JP3034236U - 組立式の階段 - Google Patents

組立式の階段

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JP3034236U
JP3034236U JP1996007535U JP753596U JP3034236U JP 3034236 U JP3034236 U JP 3034236U JP 1996007535 U JP1996007535 U JP 1996007535U JP 753596 U JP753596 U JP 753596U JP 3034236 U JP3034236 U JP 3034236U
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Japan
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staircase
pillar
unit
engagement
building
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JP1996007535U
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Inventor
正年 松崎
Original Assignee
インフラテック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は建築物に付属して建てられる組立式
の階段に関し、特に非常階段や建物の建設とは別に建物
が建設された後でも自由に設けられ、設置床面積が少な
く、工場において製作、組立られた最小単位にユニット
化された部品を施工現場まで運搬し、現場において迅速
且つ効率的に組上げを行なう。 【解決手段】 略垂直に1本の柱1を立設し、該柱に挿
入される取付孔4aを有した筒状体4の外側面に踏み板
5が片持梁状に突設された階段ユニット3および踊り場
ユニット12,13を位置決め手段9を介して柱を中心
に螺旋状に積み重ねて組立を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、建築物に付属して建てられる組立式の階段に関するものであり、特 に非常階段や建物の建設とは別に建物が建設された後でも自由に設けるようにし た。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物に付属して設けられる階段は、予め建物の必要場所に建物を建設す ると同時に施工されるのが普通である。近時、ビルの内部に設ける階段や屋外に 設けられる非常階段も直接的に10〜15段ほどの鋼板で組立てられた階段がユ ニットとして工場で生産され、工事現場に搬入されて組立られていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
近時、ビル等の階段は製作および組立の便宜から工場において製造および組立 られて施工されるようになってきた。そして、その長さは数mとなり、運搬およ び施工にクレーン等の機械設備が必要になる。 しかし近時、集合住宅において災害時に使用する非常階段の増設や、建築後の 集合住宅において、2階等に商店を設けるような場合、新しく設置面積の少ない 階段を設けたい等の要望があるが、それぞれ特別に階段を設計および製作するの で高価になっていた。
【0004】 本考案は上記従来の不都合を解決するものであり、設置床面積が少なく、工場 において製作および組立られた最小単位にユニット化された部品を施工現場まで 運搬し、現場において迅速且つ効率的に組上げが行える階段を提供することを目 的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題に鑑みてなされ、略垂直に1本の柱を立設し、該柱に挿入さ れる取付孔を有した筒状体の外側面に踏み板が片持梁状に突設された階段ユニッ トおよび踊り場ユニットを位置決め手段を介して前記柱を中心に螺旋状に積み重 ねてなるという手段を採用した。
【0006】 また本考案の請求項2は請求項1において、階段ユニットの筒状体部分の上面 または下面の対向する何れか一面に設けられる係入ピンと、該係入ピンが係入可 能に他面に設けられた係入孔とからなるという手段を採用した。
【0007】 また本考案の請求項3は請求項1において、前記位置決め手段は、階段ユニッ トの筒状体部分の上面または下面の対向する何れか一面に設けられる係合突起と 、該係合突起が係入可能に他面に設けられた係入凹部とからなるという手段を採 用した。
【0008】 また本考案の請求項4は請求項1において、前記階段ユニットは前記柱に適宜 固着手段により固着されるという手段を採用した。
【0009】 また本考案の請求項5は請求項1において、前記階段ユニットの外側には一体 的に側壁部が設けられるという手段を採用した。
【0010】 また本考案の請求項6は請求項4において、前記固着手段は前記柱が鋼管にて 形成されるかまたは柱に嵌入される外装リングが鋼製である場合には前記筒状体 の取付孔の内面に取付けられた鋼製の内装リングを前記柱または前記外装リング を介して柱に溶接することを特徴とするという手段を採用した。
【0011】 また本考案の請求項7は請求項1において、積み重ねられる前記階段ユニット は筒状体の間に該筒状体と略同径の高さ調整用のスペーサを介装して積み重ねら れるという手段を採用した。
【0012】
【考案の実施の形態】 以下図面に従って本考案の実施の形態の具体例を図面に従って説明する。 図1乃至図7に従って本考案の一実施例を説明する。 1は階段が建築すべき個所に立設される1本の柱であり、この柱1は少なくと も建物に出入する階の廊下面より以上の高さHが必要になる。そして前記柱1は 、図示のような円柱のほか、角柱等に形成される。そしてこの柱1には、例えば 鋼管が用いられ、必要に応じてこの鋼管の内部にはコンクリートが充填されるこ とにより強度や安定性をさらに増加させることができるので便利である。また柱 1は、高さHが低い時にはコンクリート製の柱1を用いることもできるが、この ように柱1がコンクリート製である場合には補強をするためと、後記階段ユニッ ト3を柱1に対して固着するために、図示のように鋼製の外装リング2を嵌入す る。
【0013】 3は柱1を中心に螺旋状に積み重ねられる階段ユニットであり、この階段ユニ ット3は図には示さないが内部に鉄筋が配筋されてコンクリートにて成形される 。そしてこの階段ユニット3は、階段の一段毎の高さh1 にほぼ等しい高さh2 に形成され、柱1に挿入される取付孔4aを有した筒状体4の外側面に踏み板5 が片持梁状に突設される。前記踏み板5は図3に示すように平面略弧状に形成さ れる。
【0014】 6は階段ユニット3の外側に一体的に設けられる平面円弧状の側壁部であり、 この側壁部6は階段を建築した場合に踏み板5の外周縁に沿って形成されること により危険を防止する。このように踏み板5の外周縁に沿って側壁部6を一体的 に設けたので、踏み板5とは個別に支柱を立てて手摺りを設けたり、この手摺り の外側の全面に金網を張設ける等の作業が省ける。
【0015】 7は階段ユニット3を柱1に固着する固着手段であり、この固着手段7は例え ば柱1が鋼管にて形成されるか、または柱1がコンクリートにて形成される場合 に、柱1に嵌入される外装リング2が鋼製である場合には、前記筒状体4の取付 孔4aの内面に取付けられた鋼製の内装リング8を鋼管よりなる柱1または外装 リング2に溶接することにより、柱1に階段ユニット3は固着される。
【0016】 9は積み重ねられる階段ユニット3を相互に位置決めするための位置決め手段 であり、この位置決め手段9は階段ユニット3の筒状体4部分の上面または下面 のうち、対向する何れか一面、図2では下方の階段ユニット3の上面に設けられ た係入ピン10と、該係入ピン10が係入可能に上方の階段ユニット3の対応す る下面に設けた係入孔11とからなる。 そして組立時に積み重ねる階段ユニット3相互の位置決めを行うのには、下方 の階段ユニット3の上面に設けた係入ピン10を上方の階段ユニット3に下面に 設けた係入孔11内に係入すると、筒状体4の取付孔4aが柱1内に嵌入するこ とにより積み重ねられる階段ユニット3相互の位置決めがワンタッチ操作にて迅 速且つ確実に行える。 従って柱1を中心にして螺旋状に積み重ねられる階段ユニット3相互の取付け 位置を決定するには、施工現場において定規や巻尺等の計測器材を使用したり、 墨付作業を行う等の作業と時間が省け、階段の組上作業が効率的に行なえる。
【0017】 図6において12は取付孔4′aを有する筒状体4′の外側に設ける踏み板5 ′の設置面積を階段ユニット3の場合よりも幅広に形成した踊り場ユニットであ り、この踊り場ユニット12は組立るべき階段の高さに応じて積み重ねる数段の 階段ユニット3の途中に同様に柱1を中心に取付けられる。 この踊り場ユニット12を階段ユニット3に対して位置決めして取付ける場合 にも、階段ユニット3の場合と同様に位置決め手段9が使用される。
【0018】 図7において13は建物の出入りをする階の廊下面に外周縁を建物に接するよ うに形成される踊り場ユニットであり、この踊り場ユニット13に筒状体4″の 外側に階段ユニット3の踏み板5よりも敷設面積が広い平面略五角形の踏み板5 ″を形成した点が前記階段ユニット3とは異なる。
【0019】 図5において14は階段の高さを所要高さにするために、階段ユニット3の筒 状体4の厚さと略同一の同径をなす高さ調整用のスペーサであり、このスペーサ 14は階段ユニット3の筒状体4間において柱1に嵌入されることにより高さが 調整される。 またスペーサ14の他の使用例として、図1および図7に示すように建物の出 入りをする最上階の廊下面に接する踊り場ユニット13の筒状体4″が嵌入され る柱1の上部に所望数段積み重ねられることにより、踊り場ユニット13の中心 側の手摺り代わりの部材に代用することもできる。
【0020】 図1において15は柱1の頭頂部に被冠される笠木部材であり、柱1が鋼管等 で形成されている場合に内部空洞が見えるという外観上の不体裁を防止し、雨水 が侵入するのを防止したり、物体が内部に落下するのを防止するためのものであ る。
【0021】 上記実施例では、積み重ねられる階段ユニット3相互の位置決めを行うのに、 下方の階段ユニット3の筒状体4の上面に係入ピン10を立設し、この係入ピン 10が係入可能になる係入孔11を上方の階段ユニット3の下面に形成している が、反対に係入ピン10を上方に位置する階段ユニット3の下面に設け、この係 入ピン10が係入可能な係入孔11を下方の階段ユニット3の下面に形成するよ うにしてもよい。 しかも上下何れか一方の階段ユニット3に1つの係入ピン10を設け、他方の 階段ユニット3に取付孔4aを中心に同心円的に数個の係入孔11を設けること により、所望の1つの係入孔11を選択して係入ピン10を係入するようにすれ ば、下方の階段ユニット3の上方の階段ユニット3に対する積み重ねを広狭調整 して位置合わせを容易に行うことができる。また係入ピン10に対する係入孔1 1の平面形状を図には示さないが、長孔にすることにより上下の階段ユニット3 ,3の積み重ね位置を広狭調整することができる。 また位置決手段9は、係入ピン10と、係入孔11とに限らず、係合突起と、 この係合突起が係入可能に設けられた係入凹部であってもよい。 また上記実施例においては、踏み板5の一側に側壁部6を一体に形成している が、この側壁部6は別体に形成されたものであってもよい。
【0022】
【考案の効果】
以上のように本考案は、工場において最小単位の部品としてユニット化される ので、施工現場への運搬が簡便に行える。また施工現場においては略垂直に立設 される1本の柱を中心に、階段ユニットを螺旋状に積み重ねて組み上げることが できるので、設置面積が少なく、迅速且つ効率的に組上げが行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の組立式の階段の一実施例を示す正面図
である。
【図2】同じく拡大断面図である。
【図3】同じく本実施例に使用する階段ユニットを示す
拡大平面図である。
【図4】同じく図3に示すA−A断面図である。
【図5】本実施例の組立式の階段の施工状態の一例を示
す断面図である。
【図6】本実施例で使用する踊り場ユニットの一例を示
す平面図である。
【図7】同じく建物の廊下面に出入りをするための踊り
場ユニットを含めて組立た状態を示す組立式の階段を示
す平面図である。
【符号の説明】
1 柱 2 外装リング 3 階段ユニット 4 筒状体 4a 取付孔 5 踏み板 6 側壁部 7 固着手段 8 内装リング 9 位置決め手段 10 係入ピン 11 係入孔 12 踊り場ユニット 13 踊り場ユニット 14 スペーサ 15 笠木部材

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略垂直に1本の柱を立設し、該柱に挿入
    される取付孔を有した筒状体の外側面に踏み板が片持梁
    状に突設された階段ユニットおよび踊り場ユニットを位
    置決め手段を介して前記柱を中心に螺旋状に積み重ねて
    なることを特徴とする組立式の階段。
  2. 【請求項2】 前記位置決め手段は、階段ユニットの筒
    状体部分の上面または下面の対向する何れか一面に設け
    られる係入ピンと、該係入ピンが係入可能に他面に設け
    られた係入孔とからなる請求項1に記載の組立式の階
    段。
  3. 【請求項3】 前記位置決め手段は、階段ユニットの筒
    状体部分の上面または下面の対向する何れか一面に設け
    られる係合突起と、該係合突起が係入可能に他面に設け
    られた係入凹部とからなる請求項1に記載の組立式の階
    段。
  4. 【請求項4】 前記階段ユニットは前記柱に適宜固着手
    段により固着されることを特徴とした請求項1に記載の
    組立式の階段。
  5. 【請求項5】 前記階段ユニットの外側には一体的に側
    壁部が設けられたことを特徴とした請求項1に記載の組
    立式の階段。
  6. 【請求項6】 前記固着手段は前記柱が鋼材に形成され
    るかまたは柱に嵌入される外装リングが鋼製である場合
    には前記筒状体の取付孔の内面に取付けられた鋼製の内
    装リングを前記柱または前記外装リングを介して柱に溶
    接することを特徴とした請求項4に記載の組立式の階
    段。
  7. 【請求項7】 積み重ねられる前記階段ユニットは筒状
    体の間に該筒状体と略同径の高さ調整用のスペーサを介
    装して積み重ねることを特徴とする請求項1に記載の組
    立式の階段。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015017426A (ja) * 2013-07-11 2015-01-29 パナソニック株式会社 階段装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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