JPH0628183Y2 - 恒温槽 - Google Patents

恒温槽

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JPH0628183Y2
JPH0628183Y2 JP3800388U JP3800388U JPH0628183Y2 JP H0628183 Y2 JPH0628183 Y2 JP H0628183Y2 JP 3800388 U JP3800388 U JP 3800388U JP 3800388 U JP3800388 U JP 3800388U JP H0628183 Y2 JPH0628183 Y2 JP H0628183Y2
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JP
Japan
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temperature
heater block
control
tank
controlled
Prior art date
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JP3800388U
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JPH01140455U (ja
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民三 松浦
保 猪俣
勝見 持田
利昭 立川
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は周囲を断熱材で囲み、内部にヒータブロックと
ファンとを設け、このヒータブロックへの電源をオン、
オフすることによって制御したい部分の雰囲気温度を設
定温度に温度制御する恒温槽に関する。
〈従来の技術〉 第3図は恒温槽の従来例を示し、図(a)はその断面
図、図(b)は蓋をとった状態の平面図を示す。これら
の図において、1は恒温槽の筐体部分、2は恒温槽の蓋
部分を表わす。これらの部分の内部には断熱材A,Bが
充填されている。3はヒータブロックで、例えば発熱板
3aをアルミ板3b,3cでサンドイッチした構成になってい
る。4a,4bはヒータブロック3に取りつけられた放熱フ
ィン、5は恒温槽の内部温度を平均化するファンであ
る。6は、温度制御したい物が置かれる部分Cとヒータ
ブロック3等の部分とを仕切る仕切板で、中央にファン
5用の孔6aが設けられている。
このような構成で、部分Cの温度が設定温度となるよう
にヒータブロック3への電源を断続して温度制御する。
測定温度が設定温度より低い場合にはヒータブロック3
に電源を接続して槽内温度を上げ、測定温度が設定温度
より高い場合には電源を切り断熱材A,Bを通じ放熱さ
せて槽内温度を下げる。
温度制御方法として、例えばヒータブロック3に直接温
度センサーを取付けこのセンサーの測定温度に基づき温
度制御する方法がある。第4図乃至第6図はこの方法を
説明する温度特性図である。恒温槽の内部温度を下げる
とき断熱材A,Bを通じて放熱する必要があるため、こ
の部分の断熱性能は完全にされておらず、この部分には
温度勾配が存在する。ヒータブロック3の制御温度を設
定温度にだけ関連させた場合、周囲温度に対し設定温度
が高くなったとき、温度制御したい部分の雰囲気温度は
低くなり設定温度と乖離する。第4図はこの状態を表わ
す。実線は設定温度と温度制御したい部分の槽内雰囲気
温度との差を、点線は設定温度と制御温度との差を表わ
す。
設定温度と槽内雰囲気温度との乖離を防ぐため、第5図
に示すように設定温度が高くなるに従い制御温度を高く
し、設定温度と槽内雰囲気温度との差をなくす方法が行
なわれている。この方法が周囲温度が一定の場合には有
効であるが、第6図で示すように周囲温度が変化した場
合(高くなった場合)、槽内雰囲気温度は設定温度と一
致しなくなる。
他の温度制御方法として、第7図乃至第9図の温度特性
図に示す方法がある。この方法は槽内の温度制御したい
部分の雰囲気温度を測定し、温度制御するものである。
この方法によれば、第7図に示すように槽内雰囲気温度
が設定温度と一致し(実線)、第8図に示すように周囲
温度が変っても槽内雰囲気温度は影響を受けない。
しかしこの方法は、温度制御したい部分の雰囲気温度を
測定する最適位置に温度センンーを設置することが難し
く、また電源オン時や、設定温度を高くしたとき、雰囲
気が暖まる迄に時間遅れがあり、ヒータブロック3が異
常に加熱されてしまう危険がある。第9図はこの状態を
表わす。実線は槽内雰囲気温度を、ヒータブロック3の
温度を表わす。
〈考案が解決しようとする問題点〉 本考案の解決しようとする技術的課題は、設定温度が変
更された場合、温度制御したい部分を設定温度に正確に
温度制御することができ、温度制御の過程で前記ヒータ
ブロックが異常加熱されることがなく、周囲温度による
影響を受けず、前記温度センサーを温度制御したい部分
と異なる部分に設置することができ、センサーの取付上
の制約がない恒温槽を実現することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本考案の構成は、前記恒温槽において、温度制御される
部分の槽内雰囲気温度に近い温度変化を示す部分に設置
された第1の温度センサーと、前記ヒータブロックの温
度を検出する第2の温度センサとを設け、前記槽内雰囲
気温度と前記第1の温度センサーで検出される温度との
相関を予め求め、これに基づき前記槽内雰囲気温度と設
定温度とを一致させる制御温度を求め、これにより前記
ヒータブロックを温度制御し、この過程で前記第2の温
度センサーで検出される温度が限界値を越えたとき前記
ヒータブロックへの電源を遮断するようにしたことにあ
る。
〈作用〉 前記の技術手段は次のように作用する。即ち、前記ファ
ンで充分槽内を攪拌し温度分布を平均化する。温度制御
される対象物が設置される場所以外でもこの部分と類似
した温度変化を示す箇所が存在する。前記第1の温度セ
ンサーはこのような場所に設置される。前記槽内雰囲気
温度と前記第1の温度センサーで検出される温度との相
関を求める。これに基づき設定温度に対する正確な制御
温度を決定しこれによって前記ヒータブロックを温度制
御する。
電源オン時や、設定温度を高くした場合、過渡的に前記
槽内雰囲気温度に比べ前記ヒータブロックの温度が高く
なる場合がある。これを前記第2の温度センサーで検出
し、前記ヒータブロックの温度が所定の限界値より高く
なったとき前記ヒータブロックへの電源の供給を中止
し、この部分の温度が限界値以下に下がったとき再び電
源を供給する。
〈実施例〉 以下図面に従い本考案の実施例を説明する。第1図は本
考案実施例装置の構成図である。図中、第3図における
要素と実質的に同じ要素には同一符号を付しこれらにつ
いての説明は省略する。7は槽内雰囲気温度を測定する
ため、温度制御が行われる部分C以外で、部分Cと類似
した温度変化を示す箇所(本実施例の場合、仕切板6の
内側)に設置された第1の温度センサー、8はヒータブ
ロック3の温度を検出するため、ヒータブロック3に直
接取付けられた第2の温度センサー、9は、後出の制御
部から与えられる制御温度に対応した温度制御信号Vc
と、第1の温度センサー7で検出された信号Vmとが与
えられ、これらの信号を比較する比較回路、10は、ヒ
ータブロック3の温度の上限値に対応した信号Vhと第
2の温度センサー8で検出されたヒータブロック3の温
度に対応した信号Vbとが与えられ、これらの信号を比
較する比較回路、11は、比較回路9,10からの出力
信号、温度設定回路12からの設定信号Vsが与えら
れ、スイッチ13にヒータブロック3の電源14をオン
オフする制御信号Scを与え、比較回路9の一方の入力
に温度制御信号Vcを与える制御部である。15はファ
ン5のモータである。
次にこのように構成された本考案実施例装置の動作につ
いて第2図の温度特性図を参照しながら説明する。設定
温度Tsが設定されると温度設定回路12からこの温度
に対応した設定信号Vsが制御部11に与えられる。こ
れに基づき制御温度Tcが決定される。制御温度Tcは
温度制御したい部分Cの温度Txと設定温度Tsとを一
致させる温度に選ばれる。温度制御は、部分Cと異なる
場所に設置された温度センサー7を使用して行われる。
このためファン5で槽内空気を充分攪拌したとしても槽
内には温度勾配が存在し部分Cの雰囲気温度と温度セン
サー7が設置された部分の雰囲気温度との間には僅かな
がら差が存在する。そこでこれら雰囲気温度の相関を求
め、制御部11でこれを考慮して設定温度Tsに対する
正確な制御温度Tsを決定する。
温度センサー7では雰囲気温度Tmが検出され、比較回
路9においてこれに対応した信号Vmが制御温度Tcに
対応した信号Vcと比較され、Tm<Tcの場合、制御
部11によってスイッチ13をオンとし、Tm>Tcの
場合、スイッチ13をオフとする。
電源オン時や、設定温度Tsを高くした場合、過渡的に
雰囲気温度Tmに比べ、ヒータブロック3の温度が高く
なる場合がある。温度センサー8はヒータブロック3の
温度を検出しており、比較回路10において検出温度T
bに対応する信号Vbと上限温度Thに対応する信号V
hとを比較し、第2図に示すように、Th<Tbの場
合、制御部11からの制御信号Scによってスイッチ1
3をオフとし、Th>Tbになった場合、再びスイッチ
13をオンとする。このような制御を行い、雰囲気温度
Tmを制御温度Tcに安全に、且つ短時間で温度制御す
る。
〈考案の効果〉 本考案によれば、設定温度が変更された場合、温度制御
したい部分を設定温度に正確に温度制御することがで
き、この間、前記ヒータブロックが異常加熱されること
はない。また、雰囲気制御によって温度制御を行うた
め、周囲温度による影響を受けない。更に前記第1の温
度センサーは温度制御したい部分と異なる部分に設置す
ることができ、取付位置の制約がない。また前記温度セ
ンサーを温度制御したい部分と異なる部分に設置したこ
とによる温度特性上の差は、予めこれら部分の温度特性
上の相関をとって補償しているのでこれによる誤差は現
われない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例装置の構成図、第2図は本考案実
施例装置の動作を説明する温度特性図、第3図は恒温槽
の従来例を示し、図(a)はその断面図、図(b)は蓋
をとった状態の平面図、第4図乃至第9図は従来の温度
制御方法を説明する温度特性図である。 1……恒温槽の筐体部分、2……恒温槽の蓋部分、3…
…ヒータブロック、5……ファン、6……仕切板、7…
…第1の温度センサー、8……第2の温度センサー、
9,10……比較回路、11……制御部、12……温度
設定回路、13……スイッチ、14……電源、A,B…
…断熱材、C……温度制御したい部分、Ts……設定温
度、Tm……雰囲気温度、Tc……制御温度

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断熱材で覆った筐体内部にヒータブロック
    とファンとを設け制御部からの制御信号により前記ヒー
    タブロックへの電源を断続し、槽内の雰囲気温度を設定
    温度に温度制御するようにした恒温槽において、温度制
    御される部分の槽内雰囲気温度に近い温度変化を示す部
    分に設置された第1の温度センサーと、前記ヒータブロ
    ックの温度を検出する第2の温度センサーとを設け、前
    記温度制御される部分の槽内雰囲気温度と前記第1の温
    度センサーで検出される温度との相関を予め求め、これ
    に基づき前記槽内雰囲気温度と設定温度とを一致させる
    制御温度を求め、これにより前記ヒータブロックを温度
    制御し、この過程で前記第2の温度センサーで検出され
    る温度が限界値を越えたとき前記ヒータブロックへの電
    源を遮断するようにしたことを特徴とする恒温槽。
JP3800388U 1988-03-23 1988-03-23 恒温槽 Expired - Lifetime JPH0628183Y2 (ja)

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JP3800388U JPH0628183Y2 (ja) 1988-03-23 1988-03-23 恒温槽

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JP3800388U JPH0628183Y2 (ja) 1988-03-23 1988-03-23 恒温槽

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JPH01140455U JPH01140455U (ja) 1989-09-26
JPH0628183Y2 true JPH0628183Y2 (ja) 1994-08-03

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JP2535236Y2 (ja) * 1989-10-24 1997-05-07 株式会社高見沢サイバネティックス 恒温槽

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JPH01140455U (ja) 1989-09-26

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