JP3033406B2 - 遅延効果装置 - Google Patents

遅延効果装置

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JP3033406B2
JP3033406B2 JP5248812A JP24881293A JP3033406B2 JP 3033406 B2 JP3033406 B2 JP 3033406B2 JP 5248812 A JP5248812 A JP 5248812A JP 24881293 A JP24881293 A JP 24881293A JP 3033406 B2 JP3033406 B2 JP 3033406B2
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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、入力信号を遅延させ
ることにより、入力信号に各種効果を付与する、遅延効
果装置、または遅延効果装置を内蔵した電子楽器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、遅延効果装置において遅延時間の
設定は、操作者が行う場合は時間単位で設定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】遅延効果装置を内蔵し
た電子楽器、あるいは外部のエフェクタを場合、演奏す
る曲のテンポに応じた音符の長さに遅延時間を設定した
い場合がある。スタジオなどの音楽制作現場では、演奏
する曲のテンポに応じた音符の長さを卓上計算機などを
用いて計算して、遅延時間を求め、これを入力するとい
う方法が取られることが多い。この作業を遅延時間を入
力する度に行うことは、非常に煩雑なものであり、遅延
時間の設定に時間がかかるという問題あった。本発明は
この問題を解決し、迅速に遅延時間の設定ができるよう
にした電子楽器を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、入力信号を所定時間遅延させる遅延効果
手段(DSP12)と、演奏する曲のテンポを入力する
テンポ入力手段(INC/DECキー42)と、複数の
音符種類のなかから任意の音符を選択する選択手段(フ
ァンクションキー40)と、前記テンポと選択された音
符から該音符の長さを計算する計算手段(CPU1)
該計算手段の計算結果を前記遅延効果手段における
遅延時間として設定可能か否かを報知する報知手段(L
CD7)とを備えたことを特徴とする。また、入力信号
を所定時間遅延させる遅延効果手段(DSP12)と、
前記遅延効果手段を制御するための遅延時間を含む複数
のパラメータを表示する表示手段(LCD7)と、該表
示された複数のパラメータの中から所望のパラメータを
指定する指定手段(カーソルキー41)と、該選択され
たパラメータの値を設定変更する設定手段(INC/D
ECキー42)と、前記指定手段によって遅延時間が指
定された場合のみ当該遅延時間を計算する計算モードを
指示可能なモード指示手段(ファンクションキー40)
と、前記モード指示手段によって指示される前記計算モ
ードにおいて演奏する曲のテンポを入力するテンポ入力
手段(INC/DECキー42)と、前記モード指示手
段によって指示される前記計算モードにおいて複数の音
符種類のなかから任意の音符を選択する選択手段(ファ
ンクションキー40)と、前記モード指示手段によって
指示される前記計算モードにおいて前記テンポと選択さ
れた音符に基づいて該音符の長さを計算するとともに該
計算結果を前記遅延時間として設定する計算手段(CP
U1)とを備えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】これによって、遅延時間を演奏する曲のテンポ
に応じた音符の長さに設定したいとき、曲のテンポと指
定した音符の長さに基づいて遅延時間を迅速に計算する
ことができ、計算した遅延時間が遅延効果手段において
設定可能なものであるか否かを知ることができる。ま
た、所定のパラメータが指示されているときのみ上記計
算を行なうモードに移行するようにしたうえで、従来通
の時間単位の遅延時間設定とも併用できるようにした
ので、従来通りの設定を行いたい場合にも問題なく対応
でき、状況に応じた遅延時間の入力態様を操作上の混乱
なく選択できる。
【0006】
【実施例】本発明の遅延効果装置を備える電子楽器のブ
ロック図を図1に示す。この図において、CPU1はR
OM3に格納されているプログラムを、順次読出し実行
することによって、電子楽器の動作を制御する。またR
AM2はCPU1がプログラムを実行するときに必要な
変数を一時記憶するために設けられている。LCD7は
電子楽器の動作状態を表示する。表示のための情報はL
CDインターフェイス6、アドレス・データバス15を
介してCPU1から与えられる。
【0007】パネルスイッチ10は複数のスイッチから
なり、演奏者によるスイッチの操作をパネルスイッチイ
ンターフェース9に伝え、パネルスイッチインターフェ
ース9はその操作情報を一時記憶する。CPU1はプロ
グラムの所定ステップで、パネルスイッチインターフェ
ース9からアドレス・データバス15を介してスイッチ
の操作情報を読出し、その操作情報に応じた処理を行
う。
【0008】鍵盤インターフェース5は鍵盤4の演奏者
による押鍵、離鍵動作にかかる各種情報を一時的に記憶
する。記憶された情報はCPU1からアドレス・データ
バスを介して読み出され、CPU1はそのデータに応じ
た処理を実行した後、音源11を制御する。音源11は
CPU1から与えられたパラメータに従って楽音信号を
発生し、DSP12に送出する。DSP12ではCPU
1によって指示されている効果プログラムを実行し、音
源11からの楽音信号に効果プログラムに応じた効果を
付与し、DAC13に出力する。
【0009】DAC13ではデジタル信号をアナログ信
号に変換し、サウンドシステム14に送る。なおDSP
12からの出力信号がステレオの場合は、L、Rチャン
ネル別々にアナログ信号に変換し、それぞれ、L、Rチ
ャンネル用のサウンドシステムに送られる。サウンドシ
ステム14ではDAC13からアナログ信号を内蔵され
ているパワーアンプによって所定レベルまで増幅した
後、音響信号に変換し、放音される。
【0010】ディレイエフェクトのブロック図の一例を
図2に示す。このブロック図はDSP12に送られるデ
ィレイエフェクト用のマイクロプログラムによる信号処
理をわかりやすいようにしたものである。
【0011】図面左から、音源11からのデジタル信
号、または外部アナログ信号がA/Dコンバータを介し
てデジタル信号としてLch、Rchに分れて入力され
る。入力されたLch、Rchの入力信号はそれぞれ2
つの信号に分けられ、それぞれの一方の信号は加算器2
0で加算される。その後、加算器21を介してディレイ
回路24に入力され、タップ位置25〜28の位置から
読みだされる。タップ位置によってディレイ回路24に
入力された信号の遅延時間が異なる。
【0012】タップ位置27から読み出された信号はロ
ーパスフィルタLPF23に入力され、所定の周波数帯
域をフィルタリングされてから出力される。その後、乗
算器22でフィードバックレベルに対応する係数と乗算
され、加算器21の一方の入力端に入力される。加算器
21のもう一方の入力端には、加算器20からの出力信
号が入力されている。
【0013】タップ位置25、26、27からは、異な
る遅延時間で信号が読みだされ、乗算器29〜31でそ
れぞれレベル調整される。タップ位置25で読み出され
た信号は、加算器32でタップ位置28で読み出された
信号と加算され、タップ位置26で読み出された信号は
加算器33でタップ位置28で読み出された信号と加算
される。
【0014】加算器32、33の出力信号は、それぞれ
乗算器34、35でもとのLch、Rchの入力信号と
の混合バランスを調整するためのリターン係数と乗算さ
れ、加算器36、37の一方の入力端に入力される。加
算器36、37のもう一方の入力端にはLch、Rch
の入力信号が入力されている。加算器36、37の出力
信号は、DAC13によってアナログ信号にされた後、
サウンドシステム14に送られ、音響信号に変換され、
放音される。
【0015】つぎに、図2のブロック図の各パラメータ
を変更する場合について図3を参照して説明する。図3
は本発明に係る電子楽器のパネルの一部であり、LCD
7、ファンクションキー40、カーソルキー41、INC/
DECキー42からなる。LCD7にはさまざまな情報が
表示されるが、電子楽器の状態に応じた情報を表示が表
示される。いま、電子楽器が、図2で示すようなディレ
イエフェクトのエディットモードにあるとすると、LC
D7には図3に表わされるような画面が表示される。図
中の*印は変更可能なパラメータを表わしており、実際
には具体的な数値が表示される。
【0016】Returnは乗算器34、35を変更するパラ
メータであり、以下同様に、FB Delay Timeはタップ位
置27、HighはLPF23のカットオフ周波数を変更す
るパラメータ、Cch Delay Timeとlevelはタップ位置2
8と乗算器30の係数、Lch Delay Timeとlevelはタッ
プ位置25と乗算器29の係数、Rch Delay Timeとleve
lはタップ位置26と乗算器31の係数を変更するパラ
メータである。
【0017】FB Delay Timeの*印の部分は網掛け表示
となっており、現在のカーソル位置を示している。この
状態でINC/DECキー42を操作すると、現在設定されて
いる数値を変更できる。他のパラメータを変更したいと
きは、カーソルキー41を操作して、カーソル位置を設
定したいパラメータのある位置に移動させてから、INC/
DECキー42を操作するとよい。
【0018】FB Delay Time、Cch Delay Time、Lch Del
ay Time、Rch Delay Time、のどれかにカーソルがある
場合は、表示画面右下に”Calc”と表示され計算機能が
利用できることを示す。表示ではFB Delay Timeのパラ
メータ位置にカーソルがあるので計算機能が利用可能で
ある。この状態でファンクションキー40のF8のキー
を押すと図4に示されるような画面が上書きの形で表示
される。
【0019】この画面で演奏する曲のテンポを4分音符
イコールの形でINC/DECキー42を使って入力する。入
力された数値は50の位置に表示される。次に設定した
い音符の長さをファンクションキーF4〜F8操作する
ことで選択する。F4〜F8のいづれかのキーが押され
ると、押されたファンクションキーに対応する音符のま
わりを網掛け表示し、設定されているテンポと押された
ファンクションキーに対応する音符から、その音符の長
さを遅延時間とするように計算する。
【0020】計算式は入力されたテンポから4分音符の
長さを求める。テンポは1分間の4分音符の数で表わさ
れるので、時間の単位をmsecにするならば、一分間は6
0000msecである。したがって4分音符1つの長さは 60000/(入力されたテンポ)………(1) である。
【0021】ファンクションキーF4が押されたとき
は、この計算結果を51の位置に表示する。ファンクシ
ョンキーF5が押された場合は、8分音符である。これ
は4分音符の長さの半分なので2で割って計算される。
ファンクションキーF6の場合は16分音符なので4分
音符の長さの1/4である。したがって4で割って計算
される。ファンクションキーF7の場合は32分音符な
ので4分音符の長さの1/8である。したがって8で割
って計算される。ファンクションキーF8の場合は3連
符の1つなので4分音符の長さの1/3である。したが
って3で割って計算される。
【0022】こうして得られた音符の長さを遅延時間と
して設定する場合には、ENTERキー43を押すことによ
って図3のカーソルのある位置に代入して表示し、ディ
レイ回路24の読出しアドレスに変換してDSP12に
送られる。もしキャンセルしたい場合や、遅延時間の設
定をせずに計算結果のみが知りたい場合は、EXITキー4
3を押すと図3の画面に戻る。
【0023】どんなエフェクタにおいても設定できる遅
延時間の最大値がある。これは遅延信号をつくるための
RAMの容量と、サンプリング周波数によって決まる。
例えば、最大遅延時間を1秒であるとする。これはテン
ポ60における4分音符の長さと同じである。この状態
でテンポ40で4分音符は1.5秒と計算されるが、実際
に動作させることはできない。この時は図2の画面の適
当な場所に"Not Available"と表示させ、操作者も注意
を喚起するような言葉を表示する。あるいは音で知らせ
てもよい。なお、テンポが入力されたときに、利用でき
ない音符の表示を消して演奏者に知らせてもよい。
【0024】つぎに図1に示す電子楽器の各ブロックの
フローチャートを説明する。まず、電源を投入すると図
5に示すステップ61(初期設定)により、各種レジス
タのクリアなどの初期設定動作が実行され後、ステップ
62のパネル処理に移行する。ステップ62のパネル処
理では図8で示す処理を行う。図8のステップ71では
ディレイ設定モードかどうかを判断する。ディレイ設定
モードのときはステップ72に進み、そうでないときに
はステップ79に進む。
【0025】ステップ79では本発明に関係ないパネル
処理を行うが、ディレイ設定モードに入るための操作を
行ったときの動作もこのステップに含まれる。ステップ
79を実行した後、ステップ80に進み、パネル処理を
終了して図5に戻り、ステップ63に進む。
【0026】ステップ72ではカーソルキーが操作され
たかどうか判断し、操作がなかった場合はステップ74
に進む。操作があった場合はステップ73に進み、操作
されたカーソルキーに対応してカーソルを移動させる。
この時移動したカーソル位置のパラメータが遅延時間の
パラメータの場合は図3のLCD画面の右下に"Calc"と
表示する。遅延時間以外のパラメータの場合は表示しな
い。
【0027】ステップ74では、INC/DECキーが操作さ
れたかどうか判断する。操作があった場合はステップ7
5に進み、操作がない場合にはステップ76に進む。ス
テップ75では、カーソルのある位置のパラメータを押
されたINC/DECキーに応じて変更する。INCキーが押
された場合には、現在値に1だけ加算して表示し、DEC
キーが押された場合には現在値から1を減算して表示す
る。
【0028】パラメータの表示とともに変更されたパラ
メータをそれぞれ適する形に変換してDSP12に送
る。例えば遅延時間の場合、LCDに表わされる数値は
時間単位だが、実際にDSP12に送るデータは読出し
アドレスである。すなわち時間単位をアドレスに変換す
る。変換の方法はパラメータによって異なり、計算によ
る方法、テーブルを参照する方法がある。
【0029】ステップ75を終了するとステップ76に
進み、ファンクションキーF8が操作されたかどうか判
断する。操作されない場合には図7のステップ82に移
行する。操作された場合はステップ77に進み、カーソ
ルが遅延時間設定場所にあるか、否か判断する。これは
図3のLCD画面でFB、Cch、Lch、RchのDelay Timeの
うちいづれかにカーソルがあり、画面右下に"Calc" が
表示されている状態に対応している。判断がYESの場
合は、ステップ78に進み、計算モードに移行したこと
を示すフラグをたて、RAM2に記憶するとともに、図
4で示すような計算画面を表示する。このステップを終
了すると、図7のステップ82に移行する。ステップ7
7で判断がNOだった場合も同様に図7のステップ82
に移行する。
【0030】ステップ82では、計算モードに入ってい
るか、否かが判断される。この判断はRAM2に記憶さ
れているフラグを見て判断する。計算モードに入ってい
る場合はステップ83に進む。ステップ83ではINC/DE
Cキーが操作されたかどうか検出し、操作があった場合
はステップ84に進み、図4の50の場所のテンポを表
わす数値を変更し、ステップ85に進む。ステップ83
でNOのとき、すなわちINC/DECキーの操作がない場合
はステップ85に進む。ステップ85ではファンクショ
ンキーF4〜F8のいづれかが操作されたかどうか判断
するYESのときは式(1)の計算を行い、遅延時間を
算出し、図4の51の*印の場所に表示する。
【0031】ステップ86が終了するとステップ87に
進み、ENTERキーが押されたかどうか判断される。ENTER
キーが押された場合はステップ88に進み、図4の計算
画面を消去し、図3の画面に戻る。またステップ78で
たてたフラグをクリアし計算モードでないことをRAM
2に記憶する。その後ステップ89に進み、ステップ8
6での計算結果を図3のカーソル位置に表示し、さらに
アドレスに変換してDSP12に送る。ステップ89を
終了するとパネル処理を終了し、図5のステップ63に
移行する。
【0032】ステップ87での判断がNOだった場合
は、ステップ91に進み、EXITキーが操作されたかどう
か判断する。操作された場合はステップ92に進み、計
算モードを抜ける。この処理はステップ88と同じであ
るので説明を省略する。ステップ92を実行した場合
と、ステップ91での判断が否定だった場合はパネル処
理を終了し、図5のステップ63に移行する。
【0033】図5に戻り、ステップ63では、鍵盤4で
の押鍵、離鍵動作のイベントを検出し、音源に発音指
示、消音指示を行う。ステップ64ではその他の処理を
行い、ステップ62に帰還する。
【0034】本実施例によれば、計算結果を、直接遅延
時間の設定値とすることができるので、再度入力する手
間を省くことができる。また、通常の時間単位の遅延時
間設定も行えるので従来通りの設定を行いたい場合にも
問題なく対応できるという効果がある。
【0035】なお、本実施例は電子楽器での例を示した
が、外部コンピュータでパラメータを入力し、コンピュ
ータと接続された電子楽器にパラメータを送るような場
合、コンピュータ上で本発明を実現してもよい。すなわ
ち、遅延時間の設定画面において、マウスをダブルクリ
ックするなどの動作によって図4のような画面が上書き
され、計算結果を遅延時間として自動的に設定できるよ
うにしてもよい。
【0036】また、本実施例において、更に、RAM2
あるいはROM3に楽曲の演奏データを記憶し、任意に
指定される進行テンポに従って演奏データを読み出して
楽曲を自動演奏するようにしてもよい。このとき、本実
施例においては、遅延時間を設定するためにテンポと音
符とを演奏者が直接入力するようにしたが、自動演奏の
進行テンポを遅延時間の設定のためのテンポとして自動
的に設定するように構成することによって、演奏者は音
符のみを入力するだけで遅延時間を設定することができ
る。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、遅延時間を演奏する曲
のテンポに応じた音符の長さに設定したいとき、計算機
を用意することなく曲のテンポと指定した音符の長さに
基づいて遅延時間の計算を迅速に行なうことができ、さ
らに計算した遅延時間が遅延効果手段において設定可能
なものであるか否かを知ることができるので、遅延時間
迅速に設定できるという効果がある。また、所定のパ
ラメータが指示されているときのみ上記計算を行なうモ
ードに移行するようにしたうえで、従来通りの時間単位
の遅延時間設定とも併用できるようにしたので、従来通
りの設定を行いたい場合にも問題なく対応でき、状況に
応じた遅延時間の入力態様を操作上の混乱なく選択でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る電子楽器の回路構成
を示すブロック図である。
【図2】図1の回路で実現する遅延効果装置の一構成例
を示すブロック図である。
【図3】図1の回路のLCDとパネルスイッチを示す図
である。
【図4】遅延時間設定時のLCD画面の一つである。
【図5】図1の回路の動作を説明するメインフローチャ
ートである。
【図6】メインフローチャート中のパネル処理の前半の
フローチャートを示す図である。
【図7】メインフローチャート中のパネル処理の後半の
フローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1:CPU(中央処理装置)、2:RAM、3:RO
M、4:鍵盤、5:鍵盤I/F(インターフェース)、
6:LCDI/F(インターフェース)、7:LCD、
9:パネルスイッチI/F(インターフェース)、1
0:パネルスイッチ、11:音源、12:DSP(デジ
タルシグナルプロセッサ)、13:DAC(DAコンバ
ータ)、14:サウンドシステム

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を所定時間遅延させる遅延効果
    手段と、 演奏する曲のテンポを入力するテンポ入力手段と、 複数の音符種類のなかから任意の音符を選択する選択手
    段と、 前記テンポと選択された音符から該音符の長さを計算す
    る計算手段と 該計算手段の計算結果を前記遅延効果手段における遅延
    時間として設定可能か否かを報知する報知手段と、 を備えたこと を特徴とする遅延効果装置。
  2. 【請求項2】 入力信号を所定時間遅延させる遅延効果
    手段と、 前記遅延効果手段を制御するための遅延時間を含む複数
    のパラメータを表示する表示手段と、 該表示された複数のパラメータの中から所望のパラメー
    タを指定する指定手段と、 該指定されたパラメータの値を設定変更する設定手段
    と、 前記指定手段によって遅延時間が指定された場合のみ当
    該遅延時間を計算する計算モードを指示可能なモード指
    示手段と、 前記モード指示手段によって指示される前記計算モード
    において演奏する曲のテンポを入力するテンポ入力手段
    と、 前記モード指示手段によって指示される前記計算モード
    において複数の音符種類のなかから任意の音符を選択す
    る選択手段と、 前記モード指示手段によって指示される前記計算モード
    において前記テンポと選択された音符に基づいて該音符
    の長さを計算するとともに該計算結果を前記遅延時間と
    して設定する計算手段と、 を備えたことを特徴とする遅延効果装置。
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