JP3034798B2 - トレーニングシューズ - Google Patents
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- outsole
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- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B13/00—Soles; Sole-and-heel integral units
- A43B13/02—Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the material
- A43B13/10—Metal
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B1/00—Footwear characterised by the material
- A43B1/0009—Footwear characterised by the material made at least partially of alveolar or honeycomb material
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B13/00—Soles; Sole-and-heel integral units
- A43B13/02—Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the material
- A43B13/12—Soles with several layers of different materials
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B19/00—Shoe-shaped inserts; Inserts covering the instep
- A43B19/005—Weighted inserts for shoes, i.e. insert comprising an additional weight
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B5/00—Footwear for sporting purposes
- A43B5/06—Running shoes; Track shoes
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩行等の運動時に
足の筋肉に通常よりも大きな負荷を与えて足の筋力を強
化するトレーニングシューズに関する。
足の筋肉に通常よりも大きな負荷を与えて足の筋力を強
化するトレーニングシューズに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のトレーニングシューズとして、足
の筋肉に大きな負荷をかけ、足の筋力を強化することを
目的としたものがある。このトレーニングシューズは、
底に重りとなる板状または棒状の鉄、鉛等の金属を埋め
込み、重量が大とされている。そして、使用者がこのト
レーニングシューズを履いて運動すると、運動時に機能
する筋肉（主に大腿筋）に普通のトレーニングシューズ
を履いているときよりも大きい負荷が与えられることに
なり、足の筋力が強化される。
の筋肉に大きな負荷をかけ、足の筋力を強化することを
目的としたものがある。このトレーニングシューズは、
底に重りとなる板状または棒状の鉄、鉛等の金属を埋め
込み、重量が大とされている。そして、使用者がこのト
レーニングシューズを履いて運動すると、運動時に機能
する筋肉（主に大腿筋）に普通のトレーニングシューズ
を履いているときよりも大きい負荷が与えられることに
なり、足の筋力が強化される。
【０００３】ここで、靴に金属板が配されたものとし
て、爪先に鉄板が入れられ、重量物が落下してきたとき
に爪先を衝撃から守り、建築現場や工場で履かれている
安全靴がある。この安全靴は、頑丈にするため底がある
程度硬い材質で分厚く形成されている。
て、爪先に鉄板が入れられ、重量物が落下してきたとき
に爪先を衝撃から守り、建築現場や工場で履かれている
安全靴がある。この安全靴は、頑丈にするため底がある
程度硬い材質で分厚く形成されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来のトレーニングシ
ューズでは、底に重りである金属が埋め込まれているた
めに底の屈曲性が失われ、運動時の足の屈曲を妨げ、ト
レーニングシューズ本来の機能が欠如している。しか
も、運動時に足にかかる衝撃を吸収するクッション性が
あまり考慮されていないため、足を痛める恐れがあっ
た。
ューズでは、底に重りである金属が埋め込まれているた
めに底の屈曲性が失われ、運動時の足の屈曲を妨げ、ト
レーニングシューズ本来の機能が欠如している。しか
も、運動時に足にかかる衝撃を吸収するクッション性が
あまり考慮されていないため、足を痛める恐れがあっ
た。
【０００５】また、安全靴は、本来爪先を重量物から守
ることだけを目的としているため、屈曲性やクッション
性等の靴の基本的機能が考慮されていない。さらに、爪
先だけに重い金属板を入れているので、爪先と踵とでは
重量の差が大となり、重量バランスが悪く、運動には不
向きである。
ることだけを目的としているため、屈曲性やクッション
性等の靴の基本的機能が考慮されていない。さらに、爪
先だけに重い金属板を入れているので、爪先と踵とでは
重量の差が大となり、重量バランスが悪く、運動には不
向きである。
【０００６】上記の如く、従来の足の筋力を強化するた
めのトレーニングシューズは、屈曲性やクッション性等
のトレーニングシューズ本来の基本的機能が損なわれた
ものとなっていた。
めのトレーニングシューズは、屈曲性やクッション性等
のトレーニングシューズ本来の基本的機能が損なわれた
ものとなっていた。
【０００７】そこで、本発明は、上記に鑑み、屈曲性、
クッション性等の機能を保持しながら、足の筋肉に通常
より大きい負荷を与えて足の筋力強化を可能とするトレ
ーニングシューズを提供することを目的とする。
クッション性等の機能を保持しながら、足の筋肉に通常
より大きい負荷を与えて足の筋力強化を可能とするトレ
ーニングシューズを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、弾力性を有する本底の上面に、規則正しく配列さ
れた隔壁により区切られた凹みからなる重り室が形成さ
れ、重り室に金属粒と接着剤との混合物からなる重りが
埋め込まれたものである。
段は、弾力性を有する本底の上面に、規則正しく配列さ
れた隔壁により区切られた凹みからなる重り室が形成さ
れ、重り室に金属粒と接着剤との混合物からなる重りが
埋め込まれたものである。
【０００９】したがって、底の弾力性を損ねることな
く、また金属粒が均一に配されて、底の重量バランスが
よくなる。そして、この金属粒が重りとなって、トレー
ニングシューズの重量が大となり、運動時に足の筋肉に
大きな負荷を与えることができ、足の筋力が強化され
る。
く、また金属粒が均一に配されて、底の重量バランスが
よくなる。そして、この金属粒が重りとなって、トレー
ニングシューズの重量が大となり、運動時に足の筋肉に
大きな負荷を与えることができ、足の筋力が強化され
る。
【００１０】そして、上記のトレーニングシューズに、
足にかかる衝撃を吸収するラバーが設けられている。そ
のため、クッション性が得られて足にかかる衝撃が和ら
げられ、足を痛めることがなくなる。
足にかかる衝撃を吸収するラバーが設けられている。そ
のため、クッション性が得られて足にかかる衝撃が和ら
げられ、足を痛めることがなくなる。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明のトレーニングシューズ
は、図１に示すように、足裏に当接する底１、足を包む
アッパー２、足の甲に当接するベロ３、足挿入口４の開
放具合を調節するひも５から構成され、弾力性を有する
底１に形成された多数の重り室６に金属粒７を含む重り
８が埋め込まれたものである。そして、足に伝わる衝撃
を吸収する衝撃吸収手段と、足の甲を保護する保護手段
とが設けられている。
は、図１に示すように、足裏に当接する底１、足を包む
アッパー２、足の甲に当接するベロ３、足挿入口４の開
放具合を調節するひも５から構成され、弾力性を有する
底１に形成された多数の重り室６に金属粒７を含む重り
８が埋め込まれたものである。そして、足に伝わる衝撃
を吸収する衝撃吸収手段と、足の甲を保護する保護手段
とが設けられている。
【００１２】底１は、図２の如く、最下層から順に本底
９、中敷１０、カップインソール１１が積み重ねられて
構成されている。本底９は、従来からトレーニングシュ
ーズに使用されているものと同じであって、図３の如
く、天然ゴムと合成ゴムとの弾力性を有した混合素材か
らなり、周縁９ａが盛り上がっている。
９、中敷１０、カップインソール１１が積み重ねられて
構成されている。本底９は、従来からトレーニングシュ
ーズに使用されているものと同じであって、図３の如
く、天然ゴムと合成ゴムとの弾力性を有した混合素材か
らなり、周縁９ａが盛り上がっている。
【００１３】重り室６は、本底９の上面に格子状に立設
された隔壁１２により区切られた凹みであり、本底９の
底面から３ｍｍ以上のところに形成され、規則正しく配
列されている。そして、この重り室６が、重り８を埋め
込むための空隙となる。なお、重り室６は、成型機によ
る本底９の成型時に一体的に成型するか、あるいは本底
９を成型した後、押し型等を押し当て形成する。また、
重り室６の形状は、図４に示すように、ハニカム状、円
形状あるいは三角形状等の凹みであってもよい。
された隔壁１２により区切られた凹みであり、本底９の
底面から３ｍｍ以上のところに形成され、規則正しく配
列されている。そして、この重り室６が、重り８を埋め
込むための空隙となる。なお、重り室６は、成型機によ
る本底９の成型時に一体的に成型するか、あるいは本底
９を成型した後、押し型等を押し当て形成する。また、
重り室６の形状は、図４に示すように、ハニカム状、円
形状あるいは三角形状等の凹みであってもよい。
【００１４】重り８は、金属粒７と接着剤１３との混合
物であり、金属粒７は、直径約１ｍｍの鉛球である。接
着剤１３はゴム接着剤であり、乾燥したとき固化するも
のであればよい。そして、この重り８では、金属粒７と
接着剤１３との混合比率が９：１とされ、金属粒７が接
着剤１３中に均一に分散するように混合されている。
物であり、金属粒７は、直径約１ｍｍの鉛球である。接
着剤１３はゴム接着剤であり、乾燥したとき固化するも
のであればよい。そして、この重り８では、金属粒７と
接着剤１３との混合比率が９：１とされ、金属粒７が接
着剤１３中に均一に分散するように混合されている。
【００１５】ここで、この混合比率を変えることによ
り、トレーニングシューズの重さを自由に変更でき、一
般のトレーニングシューズの片足の重量が２５０〜３０
０ｇであるのに対し、本発明のトレーニングシューズの
片足の重量は８００〜２０００ｇと重くできる。そのた
め、男性用と女性用、あるいは使用者の体力等に合わせ
てトレーニングシューズの重量を設定して、足の筋肉に
かかる負荷を調節することができる。
り、トレーニングシューズの重さを自由に変更でき、一
般のトレーニングシューズの片足の重量が２５０〜３０
０ｇであるのに対し、本発明のトレーニングシューズの
片足の重量は８００〜２０００ｇと重くできる。そのた
め、男性用と女性用、あるいは使用者の体力等に合わせ
てトレーニングシューズの重量を設定して、足の筋肉に
かかる負荷を調節することができる。
【００１６】そして、重り８は、各重り室６に均一に埋
め込まれて乾燥され、接着剤１３が固まることにより金
属粒７は固着される。このとき、各重り室６に埋め込ま
れた重り８の上面は面一となる。これによって、金属粒
７が本底９に対して均一に分散され、移動しないように
なされている。なお、金属粒７は、鉄、銅等の他の金属
球、金属粉末、あるいは球状でなくても重り室６に埋め
込める位の大きさの粒状であればよく、好ましくは比重
の大きい金属を用いると効率よく重量を増すことができ
る。また、接着剤１３に弾力性の高いものを使用する
と、本底９の弾力性を低下させることがなく屈曲性を維
持できる。
め込まれて乾燥され、接着剤１３が固まることにより金
属粒７は固着される。このとき、各重り室６に埋め込ま
れた重り８の上面は面一となる。これによって、金属粒
７が本底９に対して均一に分散され、移動しないように
なされている。なお、金属粒７は、鉄、銅等の他の金属
球、金属粉末、あるいは球状でなくても重り室６に埋め
込める位の大きさの粒状であればよく、好ましくは比重
の大きい金属を用いると効率よく重量を増すことができ
る。また、接着剤１３に弾力性の高いものを使用する
と、本底９の弾力性を低下させることがなく屈曲性を維
持できる。
【００１７】カップインソール１１は、下から順にＥＶ
Ａ（エチレン酢酸ビニル共重合体）スポンジ１１ａ、発
泡ラテックス１１ｂ、ポリエステル製の素地１１ｃを積
み重ねて接着剤等で接着した、厚さが６ｍｍの三重構造
となっている。なお、重り８のない通常のトレーニング
シューズに適用されるカップインソールの厚さは５ｍｍ
以下である。
Ａ（エチレン酢酸ビニル共重合体）スポンジ１１ａ、発
泡ラテックス１１ｂ、ポリエステル製の素地１１ｃを積
み重ねて接着剤等で接着した、厚さが６ｍｍの三重構造
となっている。なお、重り８のない通常のトレーニング
シューズに適用されるカップインソールの厚さは５ｍｍ
以下である。
【００１８】また、本底９と中敷１０との間にラバー１
４が介装されている。ラバー１４は、厚さ３ｍｍのＥＶ
Ａスポンジ１４ａ，１４ｂを２枚重ね合わせてなる。そ
して、上記のカップインソール１１とラバー１４とによ
って衝撃吸収手段が構成され、衝撃を吸収するショック
アブソーバーの機能を果している。
４が介装されている。ラバー１４は、厚さ３ｍｍのＥＶ
Ａスポンジ１４ａ，１４ｂを２枚重ね合わせてなる。そ
して、上記のカップインソール１１とラバー１４とによ
って衝撃吸収手段が構成され、衝撃を吸収するショック
アブソーバーの機能を果している。
【００１９】なお、カップインソール１１およびラバー
１４の厚さは上記実施形態の厚さに限らず、衝撃を十分
に吸収することができる厚さであればよい。また、カッ
プインソール１１の厚さを通常のものと同程度し、この
カップインソール１１とラバー１４とにより衝撃吸収手
段を構成してもよい。さらに、ラバー１４は、厚さ６ｍ
ｍの１枚のＥＶＡスポンジとしてもよく、また材質はＥ
ＶＡスポンジに限定されるものではなく、衝撃を吸収す
るものであればよい。
１４の厚さは上記実施形態の厚さに限らず、衝撃を十分
に吸収することができる厚さであればよい。また、カッ
プインソール１１の厚さを通常のものと同程度し、この
カップインソール１１とラバー１４とにより衝撃吸収手
段を構成してもよい。さらに、ラバー１４は、厚さ６ｍ
ｍの１枚のＥＶＡスポンジとしてもよく、また材質はＥ
ＶＡスポンジに限定されるものではなく、衝撃を吸収す
るものであればよい。
【００２０】ベロ３は、通常の厚さの約１．５倍程度と
厚くされており、図５に示すように、厚さ３３ｍｍのウ
レタンフォーム３ａと、厚さ０．６ｍｍのウレタン合皮
３ｂとを重ね合わさせてなる。なお、通常のベロの厚さ
は１５ｍｍ程度である。このように通常より厚いベロ３
が保護手段とされ、足の甲への衝撃を緩和している。な
お、ベロ３の厚さは上記のものに限らず、足の甲を十分
に保護することができる厚さであればよい。
厚くされており、図５に示すように、厚さ３３ｍｍのウ
レタンフォーム３ａと、厚さ０．６ｍｍのウレタン合皮
３ｂとを重ね合わさせてなる。なお、通常のベロの厚さ
は１５ｍｍ程度である。このように通常より厚いベロ３
が保護手段とされ、足の甲への衝撃を緩和している。な
お、ベロ３の厚さは上記のものに限らず、足の甲を十分
に保護することができる厚さであればよい。
【００２１】アッパー２は、合成繊維あるいは合皮等か
らなり、上部には足を挿入するための足挿入口４が形成
され、はと目１５にひも５が通されている。そして、こ
のひも５の締め付けにより足挿入口４の開放度合いが調
節可能とされる。なお、足挿入口４が足のくるぶしより
も上方に位置するようにアッパー２を形成し、アッパー
２により足首を覆うことで、重り８による足首にかかる
負荷を軽減し、足首を保護するとともに、トレーニング
シューズが運動中に脱げるのを防止できる。
らなり、上部には足を挿入するための足挿入口４が形成
され、はと目１５にひも５が通されている。そして、こ
のひも５の締め付けにより足挿入口４の開放度合いが調
節可能とされる。なお、足挿入口４が足のくるぶしより
も上方に位置するようにアッパー２を形成し、アッパー
２により足首を覆うことで、重り８による足首にかかる
負荷を軽減し、足首を保護するとともに、トレーニング
シューズが運動中に脱げるのを防止できる。
【００２２】そして、本底９の上にアッパー２の下部が
セメント製法により接着され、その上にラバー１４、中
敷１０が順に積み重ねられて接着される。さらに、図６
のＸで示すようにアッパー２の下部と本底９の周縁９ａ
とがオパンケ製法により縫合されている。このように、
トレーニングシューズが接着だけで製造されず、オパン
ケ製法を併用することによって重さに対する補強が行わ
れているので、本底９が重り８で重くなっていても、セ
メント製法により接着した部分が剥がれることがない。
そして、カップインソール１１がアッパー２の足挿入口
４から内部に挿入されて配置される。
セメント製法により接着され、その上にラバー１４、中
敷１０が順に積み重ねられて接着される。さらに、図６
のＸで示すようにアッパー２の下部と本底９の周縁９ａ
とがオパンケ製法により縫合されている。このように、
トレーニングシューズが接着だけで製造されず、オパン
ケ製法を併用することによって重さに対する補強が行わ
れているので、本底９が重り８で重くなっていても、セ
メント製法により接着した部分が剥がれることがない。
そして、カップインソール１１がアッパー２の足挿入口
４から内部に挿入されて配置される。
【００２３】ここで、本実施形態のトレーニングシュー
ズと同サイズで重りの有無による片足分の重量を比較す
ると、重り無の場合は４５０ｇ、重り有の場合は１４０
０ｇとなる。
ズと同サイズで重りの有無による片足分の重量を比較す
ると、重り無の場合は４５０ｇ、重り有の場合は１４０
０ｇとなる。
【００２４】上記構成のトレーニングシューズを履いて
歩くと、足を持ち上げたときに機能する筋肉（主に大腿
筋）に通常より重り８の重量分だけ大きな負荷がかか
る。これが繰り返されることにより、その筋肉が鍛えら
れて足の筋力が強化される。このとき、足の甲に重いト
レーニングシューズの全重量がかかることになるが、足
の甲はベロ３により柔らかく包まれており、一部に集中
的に負荷が与えられることがなく、足の甲にかかる衝
撃、圧迫等が軽減されて足の甲が保護され、足を痛める
ことがない。
歩くと、足を持ち上げたときに機能する筋肉（主に大腿
筋）に通常より重り８の重量分だけ大きな負荷がかか
る。これが繰り返されることにより、その筋肉が鍛えら
れて足の筋力が強化される。このとき、足の甲に重いト
レーニングシューズの全重量がかかることになるが、足
の甲はベロ３により柔らかく包まれており、一部に集中
的に負荷が与えられることがなく、足の甲にかかる衝
撃、圧迫等が軽減されて足の甲が保護され、足を痛める
ことがない。
【００２５】また、足が地面に着地したとき、底１が一
般のトレーニングシューズより重くなっているので、地
面との衝突力が大きくなり足に大きな衝撃が加わる。し
かし、その衝撃が殆ど底１のラバー１４やカップインソ
ール１１で吸収される。すなわちクッション性がよいの
で、足に衝撃が伝わることがなく、足を痛めることがな
い。
般のトレーニングシューズより重くなっているので、地
面との衝突力が大きくなり足に大きな衝撃が加わる。し
かし、その衝撃が殆ど底１のラバー１４やカップインソ
ール１１で吸収される。すなわちクッション性がよいの
で、足に衝撃が伝わることがなく、足を痛めることがな
い。
【００２６】さらに、足の屈曲時には、本底９の重り室
６内の重り８は周りを隔壁１２で覆われているので、隔
壁１２の弾力性により本底９が柔軟に曲がり、本底９の
屈曲性を妨げることがなく、歩いたり走ったりしやす
い。
６内の重り８は周りを隔壁１２で覆われているので、隔
壁１２の弾力性により本底９が柔軟に曲がり、本底９の
屈曲性を妨げることがなく、歩いたり走ったりしやす
い。
【００２７】このように、弾力性を有する本底９の重り
室６に金属粒７を埋め込むと、金属粒７が重りとなりト
レーニングシューズの重量を大とすることができる。そ
のため、そのトレーニングシューズを履いて歩いている
だけで足の筋肉に大きな負荷をかけることができ、足の
筋力を強化することができる。しかも、足首の筋肉に負
荷が与えられると、その部分の脂肪が燃焼する等で足
首、太股、ふくらはぎが引き締まり、シェイプアップ効
果がある。したがって、通勤通学時に歩いているだけで
足の筋力強化あるいはシェイプアップが可能となる。
室６に金属粒７を埋め込むと、金属粒７が重りとなりト
レーニングシューズの重量を大とすることができる。そ
のため、そのトレーニングシューズを履いて歩いている
だけで足の筋肉に大きな負荷をかけることができ、足の
筋力を強化することができる。しかも、足首の筋肉に負
荷が与えられると、その部分の脂肪が燃焼する等で足
首、太股、ふくらはぎが引き締まり、シェイプアップ効
果がある。したがって、通勤通学時に歩いているだけで
足の筋力強化あるいはシェイプアップが可能となる。
【００２８】また、足にかかる衝撃を吸収するラバー１
４と厚みのあるカップインソール１１を設けているの
で、クッション性がよくなり、足に衝撃が加わらず、足
を痛めることがない。さらに、厚めのベロ３を設けてい
るので、足の甲への衝撃、圧迫等が軽減され、足の甲を
痛めることがない。
４と厚みのあるカップインソール１１を設けているの
で、クッション性がよくなり、足に衝撃が加わらず、足
を痛めることがない。さらに、厚めのベロ３を設けてい
るので、足の甲への衝撃、圧迫等が軽減され、足の甲を
痛めることがない。
【００２９】さらに、金属粒７が接着剤１３と混合され
て規則正しく配列された重り室６に埋め込まれているの
で、金属粒７が本底９に均一に分布し、バランスのとれ
た重量配分にすることが可能となり、屈曲性を保つこと
ができ、運動にも適している。
て規則正しく配列された重り室６に埋め込まれているの
で、金属粒７が本底９に均一に分布し、バランスのとれ
た重量配分にすることが可能となり、屈曲性を保つこと
ができ、運動にも適している。
【００３０】また、外観から重りである金属粒７が見え
ることがないので、デザイン性もよく、通勤通学等の普
段の使用にも耐え得る。以上のように、トレーニングシ
ューズ本来の機能を低下させずに重量を増やすことがで
きる。
ることがないので、デザイン性もよく、通勤通学等の普
段の使用にも耐え得る。以上のように、トレーニングシ
ューズ本来の機能を低下させずに重量を増やすことがで
きる。
【００３１】他の実施形態のトレーニングシューズは、
図７に示すように、底１に多数の金属粒７を含有させて
おり、本底９は、天然ゴム、合成ゴム等の成型材料に金
属粒７を混合して練り込んで成型される。なお、本底９
を成型して固まる前に、金属粒７を潜らせるように埋め
込んでもよい。
図７に示すように、底１に多数の金属粒７を含有させて
おり、本底９は、天然ゴム、合成ゴム等の成型材料に金
属粒７を混合して練り込んで成型される。なお、本底９
を成型して固まる前に、金属粒７を潜らせるように埋め
込んでもよい。
【００３２】このトレーニングシューズにおいても上記
と同様の効果を得られ、その他に製造工程を非常に簡素
化することが可能となるといった効果を奏する。なお、
本底９に限らず、ラバー１４、中敷１０、カップインソ
ール１１に金属粒７を含ませたもの、あるいは埋め込ん
だものでもよい。
と同様の効果を得られ、その他に製造工程を非常に簡素
化することが可能となるといった効果を奏する。なお、
本底９に限らず、ラバー１４、中敷１０、カップインソ
ール１１に金属粒７を含ませたもの、あるいは埋め込ん
だものでもよい。
【００３３】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。例え
ば、カップインソール１１に重り室６を形成して、重り
８を埋め込んでもよい。この場合、カップインソール１
１を着脱自在にすることにより、重りが必要ないとき取
り外し、重りのないカップインソールに交換すれば、ト
レーニグシューズの用途が広がり便利である。また、ラ
バー１４に重り室６を形成して、重り８を埋め込んでも
よい。
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。例え
ば、カップインソール１１に重り室６を形成して、重り
８を埋め込んでもよい。この場合、カップインソール１
１を着脱自在にすることにより、重りが必要ないとき取
り外し、重りのないカップインソールに交換すれば、ト
レーニグシューズの用途が広がり便利である。また、ラ
バー１４に重り室６を形成して、重り８を埋め込んでも
よい。
【００３４】重り８は、水銀を用いて、スズとのアマル
ガム等のペースト状としてもよい。あるいは、鉄、鉛等
の金属は粉状にしたものを空隙につめたり、本底９の素
材に練り込んでもよい。
ガム等のペースト状としてもよい。あるいは、鉄、鉛等
の金属は粉状にしたものを空隙につめたり、本底９の素
材に練り込んでもよい。
【００３５】さらに、従来のトレーニングシューズとし
て、軽量にするために底に隙間を形成したものがあり、
その隙間に金属粒と接着剤との混合物を埋め込むことも
可能であり、この場合従来のシューズをそのまま使用で
き、製造コストを下げることが可能となる。また、トレ
ーニングシューズの形状は、スニーカー状のものに限ら
ず、ビジネス用シューズの形状にしてもよい。
て、軽量にするために底に隙間を形成したものがあり、
その隙間に金属粒と接着剤との混合物を埋め込むことも
可能であり、この場合従来のシューズをそのまま使用で
き、製造コストを下げることが可能となる。また、トレ
ーニングシューズの形状は、スニーカー状のものに限ら
ず、ビジネス用シューズの形状にしてもよい。
【００３６】また、図８の如く、トレーニングシューズ
の本底９の屈曲部１６、すなわち足指の関節に相当する
部分に重り８を埋め込まないようにすると、トレーニン
グシューズの屈曲性を良好に維持できる。
の本底９の屈曲部１６、すなわち足指の関節に相当する
部分に重り８を埋め込まないようにすると、トレーニン
グシューズの屈曲性を良好に維持できる。
【００３７】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、本底の材料に金属を含有させることにより、金
属が重りとなり、トレーニングシューズの重量を大とす
ることができる。そのため、そのトレーニングシューズ
を履いて歩いているだけで足の筋肉に大きな負荷をかけ
ることができ、足の筋力を強化することができたり、シ
ェイプアップ効果がある。しかも、底と重りとが一体化
され、底本来の弾力性は損なわれず、底の屈曲性を保持
でき、歩いたり走ったり容易にできる。
よると、本底の材料に金属を含有させることにより、金
属が重りとなり、トレーニングシューズの重量を大とす
ることができる。そのため、そのトレーニングシューズ
を履いて歩いているだけで足の筋肉に大きな負荷をかけ
ることができ、足の筋力を強化することができたり、シ
ェイプアップ効果がある。しかも、底と重りとが一体化
され、底本来の弾力性は損なわれず、底の屈曲性を保持
でき、歩いたり走ったり容易にできる。
【００３８】さらに、金属粒を接着剤と混合した重りを
本底の上面に規則正しく配列された多数の重り室に埋め
込んでいるので、金属粒が固着されて底に均一に分布し
て移動しないようになされ、重量バランスがよくなり、
しかも重りは周りを弾力性のある隔壁で覆われて、屈曲
性を保つとともに底の偏摩耗も防止できる。
本底の上面に規則正しく配列された多数の重り室に埋め
込んでいるので、金属粒が固着されて底に均一に分布し
て移動しないようになされ、重量バランスがよくなり、
しかも重りは周りを弾力性のある隔壁で覆われて、屈曲
性を保つとともに底の偏摩耗も防止できる。
【００３９】また、足にかかる衝撃を吸収するラバーが
設けられているので、クッション性がよくなり、足にか
かる衝撃が和らげられ、足を痛めることがない。そし
て、本底とアッパーとを接着だけでなく、縫合すること
により、重さに対する補強が行われ、接着部分が剥がれ
ることがない。
設けられているので、クッション性がよくなり、足にか
かる衝撃が和らげられ、足を痛めることがない。そし
て、本底とアッパーとを接着だけでなく、縫合すること
により、重さに対する補強が行われ、接着部分が剥がれ
ることがない。
【００４０】上記の如く、本発明のトレーニングシュー
ズは、靴本来の機能を低下させずに通常よりも大きな負
荷を足の筋肉にかけることができ、知らず知らずのうち
に足の筋力を強化できるといった優れた効果を奏する。
ズは、靴本来の機能を低下させずに通常よりも大きな負
荷を足の筋肉にかけることができ、知らず知らずのうち
に足の筋力を強化できるといった優れた効果を奏する。
【図１】本発明のトレーニングシューズの分解斜視図
【図２】底の断面図
【図３】本底の斜視図
【図４】重り室の他の形状を示す図で、（ａ）はハニカ
ム状、（ｂ）は円形状、（ｃ）は三角形状
ム状、（ｂ）は円形状、（ｃ）は三角形状
【図５】ベロの断面図
【図６】トレーニングシューズの外観斜視図
【図７】他の実施形態の底の断面図
【図８】他の実施形態の重りが埋め込まれた本底の斜視
図
図
１ 底 ２ アッパー ３ ベロ ６ 重り室 ７ 金属粒 ８ 重り ９ 本底 １０ 中敷 １１ カップインソール １３ 接着剤 １４ ラバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A43B 13/00 - 13/42 A63B 23/04
Claims (2)
- 【請求項１】 複数層に積み重ねられて構成される底の
うち最下層の弾力性を有する本底の上面に、縦横に規則
正しく配列された隔壁により区切られた凹みからなる重
り室が多数形成され、各重り室に金属粒と接着剤との混
合物からなる重りが均一に埋め込まれて、金属粒が固着
されて本底に対して移動しないようになされ、重りの上
面が面一とされたことを特徴とするトレーニングシュー
ズ。 - 【請求項２】 本底の上面に衝撃吸収用のラバーが積層
され、アッパーの下部が、前記本底に接着されるととも
に本底の周縁に縫合されたことを特徴とする請求項１記
載のトレーニングシューズ。
Priority Applications (3)
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|---|---|---|---|
| JP8127992A JP3034798B2 (ja) | 1996-05-23 | 1996-05-23 | トレーニングシューズ |
| US08/685,103 US5758435A (en) | 1996-05-23 | 1996-07-22 | Training shoes for applying a larger-than-normal load |
| KR1019970020114A KR100230113B1 (ko) | 1996-05-23 | 1997-05-23 | 트레이닝 슈즈 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8127992A JP3034798B2 (ja) | 1996-05-23 | 1996-05-23 | トレーニングシューズ |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09308504A JPH09308504A (ja) | 1997-12-02 |
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Family
ID=14973784
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8127992A Expired - Fee Related JP3034798B2 (ja) | 1996-05-23 | 1996-05-23 | トレーニングシューズ |
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| Country | Link |
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| JP (1) | JP3034798B2 (ja) |
| KR (1) | KR100230113B1 (ja) |
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| WO2021016189A1 (en) | 2019-07-25 | 2021-01-28 | Nike Innovate C.V. | Article of footwear |
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1996
- 1996-05-23 JP JP8127992A patent/JP3034798B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1996-07-22 US US08/685,103 patent/US5758435A/en not_active Expired - Lifetime
-
1997
- 1997-05-23 KR KR1019970020114A patent/KR100230113B1/ko not_active IP Right Cessation
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|---|---|---|---|
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