JP3033988U - 圧電トランス装置 - Google Patents

圧電トランス装置

Info

Publication number
JP3033988U
JP3033988U JP1996008176U JP817696U JP3033988U JP 3033988 U JP3033988 U JP 3033988U JP 1996008176 U JP1996008176 U JP 1996008176U JP 817696 U JP817696 U JP 817696U JP 3033988 U JP3033988 U JP 3033988U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric transformer
main body
support member
transformer device
supporting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996008176U
Other languages
English (en)
Inventor
浩 木塚
友文 山下
Original Assignee
リコー計器株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by リコー計器株式会社 filed Critical リコー計器株式会社
Priority to JP1996008176U priority Critical patent/JP3033988U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3033988U publication Critical patent/JP3033988U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、圧電素子を用いた電圧変換器とし
ての圧電トランスの電極接続構造を改良した圧電トラン
ス装置に関する。 【解決手段】 圧電トランス本体2を第1の支持部材と
第2の支持部材によって支持すると共に、回路収納部3
bを有するので圧電トランス本体2の駆動に必要な各種
電子回路を当該圧電トランス本体2と一体化することが
でき、装置構成をコンパクトにしてモジュール化が可能
となる上、支持部材の一端に入出力端子11、13をま
とめて配設したことで、本体回路への着脱・接続が容易
に行え、組立、保守・交換性に優れ、作業の低コスト化
が図れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、圧電素子を用いた電圧変換器としての圧電トランスの電極接続構造 を改良した圧電トランス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、圧電トランスは、駆動部に入力電圧を印加することにより長手方向に 機械的振動を発生させ、この機械的振動を発電部において電圧に変換して出力す るようにしたもので、巻線トランスと比較して薄く小型である利点を有する。た だ、圧電トランス本体は機械的振動を伴うため、圧電トランス本体単独では実用 に供することができず、何らかの電極接続構造が必要である。
【0003】 従来の圧電トランス装置の例として、特開平5−21858号公報、特開平6 −334234号公報、特開平6−334235号公報、特開平6−34248 5号公報、特開平7−202242号公報、特開平7−202243号公報等に 開示されるものがある。これらの一例を図17(A)及び(B)に示す。この図 17(A)及び(B)は従来の圧電トランス装置を示す説明図である。
【0004】 前記図17において従来の圧電トランス装置200は、長方形状の基板220 に取付開口部206が穿設され、取付開口部206の幅方向における内壁面に、 圧電トランス本体201の長さ寸法をLとすると端部からほぼ1/4×Lに位置 する圧電トランス本体201の振動節部P1及びP2に対応して、支持突部20 2、203、204、205が突設されており、またこの振動節部P1及びP2 に対応する部位の取付開口部206にホルダ210、211が横架される構成で ある。これらの支持突部202、203、204、205の間に圧電トランス本 体201を側方から挾持すると共に、ホルダ210、211により圧電トランス 本体201の上下側面より保持して支持する構成である。
【0005】 圧電トランス本体201は、矩形板状体の一方の端面から矩形板長さの半分の 長さの矩形板の両面全面に対向する入力電極212とアース電極213を形成さ れ、前記矩形板状体の他方の端面には出力電極214を形成されると共に、入力 電極212とアース電極213間は厚さ方向に、入力電極212、アース電極2 13と出力電極214との間では長手方向へ分極を施される構成である。この圧 電トランス本体201に対し、入力電極212とアース電極213、出力電極2 14にそれぞれ接触して電気的に接続される入出力端子(図示を省略)が圧電ト ランス本体201の振動を妨げないように配設され、これら入出力端子により圧 電トランスを用いる本体回路に接続される。
【0006】 このように支持突部202〜205及びホルダ210、211で振動節部P1 及びP2において支持することにより圧電トランス本体201の振動モードに適 合する支持が可能とされている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
従来の圧電トランス装置は以上のように構成されていたことから、入出力端子 が任意の箇所に設置され、本体回路側との接続は、各信号線を一つ一つこれらに 繋ぎ合せなければならないので、作業性に劣り、保守・交換の際面倒で手間とコ ストがかかるという課題を有していた。また、各端子の圧電トランス本体201 の各電極への配線は半田付けにより固着する場合が多く、半田付けによる特性あ るいは周囲部品への熱的影響が避けられず、また、配線等を必要とするために部 品品種が多く且つ構造が複雑化し、組立に手間を要し製造コストがかかるという 課題を有した。
【0008】 また、従来の圧電トランス装置200は、圧電トランス本体201の機械的振 動により圧電トランス本体に取付けた入力端子及び出力端子等との接続部分が剥 離・離脱しやすく、この剥離・離脱を防止するために圧電トランス本体201の 固定及び支持構造が複雑になってしまうという課題を有していた。さらに、この 剥離・離脱を防止するために強固な固定・支持構造とすると、振動が抑制されて 圧電トランス本体201の振動特性を悪化させるという課題を有した。
【0009】 さらに、従来の圧電トランス装置200においては、圧電トランス本体201 の振動数の、入力条件(駆動電圧等)、出力条件(負荷等)あるいは温度変化等 の環境条件の変化に伴う変化に対して、振動節部P1、P2の物理的位置が変化 し、当初設定した支持突部202〜205の位置では適合しなくなり、振動を抑 制するように作用して必要な性能が得られなくなるという課題を有した。また、 高出力電圧を得るために駆動電圧(入力電圧)を上昇させた場合に、圧電トラン ス本体201が許容値以上に振動して振動振幅が大きくなるが、その場合、従来 のように強固に固定支持する方式では、圧電トランス本体201を破損してしま うという課題を有していた。
【0010】 本考案は前記課題を解消するためになされたもので、少ない部品点数として簡 略且つ信頼性の高い構造にでき、圧電トランスを用いる本体回路に容易に着脱・ 接続でき、組立、保守・交換性に優れ、低コスト化が図れると共に、振動数の変 化や駆動電圧の変化に対応して振動節部を適度な自由度をもって支持することが 可能であり、且つ電気配線を容易化し得る圧電トランス装置を提供することを目 的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る圧電トランス装置は、矩形状の板状体に形成される圧電トランス 本体と、当該圧電トランス本体を収納可能な収納凹部が形成される第1の支持部 材と、前記第1の支持部材の収納凹部の開口部を塞ぐ第2の支持部材と、前記圧 電トランス本体の駆動あるいは制御を行う電子回路と、前記第1の支持部材もし くは第2の支持部材の少なくともいずれか一方に前記電子回路を収納可能に形成 されてなる回路収納部と、前記第1の支持部材もしくは第2の支持部材の少なく ともいずれか一方に配設され、弾性を有する素材からなり、前記圧電トランス本 体の振動節部に対応する位置に前記圧電トランス本体の振動節部を支持可能に形 成される支持突部と、当該支持突部に配設され、前記圧電トランス本体の電極に 電気的に接触する導電体と、当該導電体及び前記電子回路に電気的に接続され、 前記第1の支持部材の一側端側に複数の入出力端子が配設して形成され、本装置 が組込まれる本体回路へ接続する接続用コネクタ部とを備えるものである。この ように本考案においては、圧電トランス本体を第1の支持部材と第2の支持部材 によって支持すると共に、回路収納部を有するので圧電トランス本体の駆動に必 要な各種電子回路を当該圧電トランス本体と一体化することができ、装置構成を コンパクトにしてモジュール化が可能となる上、支持部材の一端に入出力端子を まとめて配設したことで、本体回路への着脱・接続が容易に行え、組立、保守・ 交換性に優れ、作業の低コスト化が図れる。また、前記第1の支持部材もしくは 第2の支持部材の少なくともいずれか一方に設けられた支持突部に導電体が形成 され、これを圧電トランス本体の電極に接触させて接続できるので、配線、半田 付け等が不要となり、部品品種の削減が可能で組立の容易化が図れ、半田付けの 熱的影響も避けることができると共に、圧電トランス本体の振動節部を弾性を有 する支持突部により適当な自由度をもって支持することにより、振動節部を固定 して振動を抑制することなく支持することとなり、高出力時における振動振幅の 増大に適応できるだけでなく、環境条件等の変化による振動波数変動に伴う振動 節部位置の移動に対しても圧電トランス本体を適正に支持でき、圧電トランス本 体の破壊を防止することができる。
【0012】 また、本考案に係る圧電トランス装置は必要に応じて、前記第1の支持部材が 、弾性を有する素材からなり、前記圧電トランス本体の幅方向及び長手方向の周 囲に間隙を存して圧電トランス本体を収納可能な大きさを有し、前記圧電トラン ス本体の幅方向端面に当接する幅方向支持突部及び長手方向端面に当接する長手 方向支持突部を形成されてなるものである。このように本考案においては、圧電 トランス本体が厚み方向だけでなく幅方向及び長手方向においても適当な自由度 をもって支持され、圧電トランス本体の適正な振動方向以外の不要な動きを抑え ながら振動節部を弾性を有する支持突部により適当な自由度をもって支持するこ とにより、高出力時における振動振幅の増大に対しより安全に対応できるだけで なく、環境条件等の変化による振動数変動に伴う振動節部位置の移動に対しても 圧電トランス本体を確実に支持して、圧電トランス本体の破壊を防止することが できる。
【0013】 また、本考案に係る圧電トランス装置は必要に応じて、前記第1の支持部材が 、前記収納凹部を圧電トランス本体全体を収納可能な大きさに形成されると共に 、前記圧電トランスを接続する本体回路との接続用コネクタ部の一部分を形成さ れてなり、前記第2の支持部材が、前記第1の支持部材と対を成して接合可能に 形成され、前記電子回路を収納する回路収納部を形成され、前記接続用コネクタ 部の他の部分を形成されてなるものである。このように本考案においては、圧電 トランス本体は第1の支持部材の収納凹部に収納されると共に、電子回路は第2 の支持部材の回路収納部に収納されることにより、圧電トランス本体の取付作業 と電子回路の取付作業を別々に並列に進めながら最後に第1の支持部材と第2の 支持部材を組合わせて一体化させることができ、製造作業の効率が向上し、製造 コストを低減できる。
【0014】 また、本考案に係る圧電トランス装置は必要に応じて、前記収納凹部と回路収 納部を隔てる略板状体に形成されてなり、前記第1の支持部材と第2の支持部材 に挟まれるように配設される中蓋を備え、当該中蓋の収納凹部側の表面の前記圧 電トランス本体の振動節部に対応する位置に、前記圧電トランス本体の振動節部 を支持する弾性を有する支持突部及び前記圧電トランス本体の電極に電気的に接 触する導電体を配設するものである。このように本考案においては、中蓋で収納 凹部と回路収納部とを仕切って完全に分離することにより、圧電トランス本体の 振動が電子回路へ伝わるのを防げ、振動の影響を抑えて常に安定動作が行える。
【0015】 また、本考案に係る圧電トランス装置は必要に応じて、前記圧電トランス本体 の長手方向端面と前記収納凹部の長手方向内壁との間に、弾性を有する圧接体が 介在されるものである。このように本考案においては、圧電トランス本体の振動 時における長手方向端部の振動節部を中心とする円弧状の振動に対して、弾性を 有する圧接体を介在させることにより、圧電トランス本体の長手方向端面が常に 一定の押圧力で付勢され、適度な自由度で良好に支持される。
【0016】 また、本考案に係る圧電トランス装置は必要に応じて、前記圧接体が、導電性 を有する素材より形成され、当該導電性圧接体を介して圧電トランス本体の一方 の長手方向端面に配設される電極と前記回路収納部内の電子回路が電気的に接続 されるものである。このように本考案においては、導電性を有する圧接体が圧電 トランス本体の長手方向端面に形成される電極に対し、常に一定の押圧力で付勢 されることとなり、常に確実な電気的接触を保つことができる。
【0017】 また、本考案に係る圧電トランス装置は必要に応じて、前記第1の支持部材と 第2の支持部材が、可撓性を有し折り曲げ可能な連結部を介して互いに連結され て一体に成形され、当該連結部を中心にそれぞれの支持部材の接合部分が対称に 配置されてなり、前記連結部を折り曲げて各々の支持部材の接合部分同士を重ね 合せて接合されるものである。このように本考案においては、支持部材を一体に 成形することにより、そのまま折り曲げるだけで正確に位置を合せて組付けられ 、特別な位置合せは必要なく作業性が向上すると共に、成形も個々に行うよりも 短時間に行え、製造コストを低減できる。
【0018】
【考案の実施の形態】
(本考案の第1の実施の形態) 以下、本考案の第1の実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する。この図1 は本実施の形態に係る圧電トランス装置の分解斜視図、図2は本実施の形態に係 る圧電トランス装置の概略構成断面図及び正面図、図3は本実施の形態に係る圧 電トランス装置の要部縦断面図、図4は本実施の形態に係る圧電トランス装置の 縦断面図、図5は本実施の形態に係る圧電トランス装置の電子回路基板収納工程 説明図、図6は本実施の形態に係る圧電トランス装置の圧電トランス本体収納工 程説明図、図7は本実施の形態に係る圧電トランス装置の表蓋の底面図である。
【0019】 前記各図において本実施の形態に係る圧電トランス装置1は、板状に形成され た圧電トランス本体2と、第1の支持部材としての支持枠体3と、この支持枠体 3の開口を塞ぐ第2の支持部材としての表蓋4と、圧電トランス本体2の駆動あ るいは制御等を行う電子回路基板15と、略板状体に形成される中蓋5とを備え 、支持枠体3には、圧電トランス本体2を収納する収納凹部3aを形成すると共 に、電子回路基板15を収納可能な回路収納部3bを併設して圧電トランス本体 2と電子回路基板15を一体的に配設し、さらに外部の本体回路との接続用コネ クタ部10を配設する構成である。
【0020】 前記圧電トランス本体2は、細長い矩形板状に形成され、長手方向一端側に矩 形板の約半分の長さ位置まで上下両面に対向する入力電極2aとアース電極2b を形成され、他端側の側面に出力電極2cを形成されてなり、入力電極2aとア ース電極2b間は厚み方向に、その他の部分は長手方向へ分極処理を施される構 成である。駆動はλモードの共振を利用し、両端からの長さが全長の1/4とな る位置がそれぞれ振動節部となっている。
【0021】 前記支持枠体3は、ポリエステル系樹脂等の可撓性あるいは弾性を有する素材 を用い、細長い矩形箱状の枠体に成型されると共に、一端側に外部の本体回路と の接続用コネクタ部10を形成されてなる構成である。支持枠体3内部には圧電 トランス本体2の幅方向及び長手方向に適当な間隙を置いて圧電トランス本体2 を収納可能な大きさの収納凹部3a及び、圧電トランス本体2の駆動回路あるい は制御回路をなす電子回路基板15を収納する回路収納部3bが、上下に二階建 て状に形成される構成である。接続用コネクタ部10は、本体回路に配設される 被接続部に着脱自在に嵌合する形状に形成され、電気的な接続を行う入力端子1 1、アース端子12及び出力端子13が内部に固定されて配設される。
【0022】 支持枠体3内部の回路収納部3bには、前記電子回路基板15が収納され、そ の周囲の空間部には必要に応じて注型材30が充填されて電子回路基板15を封 止する構成である。電子回路基板15は、回路素子15aが実装され、圧電トラ ンス本体2の駆動回路あるいは制御回路をなす構成である。この電子回路基板1 5には、支持枠体3の内壁に配設され、外部の本体回路に接続させる出力端子1 3と導通する配線パターン18が接続される。
【0023】 支持枠体3の収納凹部3aの幅方向の内側面には、圧電トランス本体2の振動 節部またはその近傍位置に当接可能に、互いに相対向する一対の幅方向支持突部 31、32及び33、34がそれぞれ形成される構成である。この幅方向支持突 部31、32及び33、34は適当な弾性を有し、先端が圧電トランス本体2の 表面に線接触(または点接触)で当接するようになっている。また、収納凹部3 aの長手方向内側面には、互いに相対向する一対の長手方向支持突部35、36 が形成される構成である。前記同様に、これらの長手方向支持突部35、36も 適当な弾性を有し、先端が圧電トランス本体2の表面に線接触(または点接触) で当接するようになっている。
【0024】 前記中蓋5は、上側の収納凹部3aと下側の回路収納部3bを仕切って収納凹 部3aの底部となるポリエステル系樹脂等の可撓性あるいは弾性を有する薄板状 の部材で、圧電トランス本体2の振動節部またはその近傍位置に当接可能に、収 納凹部3a側に突出する半円筒状の節部支持突部51、52が形成される構成で ある。これらの節部支持突部51、52は適当な弾性を有し、先端が圧電トラン ス本体2の表面に線接触(または点接触)で当接するようになっている。圧電ト ランス本体2への当接部分が曲面状になるので当りが緩やかなものとなり、振動 節位置の変化が生じても多少の位置ずれに対して柔軟に支持することが可能とな る。
【0025】 前記表蓋4は、ポリエステル系樹脂等の可撓性あるいは弾性を有する薄板状の 板体に形成され、圧電トランス本体2の振動節部またはその近傍位置に当接可能 に、収納凹部3a側に向かって突出する節部支持突部41、42が形成される構 成である。これらの節部支持突部41、42は適当な弾性を有し、同様に、それ らの先端が圧電トランス本体2の表面に線接触(または点接触)で当接するよう になっている。圧電トランス本体2への当接部分が曲面状になるので当りが緩や かなものとなり、振動節位置の変化が生じても多少の位置ずれに対して柔軟に支 持することが可能となる。
【0026】 表蓋4の節部支持突部41及び、中蓋5の節部支持突部51の表面には、圧電 トランス本体2の入力電極2a及びアース電極2bに電気的に接触可能な導電性 素材よりなる導電膜41a及び51aが各々形成されている。これらの導電膜4 1a、51aは、支持枠体3の収納凹部3aの内側面に設けられた配線パターン 16、17にそれぞれ接続し、これを介して接続用コネクタ部10の入力端子1 1あるいはアース端子12に接続される。また、長手方向支持突部35には圧電 トランス本体2端部の出力電極2cに電気的に接触可能な導電性素材よりなる導 電膜35aが形成され、この導電膜35aは支持枠体3の内側面を伝って回路収 納部3b内の電子回路基板15に接続される。
【0027】 次に、前記構成に基づく圧電トランス装置の組立て工程について説明する。組 立てに際しては、支持枠体3の接続用コネクタ部10にあらかじめ入力端子11 、アース端子12及び出力端子13を取付けた後、電子回路基板15を回路収納 部3bに収納し、出力側を出力端子13と導通するよう支持枠体3に配設された 配線パターン18に接続し、入力側を圧電トランス本体2端部の出力電極2cと 導通するよう支持枠体3に配設された導電膜35aに接続する。回路収納部3b に必要に応じ注型材30による封止を行った後、回路収納部3b上部に中蓋5を 被せ、中蓋5と支持枠体3の互いの合わせ面を接着剤あるいは両面テープ等によ る接着又は熱融着等により一体化する。この時圧電トランス本体2のアース電極 2bに接触する中蓋5上の導電膜51aと支持枠体3の内側面に設けられた配線 パターン17を結線してアース端子12との接続を行っておく。中蓋5を配設し て形成された収納凹部3aに圧電トランス本体2を収納し、収納凹部3aの長手 方向支持突部35の導電膜35aと圧電トランス本体2端部の出力電極2c、ま た、節部支持突部51の導電膜51aと圧電トランス本体2のアース電極2bと を各々接触させてから、表蓋4を支持枠体3に接合して収納凹部3aを覆う。圧 電トランス本体2の入力電極2aに接触する表蓋4の導電膜41aと収納凹部3 aの内側面に設けられた配線パターン16が電気的に接続された状態で、表蓋4 と支持枠体3の互いの合わせ面を接着剤あるいは両面テープ等による接着又は熱 融着等により一体化する。
【0028】 このようにして組立てた圧電トランス装置1を、本体回路の被接続部に接続用 コネクタ部10を嵌合させて接続し、所定の交流電圧を印加すると、圧電トラン ス本体2の入力電極2aとアース電極2bに挟まれた駆動部2dに所定振動数の 振動が発生し、この振動が発電部2eにおいて所定の高い電圧に変換されて出力 され、あらかじめ設定された所定の高圧に昇圧された電圧が得られることとなる 。
【0029】 このように、本実施の形態に係る圧電トランス装置1においては、内部に圧電 トランス本体2を備えるばかりでなく、電子回路基板15をも内蔵することがで き、圧電トランス装置1としてコンパクトなモジュール化が実現すると共に、一 端部に入出力端子をまとめたことで、圧電トランスを用いる本体回路に容易に着 脱・接続でき、組立、保守・交換性に優れ、低コスト化が図れる。また、圧電ト ランス本体2が、収納凹部3a内に収納され、その内部において幅方向に幅方向 支持突部31〜34により挟持され、長手方向において長手方向支持突部35、 36により挟持された状態で長手方向支持突部35に形成された導電膜35aに 出力電極2cが接続し、さらに厚さ方向に節部支持突部41、42、51、52 により弾性的(柔構造もしくは軟構造)で挟持した状態で節部支持突部41、5 1に形成された導電膜41a、51aに入力電極2a及びアース電極2bが接続 されることになり、振動周波数の変動に伴う振動節部位置に変動もしくは振動振 幅の増大に際してもフレキシブルに支持した状態で各導電膜41a、51a、3 5aを圧電トランス本体2の各電極に確実に接触させることができ、振動の無理 な抑制がなく圧電トランス本体2への応力集中が防がれ、破壊の危険性もなく安 全に圧電トランス本体2から変圧された電圧を得ることができる。
【0030】 (本考案の第2の実施の形態) 本考案の第2の実施の形態に係る圧電トランス装置を図8及び図9に基づいて 説明する。この図8は本実施の形態に係る圧電トランス装置の概略構成図、図9 は本実施の形態に係る圧電トランス装置の縦断面図である。
【0031】 前記各図において本実施の形態に係る圧電トランス装置1は、第1の支持部材 としての第1支持枠体6と、第2の支持部材としてこの第1支持枠体6と対をな す第2支持枠体7と、圧電トランス本体2と、中蓋5と、電子回路基板15とを 備え、前記1対の支持枠体6、7が略対称に形成され、第1支持枠体6及び第2 支持枠体7のそれぞれに圧電トランス本体2の収納凹部6aあるいは電子回路基 板15の回路収納部7aを形成し、中蓋5を挟んで略サンドイッチ状に圧電トラ ンス本体2及び電子回路基板15を支持して収納すると共に、両支持枠体6、7 を組合わせた一端側に外部の本体回路との接続用コネクタ部10が形成される構 成である。
【0032】 前記圧電トランス本体2は、前記第1の実施の形態と同様に、細長い矩形板状 に形成され、長手方向一端側に矩形板の約半分の長さ位置まで上下両面に対向す る入力電極2aとアース電極2bを形成され、他端側の側面に出力電極2cを形 成されてなり、入力電極2aとアース電極2b間は厚み方向に、その他の部分は 長手方向へ分極処理を施される構成である。駆動はλモードの共振を利用し、両 端からの長さが全長の1/4となる位置がそれぞれ振動節部となっている。
【0033】 前記第1支持枠体6は、ポリエステル系樹脂等の可撓性あるいは弾性を有する 素材よりなり、細長い矩形箱状の枠体に形成され、一端側に外部の本体回路との 接続用コネクタ部10の上半分を形成されてなる構成である。この第1支持枠体 6の内部には圧電トランス本体2の幅方向及び長手方向に適当な間隙を置いて圧 電トランス本体2を収納可能な大きさの収納凹部6aが形成されている。 この収納凹部6aの上底部には、圧電トランス本体2の振動節部またはその近 傍位置に当接可能に、第2支持枠体7側に向かって突出する半円筒状の節部支持 突部61、62が形成され、これらの節部支持突部61、62は適当な弾性を有 し、それらの先端が圧電トランス本体2の表面に線接触(または点接触)で当接 する構成である。圧電トランス本体2への当接部分が曲面状になるので当りが緩 やかなものとなり、振動節位置の変化が生じても多少の位置ずれに対して柔軟に 支持することが可能となる。また、収納凹部6aの幅方向の内側面には、圧電ト ランス本体2の振動節部またはその近傍位置に当接可能に、互いに相対向する一 対の幅方向支持突部63、64及び65、66がそれぞれ形成される構成である 。幅方向支持突部63、64及び65、66は適当な弾性を有し、それらが圧電 トランス本体2の幅方向端面表面に線接触(または点接触)で当接するようにな っている。さらに、この収納凹部6aの長手方向内側面には、互いに相対向する 一対の長手方向支持突部67、68が形成され、前記同様に、これらの長手方向 支持突部67、68も適当な弾性を有し、それらの先端が圧電トランス本体2の 長手方向端面に線接触(または点接触)で当接する構成である。
【0034】 前記中蓋5は、薄板状に形成されてなり、第1支持枠体6の側に向かう面には 圧電トランス本体2の振動節部またはその近傍位置に当接可能に、第1支持枠体 6に向かって突出する半円筒状の節部支持突部51、52が形成され、これらの 節部支持突部51、52は適当な弾性を有し、それらの先端が圧電トランス本体 2の表面に線接触(または点接触)で当接する構成である。圧電トランス本体2 への当接部分が曲面状になるので当りが緩やかなものとなり、振動節位置の変化 が生じても多少の位置ずれに対して柔軟に支持することが可能となる。
【0035】 前記第2支持枠体7は、第1支持枠体6と対称構造であり、細長い矩形箱状の 枠体に形成され、一端側に外部の本体回路との接続用コネクタ部10の下半分を 形成される構成である。第2支持枠体7の内部には電子回路基板15を収納する 回路収納部7aが形成される。接続用コネクタ部10は、第1支持枠体6と第2 支持枠体7を接合させることにより、本体回路に配設される被接続部に着脱自在 に嵌合する形状に組合わされて形成されてなる構成である。この接続用コネクタ 部10には、電気的な接続を行う入力端子11、アース端子12及び出力端子1 3が内部に固定されて配設される。
【0036】 第1支持枠体6の節部支持突部61及び、中蓋5の節部支持突部51の表面に は、圧電トランス本体2の入力電極2a及びアース電極2bに電気的に接触可能 な導電性素材よりなる導電膜61a及び51aが形成されている。導電膜61a は、第1支持枠体6の内側面を伝って接続用コネクタ部10の入力端子11に接 続され、導電膜51aは中蓋5から第1支持枠体6の内側面に設けられた配線パ ターン17に接続し、これを介して接続用コネクタ部10のアース端子12に接 続され、外部の本体回路とつながる。また、長手方向支持突部67には圧電トラ ンス本体2の出力電極2cに電気的に接触可能な導電性素材よりなる導電膜67 aが形成される。この導電膜67aが収納凹部6aの内側面を伝って中蓋5を貫 通して配設される導電部5aに接続され、さらに導電部5aが第2支持枠体7の 回路収納部7aの内側面に設けられた配線パターン19に接続され、回路収納部 7a内の電子回路基板15に接続される。
【0037】 次に、前記構成に基づく圧電トランス装置の組立て工程について説明する。組 立てに際しては、第1支持枠体6及び第2支持枠体7の接続用コネクタ部10に あらかじめ入力端子11、アース端子12及び出力端子13を取付けた後、電子 回路基板15を第2支持枠体7の回路収納部7aに収納し、出力側を出力端子1 3と導通するよう第2支持枠体7に配設された配線パターン18に接続し、入力 側を圧電トランス本体2の出力電極2cと導通するよう配線パターン19に接続 する。回路収納部7aに必要に応じ注型材30による封止を行った後、回路収納 部7a上部に中蓋5を被せ、中蓋5と第2支持枠体7の互いの合わせ面を接着剤 あるいは両面テープ等による接着又は熱融着等により一体化する。この時中蓋5 の導電部5aと第2支持枠体7に配設された配線パターン19とが接触して電気 的に接続された状態となるようにする。一方、第1支持枠体6の収納凹部6aに 圧電トランス本体2を収納し、収納凹部6aの節部支持突部61の導電膜61a と圧電トランス本体2の入力電極2a及び、長手方向支持突部67の導電膜67 aと圧電トランス本体2端部の出力電極2cを接触させる。この後、第1支持枠 体6及び第2支持枠体7を接合し、第1支持枠体6の導電膜67aと中蓋5の導 電部5a及び、中蓋5の導電膜51aと第1支持枠体6の配線パターン17とが それぞれ接触して電気的に接続させた状態で第1支持枠体6及び第2支持枠体7 の互いの合わせ面を接着剤あるいは両面テープ等による接着又は熱融着等により 一体化する。
【0038】 なお、第1支持枠体6及び第2支持枠体7に位置決め凸部及びこれに対応する 位置決め凹部をそれぞれ配設する構成とすることもでき、位置決め凸部をそれぞ れ位置決め凹部に嵌合させて第1支持枠体6及び第2支持枠体7の互いの位置を ずらさずに接合できることとなり、一体化の作業の際に互いの位置がずれたりせ ず、作業しやすくなる。
【0039】 このようにして組立てた圧電トランス装置1を、本体回路の被接続部に接続用 コネクタ部10を嵌合させて接続し、所定の交流電圧を印加すると、圧電トラン ス本体2の入力電極2aとアース電極2bに挟まれた駆動部2dに所定振動数の 振動が発生し、この振動が発電部2eにおいて所定の高い電圧に変換されて出力 され、あらかじめ設定された所定の高圧に昇圧された電圧が得られることとなる 。
【0040】 このように、本実施の形態に係る圧電トランス装置1においては、内部に圧電 トランス本体2を備えるばかりでなく、電子回路基板15をも内蔵することがで き、圧電トランス装置1としてコンパクトなモジュール化が実現すると共に、一 端部に入出力端子をまとめたことで、圧電トランスを用いる本体回路に容易に着 脱・接続でき、組立、保守・交換性に優れ、低コスト化が図れる。また、圧電ト ランス本体2が、収納凹部6a内に収納され、その内部において幅方向に幅方向 支持突部63〜66により挟持され、長手方向において長手方向支持突部67、 68により挟持された状態で長手方向支持突部35に形成された導電膜67aに 出力電極2cが接続し、さらに、厚さ方向に節部支持突部61、62及び51、 52により弾性的(柔構造もしくは軟構造)で挟持した状態で節部支持突部41 、51に形成された導電膜61a、51aに入力電極2a及びアース電極2bが 接続されることになり、振動周波数の変動に伴う振動節部位置に変動もしくは振 動振幅の増大に際してもフレキシブルに支持した状態で各導電膜61a、51a 、67aを圧電トランス本体2の入力電極2a、アース電極2b及び出力電極2 cに各々接続することができ、振動の無理な抑制がなく圧電トランス本体2への 応力集中が防がれ、破壊の危険性もなく安全に圧電トランス本体2から変圧され た電圧を得ることができる。
【0041】 (本考案の第3の実施の形態) 本考案の第3の実施の形態に係る圧電トランス装置を図10及び図11に基づ いて説明する。この図10は本実施の形態に係る圧電トランス装置の概略構成図 、図11は本実施の形態に係る圧電トランス装置の縦断面図である。
【0042】 前記各図において本実施の形態に係る圧電トランス装置1は、第1の支持部材 としての第1支持枠体8と、第2の支持部材としてこの第1支持枠体8と対をな す第2支持枠体9と、圧電トランス本体2と、電子回路基板15とを備え、前記 第1支持枠体8に圧電トランス本体2の収納凹部8aを形成すると共に、第2支 持枠体9に電子回路基板15の回路収納部9aを、その回路収納部9aの開口が 前記収納凹部8aと隔てられた反対側に位置するよう形成し、第1支持枠体8及 び第2支持枠体9で略サンドイッチ状に圧電トランス本体2を支持して収納する と共に、回路収納部9aに電子回路基板15を収納し、一端側には外部の本体回 路との接続用コネクタ部10が形成される構成である。
【0043】 前記第1支持枠体8は、ポリエステル系樹脂等の可撓性あるいは弾性を有する 素材よりなり、細長い矩形箱状の枠体に形成され、一端側に外部の本体回路との 接続用コネクタ部10の上半分を形成されてなる構成である。第1支持枠体8の 内部には圧電トランス本体2の幅方向及び長手方向に適当な間隙を置いて圧電ト ランス本体2を収納可能な大きさの収納凹部8aが形成されている。
【0044】 収納凹部8aの上底部には、圧電トランス本体2の振動節部またはその近傍位 置に当接可能に、第2支持枠体9に向かって突出する半円筒状の節部支持突部8 1、82が形成され、これらの節部支持突部81、82は適当な弾性を有し、そ れらの先端が圧電トランス本体2の表面に線接触(または点接触)で当接する構 成である。圧電トランス本体2への当接部分が曲面状になるので当りが緩やかな ものとなり、振動節位置の変化が生じても多少の位置ずれに対して柔軟に支持す ることが可能となる。また、収納凹部8aの幅方向の内側面には、圧電トランス 本体2の振動節部またはその近傍位置に当接可能に、互いに相対向する一対の幅 方向支持突部83、84及び85、86がそれぞれ形成される構成である。幅方 向支持突部83、84及び85、86は適当な弾性を有し、それらが圧電トラン ス本体2の幅方向端面表面に線接触(または点接触)で当接するようになってい る。さらに、この収納凹部8aの長手方向内側面には、互いに相対向する一対の 長手方向支持突部87、88が形成され、同様に、これらの長手方向支持突部8 7、88も適当な弾性を有し、それらの先端が圧電トランス本体2の長手方向端 面に線接触(または点接触)で当接する構成である。
【0045】 前記第2支持枠体9は、第1支持枠体8に対応する細長い矩形箱状の枠体に形 成され、一端側に外部の本体回路との接続用コネクタ部10の下半分を形成され てなる構成である。第2支持枠体9の内部には電子回路基板15を収納する回路 収納部9aが、その開口を第1支持枠体8の収納凹部8aのある側と反対側に向 けて形成されている。回路収納部9aには、電子回路基板15と出力端子13を 接続する配線パターン18が配設されている。この第2支持枠体9の第1支持枠 体8の収納凹部8a側を向いた面には、圧電トランス本体2の振動節部またはそ の近傍位置に当接可能に、第1支持枠体8に向かって突出する半円筒状の節部支 持突部91、92が形成され、これらの節部支持突部91、92は適当な弾性を 有し、それらの先端が圧電トランス本体2の表面に線接触(または点接触)で当 接するようになっている。圧電トランス本体2への当接部分が曲面状になるので 当りが緩やかなものとなり、振動節位置の変化が生じても多少の位置ずれに対し て柔軟に支持することが可能となる。接続用コネクタ部10は、第1支持枠体8 と第2支持枠体9を接合させることにより、本体側の回路に配設される被接続部 に嵌合する形状に組合わされて形成されてなる構成である。接続用コネクタ部1 0には、電気的な接続を行う入力端子11、アース端子12及び出力端子13が 配設される。
【0046】 第1支持枠体8の節部支持突部81及び、第2支持枠体9の節部支持突部91 の表面には、圧電トランス本体2の入力電極2a及びアース電極2bに電気的に 接触可能な導電性素材よりなる導電膜81a及び91aが形成されている。導電 膜81aは、第1支持枠体6内側面を伝って接続用コネクタ部10の入力端子1 1に接続され、また、導電膜91aは、第2支持枠体9から第1支持枠体6内側 面に設けられた配線パターン17に接続し、これを介して接続用コネクタ部10 のアース端子12に接続され、外部の本体回路とつながる。また、長手方向支持 突部87には圧電トランス本体2の出力電極2cに電気的に接触可能な導電性素 材よりなる導電膜87aが形成される。この導電膜87aが収納凹部8aの内側 面を伝って第2支持枠体9を貫通して配設される導電部9bに接続され、さらに 導電部9bが第2支持枠体9の回路収納部9aの内側面に設けられた配線パター ン19に接続され、回路収納部9a内の電子回路基板15に接続される。
【0047】 次に、前記構成に基づく圧電トランス装置の組立て工程について説明する。組 立てに際しては、第1支持枠体8及び第2支持枠体9の接続用コネクタ部10に あらかじめ入力端子11、アース端子12及び出力端子13を取付けた後、電子 回路基板15を第2支持枠体9の回路収納部9aに収納し、出力側を出力端子1 3と導通するよう第2支持枠体9に配設された配線パターン18に接続し、入力 側は圧電トランス本体2の出力電極2cと導通するよう配線パターン19に接続 し、回路収納部9aに必要に応じ注型材30による封止を行う。一方、第1支持 枠体8の収納凹部8aに圧電トランス本体2を収納し、収納凹部8aの節部支持 突部81の導電膜81aと圧電トランス本体2の入力電極2a及び、長手方向支 持突部87の導電膜87aと圧電トランス本体2端部の出力電極2cを接触させ る。この後、第1支持枠体8及び第2支持枠体9を接合し、第1支持枠体8及び 第2支持枠体9の互いの合わせ面を接着剤あるいは両面テープ等による接着又は 熱融着等により一体化する。この時、圧電トランス本体2に接触する導電膜87 aと、第2支持枠体9に設けられた導電部9bが接触して回路収納部9aの電子 回路基板15と接続した状態とすると共に、第2支持枠体9に設けられた導電膜 91aと第1支持枠体8の配線パターン17が接触してアース端子12に接続し た状態としておく。
【0048】 このようにして組立てた圧電トランス装置1を、本体回路の被接続部に接続用 コネクタ部10を嵌合させて接続し、所定の交流電圧を印加すると、圧電トラン ス本体2の入力電極2aとアース電極2bに挟まれた駆動部2dに所定振動数の 振動が発生し、この振動が発電部2eにおいて所定の高い電圧に変換されて出力 され、あらかじめ設定された所定の高圧に昇圧された電圧が得られることとなる 。
【0049】 このように、本実施の形態に係る圧電トランス装置1においては、内部に圧電 トランス本体2を備えるばかりでなく、電子回路基板15をも内蔵することがで き、圧電トランス装置1としてコンパクトなモジュール化が実現すると共に、一 方向に入出力端子をまとめたことで、圧電トランスを用いる本体回路に容易に着 脱・接続でき、組立、保守・交換性に優れ、低コスト化が図れる。また、圧電ト ランス本体2が、収納凹部8a内に収納され、その内部において幅方向に幅方向 支持突部83〜86により挟持され、長手方向において長手方向支持突部87、 88により挟持された状態で長手方向支持突部87に形成された導電膜87aに 出力電極が接続し、さらに、厚さ方向に節部支持突部81、82及び91、92 により弾性的(柔構造もしくは軟構造)で挟持した状態で節部支持突部81、9 1に形成された導電膜81a、91aに入力電極が接続されることになり、振動 周波数の変動に伴う振動節部位置に変動もしくは振動振幅の増大に際してもフレ キシブルに支持した状態で各導電膜81a、91a、87aを圧電トランス本体 2の入力電極2a、アース電極2b及び出力電極2cに各々接続することができ 、振動の無理な抑制がなく圧電トランス本体2への応力集中が防がれ、破壊の危 険性もなく安全に圧電トランス本体2から変圧された電圧を得ることができる。
【0050】 なお、前記実施の形態に係る圧電トランス装置においては、第2支持枠体9の 回路収納部9aに電子回路基板15を収納後、注型材30による封止を行う構成 としたが、封止を施した後さらに回路収納部9aの開口を塞ぐ底蓋等を配設する 構成とすることもできる。
【0051】 (本考案の第4の実施の形態) 本考案の第4の実施の形態に係る圧電トランス装置を図12〜図14に基づい て説明する。この図12は本実施の形態に係る圧電トランス装置の概略構成図、 図13は本実施の形態に係る圧電トランス装置の縦断面図、図14は本実施の形 態に係る圧電トランス装置の圧電トランス本体収納工程説明図である。
【0052】 前記各図において本実施の形態に係る圧電トランス装置1は、前記第1の実施 の形態と同様、支持枠体3と、圧電トランス本体2と、表蓋4と、中蓋5と、電 子回路基板15とを備え、異なる部分として、圧電トランス本体2の長手方向に おける両端面と支持枠体3との間に、長手方向支持突部35、36の代りに導電 性を有する弾性体からなる圧接体20、21を介在させ、振動時における圧電ト ランス本体2の長手方向端部の変位を考慮して、常に良好な状態で圧電トランス 本体2の長手方向端部にテンションを与えつつ、支持し得るようにする構成であ る。なお、基本的な構成は異なる部分についてのみ以下に説明し、前記第1の実 施の形態と同一部分には同一符号を付し、説明は第1の実施の形態の説明を援用 する。
【0053】 前記圧接体20及び21は、導電性ゴムにより湾曲した側面を有する略柱状体 として形成され、圧電トランス本体2の長手方向端面に圧接されて、圧電トラン ス本体2の長手方向端面に適度なテンションを与える構成である。また、圧電ト ランス本体2の出力電極2cに接する圧接体21は、回路収納部7a内の電子回 路基板15から上方に伸びて中蓋5を貫通して配設される電子回路基板15の入 力導電部15bに接続され、出力電極2cを回路収納部3b内の電子回路基板1 5へ導通させる構成である。
【0054】 次に、前記構成に基づく圧電トランス装置の組立て工程及び動作状態について について説明する。組立てに際しては、前記第1の実施の形態と同様に、支持枠 体3の接続用コネクタ部10にあらかじめ入出力端子11、12を取付け、電子 回路基板15を支持枠体3の回路収納部3bに収納・配線し、回路収納部3b上 部に中蓋5を被せて固定する。その後、支持枠体3の収納凹部3aに圧電トラン ス本体2を収納すると同時に、圧接体20、21を圧電トランス本体2の長手方 向端面と収納凹部3aの間に配設する。さらに、表蓋4で収納凹部3aを覆い、 表蓋4の導電膜41aと収納凹部3aに設けられた配線パターン16が電気的に 接続された状態で表蓋4と支持枠体3を接合し一体化する。
【0055】 このようにして組立てた圧電トランス装置1において、振動時における圧電ト ランス本体2の長手方向端部の変位は、各振動節部を中心として円弧状の軌跡( 図13中において上下方向に振動)を描くことになるが、圧電トランス本体2の 長手方向端面には適度な弾性をもった圧接体20及び21が当接するため、圧電 トランス本体2の長手方向端部の動きを拘束することなく適度な自由度をもって 支持することができる。また、常に良好な圧接状態を維持することができるので 、特に、導電部である圧接体21は、圧電トランス本体2の長手方向端面に形成 される出力電極2cに対し、常に確実な電気的接触を保つことができる。
【0056】 なお、前記実施の形態において、圧接体20及び21は導電性ゴムを用いる構 成としたが、圧接体20及び21として他の導電性を有する弾性体、例えば金属 スプリングや、リング状、フック状あるいは鉤状に形成された金属片等を使用す る構成とすることもできる。
【0057】 また、前記実施の形態に係る圧電トランス装置では、圧接体21が、回路収納 部3b内から中蓋5を貫通して配設された電子回路基板15の入力導電部15b へ直接接触して電気的に接続される構成としたが、圧接体21が、支持枠体3の 内側面に設けられて電子回路基板15に接続された配線パターンに接触して電気 的に接続される構成とすることもできる。
【0058】 また、前記第1ないし第4の各実施の形態に係る圧電トランス装置においては 、第1の支持部材と第2の支持部材をそれぞれ別体として組合わせる構成とした が、図15、16に示すように、第1の支持部材となる第1支持枠体60と第2 の支持部材となる第2支持枠体70とをそれぞれの接合面を上に向けて対称に配 置されるようにして連結部60aで連結した状態に一体に成形し、この連結部6 0aを中心に折り曲げて接合面同士を組合わせて圧電トランス装置1として一体 化させる構成とすることもでき、あらかじめ一体に成形することで、組合わせる 際には折り曲げるだけで済み、特別な位置合せが不要で作業性が向上すると共に 、一体に並べた形で同時に成形するために製造に必要な金型等が一つで済み、且 つ成形も短時間で行えることとなり、製造コストの低減が図れる。
【0059】 また、前記第1ないし第4の各実施の形態に係る圧電トランス装置では、振動 節部が二つ発生するタイプの圧電トランス本体2を使用する構成としたが、他の 振動パターンを有するタイプの圧電トランス本体、例えば3次ローゼン(振動節 部が三つ発生する)タイプ等の圧電トランス本体を使用する構成とすることもで きる。
【0060】
【考案の効果】
以上のように本考案においては、圧電トランス本体を第1の支持部材と第2の 支持部材によって支持すると共に、回路収納部を有するので圧電トランス本体の 駆動に必要な各種電子回路を当該圧電トランス本体と一体化することができ、装 置構成をコンパクトにしてモジュール化が可能となる上、支持部材の一端に入出 力端子をまとめて配設したことで、本体回路への着脱・接続が容易に行え、組立 、保守・交換性に優れ、作業の低コスト化が図れるという効果を奏する。また、 前記第1の支持部材もしくは第2の支持部材の少なくともいずれか一方に設けら れた支持突部に導電体が形成され、これを圧電トランス本体の電極に接触させて 接続できるので、配線、半田付け等が不要となり、部品品種の削減が可能で組立 の容易化が図れ、半田付けの熱的影響も避けることができると共に、圧電トラン ス本体の振動節部を弾性を有する支持突部により適当な自由度をもって支持する ことにより、振動節部を固定して振動を抑制することなく支持することとなり、 高出力時における振動振幅の増大に適応できるだけでなく、環境条件等の変化に よる振動波数変動に伴う振動節部位置の移動に対しても圧電トランス本体を適正 に支持でき、圧電トランス本体の破壊を防止することができるという効果を有す る。 また、本考案によれば、圧電トランス本体が厚み方向だけでなく幅方向及び長 手方向においても適当な自由度をもって支持され、圧電トランス本体の適正な振 動方向以外の不要な動きを抑えながら振動節部を弾性を有する支持突部により適 当な自由度をもって支持することにより、高出力時における振動振幅の増大に対 しより安全に対応できるだけでなく、環境条件等の変化による振動数変動に伴う 振動節部位置の移動に対しても圧電トランス本体を確実に支持して、圧電トラン ス本体の破壊を防止することができるという効果を有する。 また、本考案によれば、圧電トランス本体は第1の支持部材の収納凹部に収納 されると共に、電子回路は第2の支持部材の回路収納部に収納されることにより 、圧電トランス本体の取付作業と電子回路の取付作業を別々に並列に進めながら 最後に第1の支持部材と第2の支持部材を組合わせて一体化させることができ、 製造作業の効率が向上し、製造コストを低減できるという効果を有する。 また、本考案によれば、中蓋で収納凹部と回路収納部とを仕切って完全に分離 することにより、圧電トランス本体の振動が電子回路へ伝わるのを防げ、振動の 影響を抑えて常に安定動作が行えるという効果を有する。 また、本考案によれば、圧電トランス本体の振動時における長手方向端部の振 動節部を中心とする円弧状の振動に対して、圧接体を介在させることにより、圧 電トランス本体の長手方向端面が常に一定の押圧力で付勢され、適度な自由度で 良好に支持されるという効果を有する。 また、本考案によれば、導電性を有する圧接体が圧電トランス本体の長手方向 端面に形成される電極に対し、常に一定の押圧力で付勢されることとなり、常に 確実な電気的接触を保つことができるという効果を有する。 また、本考案によれば、支持部材を一体に成形することにより、そのまま折り 曲げるだけで正確に位置を合せて組付けられ、特別な位置合せは必要なく作業性 が向上すると共に、成形も個々に行うよりも短時間に行え、製造コストを低減で きるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施の形態に係る圧電トランス
装置の分解斜視図である。
【図2】(A)は図1におけるA−A断面図である。
(B)は図1におけるB−B断面図である。(C)は第
1の実施の形態に係る圧電トランス装置の正面図であ
る。
【図3】図2(C)におけるC−C断面図である。
【図4】図2(C)におけるD−D断面図である。
【図5】(A)は本考案の第1の実施の形態に係る圧電
トランス装置の支持枠体の平面図である。(B)は本考
案の第1の実施の形態に係る圧電トランス装置の電子回
路基板の取付状態説明図である。(C)は本考案の第1
の実施の形態に係る圧電トランス装置の電子回路基板の
封止状態説明図である。
【図6】(A)は本考案の第1の実施の形態に係る圧電
トランス装置の中蓋の取付状態説明図である。(B)は
本考案の第1の実施の形態に係る圧電トランス装置の圧
電トランス本体の取付状態説明図である。(C)は本考
案の第1の実施の形態に係る圧電トランス装置の平面図
である。
【図7】本考案の第1の実施の形態に係る圧電トランス
装置の表蓋の底面図である。
【図8】本考案の第2の実施の形態に係る圧電トランス
装置の分解斜視図である。
【図9】本考案の第2の実施の形態に係る圧電トランス
装置の縦断面図である。
【図10】本考案の第3の実施の形態に係る圧電トラン
ス装置の分解斜視図である。
【図11】本考案の第3の実施の形態に係る圧電トラン
ス装置の縦断面図である。
【図12】本考案の第4の実施の形態に係る圧電トラン
ス装置の分解斜視図である。
【図13】本考案の第4の実施の形態に係る圧電トラン
ス装置の縦断面図である。
【図14】(A)は本考案の第4の実施の形態に係る圧
電トランス装置の中蓋の取付状態説明図である。(B)
は本考案の第4の実施の形態に係る圧電トランス装置の
圧電トランス本体の取付状態説明図である。(C)は本
考案の第4の実施の形態に係る圧電トランス装置の平面
図である。
【図15】(A)は本考案の他の実施の形態に係る圧電
トランス装置の組立前状態の概略説明図である。(B)
は本考案の他の実施の形態に係る圧電トランス装置の斜
視図である。
【図16】(A)は本考案の他の実施の形態に係る圧電
トランス装置の組立前状態の概略説明図である。(B)
は本考案の他の実施の形態に係る圧電トランス装置の斜
視図である。
【図17】(A)は従来の圧電トランス装置の要部を示
す平面図である。(B)は従来の圧電トランス装置の要
部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 圧電トランス装置 2 圧電トランス本体 2a 入力電極 2b アース電極 2c 出力電極 2d 駆動部 2e 発電部 3 支持枠体 3a 収納凹部 3b 回路収納部 31、32、33、34 幅方向支持突部 35、36 長手方向支持突部 35a、41a、51a 導電膜 4 表蓋 41、42 節部支持突部 5 中蓋 5a 導電部 51、52 節部支持突部 6 第1支持枠体 6a 収納凹部 61、62 節部支持突部 61a、67a 導電膜 63、64、65、66 幅方向支持突部 67、68 長手方向支持突部 7 第2支持枠体 7a 回路収納部 8 第1支持枠体 8a 収納凹部 81、82 節部支持突部 81a、87a、91a 導電膜 83、84、85、86 幅方向支持突部 87、88 長手方向支持突部 9 第2支持枠体 9a 回路収納部 9b 導電部 91、92 節部支持突部 10 接続用コネクタ部 11 入力端子 12 アース端子 13 出力端子 15 電子回路基板 15a 回路素子 15b 入力導電部 16、17、18、19 配線パターン 20、21 圧接体 30 注型材 60 第1支持枠体 60a 連結部 70 第2支持枠体 200 圧電トランス装置 201 圧電トランス本体 202、203、204、205 支持突部 206 取付開口部 210、211 ホルダ 212 入力電極 213 アース電極 214 出力電極 220 基板

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状の板状体に形成される圧電トラン
    ス本体と、 当該圧電トランス本体を収納可能な収納凹部が形成され
    る第1の支持部材と、 前記第1の支持部材の収納凹部の開口部を塞ぐ第2の支
    持部材と、 前記圧電トランス本体の駆動あるいは制御を行う電子回
    路と、 前記第1の支持部材もしくは第2の支持部材の少なくと
    もいずれか一方に前記電子回路を収納可能に形成されて
    なる回路収納部と、 前記第1の支持部材もしくは第2の支持部材の少なくと
    もいずれか一方に配設され、弾性を有する素材からな
    り、前記圧電トランス本体の振動節部に対応する位置に
    前記圧電トランス本体の振動節部を支持可能に形成され
    る支持突部と、 当該支持突部に配設され、前記圧電トランス本体の電極
    に電気的に接触する導電体と、 当該導電体及び前記電子回路に電気的に接続され、前記
    第1の支持部材の一側端側に複数の入出力端子が配設し
    て形成され、本装置が組込まれる本体回路へ接続する接
    続用コネクタ部とを備えることを特徴とする圧電トラン
    ス装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の圧電トランス装置
    において、 前記第1の支持部材が、弾性を有する素材からなり、前
    記圧電トランス本体の幅方向及び長手方向の周囲に間隙
    を存して圧電トランス本体を収納可能な大きさを有し、
    前記圧電トランス本体の幅方向端面に当接する幅方向支
    持突部及び長手方向端面に当接する長手方向支持突部を
    形成されてなることを特徴とする圧電トランス装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または2に記載の圧電トラ
    ンス装置において、 前記第1の支持部材が、前記収納凹部を圧電トランス本
    体全体を収納可能な大きさに形成されると共に、前記圧
    電トランスを接続する本体回路との接続用コネクタ部の
    一部分を形成されてなり、 前記第2の支持部材が、前記第1の支持部材と対を成し
    て接合可能に形成され、前記電子回路を収納する回路収
    納部を形成され、前記接続用コネクタ部の他の部分を形
    成されてなることを特徴とする圧電トランス装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1ないし3のいずれかに記載
    の圧電トランス装置において、 前記収納凹部と回路収納部を隔てる略板状体に形成され
    てなり、前記第1の支持部材と第2の支持部材に挟まれ
    るように配設される中蓋を備え、 当該中蓋の収納凹部側の表面の前記圧電トランス本体の
    振動節部に対応する位置に、前記圧電トランス本体の振
    動節部を支持する弾性を有する支持突部及び前記圧電ト
    ランス本体の電極に電気的に接触する導電体を配設する
    ことを、 特徴とする圧電トランス装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1ないし4のいずれかに記載
    の圧電トランス装置において、 前記圧電トランス本体の長手方向端面と前記収納凹部の
    長手方向内壁との間に、弾性を有する圧接体が介在され
    ることを特徴とする圧電トランス装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項5に記載の圧電トランス装置
    において、 前記圧接体が、導電性を有する素材より形成され、当該
    導電性圧接体を介して圧電トランス本体の一方の長手方
    向端面に配設される電極と前記回路収納部内の電子回路
    が電気的に接続されることを特徴とする圧電トランス装
    置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1ないし6のいずれかに記載
    の圧電トランス装置において、 前記第1の支持部材と第2の支持部材が、可撓性を有し
    折り曲げ可能な連結部を介して互いに連結されて一体に
    成形され、当該連結部を中心にそれぞれの支持部材の接
    合部分が対称に配置されてなり、前記連結部を折り曲げ
    て各々の支持部材の接合部分同士を重ね合せて接合され
    ることを特徴とする圧電トランス装置。
JP1996008176U 1996-07-25 1996-07-25 圧電トランス装置 Expired - Lifetime JP3033988U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996008176U JP3033988U (ja) 1996-07-25 1996-07-25 圧電トランス装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996008176U JP3033988U (ja) 1996-07-25 1996-07-25 圧電トランス装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3033988U true JP3033988U (ja) 1997-02-07

Family

ID=43168851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996008176U Expired - Lifetime JP3033988U (ja) 1996-07-25 1996-07-25 圧電トランス装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3033988U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1997008760A1 (fr) Element d'oscillateur piezo-electrique, structure de support et procede de montage de cet oscillateur
JPH0241949A (ja) 自動車用ミラーのクリーニング装置
US8018123B2 (en) Ultrasonic actuator
US6472610B1 (en) Support structure for electronic component
US20110110542A1 (en) Piezoelectric exciter and piezoelectric exciter unit
JP3033988U (ja) 圧電トランス装置
KR20090059037A (ko) 압전 트랜스
JPH07163163A (ja) 超音波振動子
JPH09170926A (ja) 角速度センサ
JP2927235B2 (ja) 圧電トランスの電極接続構造
JP2001326997A (ja) 圧電発音器
JP2000023288A (ja) 超音波センサ
JPH10341580A (ja) 振動アクチュエータ
JP2001103599A (ja) 圧電スピーカ
JP3136620B2 (ja) 圧電ブザー
JP2923466B2 (ja) 圧電トランスの支持装置
JP2923467B2 (ja) 圧電トランスの支持装置
JP3189109B2 (ja) 圧電トランスの電極接続構造
KR200363186Y1 (ko) 패키지된 압전 기진기 모듈
JPH07230842A (ja) 電子機器の端子構造およびこれを備えたバッテリーパックと電子機器本体
JPH08330887A (ja) 圧電振動子
JPH0936453A (ja) ケース付き圧電トランス
JPH09129942A (ja) 圧電振動子の支持構造、圧電振動子部品および圧電振動子の実装方法
JP3581488B2 (ja) 圧電昇圧モジュール
JPH08102561A (ja) 圧電トランス