JP3033055U - トラクターにおけるバランス制御装置 - Google Patents

トラクターにおけるバランス制御装置

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JP3033055U JP1996006953U JP695396U JP3033055U JP 3033055 U JP3033055 U JP 3033055U JP 1996006953 U JP1996006953 U JP 1996006953U JP 695396 U JP695396 U JP 695396U JP 3033055 U JP3033055 U JP 3033055U
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茂樹 佐野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラクターにおける耕耘等の農作業を極めて
安定した状態で操作すること。 【解決手段】 トラクターAの重心G0 の位置よりも下
方で且つ、トラクターAの左右方向両側箇所にサイドバ
ランスウエイト12,12が位置するように設けてなる
こと。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、トラクターにおける耕耘等の農作業を極めて安定した状態で操作す ることができるトラクターにおけるバランス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、トラクターの動力車台部の左右両側より前輪及び後車を備えられて いる。そのトラクターにて耕耘作業を行うについて、耕耘面が凹凸している場合 に、トラクターが傾くことがある。そのためにトラクターの運転中にトラクター の走行状態が不安定となり、運転しにくくなり、また、最悪の場合にはトラクタ ーが転倒することになり、作業員にとっても極めて危険である。
【0003】 さらに、耕地が傾斜地である場合には、その傾斜した面に沿って横方向に移動 する場合には、トラクターは常時左右方向に傾いた状態で移動しなければならな い。そのために、作業員はそのトラクターを傾いた状態で運転しなければならず ,そのバランスの取り方が困難となり、或いは転倒し、作業員にとって危険な状 態となることがあった。
【0004】 ところが、一般にトラクター自体にはそのような種々の悪路に対応することが できるバランスを考慮した装置は付属していないことが多い。そのために、トラ クターのバランスは、作業員の運転技術に全て頼ることとなり、そのために、作 業員は熟練した運転技術が必要となるが、多くの作業員はそのような運転技術が ないために、トラクターを運転するには平坦状の平地のみでしか、良好なる運転 を行うことができないものであった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、一般のトラクターにはバランス制御装置が装着されていない ために、耕地が凹凸が多い悪路であったり、傾斜面とした耕地である場合には、 運転が極めて困難であり、トラクターを幅方向において水平を保つことが不可能 である。それゆえに、熟練した作業員でなければ運転することが困難であるし、 さらに、また、その運転を一般の作業員が行うとトラクターが傾いて操縦不能と なり、最悪の場合にはトラクターが転倒し、それによって作業員が負傷したりす ることもありうる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、考案者は上記課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本考案を、 トラクターの重心の位置よりも下方で且つ、トラクターの左右方向両側箇所にサ イドバランスウエイトが位置するように設けてなるトラクターにおけるバランス 制御装置としたことにより、トラクターの運転及びトラクターによる耕耘作業を 極めて安定した状態にて行い、トラクターの操縦性を著しく向上させ、ひいては 安全性を確保することができ、上記課題を解決するものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、図1に示すよう に、トラクターAは、トラクター上部1と動力車台部2とからなる。そのトラク ター上部1には、図2に示すように、運転席,エンジンルーム等が設けられてい る。動力車台部2には、前輪3,3及び後輪4,4が設けられ、動力車台部2内 の動力伝達機構を介して前輪3,3及び後輪4,4を駆動している。トラクター Aは、図1に示すように、後方側に耕耘作業体19を牽引する。該耕耘作業体1 9は、耕耘筒の周囲に耕耘刃が設けられたものが装着されている。そのトラクタ ーAの後部端に設けた牽引部を介して耕耘作業体19が牽引される。
【0008】 次に、バランス制御装置Bは、トラクターAの幅方向左右両側よりサイドバラ ンスウエイト12,12が配置されるようにしたものである(図2,図3参照) 。さらに、そのバランス制御装置Bは、トラクターAの前方及び後方の両側に設 けられたり(図1参照)、或いはトラクターAの後方側のみに設けられたり(図 7参照)、或いは前方側にのみ設けられる(図8参照)。また、図1において、 前側又は後側のバランス制御装置Bが前後調節可能に設けられている。
【0009】 そのバランス制御装置Bは、種々の実施形態が存在する。先ず、第1の実施形 態としては、トラクターAの初期の重心G0 の位置よりも下方で且つ、トラクタ ーAの左右方向両側箇所に水平支持杆10及び下向き腕状杆11,11を介して サイドバランスウエイト12,12が位置するようにしたものである〔図1,図 3(A),(B)等参照〕。そして、バランス制御装置Bを装着しない場合、即 ちトラクターの初期の重心G0 とし、これにバランス制御装置Bを設けた場合に は、前記重心G0 よりも低い位置の重心G1 となる〔図1,図3(A),(B) 等参照〕。
【0010】 そのバランス制御装置Bは、水平支持杆10と下向き腕状杆11,11とから 構成され、まず、下向き腕状杆11は、下向き腕状杆本体11aの軸方向上端に 水平摺動部材11bを設け、該水平摺動部材11bを介して、下向き腕状杆11 が水平支持杆10の軸方向に沿って移動且つ適宜の箇所にて固定可能なる構造と している〔図12(B)参照〕。その下向き腕状杆11,11の下端にサイドバ ランスウエイト12,12が設けられている。
【0011】 また、水平支持杆10に対して、下向き腕状杆11,11を固着して、水平支 持杆10と下向き腕状杆11,11とを一体的に形成することもあり、両下向き 腕状杆11,11は水平支持杆10に対して固定状態としたものである〔図12 (A)参照〕。
【0012】 その、バランス制御装置BをトラクターAの後部側に設けるには、図5に示す ように、アタッチメント装着部6,6に装着する。さらに、バランス制御装置B は、サイドバランス制御部13が設けられ、図5に示すように、その操作杆13 bにてバランス調整の操作をする構造としたものである。
【0013】 そのサイドバランス制御部13は、制御部13aと操作杆13bとからなる。 その制御部13aは、平面的に見て略フォーク形状をなしている。そして、制御 部13aと操作杆13bとがベース13cにて一体的に構成されている。そして 、そのベース13cが軸支部13dを中心として水平面上を回動する。
【0014】 また、上記サイドバランス制御部13に対応する、水平支持杆10は、可動水 平支持杆部10aと固定水平支持枠10bとから構成され、固定水平支持枠10 b内を可動水平支持杆部10aが軸方向に摺動する。その固定水平支持枠10b は、後述するアタッチメント装着部6,6に装着具9を介して固定される。
【0015】 その固定水平支持枠10bには、開口部10b1 が形成され、その開口部10 b1 より可動水平支持杆部10aに設けた被制御部10cが突出し、該被制御部 10cが前記略フォーク形状をした制御部13aに挟まれている。そして、サイ ドバランス制御部13の操作杆13bを左右方向に振ることによって、制御部1 3aが可動水平支持杆部10aの被制御部10cを移動させ、これによって可動 水平支持杆部10aが固定水平支持枠10bに対して摺動し、バランス制御装置 Bのサイドバランスウエイト12,12の位置を調整することができる。
【0016】 図6では、そのサイドバランス制御部13の操作杆13bが油圧構造にて操作 される実施の形態であり、油圧シリンダー14のシリンダー14aよりピストン 14bが出入し、該ピストン14b先端のジョイント部材14cが操作杆13b に軸支され、操作杆13bを回動操作するものである。
【0017】 次に、バランス制御装置BのトラクターAへの装着構造を説明する。まず、バ ランス制御装置Bは、サイドバランスウエイト12,12がトラクターAの重心 G0 の位置より下方に位置するように配置される。そして、前述したトラクター A後方に設けられるものである。その具体例として、図1,図2に示すように、 トラクター上部1の後部のアタッチメント用ベース5に柱状のアタッチメント装 着部6,6が設けられている。
【0018】 該アタッチメント装着部6,6に装着具9が装着され、該装着具9を介してバ ランス制御装置Bが装着される。該装着具9の一例を示せば、図5,図6及び図 12等に示すように、略T字状をなしており、横支持杆9aに縦支持杆9bが形 成されている。その横支持杆9aにはフランジ9c,9cが形成され、該フラン ジ9c,9cがボルト・ナット等の固着具を介してアタッチメント装着部6,6 に固着される。トラクターAのアタッチメント装着部6,6には、トラクターA が転倒した場合に、作業員を保護するためのセーフティーガード7が装着されて いる。
【0019】 そのバランス制御装置Bの別の実施形態としては、図11(A)に示すように 、水平支持杆10と下向き腕状杆11,11とが一体的に形成され、その水平支 持杆10の軸方向の中央を中心として垂直面上を回動自在となるように、アタッ チメント用ベース5上に設けられた立上り板16に軸支される。そして、水平支 持杆10の軸方向中央から上方に揺動杆10dが水平支持杆10に一体的に固着 形成される。
【0020】 また、その揺動杆10dを操作する揺動操作用油圧シリンダー17がトラクタ ーAに装着される。具体的には、前記セーフティーガード7に固着され、シリン ダー17aから出入するピストン17b先端のジョイント部17cが前記揺動杆 10dに軸支される。該揺動杆10dの軸支箇所には長孔10d1 が形成されて いる。該実施の形態では、そのバランス制御装置Bの水平支持杆10はトラクタ ーAの幅方向垂直面上を回動し、左右のサイドバランスウエイト12,12の移 動を行う。
【0021】 図11(B)は、耕地を凹凸面とする作業状態を示すものである。トラクター Aのバランス制御装置Bのサイドバランスウエイト12,12を調整し、図面に おいて右側輪の面圧が左側の面圧より小さくなるようにしたものである。
【0022】 次に、サイドバランスウエイト装置Bについて、図13に示すように、トラク ターAの初期の重心G0 よりも下方で且つ、トラクターAの幅方向における左右 方向の何れかの一方側に位置するようにサイドバランスウエイト12を設けるこ ともある。具体的には、バランス制御装置Bにおいて、水平支持杆10の軸方向 の一方側にのみサイドバランスウエイト12を装着するものである。これは、水 平支持杆10の軸方向両方に装着したサイドバランスウエイト12,12の一方 を、他方側に移動させることでも良い。
【0023】 このようにすることで、トラクターAの幅方向の一側に散布装置18を装着し て、散布作業を行う場合に、トラクターAの幅方向の左右両側、即ち散布装置1 8を設けた側と、散布装置18を設けない側との適正なるバランスを確保するも のである。
【0024】 また、バランス制御装置BがトラクターAの前方箇所に装着される実施形態で は、動力車台部2の前方側に前方ベース8が設けられ、該前方ベース8上にバラ ンス制御装置Bの水平支持杆10が固着される。その前方ベース8の下面側では 、センターウエイト15が固着されている〔図4(A)参照〕。該センターウエ イト15は、ウエイト本体15aの上方に取付フランジ15b,15bが形成さ れている〔図4(B)参照〕。
【0025】 また、トラクターAの重心G0 の位置の位置よりも下方で且つ、トラクターA の幅方向における左右側に、左右側の重さが異なるサイドバランスウエイト12 ,12が設けられることもある。即ち、図2の鎖線では、左側のサイドバランス ウエイト12を大きくし、右側は、小さいもの(図2の実線位置)としておくこ とで、あたかも、水平支持杆10の軸方向両方に装着したサイドバランスウエイ ト12,12の一方を、他方側に移動させると同様な構成にできる。
【0026】
【作用】
まず、トラクターAが比較的凹凸の激しい耕地を耕耘作業を行いながら走行す る場合について、バランス制御装置Bの働きを述べると、サイドバランスウエイ ト12,12はトラクターAの左右両側で均等となるようにし配置されている。 そして、仮にトラクターAが、図9に示すように、トラクターAが幅方向に傾い たときにバランス制御装置Bの水平支持杆10も軸方向に傾斜することとなる。
【0027】 そこで、重心G0 の位置からの仮想鉛直線をPし、該仮想鉛直線Pからそれぞ れ反対側にあるサイドバランスウエイト12,12までの水平距離をL1 ,L2 とすると、図10(A)に示すようにL2 >L1 となる。そして、水平支持杆1 0は、両下向き腕状杆11,11を介して両サイドバランスウエイト12,12 による互いに反対方向に回転しようとするモーメントM1 ,M2 がかかることと なる。
【0028】 ここで、両サイドバランスウエイト12,12の重量をそれぞれW,Wとする と、図10(B)に示すように、水平支持杆10の左側においてはM1 =W×L 1 となり、水平支持杆10の右側においてはM2 =W×L2 となる。そして、水 平支持杆10において、前述したように仮想鉛直線Pからの水平距離はL2 >L 1 なる関係であるから、前記両モーメントは、M2 >M1 なる関係となり、この 結果、(M2 −M1 )なるモーメントが水平支持杆10を時計回り方向の回転力 が作用する。これによって、左に傾いた水平支持杆10は、重心G1 の付近を略 中心として時計回りに回転し水平支持杆10は旧位(水平状)に復元するように 作用する。
【0029】 また、トラクターAが上記とは反対側に傾いた場合には、仮想鉛直線Pからの サイドバランスウエイト12,12の水平距離L1 ,L2 は、L1 >L2 なる関 係となり、両モーメントはM1 >M2 となり、水平支持杆10には反時計回りの 回転力が作用し、右側に傾いた水平支持杆10は水平状態になろうとし、これに よって右側に傾いたトラクターAは水平方向に復元する。
【0030】
【考案の効果】
請求項1の考案は、トラクターAの重心G0 の位置よりも下方で且つ、トラク ターAの左右方向両側箇所にサイドバランスウエイト12,12が位置するよう に設けてなるトラクターAにおけるバランス制御装置としたことにより、先ず第 1にトラクターAの耕耘作業における操縦性を向上させることができ、極めて有 用であり、第2にその構造を極めて簡単にすることができる。
【0031】 上記効果を詳述するとサイドバランスウエイト12,12によるモーメントが 働き左右方向における復元性を確保することができる。即ち、両サイドバランス ウエイト12,12は、トラクターAの重心G0 の位置よりも低い位置に設定し ているのでトラクターAが凹凸の激しい耕地の耕耘作業を行う場合に、凹凸等に はまりこんでトラクターAが左右いずれかに傾いたときには、トラクターA左右 両側でのサイドバランスウエイト12,12と重心G0 の位置との水平方向距離 が変化し、傾斜上方側のサイドバランスウエイト12と重心G0 の位置との水平 方向距離が傾斜下方側のサイドバランスウエイト12と重心G0 の位置との水平 方向距離よりも大きくなる。それゆえに、トラクターAの傾き側と反対方向への モーメントが作用するようになり、トラクターAの安定性を確保することができ る〔図9(A),(B)及び図10等参照〕。さらに、バランス制御装置Bはト ラクターAの左右両側にサイドバランスウエイト12,12を配置したものであ り、その構造を極めて簡単なものとすることができる。
【0032】 次に、請求項2の考案は、請求項1において、前記サイドバランスウエイト1 2,12は、トラクターAの幅方向の左右側に延在する水平支持杆10の両側に 設けてなるトラクターAにおけるバランス制御装置としたことにより、バランス 制御装置Bの構造を簡単にすることができる。
【0033】 次に、請求項3の考案は、請求項1において、サイドバランスウエイト12, 12は、トラクターAの後方に設けてなるトラクターAにおけるバランス制御装 置としたことにより、特にトラクターAの後部を安定させることができる。即ち 、トラクターAの前方にトラクター上部が装着されているものでは、トラクター A前方箇所がどうしても重くなることが多い。そのために、バランス制御装置B をトラクターA後部に設けることにより、トラクターAの前後のバランスが良好 になる。
【0034】 次に、請求項4の考案は、請求項1において、サイドバランスウエイト12, 12は、トラクターAの前方に設けてなるトラクターAにおけるバランス制御装 置としたことにより、特にトラクターAにて耕耘業体を牽引するときに有効であ る。
【0035】 次に、請求項5の考案は、請求項1において、サイドバランスウエイト12, 12は、トラクターAの前方及び後方にそれぞれ設けてなるトラクターAにおけ るバランス制御装置としたことにより、トラクターAの前後のバランスを安定さ せることができる。
【0036】 次に、請求項6の考案は、請求項1において、前記サイドバランスウエイト1 2,12は、前記水平支持杆10の軸方向に沿って移動可能としてなるトラクタ ーAにおけるバランス制御装置としたことにより、トラクターAの左右方向のバ ランスを調整することができる。
【0037】 次に、請求項7の考案は、請求項2において、前記水平支持杆10は軸方向に 移動自在としてなるトラクターAにおけるバランス制御装置としたことにより、 トラクターAの左右方向のバランス調整をより一層簡単に行うことができる。
【0038】 次に、請求項8の考案は、請求項7において、前記水平支持杆10は、トラク ターAに対して水平方向に回動自在とした操作杆13bにて操作してなるトラク ターAにおけるバランス制御装置としたことにより、その操作杆13bのみの操 作により、トラクターAの左右のバランスを簡単に調整することができる。
【0039】 次に、請求項9の考案は、請求項1において、前記サイドバランスウエイト1 2,12は、前記水平支持杆10に下向き腕状杆11,11を介して取り付けて なるトラクターAにおけるバランス制御装置としたことにより、サイドバランス ウエイト12,12を水平支持杆10より下位の位置にすることが容易にできる 。
【0040】 次に、請求項10の考案は、請求項1において、前記左右側のサイドバランス ウエイト12,12を、トラクターAの進行方向に直交する面に対して適宜の角 度揺動して固定できるようにしてなるトラクターAにおけるバランス制御装置と したことにより、バランス制御装置Bの部材の傾斜を水平状態から適宜に傾斜さ せるのみで、トラクターAの左右のバランス調整をおこなうことができる。
【0041】 次に、請求項11の考案は、トラクターAの重心G0 の位置よりも下方で且つ 、トラクターAの左右方向の何れかの一方側に位置するようにサイドバランスウ エイト12,12を設けてなるトラクターAにおけるバランス制御装置としたこ とにより、トラクターAの左右方向の一方にのみアタッチメントを装着した状態 に良好に適応させることができる。
【0042】 次に、請求項12の考案は、トラクターAの重心G0 の位置の位置よりも下方 で且つ、トラクターAの幅方向における左右側に、左右側の重さが異なるサイド バランスウエイト12,12を設けてなるトラクターにおけるバランス制御装置 としたことにより、傾斜した耕地等に、トラクターAを配置した場合に、傾斜し た耕地等において、傾斜上方側を重くしたサイドバランスウエイト12を装着す ることで、トラクターAを幅方向の支持を安定させることができ、請求項11の 考案と同様なる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】前方側及び後方側の両側にバランス制御装置を
装着したトラクターの側面図
【図2】前方側及び後方側の両側にバランス制御装置を
装着したトラクターの平面図
【図3】(A)は前方側及び後方側にバランス制御装置
を装着したトラクターの正面図 (B)は前方側及び後方側にバランス制御装置を装着し
たトラクターの背面図
【図4】(A)はトラクターの要部正面図 (B)はセンターウエイトの斜視図
【図5】バランス制御装置にサイドバランス制御部を設
けた実施形態の斜視図
【図6】サイドバランス制御部を油圧駆動とした実施形
態の斜視図
【図7】トラクターの後方側にのみバランス制御装置を
設けた実施形態の側面図
【図8】トラクターの前後方向にサイドバランスウエイ
トが配置されるようにしたバランス制御装置を備えたト
ラクターの側面図
【図9】バランス制御装置を備えたトラクターの背面図
【図10】(A)はバランス制御装置が傾いた状態の作
用図 (B)はバランス制御装置が水平に復元した状態の作用
【図11】(A)は別の実施形態のバランス制御装置を
設けたトラクターの背面図 (B)はトラクターが耕地にて凹凸を成形している状態
を示す略示図
【図12】(A)は別のタイプのバランス制御装置の斜
視図 (B)は別のタイプのバランス制御装置の斜視図
【図13】トラクターに散布装置を設けた実施形態の背
面図
【符号の説明】
0 …重心 11…下向き腕状杆 12…サイドバランスウエイト 10…水平支持杆 13b…操作杆

Claims (12)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクターの重心の位置よりも下方で且
    つ、トラクターの左右方向両側箇所にサイドバランスウ
    エイトが位置するように設けてなることを特徴としたト
    ラクターにおけるバランス制御装置。
  2. 【請求項2】 トラクターの重心の位置よりも下方で且
    つ、トラクターの左右方向両側箇所にサイドバランスウ
    エイトが位置するように設けてなり、該サイドバランス
    ウエイトは、トラクターの幅方向の左右側に延在する水
    平支持杆の両側に設けてなることを特徴としたトラクタ
    ーにおけるバランス制御装置。
  3. 【請求項3】 トラクターの重心の位置よりも下方で且
    つ、トラクターの左右方向両側箇所にサイドバランスウ
    エイトが位置するように設けてなり、該サイドバランス
    ウエイトは、トラクターの後方に設けてなることを特徴
    としたトラクターにおけるバランス制御装置。
  4. 【請求項4】 トラクターの重心の位置よりも下方で且
    つ、トラクターの左右方向両側箇所にサイドバランスウ
    エイトが位置するように設けてなり、該サイドバランス
    ウエイトは、トラクターの前方に設けてなることを特徴
    としたトラクターにおけるバランス制御装置。
  5. 【請求項5】 トラクターの重心の位置よりも下方で且
    つ、トラクターの左右方向両側箇所にサイドバランスウ
    エイトが位置するように設けてなり、該サイドバランス
    ウエイトは、トラクターの前方及び後方にそれぞれ設け
    てなることを特徴としたトラクターにおけるバランス制
    御装置。
  6. 【請求項6】 トラクターの重心の位置よりも下方で且
    つ、トラクターの左右方向両側箇所にサイドバランスウ
    エイトが位置するように設けてなり、該サイドバランス
    ウエイトは、前記水平支持杆の軸方向に沿って移動可能
    としてなることを特徴としたトラクターにおけるバラン
    ス制御装置。
  7. 【請求項7】 トラクターの重心の位置よりも下方で且
    つ、トラクターの左右方向両側箇所にサイドバランスウ
    エイトが位置するように設けてなり、該サイドバランス
    ウエイトは、トラクターの幅方向の左右側に延在する水
    平支持杆の両側に設け、該水平支持杆は軸方向に移動自
    在としてなることを特徴としたトラクターにおけるバラ
    ンス制御装置。
  8. 【請求項8】 トラクターの重心の位置よりも下方で且
    つ、トラクターの左右方向両側箇所にサイドバランスウ
    エイトが位置するように設けてなり、該サイドバランス
    ウエイトは、トラクターの幅方向の左右側に延在する水
    平支持杆の両側に設け、該水平支持杆は軸方向に移動自
    在とし、該水平支持杆は、トラクターに対して水平方向
    に回動自在とした操作杆にて操作することを特徴とした
    トラクターにおけるバランス制御装置。
  9. 【請求項9】 トラクターの重心の位置よりも下方で且
    つ、トラクターの左右方向両側箇所にサイドバランスウ
    エイトが位置するように設けてなり、該サイドバランス
    ウエイトは、前記水平支持杆に下向き腕状杆を介して取
    り付けてなることを特徴としたトラクターにおけるバラ
    ンス制御装置。
  10. 【請求項10】 トラクターの重心の位置よりも下方で
    且つ、トラクターの左右方向両側箇所にサイドバランス
    ウエイトが位置するように設けてなり、該左右側のサイ
    ドバランスウエイトを、トラクターの進行方向に直交す
    る面に対して適宜の角度揺動して固定できるようにして
    なること特徴としたトラクターにおけるバランス制御装
    置。
  11. 【請求項11】 トラクターの重心の位置よりも下方で
    且つ、トラクターの左右方向の何れかの一方側に位置す
    るようにサイドバランスウエイトを設けてなることを特
    徴としたトラクターにおけるバランス制御装置。
  12. 【請求項12】 トラクターの重心の位置よりも下方で
    且つ、トラクターの幅方向における左右側に、左右側の
    重さが異なるサイドバランスウエイトを設けてなること
    を特徴としたトラクターにおけるバランス制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109927800A (zh) * 2019-03-22 2019-06-25 北京德威佳业科技有限公司 一种用于agv小车的平衡装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109927800A (zh) * 2019-03-22 2019-06-25 北京德威佳业科技有限公司 一种用于agv小车的平衡装置

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