JP2000218151A - 真空装置 - Google Patents

真空装置

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JP2000218151A
JP2000218151A JP11020819A JP2081999A JP2000218151A JP 2000218151 A JP2000218151 A JP 2000218151A JP 11020819 A JP11020819 A JP 11020819A JP 2081999 A JP2081999 A JP 2081999A JP 2000218151 A JP2000218151 A JP 2000218151A
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JP
Japan
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substrate
temperature
absolute
temp
measured
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JP11020819A
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English (en)
Inventor
Tatsuhiro Taguchi
竜大 田口
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に接触することなく、基板表面の絶対温
度を高精度に測定して基板表面の温度管理を行う。 【解決手段】 放射温度計17によって基板13の表面
温度を非接触で測定し、相対温度の測定値を得る。他
方、プレートヒーター12に内蔵された熱電対15によ
り測温し、そのプレートヒーター12の絶対温度測定値
を、別途求めておいた校正曲線を用いて基板13の表面
絶対温度に換算する。この換算された温度値により上記
相対温度の測定値を校正することにより、放射温度計1
7から得られる温度測定値が基板13の表面の絶対温度
に対応するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体製造プロ
セス等において用いられる真空装置に関し、とくに基板
表面の温度管理を行う真空装置に関する。
【0002】
【従来の技術】真空装置において、処理対象である基板
表面の温度管理を行うためには、その基板表面の温度を
測定することが必要である。この基板表面温度の測定方
式として、従来、熱電対などの絶対温度計を基板表面に
接触させてその絶対温度を計測するという、絶対温度計
・基板接触式や、あるいは、基板表面に異物を直接接触
させることを嫌って、放射温度計等の相対温度計を用い
て基板非接触式で相対温度を計測する相対温度計・基板
非接触式などが採用されている。
【0003】この相対温度計・基板非接触式では、基板
表面温度の相対温度しか測定できないため、その温度計
測値を校正する必要がある。すなわち、あらかじめテス
ト基板を用いて相対温度計でその表面温度を計測してみ
る。同時にテスト基板表面に熱電対などの絶対温度計を
接触させてその表面の絶対温度を計測する。そして、こ
れらの計測データをつきあわせて、相対温度計の温度測
定値を校正する。そして、このような校正が終わった
後、実際の基板について相対温度計で表面の相対温度を
計測すれば、その計測値は基板表面の絶対温度を表すこ
とになる。
【0004】また、真空装置においては、基板を加熱す
るためのヒーターの温度をコントロールするため、ヒー
ター内に熱電対などの絶対温度計が組み込まれている構
造をとるものが多い。そこで、この絶対温度計を利用し
て基板非接触式で基板表面の温度を測定する、絶対温度
計・基板非接触式も採用されている。この場合、基板表
面の温度を直接測定しないため、基板表面の実際の温度
とヒーター内の絶対温度計の測定値との対応関係を別途
求める必要がある。テスト基板表面の温度を絶対温度計
で接触式により測定し、ヒーター内絶対温度計の測定値
の校正曲線を求める。そして、ヒーター内絶対温度計の
測定値をモニタリングし、校正曲線によって校正するこ
とによって、基板表面の絶対温度を2次的に測定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
いずれの方式も問題がある。まず、絶対温度計・基板接
触式の場合は、前にも述べたように、基板表面に異物を
直接接触させなければならず、これが問題である。相対
温度計・基板非接触式では、基板表面条件(膜質・膜厚
等)が変わるごとにテスト基板での校正が必要となり、
煩雑である。さらに、絶対温度計・基板非接触式では、
いったん校正曲線を求めておけば、基板表面条件に依存
せずに絶対温度計の測定値を校正するだけで基板表面の
絶対温度を正確に求めることができるが、基板表面の加
熱にヒーター以外の別の加熱体(たとえばランプヒータ
ー等)を加えて加熱する場合に、校正曲線を用いた校正
では対応不可能となる。
【0006】この発明は、上記に鑑み、基板に接触する
ことなく、基板表面の絶対温度を高精度に測定して基板
表面の温度管理を行うことを可能とする、真空装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明による真空装置においては、真空チャンバ
と、該真空チャンバ内に配置される処理基板と、該真空
チャンバ内に配置された絶対温度計測装置と、上記基板
の表面の相対温度を該基板に対し非接触で計測し、かつ
その計測値が上記の絶対温度計測装置の計測値によって
校正されている相対温度計測装置とが備えられることが
特徴となっている。
【0008】相対温度計測装置で非接触に基板表面温度
を測定する。この計測値は、基板表面の温度を正確に表
すものではあるが、相対的なものとなっている。そこ
で、絶対温度計測装置の計測値を用いて、この相対温度
計測装置の計測値を校正し、これによって相対温度計測
装置の計測値が絶対温度に対応するものとなるようにす
る。この絶対温度計測装置は、基板を加熱するヒーター
の温度調整用のために備えられているのが普通であるか
らこれを利用することができるし、別途設けることもで
きる。相対温度計測装置が上記のようにいったん校正さ
れてしまえばその計測値は基板表面の絶対温度に正確に
対応しているのであるから、別途加熱源を用いる場合で
も、それによって加熱された基板の表面の絶対温度の計
測ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1におい
て、真空チャンバ11内にプレートヒーター12が配置
され、このプレートヒーター12に基板13が保持され
る。すなわち、爪14によって基板13がプレートヒー
ター12に密着するように固定される。この真空チャン
バ11は、真空処理容器であり、図では省略しているが
処理ソース等が納められており、基板13の表面が処理
されるようにされている。
【0010】このプレートヒーター12は、基板13を
保持するとともにこれを加熱するものである。その内部
には、温度調節用の絶対温度計である熱電対15が納め
られている。この熱電対14によって検出された温度情
報は制御装置19に送られ、制御装置19はその検出温
度に応じてプレートヒーター12における加熱をコント
ロールする。
【0011】この例では、真空チャンバ11に設けられ
たのぞき窓16を通して放射温度計17が基板13の表
面温度を測定し、その測定温度情報が制御装置19に送
られる。また、のぞき窓16を通してランプヒーター1
8によって基板13が加熱されるようになっている。す
なわち、この例では、基板13の加熱は、プレートヒー
ター12に加えて、ランプヒーター18により行われる
ようになっている。
【0012】この真空チャンバ11内で実際の基板13
に対して処理を行う場合、まず、プレートヒーター12
を動作させて基板13を加熱する。このとき、プレート
ヒーター12内の熱電対15により絶対温度を測定し、
これにより温度コントロールを行ってプレートヒーター
12の温度を所定のものとする。そして、あらかじめ求
めておいた校正曲線を用いて、基板13の表面での絶対
温度を算出する。
【0013】つぎに、放射温度計17によって基板13
の表面温度を測定する。この放射温度計17による温度
の測定値が、上記の算出された絶対温度に一致するよ
う、放射温度計17を校正する。これにより、放射温度
計17の温度測定値が基板13の表面の絶対温度を表す
ようになる。
【0014】その後、ランプヒーター18を点灯させ、
その光をのぞき窓16を通して基板13に照射すること
によって基板13を加熱する。このランプヒーター18
による加熱により、基板13の表面温度が上昇したと
き、これを放射温度計17でモニターする。放射温度計
17は、上記のようにその温度測定値が基板13の表面
の絶対温度を表すものとなっているため、この放射温度
計17からの測定温度情報により制御装置19がランプ
ヒーター18を制御することにより、基板13の表面温
度が所望のものに正確に保たれることになる。
【0015】この状態で基板13に対する処理が行われ
るので、所望の膜質・膜厚の薄膜を基板13の表面に形
成することができる。
【0016】このように、放射温度計17は相対温度を
測定するものであるにもかかわらず、その温度測定値が
基板13の表面の絶対温度に対応するよう校正されてい
るため、放射温度計17の出力で基板13の表面の絶対
温度そのものの管理を行うことができ、温度管理の信頼
性が向上する。しかも、基板13が交換されるごとに、
放射温度計17によって基板13の表面温度を測定し、
その温度測定値が、上記の算出された絶対温度に一致す
るよう放射温度計17を校正するだけで、その基板13
の表面の絶対温度についての校正ができ、その基板13
の各々についての正確な校正が容易に行える。
【0017】なお、絶対温度計として熱電対15を用い
たが、他の絶対温度計を用いることももちろん可能であ
るし、また、これらの絶対温度計はプレートヒーター1
2の内部ではなく、真空チャンバ11内の適所に設ける
ことができる。また、放射温度計17の代わりに他の相
対温度計を用いることができる。ランプヒーター18に
よって基板13の加熱を行っているが、ランプヒーター
18の代わりにもう一つのプレートヒーターあるいは電
磁加熱器(図示しない)等を用いて加熱することもでき
る。基板13をプレートヒーター12により直接加熱し
ているが、これについても他のランプヒーター(図示し
ない)等を用いて輻射加熱することなどが採用できる。
放射温度計17やランプヒーター18は真空チャンバ1
1内に設置することもできる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の真空装
置によれば、基板に対して接触することなく基板表面の
絶対温度を高精度に測定することの信頼性を向上させる
ことができ、基板表面の温度管理を正確に行い、処理の
制御性を向上させることができる。基板表面の絶対温度
を高精度に測定することの信頼性が向上したため、目的
温度に対するトライアンドエラー的なアクセスが不要と
なり、作業効率が上がる。基板表面の加熱に、ランプヒ
ーターなどの別の加熱源を用いる場合も、基板に対して
接触することなく、その表面絶対温度を高精度に測定で
きる。膜質、膜厚等の基板表面条件が変化しても、実際
の基板の各々について相対温度計の校正を行うため、テ
スト基板を用いた校正を行う必要がなく、煩雑さがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す模式図。
【符号の説明】
11 真空チャンバ 12 プレートヒーター 13 基板 14 爪 15 熱電対 16 のぞき窓 17 放射温度計 18 ランプヒーター 19 制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空チャンバと、該真空チャンバ内に配
    置される処理基板と、該真空チャンバ内に配置された絶
    対温度計測装置と、上記基板の表面の相対温度を該基板
    に対し非接触で計測し、かつその計測値が上記の絶対温
    度計測装置の計測値によって校正されている相対温度計
    測装置とを備えることを特徴とする真空装置。
JP11020819A 1999-01-28 1999-01-28 真空装置 Pending JP2000218151A (ja)

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