JP3600425B2 - 電子レンジ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子レンジのマグネトロン冷却用ファンの異常停止によるマグネトロンの損傷を防止するための構造及び制御手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子レンジは、図8に示すような構成を成している。図8(a)、(b)は、電子レンジの側面断面図及び上面断面図である。図9は回路図である。
【0003】
これらの図によると、加熱室10の天井にはヒータ6が配設されている。ヒータ6の加熱により、加熱室10の室内温度が上昇する。温度により抵抗値が変化するサーミスタ7が加熱室10の天井の一部に取り付けられている。このサーミスタ7の信号で加熱室10の室内温度が制御される。
【0004】
加熱室10の側面には、マグネトロン1が配設され、導波管3で加熱室10に高周波を給電する。トランス2で昇圧された電圧がマグネトロン1に印加されることでマグネトロン1の動作が開始される。この時、マグネトロン1は高温になるため冷却が必要となる。そこで、ファン4により強制送風しマグネトロン1を冷却している。
【0005】
強制送風された風の一部は、送風ダクト5を介し、加熱室10の室内に送風される。この時、食品の加熱に伴い発生した蒸気などと共に、排気ダクト11を経由して外部に放出される。排気ダクト11には、仕上がり検知用センサーとして、絶対湿度センサー12等が配設され、調理の自動化を行っている。
【0006】
次に動作状況について、図9を参照して説明する。マグネトロン1が動作するときは、必ずファン4も動作するように配線されている。強制空冷されマグネトロン1が正常に動作しているときは、マグネトロン1の陽極温度は150℃程度であり、マグネトロン1の外殻部にある継鉄(磁気ヨーク)は70℃以下である。
【0007】
このファン4は、隈取コイル型単相誘導電動機に羽根を取り付け構成している。通常2500rpm程度で回転する。しかし、金属くず、ゴミ等がモータ(ロータとステイターの間)に詰まり、モータが回転しなくなったり、モータに取り付けられている羽根が配線に引っ掛かり拘束される等、ファン4の固着ネジが緩み、ファン4が回転を停止したり、正規の回転数より著しく回転数が低下することが発生する。
【0008】
電子レンジ加熱動作中、ファン4が停止すると、マグネトロン1には風が送られずマグネトロン1は急激に温度が上昇する。ファン4が停止してから数分経過すると、マグネトロン1の陽極温度は300℃以上になり、継鉄部の温度は100℃以上となる。陽極温度がこれ以上の温度になると、マグネトロン1の最大定格を越えてしまい寿命を低下させる。このまま、マグネトロン1を冷却しないで動作させるとマグネトロン1は破壊に至る。
【0009】
また、同時にマグネトロン1の外郭に当たる継鉄1aの温度も高温になるため、マグネトロン1近傍の熱に弱い樹脂材料が軟化し、最悪時には発煙に至る可能性もある。
【0010】
マグネトロン1は電子レンジの構成部品の内では特に高価なものであり、容易に破損することは、経済性の面で劣ってしまう。このため、セットに安全装置の必要性がある。
【0011】
これらマグネトロン1の損傷防止と、発煙等の防止を目的として、従来はマグネトロン1の近傍にサーモスタット18が取り付けられている。サーモスタット18の他には、温度ヒューズなど異常温度検出素子がある。
【0012】
サーモスタット18は、100V電源回路とマグネトロン1の高圧回路部に直列に接続され、サーモスタット18がOFFすると、マグネトロン1には電源が供給されなくなり、マグネトロン1の動作は停止するように配線されている。
【0013】
サーモスタット18は直接マグネトロンの継鉄1aに取り付けることもあるが、図8のように、導波管3に取り付ける場合など配設される位置は様々である。要はマグネトロン1の近傍にあって、マグネトロン1の温度を応答性よくサーモスタット18に伝えることのできる位置に取り付けられる。
【0014】
通常サーモスタットや温度ヒューズの感知温度はバラツキ等の余裕を考慮して110〜145℃等の温度範囲で、適宜感知温度が決められている。
【0015】
特開平2−282621には、排気ダクトに温度センサーを取り付け、加熱室とマグネトロンの過熱を検出することが述べられている。しかし、この場合は、マグネトロンの近傍に排気ダクトが配設されているため、加熱室内の風の流れが短絡経路となり、室内を十分換気出来ない。そのためドアが蒸気で曇り視認性が悪くなったりする。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の場合はファン4の緊急停止に伴なうマグネトロン1の異常な温度上昇をサーモスタット18で検知するため、部品点数が多く、サーモスタット18への配線および組み立て加工が必要であった。
【0017】
また、ヒータ加熱時(マグネトロン1、ファン4は動作しない)に、加熱室10の室内温度が例えば、250〜300℃に設定された場合、長時間ヒータ加熱を続けると、マグネトロン1やサーモスタット18の近傍の温度も、加熱室10からの熱伝導により高温になる。ヒータ加熱時に、サーモスタット18が動作し、サーモスタット18の接点がOFFになっては、本来の目的でない。そのためヒータ加熱時には動作せずに、マイクロ波加熱時のファン4の停止時のみ動作するようにサーモスタット18の感知温度を設定する必要があり、サーモスタット18の感知温度を低く設定していたが、これでは、ファン停止時における検知の応答性を早くすることができない。
【0018】
更に、サーモスタット18や温度ヒューズ等の感知温度は、部品メーカーにおいて、部品定格として決められた数しかない。この為、自由な感知温度の設定が不可能であった。
【0019】
本発明は、このような従来の課題を解決するもので、ヒータ加熱時に使用する温度検知用のサーミスタ4および調理の自動化用サーミスタ式の絶対湿度検知用センサーをファン停止時におけるマグネトロン1の異常温度上昇を検知するセンサーとして使用する電子レンジを提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子レンジは、上記のような課題を解決したものであり、請求項1記載の発明によれば、本体にマグネトロンと、該マグネトロンを冷却するためのファンと、ヒータと、ヒータによる加熱室の室内温度を検知する温度検知用のサーミスタと、これらを制御する制御手段とを備えた電子レンジにおいて、制御手段は、加熱室の室内温度を温度検知用のサーミスタによる信号で検知し、予め設定された設定温度に基づいて室内温度を制御するとともに、マグネトロンによる加熱状態時のファンの停止を、温度検知用のサーミスタによる信号で検知し、マグネトロンの損傷を防止するため、加熱動作を停止するようにマグネトロンを制御し、温度検知用のサーミスタは、金属パイプに収納され、金属パイプ部の一部を加熱室の室内に貫装し、他の金属パイプ部を取り付け板に固着し、取り付け板をマグネトロンの継鉄に固着している。
【0022】
そして、請求項2記載の発明によれば、取り付け板は、加熱室外壁との間に、薄い熱伝導の悪い材料を挟んで、取り付けられている。
【0023】
更に、請求項3記載の発明によれば、室内の食品から発生する水蒸気を検知するサーミスタ式の絶対湿度センサーにおいて、マグネトロンに近接した加熱室の一部にパンチングを設け、パンチングを介して加熱室外壁にサーミスタ式の絶対湿度センサーを配置することで、マグネトロンによる加熱状態時のファンの停止を、サーミスタ式の絶対湿度センサーによる信号で検知し、マグネトロンの損傷を防止するため、加熱を停止するように制御している。
【0024】
請求項4記載の発明は、サーミスタ式の絶対湿度センサーは、取り付け板に固着し、取り付け板をマグネトロンの継鉄に固着している。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に従って詳細に説明する。
【0026】
本発明の実施形態の電子レンジは、図1に示すような構成を成している。図1(a)、(b)は、電子レンジの側面断面図及び上面断面図である。図2は回路図であり、図3は温度調整用のサーミスタの要部断面図である。
【0027】
これらの図によると、マグネトロン1の近傍に温度調整用のサーミスタ7を取り付け、ヒータ加熱時の温度制御センサーとして動作するばかりでなく、マグネトロン1動作中におけるファン4の回転停止等の不具合発生時に、マグネトロン1の異常な温度上昇による損傷を防止することを目的としている。
【0028】
ヒータ加熱時、温度調整用のサーミスタ7の信号はマイコン16で読み取られ、ヒータ6を温度制御する。
【0029】
図3に示すように、温度調整用のサーミスタ7は金属製パイプ部の中に収納されおり、リード線で外部に引き出され制御回路に接続される。金属パイプ部の一部に取り付け板13が、かしめなどにより固着される。この温度調整用のサーミスタ7を覆う金属パイプ部の一部は加熱室10の室内に露出されており、加熱室10の室内温度を検知し、室内温度を制御する。室内温度が高いとリレー22がOFFし、低いとONするように、マイコン16が、予め設定された設定温度に基づいて制御する。
【0030】
取り付け板13はコ字状に形成され、温度調整用のサーミスタ7と対向する部分がマグネトロン1の継鉄1aにネジ14で取り付けられる。
【0031】
マグネトロン1の継鉄1aの温度が、前記取り付け板13を介して熱伝導される。取り付け板13は熱伝導の良い真鍮やアルミ等を使用することが好ましい。マグネトロン1の継鉄1aから取り付け板13を伝わってきた熱が、加熱室10の壁面に熱伝導されて(熱が奪われて)、温度調整用のサーミスタ7に有効に熱が伝わらない弊害を少なくするため、サーミスタ7と加熱室10の壁面の間に、薄い樹脂フイルム15を入れる。この樹脂フイルム15により、取り付け板13の熱が温度調整用のサーミスタ7に有効に伝達され、マグネトロン1の温度を精度よく、かつ応答性よく検知される。
【0032】
薄いフイルムを用いるため、加熱室10と取り付け板13の隙間が微少であり、電波が加熱室10の外部に漏れることはない。
【0033】
マグネトロン1の動作は、リレー17をONするようマイコン16が信号を送ることで始まる。リレー17がONされると、ファン4も同時に動作し、マグネトロン1に強制送風する。
【0034】
図10に、温度調整用のサーミスタ7の異常温度検知の手段のためのフローチャートを示し説明する。まず、温度調整用のサーミスタ7と抵抗で分割された中点の電圧がマイコン16に送られ、初期の電圧値(V0)として記憶される。予め定めた時間(TS)が経過すると、再びサーミスタ電圧V1を読み込む。
【0035】
この温度調整用のサーミスタ7の電圧差(V1−V0)を演算する。電圧差(V1−V0)が、予め閾値(VK)として定めた数値と比較する。ファン4が回転した正常動作時は、マグネトロン1の温度の上昇も少なく、(V1−V0)は小さい。しかし、ファン4が停止した状態では、冷却されないマグネトロン1が急激に温度上昇し、マグネトロン1の温度が取り付け板13を伝わり、温度調整用のサーミスタ7の温度を上昇させる。(V1−V0)の値がVKより大きくなる。すると、マイコン16はリレー17をOFFさせる。加熱が停止され警告表示などエラーメッセージが報知される。(V1−V0)がVKより小さいと正常として加熱が継続される。使用者が設定した加熱時間になるまで、この操作が繰り返される(次回は勿論、V1,V0の数値は更新される。)。
【0036】
温度調整用のサーミスタ7は金属パイプに覆われているため、マグネトロン1により、室内にマイクロ波が給電されても金属パイプに覆われたサーミスタ7に反射され加熱されない。食品が加熱されるために、若干室内の雰囲気温度が上昇するため、温度調整用のサーミスタ7も若干暖かくなる程度である。
【0037】
図11はにこれらの特性グラフとして示されている。
【0038】
勿論、ヒータ加熱時はマグネトロン1が動作しない(リレー17はOFF)ので、温度調整用のサーミスタ7はヒータ6の温度検知素子として室内温度を制御するため機能する。設定温度に応じ、リレー22をON/OFFして室内温度を一定に保ち、ケーキやパン等のオーブン調理に利用される。
【0039】
他の実施形態の電子レンジは、図4に示すような構成を成している。図4(a)、(b)は、電子レンジの側面断面図及び上面断面図である。図5(a)、(b)は、ファン正常運転時および停止時における増幅器19からの出力VPの変化が描かれている。図6は回路図である。
【0040】
これらの図によると、サーミスタ式の絶対湿度センサー12は、サーミスタ12a、12bを2個使用して形成される。絶対湿度センサーについては、電子レンジの調理自動化の仕上がりセンサーとして公知であり広く使用されている。
【0041】
図6に回路図が示されており、絶対湿度センサー12と抵抗でブリッジ回路が形成され、ブリッジ回路の各々の中点電圧差が増幅器19で増幅され、マイコン16に入力される。
【0042】
絶対湿度センサー17はマグネトロン1の近傍の加熱室10に取り付けられる。加熱室10の壁面にパンチング10aを開け、パンチング10aの外部に絶対湿度センサー12を取り付ける。予め固定金具21が加熱室10の壁面に溶接されている。
【0043】
食品が加熱され、食品から発生する水蒸気が室内に充満する。パンチング10aを通り抜けた水蒸気が、絶対湿度センサー12に到達し、食品の自動加熱制御がなされる。
【0044】
図5(a)に増幅器19の出力VPの変化が描かれている。食品からの水蒸気量に応じ、食品が90℃近くに加熱されると急激に蒸気が発生し、VPが増加する。
【0045】
しかし、ブリッジの両端電圧A1は殆ど変化しない。この電圧A1は絶対湿度センサー12の置かれている雰囲気温度を示している。絶対湿度センサー12で温度を検出可能であることは、既に特公平2−46100で公知である。
【0046】
次にファン4が停止したときのグラフが図5(b)にある。このときはマグネトロン1の温度の影響で絶対湿度センサー12が急激に熱を伝達され、電圧A1が著しく低下する。しかし、増幅器19の出力VPの増加は少ない。食品が加熱され水蒸気が出るが、加熱室10の室内に風が送風されないため、水蒸気の循環が悪く、パンチング10aの内部に水蒸気が到達しにくい。
【0047】
したがって、上記絶対湿度センサー12のA1を検知することで、ファン4の異常が検出される。勿論、A1とVPの両方の信号に基づき制御してもよい。
【0048】
本発明は絶対湿度センサー12の有している温度検知機能を有効に利用し制御することであり、その検知レベルをマイコン16に予め記憶させておくのであるが、設計値に応じ、自由な閾値が選択出来る。従来のサーモスタット18等では、既製品の部品メーカーが指定した感知温度しか使用できなかった。自由な閾値の設定は、精度よい検知になる。また、サーミスタ7の部品性能もバラツキが少なく、応答性もよいので、ファン4の停止を早く検知でき、マグネトロン1の損傷を未然に防ぎ発煙などの不具合も防止出来る。
【0049】
また、ヒータ加熱は、200〜300℃といった高い温度で行われており、マグネトロン1の継鉄1aは、100℃を越えた時点で動作を停止するように設定する場合、ヒータ加熱の直後に、マグネトロン1によるマイクロ波加熱を行うと、温度調整用のサーミスタ7は高い熱を検知しているため、マグネトロン1の温度検知を行うまでにはある程度の未検知時間を設ける必要があることは言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1記載の電子レンジによれば、通常、ヒータ加熱状態において、温度調整用として使用しているサーミスタを、マイクロ波加熱時のマグネトロン冷却用ファンの停止に伴ないマグネトロンの異常な温度上昇による損傷を未然に防ぐ検知センサーとして用いることで使用部品の低減が可能となる。
【0051】
また、本発明の請求項1記載の電子レンジによれば、サーミスタが金属パイプで覆われているため、室内にマイクロ波が給電されても反射されて、サーミスタ自身は殆ど加熱されず、マグネトロンの温度検知だけができる。
【0052】
更に、本発明の請求項2記載の電子レンジによれば、熱伝導の悪い薄い樹脂材料が備え付けられているため、マグネトロンの継鉄からの温度がサーミスタに伝わる前に加熱室壁で放熱されることが少なく確実に伝わる。また、薄いフィルムなので、加熱室と取り付け板の隙間が微少で、電波が加熱室の外部に漏れることがない。
【0053】
また、本発明の請求項3記載の電子レンジによれば、通常、食品の加熱にともない発生する水蒸気を検知することで、仕上がり状態を認識する絶対湿度センサーをマグネトロンの温度検知用に利用することで兼用化でき、部品点数の低減が図れる。
【0054】
また、本発明の請求項4記載の電子レンジによれば、マグネトロンからの温度を確実に、かつ瞬時に伝えることができるのでマグネトロンの損傷を未然に防ぐことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である電子レンジの概略図を示し、(a)は側面断面図、(b)は上面断面図。
【図2】本発明の実施形態である電子レンジの回路図。
【図3】本発明の実施形態である電子レンジの温度調整用のサーミスタの要部断面。
【図4】本発明の別の実施形態である電子レンジの概略図を示し、(a)は側面断面図、(b)は上面断面図。
【図5】本発明の別の実施形態である電子レンジの増幅器の出力VPの変化を示し、(a)はファン正常運転時、(b)はファン停止時。
【図6】本発明の別の実施形態である電子レンジの回路図。
【図7】本発明の別の実施形態である電子レンジのサーミスタ式の湿度検知用センサーの要部断面図。
【図8】従来の電子レンジの構成図を示し、(a)は側面断面図、(b)は上面断面図。
【図9】従来の電子レンジの回路図。
【図10】本発明の実施形態である電子レンジのサーミスタの異常温度検知のフローチャート。
【図11】本発明の実施形態である電子レンジの特性グラフ。
【符号の説明】
1 マグネトロン
2 トランス
3 導波管
4 ファン
5 送風ダクト
6 ヒータ
7 サーミスタ
8 ドア
9 制御部
10 加熱室
11 排気ダクト
12 絶対湿度センサー
13 取り付け板
14 ネジ
15 フイルム
16 マイコン
17 リレー
18 サーモスタット
19 増幅器
20 取り付け板
21 固定金具
22 リレー
Claims (4)
- 本体にマグネトロンと、該マグネトロンを冷却するためのファンと、ヒータと、該ヒータによる加熱室の室内温度を検知する温度検知用のサーミスタと、これらを制御する制御手段とを備えた電子レンジにおいて、
前記制御手段は、前記加熱室の室内温度を前記温度検知用のサーミスタによる信号で検知し、予め設定された設定温度に基づいて室内温度を制御するとともに、前記マグネトロンによる加熱状態時の前記ファンの停止を、前記温度検知用のサーミスタによる信号で検知し、該マグネトロンの損傷を防止するため、加熱動作を停止するように前記マグネトロンを制御し、
前記温度検知用のサーミスタは、金属パイプに収納され、該金属パイプ部の一部を加熱室の室内に貫装し、他の金属パイプ部を取り付け板に固着し、該取り付け板を前記マグネトロンの継鉄に固着したことを特徴とする電子レンジ。 - 前記取り付け板は、加熱室外壁との間に、薄い熱伝導の悪い材料を挟んで、取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ。
- 室内の食品から発生する水蒸気を検知するサーミスタ式の絶対湿度センサーにおいて、前記マグネトロンに近接した加熱室の一部にパンチングを設け、該パンチングを介して加熱室外壁に前記サーミスタ式の絶対湿度センサーを配置することで、前記マグネトロンによる加熱状態時の前記ファンの停止を、前記サーミスタ式の絶対湿度センサーによる信号で検知し、該マグネトロンの損傷を防止するため、加熱を停止するように制御することを特徴とする電子レンジ。
- 前記サーミスタ式の絶対湿度センサーは、前記取り付け板に固着し、該取り付け板を前記マグネトロンの継鉄に固着したことを特徴とする請求項3記載の電子レンジ。
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- 1998-02-27 JP JP04720798A patent/JP3600425B2/ja not_active Expired - Lifetime
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