差込自在となる複数の取付穴４を設け、隙間用収納ケースＳの横 置、或いは、縦置によって、キャスター５の取付杆６を複数の取付穴４に選択的 に差込み変更できるよう構成したので、用途に応じて隙間用収納ケースＳを横置 にしてベッド下の隙間空間等に配置したり、隙間用収納ケースＳを縦置にして家 具と家具、或いは、家具と壁の間の隙間空間等に配置したりできる使い勝手の優 れた隙間用収納ケースＳとなる。そして、隙間用収納ケースＳを縦置状態、或い は横置状態としたときに、取付杆６を複数の取付穴４に選択的に差込み変更する ことで、キャスター５の取付け状態を簡単に変更できるようになり、隙間用収納 ケースＳの縦置状態、或いは横置状態に適したキャスター５の取付け状態が得ら れるようになる。しかも、隙間用収納ケースＳ自体の構成が簡素となり、量産に 適し、低廉に提供できるようになる。

【００１５】 特に、ケース本体Ａの隅部にキャスター５の大部分が収まる取付凹部７を設け たので、キャスター５がケース本体Ａ外方に大きく突出するようなことがなくな り、外観上の体裁が良くなると共に、キャスター５が邪魔になるようなことがな くなる。

【００１６】 また、請求項２記載の隙間用収納ケースＳにあっては、衣類やその他の適宜収 納物を収納して、隙間空間等に横置、或いは、縦置に配置できるようにした隙間 用収納ケースＳであって、適宜合成樹脂製ケース本体Ａと、このケース本体Ａの 開口部分を閉塞自在な適宜合成樹脂製蓋体Ｂとを備え、ケース本体Ａ内には掛止 杆１を突設し、隙間用収納ケースＳを縦置に配置したときに、掛止杆１にハンガ ー等を掛止せしめられ、衣類を吊下げ状態で収納できるよう構成したので、用途 に応じて隙間用収納ケースＳを横置にしてベッド下の隙間空間等に配置したり、 隙間用収納ケースＳを縦置にして家具と家具、或いは、家具と壁の間の隙間空間 等に配置したりできる使い勝手の優れた隙間用収納ケースＳとなる。そして、隙 間用収納ケースＳを縦置状態にしたときに、ハンガー等を掛止杆１に掛止でき、 衣類を吊下げ状態で隙間用収納ケースＳに収納できるようになる。しかも、隙間 用収納ケースＳ自体の構成が簡素となり、量産に適し、低廉に提供できるように なる。

【００１７】 更に、請求項３記載の隙間用収納ケースＳにあっては、衣類やその他の適宜収 納物を収納して、隙間空間等に横置、或いは、縦置に配置できるようにした隙間 用収納ケースＳであって、適宜合成樹脂製ケース本体Ａと、このケース本体Ａの 開口部分を閉塞自在な適宜合成樹脂製蓋体Ｂとを備え、ケース本体Ａの隅部にキ ャスター５の大部分が収まる取付凹部７を設け、この取付凹部７にキャスター５ の取付杆６が差込自在となる複数の取付穴４を設け、隙間用収納ケースＳの横置 、或いは、縦置によって、キャスター５の取付杆６を複数の取付穴４に選択的に 差込み変更できるよう構成し、一方、ケース本体Ａ内には掛止杆１を突設し、隙 間用収納ケースＳを縦置に配置したときに、掛止杆１にハンガー等を掛止せしめ られ、衣類を吊下げ状態で収納できるよう構成したので、用途に応じて隙間用収 納ケースＳを横置にしてベッド下の隙間空間等に配置したり、隙間用収納ケース Ｓを縦置にして家具と家具、或いは、家具と壁の間の隙間空間等に配置したりで きる使い勝手の優れた隙間用収納ケースＳとなる。そして、隙間用収納ケースＳ を縦置状態、或いは横置状態としたときに、取付杆６を複数の取付穴４に選択的 に差込み変更することで、キャスター５の取付け状態を簡単に変更できるように なり、隙間用収納ケースＳの縦置状態、或いは横置状態に適したキャスター５の 取付け状態が得られるようになり、更に、隙間用収納ケースＳを縦置状態にした ときに、ハンガー等を掛止杆１に掛止でき、衣類を吊下げ状態で隙間用収納ケー スＳに収納できるようになる。それから、ケース本体Ａの隅部にキャスター５の 大部分が収まる取付凹部７を設けたので、キャスター５がケース本体Ａ外方に大 きく突出するようなことがなくなり、外観上の体裁が良くなると共に、キャスタ ー５が邪魔になるようなことがなくなる。しかも、隙間用収納ケースＳ自体の構 成が簡素となり、量産に適し、低廉に提供できるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の隙間用収納ケースを例示する分解斜視
図である。

【図２】本考案の隙間用収納ケースを例示する一部切欠
側断面図である。

【図３】本考案の隙間用収納ケースを例示する側面図で
ある。

【図４】本考案の隙間用収納ケースを例示する底面図で
ある。

【符号の説明】

Ｓ 隙間用収納ケース Ａ ケース本体 １ 掛止杆 ２ 差込
孔 ３ 指掛け凹部 ４ 取付
穴 ５ キャスター ６ 取付
杆 ７ 取付凹部 Ｂ 蓋体 １０ 連結片 １１ 差込
突起 １２ 嵌合筒 Ｃ 取手体 １５ 嵌合突起 １６ 嵌合
突起

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 衣類やその他の適宜収納物を収納して、
   隙間空間等に横置、或いは、縦置に配置できるようにし
   た隙間用収納ケースであって、適宜合成樹脂製ケース本
   体と、このケース本体の開口部分を閉塞自在な適宜合成
   樹脂製蓋体とを備え、ケース本体の隅部にキャスターの
   大部分が収まる取付凹部を設け、この取付凹部にキャス
   ターの取付杆が差込自在となる複数の取付穴を設け、隙
   間用収納ケースの横置、或いは、縦置によって、キャス
   ターの取付杆を複数の取付穴に選択的に差込み変更でき
   るよう構成したことを特徴とする隙間用収納ケース。
2. 【請求項２】 衣類やその他の適宜収納物を収納して、
   隙間空間等に横置、或いは、縦置に配置できるようにし
   た隙間用収納ケースであって、適宜合成樹脂製ケース本
   体と、このケース本体の開口部分を閉塞自在な適宜合成
   樹脂製蓋体とを備え、ケース本体内には掛止杆を突設
   し、隙間用収納ケースを縦置に配置したときに、掛止杆
   にハンガー等を掛止せしめられ、衣類を吊下げ状態で収
   納できるよう構成したことを特徴とする隙間用収納ケー
   ス。
3. 【請求項３】 衣類やその他の適宜収納物を収納して、
   隙間空間等に横置、或いは、縦置に配置できるようにし
   た隙間用収納ケースであって、適宜合成樹脂製ケース本
   体と、このケース本体の開口部分を閉塞自在な適宜合成
   樹脂製蓋体とを備え、ケース本体の隅部にキャスターの
   大部分が収まる取付凹部を設け、この取付凹部にキャス
   ターの取付杆が差込自在となる複数の取付穴を設け、隙
   間用収納ケースの横置、或いは、縦置によって、キャス
   ターの取付杆を複数の取付穴に選択的に差込み変更でき
   るよう構成し、一方、ケース本体内には掛止杆を突設
   し、隙間用収納ケースを縦置に配置したときに、掛止杆
   にハンガー等を掛止せしめられ、衣類を吊下げ状態で収
   納できるよう構成したことを特徴とする隙間用収納ケー
   ス。