JPH0242193Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は引出し式収納ケースに関するものであ
る。

従来の技術 従来から引出し式収納ケースは多くの種類のも
のが知られており、収納ケース内に衣類を収納す
る場合は防虫剤を衣類の上に載せていた。

考案が解決しようとする問題点 ところが、衣類の上に防虫剤を載せたままにし
ておくと衣類にしみがつくおそれがあるという問
題があつた。

本考案はこのような問題点を解決するもので、
防虫剤を収納ケース内の所定位置に保持し、衣類
にしみがつかないようにすることを目的とするも
のである。

問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本考案は、収納ケ
ース本体に対して挿入引出し自在な収納体を備
え、前記収納体の前端に把手形成用の凹部を形成
した引出し式収納ケースにおいて前記収納体の凹
部形成箇所の内面の突出部上に防虫剤を入れ側壁
に孔を有する容器を載置し得るように構成すると
共に前記突出部上方において収納体の前端内面に
前記容器を支持する支持体を設けたものである。

作 用 この構成により、防虫剤を入れた容器を収納体
の前端内面に保持し、衣類にしみがつくおそれが
ない。

実施例 以下、本考案の一実施例について、図面に基づ
いて説明する。

図において、１は合成樹脂製の収納ケース本体
で、前端部が開口しており、その開口部２より上
端開口の収納体３を挿入引出し自在に設けてい
る。この収納体３も合成樹脂により作られてお
り、前端に形成した凹部４内上端に設けた把手部
材５の下端突出片６に指を掛けて引出すことがで
きるようになつている。前記把手部材５は爪５ａ
を凹部４の底壁７に形成した孔７ａに差し込んで
係止させることにより凹部４内に固定されてい
る。前記凹部４の形成箇所において収納体３の前
端部内面は突出しており、８は突出部である。
９，９はこの突出部８の上方において収納体３の
前端部内面より突設した左右一対の支持体、１０
は防虫剤１１を入れる容器で、側壁に多数の孔１
２…を有しており、この容器１０は前記左右の支
持体９，９間に挿入されて前記突出部８の上端に
載るようになつている。このとき前記支持体９，
９の先端９ａ，９ａによつて容器１０の倒れが防
止される。

考案の効果 以上のように本考案によれば、防虫剤を容器内
に入れて、この容器をケース本体に対して挿入引
出し自在な収納体の前端部内面に保持して設ける
ようにしたため、衣類にしみがつくおそれがな
く、しかも防虫剤を入れる容器は収納体の把手形
成部内面の突出部上に載るようにしたため、容器
を支持する手段として容器の倒れを防止する支持
体のみを設けるだけで良く、容器を支持する構成
も簡単なものとなる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図
は引出し式収納ケースの斜視図、第２図は収納体
の斜視図、第３図は要部拡大斜視図、第４図は要
部拡大断面図である。 １……ケース本体、２……開口部、３……収納
体、４……凹部、５……把手部材、８……突出
部、９……支持体、１０……容器、１１……防虫
剤、１２……孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 収納ケース本体に対して挿入引出し自在な収納
   体を備え、前記収納体の前端に把手形成用の凹部
   を形成した引出し式収納ケースにおいて、前記収
   納体の凹部形成箇所の内面の突出部上に防虫剤を
   入れ側壁に孔を有する容器を載置し得るように構
   成すると共に前記突出部上方において収納体の前
   端内面に前記容器を支持する支持体を設けたこと
   を特徴とする引出し式収納ケース。