JP3035832B2 - ロッド式塗工装置 - Google Patents

ロッド式塗工装置

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JP3035832B2 JP09506673A JP50667397A JP3035832B2 JP 3035832 B2 JP3035832 B2 JP 3035832B2 JP 09506673 A JP09506673 A JP 09506673A JP 50667397 A JP50667397 A JP 50667397A JP 3035832 B2 JP3035832 B2 JP 3035832B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、一般に紙、アプリケータ(塗布)ロール、
フェルト、ブランケット等の移動する下地に塗料を適用
する装置、特にロッド式塗工装置に関する。
〔背景技術〕
紙の一面又は両面に塗料の薄い層を適用することによ
り紙に特定の性能特性を付与することができる。塗料は
通常、クレー又は炭酸カルシウムの粒子といった細かい
皿状(plate−like)鉱物;白板紙用二酸化チタンとい
った着色剤;及び有機体又は合成体の粘結剤;の混合物
である。加えて、ロジン(固松脂)、ゼラチン、糊、澱
粉又はワックスも紙の塗布に適用することができる。
塗布紙は通常、雑誌、商業カタログ、新聞折込み広告
及びその他の特定の紙質を要する用途に使用される。
紙に直接的に又はサイズプレス(ロールによる表面コ
ーティング装置)における如きロールに先ず塗料を施し
て塗布する種々の装置が過去において使用されてきた。
下地に塗料を適用すると、次に、これを望みの厚さ及び
均一な表面に調整する必要がある。塗料の厚みが不均一
であると、完成した紙の欠陥となり品質変動が生じるた
め避けなければならない。
塗料を定量に調整する一つの試みは、可撓性のブレー
ドを塗料溜めの下流のバッキングロールに押付けるよう
に配することである。しかしながら、ブレードは塗料と
直接係合するため、場合によりブレードの欠陥が塗料に
転移され、そのままの欠陥を紙に生じさせることがあ
る。時には繊維がブレードに捕えられ、塗布層を不均一
にし、又は縞を生じさせる。
ロッド式塗工装置は、クロスマシン方向に下地の全巾
に亘って延びるロッドを有する。従来のあるロッド式塗
工装置は、ロッド保持具を有し、このロッド保持具は、
ロッド保持具のハウジングとロッドの間に圧入されてい
る。こうしてロッドを保持具に圧入することにより、ハ
ウジングとロッドの間のシールを確実に行い、ロッド上
に送り込まれる洗浄及び潤滑用流体の漏れを防止する。
しかしながら、このような固い取付はロッドを回転させ
るモータに過大な負荷を及ぼし、かつ、ロッドとハウジ
ングの間に生じる摩擦がロッド式塗工装置を急速に磨耗
させるため、頻繁にこれを取替えることが必要となる。
ロッドにより塗料の定量適用を行う塗工装置を停止する
ことは、紙の生産を停止させねばならないため、非常に
高価であり、これは最少にすべきである。
長期に運転でき、保守が容易であり、同時にロッドを
確実に保持してロッド及びロッド保持具間のシールを確
実に行い、かつ、ロッドを容易に回転させることのでき
るロッド式塗工装置が必要とされる。
〔発明の開示〕
本発明のロッド式塗工装置に用いられるロッド保持具
は、剛性の金属ハウジングと、ハウジング内部に配され
て低速で回転するロッドと係合する低摩擦高耐耗性材料
で形成された位置調整可能な複数の接触部材とを有す
る。接触部材の少くとも1つは、接触部材とロッドの間
のシールを確保すべく調整可能であり、それによって洗
浄/潤滑流体が適用される塗料中に漏れるのを防止す
る。接触部材は磨耗するにつれて前進させることがで
き、それによってロッド保持具装置の有効寿命を引延ば
すことができる。複数のねじが分割された受け板を介し
て後部接触部材を紙支えており、それによって下地の全
巾に沿って塗料適用の細部調整を可能としている。ある
実施の形態では空気管をハウジングと後部取付台との間
に配して塗布厚みの総合調整を行う。
本発明の一特徴は磨耗寿命を延ばすことのできるロッ
ド式塗工装置を提供することである。
本発明の別の特徴は、ロッドとハウジングの間のシー
ル圧を調整することのできるロッド式塗工装置を提供す
ることである。
本発明の更なる特徴は、回転するロッドを低摩擦支持
し、ロッド保持具とロッドの間効果的シールを行うロッ
ド式塗工装置を提供することである。
本発明の更なる特徴は、塗布される下地の全巾に沿っ
て塗布厚みの調整を行うことのできるロッド式塗工装置
を提供することである。
本発明の更なる特徴は、製紙機械から取はずすことな
く保守整備することのできるロッド式塗工装置を提供す
ることである。
本発明の更なる特徴は、摩耗面を取替えることのでき
るロッド式塗工装置を提供することである。
本発明の更なる目的、特徴及び利点は、付随する図面
と共に以下の詳細説明から明らかとなろう。
〔図面の簡単な説明〕
図1は、サイズプレスに適用された塗工用ロッドを保
持する本発明のロッド式塗工装置の断面図である。
図2は、サイズプレスにおける塗工部、及びバッキン
グロールに対する図1のロッド式塗工装置の関係を示す
略式構成図である。
図3は、図1のロッド式塗工装置及びロッドの斜視図
である。
図4は、ハウジングの外部に空気管を有する本発明の
別の実施の形態によるロッド式塗工装置の断面図であ
る。
〔発明を実施するための最良の形態〕
図1〜図4において、同じ符号は類似の部品を示して
いる。図1〜図3には、ロッド保持具20が示されてい
る。ロッド保持具20は、円筒状のロッド24を含むロッド
式塗工装置22の一部をなしている。図2に示したよう
に、ロッド式塗工装置22は、ロール28に対して位置決め
された塗料装置26と組合わせて使用される。塗料装置26
はショート・ドウエル・コータ又はその他の概知の塗料
装置とすることができる。図示のサイズプレス式装置に
おいて、塗料装置26は、塗料30をロール28に適用し、次
いで塗料30はロッド式塗工装置22により所要の厚さ及び
一様性に調整される。調整された塗料はロール28に沿っ
て移動し、ロール28とバッキングロール32の間のニップ
部に送られる。紙ウェブ34がニップ部を通過して塗布が
行われる。なお、本発明のロッド式塗工装置22は、バッ
キングロールに押付け支持された紙ウェブに直接塗料を
適用する塗工装置に使用することもできる。
ロッド24は、好ましくは例えば炭化タングステン塗料
を使用してセラミックスコーティングされたステンレス
鋼で形成し、その直径は約1.27〜5.08cm(0.5〜2イン
チ)、例えば約3.5cm(1.375インチ)、とすることがで
きる。又は、ロッドはクロームめっきその他の適切な表
面仕上げのものとすることができる。図3に示されたよ
うに、ロッド24は円筒の管であり、その壁の厚みは約0.
3〜0.635cm(1/8〜1/4インチ)である。より小さなロッ
ドを使用する場合、ロッドは中実とすることもできる。
ロッド24には端板25が溶接されており、これが図示しな
いモータにより回転されるように軸受中に配されてい
る。ロッド24はクロスマシン方向において、少くとも塗
布されるウェブの巾、これは通常726cm(300インチ)以
上であるが、に亘って延びている。
図3において、ロッド24はロッド保持具20内部に納め
られ、図示しないモータにより駆動されてロッド表面が
ロール28の表面の回転方向と逆方向に動くように回転さ
れ、こうしてロッド24はロール28と係合する。ロッド保
持具20は、基部38とこれに押えねじ42によって結合され
た上板40とからなるハウジング36を有する。ハウジング
の基部38と上板40は、好ましくは、ステンレス鋼、又は
アルミニウムのような剛性材料で形成する。基部38は複
数の留め具41により取付台39に連結されていれ。
3個の接触部材44,46,48が、ハウジング36内に形成さ
れた溝50,52,54内に納められている。図1に示した如
く、各溝は2つの突出片を有し、各突出片が接触部材の
各側部の溝58内に係合している。上部及び後部の接触部
材は突出片56より大きい溝58を有しており、従って溝内
をロッドに対して近付き離れるように動くことができ
る。接触部材44,46,48は、好ましくはテフロン(TEFLO
N) として知られる米国デラウエア州ウィルミントン
市のイー・アイ・デュ・ポン・デ・ネムール社(E.I.Du
Pont de Nemours and Company)製の弗素合成樹脂のよ
うな高耐耗性低摩擦性材料で形成する。
図1の断面により示したハウジング36は、ロール28の
全巾に亘って一様に延びている。図3に示したように、
端部堰59が留め具によりハウジングの各端部に結合され
ている。
各接触部材44,46,48は、ロッド24の曲率にほぼ等しい
曲率の凹状をなす係合面60を有する。上部接触部材44は
上板40内に形成された上部溝50内に納められている。上
部溝50は、クロスマシン方向においてハウジングの全長
に亘って延びており、その奥行き方向は上部接触部材44
が溝内でロッド24に向ってロッド半径方向に移動できる
ように傾斜している。
後部接触部材46は後部溝52内に納められており、後部
溝52は、クロスマシン方向においてハウジングの全長に
亘って延び、かつ、後部接触部材46がロッド24に向って
ロッド半径方向に移動できるようになっている。前部接
触部材48は、本実施の形態においては前部溝54内に固定
されている。
膨張自在の空気管62が後部溝52内において後部接触部
材46と複数に分割された受け板64の間に配されている。
空気管62はゴム又は弾性プラスチック材のような弾性材
で形成され、膨張により、後部接触部材46をロッド24に
向って動かすことができる。各空気管は管の膨張手段を
備えた図示しない空気供給源により膨張させられる。図
1において、複数の調節ねじ66がハウジングの基部38を
通って配され、受け板64を押すようになっている。後部
空気管62は、接触部材がロッドとの接触により摩耗した
場合でも、膨張により後部接触部材46とロッド24の間に
定常的な接触を維持することができる。ロッドの直径も
僅かではあるが摩耗により小さくなることがある。ロッ
ドの直径方向における塗布の厚みの均一性は非常に重要
である。適用される塗料の厚みの調整はねじ66を調整す
ることにより後部接触部材46、従ってロッド24自体、を
移動させて行うことができる。後部空気管62は、端部堰
59内の開口67を通過し、図示しない加圧空気源に結合さ
れている。
保持具とロッドの間のシールを改善し、ロッドを安定
させ、かつ、ロッド24の直径の変化により良く対応する
ため、上部空気管68が上部接触部材44と上部溝50の受け
面70の間に配されている。上部空気管68は本実施の形態
においては、後部空気管よりも小さい。外部供給源から
の加圧空気は端部堰59内の開口71を通って上部空気管68
内に導入される。空気管は接触部材に圧力を適用する手
段として働き、それにより接触部材とロッド間のシール
を維持する。
各接触部材44,46,48は、接触部材の凹状の係合面60を
中央で二分するV字溝72を有する。このV字形溝72はロ
ッド24の軸線と平行に延びて、接触部材が少くともロッ
ドとの線接触を2ケ所において維持することを確保す
る。
図1において、流体用空洞74が前部接触部材48、後部
接触部材46及びロッド24の間に形成されている。好まし
くは水である洗浄流体76が端部堰59内の開口78を通って
流体用空洞74中に導入される。洗浄流体76は、ハウジン
グを通って流れ反対側の端部堰中の開口から出ていく。
洗浄流体76は2つの主要な働きをする。第一に、洗浄流
体はロッド24に固着して前部接触部材48を通過してきた
塗料、繊維又はウェブを除去する。第二に、洗浄流体は
接触部材とロッド24の間の潤滑を行う。塗料の粘性を一
定に保つため、洗浄流体は適用される塗料30と接触した
り混合したりしないようにすることが望ましい。接触部
材はロッドとの間をシールし、空気管62,68によって必
要な調整を行い、洗浄流体の流失を最少化するべく液体
シールを維持する。
別の空洞80が後部接触部材46、上部接触部材44及びロ
ッド24の間に形成されている。空洞80は、後部接触部材
46を通過して流出する洗浄流体の排出路として働く。又
は、洗浄作用を強める必要のある場合は、洗浄流体を端
部堰59内の開口79を通して空洞80内に導入し循環させる
こともできる。
ロッド保持具20は、これをロッドとハウジング間に圧
入する方式のロッド保持具に比較してより長期のロッド
取替え期間を期待することができる。テフロン プラス
チックの接触部材は低摩擦であるため、回転するロッド
24は摩擦の程度が大きく減少する。結果として、ロッド
24を回転させるために必要なトルクも減少する。それで
もロッド保持具20を用いて塗布を行うことにより、接触
部材は塗料とロッド24との接触により摩耗する。
上部及び後部接触部材を支える空気管の定常的調整に
より、接触部材が摩耗した場合でも、適正なシールを維
持し一定の塗料と適用が可能となる。接触部材が過度に
摩耗し場合、接触部材はロッド保持具20全体を製紙機械
の取付部から取はずす必要なく交換することができる。
一方の端部堰59を除去することにより、接触部材の溝は
開放され、接触部材を溝開口部から引出すことができ
る。接触部材を形成する重合体は弾性があるため、接触
部材は引出す時曲げることができ、それにより限られた
空間においてもクロスマシン方向への引出しが可能とな
る。接触部材はハウジングとは別体であるため、ハウジ
ングはロッドの荷重を支えるための剛性の材料で形成
し、一方接触部材は低摩擦高耐摩耗性材料で形成するこ
とができる。更に、各接触部材を加圧空気管又はその他
の適切な負荷手段によって個別に負荷することにより、
効果の高いシールを行うことができる。また、保持具の
個々の部材は異なる率で摩耗するがそれぞれに応じて取
替えることができ、それによって各部材の最高度の活用
が可能となる。
ロッド保持具20は、ロッドによる塗布において重要な
3つの機能を有効に実施する。即ち、ロッドを確実に保
持すること、適正なシール圧を提供して洗浄流体が塗料
中に入るのを防止すること、及びロッドを容易に回転さ
せること、である。
ハウジング36の基部38は前面82を有し、この前面82
は、ロッド24とロール28の間のニップ部においてロッド
24に、正接する仮想平面から傾斜している。前面82の傾
斜は、個々のロッド保持具に適用される機械速度、ウェ
ブ品質及び塗料条件にもよるが、前記仮想平面に対して
約5〜35度である。この範囲内の好ましい傾斜は8〜15
度である。
前部接触部材48は前面84を有し、この前面84は基部38
の前面82とほぼ共通平面をなして基部の前面から連続し
た表面を形成している。これらの表面の小さな角度は、
塗料適用の線から更に上流部において渦を形成するよう
に働くため、一層均一な塗布を行うことができる。
図4に示された別の実施の形態のロッド保持具120
は、ハウジング136とロール28から間隔を置いて配され
た、後部取付台192との間に設けられた空気管194を有す
る。この空気管194はハウジングを変位させる手段を提
供し、それによって、下地に適用される塗料の厚みを調
整する。ハウジング136は上板140を有し、この上板140
は押えねじ142によりハウジングの基部138に結合されて
いる。基部138はねじ188によりブレード(腕木状部材)
186に結合されており、ブレード186は下地固定台190に
締付け固定されている。ブレード186はいくらか弾性を
有しており、空気管194が膨張するとハウジング136をロ
ール28に向って枢支旋回させることができる。空気管19
4は好ましくはハウジング136の上部の上板40近辺に係合
させて、より大きなてこの作用が働くようにする。空気
管194の膨張を調整することにより、適用される塗布膜
の厚みの調整を行う。
ロッド124の取付は、ロッド保持具20中のロッド24の
取付と同様に行うことができるが、取付の別の案とし
て、ロッド124を、膨張自在の空気管168,196により位置
決めできる2個の接触部材144,148と分割された受け板1
64を支える一連のねじ166により調整される後部接触部
材146とにより支持することもできる。上部接触部材144
は上部接触部材の溝150内でロッド半径方向に可動であ
り、前部接触部材は前部溝154内で可動である。後部接
触部材146は、後部溝152内でロッド半径方向に可動であ
る。しかしながら、後部接触部材近辺の可撓の空気管は
除去されており、塗布実施中の後部接触部材の動きも抑
えられるため、用途によりより安定した塗料の流れを達
成することができる。
なお、加圧空気管について述べたが、設計条件によっ
ては、別の負荷手段、例えば種々の型のばね、を使用す
ることもできる。
また、2〜3個の接触部材の後部に空気管を用いる旨
述べたが、1個の空気管、例えば上部接触部材の後部に
1個、でも有効である。
発明はここに図示し説明した特定の構成及び部品配置
に限定されず、以下の請求の範囲内の修正形態をも含む
ものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オズバーン、アンドリュー・ダブリュー アメリカ合衆国、イリノイ 61080、サ ウス ベロイト、ブラックホーク ブー ルバード #13、1408 (56)参考文献 特開 平7−171475(JP,A) 特開 平2−131166(JP,A) 特開 平7−185438(JP,A) 特開 平9−192578(JP,A) 特公 昭58−5108(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 1/08 - 1/16 B05C 11/02,11/04 D21H 23/34

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動する下地(34,134)に塗料を適用する
    ロッド式塗工装置のロッド保持具(20,120)であって:
    クロスマシン方向に延びて、内部に円筒状ロッド(24,1
    24)を納める空洞を形成する部分(74,80;174,180)を
    有するハウジング(36,136);及び前記ハウジング内に
    設けられて、前記ハウジング内で前記円筒状ロッドと係
    合するように、前記ハウジング内方に延びる複数の接触
    部材(44,46,48;144,146,148);を備えたものにおい
    て、 前記ハウジング内で回転する前記ロッドとシール状態の
    係合を維持するように前記ハウジングに関して前記接触
    部材の内方に向う位置を個々の前記接触部材について調
    整する手段(62,66,68;166);を備え、かつ、前記個々
    に接触部材の位置を調整する手段は、前記接触部材と前
    記ハウジング内に支持された前記ロッドとの間のシール
    を継持し摩耗の減少を可能とするようにしてなることを
    特徴とするロッド保持具。
  2. 【請求項2】前記接触部材(48,148)の少くとも一つは
    前記ハウジングに固定されてなることを特徴とする請求
    の範囲1記載のロッド保持具。
  3. 【請求項3】前記接触部材の位置を調整する手段は、前
    記ハウジング(36,136)と第二接触部材(44,144)の間
    に配された膨張自在の第二空気管(68,168)を更に備え
    てなることを特徴とする請求の範囲1記載のロッド保持
    具。
  4. 【請求項4】前記ロッドの後部に後部接触部材(46,14
    6)が配されており、前記後部接触部材の後部において
    前記後部接触部材と前記ハウジング(36,136)の間に配
    された複数の分割板材(64,164);及び 前記分割板材と係合するように前記ハウジングを通って
    延びる複数の調整ねじ(66,166);を更に備え、 前記分割板材は、適用される塗料の厚みを調整するべく
    前記下地に対し接近し離隔するように配されてなる; ことを特徴とする請求の範囲1記載のロッド保持具。
  5. 【請求項5】前記ハウジング(136)は前記下地(34)
    に関して枢支状に設けられており、かつ、前記下地に適
    用される塗料の厚みを調整するべく、前記ハウジングを
    前記下地に対し、接近し離隔するように変位させる手段
    (194)を更に備えてなることを特徴とする請求の範囲
    1記載のロッド保持具。
  6. 【請求項6】前記ハウジング(136)の下部に配された
    第一取付台(190)と; 前記第一取付台(190)と前記ハウジングの間に延び
    て、前記ハウジングを前記第一取付台(190)に可撓に
    結合するブレード(186)と; 前記ブレード(186)から間隔を置いて配された第二取
    付台(192);及び 前記第二取付台(192)と前記ハウジングの間に延びる
    調整自在の空気管(194);を更に備え、前記調整自在
    の空気管の膨張により、適用される塗料の厚みを調整す
    るべく、前記ハウジングと前記ハウジング内に支持され
    たロッド(124)を前記下地に向って変位させるように
    してなることを特徴とする請求の範囲1記載のロッド保
    持具。
  7. 【請求項7】係合する凹面(60)を分割するように前記
    接触部材(44,46,48)のそれぞれに沿ってクロスマシン
    方向に延びる溝(72)を設け、前記接触部材のそれぞれ
    が少くとも線状の前記ロッドとの係合を2ケ所において
    維持するようにしてなることを特徴とする請求の範囲1
    記載のロッド保持具。
  8. 【請求項8】移動する下地(34)に塗料を適用する塗工
    装置(22,122)であって:クロスマシン方向に延びる複
    数の溝(50,52,54;150,152,154)を形成する部分(74,8
    0;174,180)を有して、クロスマシン方向に延びるハウ
    ジング(36,136);及び前記ハウジング内に配されて、
    クロスマシン方向に延びる回転自在の円筒状ロッド(2
    4,124)と;それぞれが前記ハウジングの溝の一つとそ
    の内部を移動するように係合し、かつ、前記ロッドと係
    合してこれを支持する複数の接触部材(44,46,48;144,1
    46,148);を備えたものにおいて、 前記ハウジングの溝の少くとも一つの内部で前記接触部
    材の一つと前記ハウジングの間に配された膨張自在の空
    気管(62,68);を備え、かつ、前記空気管の膨張によ
    り前記ロッドと係合するように前記接触部材の少くとも
    一つを前記ロッドの半径方向に押し進めるようにしてな
    ることを特徴とする塗工装置。
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