JP3033063B2 - ディスクケースおよびディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクケースおよびディスクカートリッジ

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JP3033063B2
JP3033063B2 JP9525070A JP52507097A JP3033063B2 JP 3033063 B2 JP3033063 B2 JP 3033063B2 JP 9525070 A JP9525070 A JP 9525070A JP 52507097 A JP52507097 A JP 52507097A JP 3033063 B2 JP3033063 B2 JP 3033063B2
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JP
Japan
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shutter
case
disk
opening
slide member
Prior art date
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JP9525070A
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English (en)
Inventor
芳和 後藤
幸良 西野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/03Containers for flat record carriers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
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    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Packaging For Recording Disks (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、磁気ディスク、光ディスク等のディスク状
の信号記録媒体を収納することができるディスクケース
に関するものである。
背景技術 実願平6−2132に示されている従来のディスクケース
について、その斜視図である図31を参照しながら説明す
る。ディスクケース80の本体は、上ハーフ81と下ハーフ
82とによってディスク収納室87を形成している。ディス
クケース80の本体の上ハーフ81と下ハーフ82の各々に
は、開口部85(図32参照)が形成されている。また、デ
ィスクケース80の本体には、矢印F又はGの方向にスラ
イドできるシャッタ83が取り付けられている。シャッタ
83は、ディスクケース80に形成されている開口部85を覆
っている。その開口部85は、(1)内部に収納されてい
るディスク86に外部からチャッキング部材(ディスクテ
ーブル含む。)を圧接することができるように、また
(2)そのディスク86の信号記録面に対して光学ヘッド
がアクセスできるように、形成されている。その開口部
85は、ディスク86を収納している収納室87とつながって
いる。
そして、図31に示すように、シャッタ83がその開口部
を覆っている場合、シャッタ83に設けられた一対の係合
孔84と、本体80に設けられた一対の弾性爪88(図32参
照)とが係合して、シャッタ83がF又はGの方向にスラ
イドしないようになっている。
次に、シャッタ83を開けて開口部85を露出させる場合
について説明する。どちらか一方の係合孔84に係合して
いる弾性爪88を解除するために、係合解除部材(解除ピ
ン)(図示省略)を、その係合孔84に挿入する。そし
て、その係合解除部材をその係合孔84に挿入したまま、
もう一方の係合孔84の方向にスライドさせることによ
り、シャッタ83が開けられる。
この状態からシャッタ83を閉じる場合について説明す
る。係合解除部材は、前記の係合孔84に挿入されたまま
の状態である。この状態から、その係合解除部材が元の
方向へ移動することにより、シャッタ83は露出している
開口部85を覆う。そして、シャッタ83がその開口部85を
覆った後、係合解除部材はその係合孔84から抜かれ、代
わって弾性爪88がその係合孔84に係合することによりロ
ック状態に戻る。
以上のシャッタ83の開閉動作は、信号の記録及び/又
は再生を行う装置(プレーヤ)に、ディスクケース80を
挿入する場合又はその装置から取り出す場合に行われ
る。
これにより、シャッタ開閉動作を確実に行うことがで
きる。
しかしながら、上記のような従来のディスクケースで
は、防塵対策が十分ではなく、ホコリが収納室内に侵入
する恐れがある。即ち、開口部85からケース前縁部にか
けて、ディスクをディスクテーブルに落とし込む際の移
動量を少なくするために、凹部89が形成されている。従
って、シャッタ83に形成された係合孔84からディスクケ
ース80の内部に侵入したホコリは、この凹部89を介して
収納室87に入り込むことができる。
発明の開示 また、従来のディスクケースはケースの前後方向ある
いは左右方向からの一方からしかプレーヤにセットでき
なかったので、自由度が低かった。
そこで、本発明の目的は、前後方向からでも、左右方
向からでもプレーヤにセット可能なディスクケースおよ
びそのディスクケースに記録媒体が収納されたディスク
カートリッジを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、 情報記録媒体であるディスクを回転可能な状態で収納
するためのディスクケースであって、 前記ディスクを収納する収納室と開口部とを有するケ
ース本体と、 前記ケース本体にスライド可能に取り付けられ、閉鎖
時には前記開口部を覆い、開放時には前記ケース本体の
前縁部に沿ってスライドして前記開口分を開放するシャ
ッタとを備え、 前記シャッタの前縁部は、前記ケース本体の前記前縁
部よりも前記ケース本体から外側に向かう方向に突出す
る突出部が形成されることにより、段差を持つ凸型に形
成されており、 前記突出部は、前記ディスクケースを保持するための
ケースホルダーに前記ディスクケースが前記シャッタの
スライド方向に対して垂直に投入される場合、前記ケー
スホルダーに設けられたシャッタオープナーが前記段差
に接触して前記シャッタがスライドするように形成さ
れ、かつ、 前記ケースホルダーに前記ディスクケースが前記シャ
ッタの前記前縁部に平行に挿入される場合、前記ケース
ホルダーの一部が前記突出部の側面に接触して前記シャ
ッタがスライドするように形成されたことを特徴とする
ディスクケースを提供する。
図面の簡単な説明 図1は本発明に関連する技術の実施の形態に係るディ
スクケースの斜視図である。
図2は本発明に関連する技術の実施の形態に係るディ
スクケースを構成する各パーツの斜視図である。
図3は上ハーフ12の外面を示す斜視図である。
図4は上ハーフ12の外面の架橋部を中心とする拡大斜
視図である。
図5は収納室18の上半分を構成する上ハーフ12の内面
を示す斜視図である。
図6は収納室18の下半分を構成する下ハーフ13の内面
を示す斜視図である。
図7は収納室18の下半分を構成する下ハーフ13の外面
を示す斜視図である。
図8はディスク11を収納したディスクケース10の半縦
断面図である。
図9はディスク11を収納したディスクケース10から、
シャッタ、バネ、スライド部材を除いた斜視図である。
図10は図9の架橋部を中心とする斜視図である。
図11はシャッター14の一部切り欠き図である。
図12(A)は左スライド部材15−Lの斜視図であり、
(B)は図6のB−B線断面図であり、(C)はシャッ
タ14が上開口部22及び下開口部28等を覆っている際の左
スライド部材15−L近傍の拡大図である。
図13(A)は右スライド部材15−Rの斜視図であり、
(B)は図6のC−C線断面図であり、(C)はシャッ
タ14が上開口部22及び下開口部28等を覆っている際の右
スライド部材15−R近傍の拡大図である。
図14は図6におけるA−A線断面図である。
図15(A)はディスクケース10のシャッタ14が閉じて
いる様子を示す図であり、(B)はディスクケース10の
シャッタ14が開いている様子を示す図である。
図16(A)はディスクケース10のシャッタ14が閉じて
いる様子を示す図であり、(B)はディスクケース10の
シャッタ14が開いている様子を示す図である。
図17(A)はディスクケース10の上開口部22等を覆っ
ている場合のシャッタ14の斜視図であり、(B)は
(A)のD−D線断面図であり、(C)は(A)のE−
E線断面図である。
図18は左従動孔40−Lと右従動孔40−Rがシャッタ14
の厚さ方向の中央に設けられたディスクケース10の斜視
図である。
図19は本発明の一実施の形態のディスクケースを示す
斜視図である。
図20は図19のケースのシャッタを開いた斜視図であ
る。
図21は図19のディスクケースの平面図である。
図22は本発明の一実施の形態のディスクケースのため
のケースホルダーの斜視図である。
図23は、図22のケースホルダーに図19に示す本実施の
形態のディスクケースがセットされた状態の斜視図であ
る。
図24は、本発明の一実施の形態のディスクケースのた
めの別のケースホルダーの斜視図である。
図25は、本発明の一実施の形態のディスクケースが図
24のケースホルダーにセットされた状態の斜視図であ
る。
図26は、本発明に関連する技術の実施の形態のディス
クケースの斜視図である。
図27は、図26のケースのシャッタを開いた状態を示す
斜視図である。
図28は、図27のディスクケース10の平面図である。
図29は、本発明に関連する技術の実施の形態のディス
クケースのためのケースホルダの斜視図である。
図30は、図26の実施の形態のディスクケースを図29の
ホルダーにセットした状態を示す斜視図である。
図31は実願平6−2132に示されている従来のディスク
ケースの斜視図である。
図32は図31のディスクケースから、シャッタ、バネ、
スライド部材を除いた斜視図である。
(符号の説明) 10…ディスクケース 11…ディスク 12…上ハーフ 13
…下ハーフ 14…シャッタ 15−L…左スライド部材
15−R…右スライド部材 16…バネ 17…ライトプロテ
クター 18…収納室 19…上収納室 10…天井壁 21…
上側面 22…上開口部 23…上凹部 24…上前縁部 25
…下収納室 26…底面 27…下側面 28…下開口部 29
…下凹部 30…下前縁部 31…上中央端部 32…下中央
端部 33…上架橋部 34…上面 35…下架橋部 36…下
面 37…上覆部 38…下覆部 39…側壁部 40−L…左
従動孔 40−R…右従動孔 41−L…左従動面 41−R
…右従動面 42−L…左掛止爪部 42−R…右掛止爪部
43−L…左掛止支持部 43−R…右掛止支持部 44…
レール 45−L…左嵌入部 45−R…右嵌入部 46…上
面 47…下面 48…掛止面 49−L…左バネ懸架部 50
−L…左掛止爪部 51−L…左掛止支持部 52−L…左
スライド嵌入部 52−R…右スライド嵌入部 53−L…
左溝 54−L…左スライド停止面 55−L…左停止部
56−L…左規則溝 56−R…右規則溝 57−L…左停止
面 57−R…右停止面 58−L…左ロック掛止爪、58−
R…右ロック掛止爪 59−L…左従動孔閉塞部 59−R
…右従動孔閉塞部 60−R…右側壁面 61…シャッタ開
閉手段 62…ピン 63…下面 64…上端部 65…下端部
66…上切り孔 67…下切り孔 68−L…左裏面 68−
R…右裏面 101…ケースホルダー 102…ケースガイド
103…ケースストッパ 111…ケースホルダー 112−
B、112−F(112−F1,112−F2)…ケースガイド 113
−B,113−F…ケースストッパ 114…切れ目 1140…ガ
イド端部 115…ケースホルダー 116−B,116−F…左
右のケースガイド 117−F,117−B…ケースストッパ
119…切れ目 118…突起 120−R…上ハーフ右縁部 1
20−R1…上ハーフ右最前縁部 120−L…上ハーフ左縁
部120−L1…上ハーフ左最前縁部 130−R…下ハーフ右
縁部 130−R1…下ハーフ右最前縁部 130−L…下ハー
フ左縁部 130−L1…下ハーフ左最前縁部 140…シャッ
タ 141…突出部 1410…最前縁部 142−R…右段差
142−L…左段差 142−R1,142−R2…右段差各面 142
−L1,142−L2…左段差各面 150−R…右スライド部材
145…シャッタ 1451…最前縁部 145−R,145−L…
シャッタ角部 123−R,124−L…ケース本体の前縁部の
左右の角部における隙間 610…シャッタオープナ 611
…ピン 612…アーム 613…トーションバネ 614…位
置決め突起 発明を実施するための最良の形態 以下、本発明の実施の形態および本発明に関連する技
術の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明に関連する技術の実施の形態に係るディスクケ
ースについて、その斜視図である図1とそれを構成する
各パーツの斜視図である図2とを参照しながら説明す
る。図1におけるディスク11を収納したディスクケース
10は、図2に示すように、上ハーフ12、下ハーフ13、シ
ャッタ14、左スライド部材15−L、右スライド部材15−
R、バネ16及び2個のライトプロテクター17により構成
される。左スライド部材15−Lと右スライド部材15−R
の構造は、互いにミラー対称になっている。なお、ディ
スク11とケース10をまとめて、本明細書ではディスクカ
ートリッジという。
図1において、ディスクケース10の本体を構成する上
ハーフ12と下ハーフ13とは、それぞれ合成樹脂をモール
ド成形することにより略平板状で直方体状に形成されて
いる。ディスクケース10の内部には、ディスク11を回転
可能な状態で収納することができる収納室18が設けられ
ている。ディスク11は光ディスクであり、その両面の各
々には信号を読み書きできる信号記録面が形成されてい
る。また、そのディスク11の信号記録面に対して信号を
書き込みできるか否かは、その信号記録面に対応したラ
イトプロテクター17の位置に基づいて判断される。な
お、本発明に関連する技術のケース本体は、シャッタ14
以外の上ハーフ12、下ハーフ13、左スライド部材15−
L、右スライド部材15−R、バネ16及び2個のライトプ
ロテクター17で構成される。
本実施の形態におけるディスクケース10の収納室18の
上半分を構成する上ハーフ12を、その外面を示す斜視図
である図3と、その架橋部33を中心とする拡大斜視図で
ある図4と、内面を示す斜視図である図5とで説明し、
また収納室18の下半分を構成する下ハーフ13を、その内
面を示す斜視図である図6と、その外面を示す斜視図で
ある図7とで説明する。図5において、ディスクケース
10の本体の上半分を構成する上ハーフ12の内面側には、
ディスク11の形状に実質的に沿うように盆状の凹みであ
る上収納室19が形成されている。この上収納室19が収納
室18の上半分を構成する。20は上収納室19の円状の天井
壁であり、21は上収納室19の円筒状の上側面である。な
お、天井壁20の一部が切り欠かれて、後述する上開口部
22が形成されている。
また、図6において、ディスクケース10の本体の下半
分を構成する下ハーフ13の内面側(図6では上側)に
は、ディスク11の形状に実質的に沿うように盆状の凹み
である下収納室25が形成されている。この下収納室25が
収納室18の下半分を構成する。26は下収納室25の円状の
底壁であり、27はその下収納室25の円筒状の下側面であ
る。なお、底壁26の一部が切り欠かれて、後述する下開
口部28が形成されている。
従って、収納室18は、上収納室19の上側面21と、下収
納室25の下側面27とが1つの円筒状の側面(=収納室18
全体の側面)を形成するように、上ハーフ12と下ハーフ
13とを突き合わせて固定することにより、構成される。
このように、収納室18は、上収納室19と下収納室25とに
より構成される。
次に、上ハーフ12の上開口部22について説明する。図
3、図4、図5において、上ハーフ12には、外部からデ
ィスク11にチャッキング部材(ディスクテーブルを含
む)を圧接することができるように、またディスク11の
信号記録面に対して信号の読み書きを行う光学ヘッド
(図示省略)が、その信号記録面にアクセスできるよう
に、上述のように円形の天井壁20の一部が切り欠かれた
上開口部22が形成されている。上開口部22は、天井壁20
の中央部から上前縁部24側の上側面21の所まで形成され
ている。上開口部22の形状については、天井壁20の中央
部に位置する上開口部22の上中央31(P)は、円状にな
っており、またその中央部の中心から上前縁部24側の上
側面21までの上開口部22(Q)はほぼ長方形状になって
いる。
また、下ハーフ13の下開口部28について説明する。図
6と図7において、下ハーフ13には、外部からディスク
11にチェッキング部材(ディスクテーブルを含む)を圧
接することができるように、またディスク11の信号記録
面に対して信号の読み書きを行う光学ヘッドが、その信
号記録面にアクセスできるように、上述のように円形の
底壁26に下開口部28が形成されている。下開口部28は、
底壁26の中央部から下前縁部30側の下側面27の所まで形
成されている。下開口部28の形状については、底壁26の
中央部に位置する下開口部28の下中央部32(P′)は、
円状になっており、またその中央部の中心から下前縁部
30側の下側面27までの下開口部28(Q′)はほぼ長方形
状になっている。
ここで、上開口部22及び下開口部28と、本発明に関連
する技術の支持部材開口部、ヘッド開口部との関係につ
いて説明する。上開口部22の円状の上中央部31に形成さ
れた円形部分と、下開口部28の円状の下中央部32に形成
された円形部分は、外部からディスクにチャッキング部
材を圧接することができるように形成された本発明に関
連する技術のディスクケースの支持部材開口部に対応す
る。また、上開口部22又は下開口部28からその支持部材
開口部に対応する部分を除いた残りの部分が、本発明に
関連する技術のヘッド開口部に対応する。
次に、本実施の形態における凹部について、上ハーフ
12の外面を示す斜視図である図3と、その凹部の拡大図
である図4と、その内面を示す斜視図である図5と、デ
ィスク11を収納したディスクケース10の縦断斜視図であ
る図8と、図1の組み立て図からシャッター14、スライ
ド部材15、バネ16を除いた斜視図である図9と、図9の
架橋部を中心とする斜視図である図10と、を参照しなが
ら説明する。図3において、上ハーフ12の上前縁部24の
中央部近傍には、前記上側面21の一部を形成している上
架橋部33がある。この上架橋部33の上面34は、上ハーフ
12の天井壁20の下面(内面)よりも更に深く凹むように
形成されている(図4の上架橋部33参照)。なお、上架
橋部33よりさらに上前縁部24側には、空間24′が形成さ
れている。
また、図6、図7において、下ハーフ13の下前縁部30
の中央部近傍には、円弧状の下側面27を形成している下
架橋部35がある。下ハーフ13の外面側にある下架橋部35
の下面36は、下ハーフ13の底壁26の上面(内面)よりも
更に深く凹むように形成されている。また、図6に示す
ように、下架橋部35の上面(内面)の下前縁部30寄りに
は、レール44が形成されている。このレール44の前側に
は、左側に左規制溝56−L、右側に右規制溝56−Lが形
成されている。さらに、そのレール44の上面46には、左
から右に向かって、左スライド嵌入部52−L、左嵌入部
45−L、右嵌入部45−R、及び右スライド嵌入部52−R
が設けられている。図12(B)は図6のB−B線断面図
であって、レール44のさらに詳細な断面斜視図である。
ここで、本実施の形態における上凹部23と下凹部29
は、本発明に関連する技術のディスクケースの凹部に対
応する。この凹部は、ディスクケースを、記録及び/又
は再生を行う装置(プレーヤ)にローディングし、ディ
スクをその装置内のディスクテーブルに落とし込む際の
落とし子みの距離を少なくするために設けられているも
のである。
次に、本実施の形態におけるシャッタについて説明す
る。図2において、シャッタ14は合成樹脂をモールド成
形することにより形成される。シャッタ14は、上ハーフ
12の上開口部22から、上前縁部24の中央部近傍にある上
架橋部33と下前縁部30の中央部近傍にある下架橋部35と
をカバーしながら、下ハーフ13の下開口部28までを覆う
ことができるように、略長方形の板状の上覆部37及び下
覆部38と、それらの端部に位置し上覆部37と下覆部38と
を連結するために設けられた側壁部39とにより構成され
る。
シャッター14の一部切り欠き図である図11を参照しな
がら、更に詳しくシャッター14について説明する。シャ
ッタ14の側壁部39の両端には、後述するシャッタ開閉手
段にシャッタ14を従動させるための左従動孔40−Lと右
従動孔40−Rとが形成されている。そのシャッタ開閉手
段が、右従動孔40−Rを形成している1つの側面である
右従動面41−Rを、左従動孔40−Lの方向に押すことに
より、上開口部22及び下開口部28等を覆っているシャッ
タ14を開けることが可能となる。これと同様に、シャッ
タ開閉手段が、左従動孔40−Lを形成している1つの側
面である左従動面41−L(図16(A)参照)を右従動孔
40−Rの方向に押すことにより、上開口部22及び下開口
部28等を覆っているシャッタ14を開けることが可能とな
る。
さらに、シャッタ14は、掛止爪を形成する左掛止爪部
42−Lと右掛止爪部42−Rとを、その側壁部39の内側の
両端部近傍に具備し、シャッタ14、それらの左掛止爪部
42−Lと右掛止爪部42−Rとによってディスクケース10
の本体に連結される。左掛止爪部42−Lと右掛止爪部42
−Rは、側壁部39の内側から収納室18の方向に突き出し
ている。また左掛止爪部42−Lは上記左従動孔40−Lの
上側に位置し、右掛止爪部42−Rは右従動孔40−Rの上
側に位置している。左掛止爪部42−Lと右掛止爪部42−
Rのディスクケース14の本体への連結をサポートするた
め、シャッタ14はその側壁部39の内側の両端部近傍に、
それぞれ板状の左掛止支持部43−Lと右掛止支持部43−
Rを具備している。これらの左掛止支持部43−Lと右掛
止支持部43−Rは、側壁部39の内側から収納室18の方向
に突き出しており、更に左掛止支持部43−Lは左従動孔
40−Lの下側に位置し、右掛止支持部43−Rは右従動孔
40−Rの下側に位置している。
次に、本実施の形態におけるスライド部材について、
先ず、左スライド部材15−Lを、その左スライド部材15
−Lの斜視図である図12(A)と、図6のB−B線段面
図である図12(B)と、シャッタ14が上開口部22及び下
開口部28等を覆っている際の左スライド部材15−L近傍
の拡大図である図12(C)とを参照しながら説明する。
図12(A)において、左スライド部材15−Lには、図2
で示したバネ16を引っ懸けるための左バネ懸架部49−L
が形成されている。また、左スライド部材15−Lは、デ
ィスクケース10の本体、具体的には、下ハーフ13の下前
縁部30近傍に設けられたレール44の掛止面48(図12
(B)と、図6におけるA−A線断面図である図14を参
照のこと。)に掛止するための掛止爪を形成している左
掛止爪部50−Lを備えている。さらに、その左スライド
部材15−Lには、その左掛止爪部50−Lの掛止をサポー
トするための板状の左掛止支持部51−Lが形成されてい
る。また、左スライド部材15−Lには、シャッタ14に形
成されている左従動孔40−Lの左従動面41−Lの左裏面
68−Lに掛止するための左ロック掛止爪58−Lを形成し
ている(図12(C)と図16(A)参照)。
これと同様に、本実施の形態における右スライド部材
15−Rを、その右スライド部材15−Rの斜視図である図
13(A)と、図6のC−C線断面図である図13(B)
と、シャッタ14が上開口部22及び下開口部28等を覆って
いる際の右スライド部材15−R近傍の拡大図である図13
(C)とを参照しながら説明する。右スライド部材15−
Rにも、バネ16を引っ懸けるための右バネ懸架部49−R
が形成されている。また右スライド部材15−Rには、レ
ール44に掛止するための右掛止爪部50−Rと、その右掛
止爪部50−Rの掛止をサポートするための板状の右掛止
支持部51−Rとが形成されている。また右スライド部材
15−Rも、シャッタ14に形成されている右従動孔40−R
の右従動面41−Rの右裏面68−Rに掛止するための右ロ
ック掛止爪を形成している(図16(A,B)参照)。その
他の部分も左スライド部材と同様である。
次に、ホコリが収納室18へ入らないようにするため、
スライド部材が遮蔽部を有する点について説明する。図
12(A)において、左スライド部材15−Lには、シャッ
タ14の左従動孔40−Lの孔を塞ぐ部分となる円柱の側壁
状の左従動孔閉塞部59−Lが形成されている。同様に、
図13(C)の如く、右スライド部材15−Rにも、シャッ
タ14の右従動孔40−Rの孔を塞ぐ部分となる円柱の側壁
状の右従動孔閉塞部59−Rが形成されている。
また、図12(C)に示すように、上前縁部24と下前縁
部30との間のスリットS(図10のS参照)と、左従動孔
40−L近傍のシャッタ14の側面との間に生じる隙間を塞
ぐため、左スライド部材15−Lには左側壁面60−Lが形
成されている。同様に、右スライド部材15−Rには、右
従動孔40−R近傍のシャッタ14の側面に生じる隙間を塞
ぐための右側壁面60−Rが形成されている。
次に、本実施の形態におけるディスクケースの各部の
組み立てと主要な各部の作用等について説明する。
まず、スライド部材のディスクケース10の本体への組
み込みについて説明する。まず、左スライド部材15−L
と右スライド部材15−Rとをディスクケース10の本体に
取り付ける前に、バネ16の一端を左スライド部材15−L
の左バネ懸架部49−Lに引っ懸け、そのバネ16の他端を
右スライド部材15−Rの右バネ懸架部に引っ懸ける。
それから、図12(A)と(B)において、左スライド
部材15−Lをディスクケース10の本体に組み込む。ま
ず、左スライド部材15−Lの左掛止爪部50−Lが、下ハ
ーフ13のレール44に形成された左スライド嵌入部52−L
に沿って、上向きに弾性変形しながら、レール44の上面
46側から収納室18側に、押し込まれる。また、これと同
時に、左スライド部材15−Lの左掛止支持部51−Lは、
レール44の下面47と下ハーフ13の内面(上面)により形
成される左溝53−Lに挿入される(図12(B)参照)。
その際、左スライド部材15−Lの凸状の左停止部55−L
は、図12(B)に示すレール44に形成されている左規制
溝56−Lに挿入される。
最終的に、左スライド部材15−Lは、レール44に嵌入
され、ディスクケース10の本体に、スライド可能に、組
み込まれる。これと同様にして、右スライド部材15−R
も右スライド嵌入部52−Rに沿ってディスクケース10の
本体に組み込まれる(図6、図13(A),(B)参
照)。ただし、スライド出来る領域には相違点がある。
図6において、左スライド部材15−Lは、下架橋部35よ
りも左側に位置するレール44上をスライドし、右スライ
ド部材15−Rは、下架橋部35よりも右側壁に位置するレ
ール44上をスライドする。
次に、シャッタ14のディスクケース10の本体への組み
込みについて説明する。図6において、上述したよう
に、下前縁部30に対して平行に走るレール44が、下ハー
フ13の下前縁部30の近傍に形成されている。レール44
の、下架橋部35の両端付近には、左嵌入部45−Lと、右
嵌入部45−Rとが形成されている。図11に示すように、
左嵌入部45−Lは、シャッタ14の左掛止爪部42−Lをレ
ール44に嵌入するためのものであり、右嵌入部45−R
は、右掛止爪部42−Rをレール44に嵌入するためのもの
である。図6、図11において、シャッタ14をディスクケ
ース10の本体に組み込むためには、まず、シャッタ14の
左掛止爪部42−Lと右掛止爪部42−Rが、それぞれ上記
左嵌入部45−Lと右嵌入部45−Rに沿って、上向きに弾
性変形しながら、レール44の上面46側から収納室18側に
押し込まれる。またこれと同時に、左掛止支持部43−L
と右掛止支持部43−Rが下向きに弾性変形しながら、レ
ール44の下面47側から収納室18側に押し込まれる(図6
と、その図におけるA−A線断面図である図14を参照。
但し、左嵌入部45−Lと右嵌入部45−Rがあるレール44
の下面47の下側には下ハーフ13の前縁部30は存在してい
ない)。そして、最終的に、シャッタ14は、レール44に
嵌入され、下ハーフ13に形成されているレール44、即ち
ディスクケース10の本体に組み込まれる。
この状態では、図11と図14において、左掛止爪部42−
Lと右掛止爪部42−Rは、レール44の掛止面48に掛止し
ている。また、左掛止支持部43−Lの上面と、右掛止支
持部43−Rの上面は、レール44の下面47に接触して、そ
れぞれ左掛止爪部42−Lと右掛止爪部42−Rの掛止をサ
ポートしている。これにより、シャッタ14がディスクケ
ース10の本体に装着されれば、自然に抜けることはな
い。
次に、バネ16の作用について説明する。上記のように
して、下ハーフ13に取り付けられた左スライド部材15−
Lと右スライド部材15−Rは、左バネ懸架部49−Lと右
バネ懸架部49−Rに固定されているバネ16の収縮力によ
って、互いに近づこうとする。ところが、図12(A)に
示すように、左スライド部材15−Lには、左スライド停
止面54−Lを有する凸状の左停止部55−Lが形成されて
いる。この凸状の左停止部55−Lは、図12(B)に示す
レール44に形成されている左規制溝56−Lに挿入されて
いる。そして、この左規制溝56−Lの右端は、図6に示
すように左停止面57−Lで終わっている。従って、左ス
ライド部材15−Lは、その左スライド停止面54−Lがレ
ール44の左停止面57−Lに阻まれて、それ以上,右スラ
イド部材15−R側にスライドすることができない。これ
と同様の構造により、右スライド部材15−Rも、その右
スライド停止面54−Rがレール44の右停止面57−Rに阻
まれて、それ以上,左スライド部材15−L側にスライド
することができない。これにより、外部から力が加わっ
ていない限りは、左スライド部材15−Lと右スライド部
材15−Rは、下架橋部35の両端に位置することとなる。
ここで、本実施の形態における左停止面57−Lと右停
止面57−Rが、本発明に関連する技術のディスクケース
のストッパーに対応する。
次に、シャッタ14に対するスライド部材によるロック
機構について説明する。図11と図12(A)と図12(C)
において、左スライド部材15−Lは、シャッタ14に形成
されている左従動孔40−Lの左従動面41−Lの左裏面68
−Lに、掛止するための左ロック掛止爪58−Lを有して
いる(図16(A)も参照)。これと同様にして、右スラ
イド部材15−Rも、シャッタ14に形成されている右従動
孔40−Rの右従動面41−Rの右裏面68−Rに掛止するた
めの右ロック掛止爪を形成している(図13(A)、図13
(C)、図16(A)参照)。
さきに述べたように、まず左スライド部材15−Lと右
スライド部材15−Rがレール44に組み込まれ、バネ16の
作用により下架橋部35の両端に位置する。その状態で上
述したように、シャッター14がレール44に組み込まれ
る。その結果、左スライド部材15−Lの左ロック掛止爪
58−Lと右スライド部材15−Rの右ロック掛止爪58−R
とが、それぞれシャッタ14の左従動面41−Lの左裏面68
−Lと、右従動面41−Rの右裏面68−Rとに掛止する。
このようにして、シャッタ14はロック状態となり、スラ
イドできない状態となる。なお、このようにシャッタ14
をレール44に組み込んだ際、左ロック掛止爪58−Lと右
ロック掛止爪58−Rとが、それぞれ左従動面41−Lの左
裏面68−Lと、右従動面41−Rの右裏面68−Rとに丁度
掛止するように、上述した、左停止面57−L、右停止面
57−R、左嵌入部45−L、右嵌入部45−R、左ロック掛
止爪58−L、右ロック掛止爪58−R等の位置、大きさが
設計されている。
次に、本実施の形態におけるディスクケース10のシャ
ッタ14の開閉動作について、シャッタ14が閉じている様
子を示す図15(A)および図16(A)と、シャッタ14が
開いている様子を示す図15(B)および図16(B)とを
参照しながら説明する。図15(A)と図16(A)におい
て、シャッタ14がディスクケース10の上開口部22等を覆
っている場合、上述の如く、左スライド部材15−Lの左
ロック掛止爪58−Lが、シャッタ14の左従動面41−Lの
左裏面68−Lに掛止しているため、シャッタ14は、矢印
Lの方向に動けない状態にある。また、右スライド部材
15−Rの右ロック掛止爪58−Rが、シャッタ14の右従動
面41−Rの右裏面68−Rにも掛止しているため、シャッ
タ14は、矢印Rの方向にも動けない状態にある。
そこで、ディスクケース10が、信号の記録及び/又は
再生を行う装置(図示省略)にローディングされる際、
その装置に設けられているシャッタ開閉手段61の先端に
取り付けられたピン62が、ディスク11の面に対して平行
になるように、そしてそのピン62の先端が右従動孔40−
Rの一面を形成している下面63に接するようにして、そ
の右従動孔40−Rに挿入される(図11参照)。さらに、
その右従動孔40−Rに挿入されたピン62の先端が、右ス
ライド部材15−Rの右従動孔閉塞部59−Rを収納室18側
に押す。この押す力によって、右従動孔40−Rの右従動
面41−Rの右裏面68−Rに対する、右スライド部材15−
Rの右ロック掛止爪58−Rの掛止が解除される。これに
より、シャッタ14は矢印Lの方向にのみ移動できるよう
になる(図15(B)参照)。
ディスクケース10は、さらに前記装置の内部にローデ
ィングされる。そのため、シャッタ開閉手段61のピン62
は、この掛止解除の状態を維持しながら、さらに右従動
孔閉塞部59−Rを収納室18側に押すが、シャッタ14の右
従動孔40−Rにより規制されるのでそれ以上収納室18側
に押すことができず、矢印Cの方向に回動しながらシャ
ッタ14を開ける。これにより、シャッタ14は、矢印Lの
方向に開けられる(図15(B)参照)。これと同様にし
て、上下が逆になったシャッタ開閉手段61のピン62を左
従動孔40−Lに挿入すれば、シャッタ14を矢印Rの方向
に開けることも可能となる。
ところで、図15(B)の状態について更に詳しく説明
する。右スライド部材15−Rは、バネ16により矢印Lの
方向に引っ張られているが、その右スライド部材15−R
の右スライド停止面54−R(図13(A)参照)がレール
44の右停止面57−R(図6参照)に阻まれて、それ以上
矢印Lの方向に移動することができない。これに対し
て、左スライド部材15−Lの左掛止爪部50−Lと左掛止
支持部51−Lの右側面550−L(図12(A)参照)はバ
ネ16の力によって、シャッタ14の左掛止爪部42−Lと左
掛止支持部43−Lの左側面(図11参照)を矢印Rの方向
に押している。バネ16によるこのような力が作用してい
る状態で、シャッタ14を開いたシャッタ開閉手段61は、
ピン62で右従動孔40−Rの右従動面41−Rを押し続ける
ことによって、シャッタ14の開状態を保持している。
次に、この状態からディスクケース10が前記装置(プ
レーヤ)から取り出される場合について説明する。図15
(B)において、シャッタ開閉手段61には、バネ又はモ
ーター等により矢印C(図15(A)参照)とは逆向きの
力が加えられる。ディスクケース10が前記装置から取り
出されるにつれ、シャッタ開閉手段61は、その逆向きの
力により矢印Cとは逆向きに回動していく。ところが前
述の如く、シャッタ14にはバネ16により、矢印Rの方向
に力が加わっている。そのため、シャッタ14は、矢印C
とは逆向きに回動していくシャッタ開閉手段61に従動し
ながら、R方向へ移動し、上開口部22等を覆っていく。
そして図15(A)の状態に戻った時点で、左スライド部
材15−Lの左ロック掛止爪58−Lがシャッタ14の左従動
面41−Lの左裏面68−Lに掛止し、また右スライド部材
15−Rの右ロック掛止爪58−Rが右従動面41−Rの右裏
面68−Rに掛止し、シャッタ14はロック状態となる(図
11、図12、図16参照)。
次に、本実施の形態におけるディスクケース10の防塵
効果について、ディスクケース10の上開口部22等を覆っ
ている場合のシャッタ14の斜視図である図17(A)と、
そのD−D線断面図である図17(B)と、そのE−E線
断面図である図17(C)とを参照しながら説明する。
図17(A)、(B)と図8を利用して、再度、従来の
ディスクケースの課題を更に明確にする。
従来のディスクケースは、図17(A)に示す右スライ
ド部材15−Rを有さないものである。その結果、シャッ
タ14の右従動孔40−Rから、シャッタ14の内部へホコリ
が侵入することができる。また、右従動孔40−Rの近く
にあるシャッタ14の右側端部の開口部400−R(図11参
照)からも、シャッタ14の内部にホコリが侵入すること
ができる。さらに、上ハーフ12の前縁部24と下ハーフ13
の前縁部30とが形成するスリットS(図10参照)から
も、シャッタ14の内部にホコリが侵入することができ
る。そして、それらの孔や隙間からシャッタ14の内部に
侵入したホコリは、更に、図17(B)の矢印F又は矢印
Gのように、架橋部33,35の上凹部23又は下凹部29を介
して、収納室18に侵入することができる(図8参照)。
また、シャッタ14の左側からも同様にホコリが収納室18
へ侵入する。
これに対して、本実施の形態のディスクケース10で
は、図17(A)に示すように、右従動孔40−Rは、右ス
ライド部材15−Rの右従動孔閉塞部59−Rにより塞がれ
ている。更に右従動孔40−Rの近傍にあるシャッタ14の
右側端部の開口部400−Rは、右スライド部材15−Rの
右側壁面60−Rにより塞がれている(図12(C)参
照)。また、上ハーフ12の前縁部24と下ハーフ13の前縁
部30とが形成するスリットS(図10参照)も、右スライ
ド部材15−Rの右側壁面60−Rにより塞がれている。そ
のため、シャッタ14の内部にホコリが侵入することがで
きない。
これと同様に、左従動孔40−Lは、左スライド部材15
−Lの左従動孔閉塞部59−Lにより塞がれている。また
左従動孔40−Lの近傍にあるシャッタ14の左側端部の開
口部400−L(図12(C)参照)は、左スライド部材15
−Lの左側壁面60−Lにより塞がれている。さらに、上
ハーフ12の前縁部24と下ハーフ13の前縁部30とが形成す
るスリットS(図12(C)参照)も、左スライド部材15
−Lの左側壁面60−Lにより塞がれている。その結果、
本発明のケースではホコリはシャッタ14の内部に侵入す
ることができない。
次に、ディスクケースの中央部に位置するシャッター
14からのホコリの侵入の防止について説明する。図17
(C)において、シャッタ14の上端部64と下端部65の浮
き上がりを押さえるため、押えフランジ600が設けられ
ている。その押えフランジ600は、上ハーフ12に上切り
孔66を、下ハーフ13に下切り孔67を形成することによっ
て作成されている。従って、その上切り孔66と下切り孔
67からホコリが侵入する恐れがある。しかしながら、シ
ャッタ14がディスクケース10の上開口部22等を覆ってい
る場合、上切り孔66に、そのシャッタ14の上端部64が入
り込むことで、上切り孔66は閉塞される。これと同時
に、シャッタ14がディスクケース10の下開口部28等を覆
っている場合、下切り孔67は、そのシャッタ14の下端部
65によって閉塞される。
これにより、シャッタ14がディスクケース10の上開口
部22と下開口部28等を覆っている場合、収納室18は完全
に閉塞される。
なお、他の実施の形態として、図18のものが考えられ
る。すなわち、図18において、左従動孔40−Lと右従動
孔40−Rをシャッタ14の厚さ方向の中央に設けるとすれ
ば、端面Hと端面Iの段差を小さくすることができる。
あるいはその段差をなくすことが可能となる。
以上の実施の形態では、シャッタ14をロックするた
め、左ロック掛止爪58−Lと右ロック掛止爪58−Rを設
けたが、シャッタ14をロックするための機構は必ずしも
必要ではない。その際には当然、左スライド部材15−L
の左従動孔閉塞部59−L及び右スライド部材15−Rの右
従動孔閉塞部59−Rも必要でない。また、シャッタ14の
左右の従動孔40−L,40−Rも不要である。
以下に、このシャッタ14をロックしないことを特徴と
するとともに、併せて、ディスクケースをプレーヤにセ
ットする際、前後方向からでも、左右方向からでも、ケ
ースをホルダに挿入できる特徴をも備えた新しい実施の
形態(以後別の実施の形態という)を説明する。
図19は第1の別の実施の形態のディスクケースを示す
斜視図、図20はそのシャッタを開いた斜視図、図21は図
19のディスクケースの平面図である。原則として、上述
した実施の形態と同様な部分は同じ番号を付し、詳しい
説明は省略する。これまでに述べた実施の形態と、本別
の実施の形態との違いは、上述したように、シャッタ14
0とスライド部材150−R、150−Lにロック機構が無い
点であるが、さらにシャッタ140の前縁部が突出してい
る点も相違している。尚、図19〜25は、本発明に係るデ
ィスクケースの一実施の形態を説明するための図に該当
する。
(1)ロック機構が無いことによって、この実施の形態
のディスクケースは、シャッタ140が閉鎖している状態
で、なんらかのものが当たると、開くことになるが、構
造は簡単になる。
(2)以下、前後方向からでも、左右方向からでも、ケ
ースをホルダに挿入できる特徴を中心に説明する。
(a)第1の本別の実施の形態は、図20から明らかなよ
うに、そのシャッタ140の前縁部の中央部には、突出部1
41が形成され、その両角部には段差142−R、142−Lが
形成されている。この突出部141の最前縁部1410は、図2
1から分かるように、前方向を基準として(ケース本体
の前縁部に沿ってシャッタ140はスライドする)、鎖線
Bのところに位置し、ケース本体の上ハーフ12の右縁部
120−R(左縁部120−Lも)の最前縁部120−R1、120−
L1は鎖線Cのところに位置する。また、シャッタ140の
段差142−R(142−Lも)の、前記スライド方向と平行
な面142−R1(図20参照)は、鎖線Aのところに位置し
ている。図から分かるように、Bが最も前方に突出し、
Aが最も後方に後退し、Cはその中間である。下ハーフ
13の右縁部130−R(左縁部130−Lも)の最前縁部130
−R1、130−L1も同様に位置している。
少なくとも、シャッタ140の最前縁部1410(突出部141
の最前縁部)は、ケース本体(12,13)の最前縁部120−
R1、120−L1、130−R1、130−L1よりも前方に突出して
いる必要があるが、さらに、シャッタ140の段差142−R
の上記平行面142−R1が最前縁部120−R1、120−L1、130
−R1、130−L1よりも後退しているのは、後に述べるシ
ャッタオープナの先端140が段差142−Rの手前部分に引
っかかってしまい、スライド方向と直交する面142−R2
を押すことができなくなることを防ぐためである。
次に、このディスクケースを前後方向からケースホル
ダーにセットする方法を説明する。
図22はケースホルダーの斜視図、図23は、ディスクケ
ース10をホルダー101に挿入する方向と、シャッタ140が
スライドする方向とが直交する場合を示す斜視図であ
る。このホルダー101は、その左右両側に、L字形に折
曲されたケースガイド102が設けられ、そのケースガイ
ド102の最前部にはケースストッパ103が設けられ、それ
以上ケース10が前進しないようにしている。さらに、そ
のストッパ103の外側にシャッタオープナ610が取り付け
られている。そのシャッタオープナ610は、回動可能な
アーム612の先端に円柱状のピン611が取り付けられてお
り、また、アーム612は、トーションバネ613によって常
時ディスクケース10の挿入される側に付勢されている。
なお、アーム613には、図23に示すように、折曲げられ
て形成された突起部614が設けられている。この突起部6
14は、ホルダー101の前縁部に当たるので、それ以上ア
ーム612が挿入側に回動しないようになっている。この
突起部614とバネ613とによって決定されたピン611の位
置は、挿入されて来るケース10のシャッタ140の段差142
−Rの位置に対応する。その結果、ケース10がホルダー
101に挿入される際、ピン611がスムーズに段差142−R
に当接することになる。
図23は、ディスクケース10が矢印A方向からホルダー
101に挿入された状態を示すもので、シャッタオープナ6
10のピン611がシャッタ140の段差142−Rの各面142−R
1,142−R2に当接し、アーム612が回動し、その力でシャ
ッタ140が矢印B方向に開口いた状態を示している。
図24、図25は、ディスクケース10をホルダー101に挿
入する方向と、シャッタ140がスライドする方向とが平
行の場合の実施の形態である。図24に示すホルダー111
の前方(図面上、左下)には、前方ケースガイド112−
Fがあり、その後方(図面上、右上)に後方ケースガイ
ド112−Bがある。このガイド112−F,112−Bは、L字
形をしており、その端部には、ケース10の挿入をそれ以
上阻止するためのケースストッパ113−F,113−Bが設け
られている。さらに、前方ケースガイド112−Fは途中
で切れ目114が設けられ、段差が形成されている。そし
て、2つに分かれた前方ケースガイド112−Fの、ケー
ス挿入位置寄りの部分112−F1は、残る部分112−F2より
前方にずれており、挿入されて来るシャッタ140の突出
部141と衝突しないようになっている。また、それに対
して、その残る部分112−F2の端部(切れ目114に臨んで
いる方の端部)1140は、突出部141の段差142−Rと当接
するようになっている。
図25に示すように、図面上、左上方から右下方に向け
て、ケース10が横向きになって、ホルダー111へ挿入さ
れる(矢印A参照)。つまり、ケース10の前縁部は図面
上、左下方に向いた状態で挿入される。従って、ケース
10のシャッター140の突出部141は、このホルダー111の
左下方のケースガイド112−Fに沿って移動することに
なる。突出部141は、ガイド112−F1に導かれ、挿入され
ていく途中で、その突出部141の段差142−Rの面142−R
2が、残るガイド112−F2の端部1140に当接する。その結
果、そのガイドの端部1140の存在によって、ケース10が
更に挿入されていくに従って、シャッタ140は矢印B方
向に開かれていく。
この様にして、第1の別の実施の形態であるディスク
ケースは、前後方向でも、左右方向でもプレーヤに挿入
して使用できる。
なお、シャッタ140から突出部141、段差142−R、142
−Lをなくし、単なる長方形の形状にしてもかまわな
い。その場合はシャッタオープナ610、端部1140は、そ
のシャッター140の前縁部の角部に当接することになる
(次に述べる第2の実施の形態を参照すること)。
(b)次に、第2の本別の実施の形態を、図26から図30
を参照して説明する。図26は本実施の形態のディスクケ
ース10の斜視図、図27はそのシャッタ145を開いた状態
を示す斜視図、図28はそのディスクケース10の平面図、
図29は、ケースホルダーの斜視図、図30は本実施の形態
のディスクケース10を図29のホルダーにセットした状態
を示す斜視図である。図26、図28から明らかなように、
本実施の形態では、シャッタ145の最前縁部1451の前方
向における位置が、ケース本体の上ハーフ12の右縁部12
0−R、左縁部120−Lの最前縁部120−R1、120−L1の位
置と同じであり、また下ハーフ12の右縁部130−R、左
縁部130−Lの最前縁部130−R1、130−L1の位置とも同
じである。また、図に示すように、上ハーフ12、下ハー
フ13の前縁部24,30の部分は、それら最前縁部1451、最
前縁部120−R1、120−L1、130−R1、130−L1より後ろ側
に引っ込んでいる。さらに、その上ハーフ12の右縁部12
0−Rの最前縁部120−R1と、下ハーフ13の右縁部130−
Rの最前縁部130−R1との間には、隙間123−Rが形成さ
れている。また、上ハーフ12の右縁部120−Lの最前縁
部120−Lと、下ハーフ13の左縁部130−Lの最前縁部13
0−L1との間には、隙間123−Lが形成されている。
次に、上記のようなディスクケース10を左右方向に、
図29のようなケースホルダー115に挿入しセットする方
法を説明する。このケースホルダー115の前方(図面
上、左下)には、前方ケースガイド116−Fがあり、そ
の後方(図面上、右上)に後方ケースガイド116−Bが
ある。このガイド116−F,116−Bは、L字形をしてお
り、その端部には、ケース10の挿入をそれ以上阻止する
ためのケースストッパ117−F,117−Bが設けられてい
る。さらに、前記ケースガイド116−Fの真ん中あたり
に、切り欠き119が形成され、その切り欠き119に突起11
8が内側に向かって形成されている。
このようなケースホルダー115にケース10を図30に示
すように、挿入する。すなわち、図面上、左上方から右
下方に向けて、ケース10が横向きになって、ホルダー11
5へ挿入される(矢印A参照)。つまり、ケース10の前
縁部は図面上、左下方に向いた状態で挿入される。従っ
て、ケース10のシャッター145の前縁部の角部145−R
は、このホルダー115の左下方のケースガイド116−Fに
沿って移動することになる。角部145−Rは、ガイド116
−Fに導かれ、挿入されていく途中で、その角部145−
Rがガイド116−Fの上記突起118に当接する。その結
果、そのガイドの突起118の存在によって、ケース10が
更に挿入されていくに従って、シャッター145は矢印B
方向に開かれていく。裏返していれるときも上述した場
合と同様に挿入される。
次に、上記のようなディスクケース10を前後方向にホ
ルダーに挿入しセットする方法を説明する。この場合
は、図22のケースホルダー101に挿入することになる。
その場合は、シャッタオープナ610のピン611が、シャッ
タ145の角部145−Rにあたり、そのままシャッタ145を
開いていく。
この様にして、この第2の別の実施の形態であるディ
スクケースは、前後方向でも、左右方向でもプレーヤに
挿入して使用できる。上述した第1の別の実施の形態に
比較して、この第2の別の実施の形態は、ケースガイド
116−F,116−Bを全面にわたって設けることが出来るの
で、ケースの装着が安定するというメリットがある。
なお、シャッタ145の最前縁部1451の前方向における
位置が、ケース本体の上ハーフ12の右縁部120−R(左
縁部120−Lも)の最前縁部120−R1、120−L1の位置よ
り後方に位置する場合について説明する。
なお、シャッタ145の最前縁部1451の前方向における
位置が、ケース本体の上ハーフ12の右縁部120−R、左
縁部120−Lの最前縁部120−R1、120−L1、下ハーフ12
の右縁部130−R、左縁部130−Lの最前縁部130−R1、1
30−L1の位置よりも、後ろに存在する場合については、
その隙間123−R、123−Lの深さを、上述した実施の形
態の隙間123−R、123−Lよりも、より深くすることに
よって、同様に左右、前後からディスクケースをプレー
ヤにセット出来る。
なお、本発明に関連する技術における、上ハーフ12と
下ハーフ13の組み合わせについては、溶着でもよくビス
止めでもよい。あるいは、上ハーフ12は係止爪を設け
て、それと係合する係止孔を下ハーフ13に設けてもよ
く、逆に上ハーフ12に係止孔を設けて、それと係合する
係止爪を下ハーフ13に設けてもよい。
更に、上記実施の形態では、ディスク11は、光ディス
クであるとしたが、磁気ディスクであるとしてもよい。
また、ディスク11は、その両面に信号を読み書きできる
信号記録面が形成されているとしたが、両面でなくても
片面だけでもよく、更に信号の書き込みができないもの
であってもよい。要するに、本発明のディスクは、少な
くともその片面に信号の読み取り及び/又は書き込みが
できる信号記録面を有ていればよい。
また、ディスク11の信号記録面が片面の場合、2つあ
るスライド部材のどちらか一方は固定であるとしてもよ
い。
更に、上記実施の形態では、ヘッドアクセス用の開口
部とチェッキング部材用の開口部とは連通しているとし
たが、それぞれ別個の開口部であるとしてもよい。
また、上記実施の形態では、ディスク11をディスクテ
ーブルに落とし込む際の移動量を小さくするために、上
凹部23及び下凹部29を設けたが、本発明の凹部は、落し
込み量を小さくするために設けたものに限らず、他の目
的のため設けたものでももちろん良い。要するに、シャ
ッタが覆っていない所から、収納室へ通じる経路が存在
する場合、その途中にホコリの通過を遮る遮蔽部を設け
さえすればよい。
また、本発明に関連する技術の凹部は、上記実施の形
態の説明では、上凹部23又は下凹部29をさして説明した
が、これに限らず、上凹部23とそこから上前縁部24側の
切り欠かれた空間と、下凹部29とそこから下前縁部30側
の切り欠かれた空間とを含むとしてもよい。さらに、上
記実施の形態のように、架橋部が直接収納室の側壁面を
形成しているのではなく、ケースの前縁部側にすこし寄
ったところに、架橋部が設けられ、その間に空間が存在
するケースの場合は、その空間をも本発明に関連する技
術の凹部と呼ぶことが出来る。すなわち、孔状態のもの
も本発明の凹部は含む。
また、本発明に関連する技術で、シャッターが凹部を
覆っているとは、その凹部を密閉していることまでは意
味せず、隙間が残っている状態を含む。
以上のことから明らかなように、本発明に関連する技
術のディスクケースは、構造及び組立が簡単であり、ま
たシャッタが凹部の一部と支持部材開口部及びヘッド開
口部を覆っている場合には、収納室を完全に閉塞するこ
とができる効果を有する。
産業上の利用可能性 以上のことから明らかなように、本発明のディスクケ
ースは、左右からでも、前後からでもプレーヤにセット
可能という長所を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/03 G11B 23/033

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記録媒体であるディスクを回転可能な
    状態で収納するためのディスクケースであって、 前記ディスクを収納する収納室と開口部とを有するケー
    ス本体と、 前記ケース本体にスライド可能に取り付けられ、閉鎖時
    には前記開口部を覆い、開放時には前記ケース本体の前
    縁部に沿ってスライドして前記開口部を開放するシャッ
    タとを備え、 前記シャッタの前縁部は、前記ケース本体の前記前縁部
    よりも前記ケース本体から外側に向かう方向に突出する
    突出部が形成されることにより、段差を持つ凸型に形成
    されており、 前記突出部は、前記ディスクケースを保持するためのケ
    ースホルダーに前記ディスクケースが前記シャッタのス
    ライド方向に対して垂直に挿入される場合、前記ケース
    ホルダーに設けられたシャッタオープナーが前記段差に
    接触して前記シャッタがスライドするように形成され、
    かつ、 前記ケースホルダーに前記ディスクケースが前記シャッ
    タの前記前縁部に平行に挿入される場合、前記ケースホ
    ルダーの一部が前記突出部の側面に接触して前記シャッ
    タがスライドするように形成されたことを特徴とするデ
    ィスクケース。
  2. 【請求項2】前記シャッタの前記前縁部の、前記シャッ
    タのスライド方向に沿った両端にそれぞれ前記段差が形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載のディス
    クケース。
  3. 【請求項3】前記開口部は外部からチャッキング部材を
    前記収納室の中のディスクに圧接するための支持部材開
    口部と、信号の読取りまたは記録のためのヘッドをディ
    スクにアクセスするためのヘッド開口部とを含むことを
    特徴とする請求項1または2に記載のディスクケース。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載のディス
    クケースに記録媒体が収納されたディスクカートリッ
    ジ。
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