JPH10341580A - 振動アクチュエータ - Google Patents
振動アクチュエータInfo
- Publication number
- JPH10341580A JPH10341580A JP9151764A JP15176497A JPH10341580A JP H10341580 A JPH10341580 A JP H10341580A JP 9151764 A JP9151764 A JP 9151764A JP 15176497 A JP15176497 A JP 15176497A JP H10341580 A JPH10341580 A JP H10341580A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic body
- vibration actuator
- line
- vibration
- gnd line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 駆動の妨げとなることがなく、GND線の配
線を容易に行うことを可能にする。 【解決手段】 弾性体11に接合された電気機械変換素
子12A,12Bに駆動信号を印加することにより、そ
の弾性体11に縦振動と屈曲振動を調和的に発生させ、
その弾性体の所定位置にある駆動力取出部11aと加圧
接触した相対運動部材20との間で相対運動を行なう振
動アクチュエータであって、電気機械変換素子12A,
12B,12P,12P’は、弾性体11の駆動力取出
部11aと反対側の面に設けられ、その面に形成された
溝16に、共通電位に接続されるGND線15Gが設け
られている。
線を容易に行うことを可能にする。 【解決手段】 弾性体11に接合された電気機械変換素
子12A,12Bに駆動信号を印加することにより、そ
の弾性体11に縦振動と屈曲振動を調和的に発生させ、
その弾性体の所定位置にある駆動力取出部11aと加圧
接触した相対運動部材20との間で相対運動を行なう振
動アクチュエータであって、電気機械変換素子12A,
12B,12P,12P’は、弾性体11の駆動力取出
部11aと反対側の面に設けられ、その面に形成された
溝16に、共通電位に接続されるGND線15Gが設け
られている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機械変換素子
により、弾性体に振動を発生させて、駆動力を得る振動
アクチュエータに関するものである。
により、弾性体に振動を発生させて、駆動力を得る振動
アクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の振動アクチュエータは、
電気機械変換素子(圧電体、電歪素子など、以下代表し
て圧電体と表記する)により、弾性体を振動させ、複数
の振動モードを調和的に発生させることにより、その弾
性体の所定の位置に、楕円運動を発生させて、弾性体を
自走させるか又はその弾性体に接触する移動体を駆動す
るものが知られている。
電気機械変換素子(圧電体、電歪素子など、以下代表し
て圧電体と表記する)により、弾性体を振動させ、複数
の振動モードを調和的に発生させることにより、その弾
性体の所定の位置に、楕円運動を発生させて、弾性体を
自走させるか又はその弾性体に接触する移動体を駆動す
るものが知られている。
【0003】図5は、従来の振動アクチュエータの一例
を示す斜視図である。この振動アクチュエータ100
は、弾性体101と、弾性体101に接合された圧電体
102とを備え、弾性体101の中央部を固定して、圧
電体102に交流電圧を印加することにより、弾性体1
01に縦振動と屈曲振動を調和的に発生させることによ
り、駆動力を得る超音波モータである。
を示す斜視図である。この振動アクチュエータ100
は、弾性体101と、弾性体101に接合された圧電体
102とを備え、弾性体101の中央部を固定して、圧
電体102に交流電圧を印加することにより、弾性体1
01に縦振動と屈曲振動を調和的に発生させることによ
り、駆動力を得る超音波モータである。
【0004】弾性体101は、平板形状をしており、縦
振動1次モードと屈曲振動4次モード(又は8次モー
ド)の共振周波数が非常に近い値となるような形状に設
計されている。この弾性体101は、屈曲振動4次モー
ドの腹となる部分に、突起部101a,101bが設け
られており、駆動用の突起部101a,101bの先端
には、摺動材103が貼付されている。
振動1次モードと屈曲振動4次モード(又は8次モー
ド)の共振周波数が非常に近い値となるような形状に設
計されている。この弾性体101は、屈曲振動4次モー
ドの腹となる部分に、突起部101a,101bが設け
られており、駆動用の突起部101a,101bの先端
には、摺動材103が貼付されている。
【0005】圧電体102は、駆動用の圧電体102
A,102Bと、ピックアップ用の圧電体102P,1
02P’からなり、弾性体101の上面(突起部101
a,101bの反対側)に設けられている。
A,102Bと、ピックアップ用の圧電体102P,1
02P’からなり、弾性体101の上面(突起部101
a,101bの反対側)に設けられている。
【0006】そして、この振動アクチュエータ101
は、圧電体102A,102Bに、2つの共振周波数に
近い周波数の交流電圧を2相印加することにより、弾性
体101に2つのモードが調和した振動を発生させ、突
起部101a,101bの先端部が楕円運動することに
より、駆動力を得ることができる。
は、圧電体102A,102Bに、2つの共振周波数に
近い周波数の交流電圧を2相印加することにより、弾性
体101に2つのモードが調和した振動を発生させ、突
起部101a,101bの先端部が楕円運動することに
より、駆動力を得ることができる。
【0007】弾性体101は、通常、共通電位(以下、
GNDと表記する)に接続されており、GND線105
は、駆動特性の左右差を小さくするために、弾性体10
1の中央部に接続されていた。また、弾性体101は、
図1に示すように、圧電体102が上面に接合されてお
り、下面には、2つの突起部101a,101bが設け
られている。このために、従来のGND線105は、弾
性体101の下面(駆動面側)に接続されていた。
GNDと表記する)に接続されており、GND線105
は、駆動特性の左右差を小さくするために、弾性体10
1の中央部に接続されていた。また、弾性体101は、
図1に示すように、圧電体102が上面に接合されてお
り、下面には、2つの突起部101a,101bが設け
られている。このために、従来のGND線105は、弾
性体101の下面(駆動面側)に接続されていた。
【0008】接続方法は、GND線105を弾性体10
1の下面中央部に直接半田付するか、又は、図5(B−
1)に示すように、GND線105を銅箔104などに
半田付し、その銅箔104を弾性体101の下面中央に
接着するなどしていた。
1の下面中央部に直接半田付するか、又は、図5(B−
1)に示すように、GND線105を銅箔104などに
半田付し、その銅箔104を弾性体101の下面中央に
接着するなどしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の振動アクチュエータは、GND線の配線をする場合
に、弾性体の2つの突起部の間に、直接半田付けをする
か、又は、駆動面側に銅箔等を接着し、それに半田付け
をしていたので、突起部を小さくしたり、無くしたとき
には、半田やGND線が出っ張ってしまい、駆動の妨げ
となるという問題があった。
の振動アクチュエータは、GND線の配線をする場合
に、弾性体の2つの突起部の間に、直接半田付けをする
か、又は、駆動面側に銅箔等を接着し、それに半田付け
をしていたので、突起部を小さくしたり、無くしたとき
には、半田やGND線が出っ張ってしまい、駆動の妨げ
となるという問題があった。
【0010】また、図4(B−1)に示すように、GN
D線105の配線だけを、駆動面側から行っており、他
の配線106と異なっているために、配線が煩雑である
という、問題があった。
D線105の配線だけを、駆動面側から行っており、他
の配線106と異なっているために、配線が煩雑である
という、問題があった。
【0011】一方、図4(B−2)に示すように、GN
D線109Gを含んだフレキシブル基板107を用いた
場合には、銅箔などによる接合部109a,109b
を、両面に設けなければならず、コストアップの原因と
なる。
D線109Gを含んだフレキシブル基板107を用いた
場合には、銅箔などによる接合部109a,109b
を、両面に設けなければならず、コストアップの原因と
なる。
【0012】本発明の課題は、駆動の妨げとなることが
なく、GND線の配線が容易に行なえる振動アクチュエ
ータを提供することである。
なく、GND線の配線が容易に行なえる振動アクチュエ
ータを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、弾性体(11)に接合された電
気機械変換素子(12)に駆動信号を印加することによ
り、その弾性体に縦振動と屈曲振動を調和的に発生さ
せ、その弾性体の所定位置にある駆動力取出部(11
a)と加圧接触した相対運動部材(20)との間で相対
運動を行なう振動アクチュエータにおいて、前記電気機
械変換素子(12A,12B,12P,12P’)は、
前記弾性体の一方の面に設けられており、前記弾性体の
前記一方の面に、共通電位に接続されるGND線(15
G)が設けられていることを特徴とする振動アクチュエ
ータである。
に、請求項1の発明は、弾性体(11)に接合された電
気機械変換素子(12)に駆動信号を印加することによ
り、その弾性体に縦振動と屈曲振動を調和的に発生さ
せ、その弾性体の所定位置にある駆動力取出部(11
a)と加圧接触した相対運動部材(20)との間で相対
運動を行なう振動アクチュエータにおいて、前記電気機
械変換素子(12A,12B,12P,12P’)は、
前記弾性体の一方の面に設けられており、前記弾性体の
前記一方の面に、共通電位に接続されるGND線(15
G)が設けられていることを特徴とする振動アクチュエ
ータである。
【0014】請求項2の発明は、請求項1に記載された
振動アクチュエータにおいて、前記電気機械変換素子
(12A,12B,12P,12P’)は、前記弾性体
の前記駆動力取出部(11a)と反対側の面に設けられ
ていることを特徴とする振動アクチュエータである。
振動アクチュエータにおいて、前記電気機械変換素子
(12A,12B,12P,12P’)は、前記弾性体
の前記駆動力取出部(11a)と反対側の面に設けられ
ていることを特徴とする振動アクチュエータである。
【0015】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載された振動アクチュエータにおいて、前記GND
線(15G)は、前記弾性体の相対運動の方向の略中央
部に設けられていることを特徴とする振動アクチュエー
タである。
に記載された振動アクチュエータにおいて、前記GND
線(15G)は、前記弾性体の相対運動の方向の略中央
部に設けられていることを特徴とする振動アクチュエー
タである。
【0016】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
までのいずれか1項に記載された振動アクチュエータに
おいて、前記弾性体と前記電気機械変換素子の間に取付
用溝部(16)を設け、前記GND線(15G)は、前
記取付用溝部に取り付けられることを特徴とする振動ア
クチュエータである。
までのいずれか1項に記載された振動アクチュエータに
おいて、前記弾性体と前記電気機械変換素子の間に取付
用溝部(16)を設け、前記GND線(15G)は、前
記取付用溝部に取り付けられることを特徴とする振動ア
クチュエータである。
【0017】請求項5の発明は、請求項1から請求項3
までのいずれか1項に記載された振動アクチュエータに
おいて、前記弾性体と前記電気機械変換素子の間に電極
用部材(17)を挟んで接合し、前記GND線(15
G)は、前記電極用部材に取り付けられることを特徴と
する振動アクチュエータである。
までのいずれか1項に記載された振動アクチュエータに
おいて、前記弾性体と前記電気機械変換素子の間に電極
用部材(17)を挟んで接合し、前記GND線(15
G)は、前記電極用部材に取り付けられることを特徴と
する振動アクチュエータである。
【0018】請求項6の発明は、請求項1から請求項3
までのいずれか1項に記載された振動アクチュエータに
おいて、前記弾性体に接合した前記電気機械変換素子の
略中央部に取付用孔(18)をあらかじめ設けておき、
前記GND線(15G)は、前記取付用孔を介して、前
記弾性体に取り付けられることを特徴とする振動アクチ
ュエータ。
までのいずれか1項に記載された振動アクチュエータに
おいて、前記弾性体に接合した前記電気機械変換素子の
略中央部に取付用孔(18)をあらかじめ設けておき、
前記GND線(15G)は、前記取付用孔を介して、前
記弾性体に取り付けられることを特徴とする振動アクチ
ュエータ。
【0019】請求項7の発明は、請求項1から請求項6
までのいずれか1項に記載された振動アクチュエータに
おいて、前記GND線は、前記電気機械変換素子に接続
される駆動用線及び/又は検出用線と一体となったフレ
キシブルプリント基板(19)に配線されており、前記
GND線、前記駆動用線及び前記検出用線は、前記フレ
キシブルプリント基板の一方の面に、接合部(19a)
が形成されていることを特徴とする振動アクチュエータ
である。
までのいずれか1項に記載された振動アクチュエータに
おいて、前記GND線は、前記電気機械変換素子に接続
される駆動用線及び/又は検出用線と一体となったフレ
キシブルプリント基板(19)に配線されており、前記
GND線、前記駆動用線及び前記検出用線は、前記フレ
キシブルプリント基板の一方の面に、接合部(19a)
が形成されていることを特徴とする振動アクチュエータ
である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面などを参照して、本発
明の実施の形態をあげて、さらに詳しく説明する。図1
は、本発明の振動アクチュエータの第1実施形態を示す
図であって、図1(A)は、配線を示す平面図、図1
(B)は、振動アクチュエータの単体を示す斜視図であ
る。なお、前述した従来例と同様な機能を果たす部分に
は、末尾に統一した符号を付して、重複する説明を適宜
省略する。また、以下に示す各実施形態では、振動アク
チュエータは、超音波領域の振動を利用した超音波アク
チュエータを例にして説明する。
明の実施の形態をあげて、さらに詳しく説明する。図1
は、本発明の振動アクチュエータの第1実施形態を示す
図であって、図1(A)は、配線を示す平面図、図1
(B)は、振動アクチュエータの単体を示す斜視図であ
る。なお、前述した従来例と同様な機能を果たす部分に
は、末尾に統一した符号を付して、重複する説明を適宜
省略する。また、以下に示す各実施形態では、振動アク
チュエータは、超音波領域の振動を利用した超音波アク
チュエータを例にして説明する。
【0021】第1実施形態の超音波アクチュエータ10
は、弾性体11と、弾性体11に接合された4つの圧電
体12A,12B,12P,12P’とを備えている。
圧電体12A,12Bは、駆動用の圧電体であり、圧電
効果によって弾性体11に、縦・屈曲振動を発生させる
ためのものである。また、圧電体12P,12P’は、
弾性体11に発生する振動の状態をモニタするための圧
電体であり、制御回路(不図示)に接続されている。
は、弾性体11と、弾性体11に接合された4つの圧電
体12A,12B,12P,12P’とを備えている。
圧電体12A,12Bは、駆動用の圧電体であり、圧電
効果によって弾性体11に、縦・屈曲振動を発生させる
ためのものである。また、圧電体12P,12P’は、
弾性体11に発生する振動の状態をモニタするための圧
電体であり、制御回路(不図示)に接続されている。
【0022】この実施形態では、弾性体11は、本体の
ほぼ中央部に、溝14が切削加工してある。この溝14
は、GND線15Gがはみ出すことなく収まるように形
成されている。このために、GND線15Gは、圧電体
12の貼付面に出っ張らないようになっている。この溝
14は、弾性体11の中央部に加工することが望まし
い。その理由は、駆動時に左右差が起こらないようにす
るためである。
ほぼ中央部に、溝14が切削加工してある。この溝14
は、GND線15Gがはみ出すことなく収まるように形
成されている。このために、GND線15Gは、圧電体
12の貼付面に出っ張らないようになっている。この溝
14は、弾性体11の中央部に加工することが望まし
い。その理由は、駆動時に左右差が起こらないようにす
るためである。
【0023】この超音波アクチュエータ10は、上記の
ような構成をもつので、圧電体12A,12Bに、電気
的位相が90度異なる交流電圧を印加することにより、
弾性体11に、縦1次・屈曲4次の振動を発生させる。
この超音波アクチュエータ10は、屈曲4次の振動モー
ドの腹の位置に楕円運動が発生する位置を駆動力取出部
11a,11bとしている。そして、この駆動力取出部
11a,11bに、レール等の相対運動部材20に加圧
接触させることによって駆動力が得られる。
ような構成をもつので、圧電体12A,12Bに、電気
的位相が90度異なる交流電圧を印加することにより、
弾性体11に、縦1次・屈曲4次の振動を発生させる。
この超音波アクチュエータ10は、屈曲4次の振動モー
ドの腹の位置に楕円運動が発生する位置を駆動力取出部
11a,11bとしている。そして、この駆動力取出部
11a,11bに、レール等の相対運動部材20に加圧
接触させることによって駆動力が得られる。
【0024】この駆動力取出部11a、11bは、従来
のように、突起状に形成しておらず、単に、摺動材1
3,13を貼っただけである。この場合には、本実施形
態のように、弾性体11の上面からGND線15Gをと
ることが特に有効である。
のように、突起状に形成しておらず、単に、摺動材1
3,13を貼っただけである。この場合には、本実施形
態のように、弾性体11の上面からGND線15Gをと
ることが特に有効である。
【0025】以上説明したように、第1実施形態は、弾
性体11の非駆動面(上側)側に溝加工を施したので、
弾性体11の非駆動面側からGND線を含むすべての配
線が行えるようになった。このために、弾性体11の片
側で、他の配線と一緒にGND線の配線を行うことがで
き、配線がコンパクトになった。従って、GND線の配
線が容易に行え、取り扱いが非常に便利になった。
性体11の非駆動面(上側)側に溝加工を施したので、
弾性体11の非駆動面側からGND線を含むすべての配
線が行えるようになった。このために、弾性体11の片
側で、他の配線と一緒にGND線の配線を行うことがで
き、配線がコンパクトになった。従って、GND線の配
線が容易に行え、取り扱いが非常に便利になった。
【0026】また、GND線が、非駆動面側に設けられ
ているので、駆動力取出部に、摺動材13,13を貼っ
ただけの形態であっても、配線が駆動面(下面)側に出
っ張って駆動の妨げとなることはない。
ているので、駆動力取出部に、摺動材13,13を貼っ
ただけの形態であっても、配線が駆動面(下面)側に出
っ張って駆動の妨げとなることはない。
【0027】(第2実施形態)図2は、本発明の振動ア
クチュエータの第2実施形態を示す図であって、図2
(A)は、配線を示す平面図、図2(B)は、振動アク
チュエータの単体を示す斜視図である。第2実施形態の
超音波アクチュエータ10−2は、弾性体11と、圧電
体12とを接合するときに、銅箔等の電極材17を間に
挟んで接合するようにしたものである。このときに、電
極材17は、圧電体12より一部大きな突出部17aを
有するものを使用する。そして、GND線15Gは、突
出部17aから配線するようにしたものである。
クチュエータの第2実施形態を示す図であって、図2
(A)は、配線を示す平面図、図2(B)は、振動アク
チュエータの単体を示す斜視図である。第2実施形態の
超音波アクチュエータ10−2は、弾性体11と、圧電
体12とを接合するときに、銅箔等の電極材17を間に
挟んで接合するようにしたものである。このときに、電
極材17は、圧電体12より一部大きな突出部17aを
有するものを使用する。そして、GND線15Gは、突
出部17aから配線するようにしたものである。
【0028】なお、突出部17aは、中央に設けたほう
が、左右差をなくすためには好ましいが、破線で示す突
出部17a’のように、中央でなくてもよい。
が、左右差をなくすためには好ましいが、破線で示す突
出部17a’のように、中央でなくてもよい。
【0029】第2実施形態は、電極材17に突出部17
aを設けるだけで済むので、簡単に実施することができ
る。
aを設けるだけで済むので、簡単に実施することができ
る。
【0030】(第3実施形態)図3は、本発明の振動ア
クチュエータの第3実施形態を示す図であって、図3
(A)は、配線を示す平面図、図3(B)は、振動アク
チュエータの単体を示す斜視図である。第3実施形態の
超音波アクチュエータ10−3は、弾性体11に接合す
る圧電体12の中央部付近に予め孔18をあけておき、
その圧電体12を弾性体11に接合する。そして、GN
D線15Gは、中央部の孔18から弾性体11に配線を
行うようにしたものである。
クチュエータの第3実施形態を示す図であって、図3
(A)は、配線を示す平面図、図3(B)は、振動アク
チュエータの単体を示す斜視図である。第3実施形態の
超音波アクチュエータ10−3は、弾性体11に接合す
る圧電体12の中央部付近に予め孔18をあけておき、
その圧電体12を弾性体11に接合する。そして、GN
D線15Gは、中央部の孔18から弾性体11に配線を
行うようにしたものである。
【0031】第3実施形態は、GND線15Gの接合位
置が他の駆動用線15A,15B,ピックアップ用線1
5P,15P’などと同一線上にあるので、作業がしや
すいという利点がある。
置が他の駆動用線15A,15B,ピックアップ用線1
5P,15P’などと同一線上にあるので、作業がしや
すいという利点がある。
【0032】(第4実施形態)図4は、本発明の振動ア
クチュエータの第4実施形態を示す図である。第4実施
形態は、駆動用線19A,19B,ピックアップ用線1
9P,19P’及びGND線19Gをフレシキブル基板
19として、一体に成形したものである。フレキシブル
基板19は、全部一体であると剛性をもってしまうの
で、各線19A,19B,19P,19P’毎に枝分か
れている。各線19A,19B,19P,19P’は、
先端部の片側だけが露出しており、銅箔などの接合部1
9aが形成されている。また、反対側の面は、露出する
ことなく絶縁されている。圧電体とは、半田で付ける。
この場合に、第2実施形態と同様に、電極材17の突出
部17aを設け、GND線19Gを取り付けてある。
クチュエータの第4実施形態を示す図である。第4実施
形態は、駆動用線19A,19B,ピックアップ用線1
9P,19P’及びGND線19Gをフレシキブル基板
19として、一体に成形したものである。フレキシブル
基板19は、全部一体であると剛性をもってしまうの
で、各線19A,19B,19P,19P’毎に枝分か
れている。各線19A,19B,19P,19P’は、
先端部の片側だけが露出しており、銅箔などの接合部1
9aが形成されている。また、反対側の面は、露出する
ことなく絶縁されている。圧電体とは、半田で付ける。
この場合に、第2実施形態と同様に、電極材17の突出
部17aを設け、GND線19Gを取り付けてある。
【0033】第4実施形態は、図4(B)に示すよう
に、フレキシブル基板19の銅箔などの接合部19aを
同じ側に設けることができるので、コストダウンを図る
ことができる。
に、フレキシブル基板19の銅箔などの接合部19aを
同じ側に設けることができるので、コストダウンを図る
ことができる。
【0034】なお、第4実施形態の場合には、GND線
19Gは、第1又は第3実施形態のように、取り付ける
ようにしてもよい。
19Gは、第1又は第3実施形態のように、取り付ける
ようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、弾性体
の電気機械変換素子のある側に、GND線の配線を行な
うことにより、全ての配線が同じ側にまとめることがで
き、配線が容易に行なえる。また、弾性体の駆動力取出
部が突出していない場合にも、駆動面側に出っ張るもの
がないので、容易に駆動に差し支えなく、GND線の配
線を行うことができる、という効果がある。
の電気機械変換素子のある側に、GND線の配線を行な
うことにより、全ての配線が同じ側にまとめることがで
き、配線が容易に行なえる。また、弾性体の駆動力取出
部が突出していない場合にも、駆動面側に出っ張るもの
がないので、容易に駆動に差し支えなく、GND線の配
線を行うことができる、という効果がある。
【図1】本発明の振動アクチュエータの第1実施形態を
示す図であって、図1(A)は、配線を示す平面図、図
1(B)は、振動アクチュエータの単体を示す斜視図で
ある。
示す図であって、図1(A)は、配線を示す平面図、図
1(B)は、振動アクチュエータの単体を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明の振動アクチュエータの第2実施形態を
示す図であって、図2(A)は、配線を示す平面図、図
2(B)は、振動アクチュエータの単体を示す斜視図で
ある。
示す図であって、図2(A)は、配線を示す平面図、図
2(B)は、振動アクチュエータの単体を示す斜視図で
ある。
【図3】本発明の振動アクチュエータの第3実施形態を
示す図であって、図3(A)は、配線を示す平面図、図
3(B)は、振動アクチュエータの単体を示す斜視図で
ある。
示す図であって、図3(A)は、配線を示す平面図、図
3(B)は、振動アクチュエータの単体を示す斜視図で
ある。
【図4】本発明の振動アクチュエータの第4実施形態を
示す図である。
示す図である。
【図5】従来の振動アクチュエータの一例を示す斜視図
である。
である。
10,10−2,10−3,10−4 超音波アクチュ
エータ 11 弾性体 12(12A,12B,12P,12P’) 圧電体 13 摺動材 15 配線 16 溝 17 電極材 18 孔 19 フレキシブル基板 20 相対運動部材
エータ 11 弾性体 12(12A,12B,12P,12P’) 圧電体 13 摺動材 15 配線 16 溝 17 電極材 18 孔 19 フレキシブル基板 20 相対運動部材
Claims (7)
- 【請求項1】 弾性体に接合された電気機械変換素子に
駆動信号を印加することにより、その弾性体に縦振動と
屈曲振動を調和的に発生させ、その弾性体の所定位置に
ある駆動力取出部と加圧接触した相対運動部材との間で
相対運動を行なう振動アクチュエータにおいて、 前記電気機械変換素子は、前記弾性体の一方の面に設け
られており、 前記弾性体の前記一方の面に、共通電位に接続されるG
ND線が設けられていることを特徴とする振動アクチュ
エータ。 - 【請求項2】 請求項1に記載された振動アクチュエー
タにおいて、 前記電気機械変換素子は、前記弾性体の前記駆動力取出
部と反対側の面に設けられていることを特徴とする振動
アクチュエータ。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載された振動
アクチュエータにおいて、 前記GND線は、前記弾性体の相対運動の方向の略中央
部に設けられていることを特徴とする振動アクチュエー
タ。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
項に記載された振動アクチュエータにおいて、 前記弾性体と前記電気機械変換素子の間に取付用溝部を
設け、 前記GND線は、前記取付用溝部に取り付けられること
を特徴とする振動アクチュエータ。 - 【請求項5】 請求項1から請求項3までのいずれか1
項に記載された振動アクチュエータにおいて、 前記弾性体と前記電気機械変換素子の間に電極用部材を
挟んで接合し、 前記GND線は、前記電極用部材に取り付けられること
を特徴とする振動アクチュエータ。 - 【請求項6】 請求項1から請求項3までのいずれか1
項に記載された振動アクチュエータにおいて、 前記弾性体に接合した前記電気機械変換素子の略中央部
に取付用孔をあらかじめ設けておき、 前記GND線は、前記取付用孔を介して、前記弾性体に
取り付けられることを特徴とする振動アクチュエータ。 - 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか1
項に記載された振動アクチュエータにおいて、 前記GND線は、前記電気機械変換素子に接続される駆
動用線及び/又は検出用線と一体となったフレキシブル
プリント基板に配線されており、 前記GND線、前記駆動用線及び前記検出用線は、前記
フレキシブルプリント基板の一方の面に、接合部が形成
されていることを特徴とする振動アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9151764A JPH10341580A (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 振動アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9151764A JPH10341580A (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 振動アクチュエータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10341580A true JPH10341580A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=15525790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9151764A Pending JPH10341580A (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 振動アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10341580A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009001753A1 (ja) * | 2007-06-27 | 2008-12-31 | Olympus Corporation | 超音波モータ |
JP2009077595A (ja) * | 2007-09-21 | 2009-04-09 | Seiko Epson Corp | アクチュエータ、光スキャナ、および画像形成装置 |
-
1997
- 1997-06-10 JP JP9151764A patent/JPH10341580A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009001753A1 (ja) * | 2007-06-27 | 2008-12-31 | Olympus Corporation | 超音波モータ |
US7923900B2 (en) | 2007-06-27 | 2011-04-12 | Olympus Corporation | Ultrasonic motor |
JP5551434B2 (ja) * | 2007-06-27 | 2014-07-16 | オリンパス株式会社 | 超音波モータ |
JP2009077595A (ja) * | 2007-09-21 | 2009-04-09 | Seiko Epson Corp | アクチュエータ、光スキャナ、および画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8018123B2 (en) | Ultrasonic actuator | |
JP2003023697A (ja) | 圧電型電気音響変換器およびその製造方法 | |
JP5304791B2 (ja) | 振動装置 | |
JP4459317B2 (ja) | 超音波モータおよび超音波モータ付電子機器 | |
JPH10243668A (ja) | 振動アクチュエータ | |
JP2000124519A (ja) | 圧電トランス | |
JPH10341580A (ja) | 振動アクチュエータ | |
JPH07170768A (ja) | 超音波モータ | |
JPH09170926A (ja) | 角速度センサ | |
JP4311054B2 (ja) | 圧電アクチュエータ、これを備えた装置、および圧電アクチュエータの製造方法 | |
JP2671480B2 (ja) | 超音波モータ | |
JPS59175777A (ja) | バイモルフ振動子の駆動方法 | |
JP3148036B2 (ja) | プリント配線板および超音波モータ | |
JPH09140169A (ja) | 振動アクチュエータ | |
JP4350786B2 (ja) | 超音波モータおよび超音波モータ付電子機器 | |
JP3064954B2 (ja) | 超音波モータ | |
JPH1169851A (ja) | 振動アクチュエータ | |
JPH07274549A (ja) | 超音波モータおよび超音波モータ駆動装置 | |
JP2671480C (ja) | ||
JPH09140170A (ja) | 振動アクチュエータ | |
JP3033988U (ja) | 圧電トランス装置 | |
JPH09275232A (ja) | 圧電トランスの電極接続構造 | |
JP2002190626A (ja) | 電源回路装置 | |
JP2021191049A (ja) | 圧電駆動装置、圧電モーターおよびロボット | |
JP3200316B2 (ja) | 振動アクチュエータ |