JPH09129942A - 圧電振動子の支持構造、圧電振動子部品および圧電振動子の実装方法 - Google Patents

圧電振動子の支持構造、圧電振動子部品および圧電振動子の実装方法

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JPH09129942A
JPH09129942A JP8038755A JP3875596A JPH09129942A JP H09129942 A JPH09129942 A JP H09129942A JP 8038755 A JP8038755 A JP 8038755A JP 3875596 A JP3875596 A JP 3875596A JP H09129942 A JPH09129942 A JP H09129942A
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JP
Japan
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wiring board
piezoelectric vibrator
electrode
lead terminal
piezoelectric
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Withdrawn
Application number
JP8038755A
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English (en)
Inventor
Koichi Kanayama
光一 金山
Shusaku Takagi
周作 高木
Mitsunobu Yoshida
光伸 吉田
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が簡単で容易に組み立てられる圧電振動子
の支持構造および圧電振動子部品を提供する。 【解決手段】圧電トランス素子100をリードフレーム
32、34および36によって支持する。リードフレー
ム32の一端は接続部31において溶接により一次電極
22と接続固定し、その他端はランド42に接続固定す
る。リードフレーム34の一端部は接続部33において
溶接により一次電極24と接続固定し、その他端はラン
ド44に接続固定する。リードフレーム36の一端部は
接続部35において溶接により二次電極26と接続固定
し、その他端はランド46に接続固定する。接続部31
および接続部33を振動の節Aに設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電振動子の支持構
造、圧電振動子部品および圧電振動子の実装方法に関
し、特に圧電トランスの支持構造、圧電トランス部品お
よび圧電トランスの実装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ノート型パーソナルコンピュータなどの
液晶ディスプレー(以下、LCDという。)パネルを搭
載した携帯機器では、小型化、省消費電力化が望まれて
いる。このLCDパネルのバックライトとして広く用い
られている冷陰極管(以下、CFLという。)は、点灯
開始時には1kV以上の高電圧を必要とし、また連続点
灯している時には数百V程度の高電圧を必要とする。そ
のためのトランスとして、小型で高効率が実現できる圧
電トランスが注目され、実用化に向けて開発が行われて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
案されている圧電トランスの実装方法は複雑であり、い
まだ、構造が簡単で容易に組み立てられる圧電トランス
の支持構造や圧電トランス部品は開発されていなかっ
た。
【0004】従って、本発明の主な目的は、構造が簡単
で容易に組み立てられる圧電振動子の支持構造、圧電振
動子部品および圧電振動子の実装方法を提供することに
ある。
【0005】本発明の目的は、これに加えてさらに、耐
衝撃性が高く信頼性の高い圧電振動子の支持構造、圧電
振動子部品および圧電振動子の実装方法を提供すること
にもある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、圧電振
動子素子の表面に設けられた少なくとも1つの電極と配
線基板の少なくとも一つのランドとを弾性体のリード端
子で電気的かつ機械的にそれぞれ接続して、前記圧電振
動子素子の前記電極と前記配線基板の前記ランドとを前
記リード端子により電気的に導通させると共に、前記リ
ード端子により前記圧電振動子素子を前記配線基板と接
触しないように支持したことを特徴とする圧電振動子の
支持構造が提供される。
【0007】本発明においては、圧電振動子素子の表面
の電極と配線基板のランドとを弾性体のリード端子で電
気的かつ機械的に接続しているから、この弾性体のリー
ド端子で電気的接続と機械的接続を兼ねることができ
る。その結果、構造が簡単となり、また、薄型化も容易
となる。
【0008】また、本発明によれば、圧電振動子素子の
少なくとも1つの電極を有する面を配線基板と対向さ
せ、弾性体のリード端子の一端を前記電極の所定の接続
箇所で前記電極と接続し、前記リード端子の他端を前記
配線基板のランドと接続し、前記接続箇所近傍の前記リ
ード端子を覆う緩衝部材を設けたことを特徴とする圧電
振動子の支持構造が提供される。
【0009】この場合においても、圧電振動子素子の電
極と配線基板のランドとを弾性体のリード端子で接続し
ているから、この弾性体のリード端子で電気的接続と機
械的接続を兼ねることができ、その結果、構造が簡単と
なり、また、薄型化も容易となる。さらに、接続箇所近
傍のリード端子を覆う緩衝部材を設けているから、リー
ド端子のエッジ部と圧電振動子素子とが接する部分での
圧電振動子素子への応力集中を分散させることができ、
その結果、より大きい耐落下衝撃強度を得ることができ
る。なお、この場合に、緩衝剤として弾性接着剤を使用
し、少なくとも前記接続箇所に対応する箇所において圧
電振動子素子と配線基板とを緩衝剤により接着すること
がより好ましい。
【0010】また、本発明によれば、圧電振動子素子の
少なくとも1つの電極を有する面を配線基板と対向さ
せ、弾性体のリード端子の一端を前記電極の所定の接続
箇所で前記電極と接続し、前記リード端子の他端を前記
配線基板のランドと接続し、少なくとも前記接続箇所に
対応する箇所において前記リード端子と前記配線基板と
の間に緩衝部材を設けたことを特徴とする圧電振動子の
支持構造が提供される。
【0011】この場合においても、圧電振動子素子の電
極と配線基板のランドとを弾性体のリード端子で接続し
ているから、この弾性体のリード端子で電気的接続と機
械的接続を兼ねることができ、その結果、構造が簡単と
なり、また、薄型化も容易となる。さらに、接続箇所に
対応する箇所においてリード端子と配線基板との間に緩
衝部材を設けているから、リード端子と配線基板との間
に生じる衝撃を緩和でき、信頼性の高い圧電振動子の支
持構造が得られる。
【0012】なお、緩衝部材としては、好ましくは弾性
接着剤が使用され、より好ましくはシリコーンゴムが使
用される。
【0013】また、本発明によれば、圧電振動子素子の
少なくとも1つの電極を有する面を配線基板と対向さ
せ、リード端子の一端を前記電極の所定の接続箇所で前
記電極と接続し、前記リード端子の他端を前記配線基板
のランドと接続し、弾性接着剤からなる緩衝部材により
少なくとも前記接続箇所に対応する箇所において前記圧
電振動子素子と前記配線基板とを接着したことを特徴と
する圧電振動子の支持構造が提供される。
【0014】このように弾性接着剤からなる緩衝部材に
より圧電振動子素子と配線基板とを接着することによ
り、圧電振動子素子の配線基板への支持固定の信頼性が
向上する。なお、この場合、圧電振動子素子の固定は弾
性接着剤だけでも可能となり、リード端子に剛性は不要
で柔らかい細線を使うことも可能であり、その場合に
は、圧電振動への影響がさらに小さくなる。また、リー
ド端子として弾性体からなるものを使用することもでき
る。この場合には、圧電振動子素子の配線基板への支持
固定が弾性接着剤および弾性体のリード端子の両方で行
われることになるので、支持固定の信頼性がさらに向上
する。なお、弾性接着剤としては、好ましくは、シリコ
ーンゴムが使用される。
【0015】好ましくは、配線基板の前記接続箇所に対
応する部分に貫通孔を設け、緩衝部材を貫通孔に充填す
る。このようにすれば、緩衝部材がより確実に配線基板
に保持される。また、配線基板に貫通孔を設けることに
より、この貫通孔を介して緩衝部材を注入することが可
能となり、製造方法が簡単となる。
【0016】このリード端子は、好ましくはリボン状の
導電薄帯である。リボン状の薄体とすることで、リード
端子を使用することによる厚みの増大を抑制することが
でき、薄型化が容易となる。このリボン状の導電薄帯と
しては、好ましくはリードフレームが用いられる。
【0017】また、好ましくは、リード端子と圧電振動
子素子の電極との接続部のうち少なくとも一つの接続部
が圧電振動子素子の振動の節である。
【0018】リード端子の接続部を圧電振動子素子の振
動の節とすれば、圧電振動子の振動を阻害せずにリード
端子を電気的かつ機械的に圧電振動子素子に接続するこ
とができ、圧電振動子の特性を劣化させることなく、簡
単な構造で安定に圧電振動子素子を支持することができ
る。
【0019】また、好ましくは、リード端子と圧電振動
子素子の電極との接続部のうち緩衝部材が設けられた接
続部が圧電振動子素子の振動の節である。
【0020】緩衝部材が設けられた接続部を圧電振動子
素子の振動の節とすれば、圧電振動子の共振特性を低下
させずに緩衝部材を設けることができる。
【0021】また、上記圧電振動子の支持構造は、圧電
振動子が圧電トランスの場合に特に好適に用いられる。
【0022】また、本発明によれば、圧電振動子素子を
備える圧電振動子部品であって、前記圧電振動子素子を
搭載する配線基板と、前記圧電振動子部品の外部接続端
子とをさらに備え、前記圧電振動子素子を前記配線基板
に搭載し、前記外部接続端子を前記配線基板に取り付
け、前記圧電振動子素子と前記外部接続端子とを前記配
線基板のランドを介して電気的に接続したことを特徴と
する圧電振動子部品が提供される。
【0023】このように、外部接続端子を直接圧電振動
子素子に取り付けるのではなく、圧電振動子素子を配線
基板に搭載し、この配線基板に外部接続端子を取り付
け、圧電振動子素子と外部接続端子とを配線基板のラン
ドを介して接続することにより、圧電振動子素子と配線
基板との接続と、外部接続端子とが独立したものとな
る。その結果、たとえ、圧電振動子部品の取り付けに際
し、外部接続端子に大きな力が加わっても、圧電振動子
素子と配線基板との接続や圧電振動子素子そのものには
力が加わらなくなる。従って、圧電振動子部品の性能を
劣化させることなく、圧電振動子部品の表面実装を容易
に行えるようになる。
【0024】この圧電振動子部品においても、好ましく
は、圧電振動子素子の表面に設けられた少なくとも1つ
の電極と配線基板の少なくとも一つのランドとを弾性体
のリード端子で電気的かつ機械的にそれぞれ接続して、
圧電振動子素子の電極と配線基板のランドとをリード端
子により電気的に導通させると共に、リード端子により
圧電振動子素子を配線基板と接触しないように支持す
る。
【0025】このように、圧電振動子素子の表面の電極
と配線基板のランドとを弾性体のリード端子で電気的か
つ機械的に接続すれば、この弾性体のリード端子で電気
的接続と機械的接続を兼ねることができ、その結果、構
造が簡単となり、また、薄型化も容易となる。
【0026】また、上記圧電振動子部品においては、好
ましくは、圧電振動子素子の少なくとも1つの電極を有
する面を配線基板と対向させ、弾性体のリード端子の一
端を前記電極の所定の接続箇所で電極と接続し、リード
端子の他端を配線基板のランドと接続し、前記接続箇所
近傍記リード端子を覆う緩衝部材を設ける。
【0027】この場合においても、圧電振動子素子の電
極と配線基板のランドとを弾性体のリード端子で接続し
ているから、この弾性体のリード端子で電気的接続と機
械的接続を兼ねることができ、その結果、構造が簡単と
なり、また、薄型化も容易となる。さらに、接続箇所近
傍のリード端子を覆う緩衝部材を設けているから、リー
ド端子のエッジ部と圧電振動子素子とが接する部分での
圧電振動子素子への応力集中を分散させることができ、
その結果、より大きい耐落下衝撃強度を得ることができ
る。なお、この場合に、緩衝剤として弾性接着剤を使用
し、少なくとも前記接続箇所に対応する箇所において圧
電振動子素子と配線基板とを緩衝剤により接着すること
がより好ましい。
【0028】さらに、また、上記圧電振動子部品におい
ては、好ましくは、圧電振動子素子の少なくとも1つの
電極を有する面を配線基板と対向させ、弾性体のリード
端子の一端を前記電極の所定の接続箇所で電極と接続
し、リード端子の他端を配線基板のランドと接続し、少
なくとも前記接続箇所に対応する箇所においてリード端
子と配線基板との間に緩衝部材を設ける。
【0029】この場合においても、圧電振動子素子の電
極と配線基板のランドとを弾性体のリード端子で接続し
ているから、この弾性体のリード端子で電気的接続と機
械的接続を兼ねることができ、その結果、構造が簡単と
なり、また、薄型化も容易となる。さらに、接続箇所に
対応する箇所においてリード端子と配線基板との間に緩
衝部材を設けているから、リード端子と配線基板との間
に生じる衝撃を緩和でき、信頼性の高い圧電振動子部品
が得られる。
【0030】なお、緩衝部材としては、好ましくは弾性
接着剤が使用され、より好ましくはシリコーンゴムが使
用される。
【0031】さらに、また、上記圧電振動子部品におい
ては、好ましくは、圧電振動子素子の少なくとも1つの
電極を有する面を配線基板と対向させ、リード端子の一
端を前記電極の所定の接続箇所で電極と接続し、リード
端子の他端を配線基板のランドと接続し、弾性接着剤か
らなる緩衝部材により少なくとも前記接続箇所に対応す
る箇所において圧電振動子素子と配線基板とを接着す
る。
【0032】このように弾性接着剤からなる緩衝部材に
より圧電振動子素子と配線基板とを接着することによ
り、圧電振動子素子の配線基板への支持固定の信頼性が
向上し、ひいては圧電振動子部品の信頼性が向上する。
なお、リード端子は好ましくは弾性体からなる。弾性接
着剤としては、好ましくは、シリコーンゴムが使用され
る。
【0033】また、好ましくは、圧電振動子素子とリー
ド端子とを覆うケースを配線基板に取り付ける。このよ
うに、圧電振動子素子とリード端子とをケースで覆うよ
うにすれば、ケースにより圧電振動子素子とリード端子
とを保護できて、圧電振動子部品の性能を劣化させるこ
となく、圧電振動子部品の表面実装を容易に行えるよう
になる。
【0034】なお、上記圧電振動子部品は、圧電振動子
が圧電トランスの場合に特に好適に用いられる。
【0035】また、本発明によれば、圧電振動子素子の
少なくとも1つの電極を有する面を配線基板の一主面と
対向させ、弾性体のリード端子の一端を前記電極と前記
電極の所定の接続箇所で接続し、前記リード端子の他端
を前記配線基板のランドと接続する工程と、前記配線基
板の前記接続箇所に対応する部分に設けられた貫通孔を
介して、前記配線基板の一主面とは反対側の他の主面側
から緩衝部材を注入して、前記緩衝部材により前記接続
部近傍の前記リード端子を覆う工程と、を有することを
特徴とする圧電振動子の実装方法が提供される。
【0036】さらに、本発明によれば、圧電振動子素子
の少なくとも1つの電極を有する面を配線基板の一主面
と対向させ、弾性体のリード端子の一端を前記電極と前
記電極の所定の接続箇所で接続し、前記リード端子の他
端を前記配線基板のランドと接続する工程と、前記配線
基板の前記接続箇所に対応する部分に設けられた貫通孔
を介して、前記配線基板の一主面とは反対側の他の主面
側から緩衝部材を注入して、少なくとも前記接続箇所と
対応する箇所において前記リード端子と前記配線基板と
の間に前記緩衝部材を設ける工程と、を有することを特
徴とする圧電振動子の実装方法が提供される。
【0037】さらに、また、本発明によれば、圧電振動
子素子の少なくとも1つの電極を有する面を配線基板の
一主面と対向させ、リード端子の一端を前記電極と前記
電極の所定の接続箇所で接続し、前記リード端子の他端
を前記配線基板のランドと接続する工程と、前記配線基
板の前記接続箇所に対応する部分に設けられた貫通孔を
介して、前記配線基板の一主面とは反対側の他の主面側
から弾性接着剤からなる緩衝部材を注入して、前記緩衝
部材により前記圧電振動子素子と前記配線基板とを接着
する工程と、を有することを特徴とする圧電振動子の実
装方法が提供される。
【0038】このように、配線基板に設けられた貫通孔
を介して、配線基板の一主面とは反対側の他の主面側か
ら弾性接着剤からなる緩衝部材を注入することにより、
容易に緩衝部材を注入することができ、その結果、製造
方法が簡単になる。
【0039】なお、上記圧電振動子の実装方法は、圧電
振動子が圧電トランスの場合に特に好適に用いられる。
【0040】なお、ここで、配線基板とは、例えば圧電
振動子素子を支持して個別部品である圧電振動子部品を
構成するためのもの、または、プリント配線基板等のよ
うに圧電振動子素子と他の回路部品とを搭載するための
ものをいう。
【0041】また、接続箇所に対応する箇所とは、配線
基板面の前記接続箇所と対向する領域から接続箇所に至
る空間をいう。
【0042】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0043】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態を説明するための図であり、図1Aは平面
図、図1Bは図1AのX1−X1線断面図、図1Cは振
幅分布を示す図、図1Dは図1AのY1−Y1線断面図
である。
【0044】本実施の形態においては、プリント配線基
板50上に圧電トランス素子100が搭載されている。
【0045】圧電トランス素子100は、直方体状の圧
電セラミックス基板10を備え、圧電セラミックス基板
10の上面12の左側(一次側)半分には一次電極22
が設けられ、一次電極22と対向して圧電セラミックス
基板10の下面14にも一次電極24が設けられ、一次
電極22と一次電極24の間の圧電セラミックス基板1
0は上面12と下面14間の厚み方向において分極され
ている。二次側端面18近傍の下面14には二次電極2
6が設けられ、一次電極22、24と二次電極26との
間の圧電セラミックス基板10は上面12および下面1
4の延在方向である長手方向において分極されている。
【0046】一次電極22、24間に電圧が印加される
と、左半分では、厚み方向に電界が加わり、分極方向と
は垂直方向に変位する圧電横効果で長手方向の縦振動が
励振されて、圧電トランス素子100全体が振動する。
さらに右半分では、長手方向に機械的歪みが生じ、分極
方向に電位差が発生する圧電縦効果により、二次電極2
6から一次電極22、24間に印加された一次電圧と同
じ周波数の電圧が取り出される。圧電トランス素子10
0の共振周波数に等しい周波数の駆動電圧を一次電極2
2、24間に印加すると、非常に高い昇圧比を得ること
ができる。
【0047】本実施の形態の圧電トランス素子100で
は一次側端面16と2次側端面18との間に1波長の応
力分布が存在する共振モードで駆動を行う。このような
1波長モードの共振の周波数に等しい周波数の電圧を一
次電極22、24間に印加すると、本実施の形態におい
ては、圧電セラミックス基板10の一次側端面16およ
び2次側端面18は共に開放されているので、圧電セラ
ミックス基板10の長手方向の両端においては応力が零
となり、振幅が最大となる。そして、本実施の形態にお
いては1波長モードで共振させているから、振幅分布は
それぞれ図1Cに示すようになり、振動の節は、圧電セ
ラミックス基板10の一次側端面16から圧電セラミッ
クス基板10の長さの1/4のところ(節A)と、圧電
セラミックス基板10の一次側端面16から圧電セラミ
ックス基板10の長さの3/4のところ(節B)とな
る。
【0048】プリント配線基板10の上面52には、銅
箔によるランド42、44、46が設けられている。
【0049】圧電トランス素子100は、リードフレー
ム32、34および36によって支持されている。リー
ドフレーム32の一端部近傍は接続部31において溶接
により一次電極22と接続固定され、リードフレーム3
2の他端はランド42にハンダ溶接などにより接続固定
されている。リードフレーム34の一端部近傍は接続部
33において溶接により一次電極24と接続固定され、
リードフレーム34の他端はランド44にハンダ溶接な
どにより接続固定されている。リードフレーム36の一
端部近傍は接続部35において溶接により二次電極26
と接続固定され、リードフレーム36の他端はランド4
6にハンダ溶接などにより接続固定されている。圧電セ
ラミックス基板10の下面14側に接続固定されるリー
ドフレーム34、36は、直線状であり、圧電セラミッ
クス基板10の上面12側に接続固定されるリードフレ
ーム32は、途中で上方に曲げられている。
【0050】接続部31、33は圧電セラミックス基板
10の一次側端面16から1/4の距離のところであっ
て、圧電セラミックス基板10の長手方向とは垂直な幅
方向の中央の箇所に設けられている。接続部35は圧電
セラミックス基板10の二次側端面18近傍であって、
圧電セラミックス基板10の幅方向の中央の箇所に設け
られている。本実施の形態においては、リードフレーム
32、34により一次電極22、24とランド42、4
4とを電気的かつ機械的にそれぞれ接続し、リードフレ
ーム36により二次電極26とランド46とを電気的か
つ機械的にそれぞれ接続しているから、構造が簡単とな
り、薄型化が容易となる。
【0051】また、一次電極22とリードフレーム32
との接続部31、および一次電極24とリードフレーム
34との接続部33を振動の節Aに設けており、しか
も、リードフレーム32、34、36は薄くしかもバネ
性に富んでいるので、圧電トランス素子100に電気的
接続を行ったり圧電トランス100を支持することによ
って生じる圧電トランス100の振動の阻害を小さくす
ることができる。
【0052】なお、本実施の形態においては、リードフ
レーム34、32により圧電トランス素子100を支持
することができるので、リードフレーム36に代えて、
リード線を用いることもできる。こうすることによっ
て、振動の節に接続されたリードフレームだけで支持さ
れるようになるので、振動の阻害をさらに小さくするこ
とができる。
【0053】(第2の実施の形態)図2は、本発明の第
2の実施の形態を説明するための断面図である。
【0054】上述の第1の実施の形態では、圧電トラン
ス素子100をプリント配線基板50の上面上に取り付
けたが、本実施の形態では、プリント配線基板150の
中央部に圧電トランス素子100を収容できる孔155
を形成し、この孔155の中に圧電トランス素子100
を収容した点、およびその一端が一次電極22と接続点
31において溶接で接続されるリードフレーム132の
他端をプリント配線基板150の上面152上のランド
142にハンダ溶接などで接続し、その一端が一次電極
24と接続点33において溶接で接続されるリードフレ
ーム134の他端をプリント配線基板150の下面15
4上のランド144にハンダ溶接などで接続した点が第
1の実施の形態の場合と異なるが、他の点は同様であ
る。
【0055】本実施の形態においても、リードフレーム
132、134により一次電極22、24とランド14
2、144とを電気的かつ機械的にそれぞれ接続してい
るから、構造が簡単となり、薄型化が容易となる。本実
施の形態においては、特に、プリント配線基板150の
中央部の孔155の中に圧電トランス素子100を収容
しているから、著しく薄型化できる。
【0056】また、一次電極22とリードフレーム13
2との接続部31、および一次電極24とリードフレー
ム134との接続部33を振動の節Aに設けており、し
かも、リードフレーム132、134は薄くしかもバネ
性に富んでいるので、圧電トランス素子100に電気的
接続を行ったり圧電トランス100を支持することによ
って生じる圧電トランス100の振動の阻害を非常に小
さくすることができる。
【0057】(第3の実施の形態)図3は、本発明の第
3の実施の形態を説明するための図であり、図3Aは平
面図、図3Bは振幅分布を示す図、図3Cは図3AのX
3−X3線断面図である。なお、図3Aは図3CのZ3
−Z3線からみた平面図である。図4は、本発明の第3
の実施の形態における外部接続端子を説明するための図
であり、図4A、図4Bは概略斜視図であり、図4Cは
図4BのX4−X4線断面図である。
【0058】本実施の形態においては、配線基板250
の上面252上に圧電トランス素子100を搭載し、圧
電トランス素子100と配線基板250のランド92、
94、96、98とをリードフレーム72、74、7
6、78、82、84によって接続し、圧電トランス素
子100、リードフレーム72、74、76、78、8
2、84、およびランド92、94、96、98を覆う
ケース160が配線基板250の周縁部上に取り付けら
れている。ランド92、94、96、98は銅箔から成
っている。ランド92、94、96、98とそれぞれ接
続する外部接続端子110は、ケース160の外側に突
出して設けられている。このように、配線基板250、
圧電トランス素子100、リードフレーム72、74、
76、78、82、84、および外部接続端子110に
よって圧電トランス部品500を構成し、圧電トランス
部品500は、外部接続端子110をプリント配線基板
120上の配線パターン122とハンダづけで接続する
ことによって、プリント配線基板120と電気的かつ機
械的に接続される。
【0059】直方体状の圧電セラミックス基板10の上
面12の左側1/3には一次電極62が設けられ、一次
電極62と対向して圧電セラミックス基板10の下面1
4にも一次電極64が設けられ、一次電極62と一次電
極64との間の圧電セラミックス基板10は上面12と
下面14間の厚み方向において分極されている。
【0060】圧電セラミックス基板10の上面12に
は、一次側端面16から圧電セラミックス基板10の長
手方向の長さの1/3の距離離間した位置から、一次側
端面16から圧電セラミックス基板10の長手方向の長
さの2/3の距離離間した位置まで、一次電極66が設
けられ、一次電極66と対向して圧電セラミックス基板
10の下面14にも一次電極68が設けられている。一
次電極66は一次電極62と離間して設けられ、一次電
極68は一次電極64と離間して設けられている。一次
電極66と一次電極68との間の圧電セラミックス基板
10は上面12と下面14間の厚み方向において分極さ
れている。一次電極62と一次電極64との間の圧電セ
ラミックス基板10の分極方向と、一次電極66と一次
電極68との間の圧電セラミックス基板10の分極方向
は反対である。
【0061】圧電セラミックス基板10の一次側端面1
6から圧電セラミックス基板10の長手方向の長さの2
/3の距離のところと二次側端面18との間の圧電セラ
ミックス基板10においては、一次電極68近傍の下面
14には一次電極68と所定の距離離間して二次電極6
1が設けられ、二次側端面18近傍の下面12には、二
次電極63が設けられている。二次電極61と二次電極
63との間の圧電セラミックス基板10は圧電セラミッ
クス基板10の長手方向において分極されている。
【0062】一次電極62、64間および一次電極6
6、68間に電圧が印加されると、左側2/3の領域で
は、厚み方向に電界が加わり、分極方向とは垂直方向に
変位する圧電横効果で長手方向の縦振動が励振されて、
圧電トランス素子100全体が振動する。本実施の形態
の圧電トランス素子100では一次側端面16と2次側
端面18との間に1.5波長の応力分布が存在する共振
モードで駆動を行う。電源(図示せず。)から、このよ
うな1.5波長モードの共振の周波数に等しい周波数の
電圧を印加すると、本実施の形態においては、圧電セラ
ミックス基板10の一次側端面16および2次側端面1
8は共に開放されているので、圧電セラミックス基板1
0の長手方向の両端においては応力が零となり、振幅が
最大となる。そして、本実施の形態においては1.5波
長モードで共振させているから、振幅分布はそれぞれ図
3Bに示すようになる。
【0063】このような1.5波長モードで駆動する
と、振動の節は、圧電セラミックス基板10の一次側端
面16から1/6の距離のところ(節C)、圧電セラミ
ックス基板10の一次側端面16から1/2の距離のと
ころ(節D)および圧電セラミックス基板10の一次側
端面16から5/6の距離のところ(節E)の3カ所と
なる。本実施の形態においては、接続部71、171は
振動の節Cに、接続部75、175は振動の節Dに設け
られている。
【0064】本実施の形態においては、一次電極62、
64に加えて、一次電極66、68をさらに設けてい
る。従って、一次側の電極面積が大きくなって、その
分、圧電トランス素子100の入力インピーダンスが小
さくなっている。その結果、圧電トランス素子100に
電源(図示せず。)から電気エネルギーが供給されやす
くなっている。
【0065】また、一次電極62、64が設けられてい
る領域の応力の方向と一次電極66、68が設けられて
いる領域の応力の方向は反対方向である。一次電極62
と一次電極64との間の圧電セラミックス基板10の分
極方向は、一次電極66と一次電極68との間の圧電セ
ラミックス基板10の分極方向と反対であるが、電界の
印加方向は同一方向である。従って、電源(図示せ
ず。)から一次電極62、64間に電圧が印加される
と、一次電極66、68間の圧電セラミックス基板10
は、電源(図示せず。)から一次電極62、64間に電
圧が印加されることによって励振される共振をさらに増
大するように振動する。その結果、一次側において電源
200から供給される電気エネルギーをより効率よく機
械的な弾性エネルギーに変換できる。
【0066】一方、一次電極66、68を設け、そのサ
イズを調整することによって、二次側の領域の長手方向
寸法を可変にでき、その結果、出力インピーダンスを小
さくすることもできる。このように圧電トランス素子1
00の出力インピーダンスが小さくなると、圧電トラン
ス素子100の二次側に接続される負荷に印加される電
圧がその分大きくなる。
【0067】このように、一次電極62、64が設けら
れている領域の応力とは反対方向の応力が生じる領域に
一次電極66、68を設け、一次電極62と一次電極6
4との間の圧電セラミックス基板10の分極方向を、一
次電極66と一次電極68との間の圧電セラミックス基
板10の分極方向と反対とし、電界の印加方向は同じと
することによって、圧電トランス素子100の入力イン
ピーダンスが小さくなって、圧電トランス素子100に
電源(図示せず。)から電気エネルギーが供給されやす
くなり、また、一次側において入力の電気エネルギーを
より効率よく機械的な弾性エネルギーに変換できように
なり、圧電トランス素子100の実効的な昇圧比を大き
くできる。
【0068】本実施の形態においては、さらに、圧電セ
ラミックス基板10の一次側端面16から圧電セラミッ
クス基板10の長手方向の長さの2/3の距離のところ
と二次側端面18との間の圧電セラミックス基板10の
下面14には、二次電極61および二次電極63が長手
方向に所定の距離離間して設けられているから、二次電
極61と二次電極63との間の間隔を変更することによ
って、出力インピーダンスを変化させることができ、設
計の自由度が増す。
【0069】また、このように、二次側に、二次電極6
1と二次電極63とを一次電極62、64、66および
68とは直流的に独立して設けているので、一次側の回
路と、二次側の回路とを直流的に分離することが可能と
なり、二次側に一次側とでは独立したアース電極をそれ
ぞれ形成して(例えば、一次電極64、68と二次電極
61とを互いに独立したアース電極として)、一次側の
アースと二次側のアースとを絶縁でき、また、二次側を
アースせずにフロートする(例えば、二次電極61をア
ースせずにフロートする)ことも可能となり、耐ノイズ
性も向上する。
【0070】配線基板250の上面252には、銅箔に
よるランド92、94、96、98が設けられている。
【0071】圧電トランス素子100は、リードフレー
ム72、74、76、78、82および84によって支
持されている。リードフレーム72の一端部近傍は接続
部71において溶接により一次電極62と接続固定さ
れ、リードフレーム72の他端はランド92にハンダ溶
接などにより接続固定されている。リードフレーム74
の一端部近傍は接続部171において溶接により一次電
極64と接続固定され、リードフレーム74の他端はラ
ンド94にハンダ溶接などにより接続固定されている。
リードフレーム76の一端部近傍は接続部75において
溶接により一次電極66と接続固定され、リードフレー
ム76の他端はランド92にハンダ溶接などにより接続
固定されている。リードフレーム78の一端部近傍は接
続部175において溶接により一次電極68と接続固定
され、リードフレーム78の他端はランド94にハンダ
溶接などにより接続固定されている。リードフレーム8
2の一端部近傍は接続部81において溶接により二次電
極61と接続固定され、リードフレーム82の他端はラ
ンド96にハンダ溶接などにより接続固定されている。
リードフレーム84の一端部近傍は接続部83において
溶接により二次電極63と接続固定され、リードフレー
ム84の他端はランド98にハンダ溶接などにより接続
固定されている。圧電セラミックス基板10の下面14
側に接続固定されるリードフレーム74、78、82、
84は直線状であり、圧電セラミックス基板10の上面
12側に接続固定されるリードフレーム72、76は、
途中で上方に曲げられている。
【0072】接続部71、171は圧電セラミックス基
板10の一次側端面16から長手方向において1/6の
距離のところであって、圧電セラミックス基板10の長
手方向とは垂直な幅方向の中央の箇所に設けられてい
る。接続部75、175は圧電セラミックス基板10の
一次側端面16から長手方向において1/2の距離のと
ころであって、圧電セラミックス基板10の長手方向と
は垂直な幅方向の中央の箇所に設けられている。接続部
81、83も圧電セラミックス基板10の幅方向の中央
の箇所に設けられている。
【0073】本実施の形態においては、リードフレーム
72、76により一次電極62、66とランド92とを
電気的かつ機械的にそれぞれ接続し、リードフレーム7
4、78により一次電極64、68とランド94とを電
気的かつ機械的にそれぞれ接続し、リードフレーム82
により二次電極61とランド96とを電気的かつ機械的
にそれぞれ接続し、リードフレーム84により二次電極
63とランド98とを電気的かつ機械的にそれぞれ接続
しているから、構造が簡単となり、薄型化が容易とな
る。
【0074】また、一次電極62とリードフレーム72
との接続部71、および一次電極64とリードフレーム
74との接続部171を振動の節Cに設けており、一次
電極66とリードフレーム76との接続部75、および
一次電極68とリードフレーム78との接続部175を
振動の節Dに設けており、しかも、リードフレーム7
2、74、76、78、82、84は薄くしかもバネ性
に富んでいるので、圧電トランス素子100に電気的接
続を行ったり圧電トランス100を支持することによっ
て生じる圧電トランス100の振動の阻害を小さくする
ことができる。
【0075】本実施の形態においては、リードフレーム
74、78により圧電トランス素子100を支持するこ
とができるので、リードフレーム82、84に代えて、
リード線を用いることもできる。こうすると、振動の節
に接続されたリードフレームのみで支持できるので振動
の阻害をさらに小さくできる。なお、図3においては、
二次電極61、63を含む下面14を配線基板250に
対向させているが、反対側の上面12を対向させてもよ
い。また、リードフレーム72、76に代えて、リード
線を用いることもできる。この場合、リードフレームは
すべて平らな形で利用でき、成形加工が省ける。
【0076】本実施の形態においては、さらに、圧電ト
ランス素子100、リードフレーム72、74、76、
78、82、84、およびランド92、94、96、9
8を覆うケース160が配線基板250の周縁部上に取
り付けられている。このように、圧電トランス素子10
0とリードフレーム72、74、76、78、82、8
4とをケース160で覆うようにすれば、ケース160
により圧電トランス素子100とリードフレーム72、
74、76、78、82、84とを保護できて、圧電ト
ランス部品500の性能を劣化させることなく、圧電ト
ランス部品500の表面実装を容易に行えるようにな
る。
【0077】また、ランド92、94、96、98とそ
れぞれ接続する外部接続端子110をそれぞれ設け、こ
れらの外部接続端子110はケース160の外側に突出
して設けている。
【0078】本実施の形態のように、外部接続端子11
0を直接圧電トランス素子100に取り付けるのではな
く、圧電トランス素子100を配線基板250に搭載
し、この配線基板250に外部接続端子110を取り付
け、圧電トランス素子100と外部接続端子110とを
配線基板250のランド92、94、96、98を介し
て接続することにより、圧電トランス素子100と配線
基板250との接続に使用しているリードフレーム7
2、74、76、78、82、84と、外部接続端子1
10とを独立したものとすることができる。その結果、
たとえ、圧電トランス部品500のプリント配線基板1
20等への取り付けに際し、外部接続端子110に大き
な力が加わっても、圧電トランス素子100と配線基板
とを接続しているリードフレーム72、74、76、7
8、82、84や圧電トランス素子100そのものには
力が加わらなくなる。従って、圧電トランス部品500
の性能を劣化させることなく、圧電トランス部品500
の表面実装を容易に行えるようになる。
【0079】図4を参照すれば、本実施の形態の外部接
続端子110は、接続部116上に断面コの字型の接続
部111が形成された構造となっている。接続部111
は、圧電トランス素子100を搭載した配線基板250
に接続され、接続部116はプリント配線基板120上
の配線パターン122等の外部配線等と接続される。本
実施の形態では、例えば、配線基板250の上面252
のランド98だけでなく、配線基板250の下面254
にも銅箔からなるランド198が設けられ、接続部11
1の上側の接続部112はハンダ170を介してランド
98と接続され、接続部111の下側の接続部114は
ハンダ270を介してランド198と接続されている。
この配線基板250の下面254のランド198は必ず
しも設ける必要はないが、設けた方が外部接続端子の接
着強度が大きくなり、信頼性が高くなる。
【0080】(第4の実施の形態)図5は、本発明の第
4の実施の形態における外部接続端子を説明するための
図であり、図5A、図5Bは概略斜視図であり、図5C
は図5BのX5−X5線断面図である。
【0081】上述した第3の実施の形態においては、外
部接続端子として、配線基板250を挟み込む形状の外
部接続端子110を使用したが、本実施の形態において
は、外部接続端子として、ハトメ端子200を使用する
点が第3の実施の形態と異なるが、他の点は同様であ
る。
【0082】ハトメ端子200はベース204と円筒部
202とから構成されている。ベース204は、プリン
ト配線基板120上の配線パターン122等の外部配線
等と接続される。円筒部202を配線基板250の孔1
82、184にそれぞれ下面254側から挿入し、上面
252から突出した円筒部202をポンチでかしめて、
開いた複数の先端部206を生成させる。その後、ハン
ダ270によりハンダ付けして、電気的導通の信頼性を
向上させる。
【0083】なお、本実施の形態においては、配線基板
250の下面254側の銅箔等のランドがなくとも、ハ
トメのカシメで端子強度が得られる。従って、配線基板
250に片面に配線パターンが存在する片面配線基板を
用いても信頼性の高い端子接続構造が得られる。
【0084】(第5の実施の形態)図6は、本発明の第
5の実施の形態を説明するための図であり、図6Aは平
面図、図6Bは振幅分布を示す図、図6Cは図6AのX
6−X6線断面図である。なお、図6Aは図6CのZ6
−Z6線からみた平面図である。図7は、図6AのY6
−Y6線断面図であり、図8は図6CのA部拡大断面図
である。
【0085】本実施の形態は以下に述べる点で第3の実
施の形態と異なるが、他の点は同様である。
【0086】また、本実施の形態で用いた圧電トランス
素子100の一次側の構造は第3の実施の形態で用いた
圧電トランス素子100と同様の構成である。
【0087】リードフレーム72および74の一端は、
接続部71および171をそれぞれ介して、ハンダ溶接
で一次電極62および64と振動の節Cにおいてそれぞ
れ接続されている(図7に示すように、例えば、リード
フレーム74の一端はハンダ174を介して一次電極6
4と接続されている。)。リードフレーム76および7
8の一端は、接続部75および175をそれぞれ介し
て、ハンダ溶接で一次電極66および68と振動の節D
においてそれぞれ接続されている。リードフレーム72
および76の他端はハンダ溶接でランド92と接続さ
れ、リードフレーム74および78の他端はハンダ溶接
でランド94と接続されている(図7、8に示すよう
に、例えば、リードフレーム74の他端はハンダ274
を介してランド94と接続されている。)。
【0088】配線基板250の、リードフレーム74と
一次電極64との接続部に対応する箇所およびリードフ
レーム78と一次電極68との接続部に対応する箇所に
は、直径2mmの貫通孔300がそれぞれ形成されてい
る。貫通孔300内には市販の弾性接着剤の1種である
シリコーンゴム400が充填されており、シリコーンゴ
ム400の先端はリードフレーム74と一次電極64と
の接続部近傍のリードフレーム74を覆い、また、リー
ドフレーム78と一次電極68との接続部近傍のリード
フレーム78を覆っている。シリコーンゴム400によ
り圧電トランス素子100と配線基板250とが、リー
ドフレーム74と一次電極64との接続部およびリード
フレーム78と一次電極68との接続部において、それ
ぞれ接着固定されている。
【0089】このようにシリコーンゴム400により圧
電トランス素子100と配線基板250とが接着固定さ
れているから、圧電トランス素子100の配線基板25
0への支持固定の信頼性が向上する。また、リードフレ
ーム74と一次電極64との接続部は圧電トランス素子
100の振動の節Cにあり、リードフレーム78と一次
電極68との接続部は圧電トランス素子100の振動の
節Dにあり、これらの振動の節およびその近傍で、弾性
のあるシリコーンゴムで弾性的に圧電トランス素子10
0を接着固定しているので、圧電トランス素子100の
振動の共振特性の低下が抑制される。
【0090】また、リードフレーム74、78と配線基
板250との間にはシリコーンゴムが設けられているか
ら、リードフレーム74、78と配線基板250との間
に生じる衝撃を緩和でき、信頼性が高くなる。
【0091】さらに、シリコーンゴム300によって、
リードフレーム74と一次電極64との接続部近傍のリ
ードフレーム74を覆い、また、リードフレーム78と
一次電極68との接続部近傍のリードフレーム78を覆
っているので、リードフレーム74、78のエッジ部7
0(図8参照。)と圧電トランス素子100が接する部
分での圧電トランス素子100への応力集中を分散させ
ることができ、その結果より大きい耐落下衝撃強度を得
ることができる。これに対して、シリコーンゴムを設け
ずに、リードフレーム74、78のみで一次電極64、
68と接続した場合には、リードフレーム74、78の
エッジ部70(図8参照。)と圧電トランス素子100
が接する部分で圧電トランス素子100に応力集中し、
圧電トランス素子100が破壊されることが考えられ
る。シリコーンゴム400を設けた場合には、シリコー
ンゴム400を設けない場合と比較して、2倍以上の耐
落下衝撃強度が得られた。
【0092】本実施の形態においては、予めリードフレ
ーム72、74、76、78の一端を一次電極62、6
4、66、68にそれぞれハンダ溶接しておいた圧電ト
ランス素子100の下面14を配線基板250に対向さ
せて配置し、リードフレーム72、76の他端をランド
92にそれぞれハンダ溶接し、リードフレーム74、7
8の他端をランド94にそれぞれハンダ溶接した。配線
基板250には、リードフレーム74と一次電極64と
の接続部に対応する箇所およびリードフレーム78と一
次電極68との接続部に対応する箇所に、貫通孔300
をそれぞれ予め形成しておき、貫通孔300から市販の
シリコーンゴム400をディスペンサでそれぞれ一定量
注入した。
【0093】なお、本実施の形態においては、シリコー
ンゴム400に接着性のものを使用したが、接着性のな
いシリコーンゴムを使用することもできる。この場合に
は、シリコーンゴムの弾性を利用して、衝撃を緩和させ
ることができる。
【0094】二次側においては、二次側端面18近傍の
上面12および下面14にそれぞれ二次電極65、67
が設けられている。一次電極66、68と二次電極6
5、67間の圧電セラミックス基板10はその長手方向
において分極されている。二次電極65は、接続部16
5を介してランド99とリード線199で接続されてい
る。接続部165は、圧電セラミックス基板10の幅方
向の中央部に設けられている。ランド99には外部接続
端子110bが取り付けられている。配線基板250に
は、さらにランド97が設けられており、ランド97に
は外部接続端子110aが取り付けられているが、この
ランド97および外部接続端子110aは、圧電トラン
ス素子100と電気的な接続はされておらず、圧電トラ
ンス部品500を機械的にプリント配線基板120に搭
載するためのものである。
【0095】
【発明の効果】本発明においては、圧電振動子素子の表
面の電極と配線基板のランドとを弾性体のリード端子で
電気的かつ機械的に接続することにより、圧電振動子の
支持構造や圧電振動子部品の構造が簡単となり、また、
薄型化も容易となり、さらに表面実装を容易に行える。
【0096】そして、圧電振動子素子の電極とリード端
子との接続箇所近傍においてリード端子を覆う緩衝部材
を設けることにより、リード端子のエッジ部と圧電振動
子素子とが接する部分での圧電振動子素子への応力集中
を分散させることができ、より大きい耐落下衝撃強度を
得ることができる。
【0097】また、リード端子と配線基板との間に緩衝
部材を設けることにより、リード端子と配線基板との間
に生じる衝撃を緩和でき、信頼性を高めることができ
る。
【0098】さらに、弾性接着剤からなる緩衝部材によ
り少なくともリード端子と圧電振動子の電極との接続箇
所に対応する箇所において圧電振動子素子と配線基板と
を接着することにより、圧電振動子素子の配線基板への
支持固定の信頼性が向上する。
【0099】また、配線基板に貫通孔を設け、緩衝部材
を貫通孔に充填することにより、緩衝部材がより確実に
配線基板に保持される。
【0100】また、配線基板に貫通孔を設け、この貫通
孔を介して緩衝部材を注入することにより、製造方法が
簡単となる。
【0101】また、リード端子と圧電振動子素子の電極
との接続部のうち緩衝部材が設けられた接続部を圧電振
動子素子の振動の節とすれば、圧電振動子の共振特性を
低下させずに緩衝部材を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するための図
であり、図1Aは平面図、図1Bは図1AのX1−X1
線断面図、図1Cは振幅分布を示す図、図1Dは図1A
のY1−Y1線断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を説明するための断
面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態を説明するための図
であり、図3Aは平面図、図3Bは振幅分布を示す図、
図3Cは図3AのX3−X3線断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態における外部接続端
子を説明するための図であり、図4A、図4Bは概略斜
視図であり、図4Cは図4BのX4−X4線断面図であ
る。
【図5】本発明の第4の実施の形態における外部接続端
子を説明するための図であり、図5A、図5Bは概略斜
視図であり、図5Cは図5BのX5−X5線断面図であ
る。
【図6】本発明の第5の実施の形態を説明するための図
であり、図6Aは平面図、図6Bは振幅分布を示す図、
図6Cは図6AのX6−X6線断面図である。
【図7】図6AのY6−Y6線断面図である。
【図8】図6CのA部拡大断面図である。
【符号の説明】
10…圧電セラミックス基板 12…上面 14…下面 16…一次側端面 18…二次側端面 22、24、62、64、66、68…一次電極 26、61、63、65、67…二次電極 31、33、35、71、75、81、83、165、
171、175…接続部 32、34、36、72、74、76、78、82、8
4…リードフレーム 42、44、46、91、92、93、94、96、9
7、98、99…ランド 50…プリント配線基板 52…上面 100…圧電トランス素子 110、110a、110b…外部接続端子 111、112、114、116…接続部 120…プリント配線基板 122…配線パターン 132、134…リードフレーム 142、144…ランド 150…プリント配線基板 152、252…上面 154、254…下面 155…孔 160…ケース 170、174、270、274…ハンダ 182、184…孔 198…ランド 199…リード線 200…ハトメ端子 202…円筒部 204…ベース 206…先端部 250…配線基板 300…貫通孔 400…シリコーンゴム 500…圧電トランス部品

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電振動子素子の表面に設けられた少なく
    とも1つの電極と配線基板の少なくとも一つのランドと
    を弾性体のリード端子で電気的かつ機械的にそれぞれ接
    続して、前記圧電振動子素子の前記電極と前記配線基板
    の前記ランドとを前記リード端子により電気的に導通さ
    せると共に、前記リード端子により前記圧電振動子素子
    を前記配線基板と接触しないように支持したことを特徴
    とする圧電振動子の支持構造。
  2. 【請求項2】圧電振動子素子の少なくとも1つの電極を
    有する面を配線基板と対向させ、弾性体のリード端子の
    一端を前記電極の所定の接続箇所で前記電極と接続し、
    前記リード端子の他端を前記配線基板のランドと接続
    し、前記接続箇所近傍の前記リード端子を覆う緩衝部材
    を設けたことを特徴とする圧電振動子の支持構造。
  3. 【請求項3】圧電振動子素子の少なくとも1つの電極を
    有する面を配線基板と対向させ、弾性体のリード端子の
    一端を前記電極の所定の接続箇所で前記電極と接続し、
    前記リード端子の他端を前記配線基板のランドと接続
    し、少なくとも前記接続箇所に対応する箇所において前
    記リード端子と前記配線基板との間に緩衝部材を設けた
    ことを特徴とする圧電振動子の支持構造。
  4. 【請求項4】圧電振動子素子の少なくとも1つの電極を
    有する面を配線基板と対向させ、リード端子の一端を前
    記電極の所定の接続箇所で前記電極と接続し、前記リー
    ド端子の他端を前記配線基板のランドと接続し、弾性接
    着剤からなる緩衝部材により少なくとも前記接続箇所に
    対応する箇所において前記圧電振動子素子と前記配線基
    板とを接着したことを特徴とする圧電振動子の支持構
    造。
  5. 【請求項5】前記配線基板の前記接続箇所に対応する部
    分に貫通孔を設け、前記緩衝部材を前記貫通孔に充填し
    たことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の
    圧電振動子の支持構造。
  6. 【請求項6】前記リード端子がリボン状の導電薄帯であ
    ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の
    圧電振動子の支持構造。
  7. 【請求項7】前記リード端子と前記圧電振動子素子の前
    記電極との接続部のうち少なくとも一つの接続部が前記
    圧電振動子素子の振動の節であることを特徴とする請求
    項1記載の圧電振動子の支持構造。
  8. 【請求項8】前記リード端子と前記圧電振動子素子の前
    記電極との接続部のうち前記緩衝部材が設けられた接続
    部が前記圧電振動子素子の振動の節であることを特徴と
    する請求項2乃至5のいずれかに記載の圧電振動子の支
    持構造。
  9. 【請求項9】前記圧電振動子が圧電トランスであること
    を特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の圧電振
    動子の支持構造。
  10. 【請求項10】圧電振動子素子を備える圧電振動子部品
    であって、 前記圧電振動子素子を搭載する配線基板と、前記圧電振
    動子部品の外部接続端子とをさらに備え、 前記圧電振動子素子を前記配線基板に搭載し、 前記外部接続端子を前記配線基板に取りつけ、 前記圧電振動子素子と前記外部接続端子とを前記配線基
    板のランドを介して電気的に接続したことを特徴とする
    圧電振動子部品。
  11. 【請求項11】前記圧電振動子素子の表面に設けられた
    少なくとも1つの電極と前記配線基板の少なくとも一つ
    の前記ランドとを弾性体のリード端子で電気的かつ機械
    的にそれぞれ接続して、前記圧電振動子素子の前記電極
    と前記配線基板の前記ランドとを前記リード端子により
    電気的に導通させると共に、前記リード端子により前記
    圧電振動子素子を前記配線基板と接触しないように支持
    したことを特徴とする請求項10記載の圧電振動子部
    品。
  12. 【請求項12】前記圧電振動子素子の少なくとも1つの
    電極を有する面を前記配線基板と対向させ、弾性体のリ
    ード端子の一端を前記電極の所定の接続箇所で前記電極
    と接続し、前記リード端子の他端を前記配線基板の前記
    ランドと接続し、前記接続箇所近傍の前記リード端子を
    覆う緩衝部材を設けたことを特徴とする請求項10記載
    の圧電振動子部品。
  13. 【請求項13】前記圧電振動子素子の少なくとも1つの
    電極を有する面を前記配線基板と対向させ、弾性体のリ
    ード端子の一端を前記電極の所定の接続箇所で前記電極
    と接続し、前記リード端子の他端を前記配線基板の前記
    ランドと接続し、少なくとも前記接続箇所に対応する箇
    所において前記リード端子と前記配線基板との間に緩衝
    部材を設けたことを特徴とする請求項10記載の圧電振
    動子部品。
  14. 【請求項14】前記圧電振動子素子の少なくとも1つの
    電極を有する面を前記配線基板と対向させ、リード端子
    の一端を前記電極の所定の接続箇所で前記電極と接続
    し、前記リード端子の他端を前記配線基板の前記ランド
    と接続し、弾性接着剤からなる緩衝部材により少なくと
    も前記接続箇所に対応する箇所において前記圧電振動子
    素子と前記配線基板とを接着したことを特徴とする請求
    項10記載の圧電振動子部品。
  15. 【請求項15】前記配線基板の前記接続箇所に対応する
    部分に貫通孔を設け、前記緩衝部材を前記貫通孔に充填
    したことを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに
    記載の圧電振動子部品。
  16. 【請求項16】前記リード端子がリボン状の導電薄帯で
    あることを特徴とする請求項11乃至15のいずれかに
    記載の圧電振動子部品。
  17. 【請求項17】前記リード端子と前記圧電振動子素子の
    前記電極との接続部のうち少なくとも一つの接続部が前
    記圧電振動子素子の振動の節であることを特徴とする請
    求項11記載の圧電振動子部品。
  18. 【請求項18】前記リード端子と前記圧電振動子素子の
    前記電極との接続部のうち前記緩衝部材が設けられた接
    続部が前記圧電振動子素子の振動の節であることを特徴
    とする請求項12乃至15のいずれかに記載の圧電振動
    子部品。
  19. 【請求項19】前記圧電振動子素子と前記リード端子と
    を覆うケースを前記配線基板に取り付けたことを特徴と
    する請求項11乃至18のいずれかに記載の圧電振動子
    部品。
  20. 【請求項20】前記圧電振動子が圧電トランスであるこ
    とを特徴とする請求項11乃至19のいずれかに記載の
    圧電振動子部品。
  21. 【請求項21】圧電振動子素子の少なくとも1つの電極
    を有する面を配線基板の一主面と対向させ、弾性体のリ
    ード端子の一端を前記電極と前記電極の所定の接続箇所
    で接続し、前記リード端子の他端を前記配線基板のラン
    ドと接続する工程と、 前記配線基板の前記接続箇所に対応する部分に設けられ
    た貫通孔を介して、前記配線基板の一主面とは反対側の
    他の主面側から緩衝部材を注入して、前記緩衝部材によ
    り前記接続部近傍の前記リード端子を覆う工程と、を有
    することを特徴とする圧電振動子の実装方法。
  22. 【請求項22】圧電振動子素子の少なくとも1つの電極
    を有する面を配線基板の一主面と対向させ、弾性体のリ
    ード端子の一端を前記電極と前記電極の所定の接続箇所
    で接続し、前記リード端子の他端を前記配線基板のラン
    ドと接続する工程と、 前記配線基板の前記接続箇所に対応する部分に設けられ
    た貫通孔を介して、前記配線基板の一主面とは反対側の
    他の主面側から緩衝部材を注入して、少なくとも前記接
    続箇所と対応する箇所において前記リード端子と前記配
    線基板との間に前記緩衝部材を設ける工程と、 を有することを特徴とする圧電振動子の実装方法。
  23. 【請求項23】圧電振動子素子の少なくとも1つの電極
    を有する面を配線基板の一主面と対向させ、リード端子
    の一端を前記電極と前記電極の所定の接続箇所で接続
    し、前記リード端子の他端を前記配線基板のランドと接
    続する工程と、 前記配線基板の前記接続箇所に対応する部分に設けられ
    た貫通孔を介して、前記配線基板の一主面とは反対側の
    他の主面側から弾性接着剤からなる緩衝部材を注入し
    て、前記緩衝部材により前記圧電振動子素子と前記配線
    基板とを接着する工程と、 を有することを特徴とする圧電振動子の実装方法。
  24. 【請求項24】前記圧電振動子が圧電トランスであるこ
    とを特徴とする請求項21乃至23のいずれかに記載の
    圧電振動子の実装方法。
JP8038755A 1995-08-25 1996-01-31 圧電振動子の支持構造、圧電振動子部品および圧電振動子の実装方法 Withdrawn JPH09129942A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990049207A (ko) * 1997-12-12 1999-07-05 이형도 압전체 변압기
KR100659408B1 (ko) * 2003-09-29 2006-12-19 세이코 엡슨 가부시키가이샤 압전 디바이스, 압전 디바이스를 이용한 휴대 전화 장치및 압전 디바이스를 이용한 전자 기기

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KR19990049207A (ko) * 1997-12-12 1999-07-05 이형도 압전체 변압기
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