JP7406245B2 - フック構造体及び収納什器 - Google Patents

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Description

本発明は、フック構造体及び収納什器に関するものである。
従来から、衣服を吊下げた状態で収納する収納什器として、ハンガーを掛けるシャフトが水平配置されたハンガーラックが用いられている(例えば特許文献1参照)。このようなハンガーラックは、シャフトに対して複数のハンガーを掛けることができ、同時に多数の衣服を収納することが可能とされている。
特開2004-159903号公報
ところで、一般的に多く用いられているハンガーは、衣服を掛ける肩部と、ハンガーラックに引っ掛けるフックとを備えている。例えば、これらの肩部とフックとは樹脂等によって一体成形されている。このようなハンガーのフックをハンガーラックのシャフトに掛けると、ハンガーの姿勢は、平面視にてシャフトの軸芯に対して直交する方向に肩部が延出された姿勢となる。このため、ハンガーラックの奥行寸法は、ハンガーの肩部の一方の先端から他方の先端までの寸法と同程度以上とされている。
ところが、都心等の狭小住宅においては、ハンガーの肩部の一方の先端から他方の先端までの寸法と同程度以上の奥行寸法の収納什器を設置することが困難な場合も多い。このため、収納什器の奥行寸法を抑えるために、肩部が住宅の壁に沿うようにハンガーを吊下げ可能な収納什器も存在する。しかしながら、このような収納什器では、衣服同士が奥行方向に重なることとなるため、衣服の出し入れが容易でなくなる。なお、衣服等の収納什器に限られず、奥行寸法が大きな収納什器は、その設置スペースを確保することが難しい場合が多くある。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、収納什器の奥行寸法を抑えると共に収納什器に対する収納物の簡便な出し入れを可能とすることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、外部部材に取り付け可能であると共に上記外部部材の移動に伴って回動軸芯を中心として移動される取付基部と、上記取付基部から上記回動軸芯と交差する方向に延出されると共に、上記取付基部の移動によって先端が根本よりも上方に位置される収納姿勢と、上記先端が上記根本よりも下方に位置される取出姿勢との間で姿勢変更される延出部と、上記延出部に接続されると共に上記回動軸芯に沿った方向に延伸された水平部とを有するという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記延出部と上記水平部との間に介挿されると共に上記延出部の上記先端から上記水平部の端部に向けて湾曲された湾曲部を有するという構成を採用する。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記水平部の上記延出部が接続された端部と反対側の端部に設けられると共に上記水平部の延伸方向と交差する方向に突出されたストッパ部を有するという構成を採用する。
第4の発明は、上記第3の発明において、上記ストッパ部が、上記水平部の端部に対して屈曲して接続された棒形状とされているという構成を採用する。
第5の発明は、上記第4の発明において、上記延出部と上記ストッパ部とは、上記水平部から離間するに連れて互いに上記回動軸芯に沿った方向に離間するように上記水平部に対して傾斜して接続されているという構成を採用する。
第6の発明は、上記第4または第5の発明において、上記延出部が上記取出姿勢にて、上記ストッパ部の水平面に対する傾斜角度が上記延出部の水平面に対する傾斜角度よりも大きいという構成を採用する。
第7の発明は、上記第4~第6いずれかの発明において、上記ストッパ部の上記水平部が接続された端部と反対側の端部から上記回動軸芯に沿って上記延出部に向けて突出する留部を備えるという構成を採用する。
第8の発明は、上記第1~第7いずれかの発明において、一端が上記取付基部に固定され、他端が上記一端と異なる箇所で上記取付基部に固定された環状部を有し、上記環状部の一部に少なくとも上記延出部と上記水平部とが設けられているという構成を採用する。
第9の発明は、収納什器であって、支持体と、上記支持体に対して回動可能に接続されたラックと、上記ラックに固定されると共に上記ラックの回動に伴って上記収納姿勢と上記取出姿勢とに姿勢変更可能な上記第1~第8いずれかの発明であるフック構造体とを備えるという構成を採用する。
第10の発明は、上記第9の発明において、上記ラックが、根本部が上記支持体に回転可能に接続された一対のアームと、一対の上記アームの先端同士を接続すると共に複数の上記フック構造体が取付可能な水平シャフトとを備えるという構成を採用する。
第11の発明は、上記第10の発明において、上記取付基部は上記水平シャフトが挿入可能な挿入開口を有し、上記挿入開口の内壁面と上記アームの外壁面との各々に互いに噛合される突部が設けられているという構成を採用する。
本発明のフック構造体においては、収納姿勢である場合には、延出部の先端が根本よりも上方に位置される。このため、フック構造体に掛けたハンガーは、重力によって延出部の根本側に移動され、延出部の根本が接続された取付基部によって支持される。一方で、取出姿勢である場合には、延出部の先端が根本よりも下方に位置される。このため、フック構造体に掛けたハンガーは、重力によって延出部の先端側に移動され、延出部の先端から延伸された水平部に移載される。延出部が所定の回動軸芯と交差する方向に延出され、水平部が上記回動軸芯に沿った方向に延伸されているため、水平部に移載されたハンガーは、延出部で支持されていた姿勢に対して平面視で回動される。つまり、本発明においては、回動軸芯を中心として変更されるフック構造体の姿勢によって、平面視におけるハンガーの姿勢を変更することが可能となる。
このような本発明のフック構造体によれば、例えば回動軸芯が壁と平行かつ水平となるように収納什器のラックに取り付け、ラックを手前かつ下方に回動させながら引き出し可能とすることで、上方かつ壁寄りの位置で収納姿勢となり、下方から壁から離間した位置で取出姿勢となる。この結果、収納時にはハンガーを壁に沿うようにして収容することができ、取出時にはハンガーを壁から離間してフック構造体に対して脱着しやすい姿勢に重力によって変更することができる。つまり、本発明のフック構造体を用いることによって、回動軸芯を中心として回動させるのみで収納物の平面視における姿勢を変更でき、必要がない場合には衣服等を壁に沿う形で収納しておくことができ、必要がある場合のみ衣服等を壁から離間かつ直交させることができる。
したがって、本発明によれば、フック構造体を用いることによって、収納物の収納姿勢を変更することができ、収納什器の奥行寸法を抑えると共に収納什器に対する収納物の簡便な出し入れを実現することができる。
本発明の一実施形態の収納什器の概略構成を示す斜視図であり、(a)が、蓋部が開放された状態を示した図であり、(b)が、蓋部が閉鎖された状態を示した図である。 本発明の一実施形態の収納什器を模式的に示す正面図であり、(a)が、ラック4が収納姿勢とされた状態を示した図であり、(b)が、ラック4が取出姿勢とされた状態を示した図である。 本発明の一実施形態の収納什器が備える水平シャフトを含むラックの縦断面図である。 本発明の一実施形態の収納什器が備えるフック構造体の斜視図である。 本発明の一実施形態の収納什器が備えるフック構造体を図3の矢印A方向から見た矢視図である。 本発明の一実施形態の収納什器のラックが収納姿勢、途中姿勢及び取出姿勢である状態を重ねて示す模式図である。 本発明の一実施形態の収納什器のラックが収納姿勢である場合のフック構造体を示す図であり、(a)が側面図であり、(b)が正面図であり、(c)が平面図である。 本発明の一実施形態の収納什器のラックが途中姿勢である場合のフック構造体を示す図であり、(a)が側面図であり、(b)が正面図であり、(c)が平面図である。 本発明の一実施形態の収納什器のラックが取出姿勢である場合のフック構造体を示す図であり、(a)が側面図であり、(b)が正面図であり、(c)が平面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るフック構造体及び収納什器の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の収納什器1の概略構成を示す斜視図であり、(a)が、蓋部3が開放された状態を示した図であり、(b)が、蓋部3が閉鎖された状態を示した図である。また、図2は、本実施形態の収納什器1を模式的に示す正面図であり、(a)が、ラック4が収納姿勢とされた状態を示した図であり、(b)が、ラック4が取出姿勢とされた状態を示した図である。これらの図に示すように、本実施形態の収納什器1は、収納箱体2(支持体)と、蓋部3と、ラック4と、フック構造体5とを備えている。
収納箱体2は、前方に向けて開放された中空の箱体であり、特に限定されるものではないが、例えば木材によって形成されている。このような収納箱体2は、例えば住宅の壁面に対して固定され、住宅の床面から離間された状態で壁掛けされている。このような収納箱体2は、蓋部3、ラック4及びフック構造体5を直接的あるいは間接的に支持する支持体として機能している。
この収納箱体2の奥行寸法は、収納箱体2に収容されるハンガーHの一方の肩先から他方の肩先までの寸法(以下、ハンガー幅寸法と称する)よりも小さく設定されている。つまり、本実施形態において、収納箱体2は、ハンガーHを肩部が住宅の壁面に対して平面視で垂直となるように収納可能とする箱体よりも、奥行寸法が小さなものとされている。なお、ハンガーHの肩部が壁面に対して平面視で垂直となるとは、ハンガーHの一方の肩先と他方の肩先とを結ぶ直線が、上方から見て壁面に対して垂直となることを意味している。また、以下の説明にて、ハンガーHの肩部が壁面に対して平面視で平行となるとは、ハンガーHの一方の肩先と他方の肩先とを結ぶ直線が、上方から見て壁面に対して平行となることを意味する。
また、収納箱体2の高さ寸法は、上着等の衣服が吊るされたハンガーHを、フック構造体5を介してラック4に掛けた場合に、衣服を内部に収容可能な寸法に設定されている。また、収納箱体2の幅寸法(高さ方向及び奥行方向と直交する方向の寸法)は、肩部が壁面に対して平行あるいは略平行とされた状態のハンガーHが、複数収納可能な寸法に設定されている。
蓋部3は、前方に向けて開口された収納箱体2の開口部を開閉するものであり、上端が収納箱体2に接続されると共に途中部位が屈曲可能とされた蓋板3aと、蓋板3aの下部に取り付けられた把手3bと、蓋板3aを開閉可能に支持する不図示の支持機構とを備えている。このような蓋部3は、図1に示すように、把手3bを上方に移動させることによって蓋板3aが収納箱体2の開口部を開放し、把手3bを下方に移動させることによって蓋板3aが収納箱体2の開口部を閉鎖する。
ラック4は、複数のフック構造体5が取り付けられると共に、収納箱体2の内部に回動可能に収容されている。このラック4は、一対のアーム4aと、水平シャフト4bとを備えている。アーム4aは、根本部が収納箱体2の側壁部の内壁面に対して回転可能に接続された長板状の部材である。収納箱体2の右側の側壁部の内壁面と、収納箱体2の左側の側壁部の内壁面との各々に近接してアーム4aが設けられている。つまり、アーム4aは、2つで一対とされている。これらのアーム4aは、同一の長さ寸法とされており、高さ方向及び奥行方向において同じ位置に根本部が接続されている。これらのアーム4aは、根本部を中心として、水平方向の軸芯周りに先端を上下動させるように回動可能とされている。なお、これらのラック4は、不図示のロータリダンパ等を介して収納箱体2と接続されており、任意の回動位置にて静止させることが可能となっている。
水平シャフト4bは、2つのアーム4aの先端同士を接続している棒状部材である。この水平シャフト4bは、水平方向に延伸してアーム4aの先端同士に接続されており、2つのアーム4aの根元部を通る回動軸芯Lを中心として回動可能とされている。図3は、水平シャフト4bを含むラック4の縦断面図である。なお、図3では、後述する取出姿勢のラック4と収納姿勢のラック4とを重ねて図示している。この図に示すように、水平シャフト4bは、断面がトラック形(角丸長方形)の形状とされている。さらに、水平シャフト4bの外壁面には、水平シャフト4bの延伸方向と直交する方向に配列された複数の突部4cが形成されている。各々の突部4cは、水平シャフト4bの延伸方向に沿って、水平シャフト4bの一端から他端まで形成されている。これらの突部4cは、フック構造体5の後述する取付基部6に設けられた突部6bに噛合されることで、フック構造体5が水平シャフト4bに対して回転することを規制する。なお、フック構造体5の水平シャフト4bに対する回転を規制する構造としては、上述の突部4c及び突部6bの噛合に限定されるものではない。例えば、水平シャフト4bの断面が上述のようにトラック形(角丸長方形)の形状とされていることでもフック構造体5の水平シャフト4bに対する回転を規制することができている。さらには、水平シャフト4bの断面を多角形としても良い。ただし、水平シャフト4bの断面が円形である場合には、上述の突部4c及び突部6bを備える構成が望ましい。
このようなラック4は、図3に示すように、アーム4aの根本部に設けられた回動軸芯Lを中心として回動可能とされており、アーム4aの先端を上方に向けて水平シャフト4bが回動軸芯Lの上方に位置する収納姿勢と、アーム4aの先端を前方に向けて水平シャフト4bが回動軸芯Lの手前に位置する取出姿勢とに姿勢変更が可能とされている。なお、アーム4aの長さ寸法は、ラック4が取出姿勢とされた場合に、水平シャフト4bが収納箱体2の外部(前方)に位置されるように設定されている。また、アーム4a及び水平シャフト4bは、例えばアルミニウムやアルミニウムを含む合金によって形成することができる。
フック構造体5は、ラック4の水平シャフト4bに対して複数取り付けられており、水平シャフト4bの延伸方向(収納什器1の幅方向)に配列されている。これらのフック構造体5は、各々がハンガーHを掛けるための部位とされている。各々のフック構造体5は、例えば樹脂によって形成することができる。また、ステンレスやアルミニウム等の金属によってフック構造体5を形成することも可能である。図4は、フック構造体5の斜視図である。また、図5は、フック構造体5を図3の矢印A方向から見た矢視図である。これらの図に示すように、フック構造体5は、取付基部6と、環状部7とを備えている。
取付基部6は、ラック4の水平シャフト4bに取り付け可能とされた部位であり、水平シャフト4bが挿入可能な挿入開口6aを有する筒状に形状設定されている。本実施形態においては、図4に示すように、挿入開口6aの貫通方向から見た取付基部6の外壁面の形状は、水平シャフト4bの形状に合わせてトラック形状とされている。また、挿入開口6aも同様にトラック形状とされている。また、取付基部6の内壁面には、水平シャフト4bの突部6bと噛合される突部6bが設けられている。この突部6bは、挿入開口6aの貫通方向と直交する方向に配列されて複数設けられている。また、各々の突部6bは、挿入開口6aの貫通方向に沿って、取付基部6の一端から他端まで形成されている。
このような取付基部6は、フック構造体5に対して外部に位置する部材(外部部材)であるラック4の水平シャフト4bに対して取付可能とされている。取付基部6を水平シャフト4bに対して着脱する場合には、水平シャフト4bがアーム4aから取り外された状態で、水平シャフト4bを挿入開口6aに対して抜き差しする。つまり、取付基部6の挿入開口6aに水平シャフト4bを差し込むことで、取付基部6(すなわちフック構造体5)が水平シャフト4bに装着される。また、水平シャフト4bに装着されたフック構造体5から水平シャフト4bを抜き出すことで、取付基部6(すなわちフック構造体5)が水平シャフト4bから取り外される。
このような取付基部6は、水平シャフト4bの回動軸芯Lを中心とする移動に伴って、回動軸芯Lを中心として移動される。つまり、取付基部6は、回動軸芯Lを中心とする周方向に移動可能とされ、上記移動に伴って姿勢が変更される。図4では、ラック4が取出姿勢とされた場合における取付基部6を示している。以下の説明では、図4に示す取付基部6(すなわちフック構造体5)の姿勢を、ラック4に合わせて取出姿勢と称する。一方で、ラック4が収納姿勢とされた場合における取付基部6(すなわちフック構造体5)の姿勢を、ラック4に合わせて収納姿勢と称する。このように、取付基部6(すなわちフック構造体5)は、ラック4の姿勢に変更に伴って、取出姿勢と収納姿勢とに姿勢変更が可能とされている。
環状部7は、一端が取付基部6の外壁面に固定され、他端が一端と異なる箇所で取付基部6の外壁面に固定された環状の部位である。この環状部7は、棒状とされており、途中部位が屈曲あるいは湾曲されることによって環状とされている。このような環状部7の断面形状は、本実施形態においては円形とされている。ただし、環状部7の断面形状は、環状部7の一端から他端までの一部あるいは全部において、必ずしも円形である必要はない。環状部7は、ハンガーHのフックが直接掛けられる部位である。このため、ハンガーHの揺動を抑えるために、環状部7の断面形状を多角形状とすることも可能である。
なお、図4等に示すように、環状部7の一端は、取出姿勢とされた取付基部6の右下奥部に接続されている。また、環状部7の他端は、取出姿勢とされた取付基部6の左下手前部に接続されている。このような環状部7は、例えば図5に示すように、延出部7aと、湾曲部7bと、水平部7cと、ストッパ部7dと、留部7eと、連結部7fとを有している。これらは、各々が一端から他端に向かう間の環状部7の途中部位であり、環状部7の一端側から他端側に向けて、延出部7a、湾曲部7b、水平部7c、ストッパ部7d、留部7e、連結部7fの順に配列されている。
延出部7aは、取付基部6から回動軸芯Lと交差する方向に延出された部位である。なお、上述のように、本実施形態においては、ラック4が回動軸芯Lを中心として回動することで、取付基部6も回動軸芯Lを中心として移動される。さらに、筒状の取付基部6の軸芯La(図5参照)は、ラック4の水平シャフト4bの軸芯と一致されており、さらに水平シャフト4bの軸芯は、ラック4の回動軸芯Lと平行となっている。延出部7aは、図5に示すように、回動軸芯Lと平行とされた取付基部6の軸芯Laに対して交差する方向に延出されており、したがって、回動軸芯Lと交差する方向に延出されている。
延出部7aは、取付基部6側の端部を根本として取付基部6から離間する方向に先端を向けて延出されている。この延出部7aは、取付基部6が取出姿勢である場合に、根本から先端に向かうに連れて下方に変位するように傾斜されている。また、延出部7aは、取付基部6が収納姿勢である場合に、根本から先端に向かうに連れて上方に変位するように傾斜されている。取付基部6が取出姿勢である場合の延出部7aの姿勢を取付基部6に合わせて取出姿勢と称し、取付基部6が収納姿勢である場合の延出部7aの姿勢を取付基部6に合わせて収納姿勢と称する。つまり、延出部7aは、取付基部6の移動によって先端が根本よりも上方に位置される収納姿勢と、先端が根本よりも下方に位置される取出姿勢との間で姿勢変更される。
また、延出部7aは、図5に示すように、軸芯La(すなわち回動軸芯L)と直交する方向に対して傾斜されている。具体的には、図5に示すように、延出部7aの根本が取付基部6の右端に接続されており、先端に向かうに連れて左側に変位するように延出部7aは傾斜されている。本実施形態においては、図5に示すように、延出部7aの左側に水平部7cが配置されている。つまり、延出部7aは、先端に向かうに連れて水平部7cが配置されている側に向かって変位するように傾斜されている。このように延出部7aを傾斜させることによって、延出部7aと水平部7cとを緩やかに接続することができ、後述するハンガーHの移動を円滑に行うことが可能となる。
湾曲部7bは、延出部7aと水平部7cとを接続する部位である。この湾曲部7bは、延出部7aと水平部7cとの間に介挿されると共に延出部7aの先端から水平部7c端部に向けて湾曲されている。この湾曲部7bによって、延出部7aから水平部7cに至る範囲が、屈曲された部位が生じることなく円滑に接続されている。
水平部7cは、湾曲部7bとストッパ部7dとの間に配置された短い部位であり、軸芯La(すなわち回動軸芯L)に沿った方向に延伸されている。本実施形態においては、水平部7cは、湾曲部7bを介して延出部7aの先端に接続されている。しかしながら、湾曲部7bを介することなく、水平部7cを延出部7aの先端に直接的に接続することも可能である。このような水平部7cは、延出部7aの先端に接続されているため、延出部7aが取出姿勢である場合には、延出部7aの最も下部(先端)と同じ高さに位置する。このため、先端に向かって下降するように傾斜された延出部7aに掛けられたハンガーHは、延出部7aに沿って滑り降り、湾曲部7bを介して水平部7cに到達する。このような水平部7cは、フック構造体5が取出姿勢である場合に、ハンガーHを保持する部位である。
ストッパ部7dは、図5に示すように、水平部7cの右端部に接続されている。つまり、ストッパ部7dは、水平部7cの延出部7aが接続された端部と反対側の端部に設けられている。また、ストッパ部7dは、水平部7cの延伸方向(すなわち回動軸芯Lに沿った方向)と交差する方向に突出された棒形状とされており、取付基部6が取出姿勢である場合に、根本から先端に向かうに連れて下方に変位するように傾斜されている。また、ストッパ部7dは、取付基部6が収納姿勢である場合に、根本から先端に向かうに連れて上方に変位するように傾斜されている。
また、図4に示すように、フック構造体5が取出姿勢において、ストッパ部7dの水平面に対する傾斜角度が延出部7aの水平面に対する傾斜角度よりも大きい。このため、フック構造体5を取出姿勢から収納姿勢に姿勢変更する場合には、ストッパ部7dよりも先に延出部7aが水平姿勢となる。このため、水平部7cで保持されたハンガーHは、重力によって、ストッパ部7dよりも延出部7aに移載される。さらに、ストッパ部7dは、水平部7cの端部に対して屈曲して接続されている。このため、フック構造体5を取出姿勢から収納姿勢に姿勢変更する場合に、水平部7cで保持されたハンガーHは、ストッパ部7dよりも湾曲部7bを介して延出部7aに移載されやすくなる。このように、ストッパ部7dは、フック構造体5を取出姿勢から収納姿勢に姿勢変更する場合に、ハンガーHが水平部7cから延出部7aと反対側に移動されることを抑止する。
また、ストッパ部7dは、図5に示すように、軸芯La(すなわち回動軸芯L)と直交する方向に対して傾斜されている。具体的には、ストッパ部7dの根本(留部7e側)が左側に配置されており、先端に向かうに連れて右側に変位するようにストッパ部7dは傾斜されている。本実施形態においては、図5に示すように、ストッパ部7dの右側に水平部7cが配置されている。つまり、ストッパ部7dは、先端に向かうに連れて水平部7cが配置されている側に向かって変位するように傾斜されている。このような本実施形態のフック構造体5によれば、延出部7aとストッパ部7dとは、水平部7cから離間するに連れて互いに回動軸芯Lに沿った方向に離間するように水平部7cに対して傾斜して接続されている。このため、環状部7に囲まれた領域を広く確保することが可能となる。
留部7eは、ストッパ部7dの水平部7cが接続された端部と反対側の端部から回動軸芯Lに沿って延出部7a側(右側)に向けて突出する部位である。この留部7eは、フック構造体5を取出姿勢から収納姿勢に姿勢変更する場合に、仮にストッパ部7dにハンガーHが移載された場合に、ハンガーHが取付基部6に到達する前に留めるための部位である。また、連結部7fは、留部7eと取付基部6とを連結する部位である。なお、本実施形態においては、ストッパ部7dが留部7e及び連結部7fを介して取付基部6に接続されている。しかしながら、留部7e及び連結部7fを設けずに、ストッパ部7dが直接的に取付基部6に接続された構成とすることも可能である。
続いて、図6~図9を参照して、上述のようなフック構造体5を有する収納什器1の動作について説明する。図6は、ラック4が収納姿勢S1、途中姿勢S2及び取出姿勢S3である状態を重ねて示す模式図である。図7は、ラック4が収納姿勢S1である場合のフック構造体5を示す図であり、(a)が側面図であり、(b)が正面図であり、(c)が平面図である。図8は、ラック4が途中姿勢S2である場合のフック構造体5を示す図であり、(a)が側面図であり、(b)が正面図であり、(c)が平面図である。図9は、ラック4が取出姿勢S3である場合のフック構造体5を示す図であり、(a)が側面図であり、(b)が正面図であり、(c)が平面図である。
ここでは、ラック4を図6に示す収納姿勢S1から、途中姿勢S2を経由して取出姿勢S3とするまでの動作について説明する。まず、図6に示すようにラック4が収納姿勢S1である場合には、図7に示すように、延出部7aの先端が根本よりも上方に位置されている。このため、ハンガーHのフックは重力によって延出部7aの根本に移動されており、取付基部6の外壁面に支持された状態となる。ハンガーHを支持する取付基部6の壁面が回動軸芯Lと平行な面であることから、ハンガーHは肩部が壁面に対して平面視で平行な姿勢となる。
このような収納姿勢S1のラック4を、回動軸芯Lを中心として水平シャフト4bを手前下方に押し下げると、ラック4は取出姿勢S3に至る途中で図8に示す途中姿勢S2となる。このときハンガーHは、延出部7aが水平な状態(先端と根本が同一高さに位置する状態)となるまで、延出部7aの根本部分に支持されている。さらに、水平シャフト4bを押し下げると、延出部7aの先端が根本よりも下方に位置することとなり、ハンガーHは、延出部7aを摺動して延出部7aの先端側に移動される。このように延出部7aの先端側に移動されたハンガーHは、延出部7aの先端から湾曲部7bを介して水平部7cに重力の作用によって移載される。
ラック4が図9に示す取出姿勢S3となると、水平シャフト4bが収納箱体2の外部に取り出された状態となる。このとき、ハンガーHは、図9に示すように、水平部7cによって支持される。水平部7cは、上述のように、回動軸芯Lに沿って延伸されている。つまり、水平部7cの軸は、回動軸芯Lと平行とされている。このような水平部7cに支持されるハンガーHは、図9に示すように、肩部が壁面に対して平面視で垂直な姿勢となる。
なお、ラック4を取出姿勢S3から収納姿勢S1とする場合には、ラック4の水平シャフト4bを上方奥側に押し上げる。このとき、ハンガーHは、上述の動作と反対の動きをし、延出部7aの根本まで重力の作用によって移動される。このように、ラック4の水平シャフト4bを押し下げたり押し上げたりするのみで、重力の作用によってハンガーHが延出部7aの根本部分と水平部7cとの間を移動される。つまり、ラック4の水平シャフト4bを押し下げたり押し上げたりするのみで、重力の作用によってハンガーHの平面視の姿勢を変更することができる。
以上のようなフック構造体5は、水平シャフト4bに取り付け可能であると共に水平シャフト4bの移動に伴って回動軸芯Lを中心として移動される取付基部6と、取付基部6から回動軸芯Lと交差する方向に延出されると共に、取付基部6の移動によって先端が根本よりも上方に位置される収納姿勢S1と、先端が根本よりも下方に位置される取出姿勢S3との間で姿勢変更される延出部7aと、延出部7aに接続されると共に回動軸芯Lに沿った方向に延伸された水平部7cとを有している。
このフック構造体5においては、収納姿勢S1である場合には、延出部7aの先端が根本よりも上方に位置される。このため、フック構造体5に掛けたハンガーHは、重力によって延出部7aの根本側に移動され、延出部7aの根本が接続された取付基部6によって支持される。一方で、取出姿勢S3である場合には、延出部7aの先端が根本よりも下方に位置される。このため、フック構造体5に掛けたハンガーHは、重力によって延出部7aの先端側に移動され、延出部7aの先端から延伸された水平部7cに移載される。延出部7aが所定の回動軸芯Lと交差する方向に延出され、水平部7cが上記回動軸芯Lに沿った方向に延伸されているため、水平部7cに移載されたハンガーHは、延出部7aで支持されていた姿勢に対して平面視で回動される。つまり、本発明においては、回動軸芯Lを中心として変更されるフック構造体5の姿勢によって、平面視におけるハンガーHの姿勢を変更することが可能となる。
このフック構造体5によれば、回動軸芯Lが壁と平行かつ水平となるように収納什器1のラック4に取り付け、ラック4を手前かつ下方に回動させながら引き出し可能とすることで、上方かつ壁寄りの位置で収納姿勢S1となり、下方から壁から離間した位置で取出姿勢S3となる。この結果、収納時にはハンガーHを壁に沿うようにして収容することができ、取出時にはハンガーHを壁から離間してフック構造体5に対して脱着しやすい姿勢に重力によって変更することができる。つまり、このフック構造体5を用いることによって、回動軸芯Lを中心として回動させるのみで収納物の平面視における姿勢を変更でき、必要がない場合には衣服等を壁に沿う形で収納しておくことができ、必要がある場合のみ衣服等を壁から離間かつ直交させることができる。
したがって、フック構造体5を用いることによって、収納物の収納姿勢を変更することができ、収納什器1の奥行寸法を抑えると共に収納什器1に対する収納物の簡便な出し入れを実現することができる。
また、フック構造体5を用いることによって、上述のように、収納時にはハンガーHを壁に沿うようにして収容することができる。このため、同じ数のハンガーHを収納可能な従来のハンガーラック(収納時のハンガーHが壁に直交するハンガーラック)と比較して、著しく奥行寸法を減少させることが可能となる。つまり、フック構造体5を用いることによって、収納什器1のハンガーHの収納可能数を維持しつつ奥行寸法を大きく減少させることが可能となる。
また、フック構造体5を用いることによって、上述のように、取り出し時には衣服等を壁に対して直交して配置することが可能となる。このように衣服等が壁に対して直交することにより、隣り合う衣服等の間隔が広がり、使用者が多くの衣服等を手元で容易に視認することが可能となる。このため、使用者にとって、衣服等の選択が容易となる。したがって、例えば衣服のコーディネートを楽しみとする使用者が、衣服の視認に煩わしさを覚えることを防止することができる。
また、フック構造体5においては、延出部7aと水平部7cとの間に介挿されると共に延出部7aの先端から水平部7cの端部に向けて湾曲された湾曲部7bを有している。この湾曲部7bによって、延出部7aから水平部7cに至る範囲が、屈曲された部位が生じることなく円滑に接続されている。したがって、延出部7aと水平部7cとの間におけるハンガーHの移動を円滑に行うことができる。
また、フック構造体5においては、水平部7cの延出部7aが接続された端部と反対側の端部に設けられると共に水平部7cの延伸方向と交差する方向に突出されたストッパ部7dを有している。このようなストッパ部7dを備えることによって、延出部7aから水平部7cに移載されたハンガーHがストッパ部7dによって確実に停止し、水平部7cから脱落することを防止することができる。
また、フック構造体5においては、ストッパ部7dが、水平部7cの端部に対して屈曲して接続された棒形状とされている。このようにストッパ部7dが屈曲して水平部7cの端部に接続されることによって、取出姿勢S3から収納姿勢S1に姿勢変更する場合に、水平部7cで支持されたハンガーHが、水平部7cから延出部7aと反対側(ストッパ部7d側)に移動されることを抑止することが可能となる。
また、フック構造体5においては、延出部7aとストッパ部7dとが、水平部7cから離間するに連れて互いに回動軸芯Lに沿った方向に離間するように水平部7cに対して傾斜して接続されている。このため、環状部7に囲まれた領域を広く確保することが可能となり、ハンガーHを延出部7aとストッパ部7dとの間に容易に差し込むことが可能となる。
また、フック構造体5においては、延出部7aが取出姿勢S3にて、ストッパ部7dの水平面に対する傾斜角度が延出部7aの水平面に対する傾斜角度よりも大きい。このため、フック構造体5を取出姿勢S3から収納姿勢S1に姿勢変更する場合に、ストッパ部7dよりも先に延出部7aが水平姿勢となり、水平部7cで保持されたハンガーHが、重力の作用によって、ストッパ部7dよりも延出部7aに移載される。したがって、取出姿勢S3から収納姿勢S1に姿勢変更する場合に、水平部7cで支持されたハンガーHが、水平部7cから延出部7aと反対側(ストッパ部7d側)に移動されることを抑止することが可能となる。
また、フック構造体5においては、ストッパ部7dの水平部7cが接続された端部と反対側の端部から回動軸芯Lに沿って延出部7aに向けて突出する留部7eを備えている。このため、フック構造体5を取出姿勢S3から収納姿勢S1に姿勢変更する場合に、仮にストッパ部7dにハンガーHが移載された場合であっても、ハンガーHが取付基部6に到達することを規制し、ハンガーHが延出部7a側に移動されるようにハンガーHの動きを規制することができる。
また、フック構造体5においては、一端が取付基部6に固定され、他端が一端と異なる箇所で取付基部6に固定された環状部7を有し、環状部7の一部に少なくとも延出部7aと水平部7cとが設けられている。このような環状部7は、両端が取付基部6に固定されている。このため、環状部7で囲われた領域に差し込まれたハンガーHのフックが、ラック4の移動等によって、環状部7から抜け出すことを抑制することができる。
また、フック構造体5においては、収納什器1であって、収納箱体2と、収納箱体2に対して回動可能に接続されたラック4と、ラック4に固定されると共にラック4の回動に伴って収納姿勢S1と取出姿勢S3とに姿勢変更可能なフック構造体5とを備えている。このような収納什器1によれば、フック構造体5を備えているため、収納物の収納姿勢を変更することができ、収納什器1に奥行寸法を抑えると共に収納什器1に対する収納物の簡便な出し入れが可能となる。
また、フック構造体5においては、ラック4が、根本部が収納箱体に回転可能に接続された一対のアーム4aと、一対のアーム4aの先端同士を接続すると共に複数のフック構造体5が取付可能な水平シャフト4bとを備えている。このため、水平シャフト4bを上下動させるのみによって、重力の作用によって、収納物の収納姿勢を変更することが可能となる。
また、フック構造体5においては、取付基部6は水平シャフト4bが挿入可能な挿入開口6aを有し、挿入開口6aの内壁面とアーム4aの外壁面との各々に互いに噛合される突部(突部4c及び突部6b)が設けられている。このため、水平シャフト4bに取付られたフック構造体5が水平シャフト4bに対して移動することを規制し、水平シャフト4bに対するフック構造体5の衝突音等が生じることを防止できる。なお、上述のように、フック構造体5の水平シャフト4bに対する回転を規制するのみであれば、突部4c及び突部6bを設けずに、水平シャフト4bの断面が上述のようにトラック形(角丸長方形)の形状とされていることでもフック構造体5の水平シャフト4bに対する回転を規制することができ、さらには、水平シャフト4bの断面を多角形としても良い。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、ラック4を備える収納什器1に対して本発明のフック構造体5を設置した構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。両端が支持体に対して直接軸支されたシャフトに対してフック構造体5を取り付け、レバー等によってシャフトを回動させることによってフック構造体5を姿勢変更する構成を採用することも可能である。
1……収納什器、2……収納箱体(支持体)、3……蓋部、4……ラック、4a……アーム、4b……水平シャフト(外部部材)、4c……突部、5……フック構造体、6……取付基部、6a……挿入開口、6b……突部、7……環状部、7a……延出部、7b……湾曲部、7c……水平部、7d……ストッパ部、7e……留部、7f……連結部、H……ハンガー、L……回動軸芯、La……軸芯、S1……収納姿勢、S2……途中姿勢、S3……取出姿勢

Claims (11)

  1. 外部部材に取り付け可能であると共に前記外部部材の移動に伴って回動軸芯を中心として移動される取付基部と、
    前記取付基部から前記回動軸芯と交差する方向に延出されると共に、前記取付基部の移動によって先端が根本よりも上方に位置される収納姿勢と、前記先端が前記根本よりも下方に位置される取出姿勢との間で姿勢変更される延出部と、
    前記延出部に接続されると共に前記回動軸芯に沿った方向に延伸された水平部と
    を有することを特徴とするフック構造体。
  2. 前記延出部と前記水平部との間に介挿されると共に前記延出部の前記先端から前記水平部の端部に向けて湾曲された湾曲部を有することを特徴とする請求項1記載のフック構造体。
  3. 前記水平部の前記延出部が接続された端部と反対側の端部に設けられると共に前記水平部の延伸方向と交差する方向に突出されたストッパ部を有することを特徴とする請求項1または2記載のフック構造体。
  4. 前記ストッパ部は、前記水平部の端部に対して屈曲して接続された棒形状とされていることを特徴とする請求項3記載のフック構造体。
  5. 前記延出部と前記ストッパ部とは、前記水平部から離間するに連れて互いに前記回動軸芯に沿った方向に離間するように前記水平部に対して傾斜して接続されていることを特徴とする請求項4記載のフック構造体。
  6. 前記延出部が前記取出姿勢にて、前記ストッパ部の水平面に対する傾斜角度が前記延出部の水平面に対する傾斜角度よりも大きいことを特徴とする請求項4または5記載のフック構造体。
  7. 前記ストッパ部の前記水平部が接続された端部と反対側の端部から前記回動軸芯に沿って前記延出部に向けて突出する留部を備えることを特徴とする請求項4~6いずれか一項に記載のフック構造体。
  8. 一端が前記取付基部に固定され、他端が前記一端と異なる箇所で前記取付基部に固定された環状部を有し、
    前記環状部の一部に少なくとも前記延出部と前記水平部とが設けられている
    ことを特徴とする請求項1~7いずれか一項に記載のフック構造体。
  9. 支持体と、
    前記支持体に対して回動可能に接続されたラックと、
    前記ラックに固定されると共に前記ラックの回動に伴って前記収納姿勢と前記取出姿勢とに姿勢変更可能な請求項1~8いずれか一項に記載のフック構造体と
    を備えることを特徴とする収納什器。
  10. 前記ラックは、
    根本部が前記支持体に回転可能に接続された一対のアームと、
    一対の前記アームの先端同士を接続すると共に複数の前記フック構造体が取付可能な水平シャフトと
    を備えることを特徴とする請求項9記載の収納什器。
  11. 前記取付基部は前記水平シャフトが挿入可能な挿入開口を有し、
    前記挿入開口の内壁面と前記水平シャフトの外壁面との各々に互いに噛合される突部が設けられている
    ことを特徴とする請求項10記載の収納什器。
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