JP3064696B2 - 電子楽器 - Google Patents
電子楽器Info
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- JP3064696B2 JP3064696B2 JP4277505A JP27750592A JP3064696B2 JP 3064696 B2 JP3064696 B2 JP 3064696B2 JP 4277505 A JP4277505 A JP 4277505A JP 27750592 A JP27750592 A JP 27750592A JP 3064696 B2 JP3064696 B2 JP 3064696B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、操作子により入力さ
れた各種のパラメータに基づいて楽音信号を生成し、発
音する電子楽器に関する。
れた各種のパラメータに基づいて楽音信号を生成し、発
音する電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、操作子から入力された各種パ
ラメータに従って楽音信号を生成し、発音する電子楽器
が知られている。該電子楽器では、操作子としては、入
力すべきパラメータの種類を指示(選択)する専用キ
ー、および選択したパラメータの値を入力するインクリ
メントキー、デクリメントキー等が設けられている。ま
た、入力したパラメータの値を表示するための表示器と
して、7セグメントLED(発光ダイオード)等が設け
られていた。パラメータの入力の際には、まず、専用キ
ーにより、値を入力しようとするパラメータを選択し、
表示部に表示された値を確認する。そして、所望する値
でなければ、所望する値になるまで、上記インクリメン
トキーまたはデクリメントキーを操作することにより、
パラメータ値を順送りに変更し設定していた。
ラメータに従って楽音信号を生成し、発音する電子楽器
が知られている。該電子楽器では、操作子としては、入
力すべきパラメータの種類を指示(選択)する専用キ
ー、および選択したパラメータの値を入力するインクリ
メントキー、デクリメントキー等が設けられている。ま
た、入力したパラメータの値を表示するための表示器と
して、7セグメントLED(発光ダイオード)等が設け
られていた。パラメータの入力の際には、まず、専用キ
ーにより、値を入力しようとするパラメータを選択し、
表示部に表示された値を確認する。そして、所望する値
でなければ、所望する値になるまで、上記インクリメン
トキーまたはデクリメントキーを操作することにより、
パラメータ値を順送りに変更し設定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、電子
楽器の音源は複雑化してきており、入力すべきパラメー
タ数も膨大なものとなってきた。しかしながら、従来の
電子楽器では、所望する値に設定する際のキー入力が頻
雑なため、時間がかかり、非常に入力効率が悪くなると
いう問題を生じた。そこで、各パラメータ毎に専用のキ
ーを設けることも考えられるが、これでは、操作パネル
上のキー配列が複雑になり、コストアップにつながると
ともに、誤操作しやすくなるという問題が生じる。さら
に、従来の電子楽器では、表示器として7セグメントL
EDを用いているが、パラメータ数が多くなると、どの
パラメータを設定しているのかが分りにくくなるなど認
識度が低下し、誤操作しやすくなるとともに、データ入
力に時間がかかり、非常に入力効率が悪くなるという問
題を生じた。
楽器の音源は複雑化してきており、入力すべきパラメー
タ数も膨大なものとなってきた。しかしながら、従来の
電子楽器では、所望する値に設定する際のキー入力が頻
雑なため、時間がかかり、非常に入力効率が悪くなると
いう問題を生じた。そこで、各パラメータ毎に専用のキ
ーを設けることも考えられるが、これでは、操作パネル
上のキー配列が複雑になり、コストアップにつながると
ともに、誤操作しやすくなるという問題が生じる。さら
に、従来の電子楽器では、表示器として7セグメントL
EDを用いているが、パラメータ数が多くなると、どの
パラメータを設定しているのかが分りにくくなるなど認
識度が低下し、誤操作しやすくなるとともに、データ入
力に時間がかかり、非常に入力効率が悪くなるという問
題を生じた。
【0004】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、楽音合成に必要な各種パラメータが容易に入力
できる電子楽器を提供することを目的としている。
もので、楽音合成に必要な各種パラメータが容易に入力
できる電子楽器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、設定操作子により
入力されたパラメータ値に従って楽音信号を生成し、演
奏入力操作子の演奏操作に応じて前記楽音信号を発音す
る電子楽器において、前記設定操作子は、前記パラメー
タ値を数値として入力する数値入力手段と、前記数値入
力手段の機能を切り分ける機能選択操作手段とからな
り、前記数値入力手段により数値を入力する際、前記機
能選択操作手段が同時に操作されていない場合には、前
記数値を新たなパラメータ値とし、一方、前記機能選択
操作手段が同時に操作されている場合には、前記数値を
前記パラメータ値の増減値とし、該増減値を前記パラメ
ータ値に加減算して新たなパラメータ値とする制御手段
を具備することを特徴とする。
るために、請求項1記載の発明では、設定操作子により
入力されたパラメータ値に従って楽音信号を生成し、演
奏入力操作子の演奏操作に応じて前記楽音信号を発音す
る電子楽器において、前記設定操作子は、前記パラメー
タ値を数値として入力する数値入力手段と、前記数値入
力手段の機能を切り分ける機能選択操作手段とからな
り、前記数値入力手段により数値を入力する際、前記機
能選択操作手段が同時に操作されていない場合には、前
記数値を新たなパラメータ値とし、一方、前記機能選択
操作手段が同時に操作されている場合には、前記数値を
前記パラメータ値の増減値とし、該増減値を前記パラメ
ータ値に加減算して新たなパラメータ値とする制御手段
を具備することを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明では、設定操作子によ
り入力されたパラメータ値に従って楽音信号を生成し、
演奏入力操作子の演奏操作に応じて前記楽音信号を発音
する楽音合成手段を有する電子楽器において、前記設定
操作子は、数値を入力する数値入力手段と、前記数値入
力手段の機能を切り分ける機能選択操作手段とからな
り、前記楽音合成手段を構成する複数の構成手段、該複
数の構成手段の接続状態、該複数の構成手段の各々に設
定し得る少なくとも1つのパラメータ名称、および該パ
ラメータ名称で表されるパラメータに対応するパラメー
タ値を、それぞれに一連の識別番号を付けて表示する表
示手段と、前記数値入力手段により数値を入力する際、
前記機能選択操作手段の操作に応じて、前記数値を新た
な識別番号とするか前記数値によって識別番号を相対的
に変化させるかのいずれかとして識別番号を更新し、更
新された識別番号が付けられた構成手段あるいはパラメ
ータを選択する選択手段とを具備することを特徴とす
る。
り入力されたパラメータ値に従って楽音信号を生成し、
演奏入力操作子の演奏操作に応じて前記楽音信号を発音
する楽音合成手段を有する電子楽器において、前記設定
操作子は、数値を入力する数値入力手段と、前記数値入
力手段の機能を切り分ける機能選択操作手段とからな
り、前記楽音合成手段を構成する複数の構成手段、該複
数の構成手段の接続状態、該複数の構成手段の各々に設
定し得る少なくとも1つのパラメータ名称、および該パ
ラメータ名称で表されるパラメータに対応するパラメー
タ値を、それぞれに一連の識別番号を付けて表示する表
示手段と、前記数値入力手段により数値を入力する際、
前記機能選択操作手段の操作に応じて、前記数値を新た
な識別番号とするか前記数値によって識別番号を相対的
に変化させるかのいずれかとして識別番号を更新し、更
新された識別番号が付けられた構成手段あるいはパラメ
ータを選択する選択手段とを具備することを特徴とす
る。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明によれば、数値入力手段に
より数値を入力する際、機能選択操作手段が同時に操作
されていない場合には、制御手段は、入力した数値を新
たなパラメータ値とする。一方、数値入力手段により数
値を入力する際、機能選択操作手段が同時に操作されて
いる場合には、制御手段は、入力した数値をパラメータ
値に加減算することにより、新たなパラメータ値とす
る。
より数値を入力する際、機能選択操作手段が同時に操作
されていない場合には、制御手段は、入力した数値を新
たなパラメータ値とする。一方、数値入力手段により数
値を入力する際、機能選択操作手段が同時に操作されて
いる場合には、制御手段は、入力した数値をパラメータ
値に加減算することにより、新たなパラメータ値とす
る。
【0008】請求項2記載の発明によれば、表示手段
に、楽音合成手段を構成する複数の構成手段、該複数の
構成手段の接続状態、該複数の構成手段の各々に設定し
得る少なくとも1つのパラメータ名称、および該パラメ
ータ名称で表されるパラメータに対応するパラメータ値
を、それぞれに一連の識別番号を付けて表示する。ま
た、数値入力手段により数値が入力されると、機能選択
操作手段の操作に応じて、該数値が新たな識別番号とさ
れるか該数値によって識別番号が相対的に変化するかし
て識別番号が更新され、更新された識別番号が付けられ
た構成手段あるいはパラメータが選択される。したがっ
て、演奏者は、上記表示手段に表示された画像を確認し
つつ設定操作子を操作することにより、構成手段を選択
し、あるいはパラメータを選択し、パラメータ値を入力
する。
に、楽音合成手段を構成する複数の構成手段、該複数の
構成手段の接続状態、該複数の構成手段の各々に設定し
得る少なくとも1つのパラメータ名称、および該パラメ
ータ名称で表されるパラメータに対応するパラメータ値
を、それぞれに一連の識別番号を付けて表示する。ま
た、数値入力手段により数値が入力されると、機能選択
操作手段の操作に応じて、該数値が新たな識別番号とさ
れるか該数値によって識別番号が相対的に変化するかし
て識別番号が更新され、更新された識別番号が付けられ
た構成手段あるいはパラメータが選択される。したがっ
て、演奏者は、上記表示手段に表示された画像を確認し
つつ設定操作子を操作することにより、構成手段を選択
し、あるいはパラメータを選択し、パラメータ値を入力
する。
【0009】
【実施例】次に図面を参照してこの発明の実施例につい
て説明する。図1はこの発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。図において、1はCPU(中央処理装
置)であり、電子楽器全体を制御する。2はRAM(ラ
ンダム・アクセス・メモリ)であり、後述するワークエリ
ア、各種バッファ、音色データ記憶領域等として用いら
れる。なお、本実施例では、RAM2はバッテリBTに
よってバックアップされており、電源が切られても、そ
の内容は保持されるようになっている。3はROM(リ
ード・オンリ・メモリ)であり、電子楽器における楽音生
成のための制御プログラムや、音色データ等が記憶され
ている。4は表示器であり、後述する楽音発生部の構成
が表示されるとともに、各構成部のパラメータが表示さ
れる。5は設定入力操作子であり、楽音を生成するため
の各種パラメータの入力手段として用いられる。また、
6は演奏操作子であり、複数の白鍵および黒鍵からなる
キーボードであり、これによって、演奏者による演奏が
入力される。7は楽音発生部であり、CPU1から供給
される楽音情報に従って楽音信号を生成し、図示しない
後段のスピーカによって発音する。
て説明する。図1はこの発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。図において、1はCPU(中央処理装
置)であり、電子楽器全体を制御する。2はRAM(ラ
ンダム・アクセス・メモリ)であり、後述するワークエリ
ア、各種バッファ、音色データ記憶領域等として用いら
れる。なお、本実施例では、RAM2はバッテリBTに
よってバックアップされており、電源が切られても、そ
の内容は保持されるようになっている。3はROM(リ
ード・オンリ・メモリ)であり、電子楽器における楽音生
成のための制御プログラムや、音色データ等が記憶され
ている。4は表示器であり、後述する楽音発生部の構成
が表示されるとともに、各構成部のパラメータが表示さ
れる。5は設定入力操作子であり、楽音を生成するため
の各種パラメータの入力手段として用いられる。また、
6は演奏操作子であり、複数の白鍵および黒鍵からなる
キーボードであり、これによって、演奏者による演奏が
入力される。7は楽音発生部であり、CPU1から供給
される楽音情報に従って楽音信号を生成し、図示しない
後段のスピーカによって発音する。
【0010】次に、図2は上述した表示器4および設定
入力操作子5の詳細な構成を示す操作パネルの正面図で
ある。図において、中央部には、表示器4として、ドッ
トマトリクス表示を可能とするLCDディスプレイが設
けられている。また、表示器4の周辺には、設定入力操
作子6として、各種スイッチおよびキーが設けられてお
り、本実施例では、ジョグダイヤル8、スライド抵抗
9、テンキー(または数字キー)10、シフトキー11
およびファンクションキー12等が設けられている。上
記テンキー10には、データ入力を確定するエンターキ
ーENTおよび後述するアサイナブル・エンベロープ発
生器の出力を選択する選択キー10a,10b,10
c,10dを備えている。また、上記ファンクションキ
ー12は、通常モードからエディットモードへの移行を
指示するエディットモードスイッチ12a、ROM3あ
るいはRAM2に記憶された音色を選択する音色選択ス
イッチ等からなる。なお、本実施例では、特に、テンキ
ー10、シフトキー11およびファンクションキー12
の機能について、後述する動作説明において説明する。
入力操作子5の詳細な構成を示す操作パネルの正面図で
ある。図において、中央部には、表示器4として、ドッ
トマトリクス表示を可能とするLCDディスプレイが設
けられている。また、表示器4の周辺には、設定入力操
作子6として、各種スイッチおよびキーが設けられてお
り、本実施例では、ジョグダイヤル8、スライド抵抗
9、テンキー(または数字キー)10、シフトキー11
およびファンクションキー12等が設けられている。上
記テンキー10には、データ入力を確定するエンターキ
ーENTおよび後述するアサイナブル・エンベロープ発
生器の出力を選択する選択キー10a,10b,10
c,10dを備えている。また、上記ファンクションキ
ー12は、通常モードからエディットモードへの移行を
指示するエディットモードスイッチ12a、ROM3あ
るいはRAM2に記憶された音色を選択する音色選択ス
イッチ等からなる。なお、本実施例では、特に、テンキ
ー10、シフトキー11およびファンクションキー12
の機能について、後述する動作説明において説明する。
【0011】次に、図3は上述した楽音発生部7の構成
を示すブロック図である。図において、楽音発生部7
は、波形メモリ制御部15、インプットフィルタ部1
6、ノイズカラー制御部17、ループフィルタ部18、
遅延ループ部19、出力制御部20およびアサイナブル
・エンベロープ発生器21a,21b,21c,21d
からなる。まず、波形メモリ制御部15は、演奏操作子
6における押離鍵に応じて基本的な楽音波形を生成する
ようになっており、初期波形記憶部15a,15b、乗
算器M1,M2、加算器ADD1、エンベロープ発生器
15cおよび乗算器M3からなる。初期波形記憶部15
aには、例えば、1周期からなる基本となる波形データ
が記憶されており、上記押鍵に応じてCPU1から供給
される第1励振波形ナンバ1#に従って、初期波形デー
タAを出力する。同様に、初期波形記憶部15bにも、
基本となる波形のデータが記憶されており、CPU1か
ら供給される第2励振波形ナンバ2#に従って、初期波
形データBを出力する。上記乗算器M1,M2は、鍵盤
の押鍵速度および離鍵速度を検出する感度を示すベロシ
ティ感度係数VELSENによって決定される係数を、
各々、初期波形データA,Bと乗算して加算器ADD1
へ供給する。初期波形データA,Bと乗算される各係数
は、押鍵速度に応じて初期波形データA,Bの混合比率
を変化させるためにクロスフェードしている。加算器A
DD1は入力端へ供給された双方の初期波形データA,
Bを加算し、合成波形データCとして乗算器M3へ供給
する。また、エンベロープ発生器15cは励振波形振幅
エンベロープWAVEEGを生成し、これを上記乗算器
M3へ供給する。乗算器M3は、合成波形データCに、
励振波形振幅エンベロープWAVEEGを乗算し、波形
整形した後、これを楽音波形データDとしてインプット
フィルタ部16へ供給する。
を示すブロック図である。図において、楽音発生部7
は、波形メモリ制御部15、インプットフィルタ部1
6、ノイズカラー制御部17、ループフィルタ部18、
遅延ループ部19、出力制御部20およびアサイナブル
・エンベロープ発生器21a,21b,21c,21d
からなる。まず、波形メモリ制御部15は、演奏操作子
6における押離鍵に応じて基本的な楽音波形を生成する
ようになっており、初期波形記憶部15a,15b、乗
算器M1,M2、加算器ADD1、エンベロープ発生器
15cおよび乗算器M3からなる。初期波形記憶部15
aには、例えば、1周期からなる基本となる波形データ
が記憶されており、上記押鍵に応じてCPU1から供給
される第1励振波形ナンバ1#に従って、初期波形デー
タAを出力する。同様に、初期波形記憶部15bにも、
基本となる波形のデータが記憶されており、CPU1か
ら供給される第2励振波形ナンバ2#に従って、初期波
形データBを出力する。上記乗算器M1,M2は、鍵盤
の押鍵速度および離鍵速度を検出する感度を示すベロシ
ティ感度係数VELSENによって決定される係数を、
各々、初期波形データA,Bと乗算して加算器ADD1
へ供給する。初期波形データA,Bと乗算される各係数
は、押鍵速度に応じて初期波形データA,Bの混合比率
を変化させるためにクロスフェードしている。加算器A
DD1は入力端へ供給された双方の初期波形データA,
Bを加算し、合成波形データCとして乗算器M3へ供給
する。また、エンベロープ発生器15cは励振波形振幅
エンベロープWAVEEGを生成し、これを上記乗算器
M3へ供給する。乗算器M3は、合成波形データCに、
励振波形振幅エンベロープWAVEEGを乗算し、波形
整形した後、これを楽音波形データDとしてインプット
フィルタ部16へ供給する。
【0012】インプットフィルタ部16は、ローパスフ
ィルタLPF1と乗算器M4とから構成されている。ロ
ーパスフィルタLPF1には、CPU1からカットオフ
周波数を設定するためのカットオフ周波数LPFFRE
Q/EGおよびQ値を設定するための選択値LPFQが
供給されており、上記楽音波形データDをフィルタリン
グした後、乗算器M4へ供給する。乗算器M4には、C
PU1から振幅を制御するための出力レベルGAIN/
EGが供給されており、フィルタリングされた楽音波形
データDに上記出力レベルGAIN/EGを乗算するこ
とにより楽音波形データDの振幅を調整し、これを加算
器ADD2の一方の入力端へ供給する。
ィルタLPF1と乗算器M4とから構成されている。ロ
ーパスフィルタLPF1には、CPU1からカットオフ
周波数を設定するためのカットオフ周波数LPFFRE
Q/EGおよびQ値を設定するための選択値LPFQが
供給されており、上記楽音波形データDをフィルタリン
グした後、乗算器M4へ供給する。乗算器M4には、C
PU1から振幅を制御するための出力レベルGAIN/
EGが供給されており、フィルタリングされた楽音波形
データDに上記出力レベルGAIN/EGを乗算するこ
とにより楽音波形データDの振幅を調整し、これを加算
器ADD2の一方の入力端へ供給する。
【0013】また、ノイズカラー制御部17は、ノイズ
発生器17a、バンドパスフィルタBPFおよび乗算器
M5から構成されている。ノイズ発生器17aは、ホワ
イトノイズWNを発生し、これをバンドパスフィルタB
PFへ供給する。バンドパスフィルタBPFには、CP
U1から、帯域周波数を設定するためのカットオフ周波
数BPFFREQ/EGおよびQ値を設定するための選
択値Qが供給されており、上記ホワイトノイズWNをフ
ィルタリングした後、乗算器M5へ供給する。乗算器M
5には、CPU1から振幅を制御するための出力レベル
GAIN/EGが供給されており、ホワイトノイズWN
に上記出力レベルGAIN/EGを乗算することにより
ホワイトノイズWNの振幅を調整し、これを加算器AD
D2の他方の入力端へ供給する。加算器ADD2は一方
に供給された楽音波形データDと上記ホワイトノイズW
Nとを加算し、これを楽音波形データEとして、加算器
ADD3の一方の入力端へ供給する。この加算器ADD
3の他方の入力端には、後段の遅延ループ部19の出力
が供給されており、いわゆるフィードバックループが形
成されている。加算器ADD3の出力はループフィルタ
部18へ供給される。
発生器17a、バンドパスフィルタBPFおよび乗算器
M5から構成されている。ノイズ発生器17aは、ホワ
イトノイズWNを発生し、これをバンドパスフィルタB
PFへ供給する。バンドパスフィルタBPFには、CP
U1から、帯域周波数を設定するためのカットオフ周波
数BPFFREQ/EGおよびQ値を設定するための選
択値Qが供給されており、上記ホワイトノイズWNをフ
ィルタリングした後、乗算器M5へ供給する。乗算器M
5には、CPU1から振幅を制御するための出力レベル
GAIN/EGが供給されており、ホワイトノイズWN
に上記出力レベルGAIN/EGを乗算することにより
ホワイトノイズWNの振幅を調整し、これを加算器AD
D2の他方の入力端へ供給する。加算器ADD2は一方
に供給された楽音波形データDと上記ホワイトノイズW
Nとを加算し、これを楽音波形データEとして、加算器
ADD3の一方の入力端へ供給する。この加算器ADD
3の他方の入力端には、後段の遅延ループ部19の出力
が供給されており、いわゆるフィードバックループが形
成されている。加算器ADD3の出力はループフィルタ
部18へ供給される。
【0014】ループフィルタ部18は、ハイパスフィル
タHPFおよびローパスフィルタLPF2から構成され
ている。ハイパスフィルタHPFには、CPU1からカ
ットオフ周波数を設定するためのカットオフ周波数HP
FFREQが供給されており、また、ローパスフィルタ
LPF2には、カットオフ周波数を設定するためのカッ
トオフ周波数LPFREQ/EGおよびQ値を設定する
ための選択値Qが供給されている。上記加算器ADD3
からの楽音波形データEはハイパスフィルタHPFおよ
びローパスフィルタLPF2によってフィルタリングさ
れた後、遅延ループ部19へ供給されるとともに、出力
制御部20へ供給される。
タHPFおよびローパスフィルタLPF2から構成され
ている。ハイパスフィルタHPFには、CPU1からカ
ットオフ周波数を設定するためのカットオフ周波数HP
FFREQが供給されており、また、ローパスフィルタ
LPF2には、カットオフ周波数を設定するためのカッ
トオフ周波数LPFREQ/EGおよびQ値を設定する
ための選択値Qが供給されている。上記加算器ADD3
からの楽音波形データEはハイパスフィルタHPFおよ
びローパスフィルタLPF2によってフィルタリングさ
れた後、遅延ループ部19へ供給されるとともに、出力
制御部20へ供給される。
【0015】次に、遅延ループ部19は、遅延部19
a、オールパスフィルタAPFおよび乗算器M6から構
成されている。遅延部19aは、ループフィルタ部18
によってフィルタリングされた楽音波形Eを遅延させた
後、これをオールパスフィルタAPFに供給する。ま
た、遅延された楽音波形データEの一部(E’)は、出
力制御部20へ供給される。オールパスフィルタAPF
には、非調和制御するためのAPF制御係数APFCO
EF/EGが供給されており、上記楽音波形データEを
フィルタリングした後、これを乗算器M6へ供給する。
乗算器M6には、上述した乗算器M5と同様に、CPU
1から振幅を制御するためのフィードバックゲインFB
GAIN/EGが供給されており、楽音波形Eに上記フ
ィードバックゲインFBGAINを乗算することにより
フィードバック量を調整し、これを加算器ADD3の他
方の入力端へ供給する。
a、オールパスフィルタAPFおよび乗算器M6から構
成されている。遅延部19aは、ループフィルタ部18
によってフィルタリングされた楽音波形Eを遅延させた
後、これをオールパスフィルタAPFに供給する。ま
た、遅延された楽音波形データEの一部(E’)は、出
力制御部20へ供給される。オールパスフィルタAPF
には、非調和制御するためのAPF制御係数APFCO
EF/EGが供給されており、上記楽音波形データEを
フィルタリングした後、これを乗算器M6へ供給する。
乗算器M6には、上述した乗算器M5と同様に、CPU
1から振幅を制御するためのフィードバックゲインFB
GAIN/EGが供給されており、楽音波形Eに上記フ
ィードバックゲインFBGAINを乗算することにより
フィードバック量を調整し、これを加算器ADD3の他
方の入力端へ供給する。
【0016】出力制御部20は、乗算器M7,M8、加
算器ADD4および乗算器M9,M10から構成されて
いる。乗算器M7には、ミックスレベルMIX1が供給
されており、上記ループフィルタ18から供給された楽
音波形データEにミックスレベルMIX1を乗算した
後、これを加算器ADD4の一方の入力端へ供給する。
また、乗算器M8には、ミックスレベルMIX2が供給
されており、上記遅延ループ部19の遅延部19aから
供給された楽音波形データE’にミックスレベルMIX
2を乗算した後、これを加算器ADD4の他方の入力端
へ供給する。加算器ADD4は、上記楽音波形データE
と楽音波形データE’とを加算することによって混合
し、これを楽音波形データFとして乗算器M9,M10
にそれぞれ供給する。各乗算器M9,M10には、全体
の振幅を制御するためのトータルボリュームTOTAL
VOL/EGおよびパンニング係数PAN/EGが供給
されており、楽音波形データFに上記トータルボリュー
ムTOTALVOL/EGおよびパンニング係数PAN
/EGを乗算することにより振幅を調整し、これを左右
(R、L)の楽音波形として出力する。
算器ADD4および乗算器M9,M10から構成されて
いる。乗算器M7には、ミックスレベルMIX1が供給
されており、上記ループフィルタ18から供給された楽
音波形データEにミックスレベルMIX1を乗算した
後、これを加算器ADD4の一方の入力端へ供給する。
また、乗算器M8には、ミックスレベルMIX2が供給
されており、上記遅延ループ部19の遅延部19aから
供給された楽音波形データE’にミックスレベルMIX
2を乗算した後、これを加算器ADD4の他方の入力端
へ供給する。加算器ADD4は、上記楽音波形データE
と楽音波形データE’とを加算することによって混合
し、これを楽音波形データFとして乗算器M9,M10
にそれぞれ供給する。各乗算器M9,M10には、全体
の振幅を制御するためのトータルボリュームTOTAL
VOL/EGおよびパンニング係数PAN/EGが供給
されており、楽音波形データFに上記トータルボリュー
ムTOTALVOL/EGおよびパンニング係数PAN
/EGを乗算することにより振幅を調整し、これを左右
(R、L)の楽音波形として出力する。
【0017】また、アサイナブル・エンベローブ発生器
21a,21b,21c,21dは、各々、設定入力操
作子5により入力されたパラメータ値に従ってエンベロ
ープを生成し、これを上述した各部のパラメータ(符号
の語尾に/EGが付いたもの)として供給できるように
なっている。これらアサイナブル・エンベローブ発生器
21a,21b,21c,21dに必要とされるパラメ
ータは後述する。
21a,21b,21c,21dは、各々、設定入力操
作子5により入力されたパラメータ値に従ってエンベロ
ープを生成し、これを上述した各部のパラメータ(符号
の語尾に/EGが付いたもの)として供給できるように
なっている。これらアサイナブル・エンベローブ発生器
21a,21b,21c,21dに必要とされるパラメ
ータは後述する。
【0018】次に、図1に示すRAM2およびROM3
の構成について、図4(a),(b)を参照して説明す
る。図4(a)はROM3の領域構成を示す図であり、
CPU1を制御するためのプログラムPROG、音色デ
ータ群PVCが格納されている。音色データ群PVCと
しては、各音色毎に設定された、楽音発生部7を構成す
る各部のパラメータとしてのm個のデータPVCDAT
A(m個)が格納されている。また、図4(b)はRA
M2の領域構成を示す図であり、該RAM2には、CP
U1のワークエリアWKA、音色エディットバッファE
DBFが確保されており、さらに、ユーザによって設定
される音色データ群UVCが格納されている。音色デー
タ群UVCとしては、同ユーザによって設定される各音
色毎に設定された、楽音発生部7を構成する各部のパラ
メータとしてのn個のデータUVCDATA(n個)が
格納可能になっている。上記データUVCDATAの格
納領域には、図3に示す各部に供給されるパラメータ値
(WAVE#1,WAVE#2,……,L3,L4)が
順次格納されるようになっている。
の構成について、図4(a),(b)を参照して説明す
る。図4(a)はROM3の領域構成を示す図であり、
CPU1を制御するためのプログラムPROG、音色デ
ータ群PVCが格納されている。音色データ群PVCと
しては、各音色毎に設定された、楽音発生部7を構成す
る各部のパラメータとしてのm個のデータPVCDAT
A(m個)が格納されている。また、図4(b)はRA
M2の領域構成を示す図であり、該RAM2には、CP
U1のワークエリアWKA、音色エディットバッファE
DBFが確保されており、さらに、ユーザによって設定
される音色データ群UVCが格納されている。音色デー
タ群UVCとしては、同ユーザによって設定される各音
色毎に設定された、楽音発生部7を構成する各部のパラ
メータとしてのn個のデータUVCDATA(n個)が
格納可能になっている。上記データUVCDATAの格
納領域には、図3に示す各部に供給されるパラメータ値
(WAVE#1,WAVE#2,……,L3,L4)が
順次格納されるようになっている。
【0019】次に、図1もしくは図2に示す表示器4に
表示される表示例について、図5を参照して説明する。
表示器4には、本電子楽器の楽音発生部7を構成する各
構成要素(図3を参照)が矩形のブロックBL1〜BL
10で示され、各ブロックには、そのブロックで設定さ
れ得るパラメータの種類およびその値が表示されるよう
になっている。また、各ブロックBL1〜BL10、す
なわち、各構成要素間の信号の流れが矢印AR,AR,
…によって示されている。図5では、順次、波形メモリ
制御部15がブロックBL1、インプットフィルタ部1
6がブロックBL2、ノイズカラー制御部17がブロッ
クBL3、加算器ADD2,ADD3がそれぞれパター
ンP1,P2、ループフィルタ部18がブロックBL
4、遅延ループ部19がブロックBL5および出力制御
部20がブロックBL6で表示されている。また、画面
下部には、アサイナブル・エンベロープ発生器21a,
21b,21c,21dがそれぞれブロックBL7,B
L8,BL9,BL10で表示されている。
表示される表示例について、図5を参照して説明する。
表示器4には、本電子楽器の楽音発生部7を構成する各
構成要素(図3を参照)が矩形のブロックBL1〜BL
10で示され、各ブロックには、そのブロックで設定さ
れ得るパラメータの種類およびその値が表示されるよう
になっている。また、各ブロックBL1〜BL10、す
なわち、各構成要素間の信号の流れが矢印AR,AR,
…によって示されている。図5では、順次、波形メモリ
制御部15がブロックBL1、インプットフィルタ部1
6がブロックBL2、ノイズカラー制御部17がブロッ
クBL3、加算器ADD2,ADD3がそれぞれパター
ンP1,P2、ループフィルタ部18がブロックBL
4、遅延ループ部19がブロックBL5および出力制御
部20がブロックBL6で表示されている。また、画面
下部には、アサイナブル・エンベロープ発生器21a,
21b,21c,21dがそれぞれブロックBL7,B
L8,BL9,BL10で表示されている。
【0020】次に、各ブロックBL1〜BL10の表示
構成について説明する。なお、表示構成は各ブロックで
統一されているため、具体例例としてはブロックBL1
を用いて説明する。各ブロックBL1〜BL10の上部
には、パラメータ値を入力する際に、どの構成要素(ど
のブロック)のパラメータに対して値を入力するかを選
択するためのブロック番号(この実施例では「1」〜
「10」)が表示される。ブロックBL1では、「1」
が表示されている。そのブロック番号の横には、該ブロ
ックが対応している構成要素を表す名称が表示されるよ
うになっている。そして、上記ブロック番号および名称
の欄の下方には、順次、パラメータの名称およびその値
が表示される。ブロックBL1では、押鍵に応じた基本
波形を選択するための第1励振波形ナンバ1#、同様
に、基本波形を選択するための第2励振波形ナンバ2
#、押鍵時の速度を検出する感度を示すベロシティ感度
係数VELSNSおよび励振波形振幅WAVEEGがパ
ラメータ番号「1」〜「4」とともに、その名称で表示
されている。
構成について説明する。なお、表示構成は各ブロックで
統一されているため、具体例例としてはブロックBL1
を用いて説明する。各ブロックBL1〜BL10の上部
には、パラメータ値を入力する際に、どの構成要素(ど
のブロック)のパラメータに対して値を入力するかを選
択するためのブロック番号(この実施例では「1」〜
「10」)が表示される。ブロックBL1では、「1」
が表示されている。そのブロック番号の横には、該ブロ
ックが対応している構成要素を表す名称が表示されるよ
うになっている。そして、上記ブロック番号および名称
の欄の下方には、順次、パラメータの名称およびその値
が表示される。ブロックBL1では、押鍵に応じた基本
波形を選択するための第1励振波形ナンバ1#、同様
に、基本波形を選択するための第2励振波形ナンバ2
#、押鍵時の速度を検出する感度を示すベロシティ感度
係数VELSNSおよび励振波形振幅WAVEEGがパ
ラメータ番号「1」〜「4」とともに、その名称で表示
されている。
【0021】また、パラメータ値は、図示した例では、
第1励振波形ナンバ1#として「25」、第2励振波形
ナンバ2#として「10」、ベロシティ感度係数VEL
SNSとして「85」、およびWAVEEGとして「ア
サイナブル・エンベロープ発生器21aの出力EG1」
が設定されている。本実施例では、上述したように、パ
ラメータ値として、アサイナブル・エンベロープ発生器
12a,12b,12c,12dの出力を用いることが
できるという特徴がある。これらの指定は、図2に示す
選択キー10a〜10dのいずれかを押下することによ
って入力される。アサイナブル・エンベロープ発生器の
出力は、そのレベルが時変化するエンベロープ信号であ
るので、当該出力が設定されたパラメータは時間の経過
とともに変化することになる。
第1励振波形ナンバ1#として「25」、第2励振波形
ナンバ2#として「10」、ベロシティ感度係数VEL
SNSとして「85」、およびWAVEEGとして「ア
サイナブル・エンベロープ発生器21aの出力EG1」
が設定されている。本実施例では、上述したように、パ
ラメータ値として、アサイナブル・エンベロープ発生器
12a,12b,12c,12dの出力を用いることが
できるという特徴がある。これらの指定は、図2に示す
選択キー10a〜10dのいずれかを押下することによ
って入力される。アサイナブル・エンベロープ発生器の
出力は、そのレベルが時変化するエンベロープ信号であ
るので、当該出力が設定されたパラメータは時間の経過
とともに変化することになる。
【0022】図において、上記アサイナブル・エンベロ
ープ発生器12a,12b,12c,12dを示すブロ
ックBL7〜BL10の各々には、「1」〜「10」の
パラメータ番号が付けられたパラメータが示されてい
る。本実施例では、エンベロープ波形は5つのセグメン
トからなる。パラメータR1〜R4およびRRは、エン
ベロープ波形の各セグメントにおけるレートを示してい
る。また、パラメータL0〜L4は上記各セグメントの
開始点あるいは到達点におけるレベル値である。
ープ発生器12a,12b,12c,12dを示すブロ
ックBL7〜BL10の各々には、「1」〜「10」の
パラメータ番号が付けられたパラメータが示されてい
る。本実施例では、エンベロープ波形は5つのセグメン
トからなる。パラメータR1〜R4およびRRは、エン
ベロープ波形の各セグメントにおけるレートを示してい
る。また、パラメータL0〜L4は上記各セグメントの
開始点あるいは到達点におけるレベル値である。
【0023】また、同図においては、ブロックBL5に
対応するブロックBL5のブロック番号が斜線で示され
ているが、これは、パラメータ入力のために選択されて
いるブロックを示すものであり、実際には、点滅させて
いるか、あるいは表示色(カラーディスプレイの場合)
もしくはコントラストが通常と異なるようにしている。
この表示形式は、各パラメータに付けられたパラメータ
番号についても同様である。
対応するブロックBL5のブロック番号が斜線で示され
ているが、これは、パラメータ入力のために選択されて
いるブロックを示すものであり、実際には、点滅させて
いるか、あるいは表示色(カラーディスプレイの場合)
もしくはコントラストが通常と異なるようにしている。
この表示形式は、各パラメータに付けられたパラメータ
番号についても同様である。
【0024】次に、上述した構成による動作について、
図6ないし図10に示すフローチャートを参照して説明
する。まず、電源投入または所定のスイッチが押下され
ることによって、図6に示すメインルーンのフローチャ
ートがCPU1によって実行される。メインルーチンで
は、ステップSA1において、各種レジスタ、フラグ等
を初期化する初期設定が行われる。次に、ステップSA
2において、設定入力操作子5のイベントが検出され
る。ここで、エディットモードスイッチ12aが押下さ
れた場合には、通常モードからエディットモードに移行
し、その後、他のファンクションキー12が押下される
と、エディットモードから通常モードへ移行する。次
に、ステップSA3に進み、現在のモードがエディット
(EDIT)モードであるか否かを判断する。そして、
エディットモードでない場合には、ステップSA3にお
ける判断結果は「NO」となり、ステップSA4へ進
む。ステップSA4では、ファンクションキー12の操
作に応じてRAM2あるいはROM3に記憶された音色
を選択する音色選択処理を行い、フラグEDITFLG
に「0」を代入する。
図6ないし図10に示すフローチャートを参照して説明
する。まず、電源投入または所定のスイッチが押下され
ることによって、図6に示すメインルーンのフローチャ
ートがCPU1によって実行される。メインルーチンで
は、ステップSA1において、各種レジスタ、フラグ等
を初期化する初期設定が行われる。次に、ステップSA
2において、設定入力操作子5のイベントが検出され
る。ここで、エディットモードスイッチ12aが押下さ
れた場合には、通常モードからエディットモードに移行
し、その後、他のファンクションキー12が押下される
と、エディットモードから通常モードへ移行する。次
に、ステップSA3に進み、現在のモードがエディット
(EDIT)モードであるか否かを判断する。そして、
エディットモードでない場合には、ステップSA3にお
ける判断結果は「NO」となり、ステップSA4へ進
む。ステップSA4では、ファンクションキー12の操
作に応じてRAM2あるいはROM3に記憶された音色
を選択する音色選択処理を行い、フラグEDITFLG
に「0」を代入する。
【0025】次に、ステップSA5へ進み、演奏イベン
トの検出、すなわち演奏操作子6の押離鍵を検出する。
そして、ステップSA6において、上記演奏操作子6の
押離鍵に応じて、楽音発生部7によって発音処理を行
う。発音処理では、通常モードの場合にはステップSA
4で選択された音色に対応するデータをRAM2あるい
はROM3から読み出して図3に示す楽音発生部7の各
部へ供給することにより、楽音信号を生成する。エディ
ットモードの場合にはエディットバッファEDBFに記
憶されているデータに基づき楽音信号を生成する。次
に、ステップSA7において、その他の処理を行い、ス
テップSA2へ戻り、順次、ステップSA1〜SA7の
処理を繰返し実行する。そして、上記ステップSA1〜
SA7の処理実行中に、演奏者が図2に示すエディット
モードスイッチ12aを押下すると、ステップSA2に
おいて通常モードからエディットモードに移行するの
で、ステップSA3における判断結果が「YES」とな
り、ステップSA8へ進む。ステップSA8では、図7
に示す音色データエディット処理が実行される。
トの検出、すなわち演奏操作子6の押離鍵を検出する。
そして、ステップSA6において、上記演奏操作子6の
押離鍵に応じて、楽音発生部7によって発音処理を行
う。発音処理では、通常モードの場合にはステップSA
4で選択された音色に対応するデータをRAM2あるい
はROM3から読み出して図3に示す楽音発生部7の各
部へ供給することにより、楽音信号を生成する。エディ
ットモードの場合にはエディットバッファEDBFに記
憶されているデータに基づき楽音信号を生成する。次
に、ステップSA7において、その他の処理を行い、ス
テップSA2へ戻り、順次、ステップSA1〜SA7の
処理を繰返し実行する。そして、上記ステップSA1〜
SA7の処理実行中に、演奏者が図2に示すエディット
モードスイッチ12aを押下すると、ステップSA2に
おいて通常モードからエディットモードに移行するの
で、ステップSA3における判断結果が「YES」とな
り、ステップSA8へ進む。ステップSA8では、図7
に示す音色データエディット処理が実行される。
【0026】図7に示す音色データエディット処理で
は、まず、ステップSB1において、フラグEDITF
LGが「0」であるか否かを判断する。初めて音色デー
タエディット処理が実行された時には、フラグEDIT
FLGは「0」である(ステップSA4を参照)。言換
えると、音色データエディット処理が一度、実行される
ことによって、後述するステップSB4において、初め
てフラグEDITFLGが「1」となる。したがって、
初めて音色データエディット処理が実行された場合に
は、ステップSB1における判断結果は「YES」とな
り、ステップSB2へ進む。
は、まず、ステップSB1において、フラグEDITF
LGが「0」であるか否かを判断する。初めて音色デー
タエディット処理が実行された時には、フラグEDIT
FLGは「0」である(ステップSA4を参照)。言換
えると、音色データエディット処理が一度、実行される
ことによって、後述するステップSB4において、初め
てフラグEDITFLGが「1」となる。したがって、
初めて音色データエディット処理が実行された場合に
は、ステップSB1における判断結果は「YES」とな
り、ステップSB2へ進む。
【0027】ステップSB2では、ステップSA4にお
いて現在選択されている音色に対応するデータPVCD
ATAあるいはデータUVCDATAをRAM2の図4
(b)に示す音色エディットバッファEDBFへ転送す
る。次に、ステップSB3へ進み、図5に示すエディッ
ト画面を表示器へ表示し、上記音色エディットバッファ
EDBFの内容を各パラメータの値として表示する。そ
して、ステップSB4において、フラグEDITFLG
およびインプットカウンタINCNTを共に「1」とす
る。言換えると、上記ステップSB2ないしSB4はエ
ディットモードにおける初期化処理である。インプット
カウンタINCNTは、入力モードを表すカウンタであ
り、「1」の場合には、図5に示すブロックの選択モー
ドを表し、「2」の場合には、後述する各ブロックのパ
ラメータ番号入力モード、「1」および「2」以外の場
合には、後述するパラメータ値入力モードを表す。そし
て、ステップSB4が終了すると、ステップSB5へ進
む。
いて現在選択されている音色に対応するデータPVCD
ATAあるいはデータUVCDATAをRAM2の図4
(b)に示す音色エディットバッファEDBFへ転送す
る。次に、ステップSB3へ進み、図5に示すエディッ
ト画面を表示器へ表示し、上記音色エディットバッファ
EDBFの内容を各パラメータの値として表示する。そ
して、ステップSB4において、フラグEDITFLG
およびインプットカウンタINCNTを共に「1」とす
る。言換えると、上記ステップSB2ないしSB4はエ
ディットモードにおける初期化処理である。インプット
カウンタINCNTは、入力モードを表すカウンタであ
り、「1」の場合には、図5に示すブロックの選択モー
ドを表し、「2」の場合には、後述する各ブロックのパ
ラメータ番号入力モード、「1」および「2」以外の場
合には、後述するパラメータ値入力モードを表す。そし
て、ステップSB4が終了すると、ステップSB5へ進
む。
【0028】一方、音色データエディット処理が初めて
でなく、既に、フラグEDITFLGが「1」となって
おり、ステップSB1における判断結果が「NO」とな
った場合には、そのまま、ステップSB5へ進む。ステ
ップSB5では、テンキー以外(ダイヤル8、ジョイス
テック等)の操作子によるエディットを行う。次に、ス
テップSB6において、インプットカウンタINCNT
が「1」であるか否かを判断する。最初は、インプット
カウンタINCNTがステップSB4において「1」と
されているため、ステップSB6における判断結果は
「YES」となり、ステップSB7へ進む。ステップS
B7では、ブロックナンバBNで示されるブロック番号
にカーソルを移動するとともに、ブリンク表示とする。
でなく、既に、フラグEDITFLGが「1」となって
おり、ステップSB1における判断結果が「NO」とな
った場合には、そのまま、ステップSB5へ進む。ステ
ップSB5では、テンキー以外(ダイヤル8、ジョイス
テック等)の操作子によるエディットを行う。次に、ス
テップSB6において、インプットカウンタINCNT
が「1」であるか否かを判断する。最初は、インプット
カウンタINCNTがステップSB4において「1」と
されているため、ステップSB6における判断結果は
「YES」となり、ステップSB7へ進む。ステップS
B7では、ブロックナンバBNで示されるブロック番号
にカーソルを移動するとともに、ブリンク表示とする。
【0029】次に、ステップSB8へ進み、テンキー1
0にオンイベントが生じたか否かを判断する。ここで、
例えば、テンキー10の「5」のキーを押下したとする
と、ステップSB8における判断結果は「YES」とな
り、ステップSB9へ進む。ステップSB9では、シフ
トキー11が押下されているかを判断する。シフトキー
11がテンキー10と共に押下されていない場合には、
ステップSB9における判断結果は「NO」となり、ス
テップSB10へ進む。ステップSB10では、ステッ
プSB8で検出したテンキー10の値をブロックナンバ
BNへ入力する。したがって、初期値が「0」の場合に
は、ブロックナンバBNは「5」となる。
0にオンイベントが生じたか否かを判断する。ここで、
例えば、テンキー10の「5」のキーを押下したとする
と、ステップSB8における判断結果は「YES」とな
り、ステップSB9へ進む。ステップSB9では、シフ
トキー11が押下されているかを判断する。シフトキー
11がテンキー10と共に押下されていない場合には、
ステップSB9における判断結果は「NO」となり、ス
テップSB10へ進む。ステップSB10では、ステッ
プSB8で検出したテンキー10の値をブロックナンバ
BNへ入力する。したがって、初期値が「0」の場合に
は、ブロックナンバBNは「5」となる。
【0030】一方、ステップSB9における判断結果が
「YES」の場合、すなわち、テンキー10とともに、
シフトキー11が押下されている場合には、ステップS
B12へ進む。ステップSB12では、現在のブロック
ナンバBNの値に、テンキー10により入力された値x
を加算し、これを新たなブロックナンバBNとする。例
えば、現在のブロックナンバBNが「5」で、テンキー
10により「3」が入力された場合には、ブロックナン
バBNは「8」となる。ただし、本実施例において、ブ
ロックは「1」〜「10」までしかないので、加算した
値が10以上の場合には、例えば、加算結果が「12」
の時は「2」、「25」の時は「5」というように、
「10」の値を最大値として循環する値をとるようにな
っている。
「YES」の場合、すなわち、テンキー10とともに、
シフトキー11が押下されている場合には、ステップS
B12へ進む。ステップSB12では、現在のブロック
ナンバBNの値に、テンキー10により入力された値x
を加算し、これを新たなブロックナンバBNとする。例
えば、現在のブロックナンバBNが「5」で、テンキー
10により「3」が入力された場合には、ブロックナン
バBNは「8」となる。ただし、本実施例において、ブ
ロックは「1」〜「10」までしかないので、加算した
値が10以上の場合には、例えば、加算結果が「12」
の時は「2」、「25」の時は「5」というように、
「10」の値を最大値として循環する値をとるようにな
っている。
【0031】上記ステップSB10またはステップSB
12の処理が終了すると、ステップSB11へ進み、上
記更新されたブロックナンバBNの値によって示される
ブロック番号へカーソルを移動するとともに、ブリンク
表示とする。図5では、上記処理によって、ブロック番
号が「5」のブロック、すなわち、遅延ループ部19の
ブロックにおいてカーソルがブリンク表示している状態
を示している。ステップSB11の処理が終了すると、
本音色データエディット処理を終了し、図6に示すメイ
ンルーチンへ戻る。
12の処理が終了すると、ステップSB11へ進み、上
記更新されたブロックナンバBNの値によって示される
ブロック番号へカーソルを移動するとともに、ブリンク
表示とする。図5では、上記処理によって、ブロック番
号が「5」のブロック、すなわち、遅延ループ部19の
ブロックにおいてカーソルがブリンク表示している状態
を示している。ステップSB11の処理が終了すると、
本音色データエディット処理を終了し、図6に示すメイ
ンルーチンへ戻る。
【0032】メインルーチンでは、ステップSA9へ進
む。ステップSA9では、ユーザの指示に応じて、図4
(b)に示す音色エディットバッファEDBFの内容を
同RAM2の音色データ群UVCの領域に転送する。こ
れによって、エディットした音色データを保存すること
ができる。なお、ユーザによる転送指示がない場合に
は、このステップSA9はバイパスされる。以下、前述
したステップSA5,SA6,SA7,SA2、そして
ステップSA3が実行される。そして、ステップSA3
では、再び、エディットモードであるか否かが判断され
る。この場合、エディットモードスイッチ12a以外の
ファインクションキー12が操作されない限り、モード
はエディットモードのままであるので、上記ステップS
A3における判断結果は「YES」となり、ステップS
A8の音色データエディット処理、すなわち図7のフロ
ーへ進む。
む。ステップSA9では、ユーザの指示に応じて、図4
(b)に示す音色エディットバッファEDBFの内容を
同RAM2の音色データ群UVCの領域に転送する。こ
れによって、エディットした音色データを保存すること
ができる。なお、ユーザによる転送指示がない場合に
は、このステップSA9はバイパスされる。以下、前述
したステップSA5,SA6,SA7,SA2、そして
ステップSA3が実行される。そして、ステップSA3
では、再び、エディットモードであるか否かが判断され
る。この場合、エディットモードスイッチ12a以外の
ファインクションキー12が操作されない限り、モード
はエディットモードのままであるので、上記ステップS
A3における判断結果は「YES」となり、ステップS
A8の音色データエディット処理、すなわち図7のフロ
ーへ進む。
【0033】この時点では、エディットモードフラグE
DITFLGおよびカウンタINCNTは「1」である
ため、音色データエディット処理では、ステップSB1
における判断結果が「NO」となり、前述したステップ
SB5,SB6,SB7の処理を経て、ステップSB8
へ進む。ステップSB8において、再び、テンキー10
が押下されると、前述したステップSB9〜12が実行
されて、ブロックを選択する処理が行われる。
DITFLGおよびカウンタINCNTは「1」である
ため、音色データエディット処理では、ステップSB1
における判断結果が「NO」となり、前述したステップ
SB5,SB6,SB7の処理を経て、ステップSB8
へ進む。ステップSB8において、再び、テンキー10
が押下されると、前述したステップSB9〜12が実行
されて、ブロックを選択する処理が行われる。
【0034】一方、テンキー10以外のキーが押下され
ると、ステップSB8における判断結果は「NO」とな
り、ステップSB13へ進む。ステップSB13では、
押下されたキーがエンターキーENTであるか否かを判
断する。このエンターキーENTは、ブロックの選択、
パラメータの入力等の各入力処理において、入力した数
字を確定し、次の処理へ進ませるためのキーである。エ
ンターキーENTが押下されなかった場合には、ステッ
プSB13における判断結果は「NO」となり、図6に
示すメインルーチンへ戻り、前述したステップが繰返し
実行される。
ると、ステップSB8における判断結果は「NO」とな
り、ステップSB13へ進む。ステップSB13では、
押下されたキーがエンターキーENTであるか否かを判
断する。このエンターキーENTは、ブロックの選択、
パラメータの入力等の各入力処理において、入力した数
字を確定し、次の処理へ進ませるためのキーである。エ
ンターキーENTが押下されなかった場合には、ステッ
プSB13における判断結果は「NO」となり、図6に
示すメインルーチンへ戻り、前述したステップが繰返し
実行される。
【0035】一方、ブロックを選択するテンキー10に
よる入力後、エンターキーENTが押下されると、ステ
ップSB13における判断結果が「YES」となり、ス
テップSB14へ進む。ステップSB14では、カウン
タINCNTを「2」とする。これにより、次に、当該
音色データエディット処理が実行された時には、パラメ
ータ番号の入力処理が実行される(パラメータ番号入力
モード)。そして、当該処理を終了して、メインルーチ
ンへ戻り、前述したステップが繰返し実行される。
よる入力後、エンターキーENTが押下されると、ステ
ップSB13における判断結果が「YES」となり、ス
テップSB14へ進む。ステップSB14では、カウン
タINCNTを「2」とする。これにより、次に、当該
音色データエディット処理が実行された時には、パラメ
ータ番号の入力処理が実行される(パラメータ番号入力
モード)。そして、当該処理を終了して、メインルーチ
ンへ戻り、前述したステップが繰返し実行される。
【0036】次に、音色データエディット処理における
パラメータ番号入力処理について説明する。ステップS
B14が終了した後、メインルーチンのステップSA3
において、再び、エディットモードであるか否かを判断
する。上記ステップSB14が終了した時点では、エデ
ィットモードスイッチ12a以外のファインクションキ
ー12が操作されない限り、モードはエディットモード
のままであるので、ステップSA3における判断結果は
「YES」となり、ステップSA8の音色データエディ
ット処理へ進む。音色データエディット処理ではステッ
プSB1,SB5を経てステップSB6へ進む。ステッ
プSB6では、カウンタINCNTが「1」であるか否
かを判断する。カウンタINCNTは、前述したステッ
プSB14において「2」となっているため、上記ステ
ップSB6における判断結果は「NO」となり、図8に
示すステップSB15へ進む。
パラメータ番号入力処理について説明する。ステップS
B14が終了した後、メインルーチンのステップSA3
において、再び、エディットモードであるか否かを判断
する。上記ステップSB14が終了した時点では、エデ
ィットモードスイッチ12a以外のファインクションキ
ー12が操作されない限り、モードはエディットモード
のままであるので、ステップSA3における判断結果は
「YES」となり、ステップSA8の音色データエディ
ット処理へ進む。音色データエディット処理ではステッ
プSB1,SB5を経てステップSB6へ進む。ステッ
プSB6では、カウンタINCNTが「1」であるか否
かを判断する。カウンタINCNTは、前述したステッ
プSB14において「2」となっているため、上記ステ
ップSB6における判断結果は「NO」となり、図8に
示すステップSB15へ進む。
【0037】ステップSB15では、上記カウンタIN
CNTが「2」であるか否かを判断する。この場合、カ
ウンタINCNTは「2」であるため、ステップSB1
5における判断結果は「YES」となり、ステップSB
16へ進む。ステップSB16では、パラメータナンバ
PNで示されるパラメータ番号にカーソルを移動すると
ともに、ブリンク表示とする。例えば、パラメータナン
バPNが「1」であれば、前述した一連の処理によって
選択された、遅延ループ部19に対応する5番目のブロ
ックのパラメータ番号「1」がブリンク表示される。
CNTが「2」であるか否かを判断する。この場合、カ
ウンタINCNTは「2」であるため、ステップSB1
5における判断結果は「YES」となり、ステップSB
16へ進む。ステップSB16では、パラメータナンバ
PNで示されるパラメータ番号にカーソルを移動すると
ともに、ブリンク表示とする。例えば、パラメータナン
バPNが「1」であれば、前述した一連の処理によって
選択された、遅延ループ部19に対応する5番目のブロ
ックのパラメータ番号「1」がブリンク表示される。
【0038】次に、ステップSB17において、テンキ
ー10のオンイベントが生じたか否かを判断する。ここ
で、例えば、テンキー10の「2」のキーを押下したと
すると、ステップSB17における判断結果は「YE
S」となり、ステップSB18へ進む。ステップSB1
8では、シフトキー11が押下されているかを判断す
る。シフトキー11がテンキー10と共に押下されてい
ない場合には、ステップSB18における判断結果は
「NO」となり、ステップSB19へ進む。ステップS
B19では、ステップSB17で検出したテンキー10
の値をパラメータナンバPNへ入力する。したがって、
初期値が「0」の場合には、パラメータナンバPNは
「2」となる。
ー10のオンイベントが生じたか否かを判断する。ここ
で、例えば、テンキー10の「2」のキーを押下したと
すると、ステップSB17における判断結果は「YE
S」となり、ステップSB18へ進む。ステップSB1
8では、シフトキー11が押下されているかを判断す
る。シフトキー11がテンキー10と共に押下されてい
ない場合には、ステップSB18における判断結果は
「NO」となり、ステップSB19へ進む。ステップS
B19では、ステップSB17で検出したテンキー10
の値をパラメータナンバPNへ入力する。したがって、
初期値が「0」の場合には、パラメータナンバPNは
「2」となる。
【0039】一方、ステップSB18における判断結果
が「YES」の場合、すなわち、テンキー10ととも
に、シフトキーが押下されている場合には、ステップS
B20へ進む。ステップSB20では、現在のパラメー
タナンバPNの値に、テンキー10により入力された値
xを加算し、これを新たなパラメータナンバPNとす
る。例えば、現在のパラメータナンバPNが「2」で、
テンキー10により「1」が入力された場合には、パラ
メータナンバPNは「3」となる。ただし、ブロック番
号「5」には、2つのパラメータしかないので、この場
合には、パラメータナンバPNは「1」となる。言換え
ると、「1」を最小値とし、かつ、選択されたブロック
のパラメータ数を最大値として循環する値をとるように
なっている。
が「YES」の場合、すなわち、テンキー10ととも
に、シフトキーが押下されている場合には、ステップS
B20へ進む。ステップSB20では、現在のパラメー
タナンバPNの値に、テンキー10により入力された値
xを加算し、これを新たなパラメータナンバPNとす
る。例えば、現在のパラメータナンバPNが「2」で、
テンキー10により「1」が入力された場合には、パラ
メータナンバPNは「3」となる。ただし、ブロック番
号「5」には、2つのパラメータしかないので、この場
合には、パラメータナンバPNは「1」となる。言換え
ると、「1」を最小値とし、かつ、選択されたブロック
のパラメータ数を最大値として循環する値をとるように
なっている。
【0040】上記ステップSB19またはステップSB
20の処理が終了すると、ステップSB21へ進み、上
記更新されたパラメータナンバPNの値によって示され
るパラメータ番号へカーソルを移動するとともに、ブリ
ンク表示とする。図5では、ブロック番号「5」の、パ
ラメータ番号「2」の位置において、カーソルがブリン
ク表示されている状態を示している。ステップSB21
の処理が終了すると、本音色データエディット処理を終
了し、図6に示すメインルーチンへ戻る。
20の処理が終了すると、ステップSB21へ進み、上
記更新されたパラメータナンバPNの値によって示され
るパラメータ番号へカーソルを移動するとともに、ブリ
ンク表示とする。図5では、ブロック番号「5」の、パ
ラメータ番号「2」の位置において、カーソルがブリン
ク表示されている状態を示している。ステップSB21
の処理が終了すると、本音色データエディット処理を終
了し、図6に示すメインルーチンへ戻る。
【0041】メインルーチンでは、ステップSA9,S
A5,SA6,SA7,SA2、そしてステップSA3
が実行される。ステップSA3では、再び、エディット
モードであるか否かが判断される。この場合、前述した
ように、エディットモードスイッチ12a以外のファイ
ンクションキー12が操作されない限り、モードはエデ
ィットモードのままであるので、上記ステップSA3に
おける判断結果は「YES」となり、ステップSA8の
音色データエディット処理、すなわち図7のフローへ進
む。
A5,SA6,SA7,SA2、そしてステップSA3
が実行される。ステップSA3では、再び、エディット
モードであるか否かが判断される。この場合、前述した
ように、エディットモードスイッチ12a以外のファイ
ンクションキー12が操作されない限り、モードはエデ
ィットモードのままであるので、上記ステップSA3に
おける判断結果は「YES」となり、ステップSA8の
音色データエディット処理、すなわち図7のフローへ進
む。
【0042】この時点では、エディットモードフラグE
DITFLGは「1」であり、カウンタINCNTは
「2」であるため、音色データエディット処理では、ス
テップSB1における判断結果は「NO」となり、ステ
ップSB5,SB6の処理を経て、ステップSB15,
SB16、そしてステップSB17へ進む。ステップS
B17において、再び、テンキー10が押下されると、
前述したステップSB18〜21が実行されて、パラメ
ータ番号を選択する処理が行われる。
DITFLGは「1」であり、カウンタINCNTは
「2」であるため、音色データエディット処理では、ス
テップSB1における判断結果は「NO」となり、ステ
ップSB5,SB6の処理を経て、ステップSB15,
SB16、そしてステップSB17へ進む。ステップS
B17において、再び、テンキー10が押下されると、
前述したステップSB18〜21が実行されて、パラメ
ータ番号を選択する処理が行われる。
【0043】一方、テンキー10以外のキーが押下され
ると、ステップSB17における判断結果は「NO」と
なり、ステップSB22へ進む。ステップSB22で
は、押下されたキーがエンターキーENTであるか否か
を判断する。エンターキーENTが押下されなかった場
合には、ステップSB22における判断結果は「NO」
となり、図6に示すメインルーチンへ戻り、前述したス
テップが繰返し実行される。
ると、ステップSB17における判断結果は「NO」と
なり、ステップSB22へ進む。ステップSB22で
は、押下されたキーがエンターキーENTであるか否か
を判断する。エンターキーENTが押下されなかった場
合には、ステップSB22における判断結果は「NO」
となり、図6に示すメインルーチンへ戻り、前述したス
テップが繰返し実行される。
【0044】一方、ブロックを選択するテンキー10の
入力後、エンターキーENTが押下されると、ステップ
SB22における判断結果が「YES」となり、ステッ
プSB23へ進む。ステップSB23では、シフトキー
11が押下されていたか否かを判断する。エンターキー
ENTとともに、シフトキー11が押下された場合に
は、ステップSB23における判断結果は「YES」と
なり、ステップSB24へ進む。ステップSB24で
は、カウンタINCNTを「1」とし、図6に示すメイ
ンルーチンへ戻り、前述したステップが繰返し実行され
る。これは、エンターキーENTとともに、シフトキー
が押下されてた場合には、1つの前の処理であるブロッ
ク番号選択モードとし、次回、当該音色データエディッ
トモードが実行された時には、ステップSB7〜ステッ
プSB11の処理が実行されることになる。
入力後、エンターキーENTが押下されると、ステップ
SB22における判断結果が「YES」となり、ステッ
プSB23へ進む。ステップSB23では、シフトキー
11が押下されていたか否かを判断する。エンターキー
ENTとともに、シフトキー11が押下された場合に
は、ステップSB23における判断結果は「YES」と
なり、ステップSB24へ進む。ステップSB24で
は、カウンタINCNTを「1」とし、図6に示すメイ
ンルーチンへ戻り、前述したステップが繰返し実行され
る。これは、エンターキーENTとともに、シフトキー
が押下されてた場合には、1つの前の処理であるブロッ
ク番号選択モードとし、次回、当該音色データエディッ
トモードが実行された時には、ステップSB7〜ステッ
プSB11の処理が実行されることになる。
【0045】これに対して、エンターキーENTのみが
押下された場合には、ステップSB23における判断結
果は「NO」となり、ステップSB25へ進む。ステッ
プSB25では、カウンタINCNTを「3」とする。
これにより、次に、当該音色データエディット処理が実
行された時には、パラメータ値の入力処理が実行され
る。以下の説明では、エンターキーENTのみが押下さ
れ、カウンタINCNTが「3」とされたとする。
押下された場合には、ステップSB23における判断結
果は「NO」となり、ステップSB25へ進む。ステッ
プSB25では、カウンタINCNTを「3」とする。
これにより、次に、当該音色データエディット処理が実
行された時には、パラメータ値の入力処理が実行され
る。以下の説明では、エンターキーENTのみが押下さ
れ、カウンタINCNTが「3」とされたとする。
【0046】次に、音色データエディット処理における
パラメータ番号入力について説明する。上述した処理が
終了した時点では、エディットフラグEDITFLGは
「1」であるため、音色データエディット処理ではステ
ップSB1,SB5を経てステップSB6へ進む。ステ
ップSB6では、カウンタINCNTが「1」であるか
否かを判断する。カウンタINCNTは、ステップSB
14において「3」となっているため、上記ステップS
B6における判断結果は「NO」となり、図8に示すス
テップSB15へ進む。
パラメータ番号入力について説明する。上述した処理が
終了した時点では、エディットフラグEDITFLGは
「1」であるため、音色データエディット処理ではステ
ップSB1,SB5を経てステップSB6へ進む。ステ
ップSB6では、カウンタINCNTが「1」であるか
否かを判断する。カウンタINCNTは、ステップSB
14において「3」となっているため、上記ステップS
B6における判断結果は「NO」となり、図8に示すス
テップSB15へ進む。
【0047】この場合、カウンタINCNTは「3」で
あるため、ステップSB15における判断結果も「N
O」となり、図9に示すステップSB26へ進む。ステ
ップSB26では、パラメータナンバPNで示されるパ
ラメータ値の表示位置にカーソルを移動するとともに、
ブリンク表示とする。例えば、パラメータナンバPNが
「1」であれば、前述した一連の処理によって選択され
た、遅延ループ部19に対応する5番目のブロックBL
5のパラメータ番号「2」のパラメータ値がブリンク表
示される。
あるため、ステップSB15における判断結果も「N
O」となり、図9に示すステップSB26へ進む。ステ
ップSB26では、パラメータナンバPNで示されるパ
ラメータ値の表示位置にカーソルを移動するとともに、
ブリンク表示とする。例えば、パラメータナンバPNが
「1」であれば、前述した一連の処理によって選択され
た、遅延ループ部19に対応する5番目のブロックBL
5のパラメータ番号「2」のパラメータ値がブリンク表
示される。
【0048】次に、ステップSB27において、テンキ
ー10のオンイベントが生じたか否かを判断する。ここ
で、例えば、テンキー10の「6」のキーを押下したと
すると、ステップSB27における判断結果は「YE
S」となり、ステップSB28へ進む。ステップSB2
8では、シフトキー11が押下されているかを判断す
る。シフトキー11がテンキー10と共に押下されてい
ない場合には、ステップSB28における判断結果は
「NO」となり、ステップSB29へ進む。ステップS
B29では、ステップSB27で検出したテンキー10
の値をパラメータ値DTへ入力する。したがって、パラ
メータ値の初期値が「0」の場合には、パラメータ値D
Tは「6」となる。
ー10のオンイベントが生じたか否かを判断する。ここ
で、例えば、テンキー10の「6」のキーを押下したと
すると、ステップSB27における判断結果は「YE
S」となり、ステップSB28へ進む。ステップSB2
8では、シフトキー11が押下されているかを判断す
る。シフトキー11がテンキー10と共に押下されてい
ない場合には、ステップSB28における判断結果は
「NO」となり、ステップSB29へ進む。ステップS
B29では、ステップSB27で検出したテンキー10
の値をパラメータ値DTへ入力する。したがって、パラ
メータ値の初期値が「0」の場合には、パラメータ値D
Tは「6」となる。
【0049】一方、ステップSB28における判断結果
が「YES」の場合、すなわち、テンキー10ととも
に、シフトキーが押下されている場合には、ステップS
B30へ進む。ステップSB30では、現在のパラメー
タ値DTの値に、テンキー10により入力された値xを
加算し、これを新たなパラメータ値DTとする。例え
ば、現在のパラメータ値DTが「72」で、テンキー1
0により「6」が入力された場合には、パラメータ値D
Tは「78」となる。ただし、パラメータ値DTが所定
の最大値を越えた場合には、越えた分を最小値に加算し
た値を新たなパラメータ値DTとする。言換えると、パ
ラメータ値DTも、前述したブロック番号やパラメータ
番号と同様に、最小値〜最大値を循環するようになって
いる。
が「YES」の場合、すなわち、テンキー10ととも
に、シフトキーが押下されている場合には、ステップS
B30へ進む。ステップSB30では、現在のパラメー
タ値DTの値に、テンキー10により入力された値xを
加算し、これを新たなパラメータ値DTとする。例え
ば、現在のパラメータ値DTが「72」で、テンキー1
0により「6」が入力された場合には、パラメータ値D
Tは「78」となる。ただし、パラメータ値DTが所定
の最大値を越えた場合には、越えた分を最小値に加算し
た値を新たなパラメータ値DTとする。言換えると、パ
ラメータ値DTも、前述したブロック番号やパラメータ
番号と同様に、最小値〜最大値を循環するようになって
いる。
【0050】上記ステップSB29またはステップSB
30の処理が終了すると、ステップSB31へ進み、表
示器4のパラメータ値の表示位置に、上記更新されたパ
ラメータ値DTを表示するとともに、ブリンク表示とす
る。図5では、ブロック番号「5」の、パラメータ番号
「2」の位置において、パラメータ値「78」がブリン
ク表示されている。ステップSB31の処理が終了する
と、本音色データエディット処理を終了し、図6に示す
メインルーチンへ戻る。
30の処理が終了すると、ステップSB31へ進み、表
示器4のパラメータ値の表示位置に、上記更新されたパ
ラメータ値DTを表示するとともに、ブリンク表示とす
る。図5では、ブロック番号「5」の、パラメータ番号
「2」の位置において、パラメータ値「78」がブリン
ク表示されている。ステップSB31の処理が終了する
と、本音色データエディット処理を終了し、図6に示す
メインルーチンへ戻る。
【0051】メインルーチンでは、ステップSA9,S
A5,SA6が実行される。ここで、演奏者が演奏操作
子6を操作すると、ステップSA6において、演奏者に
より設定されたパラメータに基づいた楽音が生成され、
発音される。したがって、演奏者は、自身が設定したパ
ラメータによってどのような楽音が生成されるかを確認
することができる。以下,SA7,SA2、そしてステ
ップSA3が実行される。そして、ステップSA3で
は、再び、エディットモードであるか否かが判断され
る。この場合、エディットモードスイッチ12a以外の
ファインクションキー12が操作されない限り、モード
はエディットモードのままであるので、上記ステップS
A3における判断結果は「YES」となり、ステップS
A8の音色データエディット処理、すなわち図7のフロ
ーへ進む。
A5,SA6が実行される。ここで、演奏者が演奏操作
子6を操作すると、ステップSA6において、演奏者に
より設定されたパラメータに基づいた楽音が生成され、
発音される。したがって、演奏者は、自身が設定したパ
ラメータによってどのような楽音が生成されるかを確認
することができる。以下,SA7,SA2、そしてステ
ップSA3が実行される。そして、ステップSA3で
は、再び、エディットモードであるか否かが判断され
る。この場合、エディットモードスイッチ12a以外の
ファインクションキー12が操作されない限り、モード
はエディットモードのままであるので、上記ステップS
A3における判断結果は「YES」となり、ステップS
A8の音色データエディット処理、すなわち図7のフロ
ーへ進む。
【0052】この時点では、エディットモードフラグE
DITFLGは「1」であり、カウンタINCNTは
「3」であるため、音色データエディット処理では、ス
テップSB1における判断結果は「NO」となり、ステ
ップSB5,SB6の処理を経て、ステップSB15,
SB26、そしてステップSB27へ進む。ステップS
B27において、再び、テンキー10が押下されると、
前述したステップSB28〜31が実行されて、パラメ
ータ値DTの入力処理が実行される。
DITFLGは「1」であり、カウンタINCNTは
「3」であるため、音色データエディット処理では、ス
テップSB1における判断結果は「NO」となり、ステ
ップSB5,SB6の処理を経て、ステップSB15,
SB26、そしてステップSB27へ進む。ステップS
B27において、再び、テンキー10が押下されると、
前述したステップSB28〜31が実行されて、パラメ
ータ値DTの入力処理が実行される。
【0053】一方、テンキー以外のキーが押下される
と、ステップSB27における判断結果は「NO」とな
り、ステップSB32へ進む。ステップSB32では、
押下されたキーがエンターキーENTであるか否かを判
断する。エンターキーENTが押下されていない場合に
は、ステップSB32における判断結果は「NO」とな
り、図6に示すメインルーチンへ戻り、前述したステッ
プが繰返し実行される。
と、ステップSB27における判断結果は「NO」とな
り、ステップSB32へ進む。ステップSB32では、
押下されたキーがエンターキーENTであるか否かを判
断する。エンターキーENTが押下されていない場合に
は、ステップSB32における判断結果は「NO」とな
り、図6に示すメインルーチンへ戻り、前述したステッ
プが繰返し実行される。
【0054】一方、パラメータ値DTを入力するための
テンキー10の入力後、エンターキーENTが押下され
ると、ステップSB32における判断結果が「YES」
となり、ステップSB33へ進む。ステップSB33で
は、シフトキー11が押下されていたか否かを判断す
る。エンターキーENTとともに、シフトキー11が押
下された場合には、ステップSB33における判断結果
は「YES」となり、ステップSB34へ進む。ステッ
プSB34では、カウンタINCNTを「2」とし、図
6に示すメインルーチンへ戻り、前述したステップが繰
返し実行される。言換えると、エンターキーENTとと
もに、シフトキー11が押下された場合には、1つの前
の処理であるパラメータ番号選択モードとし、次回、当
該音色データエディット処理が実行された時には、ステ
ップSB16〜ステップSB21の処理が実行されるこ
とになる。
テンキー10の入力後、エンターキーENTが押下され
ると、ステップSB32における判断結果が「YES」
となり、ステップSB33へ進む。ステップSB33で
は、シフトキー11が押下されていたか否かを判断す
る。エンターキーENTとともに、シフトキー11が押
下された場合には、ステップSB33における判断結果
は「YES」となり、ステップSB34へ進む。ステッ
プSB34では、カウンタINCNTを「2」とし、図
6に示すメインルーチンへ戻り、前述したステップが繰
返し実行される。言換えると、エンターキーENTとと
もに、シフトキー11が押下された場合には、1つの前
の処理であるパラメータ番号選択モードとし、次回、当
該音色データエディット処理が実行された時には、ステ
ップSB16〜ステップSB21の処理が実行されるこ
とになる。
【0055】これに対して、エンターキーENTのみが
押下された場合には、ステップSB33における判断結
果は「NO」となり、ステップSB35へ進む。ステッ
プSB35では、カウンタINCNTを「1」とする。
これにより、次に、当該音色データエディット処理が実
行された時には、ステップSB7〜SB11が実行され
る。
押下された場合には、ステップSB33における判断結
果は「NO」となり、ステップSB35へ進む。ステッ
プSB35では、カウンタINCNTを「1」とする。
これにより、次に、当該音色データエディット処理が実
行された時には、ステップSB7〜SB11が実行され
る。
【0056】以上のような、ブロックを選択した後、該
ブロックの変更すべきパラメータを選択し、かつ、該パ
ラメータの値を入力する、という一連の操作を、所望す
るパラメータ全てについて行う。この時、選択されたブ
ロック、選択されたパラメータおよび入力したパラメー
タ値は、楽音発生部を構成する各部、各パラメータおよ
びパラメータ値に対応して表示される。メインルーチン
では、ステップSA5において、演奏イベントが検出さ
れると、ステップSA6において、上記一連の操作によ
って入力されたパラメータに従って、発音処理が行われ
る。
ブロックの変更すべきパラメータを選択し、かつ、該パ
ラメータの値を入力する、という一連の操作を、所望す
るパラメータ全てについて行う。この時、選択されたブ
ロック、選択されたパラメータおよび入力したパラメー
タ値は、楽音発生部を構成する各部、各パラメータおよ
びパラメータ値に対応して表示される。メインルーチン
では、ステップSA5において、演奏イベントが検出さ
れると、ステップSA6において、上記一連の操作によ
って入力されたパラメータに従って、発音処理が行われ
る。
【0057】また、上記ステップSA2,SA3,SA
8,SA9,SA5,SA6,SA7の一連の処理にお
いて、音色選択キーが押下されると、ステップSA3に
おける判断結果が「NO」となり、ステップSA4へ進
む。ステップSA4では、選択された音色に対応する音
色データをRAM2またはROM3から読み出して、音
色エディタバッファEDBFへ転送する。以下、上述し
た図7ないし図9に示すフローチャートに従ってパラメ
ータが設定される。
8,SA9,SA5,SA6,SA7の一連の処理にお
いて、音色選択キーが押下されると、ステップSA3に
おける判断結果が「NO」となり、ステップSA4へ進
む。ステップSA4では、選択された音色に対応する音
色データをRAM2またはROM3から読み出して、音
色エディタバッファEDBFへ転送する。以下、上述し
た図7ないし図9に示すフローチャートに従ってパラメ
ータが設定される。
【0058】なお、上述した実施例では、パラメータの
指定をテンキー10のみで行っていたが、これに限定さ
れることなく、図示しないカーソルキーや、ジョグダイ
ヤル8等の他の操作子を併用してもよい。また、本実施
例において、シフトキー11を複数設け、入力データの
インクリメント、デクリメントの切り替えキーとして用
いてもよい。また、本実施例において、シフトキー11
を押下することにより、テンキー10を、表示器4に表
示されたカーソルを移動させるカーソルキーとして機能
するようにしてもよい。
指定をテンキー10のみで行っていたが、これに限定さ
れることなく、図示しないカーソルキーや、ジョグダイ
ヤル8等の他の操作子を併用してもよい。また、本実施
例において、シフトキー11を複数設け、入力データの
インクリメント、デクリメントの切り替えキーとして用
いてもよい。また、本実施例において、シフトキー11
を押下することにより、テンキー10を、表示器4に表
示されたカーソルを移動させるカーソルキーとして機能
するようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
発明によれば、設定操作子により入力されたパラメータ
値に従って楽音信号を生成し、演奏入力操作子の演奏操
作に応じて前記楽音信号を発音する電子楽器において、
前記設定操作子は、前記パラメータ値を数値として入力
する数値入力手段と、前記数値入力手段の機能を切り分
ける機能選択操作手段とからなり、前記数値入力手段に
より数値を入力する際、前記機能選択操作手段が同時に
操作されていない場合には、前記数値を新たなパラメー
タ値とし、一方、前記機能選択操作手段が同時に操作さ
れている場合には、前記数値を前記パラメータ値の増減
値とし、該増減値を前記パラメータ値に加減算して新た
なパラメータ値とする制御手段を備えるようにしたた
め、少ないキー配列でも楽音合成に必要な各種パラメー
タが容易に、かつ、迅速に入力できるという利点が得ら
れる。
発明によれば、設定操作子により入力されたパラメータ
値に従って楽音信号を生成し、演奏入力操作子の演奏操
作に応じて前記楽音信号を発音する電子楽器において、
前記設定操作子は、前記パラメータ値を数値として入力
する数値入力手段と、前記数値入力手段の機能を切り分
ける機能選択操作手段とからなり、前記数値入力手段に
より数値を入力する際、前記機能選択操作手段が同時に
操作されていない場合には、前記数値を新たなパラメー
タ値とし、一方、前記機能選択操作手段が同時に操作さ
れている場合には、前記数値を前記パラメータ値の増減
値とし、該増減値を前記パラメータ値に加減算して新た
なパラメータ値とする制御手段を備えるようにしたた
め、少ないキー配列でも楽音合成に必要な各種パラメー
タが容易に、かつ、迅速に入力できるという利点が得ら
れる。
【0060】また、請求項2記載の発明によれば、設定
操作子により入力されたパラメータ値に従って楽音信号
を生成し、演奏入力操作子の演奏操作に応じて前記楽音
信号を発音する楽音合成手段を有する電子楽器におい
て、前記楽音合成手段を構成する複数の構成手段、該複
数の構成手段の接続状態、該複数の構成手段の各々に設
定し得る少なくとも1つのパラメータ名称、および該パ
ラメータ名称で表されるパラメータに対応するパラメー
タ値を、それぞれに一連の識別番号を付けて表示する表
示手段を備えるようにしたため、楽音合成に必要な各種
パラメータの所在を確認できるので、誤入力を軽減し、
かつ、パラメータが容易に入力できるという利点が得ら
れる。また、機能選択操作手段の操作に応じて、数値入
力手段により入力された数値を新たな識別番号とするか
同数値によって識別番号を相対的に変化させるかのいず
れかとして識別番号を更新し、更新された識別番号が付
けられた構成手段あるいはパラメータを選択することと
したので、入力する数値自体で識別番号を特定する構成
手段等の選択と、入力する数値で識別番号を相対的に変
化させる構成手段等の選択とを使い分けることができ
る。
操作子により入力されたパラメータ値に従って楽音信号
を生成し、演奏入力操作子の演奏操作に応じて前記楽音
信号を発音する楽音合成手段を有する電子楽器におい
て、前記楽音合成手段を構成する複数の構成手段、該複
数の構成手段の接続状態、該複数の構成手段の各々に設
定し得る少なくとも1つのパラメータ名称、および該パ
ラメータ名称で表されるパラメータに対応するパラメー
タ値を、それぞれに一連の識別番号を付けて表示する表
示手段を備えるようにしたため、楽音合成に必要な各種
パラメータの所在を確認できるので、誤入力を軽減し、
かつ、パラメータが容易に入力できるという利点が得ら
れる。また、機能選択操作手段の操作に応じて、数値入
力手段により入力された数値を新たな識別番号とするか
同数値によって識別番号を相対的に変化させるかのいず
れかとして識別番号を更新し、更新された識別番号が付
けられた構成手段あるいはパラメータを選択することと
したので、入力する数値自体で識別番号を特定する構成
手段等の選択と、入力する数値で識別番号を相対的に変
化させる構成手段等の選択とを使い分けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】 同実施例における操作パネル上の設定入力操
作子および表示器を示す正面図である。
作子および表示器を示す正面図である。
【図3】 同実施例における楽音発生部の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図4】 (a)は図1に示すROMの領域構成を示す
図であり、(b)は図1に示すRAMの領域構成を示す
図である。
図であり、(b)は図1に示すRAMの領域構成を示す
図である。
【図5】 同実施例における表示器の表示例を示す図で
ある。
ある。
【図6】 同実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
ートである。
【図7】 同実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
ートである。
【図8】 同実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
ートである。
【図9】 同実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
ートである。
1……CPU(制御手段)、4……表示器(表示手
段)、5……設定入力操作子(設定操作子)、6……演
奏操作子(演奏入力操作子)、7……楽音発生部(楽音
合成手段)、10……テンキー(数値入力手段)、11
……シフトキー(機能選択操作手段)、15……波形メ
モリ制御部(構成手段)、16……インプットフィルタ
部(構成手段)、17……ノイズカラー制御部(構成手
段)、18……ループフィルタ部(構成手段)、19…
…遅延ループ部(構成手段)、20……出力制御部(構
成手段)、21a,21b,21c,21d……アサイ
ナブル・エンベロープ発生器(構成手段)、BN……ブ
ロックナンバ(識別番号)、PN……パラメータナンバ
(識別番号)。
段)、5……設定入力操作子(設定操作子)、6……演
奏操作子(演奏入力操作子)、7……楽音発生部(楽音
合成手段)、10……テンキー(数値入力手段)、11
……シフトキー(機能選択操作手段)、15……波形メ
モリ制御部(構成手段)、16……インプットフィルタ
部(構成手段)、17……ノイズカラー制御部(構成手
段)、18……ループフィルタ部(構成手段)、19…
…遅延ループ部(構成手段)、20……出力制御部(構
成手段)、21a,21b,21c,21d……アサイ
ナブル・エンベロープ発生器(構成手段)、BN……ブ
ロックナンバ(識別番号)、PN……パラメータナンバ
(識別番号)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−184492(JP,A) 特開 平2−300794(JP,A) 特開 平3−269591(JP,A) 特開 平3−161822(JP,A) 特開 昭63−140316(JP,A) 特開 昭56−153429(JP,A) 実開 平2−98395(JP,U) 実開 昭63−168494(JP,U) 実開 平3−124204(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 - 7/12 G06F 3/02 360 G06F 3/023 310 - 340
Claims (2)
- 【請求項1】 設定操作子により入力されたパラメータ
値に従って楽音信号を生成し、演奏入力操作子の演奏操
作に応じて前記楽音信号を発音する電子楽器において、 前記設定操作子は、前記パラメータ値を数値として入力
する数値入力手段と、前記数値入力手段の機能を切り分
ける機能選択操作手段とからなり、 前記数値入力手段により数値を入力する際、前記機能選
択操作手段が同時に操作されていない場合には、前記数
値を新たなパラメータ値とし、一方、前記機能選択操作
手段が同時に操作されている場合には、前記数値を前記
パラメータ値の増減値とし、該増減値を前記パラメータ
値に加減算して新たなパラメータ値とする制御手段を具
備することを特徴とする電子楽器。 - 【請求項2】 設定操作子により入力されたパラメータ
値に従って楽音信号を生成し、演奏入力操作子の演奏操
作に応じて前記楽音信号を発音する楽音合成手段を有す
る電子楽器において、前記設定操作子は、数値を入力する数値入力手段と、前
記数値入力手段の機能を切り分ける機能選択操作手段と
からなり、 前記楽音合成手段を構成する複数の構成手段、該複数の
構成手段の接続状態、該複数の構成手段の各々に設定し
得る少なくとも1つのパラメータ名称、および該パラメ
ータ名称で表されるパラメータに対応するパラメータ値
を、それぞれに一連の識別番号を付けて表示する表示手
段と、 前記数値入力手段により数値を入力する際、前記機能選
択操作手段の操作に応じて、前記数値を新たな識別番号
とするか前記数値によって識別番号を相対的に変化させ
るかのいずれかとして識別番号を更新し、更新された識
別番号が付けられた構成手段あるいはパラメータを選択
する選択手段と を具備することを特徴とする電子楽器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4277505A JP3064696B2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 電子楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4277505A JP3064696B2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 電子楽器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06130950A JPH06130950A (ja) | 1994-05-13 |
JP3064696B2 true JP3064696B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=17584532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4277505A Expired - Fee Related JP3064696B2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 電子楽器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3064696B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5453843B2 (ja) * | 2009-02-27 | 2014-03-26 | ヤマハ株式会社 | 電子楽器 |
-
1992
- 1992-10-15 JP JP4277505A patent/JP3064696B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06130950A (ja) | 1994-05-13 |
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