JP3035256B2 - フィルム包装機 - Google Patents

フィルム包装機

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JP3035256B2
JP3035256B2 JP9228983A JP22898397A JP3035256B2 JP 3035256 B2 JP3035256 B2 JP 3035256B2 JP 9228983 A JP9228983 A JP 9228983A JP 22898397 A JP22898397 A JP 22898397A JP 3035256 B2 JP3035256 B2 JP 3035256B2
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滉 中村
達矢 新井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、新聞紙等を大部
数積み重ねた大束被包装置から小部数積み重ねた小束被
包装物までの高さの相違する被包装物を熱溶着性フィル
ムに包むフィルム包装機において、被包装物を包装する
際に包み込んだ熱溶着性フィルムを重ねて熱溶着するフ
ィルム包装機、特にその熱溶着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術におけるフィルム包装機のシ
ール装置としては、例えば、実用新案登録250793
3号公報、実公昭62−40890号公報及び実用新案
登録2520041号公報に開示されているようなもの
がある。
【0003】実用新案登録2507933号公報に開示
されている「包装機の包装シール装置」は、第1移動手
段の直動駆動手段に連係された上部シール台と第2移動
手段の直動駆動手段に連係された下部シール台を互いに
離隔、接触可能に対向させて設け、下部シール台を第2
移動手段の直動駆動手段の作動エンド位置である大束被
包装物用の熱溶着位置と、第2移動手段の直動駆動手段
の作動途中である小束被包装物用の熱溶着位置とで停止
可能になっており、又被包装物が大束又は小束であるこ
とを検出するための高さ検出手段が第1コンベヤー上に
設けてある構成である。
【0004】この構成によれば、先ず第1コンベヤー上
の被包装物は高さ検出手段により大束又は小束被包装物
の区別が検出され、第1コンベヤーから第2コンベヤー
へ移動し、このとき2方向から供給される連続フィルム
に包まれながら停止する。次に、まず下部シール台は高
さ検出手段の検出信号によって、第2移動手段の直動駆
動手段が起動されることにより、大束被包装物の熱溶着
位置か小束積層物用の熱溶着位置かのいずれかに停止さ
れる。その後、上部シール台が下部シール台に向って下
降し、複数の連続フィルムを挟むことにより連続フィル
ムが熱溶着される。
【0005】実公昭62−40890号公報に開示され
ている「圧縮包装機のシール装置」は、第2コンベヤー
上に設けられた被包装物圧縮装置と連動する縦向きの主
動ラックを配設すると共に、歯車減速機構を介して、こ
の主動ラックの移動量の半分の移動量をもって連動する
縦動ラックを有する上下動部材を設け、上下動部材には
被包装物圧縮装置が被包装物を圧縮し、圧縮終了位置に
て被包装物の高さの半分にくるように取り付けられた検
出手段が設けられており、この検出手段の検出位置にお
いて第1移動手段の直動駆動手段に連係された上部シー
ル台と第2移動手段の直動駆動手段に連係された下部シ
ール台とが互いに接触可能になるよう対向させて設けら
れている構成である。
【0006】この構成によれば、先ず第1コンベヤーへ
搬送されてきた被包装物は、第2コンベヤーへ移動し、
このとき2方向から供給される連続フィルムに包まれな
がら停止する。次に被包装物は被包装物圧縮装置により
圧縮され、それと連動する主動ラックの移動に伴い従動
ラックも移動し、圧縮終了位置にて主動ラックと従動ラ
ックを有する上下動部材とは移動停止し、上下動部材に
設けられている検出手段は、被包装物の高さの半分の高
さ位置に停止する。下部シール台は第2移動手段の直動
駆動手段の起動により上昇し、包装高さの半分の高さの
所に移動したとき、上下動部材に設けられている検出手
段がこれを検出し、下部シール台の移動が停止する。
【0007】その後、上部シール台が第1移動手段の直
動駆動手段の起動により下部シール台に向って下降し、
下部シール台との間の複数の連続フィルムを挟むことに
より連続フィルムが熱溶着される。如何なる高さの被包
装物でも、上・下部シール台の接触面を常に被包装物の
高さの略半分の高さの所に位置決めさせて、連続フィル
ムにより包装され熱溶着される。
【0008】実用新案登録2520041号公報に開示
されている「包装機における積層物のシーラ位置制御装
置」は、搬送されてきた被包装物を第1コンベヤーとそ
の上に設けられた上側コンベヤーにより上下に挟み圧縮
する被包装物圧縮装置と、圧縮を完了したときの上側コ
ンベヤーの降下量を検出して降下量検出信号を出力する
降下量検出手段と、この降下量検出手段から出力される
降下量検出信号に基づき、第1移動手段の直動駆動手段
に連係された上部シール台と第2移動手段の直動駆動手
段に連係された下部シール台とが互いに接触可能になる
ように対向させて設けられている昇降フレームの昇降量
を算出してシール位置指令算出信号を出力するシール位
置制御手段と、被包装物が第1コンベヤーから第2コン
ベヤーへ移動し、このとき2方向から供給される連続フ
ィルムで被包装物を包被した後、前記2方向から供給さ
れた連続フィルムを熱溶着するために、昇降フレームを
シール位置制御手段から出力されるシール位置出力信号
に基づき、所定位置まで昇降させるシール駆動手段と、
これらの作動信号を処理する中央処理装置が設けられて
いる構成である。
【0009】この構成によれば、先ず被包装物圧縮装置
が第1コンベヤーに搬送されてきた被包装物を圧縮し、
圧縮終了位置まで達すると、この場合の圧縮力が電気信
号として検出され、この電気信号が中央処理装置で処理
されて、被包装物圧縮装置の駆動手段が停止する。
【0010】この後、被包装物は第1コンベヤーから第
2コンベヤーへ移動し、このとき2方向から供給される
フィルムに包まれながら停止する。前記被包装物を圧縮
したことに基づく電気信号により、シール駆動手段を起
動して昇降フレームを昇降し、昇降フレームに設置され
た第1移動手段・第2移動手段の夫々の直動駆動手段に
連係された上部シール台・下部シール台が間に連続フィ
ルムを挟み接触する位置であるところの熱溶着位置が被
包装物の包装高さの半分の高さに合致する位置にきたと
き、この昇降フレームの位置が電気信号として検出さ
れ、この電気信号が中央処理装置で処理されて、シール
駆動手段が停止する。
【0011】この後、昇降フレームに取り付けられた第
1移動手段・第2移動手段の直動駆動手段が起動し、上
部シール台・下部シール台を昇降させ、被包装物の包装
高さの半分の高さの位置にて上部シール台・下部シール
台の間に複数の連続フィルムを挟みフィルムが熱溶着さ
れる。他方、連続フィルムを熱溶着する上では、熱溶着
手段の温度が高過ぎても低く過ぎても熱溶着は良好に行
われない。そのため、第1シール台と第2シール台とが
複数の熱溶着性フィルムを介して接触するときの発熱手
段の温度を所定の温度にし、その余熱により熱溶着性フ
ィルムを熱溶着するのが良いとされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の各従来の技術に
は、夫々幾つかの解決すべき問題点がある。実用新案登
録2507933号公報に開示されている「包装機の包
装シール装置」では、第2コンベヤー上で被包装物が2
方向から供給される連続フィルムで横U字状に包まれな
がら停止した状態で熱溶着装置が起動され、最初に下部
シール台が夫々の被包装物の熱溶着位置である第2移動
手段の直動駆動手段の作動エンド又は作動途中で停止
し、熱溶着位置に位置決め確認された後に、上部シール
台が下部シール台に向って下降し、複数の連続フィルム
を介して接触する位置で停止し、停止確認後の一定短時
間に、フィルムが熱溶着されるように、前の手段の停止
の動作を確認してから次の手段が作動するようになって
いる。
【0013】従って、1つの被包装物を熱溶着性フィル
ムで包み熱溶着するための1サイクル当りの時間は、夫
々の手段の動作が必要とする時間の和であり、時間短縮
が考慮されていない熱溶着作業工程となっており、作業
効率が悪い。又、上部シール台の待機位置から熱溶着位
置までの作動距離が大束被包装物と小束被包装物とで異
なってくるため作動時間に差が生じる結果となり、被包
装物の包装高さにより作動時間が一定とならない。
【0014】更に、上部シール台又は下部シール台のい
ずれかに組込まれている発熱手段は、上部シール台が待
機位置から被包装物の熱溶着位置まで作動する距離が大
束被包装物と小束被装物とで異なるため、上部シール台
の待機位置から熱溶着位置までの作動時間が異なり、例
えば、上部シール台が待機位置から熱溶着位置へ作動し
ている間、発熱手段である電熱手段に通電して発熱させ
て、熱溶着性フィルムを熱溶着しようとする場合、大束
被包装物と小束被包装物で前記のように上部シール台の
作動時間が異なるため、電熱手段に通電して発熱させる
時間に差が生じて電熱手段の温度に差異が生じる結果と
なり、フィルムの溶着状態が不安定でばらつきがでる。
【0015】実公昭62−40890号公報に開示され
ている「圧縮包装機のシール装置」においては、被包装
物の圧縮動作に始まり、上下動部材の作動・下部シール
台の作動・上部シール台の作動と、前の手段の作動停止
とを確認してから次の手段が作動するようにつくられて
おり、1つの被包装物を熱溶着性フィルムで包み熱溶着
するための1サイクル当りの時間は、夫々の手段の動作
の必要とする時間の和であり、時間短縮が考慮されてい
ない熱溶着作業工程となっており、作業効率の悪いもの
である。又、上部シール台の待機位置から熱溶着位置ま
での作動距離が大束被包装物と小束被包装物とで異なっ
てくるため作動時間に差が生じる結果となり、被包装物
の包装高さにより作動時間が一定しなくなるものであ
る。
【0016】上部シール台又は下部シール台のいずれか
に組み込まれている発熱手段は、上部シール台が待機位
置から被包装物の発熱着位置まで作動する距離が大束被
包装物と小束被包装物とで異なるため、上部シール台の
待機位置から熱溶着位置までの作動時間が異なり、例え
ば、上部シール台が待機位置から熱溶着位置へ作動して
いる間、発熱手段の電熱手段に通電して発熱させて、熱
溶着性フィルムを熱溶着しようとする場合、大束被包装
物と小束被包装物とで上述のように上部シール台の作動
時間が異なるため、電熱手段に通電して発熱させる時間
に差が生じて電熱手段の温度に差異が生じる結果とな
り、フィルムの溶着状態が不安定でばらつきがある。更
に、被包装物圧縮手段と連動する上下部材の駆動手段等
の構造が複雑になり、コストが高くなると共に、保守管
理が難しい。
【0017】実用新案登録2520041号公報に開示
されている「包装機における積層物のシーラ位置制御装
置」においては、第1コンベヤー上での被包装物の圧縮
動作に始まり、停止位置確認をしてから昇降フレームの
作動、停止位置確認、下部シール台の作動・上部シール
台の作動と前の手段の作動停止とを確認してから次の手
段が作動するようにつくられており、又、第1コンベア
ーで被包装物を圧縮してから、熱溶着装置が作動するよ
うになっている。
【0018】この効率的でない動作を含めて、1つの被
包装物を熱溶着性フィルムで包み熱溶着するための1サ
イクル当りの時間は、夫々の手段の動作の必要とする時
間の和であり、その都度、中央処理装置と確認をとりな
がらの作動であり、時間短縮が考慮されていない熱溶着
作業工程となっており、作業効率の悪いものである。更
に、複雑な制御手段が必要であり、被包装物圧縮手段及
び昇降装置の駆動手段等の構造が複雑になり、コストが
高くなると共に、保守管理が難しい。
【0019】この発明は、上部シール台・下部シール台
が待機位置から熱溶着位置までの作動時間を短縮して作
業効率が高く、且つフィルムの溶着状態が良好で安定し
た熱溶着装置を具備したフィルム包装機の提供を目的と
すると共に、機構・構造を極めて簡易にし、装置の動作
・作用が簡易で、複雑な制御も必要としない熱溶着装置
を具備したフィルム包装機の提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明のフィルム包装
機は、上流側に設けられた第1コンベヤーと、同じく下
流側に、第1コンベヤーの下流端から適宜の間隔をあけ
て設けられた第2コンベヤーとから成る被包装物送り装
置、第1コンベヤーの下流端と第2コンベヤーの上流端
との間に両コンベヤー面に略直角に対向両方向から夫々
熱溶着フィルムを供給するフィルム送り装置、第1コン
ベヤーの下流端と第2コンベヤーの上流端との間におい
て対向両方向から送られた熱溶着フィルムを重ねて熱溶
着フィルムの幅方向に熱溶着する下記のような熱溶着装
置とから構成されている。
【0021】熱溶着装置は、(a)対向両方向から送ら
れた熱溶着フィルムを重ねて挟む第1シール台及び第2
シール台、(b)第1シール台又は第2シール台のいず
れかに取り付けられ、熱溶着フィルムの幅方向に伸びた
発熱手段、(c)第1シール台又は第2シール台のいず
れかに取り付けられ、熱溶着フィルムの幅方向に伸びた
切断手段、(d)被包装物の通過域に臨んで設けられ、
被包装物の高さ寸法が予め定められた複数の高さ区分の
いずれに該当するかを検出する高さ検出手段、(e)第
1シール台に連係され、単独乃至全数が選択組合わされ
て作動される直列作動関係にある複数の直動駆動手段を
備えた第1移動手段、(f)第2シール台に連係され、
単独乃至全数が選択されて作動される直列作動関係にあ
る複数の直動駆動手段を備えた第2移動手段を具備し;
高さ検出手段からの検出信号に基づいて、第1シール台
及び第2シール台が被包装物の高さ区分の略半分の高さ
に達し得るように予め定めてある組合わせに従って第1
移動手段及び第2移動手段の直動駆動手段を選択組合わ
せて、組合わせられた全直動駆動手段を略同時に起動す
るようにし、更に前記選択組合わせのいずれの場合にも
選択される直動駆動手段の一つを作動時間が最も長くな
るように設定されている。
【0022】そして、発熱手段は、例えば、第1移動手
段及び第2移動手段の起動時から第1シール台と第2シ
ール台とが熱溶着フィルムを介して接触するまで行われ
る通電により発熱し、対向両方向から送られた熱溶着フ
ィルムの重ねられた部分を余熱をもって熱溶着する電熱
手段である。
【0023】
【作用】被包装物は、被包装物送り装置の第1コンベヤ
ーにより上流側から下流側に向って搬送される。その
際、被包装物の高さが複数の高さ区分のいずれに該当す
るかを高さ検出手段により検出される。先ず、第2コン
ベヤー上の先行の被包装物を包装した両方の熱溶着フィ
ルムの後端部は、第1シール台と第2シール台とに挟ま
れて熱溶着され、且つ熱溶着部で切断される。その後、
第1移動手段及び第2移動手段の作動により第1シール
台及び第2シール台は、熱溶着部から離れる。
【0024】その状態において、対向して送られる両熱
溶着フィルムは、既に熱溶着部で接合され、単一の熱溶
着フィルムとなっており、第1コンベヤーと第2コンベ
ヤーとの間において張られた状態になる。先行の被包装
物の包装がない場合でも、両熱溶着フィルムは、先端縁
が熱溶着部となって接合され、単一の熱溶着フィルムに
しておく。
【0025】次に包装されるべき被包装物は、第1コン
ベヤーにより熱溶着フィルムに向って前進し、被包装物
の前面は接合された熱溶着フィルムに当接する。両熱溶
着フィルムは、フィルム送り装置による送り出しと被包
装物の前進とにより、被包装物の前面及びそれに続く両
面を夫々蔽い続け、前進する被包装物は、第2コンベヤ
ーに受け渡されて前進を続け、第2コンベヤー上に位置
する。
【0026】次いで、熱溶着装置における第1移動手段
及び第2移動手段が作動する。各移動手段の直動駆動手
段は、高さ検出手段の検出信号に基づいて予め定めてあ
る組合わせに従って、選択組み合わされる。そして、選
択組み合わされた全直動駆動手段が略同時に起動して作
動する。それにより、第1シール台及び第2シール台
は、被包装物の高さが該当する高さ区分の略半分の高さ
において、両熱溶着フィルムを挟んで当接するまで対向
して移動する。両シール台の接近作動時間は、前記選択
組み合わされた組合わせのいずれにも選択される直動駆
動手段の一つを、作動時間が最も長くなるように設定す
ることにより常にその作動時間が最も長い直動駆動手段
の作動時間により規定される。
【0027】そして、熱溶着装置の発熱手段が電熱手段
であるとすると、両シール台の接近作動時間だけ通電さ
れ、電熱手段は所定温度に昇温する。そして、熱溶着位
置で対向して送られた両熱溶着フィルムの重ね部分は、
両シール台に挟まれて所定温度に昇温された電熱手段の
余熱により熱溶着フィルムの幅方向に熱溶着されると共
に、2つの溶着部分に挟まれた略中央部が切断手段で切
断される。その後、両シール台は、第1移動手段及び第
2移動手段の逆方向の作動により離れ、後端部で熱溶着
された両熱溶着フィルムで包装された被包装物は、第2
コンベヤーにより排出される。
【0028】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態におけるフ
ィルム包装機の熱溶着装置を図面に従って説明する。な
お、以下の説明においての上下左右の方向は、図1〜図
6における方向である。図1及び図4に示すように、フ
ィルム包装機は、被包装物送り装置A、フィルム送り装
置B、熱溶着装置C及び被包装物圧縮装置Dから構成さ
れている。
【0029】被包装物送り装置Aは、フィルム包装機の
上流側(左方)に水平方向に設けられた第1コンベヤー
(前部コンベヤー1)と、同じく下流側(右方)に、前
部コンベヤー1の下流端から適宜の間隔をあけて設けら
れた第2コンベヤー(後部コンベヤー2)と、前部コン
ベヤー1の側近傍で前部コンベヤー1の上面から適宜高
さの上方に位置し、被包装物の高さ区分を検出する高さ
検出手段とから構成されている。
【0030】高さ検出手段は、例えば、被包装物の高さ
が所定の高さ以上か未満かの大小に2区分する場合に
は、図1に示すように単一の高さ検出手段9が前部コン
ベヤー1の上面からの区分高さに設けられ、被包装物の
大きさを3区分する場合には、図4に示すように2個の
高さ検出手段9a,9bが前部コンベヤー1の上面から
の上下2種の区分高さに設けられている。
【0031】図1に示す実施の第1形態の場合は、前部
コンベヤー1上の被包装物の高さが前部コンベヤー1の
上から適宜の高さにセットされた高さ検出手段9の高さ
より高いと、高さ検出手段9により被包装物の存在が検
出され、被包装物の高さが高さ検出手段9の高さより低
いと、高さ検出手段9により被包装物の存在を検出され
ず、それにより、搬送される被包装物の高低が識別され
る。
【0032】同様に、図4に示す実施の第2形態の場合
は、前部コンベヤー1上の大束被包装物は高さ検出手段
9a,9bに検出され、中束被包装物は高さ検出手段9
bのみに検出され、小束被包装物は高さ検出手段9a,
9bに検出されないことにより、被包装物の高中低が識
別される。
【0033】高さ検出手段9;9a,9bからの検出信
号は、制御回路(図示しない)に入力され、それに基づ
いて、後述の上部シール台10の第1移動手段30A
(30B)及び下部シール台11の第2移動手段31A
(31B)の各流体圧シリンダーの組合わせが選択され
た作動がされるようになっている。高さ検出手段9;9
a,9bによって、高そが識別された被包装物は、前部
コンベヤー1により下流へと搬送され、後述のように包
装されて後部コンベヤー2に受渡されて、後部コンベヤ
ー2により搬出されるようになっている。
【0034】フィルム送り装置Bは、前部コンベヤー1
の上方に配設された上部フィルム供給部3と前部コンベ
ヤー1の下方に配設された下部フィルム供給部4と、両
フィルム供給部において回転可能に支持された上部フィ
ルムロールRa及び下部フィルムロールRbの夫々から
熱溶着フィルム(以下フィルムという)f1,f2を前
部コンベヤー1と後部コンベヤー2との間に引き出すよ
うに配列された上部下部夫々のローラー列とから構成さ
れている。
【0035】各ローラー列は、フィルムf1,f2を挟
む一対のフィルムロール駆動ローラー8,8、ガイドロ
ーラー5(5)、ダンサーローラー6、フィルムを挟む
一対のフィルム送りローラー7,7が上流側から順に並
んで構成され、図1に例示されるように、上部ローラー
列においては、ガイドローラー5,5が水平方向に間を
あけて平行に並設され、その中間に位置するダンサーロ
ーラー6が常にガイドローラー5,5より下方にあって
上下動し得るようになり且つ自重により下方に力を付与
されており、フィルム送りローラー7,7は、前部コン
ベヤー1・後部コンベヤー2間の上方に位置し、上部フ
ィルムロールRaからのフィルムf1は、フィルムロー
ル駆動ローラー8,8、ガイドローラー5、ダンサーロ
ーラー6、ガイドローラー5、フィルム送りローラー
7,7を経る経路を通るようになっている。
【0036】又、下部ローラー列においては、フィルム
ロール駆動ローラー8,8の右方に設けられたガイドロ
ーラー5に隣接して位置するダンサーローラー6が常に
ガイドローラー5より下方にあって上下動し得るように
なり且つ自重により下方に力を付与されており、フィル
ム送りローラー7,7は、前部コンベヤー1・後部コン
ベヤー2間に位置する。下部フィルムロールRbからの
フィルムf2は、フィルムロール駆動ローラー8,8、
ガイドローラー5、ダンサーローラー6、フィルム送り
ローラー7,7を経る経路を通るようになっている。
【0037】熱溶着装置Cは、後で詳述するような構造
を具備え、前部コンベヤー1と後部コンベヤー2との間
において上下方向に設けられており、前部コンベヤー1
と後部コンベヤー2との間に引き出され、後部コンベヤ
ー2上で被包装物(M1,M2,M3)を包んでいる上
下のフィルムf1,f2の接触面を2本の平行帯状に幅
方向に熱溶着し、且つ2本の熱溶着部に挟まれた略中央
部を切断するようになっている。
【0038】被包装物圧縮装置Dは、後部コンベヤー2
上に上下方向に設けられた流体圧シリンダー28、下向
きに突出した流体圧シリンダー28のピストン棒28a
及びピストン棒28aの先端に取り付けられ、後部コン
ベヤー2の搬送面に平行に対向した板状の押え部材27
から構成されている。
【0039】熱溶着装置Cについて詳述すると、夫々フ
ィルムf1,f2の幅方向(図1及び図4の紙面に垂直
の方向)に伸び、フィルムf1,f2の幅より長い上部
シール台10と下部シール台11とが前部コンベヤー1
と後部コンベヤー2との間において上下に対向して設け
られ、上部シール台10・下部シール台11の両端は、
図示しない機枠に上下方向に設けられた案内に上下可動
に支持されている。
【0040】互に対向してフィルムf1,f2を挟んで
押圧する上部シール台10の下面と下部シール台11の
上面とには夫々挟んで押圧する時にフィルムf1とフィ
ルムf2とを重ねて2本の平行帯状に幅方向に熱溶着す
ると共に、それら熱溶着部に挟まれた略中央部を切断す
る手段を備えている。即ち、上部シール台10の厚さ方
向(左右方向)の中央の下面には、フィルムf1,f2
を切断するフイルムの幅より長いカッター(図示しな
い)が幅方向に設けられ、下部シール台11の上面に
は、カッターに対向するカッター受け(図示しない)が
幅方向に設けられている。
【0041】更に、下部シール台11の上面には、カッ
ター受けの両側にカッター受けと平行に、フィルムf
1,f2を熱溶着するフイルムの幅より長い発熱手段で
ある電熱手段32,32が設けられ、上部シール台10
の下面には、電熱手段32,32に対向するシール押え
(図示しない)が設けられている。
【0042】なお、電熱手段32,32は、下部シール
台11の下降時にフィルムの熱溶着のときに溶けたフィ
ルムが離れ易いように、且つ下部シール台11の上昇時
にフィルムとの接触でフィルムを損傷しないように、テ
フロンシートで被覆されている。電熱手段32,32と
シール押え(図示しない)及びカッター(図示しない)
との設置は、上下両シール台を上記の形態と逆にしても
よい。
【0043】発熱手段における温度は、高過ぎても低過
ぎても熱溶着性フィルムを良好に熱溶着することができ
ない。従って、発熱手段である電熱手段32には所要の
一定時間だけ通電し、適切な所定温度に昇温させて、通
電遮断後の電熱手段32の余熱により熱溶着性フィルム
を熱溶着するようになっている。
【0044】即ち、電熱手段32に対する通電は、上部
シール台10及び下部シール台11が待機位置から熱溶
着性フィルムを挟む熱溶着位置に達するまでの間だけ通
電し、電熱手段32が所定温度になるように設定されて
いる。熱溶着性フィルムの熱溶着は、通電遮断後の電熱
手段32の余熱により行われるのである。上部シール台
10の上方には、フイルム幅より長い断面コ字形材の上
部支持体12が上部シール台10と平行に設けられると
共に、上部シール台10には上方に伸びる適宜数の通し
軸13,13・・が等間隔で結合されている。
【0045】各通し軸13の上端部は、断面コ字形材の
上部支持体12の下側ウエブ部を上下方向可動に貫通
し、その貫通端にはナットがストッパーとして結合され
ており、更に上部支持体12の下側ウエブ部と上部シー
ル台10との間においては、各通し軸13が挿し通され
た圧縮コイルばね14が嵌め込まれている。上部支持体
12、即ち上部シール台10は上方の第1移動手段30
A(30B)により、下部シール台11は下方の第2移
動手段31A(31B)により、夫々対向上下動される
よう夫々の移動手段に連結されている。
【0046】図1〜図3に示す実施の第1形態における
第1移動手段30Aは、ピストン棒17が下向きに突出
する上下方向の第1流体圧シリンダー16とピストン棒
19が上向きに突出する上下方向の第2流体圧シリンダ
ー18とから成る二連の流体圧シリンダーを備え、図示
しない機枠に固定されたブラケット20に中間部がピン
21で角変位可能に支持された揺動腕22の一端には第
1流体圧シリンダー16のシリンダー本体の上端部が止
めピンで変位可能に支持されている。
【0047】そして、ブラケット20にシリンダー本体
が止めピンで変位可能に支持されている第2流体圧シリ
ンダー18のピストン棒19の先端部が揺動腕22の他
端に止めピンで変位可能に支持されている。第1流体圧
シリンダー16のピストン棒17の先端部は、フィルム
幅の略中央に相当する上部支持体12の中央部の上側ウ
エブ部に結合されている。
【0048】第2移動手段31Aは、シリンダー本体同
士を同一軸線関係で結合した第1流体圧シリンダー23
と第2流体圧シリンダー24とから成る上下方向の二連
の流体圧シリンダーを備え、上向きに突出した第1流体
圧シリンダー23のピストン棒25の先端部は、下部シ
ール台11の下面のフィルム幅の略中央に相当する位置
に結合されており、下向きに突出した第2流体圧シリン
ダー24のピストン棒26の先端部は、図示しない機枠
に固定されたブラケット29に結合されている。
【0049】図4〜図6に示す実施の第2形態における
第1移動手段30Bは、ピストン棒52が下向きに突出
する上下方向の第1流体圧シリンダー50、ピストン棒
53が上向きに突出する上下方向の第2流体圧シリンダ
ー51及びピストン棒55が上向きに突出する上下方向
の第3流体圧シリンダー54から成る三連の流体圧シリ
ンダーを備え、第1流体圧シリンダー50と第2流体圧
シリンダー51とは、シリンダー本体同士を同一軸線関
係で結合されている。
【0050】そして、図示しない機枠に固定された支点
ブラケット56に中間部がピン57で角変位可能に支持
された揺動腕58の一端には、第2流体圧シリンダー5
1のピストン棒53の上端部が止めピンで変位可能に支
持されている。支点ブラケット56にシリンダー本体が
止めピンで変位可能に支持されている第3流体圧シリン
ダー54のピストン棒55の先端部は、揺動腕58の他
端に止めピンで変位可能に支持されている。第1流体圧
シリンダー51のピストン棒52の先端部は、フィルム
幅の略中央に相当する上部支持体12の中央部の上側ウ
エブ部に結合されている。
【0051】第2移動手段31Bは、ピストン棒61が
上向きに突出する上下方向の第1流体圧シリンダー5
9、ピストン棒62が下向きに突出する上下方向の第2
流体圧シリンダー60及びピストン棒64が下向きに突
出する上下方向の第3流体圧シリンダー63から成る三
連の流体圧シリンダーを備え、第1流体圧シリンダー5
9と第2流体圧シリンダー60とはシリンダー本体同士
を同一軸線関係で結合されており、図示しない機枠に固
定された支点ブラケット65に中間部がピン66で角変
位可能に支持された揺動腕67の一端には第2流体圧シ
リンダー60のピストン棒62の下端部が止めピンで変
位可能に支持されている。
【0052】そして、支点ブラケット65にシリンダー
本体が止めピンで変位可能に支持されている第3流体圧
シリンダー63のピストン棒64の下端部が揺動腕67
の他端に止めピンで変位可能に支持されている。上向き
に突出した第1流体圧シリンダー59のピストン棒61
の先端部は、下部シール台11の下面のフィルム幅の略
中央に相当する位置に結合されている。
【0053】図1〜図3に示す実施の第1形態における
フィルム包装機の熱溶着装置の操作・作用について説明
する。被包装物は、被包装物送り装置Aの前部コンベヤ
ー1により上流側(左方)から下流側(右方)に向って
搬送される。その際、被包装物の高さが前部コンベヤー
1の上から適宜の高さにセットされた高さ検出手段9の
高さより高いと、高さ検出手段9が被包装物の存在を検
出して作動し、その検出信号を制御回路(図示しない)
に入力する。被包装物の高さが高さ検出手段9の高さよ
り低いと、高さ検出手段9が被包装物の存在を検出せ
ず、制御回路(図示しない)には検出信号が入力されな
い。
【0054】それにより、搬送される被包装物が、例え
ば、大束被包装物M1であるか、中束被包装物M2又は
小束被包装物M3であるかを識別する。或いは、搬送さ
れる被包装物が、例えば、大束被包装物M1又は中束被
包装物M2であるか、小束被包装物M3であるを識別す
る。図1〜図3においては、搬送される被包装物が、大
束被包装物M1であるか、中束被包装物M2又は小束被
包装物M3であるかを識別する例が示されている。
【0055】先ず、後部コンベヤー2上の先行の被包装
物を包装したフィルムf1及びフィルムf2の後端部
は、上部シール台10と下部シール台11とに挟まれて
熱溶着され、且つ2本の熱溶着部に挟まれた略中央部で
切断される。その後、第1移動手段30A(B)及び第
2移動手段31A(B)の作動により上部シール台10
及び下部シール台11は、熱溶着部から上下に離れ、夫
々の待機位置に戻される。待機位置においては、第1移
動手段30A(B)及び第2移動手段31A(B)の各
流体圧シリンダーのピストン棒は退縮状態にある。
【0056】その状態において、フィルムf1とフィル
ムf2とは、既に熱溶着部で接合され、単一のフィルム
となっており、フィルムf1,f2は、フィルムロール
駆動ローラー8,8の回転により上部フィルム供給部3
及び下部フィルム供給部4から夫々引き出され、上下の
両ダンサーローラー6,6は下降し、接合されたフィル
ムf1,f2は、ダンサーローラー6,6の自重により
張力が加えられ、前部コンベヤー1と後部コンベヤー2
との間において上下方向に張られた状態になる。
【0057】先行の被包装物の包装がない場合でも、フ
ィルムf1とフィルムf2とは、先端縁が熱溶着部とな
って接合され、単一のフィルムにされている。被包装物
圧縮装置Dにおいても、流体圧シリンダー28の作動に
よりピストン棒28aが退縮して押え部材27が先行の
被包装物Mから離れ上方の待機位置に戻され、包装済の
先行の被包装物Mは、後部コンベヤー2により右方に排
出される。
【0058】次に包装されるべき被包装物は、前部コン
ベヤー1によりフィルムf1及びフィルムf2に向って
前進し、図示しない被包装物検出手段によって検出され
ると共に、被包装物の前面は接合されたフィルムf1及
びフィルムf2に当接する。被包装物検出手段の検出信
号は、前記制御手段に入力されると共に、フィルム送り
ローラー7,7の起動信号として作用する。
【0059】フィルムf1及びフィルムf2は、フィル
ム送りローラー7,7による引出しと被包装物の前進と
により、被包装物の前面の上側域及び上側面並びに被包
装物の前面の下側域及び下側面を夫々蔽い続け、前進す
る被包装物は、後部コンベヤー2に受け渡されて前進を
続け、後部コンベヤー2上の中央部に達すると、適宜の
停止信号により停止され、フィルムf1及びフィルムf
2は逆コ字状になる。
【0060】そして、フィルム送りローラー7,7によ
るフィルムf1及びフィルムf2の引き出しは、前記適
宜の停止信号によって停止されるまで続けられ、上下の
ダンサーローラー6,6を上昇させるので、その間、フ
ィルムf1及びフィルムf2には、ダンサーローラー
6,6の自重による張力が加わる。後部コンベヤー2上
に停止した被包装物に対しては、流体圧シリンダー28
の作動によりピストン棒28aが下方に伸長して、押え
部材27が押圧を加え、被包装物は圧縮される。
【0061】次いで、熱溶着装置Cにおける第1移動手
段30A及び第2移動手段31Aが作動する。この実施
の形態では、高さ検出手段9と前記図示しない被包装物
検出手段の検出信号のAND条件毎に第1移動手段30
Aと第2移動手段31Aとにおいて作動する流体圧シリ
ンダーが、予め下記の表1のように選択組合わせが決め
られている。そして、いずれの組合わせにも含まれる第
1流体圧シリンダー16が作動時間が最も長く設定され
ている。即ち、第1流体圧シリンダー16,23及び第
2流体圧シリンダー18,24が高さ検出手段9の検出
信号に基づく制御回路からの制御の下で、予め選択され
た組合わせに従って作動する。
【0062】
【0063】被包装物が大束被包装物M1の場合には、
第1移動手段30Aにおいては、第1移動手段30A及
び第2移動手段31A中、最も作動時間が長い第1流体
圧シリンダー16が選択され、第2移動手段31Aでは
第1流体圧シリンダー23と第2流体圧シリンダー24
との併用が選択される。そして、その3つの流体圧シリ
ンダー16;23,24が同時に作動し、夫々のピスト
ン棒17;25,26が行程端に達するまで伸長する。
【0064】そして、ピストン棒25,26の伸長行程
端において、下部シール台11の上面が予め定められた
大束被包装物用高さ区分の高さの略半分の高さに上昇す
るように第1流体圧シリンダー23・第2流体圧シリン
ダー24はセットされているので、下部シール台11の
上面が予め定められた大束被包装物用高さ区分の高さの
略半分の高さの熱溶着位置になる。そのとき、後部コン
ベヤー2の後端とフィルム送りローラー7との間に張ら
れたフィルムf2は、ダンサーローラー6の自重により
張力が加えられた状態で下部シール台11で押し上げら
れる。
【0065】他方、ピストン棒17が伸長すると共に、
流体圧シリンダー28の作動により押え部材27が多少
上昇することにより、圧縮された大束被包装物M1の上
面の後端とフィルム送りローラー7との間に張られたフ
ィルムf1は、ダンサーローラー6の自重により張力が
加えられた状態で、第1移動手段30Aのピストン棒1
7の伸長により下降する上部シール台10で押し下げら
れる。
【0066】そして、フィルムf1とフィルムf2と
は、熱溶着位置にある下部シール台11に対し重ねられ
て上部シール台10により挟まれた状態となり、上部シ
ール台10は停止する。この上部シール台10と下部シ
ール台11との接近作動時間は、第1移動手段30A及
び第2移動手段31A中、最も作動時間が長い流体圧シ
リンダー、即ち第1流体圧シリンダー16の作動時間に
より規定される。
【0067】この上部シール台10と下部シール台11
との接近作動期間だけ電熱手段32,32に通電され、
電熱手段32,32は所定温度に昇温する。しかし、な
おも、ピストン棒17が伸長行程端に達するまで下降す
るので、上部支持体12は、圧縮コイルばね14を圧縮
し、その結果、熱溶着位置で重ねられたフィルムf1と
フィルムf2との重ね部分は、圧縮コイルばね14のば
ね力で挟まれて押圧され、下部シール台11における所
定温度に昇温された電熱手段32,32の余熱により熱
溶着されると共に、その中間のカッター受けの部分で、
上部シール台10のカッターで切断される。
【0068】その後、上部シール台10及び下部シール
台11は、第1流体圧シリンダー16及び第1流体圧シ
リンダー23・第2流体圧シリンダー24の上記と逆方
向の作動により上下の待機位置に戻され、流体圧シリン
ダー28の作動によりピストン棒28aが上方に退縮し
て、押え部材27が上方の待機位置に戻される。後端部
で熱溶着されたフィルムf1及びフィルムf2で包装さ
れた大束被包装物M1は、後部コンベヤー2により右方
に排出される。
【0069】被包装物が中束被包装物M2又は小束被包
装物M3の場合には、第1移動手段30Aにおいては、
第1流体圧シリンダー16と第2流体圧シリンダー18
との併用が選択され、第2移動手段31Aでは、作動時
間が長い方の第2流体圧シリンダー24が選択される。
そして、その3つの流体圧シリンダー16,18;24
が同時に作動し、夫々のピストン棒17,19;26が
行程端に達するまで伸長する。
【0070】そして、ピストン棒26の伸長行程端にお
いて、下部シール台11の上面が予め定められた小束被
包装物用高さ区分の高さの略半分の高さに上昇なるよう
に第2流体圧シリンダー24はセットされているので、
下部シール台11の上面が予め定められた小束被包装物
用高さ区分の高さの略半分の高さの熱溶着位置になる。
従って、中束被包装物M2の場合には、予め定められた
その高さの半分以下の高さが熱溶着位置となる。
【0071】第1移動手段30Aの第1流体圧シリンダ
ー16と第2流体圧シリンダー18との作動において
は、第2流体圧シリンダー18の作動によりピストン棒
19が伸長し、揺動腕22の反時計回りの角変位を介し
て第1流体圧シリンダー16が下降すると共に、第1流
体圧シリンダー16の作動によりピストン棒17が伸長
して上部シール台10は下方の熱溶着位置に向う。そし
て、中束被包装物M2又は小束被包装物M3の対する包
装の他の作動は、大束被包装物M1の場合と同様であ
る。
【0072】包装の後、上部シール台10及び下部シー
ル台11は、第1流体圧シリンダー16・第2流体圧シ
リンダー18及び第1流体圧シリンダー23の上記と逆
方向の作動により上下の待機位置に戻され、流体圧シリ
ンダー28の作動によりピストン棒28aが上方に退縮
して、押え部材27が上方の待機位置に戻される。後端
部で熱溶着されたフィルムf1及びフィルムf2で包装
された中束被包装物M2又は中束被包装物M3後部コン
ベヤー2により右方に排出される。
【0073】図4〜図6に示す実施の第2形態における
フィルム包装機の熱溶着装置の操作・作用について説明
する。被包装物は、被包装物送り装置の前部コンベヤー
1により上流側(左方)から下流側(右方)に向って搬
送される。その際、被包装物の高さが前部コンベヤー1
の上から適宜の高さにセットされた高い方の高さ検出手
段9aの高さより高いと、高さ検出手段9aが被包装物
の存在を検出して作動し、その検出信号を制御回路(図
示しない)に入力し、被包装物の高さが前部コンベヤー
1の上から適宜の高さにセットされた高い方の高さ検出
手段9aより低いが、低い方の高さ検出手段9bの高さ
より高いと、高さ検出手段9aは検出信号を出力しない
が、高さ検出手段9bが被包装物の存在を検出して作動
し、その検出信号を制御回路(図示しない)に入力す
る。
【0074】そして、被包装物の高さが低い方の高さ検
出手段9bの高さよりも低いと、高さ検出手段9a,9
b共にが被包装物の存在を検出せず不作動まま、制御回
路(図示しない)には検出信号が入力されない。それに
より、搬送される被包装物が、大束被包装物M1、中束
被包装物M2又は小束被包装物M3であるかを識別す
る。包装されるべき被包装物(M1,M2,M3)が後
部コンベヤー2上の中央部に送られ、そこに位置し、押
え部材27で押圧された初期状態は、実施の第1形態と
同様である。
【0075】次いで、熱溶着装置Cにおける第1移動手
段30B及び第2移動手段31Bが作動する。この実施
の形態では、高さ検出手段9a,9bと前記図示しない
被包装物検出手段の検出信号のAND条件毎に第1移動
手段30Bと第2移動手段31Bとにおいて作動する流
体圧シリンダーが、予め表2のように選択組合わせが決
められている。そして、いずれの組合わせにも含まれる
第2流体圧シリンダー51が作動時間が最も長く設定さ
れている。即ち、第1流体圧シリンダー50,59、第
2流体圧シリンダー51,60及び第3流体圧シリンダ
ー54,63が高さ検出手段9a,9bの検出信号に基
づく制御回路からの制御の下で、予め選択された組合わ
せに従って作動する。
【0076】
【0077】被包装物が大束被包装物M1の場合には、
第1移動手段30Bにおいては、第1移動手段30B及
び第2移動手段31B中、最も作動時間が長い第2流体
圧シリンダー51が選択され、第2移動手段31Bでは
第1流体圧シリンダー59、第2流体圧シリンダー60
及び第3流体圧シリンダー63との併用が選択される。
そして、その4つの流体圧シリンダー51;59,6
0,63が同時に作動し、夫々のピストン棒53;6
1,62,64が伸長行程端に達するまで伸長する。
【0078】即ち、第2移動手段31Bにおいて第3流
体圧シリンダー63のピストン棒64が伸長すると、揺
動腕67の時計回りの揺動を介して第2流体圧シリンダ
ー60・第1流体圧シリンダー59が上昇すると共に、
第2流体圧シリンダー16のピストン棒62が伸長して
第1流体圧シリンダー59が更に上昇し、その上昇した
第1流体圧シリンダー59のピストン棒61が伸長して
下部シール台11は上方の熱溶着位置に向う。
【0079】そして、第2移動手段31Bのピストン棒
61,62,64の伸長行程端において、下部シール台
11の上面が予め定められた大束被包装物用高さ区分の
高さの略半分の高さに上昇するように第1流体圧シリン
ダー59・第2流体圧シリンダー60・第3流体圧シリ
ンダー63がセットされているので、下部シール台11
の上面が予め定められた大束被包装物用高さ区分の高さ
の略半分の高さの熱溶着位置になる。
【0080】そのとき、後部コンベヤー2の後端とフィ
ルム送りローラー7との間に張られたフィルムf2は、
ダンサーローラー6の自重により張力が加えられた状態
で下部シール台11で押し上げられる。他方、ピストン
棒53が伸長すると共に、流体圧シリンダー28の作動
により押え部材27が多少上昇することにより、圧縮さ
れた大束被包装物M1の上面の後端とフィルム送りロー
ラー7との間に張られたフィルムf1は、ダンサーロー
ラー6の自重により張力が加えられた状態でピストン棒
53の伸長により下降する上部シール台10で押し下げ
られる。
【0081】そしてフィルムf1とフィルムf2とは、
熱溶着位置にある下部シール台11に対し重ねられて上
部シール台10により挟まれた状態となり、上部シール
台10は停止する。しかし、なおも、ピストン棒53が
伸長行程端に達するまで下降するので、上部支持体12
は、圧縮コイルばね14を圧縮し、その結果、熱溶着位
置で重ねられたフィルムf1とフィルムf2との重ね部
分は、圧縮コイルばね14のばね力で挟まれて押圧さ
れ、下部シール台11の電熱手段32,32の余熱によ
り熱溶着されると共に、その中間のカッター受けの部分
で、上部シール台10のカッターで切断される。
【0082】その後、上部シール台10及び下部シール
台11は、第1流体圧シリンダー51及び第1流体圧シ
リンダー59・第2流体圧シリンダー60・第3流体圧
シリンダー63の上記と逆方向の作動により上下の待機
位置に戻され、流体圧シリンダー28の作動によりピス
トン棒28aが上方に退縮して、押え部材27が上方の
待機位置に戻される。後端部で熱溶着されたフィルムf
1及びフィルムf2で包装された大束被包装物M1は、
後部コンベヤー2により右方に排出される。
【0083】被包装物が中束被包装物M2の場合には、
第1移動手段30Bにおいては、第1流体圧シリンダー
50と第1移動手段30B及び第2移動手段31B中、
最も作動時間が長い第2流体圧シリンダー51との併用
が選択され、第2移動手段31Bでは、第1流体圧シリ
ンダー59と第2移動手段31Bの3つの流体圧シリン
ダー中で作動時間が最も長い第2流体圧シリンダー60
との併用が選択される。そして、その4つの流体圧シリ
ンダー50,51;59,60が同時に作動し、夫々の
ピストン棒52,53;61,62が行程端に達するま
で伸長する。
【0084】即ち、第2移動手段31Bの第2流体圧シ
リンダー60のピストン棒62が伸長すると、第1流体
圧シリンダー59が上昇すると共に、その上昇した第2
流体圧シリンダー59のピストン棒61が伸長して下部
シール台11は上方の熱溶着位置に向う。そして、ピス
トン棒61,62の伸長行程端において、下部シール台
11の上面が予め定められた中束被包装物用高さ区分の
高さの略半分の高さに上昇するように第2移動手段31
Bの第1流体圧シリンダー59・第2流体圧シリンダー
60はセットされているので、下部シール台11の上面
が予め定められた中束被包装物用高さ区分の高さの略半
分の高さの熱溶着位置になる。
【0085】他方、第1移動手段30Bの第1流体圧シ
リンダー50と第2流体圧シリンダー51との作動にお
いては、第2流体圧シリンダー51の作動によりピスト
ン棒53が伸長し、第2流体圧シリンダー50が下降す
ると共に、その下降した第2流体圧シリンダー50の作
動によりピストン棒52が伸長して上部シール台10は
下方の熱溶着位置に向う。そして、中束被包装物M2に
対する包装の他の作動は、大束被包装物M1の場合と同
様である。
【0086】包装の後、上部シール台10及び下部シー
ル台11は、第1移動手段30Bの第1流体圧シリンダ
ー50・第2流体圧シリンダー51並びに第2移動手段
31Bの第1流体圧シリンダー59・第2流体圧シリン
ダー60の上記と逆方向の作動により上下の待機位置に
戻され、流体圧シリンダー28の作動によりピストン棒
28aが上方に退縮して、押え部材27が上方の待機位
置に戻される。後端部で熱溶着されたフィルムf1及び
フィルムf2で包装された中束被包装物M2は後部コン
ベヤー2により右方に排出される。
【0087】被包装物が小束被包装物M3の場合には、
第1移動手段30Bにおいては、第1流体圧シリンダー
50、第1移動手段30B及び第2移動手段31中、最
も作動時間が長い第2流体圧シリンダー51及び第3流
体圧シリンダー54の併用が選択され、第2移動手段3
1Bでは、第2移動手段31Bの3つの流体圧シリンダ
ー中で作動時間が最も長い第2流体圧シリンダー60が
選択される。
【0088】そして、その4つの流体圧シリンダー5
0,51,54;60が同時に作動し、夫々のピストン
棒52,53,55;62が行程端に達するまで伸長す
る。即ち、第2移動手段31Bの第2流体圧シリンダー
60のピストン棒62が伸長すると、下部シール台11
は上方の熱溶着位置に向う。そして、ピストン棒62の
伸長行程端において、下部シール台11の上面が予め定
められた小束被包装物用高さ区分の高さの略半分の高さ
に上昇するように第2移動手段31Bの第2流体圧シリ
ンダー60はセットされているので、下部シール台11
の上面が予め定められた小束被包装物用高さ区分の高さ
の略半分の高さの熱溶着位置になる。
【0089】他方、第1移動手段30Bの第1流体圧シ
リンダー50、第2流体圧シリンダー51及び第3流体
圧シリンダー54の作動においては、第3流体圧シリン
ダー54のピストン棒55が伸長すると、揺動腕58の
反時計回りの角変位を介して第2流体圧シリンダー51
・第1流体圧シリンダー50が下降すると共に、第2流
体圧シリンダー51のピストン棒53が伸長して第1流
体圧シリンダー50が更に下降し、その下降した第1流
体圧シリンダー50のピストン棒52が伸長して上部シ
ール台11は下方の熱溶着位置に向う。そして、小束被
包装物M3に対する包装の他の作動は、大束被包装物M
1の場合と同様である。
【0090】包装の後、上部シール台10及び下部シー
ル台11は、第1移動手段30Bの第1流体圧シリンダ
ー50、第2流体圧シリンダー51及び第3流体圧シリ
ンダー54並びに第2移動手段31Bの第2流体圧シリ
ンダー60の上記と逆方向の作動により上下の待機位置
に戻され、流体圧シリンダー28の作動によりピストン
棒28aが上方に退縮して、押え部材27が上方の待機
位置に戻される。後端部で熱溶着されたフィルムf1及
びフィルムf2で包装された小束被包装物M3は後部コ
ンベヤー2により右方に排出される。
【0091】
【発明の効果】この発明のフィルム包装機の熱溶着装置
においては、第1コンベヤー上で被包装物の高さを予め
定めた複数の高さ区分のいずれかに該当するかを検出す
る高さ検出手段の検出信号に基づいて選択された流体圧
シリンダーが略同時に起動され、それにより第1シール
台と第2シール台との昇降が略同時に起動される。
【0092】それにより、熱溶着を行う第1シール台・
第2シール台の待機位置から熱溶着位置までの移動時間
が第1移動手段及び第2移動手段中、最も作動時間が長
い直動駆動手段の作動時間を超えることがなく、大幅に
短縮され、延いては熱溶着装置の作動時間が大幅に短縮
されると共に、被包装物の高さの高低に左右されない
で、短縮された作動時間が一定である。
【0093】そして、発熱手段が電熱手段の場合、その
通電時間は、上記の一定の作動時間であるので、その温
度は略一定となり、その一定温度の余熱をもって熱溶着
が行なわれるので、熱溶着フィルムの熱溶着状態は常に
適正である。かくして、被包装物の高さの大小に関係な
く、作動時間を短縮し、作業効率を高め、適正な熱溶着
状態をもたらし、加工ロスを防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態におけるフィルム包装
機の熱溶着装置の構成及び同装置による大束被包装物に
対する熱溶着作動の説明図である。
【図2】図1の熱溶着装置による中束被包装物に対する
熱溶着作動の説明図である。
【図3】図1の熱溶着装置による小束被包装物に対する
熱溶着作動の説明図である。
【図4】この発明の実施の他の形態におけるフィルム包
装機の熱溶着装置の構成及び同装置による大束被包装物
に対する熱溶着作動の説明図である。
【図5】図4の熱溶着装置による中束被包装物に対する
熱溶着作動の説明図である。
【図6】図4の熱溶着装置による小束被包装物に対する
熱溶着作動の説明図である。
【符号の説明】
1 前部コンベヤー 2 後部コンベヤ
ー 3 上部フィルム供給部 4 下部フィルム
供給部 5 ガイドローラー 6 ダンサーロー
ラー 7 フィルム送りローラー 8 フィルムロー
ル駆動ローラー 9,9a,9b 高さ検出手段 10 上部シール台 11 下部シール台 12 上部支持体 13 通し軸 14 圧縮コイル
ばね 15 ナット 16,23,50,59 第1流体圧シリンダー 18,24,51,60, 第2流体圧シリンダー 17,19,25,26,52,53,55,61,6
2,64 ピストン棒 20,29 ブラケット 21,57,66
ピン 27 押え部材 28 流体圧シリン
ダー 28a ピストン棒 30A,30B 第
1移動手段 31A,31B 第2移動手段 32 電熱手段 56,65 支点ブラケット 22,58,67
揺動腕 54,63 第3流体圧シリンダー A 被包装物送り装置 B フィルム送り装
置 C 熱溶着装置 D 被包装物圧縮装
置 Ra 上部フィルムロール Rb 下部フィルム
ロール f1,f2 フィルム M1 大束被包装物 M2 中束被包装物 M3 小束被包装物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 11/00 - 11/58 B65B 49/00 - 49/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側に設けられた第1コンベヤーと、
    同じく下流側に、第1コンベヤーの下流端から適宜の間
    隔をあけて設けられた第2コンベヤーとから成る被包装
    物送り装置、第1コンベヤーの下流端と第2コンベヤー
    の上流端との間に両コンベヤー面に略直角に対向両方向
    から夫々熱溶着フィルムを供給するフィルム送り装置、
    第1コンベヤーの下流端と第2コンベヤーの上流端との
    間において対向両方向から送られた熱溶着フィルムを重
    ねて熱溶着フィルムの幅方向に熱溶着する熱溶着装置と
    から構成され;熱溶着装置は、(a)対向両方向から送
    られた熱溶着フィルムを重ねて挟む第1シール台及び第
    2シール台、(b)第1シール台又は第2シール台のい
    ずれかに取り付けられ、熱溶着フィルムの幅方向に伸び
    た発熱手段、(c)第1シール台又は第2シール台のい
    ずれかに取り付けられ、熱溶着フィルムの幅方向に伸び
    た切断手段、(d)被包装物の通過域に臨んで設けら
    れ、被包装物の高さ寸法が予め定められた複数の高さ区
    分のいずれに該当するかを検出する高さ検出手段、
    (e)第1シール台に連係され、単独乃至全数が選択組
    合わされて作動される直列作動関係にある複数の直動駆
    動手段を備えた第1移動手段、並びに(f)第2シール
    台に連係され、単独乃至全数が選択されて作動される直
    列作動関係にある複数の直動駆動手段を備えた第2移動
    手段を具備し;高さ検出手段からの検出信号に基づい
    て、第1シール台及び第2シール台が被包装物の高さ区
    分の略半分の高さに達し得るように予め定めてある組合
    わせに従って第1移動手段及び第2移動手段の直動駆動
    手段を選択組合わせて、組合わせられた全直動駆動手段
    を略同時に起動するようにし、更に前記選択組合わせの
    いずれの場合にも選択される直動駆動手段の一つを作動
    時間が最も長くなるように設定したことを特徴とするフ
    ィルム包装機。
  2. 【請求項2】 発熱手段は、第1移動手段及び第2移動
    手段の起動時から第1シール台と第2シール台とが熱溶
    着フィルムを介して接触するまで行われる通電により発
    熱し、対向両方向から送られた熱溶着フィルムの重ねら
    れた部分を余熱をもって熱溶着する電熱手段である請求
    項1に記載のフィルム包装機。
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