JP3034616B2 - 電話線の線路終端形成方法および装置 - Google Patents

電話線の線路終端形成方法および装置

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JP3034616B2
JP3034616B2 JP3027955A JP2795591A JP3034616B2 JP 3034616 B2 JP3034616 B2 JP 3034616B2 JP 3027955 A JP3027955 A JP 3027955A JP 2795591 A JP2795591 A JP 2795591A JP 3034616 B2 JP3034616 B2 JP 3034616B2
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    • H04M1/58Anti-side-tone circuits
    • H04M1/585Anti-side-tone circuits implemented without inductive element
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  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Structure Of Telephone Exchanges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話線の2つの線
路端子に線路終端を形成するための方法及びこの方法を
実施するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電話設備では各電話が2つの線路端子を
介して電話線と接続されており、また局の電話交換を介
して電話線を経て、直流および交流信号から構成される
線路信号を受信する。直流信号は設備の作動のために必
要な直流信号特性曲線を発生する役割をし、また交流信
号は受信信号を形成する。さらに直流信号は、電話によ
り発生され電話線を介して伝達される送信信号により変
調される。最適な伝達条件を保証するため、電話線は予
め定められたインピ−ダンスにより終端されなければな
らない。通常、600Ωのオーダーの抵抗が標準的に用
いられている。
【0003】ヨーロッパ特許出願公開第 A-0154366号明
細書から、直流信号の大きさが調節回路により安定化さ
れている装置は知られている。会話回路装置の交流信号
内部抵抗に等しい終端抵抗は装置の調節回路のなかに位
置していない。従って、それに電圧降下が発生され、そ
れにより会話回路の外部モジュールの通常必要とされる
電圧供給が悪化される。
【0004】ヨーロッパ特許出願公開第 A-0263416号明
細書から、線路電流に対して1つの電流検出抵抗のみを
必要とし、同時に直流信号調節を可能にし、また必要と
される線路終端インピ−ダンスを能動的スイッチング要
素によりブリッジ回路を用いて実現する電子式会話回路
装置は知られている。電話線へのマッチングは集積され
たブリッジ回路の外部構成要素の交換により可能であ
る。
【0005】集積密度の増大の結果として、信頼性の向
上および取扱の簡単化のために、可能なかぎり少数の外
部構成要素で済ますことができ、また高価な伝送器を節
減する方法および装置を使用することが望ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、電話
線の2つの線路端子における線路終端を形成するための
別の可能性を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明の方法においては、電話線の2つの線路端子
に線路終端を形成するための方法において、線路端子に
与えられる交流信号がその線路端子に同じく与えられて
いる直流信号から分離され、送信端子に与えられる送信
信号と加算され、その結果生じた実際値信号が、電流検
出抵抗に接続された線路端子の交流信号から所与の終端
インピ−ダンスに一致するインピ−ダンス伝達関数によ
り形成される参照信号と調節増幅器により比較され、調
節増幅器が、電流検出抵抗と接続され線路端子間の電流
を決定する操作トランジスタを制御するものである。ま
た本発明の装置においては、線路端子の後にそれぞれ、
与えられている直流信号および交流信号の分離のための
手段が接続され、両交流信号が減算器により基準電位
関係付けられ、加算器により送信端子の送信信号と加算
され、その結果としての実際値信号が次いで調節増幅器
の第1の入力端に導かれ、その第2の入力端に、電流検
出抵抗に接続されている線路端子のインピ−ダンス伝達
回路網により処理された交流信号から形成される参照信
号が与えられており、調節増幅器が、電話線の2つの線
路端子の間に接続されている電流検出抵抗を有する操作
トランジスタの制御入力端と接続されているものであ
る。
【0008】本発明の構成は他の請求項に示されてい
る。
【0009】本発明においては、交流信号が調節のなか
に組み入れられており、それによって線路終端インピ−
ダンスが特に精密に実現され得るものである。さらに、
交流信号の調節から分離されている直流信号に対する別
の調節が行われ得る。本発明は電子式手段による二線‐
四線変換を可能にする。さらに、本発明は基本的に単一
のチップの上に構成することができる。最後に、電話線
へのマッチングが、使用される伝達回路網が設定可能な
いしプログラム可能であることにより可能である。
【0010】
【実施例】以下、図面に示されている実施例により本発
明を一層詳細に説明する。
【0011】図1によれば、本発明による装置は端子a
およびbを介して電話線と接続可能であり、この電話線
は線路抵抗ZLを有し、また局側で遠隔加入者の信号u
fから供給される。本発明による装置は、操作トランジ
スタTに供給する調節増幅器RVを含んでいる。出力側
で操作トランジスタTは電流検出抵抗RSにより線路端
子aとbとの間に接続されている。操作トランジスタT
と電流検出抵抗RSとの接続点は基準電位に位置してい
る。操作トランジスタTおよび電流検出抵抗RSを通っ
て直流信号特性曲線に相応して流れる局側で決定される
直流電流Iab、遠隔加入者の信号に相応する交流電流
ifおよび送信者の信号に相応する電流isは端子a
およびbに直流電圧UaまたはUbおよび交流電圧ua
およびubを形成する。
【0012】両機能ブロックADT1およびADT2に
より、端子に与えられている直流および交流信号はそれ
ぞれ互いに分離される。交流信号を直流信号から分離す
ために脱結合コンデンサC1およびC2が使用され
【0013】脱結合のために、たとえば連続‐時間技術
により能動的な集積可能なフィルタとして構成されてい
てよい高域通過フィルタも使用され得る。その限界周波
数はたとえば100Hzで十分である。
【0014】それぞれ後続の減算器または差増幅器D1
またはD2の入力端には一方では端子aおよびbにおけ
る信号が、また他方では交流信号uaおよびubが、ま
た出力端にはその結果として直流電圧UaおよびUbが
与えられている。直流電圧Uaは増幅器V1増幅さ
れ、算器S1を介して調節増幅器RVの正の入力端と
接続される。直流電圧Ubは増幅器V2で増幅され、
ンパレータKにおいて基 準直流電圧Ukと比較される。
コンパレータKの出力端には1つの信号Urが生じ、こ
の信号は加算器S2を介して調節増幅器RVの反転入力
端に与えられており、またそれと調節増幅器RVの非反
転入力端における直流信号が比較される。直流信号Ur
はこうして増幅器V2、基準直流電圧Ukおよびコンパ
レータから形成された直流信号特性曲線‐伝達関数に
よる直流信号Ubの処理により形成される。
【0015】端子bの交流信号ubは一方ではインピ−
ダンス伝達関数を有するインピ−ダンス伝達回路網IM
Pにより処理され、それによって参照信号urが生じ、
この参照信号は同じく加算器S2を介して調節増幅器
の反転入力端に与えられ、また比較信号としての役割
をする。交流信号ubは他方では減算器S3で交流信号
uaから差し引かれる。こうして減算器S3の出力端に
おいてa/b線路端子の交流電圧は基準電位を基準とす
る関係が形成される。この減算は、装置においてすべて
の電圧が基準電位を基準にしているので必要である。減
算器S3の出力信号は一方では同じく加算器S1を介し
て調節増幅器RVの非反転入力端と接続されており、ま
た他方では加算器S4と接続されている。送信端子Sk
にたとえばマイクロホンMicを介して供給可能な送信
信号usは同じく加算器S1を介して調節増幅器RVの
非反転入力端と接続されており、また他方ではマッチン
グ伝達関数を有するマッチング回路網NBを介して処理
される。回路網NBの出力端は交流電圧u′sを導き、
この交流電圧は減算器S4で減算器S3の出力信号から
減算される。減算器S4の出力端は受信信号u′fを与
えられている受信端子Ekと接続されている。減算器S
3の出力端に生じ、基準電位を基準とする信号はu′f
+u′sである。
【0016】基本的に、端子aとbとの間に位置する装
置の原理回路図を実現するすべての要素は1つのチップ
上に集積可能である。電流検出抵抗RSはその際に、端
子aおよびbを通って流れる直流および交流電流を測定
する役割をし、また可能なかぎり正確でなければならな
い。調整が集積技術に基づいて不可能または困難であれ
ば、個別の電流検出抵抗が使用される。端子aおよびb
に200Vまでの電圧ピークおよび100mAよりも大
きい電流が生じ得るので、操作トランジスタT1は電力
用トランジスタでなければならない。電力用トランジス
タは特殊なテクノロジーで集積され得る。さもなければ
個別素子、たとえばSIPMOSが選ばれる。大きいキ
ャパシタンスを有する脱結合コンデンサは実際上集積さ
れ得ない。集積された脱結合に対しては、相応に低い限
界周波数を有する能動的高域通過フィルタが有利に使用
される。操作トランジスタT1は調節増幅器RVによ
り、線路端子に予め定められた終端インピ−ダンスおよ
び直流信号特性曲線が生ずるように制御される。同時に
回路は二線‐四線変換を可能にする。
【0017】図1に示されている線路終端装置の機能を
以下の詳細原理回路図により説明する。図2には交流信
号に対して設けられている調節回路における本発明によ
る方法の原理が示されている。調節増幅器RVは、
検出抵抗RSを有する操作トランジスタTを制御し、こ
れらは端子aとbとの間に位置しており、交流電流ia
bを導く。端子aとbとの間の電圧は直流電圧Uabお
よび交流電圧uabから成っている。線路端子aおよび
bにおける交流電圧は結合コンデンサC1およびC2に
より線路端子に与えられている直流電圧から分離され
加算器S3で基準電位を基準とする関係が形成され、ま
た送信端子Skに与えられる送信信号usと加算され
る。加算器S3の出力信号は調節増幅器RVの非反転入
力端に与えられている。交流電流iabは電流検出抵抗
RSにおいて電圧ubに変換され、この電圧ubはイン
ピ−ダンス伝達関数を有する回路網IMPで処理され、
参照電圧urとして調節増幅器RVの反転入力端に与え
られる。
【0018】増幅率Vを有する調節増幅器RVは、相互
コンダクタンスgmTを有する操作トランジスタTによ
り、調節増幅器RVの非反転入力端に与えられている加
算器S3の出力電圧を参照電圧urに調節し、それによ
って線路端子aおよびbは回路網IMPのインピ−ダン
ス伝達関数により決定された予め定められたインピ−ダ
ンスにより終端される。
【0019】図1および図2による本発明による装置の
交流信号調節挙動を図3aおよび図3bにより説明す
る。図3aには、遠隔加入者が信号ufを供給するとき
の受信経路に対する調節‐ブロック回路図が示されてい
る。端子aおよびbには交流電圧信号uabが目標信号
として与えられている。交流信号uabは負荷により影
響されないと仮定されている。調節増幅器RVの増幅率
Vに対しては10000という典型的な値が、また操作
トランジスタTの相互コンダクタンスgmTに対しては
10mSという典型的な値が仮定されている。電流検出
抵抗RSとインピ−ダンス伝達回路網IMPの無次元の
伝達係数Uとの積に対しては、100と1000との間
の典型的な値が生じ、この値は増幅率Vと相互コンダク
タンスgmTとの積の逆数値よりも非常に大きい。図3
aによれば電流iabはuabと、RSと伝達係数Uと
の積との比から決定される。この積に対して線路インピ
−ダンスの値を選べば、交流電流iabは交流電圧ua
bと終端インピ−ダンスとの比として生ずる。
【0020】図3bには目標信号として1つの送信信号
の供給の際の図1または図2による装置の交流信号調節
挙動が示されている。操作トランジスタTを通って流れ
る電流iabは一方では線路インピ−ダンスZLを介し
て、また他方では電流検出抵抗RSおよびインピ−ダン
ス伝達回路網IMPの伝達係数Uを介して減算器に導か
れ、この減算器は信号を送信信号と比較し、また続いて
調節偏差を増幅率Vを有する調節増幅器RVと操作トラ
ンジスタTとを介して調節する。V、gmT、RSおよ
びUの値に関して図3aに対してなされた仮定のもとに
(その際にRSとUとの積は終端インピ−ダンスに等し
くなければならない)、電流iabは送信電圧usと、
線路インピ−ダンスZLと終端インピ−ダンスRS×U
との和との比に等しくなる。図2による端子aとbとの
間の装置に対する等価回路として、終端インピ−ダンス
と線路インピ−ダンスとの和により除算された電流us
を有する電流源が生ずる。端子aおよびbにおける電圧
uabに対しては送信電圧usと、線路インピ−ダンス
ZLと線路インピ−ダンスZLと終端インピ−ダンスと
の和との比との負の積が生ずる。限界的な場合に対して
下記のことが生ずる。無負荷の際には線路インピ−ダン
スZLは無限大に等しく、また電流iabは零に等し
い。その場合、電圧uabは負の送信電圧usに一致す
る。その際に送信電圧usは線路上を逆方向に伝播す
る。なぜならば、存在する抵抗を通って電流が流れない
からである。別の限界的な場合として短絡の際には線路
インピ−ダンスZLは零に等しく、また電圧uabは同
じく零に等しい。電流iabは送信電圧usと装置の終
端インピ−ダンスとから生ずる。マッチングの場合には
端子a、bの間の終端インピ−ダンスは線路インピ−ダ
ンスZLに等しい。電圧uabはその場合に負の半電圧
usに等しい。
【0021】図1により、図2による交流信号調節回路
と二線‐四線変換がどのように組み合わされ得るかを説
明する。そのためにマッチング伝達回路網NBおよび減
算器S4(その回路は既に説明されている)が用いられ
る。端子aおよびbに生ずる交流電圧信号uabは受信
信号u′fと送信信号u′sとの和であり、その際に
u′sは送信電流isと線路インピ−ダンスとの積から
生じ、また送信電流isは送信信号usならびに線路お
よび終端インピ−ダンスの1つの関数である。受信信号
u′fは端子aおよびbにおいて実際に受信される遠隔
加入者の信号ufである。
【0022】減算器S3の出力端にはこうして受信信号
u′fと送信電流isから形成された信号u′sとの和
が生じている。マッチング伝達回路網NBの出力端には
同じく送信信号usから信号u′sが生じており、この
信号はマッチング伝達関数により評価されている。この
ことは、マッチング伝達回路網のなかで信号u′sと信
号usとの関係がシミュレートされなければならないこ
とを意味する。減算器S3の出力信号からの差し引きは
理想的には受信信号u′fを受信端子Ekに供給する。
信号u′sの誤ったシミュレーションの際には受信端子
において受信信号に送信信号の一部分が加わる(側音通
話当量)。
【0023】先に説明した装置により、図2により説明
した調節の良度が検査され得る。送信信号usを供給す
ると、マッチングの際には、すなわち端子aおよびbに
おける終端インピ−ダンスが線路インピ−ダンスZLに
等しいときには、端子a、bにおける電圧は反転された
半電圧usに等しい。いま回路網NBのマッチング伝達
関数を−1/2の乗算係数として選ぶと、受信端子Ek
に理想的には電圧が生じてはならない。実際には−30
dBまたはそれよりも良好な側音通話当量が達成され得
る。
【0024】図1または図2による線路終端装置の別の
有利な実施例では、図4により説明する直流電圧特性曲
線調節が組み入れられている。前出の図面と同じく、等
しい要素には等しい参照符号が付されている。
【0025】直流信号特性曲線調節は交流信号調節から
分離されており、従って調節回路は互いに影響しない。
従って、直流信号特性曲線調節は、交流信号調節を有し
ていない装置において使用され得る。
【0026】図4の装置により図5による特性曲線が実
現され得る。その際に端子aとbとの間の直流電圧Ua
bは基準直流電圧UkまでトランジスタTおよび電流検
出抵抗RSを通る直流電流Iabと共に直線的に上昇す
る。基準直流電圧Ukにより決定される限界電流Igの
上側では直流電圧は制限される。図4によれば、直流信
号特性曲線の直線部分および制限される部分はそれぞれ
固有の調節回路により実現される。直流電流Iabが限
界値Igに達すると、1つの調節回路から他方の調節回
路に不連続的にコンパレータKにより切換えられる。直
流信号特性曲線のなかに生ずる折れ曲がりは交流信号調
節に作用しない。なぜならば、両調節回路は互いに無関
係であるからである。
【0027】特性曲線の直線部分での調節の際には操作
トランジスタTのドレイン‐ソース間電圧が電流Iab
の増大と共に直線的に高められる。直流電圧Uabはド
レイン‐ソース間電圧と直流電流Iabと電流検出抵抗
RSとの積との和に等しい。他方において電流Iabは
トランジスタTのドレイン‐ソース間電圧と増幅器V2
の出力端における参照電圧Urとの差を調節増幅器RV
の増幅率VおよびトランジスタTの相互コンダクタンス
gmTにより乗算したものに等しい。その際に参照電圧
Urは電流Iabと電流検出抵抗RSと増幅器V2の伝
達係数との積に関係する。増幅率Vおよび相互コンダク
タンスgmTの逆数値が電流検出抵抗RSと増幅器V2
の伝達係数との積にくらべて小さいという仮定のもと
に、電流IabはトランジスタTのドレイン‐ソース間
電圧と抵抗RSと増幅器V2の伝達係数との積との比に
等しい。増幅器V2に対して外部回路付き演算増幅器か
ら形成された非反転増幅器を選ぶと、増幅率は演算増幅
器の外部回路の2つの抵抗を介して設定され得る。増幅
器V2の増幅係数または伝達係数が18であり、また電
流検出抵抗が22Ωであれば、電圧Uabは電流Iab
と440Ωの抵抗との積として生ずる。
【0028】調節の制限される部分ではトランジスタT
のドレイン‐ソース間電圧は一定に調節される。しかし
ながら、電流検出抵抗RSにおける電圧降下に起因して
端子aおよびbにおける直流電圧は、図5中に示されて
いるように、小さい上昇率で上昇する。基準直流電圧U
kへの切換はコンパレータKにより行われ、従ってその
後は参照電圧Urは基準直流電圧Ukに等しい。調節増
幅器RVの増幅率が十分に大きいという仮定のもとに調
節の際に擾乱量UabおよびトランジスタTの電流源の
影響は消去される。同じく増幅率Vにより定常精度が設
定され得る。その後にトランジスタTのドレイン‐ソー
ス間電圧は屈曲電圧Ukに等しい。
【0029】図2による調節への図4による調節の組み
入れは加算器S1およびS2により行われる。実現のた
めに重要なことは、直流電圧Uaが増幅器V1のなかで
レベル補正を行う係数により乗算されることである。
【0030】図6にはインピ−ダンス伝達回路網IMP
の1つの実施例が示されている。この回路網は要素OT
A1、V3、C、R1およびR2から成る能動的RC回
路を含んでいる。要素OTA2、V4およびR3は1つ
の比例要素を形成し、また要素R4ないしR6およびA
は1つの加算器を形成する。入力信号に関係付けられる
要素Aにおける出力信号の計算の際に複素伝達係数Uが
生ずる。図6による装置のすべての要素は、すなわちキ
ャパシタンスCも集積可能である。
【0031】図7には機能ブロックADT1およびAD
T2による直流および交流信号の分離のための1つの実
施例の原理回路図が示されている。端子aまたはbの後
に一方では直接に、また他方では脱結合コンデンサC1
またはC2を介して脱結合増幅器が接続されている。両
増幅器の出力信号は、詳細には示されていない抵抗およ
び演算増幅器から成る1つの減算器のなかで互いに差し
引かれる。その後、詳細には示されていない演算増幅器
の出力端に直流電圧信号UaまたはUbが得られる。
【0032】図8には、差増幅器Dおよび出力側で駆動
されるnまたはpチャネルトランジスタから成るコンパ
レータKの1つの実施例が示されている。nチャネルト
ランジスタの出力回路はコンパレータの出力端子と反転
入力端との間に接続されており、pチャネルトランジス
タの出力回路はコンパレータKの出力端子と非反転入力
端との間に接続されており、この非反転入力端はさらに
増幅器V2と接続されている。差増幅器Dの反転入力端
はさらに基準直流電圧Ukを有する電圧源と接続されて
いる。
【0033】種々の電話線への本発明による装置のマッ
チングは終端インピ−ダンスに関係してインピ−ダンス
伝達回路網IMPにより、たとえば抵抗R1ないしR6
及びCを介して行われ、またマッチング伝達回路網NB
の適応は相異なる線路インピ−ダンスまたは終端インピ
−ダンスに相応してたとえば図6で説明したように能動
的要素により行われる。線路のマッチングの際には、す
なわち線路インピ−ダンスおよび終端インピ−ダンスが
等しい際には、マッチング伝達回路網は実数の乗算係数
1/2を有する。相異なる電話線への直流電圧特性曲線
のマッチングは直流電圧Ukまたは増幅器V2の増幅
率、すなわち直流信号特性曲線‐伝達回路網の設定要素
により行われ得る。本発明による装置の設定要素がプロ
グラム可能であることは目的にかなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】調節される終端インピ−ダンス、調節される直
流信号特性曲線および二線‐四線変換を有する本発明に
よる装置の原理回路図。
【図2】本発明による調節される交流信号装置の原理回
路図。
【図3】aは受信信号調節に対する原理回路図、bは送
信信号調節に対する原理回路図。
【図4】予め定められた特性曲線を有する1つの直流信
号調節の原理回路図。
【図5】直流信号特性曲線を説明するための図。
【図6】電子式インピ−ダンス伝達回路網の原理回路
図。
【図7】電子式直流および交流信号隔離装置の原理回路
図。
【図8】コンパレータの原理回路図。
【符号の説明】 ADT1 直流および交流信号隔離手段 ADT2 直流および交流信号隔離手段 a 線路端子 b 線路端子 Ek 受信端子 Iab 直流電流 iab 交流電流 IMP インピ−ダンス伝達回路網 is 送信信号 K コンパレータ NB マッチング伝達回路網 RS 電流検出抵抗 RV 調節増幅器 S1 加算器 S2 加算器 S3 減算器 Sk 送信端子 T 操作トランジスタ Ua 直流信号 Ub 直流信号 ua 交流信号 ub 交流信号 Uab 直流電圧 uab 交流電圧 Uk 基準直流電圧 ur 参照信号 us 送信信号 V2 増幅器 ZL 電話線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール、フオルマネーク オーストリア国01110ウイーン、ジンメ リンガーハウプトシユトラーセ16/4 (56)参考文献 特開 昭63−1240(JP,A) 特開 平2−82749(JP,A) 特開 平3−272296(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/76 H04M 19/00 H04Q 3/42 104

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話線の2つの線路端子(a、b)に線
    路終端を形成するための方法において、線路端子(a、
    b)に与えられる交流信号(ua、ub)がその線路端
    子(a、b)に同じく与えられている直流信号(Ua、
    Ub)から分離され、送信端子(Sk)に与えられる送
    信信号(us)と加算され、その結果生じた実際値信号
    が、電流検出抵抗(RS)に接続された線路端子(b)
    の交流信号(ub)から所与の終端インピ−ダンスに一
    致するインピ−ダンス伝達関数により形成される参照信
    号(ur)と調節増幅器(RV)により比較され、調
    増幅器(RV)が、電流検出抵抗(RS)と接続され
    路端子(a、b)間の電流(Iab+if+is)を決
    定する操作トランジスタ(T)を制御することを特徴と
    する電話線の線路終端形成方法。
  2. 【請求項2】 基準電位を基準とする線路端子(a、
    b)における交流信号(u′f+u′s)が、電話線
    (ZL)と線路終端とのインピ−ダンス比から生ずるマ
    ッチング伝達関数により送信信号(us)から形成され
    信号(u′s)と比較されることを特徴とする請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】 それぞれ交流信号(ua、ub)から
    離された線路端子(a、b)の直流信号(Ua、Ub)
    が、一方では増幅されて実際値信号と加算され方で
    は直流信号特性曲線‐伝達関数により形成された参照信
    号(ur)と加算されることを特徴とする請求項1また
    は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1つに記載
    方法を実施するための装置において、線路端子(a、
    b)の後にそれぞれ、与えられている直流および交流信
    号の分離のための手段(ADT1、ADT2)が接続さ
    れ、両交流信号(ua、ub)が減算器(S3)により
    基準電位を基準とする関係が形成され加算器(S1)
    により送信端子(Sk)の送信信号(us)と加算さ
    の結果としての実際値信号が次いで調節増幅器
    (RV)の第1の入力端(+)に導かれ、その第2の入
    力端(−)に、電流検出抵抗(RS)に接続されている
    線路端子(b)のインピ−ダンス伝達回路網(IMP)
    により処理された交流信号(ub)から形成される参照
    信号(ur)が与えられており、調節増幅器(RV)
    が、電話線の2つの線路端子(a、b)の間に接続さ
    いる電流検出抵抗(RS)を有する操作トランジスタ
    (T)の制御入力端と接続されていることを特徴とする
    電話線の線路終端形成装置。
  5. 【請求項5】 基準電位を基準とする交流信号(u′f
    +u′s)から減算器(S4)において、マッチング伝
    達回路網(NB)により処理された送信信号(us)か
    ら形成される信号(u′s)が減算され算器出力端
    が受信端子(EK)と接続されていることを特徴とする
    請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】 電話線(ZL)および装置のインピ−ダ
    ンスの合致の際にマッチング伝達回路網(NB)が一定
    の伝達関数1/2を構成することを特徴とする請求項5
    記載の装置。
  7. 【請求項7】 交流信号(ua、ub)から分離された
    直流信号(Ua、Ub)が一方では増幅(V1)されて
    第1の加算器(S1)を介して実際値信号と加算され
    方では直流信号特性曲線‐伝達回路網(V2、Uk、
    K)により処理され、第2の加算器(S2)を介して参
    照信号(ur)と加算されることを特徴とする請求項4
    ないし6のいずれか1つに記載の装置。
  8. 【請求項8】 直流信号特性曲線‐伝達回路網(V2、
    Uk、K)が、入力側で一方では直流信号源(Uk)
    と、方では増幅器(V2)を介して相応する線路端子
    (b)と接続されている直流および交流信号の分離のた
    めの手段(ADT2)と接続されているコンパレータ
    (K)を含んでいることを特徴とする請求項7記載の装
    置。
  9. 【請求項9】 インピ−ダンス伝達回路網、マッチング
    伝達回路網および直流信号特性曲線‐伝達回路網(IM
    P、NB、V2、Uk、K)の伝達関数を決定する要素
    が設定可能であることを特徴とする請求項7または8記
    載の装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも部分的に、能動的要素を有
    する集積回路として構成されていることを特徴とする請
    求項4ないし9のいずれか1つに記載の装置。
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