JP3037067B2 - 電線支持具 - Google Patents

電線支持具

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JP3037067B2
JP3037067B2 JP6126147A JP12614794A JP3037067B2 JP 3037067 B2 JP3037067 B2 JP 3037067B2 JP 6126147 A JP6126147 A JP 6126147A JP 12614794 A JP12614794 A JP 12614794A JP 3037067 B2 JP3037067 B2 JP 3037067B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、布線台上に固定されて
配索された複数本の電線を支持する電線支持具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図9は、ワイヤーハーネスを製造するワ
イヤーハーネス製造装置1を示す。このワイヤーハーネ
ス製造装置1には、複数個の電線支持具7が布線台3上
に立設されている。電線支持具7は、図10(a)に示
すように、ワイヤーハーネスの太さに略等しい幅の収容
部9を有したフォーク状の電線支持具や、図10(b)
に示すように、複数本のピン11が先端部から突設され
たピンタイプの電線支持具13がある。このような電線
支持具7、13は、図11に示すように、布線台3上に
示された所定の配索経路15の途中に固定されて、配索
経路15に沿って配索された複数本の電線を支持するよ
うになっている。
【0003】ところで、複数本の電線を配索する布線台
には、複数種のワイヤーハーネスの経路が示されてお
り、これらの経路の途中にも上記電線支持具がそれぞれ
固定されている。このため、配索経路が重なる部分や、
密集部分では、作業スペースが狭くなるので、電線を配
索する際、他の種類のワイヤーハーネスを製造するため
の電線支持具が配索作業の邪魔になり、作業性が悪いと
いう問題がある。
【0004】そこで、図12(a)、(b)に示すよう
に、布線台に対して傾倒自在な電線支持具17、19が
提案されている。これらの電線支持具17、19は、使
用しない場合には、布線台上に傾倒させておくことによ
り(図12の二点鎖線で示す状態)広い作業スペースを
確保することが可能となり、作業性が向上する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記電
線支持具17、19を未使用時に傾倒させておく場合、
電線支持具が密集している部分では、他の電線支持具と
干渉して傾倒させることが出来ない場合が生じる。
【0006】また、図13に示すように、電線の配索時
に電線にかかる力の方向Aと電線支持具17、19が傾
倒する方向Bとが一致すると、電線支持具17、19が
不用意に傾倒してしまい、配索した電線を確実に支持す
ることが出来ないという問題がある。
【0007】そこで、本発明は、起立状態ではどの方向
の力に対しても不用意に傾倒することがなく、また傾倒
させる場合には、どの方向に対しても傾倒させることが
可能な電線支持具の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、ワイヤーハーネスを組み立てる
布線台に固定されて、配索された複数本の電線を支持す
る電線支持具であって、布線台上に配索された電線を支
持する支持部と、布線台に固定された受台と、受台に対
して支持部を布線台上に起立した起立位置と布線台上に
傾倒した傾倒位置との間で傾倒自在に、かつ受台に対し
て支持部を回動自在に連結する支柱と、ロック状態で受
台に対して支持部の起立状態を保持すると共に、起立時
に受台に対する支持部の回動を阻止するロック手段とか
らなることを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明であって、ロック手段が、受台に設けたロック溝と、
前記支持部から突設されて受台に対する支持部の起立時
にロック溝に係合し受台に対する支持部の回動及び傾倒
を阻止するロック凸部とからなることを特徴としてい
る。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の電
線支持具であって、前記ロック手段が支持手段にスライ
ド自在に支持されて支持部の起立状態で支柱と受台とを
収容し起立状態で保持する固定筒体と、支持部から突設
されて前記固定筒体と係合し支持部と固定筒体との回動
を阻止する固定ピンと、受台から突設されて前記固定筒
体と係合し受台に対する固定筒体の回動を阻止して、前
記固定筒体に対する回動が阻止された支持部の受台に対
する回動を阻止する固定ねじとからなることを特徴とし
ている。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明であって、固定筒体を受台側に付勢する付勢手段を有
することを特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば、起立状態において、
ロック手段により支持部は受台に対して起立状態が保持
されると共に、回動が阻止されどの方向の力に対しても
傾倒することがない。また、ロック手段を解除した状態
では支持部は支柱により受台に回動自在に支持されてい
るので、どの方向に対しても傾倒させることが出来る。
【0013】請求項2の発明によれば、起立状態では、
支持部から突設されたロック凸部を受台のロック溝に係
合させることにより、支持部は受台に対して起立状態が
保持されると共に、回動が阻止される。
【0014】請求項3の発明によれば、起立状態では、
固定筒体内に受台と支柱とが同軸的に収容されるので、
支持部は起立状態が保持される。また、固定ねじが固定
筒体と係合することで、受台に対する固定筒体の回動が
阻止され支持部の受台に対する回動が阻止される。
【0015】請求項4の発明によれば、付勢手段により
固定筒体を受台側に付勢することにより、固定筒体内か
ら受台と支柱とが抜き出ることがなく、起立状態を確実
に保持することが出来る。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る電線支持具の実施例につ
いて説明する。
【0017】第1実施例 第1実施例の電線支持具について説明する。図1は電線
支持具21を示す分解斜視図、図2(a)は電線支持具
21の起立状態を示し、図2(b)は電線支持具21の
傾倒状態を示す斜視図である。また、図3(a)、
(b)及び図4(a)、(b)は電線支持具21の作動
を示す斜視図である。
【0018】図1及び図2(a)、(b)に示すよう
に、第1実施例の電線支持具21は、布線台3(図9参
照)上に配索された電線を支持する支持部23と、布線
台に固定される受台25と、受台25に対して起立位置
(図2(a)に示す状態)と傾倒位置(図2(b)に示
す状態)との間で傾倒自在に、かつ受台25に対して支
持部23を回動自在に連結する支柱27と、受台25に
対して支持部23の起立状態を保持すると共に、起立時
に受台25に対する支持部23の回動を阻止するロック
手段29とからなる。
【0019】支持部23は、棒材をU字状に屈曲して形
成された収容部31と、この収容部31を上端部に連結
した腕部39とからなる。腕部39は、矩形断面の棒状
で、中間部から上端部に向けて鋭角状に形成されてい
る。また、腕部39の下端部39bには、一側壁39a
に棒状のロック凸部33が一体に形成されている。この
ロック凸部33は、側壁39aから突設すると共に、腕
部39の下端面からも下方に突設されており、後述する
受台25のロック溝59に挿入・係合可能となってい
る。また、腕部39の下端部39bには、腕部39の長
手方向に沿うスライド溝35が貫通して形成されてい
る。このスライド溝35には、支柱27を挿通したねじ
37が貫通している。
【0020】支柱27は、支持部23を傾倒自在に支持
する筒状の傾倒支持部41と、この傾倒支持部41の下
部に同軸的に形成されると共に、傾倒支持部41より小
径の回動支持部43とで構成されている。傾倒支持部4
1には、直径方向に沿って矩形断面の切欠45が形成さ
れている。この切欠45内には、前述した支持部23の
下端部39bが挿入されている。また、傾倒支持部41
には、挿通孔47a、47bが同軸的に形成されてお
り、一方の挿通孔47bにはめねじが形成されている。
【0021】そして、他方の挿通孔47a内から挿入さ
れたねじ37が支持部23のスライド溝35内を挿通し
た後に、一方の挿通孔47bに螺合している。これによ
り、支持部23が支柱27に対して傾倒自在に連結され
ている。また、切欠45の一側には、ロック凸部33が
嵌合する嵌合溝部49が形成されている。この嵌合溝部
49内に嵌合したロック凸部33は、支持部23が受台
25に対して起立した状態で、回動支持部43側に突出
している。回動支持部43は、傾倒支持部41より小径
の筒状で、中間部に外周全域にわたって回転溝51が形
成されている。この回動支持部43は、受台25の回転
受部53内に回転自在に挿入されている。
【0022】受台25は、支柱27と連結される受台本
体55と、この受台本体55の下端部から突設されて、
布線台の固定孔内に挿通される固定ボルト57とからな
る。受台本体55には、中心部に前述した回転受部53
が形成されている。また、回転受部53の内壁には、ロ
ック溝59、59が対向する位置にそれぞれ形成されて
いる。これらのロック溝59、59は、ロック凸部33
の下端部が挿入・係合されることにより、受台25に対
する支持部23の回動を阻止する。さらに、受台本体5
5には、回転受部53と外部とを連通するねじ孔61が
形成されている。このねじ孔61には、ボルト63が螺
合されている。ボルト63の先端部は、回動支持部43
の回転溝51に挿入されている。これにより、受台25
の回転受部53からの支柱27の抜けを阻止している。
【0023】上記ロック手段29は、前述したロック凸
部33とロック溝59とからなり、ロック状態、すなわ
ちロック凸部33がロック溝59内に挿入・係合した状
態では、支持部23は受台25に対して起立状態が保持
される。また、ロック解除状態、すなわち支持部23を
受台25から上方に引き上げてロック凸部33をロック
溝59内から抜き出した状態では、ねじ37はスライド
溝35の下部に位置する。また、この状態では、支持部
23は受台25に対して起立位置から傾倒位置の間で傾
倒可能で、かつ受台25に対して回転可能な状態とな
る。
【0024】図3(a)に示す起立状態から、支持部2
3を受台25に対して傾倒させる場合には、図3(a)
に示すように、支持部23を上方に引上げて、ロック凸
部33をロック溝59内から抜き出しロック解除状態に
する。そして、ねじ37を中心に受台25に対して倒す
ことにより、受台25に対して支持部23を傾倒させる
ことが出来る。これと共に、支柱27は受台25に対し
て回動させることが出来るので、図4(a)、(b)に
示すように、支持部23を任意の方向に傾倒させること
が出来る。
【0025】また、図2(b)に示すように、任意の方
向に傾倒させた状態から、支持部23を受台25に対し
て起立状態に保持するには、先ず支持部23を受台25
に対して起立位置に起立させる。このとき、受部25に
対して支持部23を引っ張ってロック凸部33が受台2
5に当接しないようにする。次に、支持部23を受台2
5に対して回動させて、支柱27の嵌合溝部49とロッ
ク溝59とを位置合わせし、ロック凸部33をロック溝
59内に挿入・係合させながら支持部23を受台25に
対して起立位置に起立させる。この状態では、支持部2
3は受台25に対して起立した状態が保持されると共
に、回動が阻止される。
【0026】このように、本実施例では、支持部23が
受台25に対して起立した状態がロック手段29により
保持されるので、支持部23は、起立状態ではどの方向
の力に対しても傾倒することがない。従って、電線配索
時に支持部23が不用意に傾倒することがなく、配索し
た電線を確実に支持することが出来る。
【0027】また、電線支持具21を使用しないとき
は、他の電線支持具や、布線台上の他の機器と干渉しな
い位置に、支持部23を傾倒させることが出来るので、
電線配索用のスペースを十分確保することが出来、作業
性を向上することが出来る。
【0028】なお、上記実施例では、受台25に対して
支持部23を傾倒させた状態から起立状態にする際に、
支持部23を若干回動させた状態で、嵌合溝部49とロ
ック溝59との位置合わせを行ったが、支持部23を受
台25に対して傾倒した状態のままで、嵌合溝部49と
ロック溝59との位置合わせを行った後に支持部23を
受台25に対して起立させても良い。
【0029】また、支持部23を受台25側に付勢する
手段、例えば引張コイルばね、圧縮コイルばねを設ける
ことにより、支持部23の受台25に対する起立状態を
より確実に保持することが出来る。
【0030】第2実施例 次に第2実施例について説明する。図5は第2実施例の
電線支持具65を示す分解斜視図、図6(a)は電線支
持具65の起立状態を示し、図6(b)は電線支持具6
5の傾倒状態を示す斜視図である。また、図7(a)、
(b)、(c)及び図8(a)、(b)、(c)は電線
支持具65の作動を示す斜視図である。
【0031】図5及び図6に示すように、第2実施例の
電線支持具65は布線台上に配索された電線を支持する
支持部67と、布線台に固定された受台69と、受台6
9に対して起立位置(図6(a)に示す状態)と傾倒位
置(図6(b)に示す状態)との間で傾倒自在に、かつ
受台69に対して支持部67を回動自在に連結する支柱
71と、受台69に対して支持部67の起立状態を保持
すると共に回動を阻止するロック手段73とからなる。
【0032】支持部67は、U字状に屈曲形成された収
容部75と、この収容部75を上端部に連結する腕部7
7とからなる。腕部77の中間部には外周から固定ピン
79が突設されている。また、下端部には、板状に形成
された支持板部81が形成されている。この支持板部8
1には、貫通孔83が形成されている。この支持板部8
1が、支柱71に連結されている。
【0033】支柱71は、筒体で、上端部に矩形断面の
切欠85が形成されている。この切欠85内には、前記
支持部67の支持板部81が挿入されている。そして、
貫通孔83を挿通した傾倒軸87により支持部67が支
柱71に傾倒自在に支持されている。また、支柱71の
下端部には、小径の回動支持部89が形成されている。
この回動支持部89の外周には回転溝部91が形成され
ている。この回転支持部89は受台69の回転受部93
内に挿入されている。
【0034】受台69は円板状の基部95の上部に筒状
の固定部97が形成され、下部にボルト99が突設され
ている。固定部97の中心部に前述した回転受部93が
形成されており、支柱71の回動支持部89が回転自在
に挿入されている。また、固定部97の内外を連通する
ねじ孔に固定ねじ(固定ピン)101が螺合されてい
る。この固定ねじ101の先端部は、回動支持部89の
回転溝部91に挿入されている。ねじ101の後端部は
固定部97の外周から突出している。
【0035】上記ロック手段73は、支持部67の腕部
77に上下方向に沿ってスライド自在に支持された固定
筒体103と、受台69から突設された固定ねじ101
とからなる。固定筒体103の外周には、下端部側に開
口した固定溝107が形成されている。この固定溝10
7内には、腕部77から突設された固定ピン79が挿通
されている。また、固定筒体103の上端部と収容部7
5との間には圧縮コイルバネ111が配置されている。
この圧縮コイルバネ111は固定筒体103を受台69
側に常時付勢している。また、固定筒体103の内径
は、支柱71の外径より若干大きく、また、受台69の
固定部97の外径より若干大きく設定されている。
【0036】そして、図6(a)に示すように、支持部
67が支柱71に対して起立し、受台69に対して起立
した状態では、固定筒体103内に固定部97、支柱7
1、支持部67の腕部77が同軸的に収容される。この
状態では、支持部67は受台69に対して起立した状態
が保持される。また、この状態では、固定ピン79が固
定溝107内を挿通し、固定部97の外周から突設され
た固定ねじ101が固定溝107内を挿通することによ
り受台69に対する支持部67の回動が阻止される。
【0037】この状態から支持部67を受台69に対し
て傾倒させる場合には、図7(a)に示すように、先ず
固定筒体103を圧縮コイルバネ111の付勢力に抗し
て上方、すなわち支柱71の上部まで移動させる。次
に、図7(b)に示すように、支柱71に対して腕部7
7を傾倒させることにより支持部67を受台69に対し
て傾倒させることが出来る。この状態では、図7(c)
に示すように、固定筒体103の下端部が支柱71の外
周に当接するので、固定筒体103が圧縮コイルバネ1
11の付勢力で元の位置に戻ることがなく、また固定溝
107から固定ねじ101が抜き出ているので、支柱7
1は固定部97に対して回動自在となり、支持部67を
受台69に対して回動することが出来る。
【0038】次に、図8(a)に示すように、支持部6
7が受台69に対して傾倒した状態から起立状態にする
には、図8(b)に示すように、支持部67を受台69
に対して起立させると、圧縮コイルバネ111の付勢力
により、固定筒体103が下方に付勢されて、支柱7
1、固定部97が固定筒体103内に同軸的に収容され
る。このとき、固定ねじ101が固定溝107に挿入さ
れていない場合には、固定筒体103を回転させると、
固定ねじ101が固定溝107内に挿入する。これによ
り、支持部67を受台69に対して起立した状態を保持
することが出来ると共に、受台69に対して支持部67
の回動を阻止することが出来る。
【0039】このように、本実施例では、支持部67に
対して起立した状態がロック手段73により保持される
ので、支持部67は、起立状態ではどの方向の力に対し
ても傾倒することがない。従って、電線配索時に、支持
部67が不用意に傾倒することがなく、確実に電線を支
持することが出来る。また、固定筒体103を上方に一
旦引き上げて、固定筒体103内から支柱71、受台6
9を抜き出し、固定ねじ101を固定溝107から抜き
出すことにより、支持部67を受台69に対してどの方
向にも傾倒させることが出来る。
【0040】また、未使用状態のときは、他の電線支持
具と干渉しない位置に支持部67を傾倒させることが出
来るので、電線の配索時に作業スペースを十分確保する
ことが出来、作業性を向上することが出来る。
【0041】また、本実施例では、圧縮コイルばね11
1により固定筒体103を下方に付勢しているので、支
持部67を受台69に対して起立させると、固定筒体1
03内に支柱71、受台69が収容されて自動的にロッ
ク状態となる。さらに、固定筒体103が不用意に移動
することがないので、起立状態をより確実に保持するこ
とが出来る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、ロック手段によるロック状態では、受台に対して
支持部の起立状態が保持されると共に、受台に対する支
持部の回動が阻止されるので、支持部は、起立状態では
どの方向の力に対しても傾倒することがない。また、ロ
ック状態を解除した状態では、支持部は支柱により受台
に対して回動自在に支持されているので、支持部はどの
方向に対しても傾倒させることが出来る。従って、他の
電線支持具と干渉することがない。
【0043】請求項2の発明によれば、支持部を受台に
対して起立させ、ロック溝内にロック凸部を挿入、係合
させることにより支持部の起立状態を保持することが出
来ると共に、受台に対する回動を確実に阻止することが
出来る。
【0044】請求項3の発明によれば、起立状態では、
固定筒体内に受台と支柱とが同軸的に収容されるので、
支持部は起立状態が保持され、固定ねじが固定筒体と係
合することで、受台に対する固定筒体の回動が阻止され
支持部の受台に対する回動が阻止される。
【0045】請求項4の発明によれば、固定筒体を受台
側に付勢することにより、固定筒体内から受部と支柱と
が不用意に抜き出ることがなく、起立状態を確実に保持
することが出来る。また、支持部を受台に対して起立位
置に起こせば、付勢手段により固定筒体が受台側に移動
して、支柱と受台が固定筒体内に同軸的に収容され、支
持部の受台に対する起立状態が自動的に保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電線支持具の第1実施例を示す分
解斜視図である。
【図2】第1実施例の電線支持具を示し、(a)は受台
に対して支持部が起立した状態を示す斜視図、(b)は
受台に対して支持部が傾倒した状態を示す斜視図であ
る。
【図3】第1実施例の電線支持具の作動を示し、(a)
は受台に対して支持部を起立させた状態を示す一部を破
断した斜視図、(b)は支持部を上方に引き上げた状態
を示す斜視図である。
【図4】第1実施例の電線支持具の作動を示し、(a)
は支持部を受台に対して回動させた状態を示す斜視図、
(b)は支持部を受台に対して傾倒させた状態を示す斜
視図である。
【図5】本発明に係る電線支持具の第2実施例を示す分
解斜視図である。
【図6】第2実施例の電線支持具を示し、(a)は受台
に対して支持部が起立した状態を示す斜視図、(b)は
受台に対して支持部が傾倒した状態を示す斜視図であ
る。
【図7】第2実施例の電線支持具の作動を示し、(a)
は固定筒体を上方に引き上げた状態を示す斜視図、
(b)は支持部を支柱に対して傾倒させた状態を示す斜
視図、(c)は支柱を受台に対して回転させて支持部を
回転した状態を示す斜視図である。
【図8】第2実施例の電線支持具の作動を示し、(a)
は支持部を受台に対して傾倒させた状態を示す斜視図、
(b)は支持部を支柱に対して起立させた状態を示す斜
視図、(c)は支持部を受台に対して起立させた状態を
示す斜視図である。
【図9】従来の電線支持具を用いたワイヤーハーネス製
造装置を示す斜視図である。
【図10】電線支持具を示し、(a)はフォーク状の電
線支持具を示す斜視図、(b)はピンタイプの電線支持
具を示す斜視図である。
【図11】布線台を示す斜視図である。
【図12】傾倒自在な電線支持具を示し、(a)はL字
状の電線支持具を示す斜視図、(b)はピンタイプの電
線支持具を示す斜視図である。
【図13】配索された電線により電線支持具に力が加わ
った状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
21、69 電線支持具 23、67 支持部 25、69 受台 27、71 支柱 29、73 ロック手段 33 ロック凸部 59 ロック溝 101 固定ねじ 103 固定筒体 109 固定ピン

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤーハーネスを組み立てる布線台に
    固定されて、配索された複数本の電線を支持する電線支
    持具であって、布線台上に配索された電線を支持する支
    持部と、布線台に固定された受台と、受台に対して支持
    部を布線台上に起立した起立位置と布線台上に傾倒した
    傾倒位置との間で傾倒自在に、かつ受台に対して支持部
    を回動自在に連結する支柱と、ロック状態で受台に対し
    て支持部の起立状態を保持すると共に、起立時に受台に
    対する支持部の回動を阻止するロック手段とからなるこ
    とを特徴とする電線支持具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、前記ロッ
    ク手段が、受台に設けたロック溝と、前記支持部から突
    設されて受台に対する支持部の起立時にロック溝に係合
    し受台に対する支持部の回動及び傾倒を阻止するロック
    凸部とからなることを特徴とする電線支持具。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電線支持具であって、前
    記ロック手段が支持手段にスライド自在に支持されて支
    持部の起立状態で支柱と受台とを収容し起立状態で保持
    する固定筒体と、支持部から突設されて前記固定筒体と
    係合し支持部と固定筒体との回動を阻止する固定ピン
    と、受台から突設されて前記固定筒体と係合し受台に対
    する固定筒体の回動を阻止して、前記固定筒体に対する
    回動が阻止された支持部の受台に対する回動を阻止する
    固定ねじとからなることを特徴とする電線支持具。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の発明であって、前記固定
    筒体を受台側に付勢する付勢手段を有することを特徴と
    する電線支持具。
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