JP6393719B2 - 衣類用ハンガ - Google Patents

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Description

本発明は、2つのアームが開閉する衣類用ハンガに関する。
従来、2つのアームが開閉する衣類用ハンガが用いられている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の衣類用ハンガを用いる場合、使用者は、2つのアームが閉じられている衣類用ハンガを、例えばTシャツの首に通し、次いで、2つのアームを開く。Tシャツは、開かれた2つのアームに懸吊される。
特許第3644018号公報
2つのアームに懸吊されたTシャツの前身頃と後身頃とを互いに離隔させた場合、前身頃と後身頃とが近接している場合よりも風通しが向上する。故に、アームの幅は広い(アームの前後方向の長さは長い)方がよい。
しかしながら、アームの幅が広い衣類用ハンガは、アームの幅が狭い衣類用ハンガよりも大型なので、例えば衣類用ハンガを収納又は陳列する場合に不便である。
この問題を解消するために、アームの幅を可変にすることが考えられるが、2つのアームの開閉とアームの幅の変更とを個別に行なう作業は煩雑なので、使い勝手が悪い。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、風通しの向上とコンパクトな収納又は陳列とを両立することができ、使い勝手がよい衣類用ハンガを提供することにある。
本実施の形態に係る衣類用ハンガは、衣類が懸吊される2つのアームと、該2つのアーム夫々の基端部を揺動可能に支持する支持部と、該支持部を吊り下げ、被掛止物に掛止される掛止部とを備え、前記2つのアームは、前記掛止部の下方で閉じる位置と左右方向に開く位置との間で揺動する衣類用ハンガにおいて、各アームは、前後方向に互いに接離可能な2つの接離部を有し、前記2つのアームの開/閉と各アームの前記2つの接離部の離隔/接近とを連動させる連動部を備え、前記連動部は、前記アーム毎に、前記2つのアームの開閉に伴い、前記アームに沿って往復移動可能な移動部と、該移動部及び前記2つの接離部に連なり、前記移動部の往復移動に伴って開閉可能な開閉部とを有し、該開閉部の開/閉に伴って前記2つの接離部が互いに離隔/接近することを特徴とする。
本実施の形態に係る衣類用ハンガは、前記移動部は、前記2つのアームが開く場合に前記アームに沿う一方向に移動し、前記2つのアームが閉じる場合に前記アームに沿う他方向に移動し、前記開閉部はV字状をなし、V字の2つの先端部が前記2つの接離部夫々に連なり、前記移動部の前記一方向への移動に伴って開き、前記移動部の前記他方向への移動に伴って閉じることを特徴とする。
本実施の形態に係る衣類用ハンガは、各接離部には前記開閉部のV字の2つの先端部を受け止める受け止め部が設けられていることを特徴とする。
本実施の形態に係る衣類用ハンガは、前記移動部は前記アームと共に揺動し、前記移動部は棒状をなし、前記支持部から前記アームに亘って該アームの長手方向に配されており、前記開閉部は、前記移動部の前記アームの側の端部に連なり、前記支持部は、前記アーム毎に、該アームの揺動に伴って前記移動部の前記支持部の側の端部が摺動する凹状曲面を有し、各凹状曲面は、上下方向の径が長く左右方向の径が短い弧状、又は、上下方向の径が短く左右方向の径が長い弧状をなすことを特徴とする。
本実施の形態に係る衣類用ハンガは、前記連動部は、前記アーム毎に、前記2つのアームの開/閉に伴って互いに接近/離隔すると共に、前記2つの接離部の離隔/接近に連動して互いに接近/離隔する2つの逆接離部を有することを特徴とする。
本実施の形態に係る衣類用ハンガは、前記2つの逆接離部は前記アームと共に揺動し、前記支持部は、前記アーム毎に、前記2つの逆接離部が収容される収容部を有し、該収容部の内部には、前記アームと共に揺動した前記2つの逆接離部が摺動し、互いの離隔距離が変化する2つの被摺動面が設けられており、前記2つのアームが開く場合は、前記被摺動面に摺動することによって前記2つの逆接離部が互いに接近する方向に導かれ、前記2つのアームが閉じる場合は、前記被摺動面に摺動することによって前記2つの逆接離部が互いに離隔する方向に導かれることを特徴とする。
本実施の形態に係る衣類用ハンガは、各アームの前記2つの接離部は、前記アームの基端部を基点としてV字状に互いに離隔することを特徴とする。
本実施の形態にあっては、開く2つのアームに連動して各アームの2つの接離部が互いに離隔するので、アームの幅が広がる。一方、閉じる2つのアームに連動して各アームの2つの接離部が接近するので、アームの幅が狭まる。即ち、2つのアームの開/閉に連動して各アームの幅の広/狭を切り替えることができるので、衣類用ハンガは使い勝手がよい。
開かれた2つのアームに衣類が懸吊される場合、各アームの幅は広い。つまり、衣類の風通しを向上させることができる。
衣類用ハンガを使用しない場合、2つのアームを閉じれば、各アームの幅が狭まる。故に、衣類用ハンガをコンパクトに収納又は陳列することができる。
本実施の形態にあっては、2つのアームの開閉に伴って、移動部がアームに沿って往復移動する。移動部の往復移動に伴って、開閉部が開閉する。開閉部の開閉に伴って接離部が互いに接離する。以上の結果、2つのアームの開閉と各アームの2つの接離部の接離とを連動させることができる。
本実施の形態にあっては、2つのアームが開く場合、移動部はアームの先端側(又は基端側)に移動する。このとき、開閉部は開く。開閉部が開くと、開閉部のV字の先端部に連なる2つの接離部が互いに離隔する。
2つのアームが閉じる場合、移動部はアームの基端側(又は先端側)に移動する。このとき、開閉部は閉じる。開閉部が閉じると、開閉部のV字の先端部に連なる2つの接離部が互いに接近する。
以上の結果、2つのアームの開閉と各アームの2つの接離部の接離とを簡易な構成で連動させることができる。
本実施の形態にあっては、受け止め部が開閉部のV字の2つの先端部を受け止める。故に、開閉部の開閉動作を接離部に確実に伝えることができる。従って、開閉部の開閉と2つの接離部の接離とを簡易な構成で連動させることができる。
本実施の形態にあっては、アームの揺動に伴い、移動部の支持部側の端部が、支持部が有する凹状曲面に摺動する。このとき、凹状曲面はカム面として機能し、移動部はカムフォロアとして機能する。
2つのアームが開く場合、移動部は左右方向に向くので、支持部にある移動部の長さが短く(又は短く)なる。即ち、移動部はアームの先端側(又は基端側)に移動する。
2つのアームが閉じる場合、移動部は上下方向に向くので、支持部にある移動部の長さが長く(又は短く)なる。即ち、移動部はアームの基端側(又は先端側)に移動する。
以上のように、簡易な構成で移動部を往復移動させることができる。
本実施の形態にあっては、2つのアームが開く場合、2つの逆接離部は互いに接近する。このとき、2つの接離部が互いに離隔する。
2つのアームが閉じる場合、2つの逆接離部は互いに離隔する。このとき、2つの接離部が互いに接近する。
以上の結果、2つのアームの開閉と各アームの2つの接離部の接離とを簡易な構成で連動させることができる。
本実施の形態にあっては、アームの揺動に伴い、2つの逆接離部が、支持部の内部に設けられた2つの被摺動面に摺動する。このとき、2つの被摺動面はカム面として機能し、2つの逆接離部はカムフォロアとして機能する。
2つのアームが開く場合、2つの被摺動面に摺動する2つの逆接離部は互いに接近する。このとき、2つの接離部が互いに離隔する。
2つのアームが閉じる場合、2つの被摺動面に摺動する2つの逆接離部は互いに離隔する。このとき、2つの接離部が互いに接近する。
以上のように、簡易な構成で2つの逆接離部を接離させることができる。
本実施の形態にあっては、2つの接離部のV字状の離隔によって、アームの基端側から先端側に向けて、アームの幅が広がっていく。
例えば2つのアームにTシャツが懸吊されている場合、アームの幅が広いほど、Tシャツの前身頃と後身頃とが離隔する。故に、Tシャツの首側から肩側に向けて前身頃と後身頃との離隔距離が長くなるので、Tシャツの型崩れを抑制することができる。
本実施の形態の衣類用ハンガは、風通しの向上とコンパクトな収納又は陳列とを両立することができ、使い勝手がよい。
実施の形態1に係る衣類用ハンガ(アーム開)を略示する斜め上側から見た斜視図である。 衣類用ハンガを略示する斜め下側から見た斜視図である(アーム開)。 衣類用ハンガを略示する斜視図である(アーム閉)。 衣類用ハンガが備えるアームを略示する斜視図である(外面側)。 衣類用ハンガが備えるアームを略示する斜視図である(内面側)。 衣類用ハンガが備えるアーム及び支持部を略示する斜視図である。 衣類用ハンガが備えるアーム及び支持部を略示する部分断面斜視図である(アーム開)。 衣類用ハンガが備えるアーム及び支持部を略示する部分断面斜視図である(アーム閉)。 実施の形態2に係る衣類用ハンガ(アーム開)を略示する斜め上側から見た斜視図である。 衣類用ハンガ(アーム開)を略示する斜め下側から見た拡大斜視図である。 衣類用ハンガ(アーム閉)を略示する斜め下側から見た斜視図である。 衣類用ハンガ(アーム開)が備えるアームを略示する斜視図である。 衣類用ハンガ(アーム閉)が備えるアームを略示する斜視図である。 衣類用ハンガが備えるアームの分解斜視図である。 衣類用ハンガが備える支持部を略示する斜視図である。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態 1.
図1〜図3は、実施の形態1に係る衣類用ハンガを略示する斜視図である。
図中1は衣類用ハンガであり、衣類用ハンガ1は、左右方向に並置された2つのアーム2,2が開閉するよう構成されている。図1は、アーム2,2が開いている状態の衣類用ハンガ1を斜め上側から見た図である。図2は、アーム2,2が開いている状態の衣類用ハンガ1を斜め下側から見た図である。図3は、アーム2,2が閉じている状態の衣類用ハンガ1を示している。
衣類用ハンガ1は、アーム2,2の他に、掛止部11及び支持部3を備える。
掛止部11はフック状をなす。掛止部11は、被掛止物(例えば物干し竿又は洗濯紐)に掛止される。掛止部11は支持部3を吊り下げる。なお、掛止部11はフック状に限定されない。
支持部3は、アーム2,2夫々の基端部21をアーム2,2夫々が揺動可能なように支持する。アーム2,2は、掛止部11の下方で閉じる位置と、左右方向に開く位置との間で揺動する。
まず、アーム2,2の開閉について詳述する。
図4及び図5は、アーム2を略示する斜視図である。図6は、アーム2,2及び支持部3を略示する斜視図である。図7及び図8は、アーム2,2及び支持部3を略示する部分断面斜視図である。図7は、アーム2,2が開いている状態を示している。図8は、アーム2,2が閉じている状態を示している。
アーム2,2夫々の構成は、互いに略同じである。
図1〜図8に示す各アーム2は、概ね断面U字状をなす。図4はアーム2の外面側を示し、図5はアーム2の内面側を示している。
アーム2の基端部21には、枢軸22,22が突設されている。枢軸22,22の突設方向は、アーム2の長手方向に交差する方向の互いに逆方向である。
アーム2の基端部21には、係合突起23が突設されている。係合突起23の突設方向は、アーム2の長手方向である。係合突起23は先細り形状をなし、係合突起23の突設方向に対して傾斜する傾斜面を有する。
図1〜図3及び図6〜図8に示す支持部3は、下向きに開口した箱状をなす。支持部3には、支持孔31,31が左右方向に並設されている。各支持孔31は、支持部3の前壁及び後壁を貫通している。
アーム2,2夫々の各枢軸22は、支持部3の開口から支持部3の内部へ挿入されている。左側(及び右側)のアーム2の枢軸22,22は、左側(及び右側)の支持孔31に、回動可能に挿通されている。枢軸22,22の回動に伴い、アーム2は枢軸22,22を中心に揺動する。
アーム2,2夫々が互いに逆方向に揺動することによって、アーム2,2が開閉する。
開いているアーム2,2においては、各アーム2は、一般的な衣類の肩部分が傾斜しているのと同様に傾斜している。
各アーム2の先端部は、アーム2の枢軸22,22よりも適長下方に位置している。閉じているアーム2,2は、互いに平行に支持部3から垂下する。
衣類用ハンガ1は、操作部材12を更に備える。
操作部材12はV字状をなす。操作部材12のV字の屈曲部分は、支持部3の開口から支持部3の内部へ挿入されており、左右のアーム2,2の間にて、操作部材12の前壁及び後壁に取り付けられている。操作部材12のV字の2つの先端部121,121は、支持部3の開口から下向きに突出している。
操作部材12は開閉可能である。左側の先端部121に右向きの外力、且つ、右側の先端部121に左向きの外力(以下では、まとめて操作外力という)が加えられた場合、先端部121,121が互いに接近するので、操作部材12は左右方向に閉じる。操作外力が操作部材12に加えられなくなった場合、操作部材12は自身の弾性によって左右方向に開き、元の形状に戻る。
各先端部121には係合突起122が突設されている。係合突起122は先細り形状をなし、係合突起122の突設方向に対して傾斜する傾斜面を有する。操作部材12が有する2つの係合突起122,122夫々の突設方向は、左右方向の互いに逆向きである。
アーム2,2が開く場合、アーム2の係合突起23は操作部材12の係合突起122に接近し、アーム2,2が閉じる場合、アーム2の係合突起23は操作部材12の係合突起122から離隔する。
アーム2,2が完全に開いている場合、操作部材12の係合突起122,122の下部とアーム2,2の係合突起23,23の上部とが係合する。それと共に、左側(及び右側)のアーム2が、支持部3の左壁(及び右壁)の先端部に当接する(図7参照)。以上の結果、アーム2,2夫々が揺動を規制されるので、アーム2,2は開いた状態で保持される。
操作部材12に操作外力が加えられた場合、操作部材12の係合突起122,122がアーム2,2の係合突起23,23から離隔し、操作部材12の係合突起122,122とアーム2,2の係合突起23,23との係合は解除される。故に、アーム2,2夫々は、互いに接近する方向への揺動が可能になる。
揺動可能になったアーム2,2は、自重(又は使用者がアーム2,2に加えた外力)によって、互いに接近する方向に揺動する。この結果、アーム2,2は閉じる(図8参照)。このとき、アーム2,2の係合突起23,23は操作部材12の係合突起122,122を回避して係合突起122,122の上側へ移動する。
閉じたアーム2,2を再び開かせる場合、使用者は、アーム2,2が互いに離隔する方向に揺動するようアーム2,2に外力を加える。このとき、アーム2,2の係合突起23,23が、操作部材12の係合突起122,122に接触し、係合突起122,122へ、操作部材12が閉じる方向の外力を加える。それと共に、各アーム2の係合突起23の傾斜面が操作部材12の係合突起122の傾斜面に摺動する。この結果、係合突起23,23は係合突起122,122を乗り越えて係合突起122,122の下側へ移動する。
係合突起23,23が係合突起122,122の下側に移動した場合、係合突起23,23から係合突起122,122へ外力が加わらなくなるので、操作部材12が開く。このとき、係合突起122,122の下部と係合突起23,23の上部とが係合する。以上の結果、アーム2,2は開いた状態で保持される。
次に、図1〜図8を参照しつつ、アーム2,2の幅の変更について説明する。
各アーム2の基端部21の長さは、アーム2の長さの1割程度である。アーム2は、基端部21の他に接離部24,24を有する。
接離部24,24は、アーム2の基端部21以外を前後方向に2分割したような形状をなす。接離部24,24は、スリット25を介して互いに平行に配されている。
各接離部24の長手方向の一端部は、アーム2の基端部21に一体に設けられている。接離部24は、接離部24,24の接離方向の可撓性を有する。
なお、接離部24,24におけるアーム2の基端部21側の端部同士がヒンジを介して結合されていてもよい。
前側の接離部24に前向きの外力、且つ、後側の接離部24に後向きの外力(以下では、まとめて離隔外力という)が加えられた場合、接離部24,24はアーム2の基端部21を基点としてV字状に互いに離隔する。このとき、アーム2の幅は、基端部21から先端部に向けて広がる。
離隔外力が接離部24,24に加えられなくなった場合、接離部24,24は自身の弾性によって互いに接近する。このとき、アーム2の幅は狭まり、基端部21から先端部に向けて均一になる。
つまり、接離部24,24の接/離によって、アーム2,2夫々の幅の狭/広が切り替えられる。
次に、アーム2,2の開閉と接離部24,24の接離との連動について説明する。
衣類用ハンガ1は、連動部4を更に備える。
連動部4は、アーム2毎に移動部41と開閉部42とを有する。
各移動部41は直棒状をなす。移動部41は、支持部3からアーム2に亘ってアーム2の長手方向に配されている。移動部41の支持部3側の端部は、支持部3の開口から支持部3の内部へ挿入されている。移動部41のアーム2側の端部はアーム2の内部に配されている。移動部41の長手方向の中途は、移動部41がアーム2に沿って移動可能に、アーム2に支持されている。具体的には、アーム2の基端部21に2つの貫通孔がアーム2の長手方向に並設されており、この2つの貫通孔に移動部41が挿通されている。故に、移動部41はアーム2と共に揺動する。
各開閉部42はV字状をなす。開閉部42はアーム2の内部に配されている。開閉部42は、開閉部42のV字の先端部421,421が接離する方向の可撓性を有する。開閉部42のV字の屈曲部分は、移動部41のアーム2側の端部に連なる。本実施の形態では、移動部41及び開閉部42は一体に設けられている。
なお、別体の移動部41及び開閉部42が互いに取り付けられていてもよい。また、開閉部42のV字の屈曲部分がヒンジ状であってもよい。
各接離部24の内面には受け止め部26が設けられている。受け止め部26は嵌合片261及び突き当て片262を有する。嵌合片261及び突き当て片262はアーム2の長手方向に並設されている。嵌合片261は、アーム2の長手方向に交差する薄片状をなし、薄片の中心部に貫通孔を有する。開閉部42の先端部421は、嵌合片261の貫通孔に内嵌めされている。突き当て片262は、嵌合片261よりもアーム2の先端側に配されており、開閉部42の先端部421が突き当てられている。突き当て片262はリブ263によって補強されている。リブ263は、突き当て片262及び接離部24の内面に亘って設けられている。
アーム2,2が開いた場合、移動部41はアーム2の先端に向けて移動する。このとき、開閉部42には、アーム2の先端に向かう外力が移動部41から加えられるが、開閉部42の先端部421,421が受け止め部26,26の突き当て片262,262に受け止められるので、開閉部42は移動しない。このとき、移動部41から開閉部42に加えられた外力は、開閉部42を開く方向に作用する。故に、開閉部42は前後方向に開き、開閉部42の先端部421,421が受け止め部26,26の嵌合片261,261に受け止められる。この結果、開閉部42が開く動きが接離部24,24に確実に伝わる。換言すれば、接離部24,24に離隔外力が加えられる。従って、接離部24,24が互いに離隔する。
アーム2,2が閉じた場合、移動部41は支持部3に向けて移動する。この場合、アーム2の先端に向かう外力が移動部41から開閉部42に加えられなくなるので、開閉部42は、自身の弾性によって閉じ、元の形状に戻る。この結果、離隔外力が接離部24,24に加えられなくなる。従って、接離部24,24が互いに接近する。
本実施の形態の接離部24,24は、自身の弾性によって互いに接近するが、接離部24,24は、自身の弾性による接離部24,24の接近が生じない構成でもよい。この場合、開閉部42が閉じる動きが受け止め部26,26の嵌合片261,261を介して接離部24,24に伝わることによって、接離部24,24が互いに接近する。
なお、連動部4は、開閉部42に替えて、移動部41に連なるカムフォロワをアーム2毎に有していてもよい。この場合、接離部24,24の互いに対向する部分夫々にカム面が設けてあり、カム面同士の離隔距離は、アーム2の基端側から先端側に亘って短くなるよう設けてある。カムフォロワは、接離部24,24のカム面夫々に摺動する。
アーム2,2が開いた場合、移動部41及びカムフォロワはアーム2の先端側に移動する。このとき、カムフォロワは離隔距離が短いカム面間に介在するので、接離部24,24が互いに離隔する。
アーム2,2が閉じた場合、移動部41及びカムフォロワはアーム2の基端側に移動する。このとき、カムフォロワは離隔距離が長いカム面間に介在するので、接離部24,24が互いに接近する。
次に、アーム2,2の開閉と各移動部41のアーム2に沿った往復移動との連動について説明する。
支持部3は、アーム2毎に凹状曲面32を有する(図7及び図8に一方の凹状曲面32だけ図示)。このために、支持部3の内部には、山状部分33が設けられている。山状部分33の頂上は支持部3の開口に向き、山状部分33の山裾は支持部3の底壁に向けて広がる。2つの凹状曲面32,32は、山状部分33の左右両側に設けられている。
各凹状曲面32は弧状をなす。凹状曲面32の上下方向の径は長く、凹状曲面32の左右方向の径は短い。
移動部41の支持部3側の端部は、凹状曲面32に突き当てられている。故に、アーム2の揺動に伴い、移動部41の支持部3側の端部は、凹状曲面32に摺動する。アーム2から見て相対的に支持部3が揺動するので、凹状曲面32はカム面として機能し、移動部41はカムフォロアとして機能する。
アーム2,2が開く場合、移動部41はアーム2と共に揺動して左右方向に向くので、支持部3の内部にある移動部41の長さが短くなる。即ち、移動部41はアーム2の先端側に移動する。
アーム2,2が閉じる場合、移動部41は上下方向に向くので、支持部3の内部にある移動部41の長さが長くなる。即ち、移動部41はアーム2の基端側に移動する。
本実施の形態の移動部41及び開閉部42はY字状の部材であり、開閉部42の先端部421,421は、アーム2の基端側から受け止め部26,26に取り付けられ、アーム2,2が開く場合に移動部41がアーム2の先端側に移動し、アーム2,2が閉じる場合に移動部41がアーム2の基端側に移動するが、これに限定されるものではない。
例えば、移動部41及び開閉部42は矢符状の部材でもよい。この場合、受け止め部26の突き当て片262は、嵌合片261よりもアーム2の基端側に配される。開閉部42の先端部421,421は、アーム2の先端側から受け止め部26,26に取り付けられる。更に、アーム2,2が開く場合に移動部41がアーム2の基端側に移動し、アーム2,2が閉じる場合に移動部41がアーム2の先端側に移動する。
アーム2,2が開く場合に移動部41をアーム2の基端側に移動させ、アーム2,2が閉じる場合に移動部41をアーム2の先端側に移動させるためには、例えば、各凹状曲面32が、上下方向の径が短く、左右方向の径が長い弧状であればよい。
なお、移動部41の往復移動は、移動部41が凹状曲面32に摺動することによるものに限定されない。例えば、移動部41の往復移動は、アーム2の枢軸22,22の回動に伴って、移動部41が連結されているワイヤの巻き取り/繰り出しを行なうリールによるものでもよい。
衣類用ハンガ1は連結部13を更に備える。
連結部13は、掛止部11と支持部3とが上下方向に接離可能なように、掛止部11の下端部と支持部3の底壁とを連結している。なお、衣類用ハンガ1は連結部13を備えていなくてもよい。この場合、例えば掛止部11の下端部が支持部3の底壁に取り付けられている。
衣類用ハンガ1は、吊り掛け部14を更に備える。
吊り掛け部14は、掛止部11の下端部に取り付けられている。故に、吊り掛け部14は、掛止部11と共に支持部3に接離する。吊り掛け部14は、左右方向に互いに反対向きに延設された2つの棒状部を有する。吊り掛け部14には、例えばフード付き衣服のフードが吊り掛けられる。なお、衣類用ハンガ1は吊り掛け部14を備えていなくてもいい。
以上のような衣類用ハンガ1は、アーム2,2の開/閉に連動して各アーム2の幅の広/狭を切り替えることができるので、使い勝手がよい。
洗濯後の衣類(以下、Tシャツを例示する)を干す場合、使用者は、アーム2,2が閉じられている衣類用ハンガ1を、Tシャツの首に通す。次いで、使用者は、アーム2,2を完全に開き、開かれたアーム2,2にTシャツを懸吊する。更に、使用者は、掛止部11を被掛止物に係止する。アーム2,2は開いた状態に保持されるので、アーム2,2からTシャツが脱落する虞はない。
アーム2,2が開くと、アーム2,2夫々の幅が広くなる。このとき、アーム2,2に懸吊されたTシャツの前身頃と後身頃とが互いに離隔するので、Tシャツの前身頃と後身頃とが近接している場合よりも風通しが向上する。故に、Tシャツの乾燥を促進することができる。
アーム2の幅は、アーム2の基端部21から先端部に向けて広がっているので、Tシャツの首側から肩側に向けて前身頃と後身頃との離隔距離を長くすることができる。故に、Tシャツの型崩れを抑制することができる。
なお、アーム2の接離部24,24は、互いに平行な状態で接離してもよい。しかしながら、衣類の型崩れを抑制する観点からは、接離部24,24がV字状に互いに接離する方が望ましい。
Tシャツを衣類用ハンガ1から取り外す場合、使用者は、操作部材12に操作外力を加えることによって、アーム2,2を閉じる。次に、使用者は、アーム2,2が閉じられている衣類用ハンガ1を、Tシャツの首から抜き取る。
アーム2,2が閉じるとアーム2,2夫々の幅が狭くなる。故に、使用者は、衣類用ハンガ1をコンパクトに収納することができる。
ところで、例えば衣類用ハンガ1の販売時にアーム2,2が閉じてあれば、衣類用ハンガ1をコンパクトに陳列することができる。
次に、実施の形態2を説明する。実施の形態2の衣類用ハンガ1は、実施の形態1の衣類用ハンガ1と略同様の構成である。実施の形態2の衣類用ハンガ1は、実施の形態1の衣類用ハンガ1の作用効果と略同様の作用効果を奏する。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
実施の形態 2.
図9は、実施の形態2に係る衣類用ハンガ1を略示する斜め上側から見た斜視図である。図9は、アーム2,2が開いている状態の衣類用ハンガ1を示す。
図10は、アーム2,2が開いている状態の衣類用ハンガ1を略示する斜め下側から見た拡大斜視図である。図10には、支持部3の近傍が示されている。
図11は、アーム2,2が閉じている状態の衣類用ハンガ1を略示する斜め下側から見た斜視図である。
図12は、アーム2,2が開いている状態の衣類用ハンガ1が備えるアーム2を略示する斜視図である。
図13は、アーム2,2が閉じている状態の衣類用ハンガ1が備えるアーム2を略示する斜視図である。
図14は、アーム2の分解斜視図である。
本実施の形態のアーム2は、一方の接離部24の基端部側に前側基端部211が設けられた棒材と、他方の接離部24の基端部側に後側基端部212が設けられた棒材とを有する。接離部24は、アーム2を構成する棒材の長手方向の大半を占める。前側基端部211は、アーム2の基端部21の前半分を構成し、後側基端部212は、アーム2の基端部21の後半分を構成する。前側基端部211の前面及び後側基端部212の後面には、枢軸22,22が1つずつ突設されている。
また、アーム2は実施の形態1の係合突起23を有していない。
本実施の形態の連動部4は、アーム2毎に2つの逆接離部44,44を有する。逆接離部44,44は、前側基端部211及び後側基端部212夫々の接離部24,24の逆側に突設されている。各逆接離部44は、実施の形態1の係合突起23と略同様の形状を有する。
前側基端部211の後面及び後側基端部212の前面夫々においては、接離部24に近い部分が平面状をなし、接離部24から遠い部分が、逆接離部44に近づくほど先細りになるような傾斜面状をなす。前側基端部211の後面及び後側基端部212の前面夫々の平面部分21a,21bを互いに接触させた場合、前側基端部211の後面及び後側基端部212の前面夫々の傾斜面部分21c,21dは、アーム2の長手方向に沿って逆接離部44に近づくほど互いに離隔するように傾斜している。
前側基端部211の後面には凸部271及び凹部272が設けられている。凸部271の突設方向及び凹部272の穿設方向は、互いに平行、且つ、前側基端部211の平面部分21aに直交する方向である。
後側基端部212の前面には、凸部271が挿入される凹部272、及び凹部272に挿入される凸部271(各不図示)が設けられている。
凸部271,271が凹部272,272に挿入されることによって、前側基端部211及び後側基端部212が各凸部271の突出方向に交差する方向に互いに位置ずれすることが抑制される。
各接離部24及び各逆接離部44は、凸部271,271が凹部272,272に挿入された状態で、アーム2の基端部21を中心に前後方向に揺動可能である。各接離部24及び各逆接離部44の揺動に伴い、前側基端部211及び後側基端部212の平面部分21a,21bが接触するか、又は前側基端部211及び後側基端部212の傾斜面部分21c,21dが接触するかが切り替わる。
前側基端部211及び後側基端部212の平面部分21a,21bが接触している場合、接離部24,24は接離部24,24夫々の全長に亘って互いに接触する(図11及び図13参照)。接離部24,24の接近に伴い、逆接離部44,44は互いに離隔する。
前側基端部211及び後側基端部212の傾斜面部分21c,21dが接触している場合、接離部24,24はアーム2の基端部21を基点としてV字状に互いに離隔する(図9、図10、及び図12参照)。接離部24,24の離隔に伴い、逆接離部44,44は互いに接近する。
図15は、衣類用ハンガ1が備える支持部3を略示する斜視図である。
図9〜図11及び図15に示す支持部3は、下向きに開口した箱状をなし、支持部3の内部における左右方向中央部には、操作部材12が配されている。支持部3の内部における操作部材12の左側の部分は、左側のアーム2に関する収容部34として用いられ、支持部3の内部における操作部材12の右側の部分は、右側のアーム2に関する収容部34として用いられる。
2つの収容部34,34は、左右対称の構成を有する。
以下では、右側のアーム2に関する各部の構成及び動作を例示して説明する。
収容部34の前壁の内面には、凸条部341が後向きに突設されている。凸条部341は上下方向に長い。凸条部341は、操作部材12の右側の係合突起122の近傍に配されている。凸条部341の右面は、凸条部341が先細りになるように傾斜している。同様に、収容部34の後壁の内面には、凸条部341が前向きに突設されている。2つの凸条部341,341は前後方向に対向している。
各支持孔31は、収容部34の前壁及び後壁夫々の右下隅部を貫通している。収容部34には、支持部3の開口を通して、アーム2の基端部21及び逆接離部44,44が収容される。アーム2の枢軸22,22は、支持孔31に回動可能に挿通される。枢軸22,22の回動に伴い、アーム2は枢軸22,22を中心に揺動する。このとき、接離部24,24及び逆接離部44,44は共に揺動する。ただし、アーム2,2が開く場合、接離部24,24は右上に向けて揺動するが、逆接離部44,44は左下に向けて揺動する。アーム2,2が閉じる場合、接離部24,24は左下に向けて揺動するが、逆接離部44,44は右上に向けて揺動する。
アーム2,2の開閉に伴い、前側基端部211に突設されている逆接離部44は、収容部34の前壁の内面に摺動し、後側基端部212に突設されている逆接離部44は、収容部34の後壁の内面に摺動する。以下では、収容部34の内面における逆接離部44,44が摺動する部分を被摺動面34a,34aという。被摺動面34a,34aは前後方向に対向している。
各被摺動面34aにおいては、右側の部分及び左右方向の中央部分が平面状をなし、左側の部分が傾斜面状をなす。被摺動面34a,34aの平面部分は互いに平行である。被摺動面34a,34aの傾斜面部分は凸条部341,341の右面である。被摺動面34a,34aの傾斜面部分同士は、左側ほど離隔距離が短い。つまり、被摺動面34a,34a間の離隔距離は、左側ほど短い。
アーム2,2が開く場合、逆接離部44,44は被摺動面34a,34aの平面部分に摺動しつつ左下に向けて揺動する。このとき、逆接離部44,44は操作部材12の係合突起122に接近する。
次いで、逆接離部44,44は、被摺動面34a,34aの傾斜面部分に摺動する。このとき、逆接離部44,44が互いに接近するので、接離部24,24が互いに離隔する。
アーム2,2が完全に開いた場合、操作部材12の係合突起122と逆接離部44,44とが係合する。それと共に、右側のアーム2が、収容部34の右壁の先端部に当接する(図9及び図10参照)。以上の結果、アーム2,2夫々が揺動を規制されるので、アーム2,2は開いた状態で保持される。
操作部材12に操作外力が加えられた場合、操作部材12の係合突起122が逆接離部44,44から離隔し、操作部材12の係合突起122と逆接離部44,44との係合は解除される。故に、アーム2,2夫々は、互いに接近する方向への揺動が可能になる。
揺動可能になったアーム2,2は、自重(又は使用者がアーム2,2に加えた外力)によって、互いに接近する方向に揺動する。この結果、アーム2,2は閉じる(図11参照)。このとき、逆接離部44,44は操作部材12の係合突起122から離隔して、被摺動面34a,34aの傾斜部分に摺動しつつ右上に向けて揺動する。すると、逆接離部44,44が互いに離隔するので、接離部24,24が互いに接近する。
次いで、逆接離部44,44は、被摺動面34a,34aの平面部分に接触する。このとき、接離部24,24が互いに接触する。
図示はしないが、収容部34の底壁の内面には、凸状の介在部が設けられている。介在部は、逆接離部44,44間に介在する。介在部の前後方向の長さは、右上ほど厚く、左下ほど薄い。従って、アーム2,2が閉じられている場合に接離部24,24を離隔させるような外力がアーム2に加えられたとしても、介在部が逆接離部44,44の接近を阻害するので、接離部24,24が無用に離隔することが抑制される。なお、逆接離部44,44は、被摺動面34a,34a及び介在部の前面及び後面の両方に摺動することによって接離してもよい。
本実施の形態の連結部13には、掛止部11を支持部3側に折り畳むことが可能なように、掛止部11の下端部と支持部3の底壁とを連結している。
本実施の形態の衣類用ハンガ1は吊り掛け部14を備えていないが、これに限定されるものではない。
以上のような衣類用ハンガ1は、部品点数が少ないので製造コストを削減することができる。
なお、逆接離部44,44の接離は逆接離部44,44が被摺動面34a,34aに摺動することによるものに限定されない。例えば、逆接離部44,44夫々に内蔵された磁石と収容部34に収容された磁石との引力又は斥力によるものでもよい。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
各実施の形態に開示されている構成要件(技術的特徴)はお互いに組み合わせ可能であり、組み合わせによって新しい技術的特徴を形成することができる。
1 衣類用ハンガ
11 掛止部
2 アーム
21 基端部
24 接離部
26 受け止め部
3 支持部
32 凹状曲面
34 収容部
34a 被摺動面
4 連動部
41 移動部
42 開閉部
421 先端部
44 逆接離部

Claims (7)

  1. 衣類が懸吊される2つのアームと、
    該2つのアーム夫々の基端部を揺動可能に支持する支持部と、
    該支持部を吊り下げ、被掛止物に掛止される掛止部と
    を備え、
    前記2つのアームは、前記掛止部の下方で閉じる位置と左右方向に開く位置との間で揺動する衣類用ハンガにおいて、
    各アームは、前後方向に互いに接離可能な2つの接離部を有し、
    前記2つのアームの開/閉と各アームの前記2つの接離部の離隔/接近とを連動させる連動部を備え
    前記連動部は、前記アーム毎に、
    前記2つのアームの開閉に伴い、前記アームに沿って往復移動可能な移動部と、
    該移動部及び前記2つの接離部に連なり、前記移動部の往復移動に伴って開閉可能な開閉部と
    を有し、
    該開閉部の開/閉に伴って前記2つの接離部が互いに離隔/接近することを特徴とする衣類用ハンガ。
  2. 前記移動部は、前記2つのアームが開く場合に前記アームに沿う一方向に移動し、前記2つのアームが閉じる場合に前記アームに沿う他方向に移動し、
    前記開閉部はV字状をなし、V字の2つの先端部が前記2つの接離部夫々に連なり、前記移動部の前記一方向への移動に伴って開き、前記移動部の前記他方向への移動に伴って閉じることを特徴とする請求項に記載の衣類用ハンガ。
  3. 各接離部には前記開閉部のV字の2つの先端部を受け止める受け止め部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の衣類用ハンガ。
  4. 前記移動部は前記アームと共に揺動し、
    前記移動部は棒状をなし、前記支持部から前記アームに亘って該アームの長手方向に配されており、
    前記開閉部は、前記移動部の前記アームの側の端部に連なり、
    前記支持部は、前記アーム毎に、該アームの揺動に伴って前記移動部の前記支持部の側の端部が摺動する凹状曲面を有し、
    各凹状曲面は、上下方向の径が長く左右方向の径が短い弧状、又は、上下方向の径が短く左右方向の径が長い弧状をなすことを特徴とする請求項からの何れか一項に記載の衣類用ハンガ。
  5. 衣類が懸吊される2つのアームと、
    該2つのアーム夫々の基端部を揺動可能に支持する支持部と、
    該支持部を吊り下げ、被掛止物に掛止される掛止部と
    を備え、
    前記2つのアームは、前記掛止部の下方で閉じる位置と左右方向に開く位置との間で揺動する衣類用ハンガにおいて、
    各アームは、前後方向に互いに接離可能な2つの接離部を有し、
    前記2つのアームの開/閉と各アームの前記2つの接離部の離隔/接近とを連動させる連動部を備え、
    前記連動部は、前記アーム毎に、
    前記2つのアームの開/閉に伴って互いに接近/離隔すると共に、前記2つの接離部の離隔/接近に連動して互いに接近/離隔する2つの逆接離部
    を有することを特徴とする衣類用ハンガ。
  6. 前記2つの逆接離部は前記アームと共に揺動し、
    前記支持部は、前記アーム毎に、
    前記2つの逆接離部が収容される収容部
    を有し、
    該収容部の内部には、前記アームと共に揺動した前記2つの逆接離部が摺動し、互いの離隔距離が変化する2つの被摺動面が設けられており、
    前記2つのアームが開く場合は、前記被摺動面に摺動することによって前記2つの逆接離部が互いに接近する方向に導かれ、前記2つのアームが閉じる場合は、前記被摺動面に摺動することによって前記2つの逆接離部が互いに離隔する方向に導かれることを特徴とする請求項に記載の衣類用ハンガ。
  7. 各アームの前記2つの接離部は、前記アームの基端部を基点としてV字状に互いに離隔することを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の衣類用ハンガ。
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