JP3033799U - 魚釣用両軸受型リール - Google Patents

魚釣用両軸受型リール

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JP3033799U
JP3033799U JP1996009200U JP920096U JP3033799U JP 3033799 U JP3033799 U JP 3033799U JP 1996009200 U JP1996009200 U JP 1996009200U JP 920096 U JP920096 U JP 920096U JP 3033799 U JP3033799 U JP 3033799U
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朋宏 村山
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ダイワ精工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 釣糸放出状態で釣糸の引っ掛かりを防止
し、握持保持性を向上すると共に、魚釣り操作性を向上
したこと。 【解決手段】 スプール4の上方の左側枠1と支持板2
に凹部1c、2bが形成されると共に凹部からなる収容
部1d、2cが形成されている。側板2′の凹部2b位
置には切欠き2dが形成されると共に収容部は側板2′
の内側に形成されることになる。クラッチ機構Bの切換
部材7はクラッチオンの釣糸巻取状態で凹部1c、2b
内に、クラッチオフの釣糸放出状態で凹部からなる収容
部1d、2c内に配置される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、釣糸巻取状態と釣糸放出状態に切換えるクラッチ機構を備えた魚 釣用両軸受型リールの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、リール本体の側板間に回転自在に支持したスプールに釣糸を巻回する両 軸受型リールでは、該スプールを釣糸巻取状態と釣糸放出状態に切換えるクラッ チ機構を備えており、該クラッチ機構の切換部材は例えば、実公平3−4750 6号公報、実公平5−1809号公報等で見られるように一般的に知られ、リー ル本体の側板上面に変位可能に設けられている。 しかしながら、このように側板上面に切換部材が露出した状態で設けられてい ると、釣糸放出操作時等に糸フケやバックラッシュ発生時に釣糸が切換部材に引 っ掛かって放出操作不能となったり、釣糸を傷付けて糸切れし易くなったりする 。 又放出操作時の握持保持する際に邪魔になったり等の課題が残されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、釣糸放出操作時等に、切換部材に釣糸が引っ掛か ったり、握持保持の際に邪魔になり易く、魚釣り操作性に劣ることである。
【0004】 本考案の目的は前記欠点に鑑み、釣糸放出状態に切換操作した切換部材を側板 上部に形成した収容部に収容して、釣糸の引っ掛かりを防止し、握持保持性を向 上すると共に、魚釣り操作性を向上した魚釣用両軸受型リールを提供することで ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は、リール本体の側板間に回転自在に支持 したスプールを釣糸巻取状態と釣糸放出状態に切換えるクラッチ機構の切換部材 をリール本体に変位可能に設けた魚釣用両軸受型リールにおいて、前記スプール より上部の側板内にクラッチ機構を釣糸巻取状態から釣糸放出状態に切換操作し た切換部材を収容する収容部を形成して該切換部材を収容可能としたことを要旨 とするものである。
【0006】 前記切換部材をスプールフランジ外周近傍上部の側板内に変位可能に設けたこ とを要旨とするものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案は、クラッチオフ状態で切換部材7は、スプール4の上方の左側枠1と 支持板2の凹部からなる収容部1d、2c内に位置されるので、釣糸放出操作時 等で糸フケやバックラッシュ発生時に釣糸が切換部材7に引っ掛かったり糸絡み を防止し、放出操作不能となったり、釣糸を傷付けて糸切れすることがなくなる 。 又放出操作時の握持保持する際に邪魔にならないので、握持保持性を向上する と共に、魚釣り操作性を向上する。
【0008】 更に、クラッチオン状態で切換部材7は、スプール4の上方の左側枠1と支持 板2の凹部1c、2b内に位置されるので、親指でスプール4を押さえたままで 容易にクラッチのON→OFF切換操作に移行出来るので、操作性が良い。
【0009】
【実施例】
以下、図示の実施例によって本考案を説明すると、本考案を左ハンドルの魚釣 用両軸受型リールで述べれば、図1から図6は第1実施例で、図1は魚釣用両軸 受型リールの斜視図と要部拡大斜視図、図2は魚釣用両軸受型リールの平面図と 要部拡大平面図、図3は魚釣用両軸受型リールの一部断面背面図と要部拡大断面 背面図、図4は魚釣用両軸受型リールの左側板内のクラッチオン状態の一部断面 側面図、図5は図4の駆動歯車の下側を示す一部断面側面図、図6は魚釣用両軸 受型リールの左側板内のクラッチオフ状態の一部断面側面図である。
【0010】 魚釣用両軸受型リールは図1から図3で、リール本体Aの左右両側枠1、1′ が後側指載せ板1aとリール脚10の固定板1bで平行に一体的に保持されてい る。 左側枠1の外側にはリール本体Aの支持板2と側板2′が取り付けられている 。 右側枠1′の外側にはリール本体Aの側板3が取り付けられている。 左右両側枠1、1′間にスプール4が配置されてスプール4に一体に形成され た両側の軸部4a、4bが軸受11、12で回転自在に軸承されている。 軸受11は支持板2のスプール側に突出した筒部2a内に取り付けられている 。 軸受12は側板3内に形成された筒部3a内に取り付けられている。 スプール4は両側の軸部4a、4bと、両側のフランジ部4c、4dと、中央 の釣糸13が巻回される釣糸巻回胴部4eとで一体に形成されている。 一方の軸部4aの外周には小判形の係合部4fが形成されると共に、端面に凹 部4gが形成されてスラスト軸受板14が挿入固定されている。 側板3の筒部3a内には軸受12が取り付けられると共にスラスト軸受板15 が挿入固定されている。
【0011】 スプール4の上方の左側枠1と支持板2に凹部1c、2bが形成されると共に 凹部からなる収容部1d、2cが形成されている。 側板2′の凹部2b位置には切欠き2dが形成されると共に収容部は側板2′ の内側に形成されることになる。 左側枠1の中心には透孔1eが穿設され、スプール4側の側面にはスプールカ バー16が取り付けられている。 右側枠1′に大径の透孔1fが穿設され、スプール4側の側面にはスプールカ バー17が取り付けられている。 支持板2のスプール4側には筒部2eが突出形成されて透孔1eに挿入されて いる。 筒部2e内には前記軸受11が取り付けられている。 側板2′内の支持板2には筒部2fが形成されて軸受18が取り付けられてい る。 筒部2eと筒部2f内には透孔が穿設されている。
【0012】 筒部2f内にはピニオン5の一側が挿入されて軸受18で軸方向に移動自在に 軸承されている。 ピニオン5の一側には小判形の凹部で係合部5aが形成されてスプール4の係 合部4fとでクラッチ機構Bの係合部が構成されている。 筒部2fの外周にはクラッチ機構Bを構成するクラッチ操作体6の筒状の環状 部6aが回動自在に嵌合されている。 クラッチ操作体6の腕部6bの先端に切換部材7が一体的に形成されている。 切換部材7はクラッチオンの釣糸巻取状態で凹部1c、2b内に、クラッチオ フの釣糸放出状態で凹部からなる収容部1d、2c内に配置される。 クラッチ操作体6は環状部6aと腕部6bと環状部6aの端面の2つのクラッ チカム6cと腕部6bの元部に固定されたピン19とバネ掛け部6dとで形成さ れている。 支持板2とバネ掛け部6dにはデッドポイントバネ20が張設されている。
【0013】 ピニオン5には外周溝5bが形成されてクラッチ板21の円弧状の凹部が係合 されている。 クラッチ板21は支持板2に植設された支柱22、22に移動自在に嵌合され て発条でクラッチ機構Bの係合部が係合する方向に付勢されている。 ピニオン5の中心透孔5cには調整ピン軸8の一側8aが挿入されてスラスト 軸受板14に当接されている。 調整ピン軸8の他側の頭部8bは側板2′に形成された軸筒2g内の透孔2h に挿入されている。 軸筒2gの外周にはネジ部が形成されて調整ツマミ23が螺合されている。 調整ツマミ23内にはスラスト軸受板24が固定されている。 ピニオン5にはハンドル軸25に摩擦結合された駆動歯車26が噛合されてい る。 スプール4はクラッチ機構Bの係合部と駆動歯車26とハンドル軸25に取り 付けられたハンドル27を介して回転されるように構成されている。
【0014】 ハンドル軸25にはキック歯車28と逆転防止の爪車29が回り止め嵌合され ている。 キック歯車28の外周には複数個のキック突起が突出形成されている。 クラッチ操作体6の腕部6bの元部に固定されたピン19にはキックレバー3 0の一端が回動自在に嵌合されている。 キックレバー30の他端にはピン31が固定され、他端の両側には案内ピン3 2、33が支持板2に取り付けられてキックレバー30の他端はキック歯車28 に臨まされている。 爪車29の外側にはバネ板34、34で挟まれた逆転防止爪35が軸36で回 動自在に軸承され、バネ板34、34は爪車29の両側面を挟み込み、逆転防止 爪35の先端は爪車29の外周に形成された係止歯に係合自在に臨まされている 。
【0015】 魚釣用両軸受型リールの動作は、図1、図2、図4で切換部材7が前側位置に ある時、クラッチ操作体6のクラッチカム6cがクラッチ板21から離間されて いるので、スプール4の係合部4fとピニオン5の係合部5aが係合されたクラ ッチオン状態でハンドル27でハンドル軸25が図4、図5で反時計方向に回転 されると、駆動歯車26を介してピニオン5が回転されてスプール4に釣糸13 が巻き取られる。 ハンドル軸25にドラグ機構により摩擦結合された駆動歯車26の制動力が調 節される時は、ハンドル軸25に螺合されたドラグ調整ツマミ37が回動される 。
【0016】 ハンドル27が回転されると、設定された制動力で駆動歯車26が反時計方向 に回転されると共にキック歯車28と爪車29が反時計方向に回転される。 爪車29が反時計方向に回転されると、爪車29とバネ板34、34の摩擦で バネ板34、34と逆転係止爪35は時計方向に回動されて逆転係止爪35の先 端は爪車29の係止歯から離間され、爪車29が駆動歯車26と一体に回転され る。 次にスプール4が釣糸13の繰出しで逆回転されると、駆動歯車26と爪車2 9は時計方向に回転され、バネ板34、34と逆転係止爪35は反時計方向に回 動されて逆転係止爪35の先端は爪車29の係止歯に係止される。 この係止でハンドル軸25は回転が停止されるので、駆動歯車26は設定され た制動力に抗して回動される。
【0017】 次に図6のように切換部材7が後方に引かれると、切換部材7は収容部1d、 2c内に位置される。 切換部材7が後方に引かれることでクラッチ操作体6が時計方向に回動される と、クラッチ板21がクラッチカム6cで軸方向に上昇されてピニオン5の係合 部5aとスプール4の係合部4fの係合が離脱されてクラッチオフ状態となり、 スプール4はフリー回転状態となる。 クラッチ操作体6が回動された時、キックレバー30が図6で右方向に前進さ れ、キックレバー30のピン31はキック歯車28のキック突起に当接可能位置 に臨まされている。
【0018】 ハンドル27が釣糸巻取方向に回転されると、爪車29と駆動歯車26が図6 で反時計方向に回転され、キック歯車28のキック突起がキックレバー30のピ ン31に当接されてキックレバー30が左方向に押し戻され、クラッチ操作体6 が反時計方向に回動後退され、クラッチカム6cとクラッチ板21の係合が解除 されてピニオン5の係合部5aとスプール軸4の係合部4fが係合されて図4、 図5のクラッチオン状態となる。 クラッチオン状態でハンドル27が反時計方向に回転されると、ピニオン5と スプール4の軸部4a、4bが回転されてスプール4が回転されてスプール4に 釣糸13が巻回される。
【0019】 図6のクラッチオフ状態で切換部材7は、スプール4の上方の左側枠1と支持 板2の凹部からなる収容部1d、2c内に位置されるので、釣糸放出操作時等で 糸フケやバックラッシュ発生時に釣糸が切換部材7に引っ掛かったり糸絡みを防 止し、放出操作不能となったり、釣糸を傷付けて糸切れすることがなくなる。 又放出操作時の握持保持する際に邪魔にならないので、握持保持性を向上する と共に、魚釣り操作性を向上する。 更に、クラッチオン状態で切換部材7は、スプール4の上方の左側枠1と支持 板2の凹部1c、2b内に位置されるので、親指でスプール4を押さえたままで 容易にクラッチのON→OFF切換操作に移行出来るので、操作性が良い。
【0020】 前記のように魚釣用両軸受型リールが構成されると、クラッチオフ状態で切換 部材7は、収容部1d、2c内に位置されるので、釣糸放出操作時等で糸フケや バックラッシュ発生時に釣糸が切換部材7に引っ掛かったり糸絡みを防止し、放 出操作不能となったり、釣糸を傷付けて糸切れすることがなくなる。 又放出操作時の握持保持する際に邪魔にならないので、握持保持性を向上する と共に、魚釣り操作性を向上する。
【0021】 更に、クラッチオン状態で切換部材7は、スプールの上方の左側枠1と支持板 2の凹部1c、2b内に位置されて前後方向に摺動自在に配置されているので、 親指でスプール4を押さえたままで容易にクラッチのON→OFF切換操作に移 行出来るので、操作性が良い。
【0022】 図7から図10は第2実施例で、図7は魚釣用両軸受型リールの一部断面背面 図、図8は要部拡大断面背面図、図9は魚釣用両軸受型リールの左側板内のクラ ッチオン状態の一部断面側面図、図10は魚釣用両軸受型リールの要部断面平面 図と一部拡大平面図である。
【0023】 第2実施例では、スプール4の上方の左側枠1と支持板2に凹部からなる収容 部1f、2iが形成されている。 側板2′の収容部は側板2′の内側に形成されることになる。 クラッチ操作体6′が板状に形成されている。 クラッチ操作体6′の上端には切換部材7′が固定されている。 切換部材7′のスプール4側は左側枠1から突出されている。 クラッチ操作体6′の中心には透孔6eが穿設されて筒部2fの外周に上下動 自在に挿入されている。 透孔6eより上側にクラッチ板21側に突出したクラッチカム6fが屈曲形成 されている。
【0024】 クラッチ操作体6′の下端には図8のように長孔6gが形成されて図9の下側 の支柱22に上下動自在に挿入されている。 クラッチ操作体6′の図9の右側には突出部6hが形成されている。 クラッチ操作体6′と支持板2の間にはクラッチオン状態とクラッチオフ状態 に付勢する図示しないデッドポイントバネが設けられている。
【0025】 支柱22には図8のように大径部と中径部と小径部が形成されている。 長孔6gに中径部が挿入されてEリング39で軸方向に遊びが出来るように抜 け止めされ、小径部にクラッチ板21が保持されて発条40でクラッチオン方向 に付勢されている。 発条40はEリング41で抜け止めされている。 爪車29には複数個のキック突起42が固定されている。 クラッチ操作体6′の突出部6hはキック突起42の回動範囲に臨まされてい る。 他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0026】 第2実施例の動作は、切換部材7′が収容部1f、2i内に押し込まれると、 クラッチ操作体6′の上端がクラッチ板21方向に押し込まれてクラッチカム6 fでクラッチ板21がクラッチオフ状態まで押し込まれる。 ハンドル27が釣糸巻取方向に回転されると、爪車29と駆動歯車26が図9 で反時計方向に回転され、キック突起42がクラッチ操作体6′の突出部6hに 当接して図8で右側に押圧してクラッチ操作体6′がスプール4側に後退されて クラッチ板21の押圧が解除されてピニオン5の係合部5aとスプール軸4の係 合部4fが係合されて図7のクラッチオン状態となる。 クラッチオン状態でハンドル27が反時計方向に回転されると、ピニオン5と スプール4の軸部4a、4bが回転されてスプール4が回転されてスプール4に 釣糸13が巻回される。
【0027】 第2実施例のように構成されると、切換部材7′が押し込まれると、切換部材 7′は収容部1f、2i内に位置するので、釣糸放出操作時等で糸フケやバック ラッシュ発生時に釣糸が切換部材7′に引っ掛かったり糸絡みを防止し、放出操 作不能となったり、釣糸を傷付けて糸切れすることがなくなる。 又放出操作時の握持保持する際に邪魔にならないので、握持保持性を向上する と共に、魚釣り操作性を向上する。 更に、クラッチオン状態で切換部材7′は、スプール4の上方の左側枠1の収 容部1fから突出して押し込み可能に配置されているので、親指でスプール4を 押さえたままで容易にクラッチのON→OFF切換操作に移行出来るので、操作 性が良い。
【0028】 図11から図13は第3実施例で、図11は魚釣用両軸受型リールの断面背面 図と要部拡大断面背面図、図12は魚釣用両軸受型リールの左側板内のクラッチ オン状態の一部断面側面図、図13は魚釣用両軸受型リールの左側板内のクラッ チオフ状態の一部断面側面図である。
【0029】 第3実施例では、スプール4の上方の左側枠1と支持板2に凹部からなる収容 部1f、2iが形成されている。 側板2′の収容部は側板2′の内側に形成されることになる。 クラッチ操作体6′が板状に形成されている。 クラッチ操作体6′の上端と切換部材7′の間には可撓性の連結部材43の両 端が取り付けられている。 連結部材43の当たる位置の支持板2にコの字形の度当り部2jが形成されて いる。 切換部材7′のスプール4側は左側枠1から突出されている。 クラッチ操作体6′の中心には透孔6eが穿設されて筒部2fの外周に上下動 自在に挿入されて支持板2側への後退を度当りピン44で制約されている。 透孔6eより上側にクラッチ板21側に突出したクラッチカム6fが屈曲形成 されている。 クラッチ操作体6′の下端にはキックピン45が固定されている。
【0030】 クラッチ操作体6′の下端の図12で右下には支軸46が支持板2に固定され てキックレバー47の中間部が回動自在に軸承されている。 キックレバー47の一端はキックピン45に当接可能に臨まされている。 キックレバー47の一端の下側には度当りピン48が支持板2に固定されてい る。 爪車29には複数個のキックピン49が固定されている。 キックレバー47の他端はキックピン49の回転領域に臨まされている。 他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0031】 第3実施例の動作は、切換部材7′が収容部1f、2i内に押し込まれると、 可撓性の連結部材43を介してクラッチ操作体6′の上端が押し込まれてクラッ チカム6fでクラッチ板21がクラッチオフ状態まで押し込まれる。 クラッチ操作体6′が押し込まれると図13の状態となる。 ハンドル27が釣糸巻取方向に回転されると、爪車29と駆動歯車26が図1 3で反時計方向に回転され、キックピン49がキックレバー47の他端に当接し て回動し、キックレバー47の一端でキックピン45を押し上げてクラッチ操作 体6′が上昇される。 クラッチ操作体6′が上昇されると、クラッチカム6fによるクラッチ板21 の押圧が解除されてピニオン5の係合部5aとスプール軸4の係合部4fが係合 されて図11のクラッチオン状態となる。 クラッチオン状態でハンドル27が反時計方向に回転されると、ピニオン5と スプール4の軸部4a、4bが回転されてスプール4が回転されてスプール4に 釣糸13が巻回される。
【0032】 図14は第4実施例で、図14は魚釣用両軸受型リールの断面背面図と要部拡 大断面背面図である。
【0033】 第4実施例では、スプール4の上方の左側枠1と支持板2に凹部からなる収容 部1f、2iが形成されている。 側板2′の収容部は側板2′の内側に形成されることになる。 クラッチ操作体6′が板状に形成されている。 クラッチ操作体6′の上端にはラック6iが形成されて歯車50、51とラッ ク杆52を介して切換部材7′で操作される。 ラック杆52の一端は切換部材7′に固定され、ラック杆52の上面は側板2 ′内のガイド面2kで案内支持されている。 歯車50、51は夫々支持板2から側板2′内に突出された支持部2mに固定 された支軸53、54に回転自在に嵌合されている。 クラッチ操作体6′の下端には前記第3実施例と同様にキックピン45が設け られている。 他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0034】 第4実施例の動作は、切換部材7′が収容部1f、2i内に押し込まれると、 ラック杆52が前進されて歯車50、51が回動され、ラック6iを介してクラ ッチ操作体6′が下降されてクラッチ板21がクラッチオフ状態まで押し込まれ る。 ハンドル27が釣糸巻取方向に回転されると、爪車29と駆動歯車26が回転 され、前記第3実施例と同様にキックピン49がキックレバー47の他端に当接 して回動し、キックレバー47の一端でキックピン45を押し上げてクラッチ操 作体6′が上昇される。 クラッチ操作体6′が上昇されると、前記第3実施例と同様にクラッチカム6 fによるクラッチ板21の押圧が解除されてピニオン5の係合部5aとスプール 軸4の係合部4fが係合されてクラッチオン状態となる。 クラッチオン状態でハンドル27が反時計方向に回転されると、ピニオン5と スプール4の軸部4a、4bが回転されてスプール4が回転されてスプール4に 釣糸13が巻回される。
【0035】 前記説明では本考案を左ハンドルリールで述べたが、右ハンドルリールに実施 しても同様の作用効果が得られる。 前記説明ではリール本体Aは左右両側枠1、1′と指載せ板1aとリール脚1 0の固定板1bで平行に一体的に保持したが、別体に形成して左右両側枠1、1 ′を平行に保持してもよい。 前記説明では、魚釣用両軸受型リールをスプール4がハンドル27の回転で回 転されるリールで述べたが、電動リールに実施してもよい。
【0036】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果 を奏する。
【0037】 クラッチオフ状態で切換部材は、収容部内に位置されるので、釣糸放出操作時 等で糸フケやバックラッシュ発生時に釣糸が切換部材に引っ掛かったり糸絡みを 防止し、放出操作不能となったり、釣糸を傷付けて糸切れすることがなくなる。 又放出操作時の握持保持する際に邪魔にならないので、握持保持性を向上する と共に、魚釣り操作性を向上する。
【0038】 更に、クラッチオン状態で切換部材は、スプールの上方の左側枠に前後方向ま たは突出して押し込み可能に配置されているので、親指でスプールを押さえたま まで容易にクラッチのON→OFF切換操作に移行出来るので、操作性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で、魚釣用両軸受型リールの斜視図
と要部拡大斜視図である。
【図2】同魚釣用両軸受型リールの平面図と要部拡大平
面図である。
【図3】同魚釣用両軸受型リールの一部断面背面図と要
部拡大断面背面図である。
【図4】同魚釣用両軸受型リールの左側板内のクラッチ
オン状態の一部断面側面図である。
【図5】同図4の駆動歯車の下側を示す一部断面側面図
である。
【図6】同魚釣用両軸受型リールの左側板内のクラッチ
オフ状態の一部断面側面図である。
【図7】第2実施例で、魚釣用両軸受型リールの一部断
面背面図である。
【図8】同要部拡大断面背面図である。
【図9】同魚釣用両軸受型リールの左側板内のクラッチ
オン状態の一部断面側面図である。
【図10】同魚釣用両軸受型リールの要部断面平面図と
一部拡大平面図である。
【図11】第3実施例で、魚釣用両軸受型リールの断面
背面図と要部拡大断面背面図である。
【図12】同魚釣用両軸受型リールの左側板内のクラッ
チオン状態の一部断面側面図である。
【図13】同魚釣用両軸受型リールの左側板内のクラッ
チオフ状態の一部断面側面図である。
【図14】第4実施例で、魚釣用両軸受型リールの断面
背面図と要部拡大断面背面図である。
【符号の説明】
A リール本体 B クラッチ機構 2′、3′ 側板 1d、1f、2c、2i 収容部 4 スプール 4c、4d フランジ部 7、7′、 切換部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体の側板間に回転自在に支持し
    たスプールを釣糸巻取状態と釣糸放出状態に切換えるク
    ラッチ機構の切換部材をリール本体に変位可能に設けた
    魚釣用両軸受型リールにおいて、前記スプールより上部
    の側板内にクラッチ機構を釣糸巻取状態から釣糸放出状
    態に切換操作した切換部材を収容する収容部を形成して
    該切換部材を収容可能としたことを特徴とする魚釣用両
    軸受型リール。
  2. 【請求項2】 前記切換部材をスプールフランジ外周近
    傍上部の側板内に変位可能に設けたことを特徴とする請
    求項1記載の魚釣用両軸受型リール。
JP1996009200U 1996-06-20 1996-06-20 魚釣用両軸受型リール Expired - Lifetime JP3033799U (ja)

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JP2016158509A (ja) * 2015-02-26 2016-09-05 株式会社シマノ 両軸受リール

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