JP3033266B2 - 温感センサ - Google Patents

温感センサ

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JP3033266B2
JP3033266B2 JP3204863A JP20486391A JP3033266B2 JP 3033266 B2 JP3033266 B2 JP 3033266B2 JP 3204863 A JP3204863 A JP 3204863A JP 20486391 A JP20486391 A JP 20486391A JP 3033266 B2 JP3033266 B2 JP 3033266B2
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JP
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temperature
heater
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岩間  伸治
孝昌 河合
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Denso Corp
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Denso Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒータにより加熱される
温度検出素子を有する温感センサに関する。
【0002】
【従来の技術】空調装置において、従来は気温のみに基
づいて吹出し温度を制御していたが、人体の体感温度は
風速によって変化するものであり、これを考慮に入れた
空調制御が必要である。そこで、例えば特開昭63−6
5318号公報には、定電力の供給により発熱するヒー
タの、気流による温度低下より体感温度を検出する素子
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ヒータは通
電開始から充分温度が上昇するまでにある程度の時間を
必要とし、この間の風速測定に大きな誤差を生じる。こ
れを図4で説明すると、通電開始から時間τが経過して
定常状態に達するまではヒータ温度を検出する温度検出
素子の出力Taと、気温を測定する気温検出素子の出力
Tbとの差は定常時に比して小さく、これより算出され
る風速は図5に示す如く過大なものとなって、算出温感
値が実際の体感と大きくずれるという問題がある。
【0004】本発明はかかる課題を解決するもので、ヒ
ータ通電初期の検出温感値が実際の体感と大きくずれる
ことがない温感センサを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を説明する
と、定電力が供給されて発熱するとともに周囲の気流に
より冷却されるヒータ1と、該ヒータ1の温度を検出す
る温度検出素子2と、雰囲気温度を検出する気温検出素
子3と、上記気温検出素子3の温度Taと、これと上記
温度検出素子2の温度Tbとの温度差ΔTに基づいて決
定される気流の風速vとより温感値fを算出する手段と
を具備し、上記温感値算出手段を、上記ヒータ1への電
力供給開始から所定時間τの間は、上記温度差ΔTに基
づいて決定される風速vに代えて予め定めた風速vo に
基づいて上記温感値fを算出するように設定したもので
ある。
【0006】
【作用】かかる構成の温感センサにおいて、ヒータ1へ
の電力供給開始から所定時間τの間は、気温検出素子3
と温度検出素子2の温度差ΔTより求めた風速vに基づ
いて温感値fを決定するのに代えて、予め定めた風速v
o に基づいて温感値fを決定するから、実際の体感と大
きくずれることはない。
【0007】
【実施例】図1において、車両の乗員シート等に設けた
ハウジング6内に、ヒータ1およびこれと熱伝導性良好
な樹脂で一体化された温度検出素子としてのサーミスタ
2、雰囲気温度を検出する気温検出素子としてのサーミ
スタ3が設けてある。
【0008】サーミスタ2,3およびヒータ1の配置は
図2に示す如きものであり、空調気流を流通せしめる多
数の小孔(図略)を側壁に設けたハウジング6内にはエ
ポキシ樹脂の枠状プリント基板61が空中に支持され、
プリント基板61の矩形の中央部上に左右のヒータ1に
挟まれてサーミスタ2が設けてある。これらヒータ1と
サーミスタ2は熱伝導性良好な樹脂で一体に封入されて
いる。サーミスタ3はプリント基板61の外枠よりハウ
ジング6側壁近くへ延出せしめて設けてある。
【0009】図1において、上記ヒータ1には別体に設
けた定電力電源回路4より定電力が供給されて発熱す
る。そして、各サーミスタ2,3の抵抗値変化が温度信
号Ta,Tbとしてコンピュータを含む演算回路5に入
力する。
【0010】演算回路5の演算手順を図3に示す。電源
投入より上記温度信号Ta,Tbが定常状態になる一定
時間τ(例えば30s、図4、図5参照)までは、予め
定めた風速vo に基づいて温感値fを算出する(ステッ
プ101〜103)。この時の温感値fの算出は、気温
22.5℃、気流無し、をちょうど良い感覚f=0とし
て以下の式(1)で±5の間で求められる。 f=0.392Ta−1.27v0.44−8.82 ……(1)
【0011】上記時間τを過ぎるとステップ104で以
下の式(2)により風速vを算出する。 ここでΔTは各サーミスタ2,3の温度差であり、A,
Bは定数である。このA,Bは、ヒータ投入電力70m
W、無風状態でΔT=11.5℃、風速2m/s でΔT=
4.2℃、ヒータとサーミスタ(気流検出部)の設置面
積105mm2 とすると、A=40,B=−0.3であ
る。
【0012】ステップ105では算出された風速vより
上式(1)で温感値を算出する。
【0013】ところで、電源投入後数秒後のΔTは2.
5℃程度であるから、式(2)で得られる風速vは5〜
6m/s となり、気温22.5℃、無風の場合はf=0で
あるにもかかわらず、式(1)で算出される温感値fは
f=−2.8と「やや寒い」となって大きな誤差を生じ
る。
【0014】ここにおいて、定常状態になるまでは上記
ステップ101でvoとして0.5m/s をプリセットす
るようになせば、この時の温感値fは絶対値が1以下と
なり、誤差を充分小さくすることができる。一般車両の
空調では風速は通常0〜2m/s であるから、ヒータ通電
初期の温感誤差を±1以内、すなわち「ちょうど良い」
を「やや涼しい」ないし「やや暖かい」と判断する程度
に抑えることができる。
【0015】なお、ヒータ通電初期のみ投入電力を大き
くするようになせば、定常状態までの時間τを小さくす
ることができる。
【0016】
【発明の効果】以上の如く、本発明の温感センサによれ
ば、検出用ヒータの通電初期の誤差が小さく抑えられる
から、快適な空調制御を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】温感センサの構成ブロック図である。
【図2】温度検出部の斜視図である。
【図3】演算回路の処理フローチャートである。
【図4】サーミスタ温度の経時変化を示すグラフであ
る。
【図5】算出風速の経時変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ヒータ 2 サーミスタ(温度検出素子) 3 サーミスタ(気温検出素子) 4 定電力電源回路 5 演算回路(温感値検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 21/00 F24F 11/02 103

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定電力が供給されて発熱するとともに周
    囲の気流により冷却されるヒータと、該ヒータの温度を
    検出する温度検出素子と、雰囲気温度を検出する気温検
    出素子と、上記気温検出素子の温度と、これと上記温度
    検出素子の温度との温度差に基づいて決定される気流の
    風速とより温感値を算出する手段とを具備し、上記温感
    値算出手段を、上記ヒータへの電力供給開始から所定時
    間の間は、上記温度差に基づいて決定される風速に代え
    て予め定めた風速に基づいて上記温感値を算出するよう
    に設定したことを特徴とする温感センサ。
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