JPH06265566A - 車両用空調装置の風速検出装置 - Google Patents
車両用空調装置の風速検出装置Info
- Publication number
- JPH06265566A JPH06265566A JP5076156A JP7615693A JPH06265566A JP H06265566 A JPH06265566 A JP H06265566A JP 5076156 A JP5076156 A JP 5076156A JP 7615693 A JP7615693 A JP 7615693A JP H06265566 A JPH06265566 A JP H06265566A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- voltage
- heat receiving
- receiving plate
- temperature
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 受熱板加熱方式の体感センサを用いた車両用
空調装置の風速検出装置における検出待ち時間をより短
くする。 【構成】 受熱板1,受熱板1を加熱するヒータ2およ
び受熱板1の温度を検出する感温素子3を有する風速セ
ンサと、電圧制御手段4を有する。電圧制御手段4は、
電源の印加に応答して、ヒータ2にヒータ規定電圧以上
の電圧を印加し、その後、ヒータ規定電圧を与える。こ
れによって、受熱板の温度の立上がりが速くなり、検出
待ち時間が短くなる。
空調装置の風速検出装置における検出待ち時間をより短
くする。 【構成】 受熱板1,受熱板1を加熱するヒータ2およ
び受熱板1の温度を検出する感温素子3を有する風速セ
ンサと、電圧制御手段4を有する。電圧制御手段4は、
電源の印加に応答して、ヒータ2にヒータ規定電圧以上
の電圧を印加し、その後、ヒータ規定電圧を与える。こ
れによって、受熱板の温度の立上がりが速くなり、検出
待ち時間が短くなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は受熱板加熱方式の体感セ
ンサを用いた車両用空調装置の風速検出装置に関する。
ンサを用いた車両用空調装置の風速検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用空調装置の風速検出装置として特
開昭63−231269号公報に記載の車両用空調機の
風速測定装置があるが、これは、一対のサーミスタを用
い、一方を定電流駆動回路で加熱し、両感温素子の温度
差すなわち加熱されるサーミスタの温度上昇値から風速
を測定しようとするものである。
開昭63−231269号公報に記載の車両用空調機の
風速測定装置があるが、これは、一対のサーミスタを用
い、一方を定電流駆動回路で加熱し、両感温素子の温度
差すなわち加熱されるサーミスタの温度上昇値から風速
を測定しようとするものである。
【0003】本発明は、上述のような加熱されるサーミ
スタの温度上昇値から風速を検出しようとするものでは
なく、受熱板加熱方式の体感センサを用いて風速を検出
しようとするものである。受熱板加熱方式の体感センサ
は、図3に示すように、受熱板1と、受熱板1を加熱す
るヒータ2と、受熱板1の温度を検出するサーミスタ3
とを有している。このような体感センサによる風速の検
出は、ヒータ端子aを介してヒータ2にヒータ規定電圧
を印加することによって受熱板1を一定温度に加熱し、
一定温度に加熱された受熱板1が風を受けて放熱するこ
とによる受熱板1の温度低下をサーミスタ3で検出し、
これをサーミスタ端子bから取出すことによって、行な
われている。
スタの温度上昇値から風速を検出しようとするものでは
なく、受熱板加熱方式の体感センサを用いて風速を検出
しようとするものである。受熱板加熱方式の体感センサ
は、図3に示すように、受熱板1と、受熱板1を加熱す
るヒータ2と、受熱板1の温度を検出するサーミスタ3
とを有している。このような体感センサによる風速の検
出は、ヒータ端子aを介してヒータ2にヒータ規定電圧
を印加することによって受熱板1を一定温度に加熱し、
一定温度に加熱された受熱板1が風を受けて放熱するこ
とによる受熱板1の温度低下をサーミスタ3で検出し、
これをサーミスタ端子bから取出すことによって、行な
われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような風速検出で
は、ヒータ2に図4の(a)に示すヒータ規定電圧が印
加された後、図4の(b)に示すように受熱板1が一定
電圧に加熱されるまでの検出待ち時間tが長くなり、こ
の間、風速検出を行なうことができず、快適性制御を行
なうことができない。従って、検出待ち時間tをできる
だけ短くすることが望まれる。
は、ヒータ2に図4の(a)に示すヒータ規定電圧が印
加された後、図4の(b)に示すように受熱板1が一定
電圧に加熱されるまでの検出待ち時間tが長くなり、こ
の間、風速検出を行なうことができず、快適性制御を行
なうことができない。従って、検出待ち時間tをできる
だけ短くすることが望まれる。
【0005】本発明は上記観点に基づいてなされたもの
で、その目的は、検出待ち時間をより短くすることので
きる車両用空調装置の風速検出装置を提供することにあ
る。
で、その目的は、検出待ち時間をより短くすることので
きる車両用空調装置の風速検出装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、受熱
板と、この受熱板に設けられ当該受熱板を過熱するヒー
タと、前記受熱板に設けられ前記受熱板の温度を検出す
る感温素子とを有する風速センサと、前記ヒータへの印
加電圧を制御する電圧制御手段であって、電源の印加に
応答して、前記ヒータにヒータ規定電圧以上の電圧を印
加し、その後、前記ヒータに前記ヒータ規定電圧を与え
る前記電圧制御手段とを有する車両用空調装置の風速検
出装置によって、上記目的を達成する。
板と、この受熱板に設けられ当該受熱板を過熱するヒー
タと、前記受熱板に設けられ前記受熱板の温度を検出す
る感温素子とを有する風速センサと、前記ヒータへの印
加電圧を制御する電圧制御手段であって、電源の印加に
応答して、前記ヒータにヒータ規定電圧以上の電圧を印
加し、その後、前記ヒータに前記ヒータ規定電圧を与え
る前記電圧制御手段とを有する車両用空調装置の風速検
出装置によって、上記目的を達成する。
【0007】
【作用】上記構成によれば、電圧制御手段が、電源の印
加に応答して、ヒータにヒータ規定電圧以上の電圧を印
加し、その後、ヒータ規定電圧を与える。そのため、受
熱板の温度の立上がりが速くなり、検出待ち時間を短く
することができる。
加に応答して、ヒータにヒータ規定電圧以上の電圧を印
加し、その後、ヒータ規定電圧を与える。そのため、受
熱板の温度の立上がりが速くなり、検出待ち時間を短く
することができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す構成図で、4
はヒータ2への印加電圧を制御する電圧制御回路、図3
と同符号のものは同一物を示している。
はヒータ2への印加電圧を制御する電圧制御回路、図3
と同符号のものは同一物を示している。
【0009】電圧制御回路4は、トランジスタ40、制
御端子付定電圧素子41、抵抗42,43,44,45
およびコンデンサ46を有している。トランジスタ40
は、コレクタ・エミッタ回路がヒータ端子aとヒータ2
との間に挿入され、ベースが制御端子付定電圧素子41
を介してグランドされている。抵抗42はトランジスタ
40のコレクタとベースとの間に挿入されている。抵抗
43と抵抗44は分圧抵抗で、トランジスタ40とグラ
ンドとの間に挿入されており、分圧抵抗の一方44と並
列に抵抗45とコンデンサ46の直列接続が挿入されて
いる。制御端子付定電圧素子41の制御端子は分圧抵抗
43と44との間に接続されている。制御端子付定電圧
素子41としては、一例として、(株)日立製作所製の
シャントレギュレータHA17431を用いることがで
きる。
御端子付定電圧素子41、抵抗42,43,44,45
およびコンデンサ46を有している。トランジスタ40
は、コレクタ・エミッタ回路がヒータ端子aとヒータ2
との間に挿入され、ベースが制御端子付定電圧素子41
を介してグランドされている。抵抗42はトランジスタ
40のコレクタとベースとの間に挿入されている。抵抗
43と抵抗44は分圧抵抗で、トランジスタ40とグラ
ンドとの間に挿入されており、分圧抵抗の一方44と並
列に抵抗45とコンデンサ46の直列接続が挿入されて
いる。制御端子付定電圧素子41の制御端子は分圧抵抗
43と44との間に接続されている。制御端子付定電圧
素子41としては、一例として、(株)日立製作所製の
シャントレギュレータHA17431を用いることがで
きる。
【0010】図2は図1の構成においてヒータ2に印加
される電圧変化および受熱板1の温度変化を示す図であ
る。以下、図2を併用して図1の構成の動作を説明す
る。
される電圧変化および受熱板1の温度変化を示す図であ
る。以下、図2を併用して図1の構成の動作を説明す
る。
【0011】ヒータ端子aにはヒータ規定電圧以上の電
源が印加される。例えば、ヒータ規定電圧5Vに対して
12Vが印加される。電圧制御回路4は、ヒータ端子a
への電源印加に応答して、トランジスタ40がオンとな
り、当初ヒータ端子aに印加された電源電圧をヒータ2
に与えるが、コンデンサ46の充電に応じて制御端子付
定電圧素子41の制御端子への電圧が上がるため、トラ
ンジスタ40のベース電圧が下がり、ヒータ2への印加
電圧が図2の(a)に示すようにヒータ規定電圧に向か
って降下する。コンデンサ46の充電が終了すると、制
御端子付定電圧素子41がヒータ2にヒータ規定電圧を
与えるに相当する定電圧で安定し、電圧制御回路4がヒ
ータ2にヒータ規定電圧を与える。このように、電源印
加の当初にヒータ規定電圧以上の電圧をヒータ2に与
え、その後、ヒータ規定電圧をヒータ2に与えることに
よって、図2の(b)に示すように、受熱板1がより短
い時間で一定温度に加熱されることとなる。なお、この
ような構成によれば、検出待ち時間Tが従来の検出待ち
時間tに比較して1/3程度ですむことが、本発明者に
よって確認されている。
源が印加される。例えば、ヒータ規定電圧5Vに対して
12Vが印加される。電圧制御回路4は、ヒータ端子a
への電源印加に応答して、トランジスタ40がオンとな
り、当初ヒータ端子aに印加された電源電圧をヒータ2
に与えるが、コンデンサ46の充電に応じて制御端子付
定電圧素子41の制御端子への電圧が上がるため、トラ
ンジスタ40のベース電圧が下がり、ヒータ2への印加
電圧が図2の(a)に示すようにヒータ規定電圧に向か
って降下する。コンデンサ46の充電が終了すると、制
御端子付定電圧素子41がヒータ2にヒータ規定電圧を
与えるに相当する定電圧で安定し、電圧制御回路4がヒ
ータ2にヒータ規定電圧を与える。このように、電源印
加の当初にヒータ規定電圧以上の電圧をヒータ2に与
え、その後、ヒータ規定電圧をヒータ2に与えることに
よって、図2の(b)に示すように、受熱板1がより短
い時間で一定温度に加熱されることとなる。なお、この
ような構成によれば、検出待ち時間Tが従来の検出待ち
時間tに比較して1/3程度ですむことが、本発明者に
よって確認されている。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
源の印加に応答して、ヒータ規定電圧以上の電圧をヒー
タに印加し、その後、ヒータ規定電圧を与えるように構
成したので、受熱板の温度の立上がりが速くなり、検出
待ち時間を短くすることができる車両用空調装置の風速
検出装置を提供することができる。また、本発明によれ
ば、ヒータへの印加電圧をヒータ規定電圧に自動制御す
るので、風速検出装置に印加する電源に関してヒータ規
定電圧か否かを考慮する必要がなくなり、空調システム
への組込みの容易性を図ることができるなどの効果を奏
する。
源の印加に応答して、ヒータ規定電圧以上の電圧をヒー
タに印加し、その後、ヒータ規定電圧を与えるように構
成したので、受熱板の温度の立上がりが速くなり、検出
待ち時間を短くすることができる車両用空調装置の風速
検出装置を提供することができる。また、本発明によれ
ば、ヒータへの印加電圧をヒータ規定電圧に自動制御す
るので、風速検出装置に印加する電源に関してヒータ規
定電圧か否かを考慮する必要がなくなり、空調システム
への組込みの容易性を図ることができるなどの効果を奏
する。
【図1】図1は本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】図2は図1の構成においてヒータに印加される
電圧変化および受熱板の温度変化を示す図である。
電圧変化および受熱板の温度変化を示す図である。
【図3】図3は従来の風速検出装置を示す構成図であ
る。
る。
【図4】図4は図3の構成においてヒータに印加される
電圧変化および受熱板の温度変化を示す図である。
電圧変化および受熱板の温度変化を示す図である。
1 受熱板 2 ヒータ 3 サーミスタ 4 電圧制御回路
Claims (1)
- 【請求項1】 受熱板と、この受熱板に設けられ当該受
熱板を過熱するヒータと、前記受熱板に設けられ前記受
熱板の温度を検出する感温素子とを有する風速センサ
と、前記ヒータへの印加電圧を制御する電圧制御手段で
あって、電源の印加に応答して、前記ヒータにヒータ規
定電圧以上の電圧を印加し、その後、前記ヒータに前記
ヒータ規定電圧を与える前記電圧制御手段とを有する車
両用空調装置の風速検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5076156A JPH06265566A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 車両用空調装置の風速検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5076156A JPH06265566A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 車両用空調装置の風速検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06265566A true JPH06265566A (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=13597188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5076156A Pending JPH06265566A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 車両用空調装置の風速検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06265566A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107807253A (zh) * | 2016-09-08 | 2018-03-16 | 株式会社村田制作所 | 风速测定装置及风量测定装置 |
-
1993
- 1993-03-10 JP JP5076156A patent/JPH06265566A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107807253A (zh) * | 2016-09-08 | 2018-03-16 | 株式会社村田制作所 | 风速测定装置及风量测定装置 |
CN107807253B (zh) * | 2016-09-08 | 2020-01-17 | 株式会社村田制作所 | 风速测定装置及风量测定装置 |
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