JP3010994B2 - 音色パラメータ設定装置 - Google Patents

音色パラメータ設定装置

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JP3010994B2
JP3010994B2 JP5297471A JP29747193A JP3010994B2 JP 3010994 B2 JP3010994 B2 JP 3010994B2 JP 5297471 A JP5297471 A JP 5297471A JP 29747193 A JP29747193 A JP 29747193A JP 3010994 B2 JP3010994 B2 JP 3010994B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音色パラメータの編集
(エディット)を効率よく行うことができる音色パラメ
ータ設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音色パラメータを記憶手段に記憶
し、該音色パラメータのパラメータ値を変更することに
より楽音の音色を変更する編集機能を備えた電子楽器が
提案されている。
【0003】以下、かかる電子楽器が実行するパラメー
タ値の変更処理について説明する。
【0004】記憶された全ての複数の音色パラメータ
が、例えばLCD等の表示器に表示され、操作者は、こ
れらの表示された音色パラメータの中から所望の1つの
音色パラメータを選択する。例えば、音色パラメータに
「残響タイプ」と呼ばれるものがある。この「残響タイ
プ」とは、ホールや教会等の建築物の残響特性の違いに
応じてその残響特性をシミュレートしたものをいい、一
般に、「ホール」、「教会」等のように、残響特性がシ
ミュレートされる場所の名称を指定する。操作者が、こ
れらの表示された複数の残響タイプから所望の残響タイ
プを選択すると、その残響タイプに付随して指定される
パラメータの一覧が表示され、その中から所望のパラメ
ータ、例えば、残響の深さを指定するためのパラメータ
である「残響レベル」を選択する、というように構成さ
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子楽器では、音色パラメータを変更するときに
は、操作者は、常に全ての音色パラメータから変更した
い音色パラメータを選択しなければならなかった。一般
に、変更される頻度の高い音色パラメータは、操作者に
よりほぼ決まっており、常に全ての音色パラメータから
所望のパラメータを選択・変更するのでは、常に操作者
に煩雑な操作を行わせ、音色パラメータの編集効率を非
常に低下させるという問題を生じていた。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、操作者による音色パラメータの選択・変更の操作を
簡単化し、その編集効率を向上させることが可能な音色
パラメータ設定装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明は、複数の音色パラメータを記憶
する記憶手段を有し、該記憶された音色パラメータの値
を変更することにより楽音の音色を変更する編集機能を
備えた音色パラメータ設定装置において、前記音色パラ
メータを表示する表示手段と、前記音色パラメータの値
を変更する編集モードとして第1のモードまたは第2の
モードを指定するモード指定手段と、前記音色パラメー
タの値を変更する編集手段であって、前記第1のモード
が指定されたとき、前記記憶された音色パラメータの全
を前記表示手段に表示させるとともに、表示された前
記全ての音色パラメータの中から所望の音色パラメータ
を選択してその値を変更、前記第2のモードが指定さ
れたとき、前記記憶された音色パラメータのうち一部の
所定の音色パラメータのみを前記表示手段に表示させる
とともに、表示された前記一部の所定の音色パラメータ
の中から所望の音色パラメータを選択してその値を変更
する編集手段と、操作者の指示に応じて前記記憶された
音色パラメータの全てから所望の音色パラメータを選択
し、該選択された音色パラメータを前記一部の所定のパ
ラメータとして設定する設定手段とを備え、前記変更さ
れた音色パラメータを前記記憶手段に記憶することを特
徴とする。また、請求項2に記載の発明は、複数の音色
パラメータを記憶する記憶手段を有し、該記憶された音
色パラメータの値を変更することにより楽音の音色を変
更する編集機能を備えたパラメータ設定装置において、
前記複数の音色パラメータを表示する表示手段と、前記
複数の音色パラメータのうち編集対象となる音色パラメ
ータを示すテーブルを記憶するテーブル記憶手段と、操
作者の指示に応じて前記記憶された音色パラメータの全
てから所望の音色パラメータを選択し、該選択した音色
パラメータを前記テーブルに追加もしくは前記テーブル
から削除するテーブル設定手段と、前記テーブル設定手
段に設定されたテーブルが示す音色パラメータのみを前
記表示手段に表示させるとともに、該表示された音色パ
ラメータの中から所望の音色パラメータを選択してその
値を変更する編集手段とを備え、前記変更された音色パ
ラメータを前記記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1に記載の発明の構成によれば、モード
指定手段により第1のモードが指定されると、記憶手段
により記憶された音色パラメータの全てが表示手段に表
示され、その中から所望の音色パラメータが選択されて
その値が変更され、一方、モード指定手段により第2の
モードが指定されると、設定手段により記憶手段に記
憶された音色パラメータ全てから操作者の指示に応じて
選択され、一部の所定のパラメータとして設定されて、
表示手段に表示された当該一部のパラメータから所望の
音色パラメータが選択されてその値が変更され、変更さ
れた音色パラメータが記憶手段に記憶される 請求項2
に記載の発明の構成によれば、記憶手段に記憶された音
色パラメータの全てから、操作者の指示に応じた音色パ
ラメータが選択され、この選択された音色パラメータが
テーブルに追加もしくはテーブルから削除され、このテ
ーブルによって示される音色パラメータのみが表示手段
に表示されるとともに、その表示された音色パラメータ
の中から所望の音色パラメータが選択されてその値が変
更される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0010】図1は、本発明に係る電子楽器の一実施例
の概略構成を示すブロック図である。
【0011】同図において、本実施例の電子楽器は、楽
音の音高を指定する鍵盤1と、電子楽器全体の制御を司
るCPU2と、CPU2が実行するプログラムや後述す
るテーブル(フルテーブル、ショートテーブル)や他の
テーブルデータ等を記憶するROM3と、演算結果や各
種制御情報を一時的に記憶したり、後述する各種音色デ
ータ(複数の音色パラメータデータ)やテーブル(ユー
ザテーブル)を記憶したりするRAM4と、後述する動
作モードやエディットモードの切り替え指示や音色パラ
メータのパラメータ値の変更指示や各種制御情報の入力
等を行うパネルスイッチ5と、各動作モードやエディッ
トモードに対応した画面表示やその他の情報の表示を行
う表示器6と、前記CPU2の指示に応じて楽音信号を
生成する音源7と、音源7から出力される楽音信号を楽
音に変換するサウンドシステム8とにより構成されてい
る。これらの各要素1〜7はバス9を介して相互に接続
され、音源7の出力はサウンドシステム8に供給され
る。
【0012】図2は、操作パネルの構成を示す図であ
り、この操作パネル10は、前記パネルスイッチ5と表
示器6とにより構成されている。なお、操作パネル10
には、本実施例の説明に必要なスイッチが図示されてい
るのみであり、実際には、その他の情報を入力するため
のスイッチも配設されている。
【0013】同図中、パネルスイッチ5は、「音色選
択」、「メニュー作成」および「エディット」の3種類
の動作モードから所望の動作モードを選択するための動
作モードスイッチ51と、エディット動作(音色パラメ
ータの値を変更する動作)のときに、変更したい音色パ
ラメータを、「フルメニュー」、「ショートメニュ
ー」、「ユーザメニュー」の3種類のメニュー内のどの
メニューから選択するかを決定するためのエディットモ
ードスイッチ52と、カーソルの位置を上または下にそ
れぞれ移動させるためのカーソルアップスイッチ53
カーソルダウンスイッチ54(以下、この2種類のカー
ソルスイッチをまとめて「カーソルスイッチ」ともい
う)と、音色パラメータの値等を変更するための数値入
力キー55とにより構成されている。また、表示器6
は、例えばLCD等から構成されている。
【0014】次に、本実施例の電子楽器が有する上記3
種類の動作モードおよび3種類のメニューを説明する。
【0015】「音色選択」モードは、例えば、「ピア
ノ」、「ギター」、「サックス」等の音色(TC)を指
定するためのモードである。
【0016】「メニュー作成」モードは、「ユーザメニ
ュー」、即ち、操作者により全ての音色パラメータから
所望の音色パラメータのみが選択され、表示されるメニ
ューを作成するためのモードである。
【0017】「エディット」モードは、音色パラメータ
のパラメータ値を変更するためのモードである。
【0018】また、「フルメニュー」とは、全ての音色
パラメータが表示されるメニューをいい、「ショートメ
ニュー」とは、工場出荷時に、予めよく使用されると思
われる音色パラメータが選択され、表示されるメニュー
をいい、「ユーザメニュー」は、上述のとおりである。
【0019】図3は、前記RAM4のメモリマップの
内、音色データに関する部分のみを示す図である。同図
において、音色毎に音色データ11,11,…(TC=
1,2,…)が記憶され、各音色データ11には、それ
ぞれL個(本実施例では100個、即ち、全ての音色パ
ラメータ)の音色パラメータが割り当てられている。前
記音源7等は、各音色データ11に応じて、即ち各音色
データ11に割り当てられたL個の音色パラメータのパ
ラメータ値に応じて楽音の音色を変更するので、各音色
パラメータのパラメータ値を変更することにより楽音の
音色を微妙に変更することができる。
【0020】図4は、図3の各音色データ11の100
個の音色パラメータの内容を示す図であり、同時に、前
記表示器6が「フルメニュー」を表示したときの音色パ
ラメータの表示順序をも示している。以下、図4の各音
色パラメータの具体的な内容を説明する。
【0021】まず、「波形番号」とは、音源に記憶され
た波形の番号のことであり、「トランスポーズ」とは、
鍵盤1の鍵に対応する番号であるノートナンバの値を指
定数だけずらす(加減する)ためのものであり、「デチ
ューン」とは、基準ピッチの量を指定するためのもので
あり、一般に「セント」値で指定する。
【0022】次に、「音量」は、複数音色を同時に使用
するときの各音色のバランスを調整するためのものであ
り、「ベロシティ感度」とは、イニシャルタッチの効き
方を設定するためのものであり、「アフタタッチ感度」
とは、アフタタッチの効き方を設定するためのものであ
る。
【0023】また、「パン」とは、ステレオの右チャン
ネルと左チャンネルの音量バランスを設定するためのも
のであり、「低域ノートリミット」、「高域ノートリミ
ット」とは、複数音色を同時に使用するときに所望の音
色が鍵盤1の鍵に割り当てられる位置の、それぞれ下限
および上限を設定するためのものである。
【0024】「残響タイプ」および「残響レベル」は、
前記従来例で説明したとおりであるので、その説明を省
略する。
【0025】「効果タイプ」とは、例えば、オルガン等
に使われていた回転スピーカの効果をシミュレーション
した「回転スピーカ効果」やノンリニアな波形で原波形
を歪ませる「ディストーション」等をいい、「効果レベ
ル」とは、選択された「効果タイプ」を付与した波形と
原波形との混合比のことをいう。
【0026】さらに、「ビブラートレベル」とは、周波
数変調の深さを示し、「ビブラートスピード」とは、そ
の変調波形の周波数のことをいう。「トレモロレベル」
とは、振幅変調の深さを示し、「トレモロスピード」と
は、その変調波形の周波数をいう。
【0027】「DCFカットオフ」とは、音色用のデジ
タルフィルタのカットオフ周波数の値を設定するための
ものであり、「DCFレゾナンス」とは、そのカットオ
フ周波数近傍に生成される山のレベルを設定するための
ものである。
【0028】「発音割当モード」とは、演奏に対して発
音チャンネルを割り当てるモードを切り替えるためのも
のであり、「ポルタメント」とは、鍵盤1の鍵を順に重
ねて押して行ったときに、それに応じて音高が徐々に切
り替わるようにするものである。
【0029】さらに、「振幅EG各種データ」とは、エ
ンベロープジェネレータ(EG)により生成されるエン
ベロープ信号の傾きやレベルを変更するためのものであ
り、「ホイール割当て」とは、「ホイール」と呼ばれる
操作子により制御されるパラメータを設定するためのも
のであり、「ペダル割当て」とは、「ペダル」と呼ばれ
る操作子により制御されるパラメータを設定するための
ものであり、「その他操作子割当て」とは、その他の操
作子に割当てるパラメータを設定するためのものであ
る。
【0030】図5は、前記ショートメニューのためのデ
ータテーブルを示す図であり、音色パラメータのパラメ
ータ番号と共に、その表示順も表している。なお、本実
施例では、ショートメニューに含まれる音色パラメータ
の数は32個であり、操作者により変更することができ
ない固定データとする。
【0031】図6は、前記ユーザメニューのためのデー
タテーブルを示す図であり、図5と同様に、音色パラメ
ータの表示順も表している。同図には、「音量」、「パ
ン」、「残響レベル」、「DCFカットオフ」、「トレ
モロレベル」の5個の音色パラメータが選択された場合
が示され、選択する音色パラメータの数および順序は操
作者により可変設定することができる。
【0032】図7は、前記エディットモードのフルメニ
ューモードが選択されたときの表示器6の表示画面の一
例を示したものであり、100個の音色パラメータ中、
4個の音色パラメータの内容およびパラメータ値が表示
され、表示されていない音色パラメータがどれくらいあ
るかの目安となるようにスクロールバー21が表示され
ている。
【0033】図8は、前記エディットモードのユーザメ
ニューモードが選択されたときの表示器6の表示画面の
一例を示したものであり、図7と同様に、5個の音色パ
ラメータ中、4個の音色パラメータが表示されるととも
に、スクロールバー22も表示されている。このとき、
スクロールバー22の長さが図7のスクロールバー21
の長さより長くなっており、これによりスクロールバー
22の移動できる範囲が制限され、表示されていない音
色パラメータの個数が図8の方が図7より少ないことを
表している。
【0034】なお、前記エディットモードのショートメ
ニューモードが選択されたときの表示器6の表示画面
は、図5のテーブルデータを用いて図8と同様に表示さ
れる。
【0035】次に、以上のように構成された電子楽器に
おいて、前記CPU2が実行する制御処理を、図9〜図
13のフローチャートに基づいて説明する。
【0036】図9は、メインルーチンの処理手順を示す
フローチャートである。
【0037】まず、ステップS1でCPU2やRAM4
等の初期設定を行い、ステップS2で鍵処理、即ち、鍵
盤1の押下状態に応じてそのノートナンバと現在選択さ
れている音色に対応する音色データとノートオン信号と
を音源7に出力する処理を行う。
【0038】続くステップS3では、動作モードの番号
を記憶するRAM4の領域OM(以下、その内容を「動
作モードOM」という)の値を判別する。ここで、動作
モードOMは、“0”のときに「音色選択モード」を示
し、“1”のときに「メニュー作成モード」を示し、
“2”のときに「エディットモード」を示している。
【0039】ステップS3の判別で、動作モードOMが
“0”のときにはステップS4に進み、音色選択処理を
行い、動作モードOMが“1”のときにはステップS5
に進み、メニュー作成処理を行い、動作モードOMが
“2”のときにはステップS6に進み、エディット処理
を行う。各動作モードOMに対応した処理が終了した後
は、再びステップS2の鍵処理に戻り、その後は該鍵処
理と該動作モードに応じた処理を繰返し行う。
【0040】図10は、前記ステップS4の音色選択処
理(ボイスセレクト)のサブルーチンの処理手順を示す
フローチャートである。
【0041】まず、ステップS11で、図2のカーソル
スイッチ53,54が押されたか否かを判別し、押された
ときにはステップS12に進み、カーソルの移動および
音色選択画面のスクロールを行う。
【0042】図14は、音色選択画面の一例を示す図で
ある。同図中、カーソルの位置にある音色名(サック
ス)は反転表示され、その音色が選択されていることを
示している。ステップS12の処理によれば、カーソル
位置は、カーソルアップスイッチ53が押されると上方
(「ギター」の方向)へ、カーソルダウンスイッチ54
が押されると下方(「オルガン」の方向)へ移動すると
ともに、表示されていない音色名の位置にカーソルが移
動するとその音色が表示されるように画面がスクロール
されてその音色名が反転表示される。ここで、画面がス
クロールされるときには同時にスクロールバー23も当
該方向に移動する。
【0043】図10に戻り、ステップS13ではカーソ
ル位置の音色番号をRAM4の領域TCに記憶した後
に、ステップS14に進む。ここで、図3で説明したよ
うに各音色には番号が付され、現在どの音色が選択され
ているかを記憶している。
【0044】一方、ステップS11の判別で、カーソル
スイッチ53,54が押されないときにはステップS1
2,13をスキップしてステップS14に進む。
【0045】ステップS14では、図2の動作モードス
イッチ51が押されたか否かを判別し、押されたときに
はステップS15に進み、動作モードOMに“1”を設
定する。即ち、「メニュー作成モード」に処理を移行さ
せるための指示を行う。続くステップS16では、後述
する図16,17のメニュー作成画面を表示し、ステッ
プS17に進む。
【0046】一方、ステップS14の判別で、動作モー
ドスイッチ51が押されないときにはステップS15,
16をスキップしてステップS17に進む。
【0047】ステップS17では、以上説明した処理以
外の処理を行った後に、本サブルーチン処理を終了す
る。
【0048】図11は、図9のステップS5のメニュー
作成処理のサブルーチンの処理手順を示すフローチャー
トであり、図15〜図17を参照しながら、メニュー作
成処理を説明する。ここで、メニュー作成処理は、前述
したように全ての音色パラメータから所望の音色パラメ
ータを選択してユーザメニューを作成するものであり、
ユーザ作成画面には全ての音色パラメータが表示され、
その中から、操作者は、所望の順に、所望の数だけの音
色パラメータを選択する。図15は、メニュー作成処理
の処理手順の一部を説明するための図であり、図16お
よび図17は、図15の処理の表示画面を示している。
【0049】図11のフローチャートにおいて、まず、
ステップS21でカーソルスイッチ53,54が押された
か否かを判別し、押されたときには、ステップS22で
図10のステップS12と同様にカーソルの移動および
全音色パラメータ表示画面のスクロールを行った後に、
ステップS23でその位置の音色パラメータの番号をR
AM4のレジスタPN(以下、その内容を「パラメータ
PN」という)に記憶し、ステップS24に進む。
【0050】一方、ステップS21の判別で、カーソル
スイッチ53,54が押されないときには、ステップS2
2,23をスキップしてステップS24に進む。
【0051】ステップS24では、図2の数値入力キー
5が押されたか否かを判別し、押されたときにはステ
ップS25に進み、入力値をRAM4の領域BUF(以
下、この内容を「入力値BUF」という)に記憶し、ス
テップS26ではこの入力値BUFを判別する。このと
き、入力値BUFが“0”の場合にはステップS27に
進み、パラメータPNと前記図6のユーザテーブルとを
比較し、パラメータPNがユーザテーブル内にあれば、
当該パラメータPNを削除してその後に続く音色パラメ
ータを前につめた後に、ステップS30に進む。この場
合、ユーザテーブルの登録数Nは1だけデクリメントさ
れる。一方、ステップS26の判別で、入力値BUFが
“0”以外の値である場合にはステップS28に進み、
ステップS27の処理と同様の処理を行った後に、パラ
メータPNを、入力値BUFで示されるユーザテーブル
の位置に挿入し、ステップS30に進む。登録数Nはス
テップS27において削除の行われた場合は変化せず、
一方、削除の行われなかった場合は1だけインクリメン
トされる。
【0052】一方、ステップS24の判別で、数値入力
キー55が押されないときにはステップS25〜ステッ
プS29をスキップしてステップS30に進む。
【0053】図15において、最初の状態(図16参
照)から「アフタ感度」をユーザメニューの2番目の位
置に追加したい場合には、数値入力キー55により
“2”を入力すると、アフタ感度の位置(“6”)に
“2”が挿入され、それに伴ってそれ以降のユーザメニ
ューの音色パラメータの順番が1ずつ繰り下がる(ステ
ップS28,29;その画面表示は、図17参照)。一
方、「パン」を削除したいときには、カーソルスイッチ
3,54によりカーソルを「パン」の位置に合わせ、数
値入力キー55により“0”を入力すると、「パン」が
削除され、それに伴ってそれ以降のユーザメニューの音
色パラメータの順番が1ずつ繰り上がる(ステップS2
7)。
【0054】図11のフローチャートに戻り、ステップ
S30では、図2の動作モードスイッチ51が押された
か否かを判別し、押されたときにはステップS31に進
み、動作モードOMを“2”(「エディットモード」)
に設定し、ステップS32で後述するエディットモード
レジスタEMに応じたエディット画面を表示し、ステッ
プS33に進む。
【0055】一方、ステップS30の判別で、動作モー
ドスイッチ51が押されないときにはステップS31,
32をスキップしてステップS33に進む。
【0056】ステップS33ではその他の処理を行った
後に、本サブルーチン処理を終了する。
【0057】図12および図13は、図9のステップS
6のエディット処理のサブルーチンの処理手順を示すフ
ローチャートである。
【0058】まず、ステップS41でカーソルスイッチ
3,54が押されたか否かを判別し、押されたときには
ステップS42に進み、エディットモードレジスタEM
の値に応じて表示された「フルメニュー」(EM=
0)、「ショートメニュー」(EM=1)、「ユーザメ
ニュー」(EM=2)から変更したい音色パラメータを
指定する。
【0059】ステップS42の判別で、エディットモー
ドレジスタEMの値が“0”のときにはステップS43
に進み、フルメニュー内で、前記図10のステップS1
2と同様にカーソル位置の移動および画面のスクロール
を行った後に、ステップS44でそのカーソル位置の音
色パラメータの番号を前記領域PNに格納し、ステップ
S49に進む。
【0060】一方、ステップS42の判別で、エディッ
トモードレジスタEMの値が“1”のときにはステップ
S45に進み、ショートメニュー内で、カーソル位置の
移動および画面のスクロールを行った後に、ステップS
44でそのカーソル位置の音色パラメータを、前記ショ
ートテーブルを用いてパラメータ番号に変換して領域P
Nに格納し、ステップS49に進む。
【0061】さらに、ステップS42の判別で、エディ
ットモードレジスタEMの値が“2”のときにはステッ
プS47に進み、ユーザメニュー内で、カーソル位置の
移動および画面のスクロールを行った後に、ステップS
48でそのカーソル位置の音色パラメータを、前記ユー
ザテーブルを用いてパラメータ番号に変換して領域PN
に格納し、ステップS49に進む。
【0062】一方、ステップS41の判別で、カーソル
スイッチ53,54が押されないときにはステップS42
〜ステップS48をスキップしてステップS49に進
む。
【0063】ステップS49では、数値入力キー55
押されたか否かを判別し、押されたときにはステップS
50に進み、前記図13で設定した音色TCにより示さ
れる音色データのパラメータPNで示される音色パラメ
ータを、入力値BUFに基づいて変更する。このとき、
入力値BUFの値が当該音色パラメータの変更範囲内の
値である場合には、その入力値BUFがそのままパラメ
ータ値として格納されるが、それ以外の値である場合に
は、適宜変更されてパラメータ値として格納される。
【0064】続くステップS52では、前記ステップS
51で変更されたパラメータ値が表示されるとともに更
新され、ステップS53に進む。
【0065】一方、ステップS49の判別で、数値入力
キー55が押されなかったときにはステップS50〜ス
テップS52をスキップしてステップS53に進む。
【0066】ステップS53では、エディットモードス
イッチ52が押されたか否かを判別し、押されたときに
はステップS54に進み、エディットモードレジスタE
Mの値を1だけインクリメントした後に、その値を3で
割った余りによってエディットモードレジスタEMの値
を更新する。この処理は、ユーザメニューモードからエ
ディットモードスイッチ52が押されたときに、フルメ
ニューモードに移行させるためのものである。続くステ
ップS55では、エディットモードレジスタEMの値に
応じたエディット画面を表示させ、ステップS56に進
む。
【0067】一方、ステップS53の判別で、エディッ
トモードスイッチ52が押されないときにはステップS
54,55をスキップしてステップS56に進む。
【0068】ステップS56では、動作モードスイッチ
1が押されたか否かを判別し、押されたときにはステ
ップS57に進み、動作モードOMを“0”(「音色選
択モード」)に設定した後に、ステップS58で、図1
4に示す音色選択画面を表示し、ステップS59に進
み、その他の処理を行い、本サブルーチン処理を終了す
る。
【0069】以上説明したように、本実施例に依れば、
操作者は、よく使用する音色パラメータをフルメニュー
から自由に選択してユーザメニューを作成し、変更した
い音色パラメータがユーザメニュー内にある場合にはそ
の中から選択してパラメータ値を変更することができる
ので、効率よくパラメータ値を変更することが可能にな
る。尚、本実施例では、フルメニュー、ショートメニュ
ー、ユーザメニュー共各々1画面のみで構成されていた
が、それぞれ複数画面構成に変更してもよい。
【0070】以上説明したように、請求項1に記載の
明によれば、モード指定手段により第1のモードが指定
されると、記憶手段により記憶された音色パラメータの
全てが表示手段に表示され、その中から所望の音色パラ
メータが選択されてその値が変更され、一方、モード指
定手段により第2のモードが指定されると、設定手段に
より記憶手段に記憶された音色パラメータ全てから操作
者の指示に応じて選択され、一部の所定のパラメータと
して設定されて、表示手段に表示された当該一部のパラ
メータから所望の音色パラメータが選択されてその値が
変更され、変更された音色パラメータが記憶手段に記憶
されるので、操作者による音色パラメータの選択・変更
の操作を簡単化し、その編集効率を向上させることが可
能となる効果を奏する。請求項2に記載の発明によれ
ば、記憶手段に記憶された音色パラメータの全てから、
操作者の指示に応じた音色パラメータが選択され、この
選択された音色パラメータがテーブルに追加もしくはテ
ーブルから削除され、このテーブルによって示される音
色パラメータのみが表示手段に表示されるとともに、そ
の表示された音色パラメータの中から所望の音色パラメ
ータが選択されてその値が変更されるので、請求項1と
同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子楽器の一実施例の概略構成を
示すブロック図である。
【図2】操作パネルの構成を示す図である。
【図3】図1のRAMのメモリマップの内、音色データ
に関する部分のみを示す図である。
【図4】図3の100個の音色パラメータの内容を示す
図である。
【図5】ショートメニューのためのデータテーブルを示
す図である。
【図6】ユーザメニューのためのデータテーブルを示す
図である。
【図7】エディットモードのフルメニューモードが選択
されたときの表示器6の表示画面の一例を示したもので
ある。
【図8】エディットモードのユーザメニューモードが選
択されたときの表示器6の表示画面の一例を示したもの
である。
【図9】図1のCPUが実行するメインルーチンの処理
手順を示すフローチャートである。
【図10】図1のステップS4の音色選択処理(ボイス
セレクト)のサブルーチンの処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図11】図9のステップS5のメニュー作成処理のサ
ブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
【図12】図9のステップS6のエディット処理のサブ
ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
【図13】図9のステップS6のエディット処理のサブ
ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
【図14】図2の表示器により表示される音色選択画面
の一例を示す図である。
【図15】メニュー作成処理の処理手順の一部を説明す
るための図である。
【図16】図15の処理の表示画面を示している。
【図17】図15の処理の表示画面を示している。
【符号の説明】
2 CPU(集手段、設定手段、モード指定手段) 4 RAM(記憶手段、テーブル記憶手段) 51 動作モードスイッチ 52 エディットモードスイッチ(モード指定手段) 53 カーソルアップスイッチ(集手段、設定手段、
テーブル設定手段) 54 カーソルダウンスイッチ(集手段、設定手段、
テーブル設定手段) 55 数値入力キー(集手段、設定手段、テーブル設
定手段6 表示器(表示手段)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の音色パラメータを記憶する記憶手
    段を有し、該記憶された音色パラメータの値を変更する
    ことにより楽音の音色を変更する編集機能を備えた音色
    パラメータ設定装置において、前記音色パラメータを表示する表示手段と、 前記音色パラメータの値を変更する編集モードとして第
    1のモードまたは第2のモードを指定するモード指定手
    段と、前記音色パラメータの値を変更する編集手段であって、
    前記第1のモードが指定されたとき、前記記憶された音
    色パラメータの全てを前記表示手段に表示させるととも
    に、表示された前記全ての音色パラメータの中から所望
    の音色パラメータを選択してその値を変更、前記第2
    のモードが指定されたとき、前記記憶された音色パラメ
    ータのうち一部の所定の音色パラメータのみを前記表示
    手段に表示させるとともに、表示された前記一部の所定
    の音色パラメータの中から所望の音色パラメータを選択
    してその値を変更する編集手段と 操作者の指示に応じて前記記憶された音色パラメータの
    全てから所望の音色パラメータを選択し、該選択された
    音色パラメータを前記一部の所定のパラメータとして設
    定する設定手段 とを備え、 前記変更された音色パラメータを前記記憶手段に記憶す
    ることを特徴とする音色パラメータ設定装置
  2. 【請求項2】 複数の音色パラメータを記憶する記憶手
    段を有し、該記憶された音色パラメータの値を変更する
    ことにより楽音の音色を変更する編集機能を備えたパラ
    メータ設定装置において、前記複数の音色パラメータを表示する表示手段と、 前記複数の音色パラメータのうち編集対象となる音色パ
    ラメータを示すテーブルを記憶するテーブル記憶手段
    と、 操作者の指示に応じて 前記記憶された音色パラメータの
    全てから所望の音色パラメータを選択し、該選択した音
    色パラメータを前記テーブルに追加もしくは前記テーブ
    ルから削除するテーブル設定手段と、 前記テーブル設定手段に設定されたテーブルが示す音色
    パラメータのみを前記 表示手段に表示させるとともに、
    該表示された音色パラメータの中から所望の音色パラメ
    ータを選択してその値を変更する編集手段とを備え、 前記変更された音色パラメータを前記記憶手段に記憶す
    ることを特徴とする音色パラメータ設定装置
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