JP3034566U - 茶葉の粉砕加工装置に用いる網体構造 - Google Patents
茶葉の粉砕加工装置に用いる網体構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転するスクリーン部の遠心力によってスク
リーン部の内壁へ押し付けられた茶葉を、網目を通して
外部へ放出する際に、針のように細くて長く、且つ真直
ぐな一定の定まった形状の茶葉が得られるような網体構
造とする。 【解決手段】 スクリーン部を回転させることにより、
内部に収納された茶葉を該遠心力によってスクリーン部
の内壁へ押し付け、網体を通して外部へ放出する茶葉の
粉砕加工装置に於いて、該網体を無数の長形小孔が回転
軸方向に沿って穿設された小孔群によって形成されてい
る。
リーン部の内壁へ押し付けられた茶葉を、網目を通して
外部へ放出する際に、針のように細くて長く、且つ真直
ぐな一定の定まった形状の茶葉が得られるような網体構
造とする。 【解決手段】 スクリーン部を回転させることにより、
内部に収納された茶葉を該遠心力によってスクリーン部
の内壁へ押し付け、網体を通して外部へ放出する茶葉の
粉砕加工装置に於いて、該網体を無数の長形小孔が回転
軸方向に沿って穿設された小孔群によって形成されてい
る。
Description
【0001】
本考案は、各種の茶葉をその目的に応じて適宜サイズに篩い分けて粉砕加工す る際に供せられる茶葉の粉砕加工装置に用いられる網体構造に関する。
【0002】
従来より緑茶等の茶葉の仕上げ工程に於いては、平行篩機、回転篩機、切断機 と謂う装置を使用して、斯かる装置へ順次茶葉を通過させて目的とする茶葉の形 状や長さを一定に揃える作業が実施されていた。斯かる各装置類にあっては、仮 令一定の成果が期待し得るとしても、その精度面から謂うと極めて大雑把であり 、製品の寸法に関しては、バラ付きが多く生じ、幾度も同一工程を反覆してその 精度を向上させなければならないものであった。
【0003】 また昨今、網体を外周に備えると共に、円筒軸心を中心として回転自在に横設 され、一端を固定底とした中空円筒体のスクリーン部と、円筒内周に配された帯 状をした切断刃をスクリーン部と同心回転とする切断刃部と、スクリーン部の外 側に設けた飛散防止カバーとから構成される茶葉の粉砕加工装置も開発実施され ている(実開平4−102650号)。この装置は、茶葉を回転するスクリーン 部の遠心力によってスクリーン部の内壁へ押し付け、以って同心回転する切断刃 部によってそのまま切断し、或いはスクリーン部の内周と切断刃とに挾まれて切 断して、切断された茶葉をスクリーン部の回転に伴う遠心力で網体の外部へ放出 するものであるが、斯かる装置にあっては、中空円筒体のスクリーン部外周に周 設される網体が、正方形のネット状小孔を有した通常の金網による網目であるに 過ぎず、日本緑茶の最高級品と称される針のように細くて長く、且つ真直ぐな一 定の定まった形状を備えた茶葉は製出し得ないもので、遺憾とされるところであ る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 然るに本考案が茲に開発した茶葉の粉砕加工装置に用いる網体構造にあっては 、既述従来の欠陥に鑑みて鋭意研究の結果に提案するものであって、茶葉の粉砕 加工装置に於ける中空円筒体のスクリーン部外周に周設される網体自体の網目形 状を、無数のスリット状を呈した長形小孔が回転軸方向に沿って一定形状に穿設 された小孔群によって形成し、細くて長く、且つ真直ぐな一定寸法の緑茶等の茶 葉を、網体の網目を通して外部へと放出して、最高級品の茶葉を得る茶葉の粉砕 加工装置に用いる網体構造を提供することを目的とする。
【0005】
上記した目的を有効に達成するがために、本考案による茶葉の粉砕加工装置に 用いる網体構造にあっては、網体Nを外周に備え、円筒軸心を中心として回転自 在に横設された中空円筒体8のスクリーン部7と、円筒内周に配された帯状の切 断刃10をスクリーン部7と同心回転とする切断刃部10aと、スクリーン部7の 外側に設けた飛散防止カバー19とからなる茶葉の粉砕加工装置に於いて、該中 空円筒体8のスクリーン部7外周に周設される網体Nは、無数の長形小孔23が 回転軸方向に沿って穿設された小孔群24によって形成されている茶葉の粉砕加 工装置に用いる網体構造を特徴とするものであり、また長形小孔23は、その幅 員を1.5乃至3mm、長さを10乃至40mmの寸法を備えている茶葉の粉砕加工装置に 用いる網体構造を特徴とするものである。
【0006】
この考案の茶葉の粉砕加工装置に用いる網体構造にあっては、網体を外周に備 え、円筒軸心を中心として回転自在に横設された中空円筒体のスクリーン部と、 円筒内周に配された帯状の切断刃をスクリーン部と同心回転とする切断刃部と、 スクリーン部の外側に設けた飛散防止カバーとからなる茶葉の粉砕加工装置を基 本として、当該装置に於ける中空円筒体のスクリーン部外周に周設される網体を 、回転軸方向に沿って穿設された無数のスリット状を呈した長形小孔による小孔 群で以って形成するものであり、回転軸方向に回転する網体の内部に収容された 茶葉は、その回転によって生ずる遠心力によって、網体の外側へと導かれると同 時に、一定形状を備える長形小孔へと案内され、長形小孔の形状に合致した茶葉 が網体外部へと篩い落され、針のように細くて長く、且つ真直ぐに揃った形状を 備えた茶葉を製出することが出来るものとなる。
【0007】
次いで、この考案になる茶葉の粉砕加工装置に用いる網体構造について、その 実施の一例を詳述する。
【0008】 図1は本考案を用いる茶葉の粉砕加工装置の概略正面図であるが、この粉砕加 工装置の構造に限定されることなく、円筒状の網体の回転動によって、茶葉を外 部へ篩い落す形式の加工装置に用いることが出来る。
【0009】 当該図1に於いて、1は茶葉が投入されるホッパー、2は該ホッパー1の下方 に配設される振動フィーダー、3は振動フィーダー2によって茶葉が送り込まれ るシュートであって、このホッパー1、振動フィーダー2、シュート3によって 原料である茶葉の供給装置が構成される。
【0010】 8は外周に網体Nを囲繞させて成る円筒体であって、本考案に用いる円筒体8 は図2に示されるような骨格を具備し、この骨格に本考案になる網体Nを取着さ せて回転自在なスクリーン部5、6、7が形設される。
【0011】 円筒体8の最下流側には、網体Nを外周に備え、円筒軸心を中心として回転自 在に横設された中空円筒体8であるスクリーン部7と、そのスクリーン部7の円 筒内周に配された帯状の切断刃10を、スクリーン部と同心回転する切断刃部1 0aとを備える回転式による茶葉の粉砕加工装置が構成される。
【0012】 この回転式によって茶葉を粉砕加工する装置は、茶葉の供給装置とは逆の最下 流側に設けられ、斯かる装置の上流側には単数または複数の回転自在な円筒体8 より成るスクリーン部5、6が延長連設され、スクリーン部5の末端最上流側に は、茶葉の供給装置側を構成する固定底3aが挿入されている。
【0013】 そうして供給装置より投入された茶葉は、円筒体8が延長連設されたスクリー ン部5、6の網体Nによって予め微細な茶葉が、その円筒体8の回転動に伴う遠 心力によって外部へ篩い落されるのであるが、この際本考案にあっては、網体の 網目形状を一定の特定された形状に形設されている。即ち中空円筒体8のスクリ ーン部7の外周に周設される網体Nは、無数のスリット状を呈する長形小孔23 が回転軸方向に沿って穿設された小孔群24で以って形成されており、また前記 長形小孔23の大きさは、その幅員を1.5乃至3mm、長さを10乃至40mm、好まし くは幅員を1.8mm、長さを26乃至28mmを備えた寸法に穿設された網体が使用され る。然して前記一定寸法を具備した長形小孔23による小孔群24を穿設したの で、当該寸法若しくはその寸法以下の大きさで、細くて長く且つ真直ぐな茶葉の みが自動的に選別され、小孔群24より外部へ落下するものとなる。在来使用さ れる正方形や円形の周知の網目を備えた網体Nを用いた場合には、茶葉の細さを 重視するとその長さは短く成り、反面、一定の長さを得ようとすると茶葉の幅員 が広いものが多く混入することと成り、所謂高級品と称する茶葉は製出し得ない ものとなる。この篩い落し工程が単数または複数のスクリーン部を経ることによ り、一定形状の茶葉が得られ、一定形状以上の大きさの茶葉のみを最下流側の粉 砕加工装置へと案内し、該部に於いて一定サイズの茶葉に切断されると同時に、 同様スクリーン部7の外周に形成された網体Nの長形小孔23に合致した茶葉の みを、長形小孔23を介して回転による遠心力で切断茶葉が外部へ放出されるも のとなる。
【0014】 最下流側に位置する粉砕加工装置に於ける円筒体8の端縁には、閉鎖底8aが 一体的に形成され、斯かる閉鎖底8aの外方に石や金属小片等の夾雑物を、その 回転動に伴って外部へ自動的に放出するための外部へ通ずる残留異物排出孔18 が穿設形成されている。
【0015】 好ましい実施例としては次のような工程と構成が採択される。先ずホッパー1 に投入された茶葉等の原料は、振動フィーダー2によって詰まること無くシュー ト3内へ安定して投入され、中心軸22によって回転自在に横設された長手状中 空円筒体8の内部へと滑り落ちる。この円筒体8の外周には、篩い分けされるべ き原料中の細くて長く、且つ真直ぐな幅員1.8mm、長さを26乃至28mmに合致した 茶葉を得るべくスリット状の長形小孔23による小孔群24を穿設した網体Nが 取着されて、スクリーン部5、6、7が形成されるが、前記網体Nを三区分化し ても、また粉砕加工装置側にのみ用いることも可能である。
【0016】 このスクリーン部の両端縁には、下流側に閉鎖底8a、上流側に固定底3aが 構成され、スクリーン部5の最上流側の外周には、支承ローラー4によってスク リーン部5が支承されている。斯かる円筒体8より成るスクリーン部5、6、7 は、その中心軸22を中心としてモーター12、円筒体駆動用スプロケット11 によって回転自在に支承され、またスクリーン部5、6、7と同心回転する切断 刃10を備えた切断刃部10aが切断刃駆動用モーター14、切断刃駆動用プー リー13、切断刃取付シャフト9によって回転するように構成されている。図中 15、16、17は夫々の軸受を示し、19は粉砕した茶葉の飛散を防止するカ バー、21は集塵用排風口を示す。
【0017】 円筒体8のスクリーン部は、最上流側に形成された傾斜角度調整装置20によ って一定の角度が付与されることで、その回転動によって原料は最上流側のスク リーン部5によって一定形状の茶葉に篩い分けされ乍ら下流方向へと移動し、次 いで次のスクリーン部6によっても同様に篩い分けられ、スクリーン上のサイズ の大きな原料のみが更に最下流側のスクリーン部7へと移動し、該部に設けられ た回転する切断刃10によって一定サイズで細くて長く、且つ真直ぐな茶葉へと 確実に粉砕され、而してスクリーン部7の網体Nを通過した茶葉は下方へ落下し て茲に粉砕は完結するものとなる。
【0018】
本考案の茶葉の粉砕加工装置に用いる網体構造によれば、中空円筒体のスクリ ーン部外周に周設される網体が、無数のスリット状を呈する長形小孔を回転軸方 向に沿って穿設された小孔群で以って形成されているので、網体の回転動に伴う 遠心力によって、収容されている茶葉は、その長手方向が回転軸方向に整列し易 くなり、茶葉を網体の内壁へ押し付けた際には、網体の特定された網目に合致す る茶葉が網目より容易に外部へと落下し、日本緑茶の最高級品と称される、手で 摘み採り、それを手で揉んで仕上げた針のように細くて長く、且つ真直ぐな揃っ た形態を有した一定の茶葉が容易に得られるものとなる。
【図1】網体構造が用いられる茶葉の粉砕加工装置の概
略正面図である。
略正面図である。
【図2】円筒体の一部切欠斜視図である。
1 ホッパー 2 振動フィーダー 3 シュート 3a 固定底 4 支承ローラー 5 スクリーン部 6 スクリーン部 7 スクリーン部 8 円筒体 8a 閉鎖底 9 切断刃取付シャフト 10 切断刃 10a 切断刃部 11 円筒体駆動用スプロケット 12 モーター 13 切断刃駆動用プーリー 14 切断刃駆動用モーター 15 軸受 16 軸受 17 軸受 18 残留異物排出孔 19 カバー 20 傾斜角度調整装置 21 集塵用排風口 22 中心軸 N 網体 23 長形小孔 24 小孔群
Claims (2)
- 【請求項1】 網体を外周に備え、円筒軸心を中心とし
て回転自在に横設された中空円筒体のスクリーン部と、
円筒内周に配された帯状の切断刃をスクリーン部と同心
回転とする切断刃部と、スクリーン部の外側に設けた飛
散防止カバーとからなる茶葉の粉砕加工装置に於いて、
該中空円筒体のスクリーン部外周に周設される網体は、
無数の長形小孔が回転軸方向に沿って穿設された小孔群
によって形成されていることを特徴とする茶葉の粉砕加
工装置に用いる網体構造。 - 【請求項2】 長形小孔は、その幅員を1.5乃至3mm、
長さを10乃至40mmの寸法を備える請求項1記載の茶葉の
粉砕加工装置に用いる網体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996008722U JP3034566U (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 茶葉の粉砕加工装置に用いる網体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996008722U JP3034566U (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 茶葉の粉砕加工装置に用いる網体構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3034566U true JP3034566U (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=43169407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996008722U Expired - Lifetime JP3034566U (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 茶葉の粉砕加工装置に用いる網体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3034566U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111890421A (zh) * | 2020-08-27 | 2020-11-06 | 厦门理工学院 | 茶叶切断吸附装置及茶胶囊的加工方法 |
-
1996
- 1996-08-09 JP JP1996008722U patent/JP3034566U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111890421A (zh) * | 2020-08-27 | 2020-11-06 | 厦门理工学院 | 茶叶切断吸附装置及茶胶囊的加工方法 |
CN111890421B (zh) * | 2020-08-27 | 2024-03-15 | 厦门理工学院 | 茶叶切断吸附装置及茶胶囊的加工方法 |
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