JP3032549U - 通線用操作棒 - Google Patents

通線用操作棒

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JP3032549U
JP3032549U JP1996006474U JP647496U JP3032549U JP 3032549 U JP3032549 U JP 3032549U JP 1996006474 U JP1996006474 U JP 1996006474U JP 647496 U JP647496 U JP 647496U JP 3032549 U JP3032549 U JP 3032549U
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JP1996006474U
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Inventor
顕侑 島
Original Assignee
エフシー総研株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通線場所の狭い空間にて小径に弯曲可能であ
り、かつ、真直復元性を有して遠い所にある目的箇所に
真っ直ぐに送り込めることができて作業能率が向上する
通線用操作棒を提供することにある。 【解決手段】 グラスファイバーにて外径dを 4.0mm〜
10.0mmで長さ寸法Lを 1.0m〜 3.0mの長さとして可撓
性かつ真直復元性を有する中実棒材1を成形する。さら
に、中実棒材1を複数本順次連結すると共に、先端に電
線連繋部13を取付けて、天井裏又は壁の中等の狭い空間
部に通線可能に構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、天井裏や壁の中等の狭い空間に通線(配線)するのに使用する通線 用操作棒に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、天井裏や壁の中等の狭い空間に配線するのに使用されていたものとして 、実公平4 − 45376号公報に記載のように、先端から根元へ順次外形寸法が増加 する複数本の竿からなる伸縮式(テレスコピック式)の操作棒があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の操作棒は、例えば、天井から壁の中へと小さい曲げ半 径で弯曲させて送り込もうとすると、折損してしまうという問題があった。また 、作業現場によっては、比較的長い操作棒が必要であるが、長いものは根元が太 くなって狭い空間では扱い難いという不具合があった。さらに、 100メートル以 上も先の目的箇所まで操作棒の先端を送り込まなければならない場合もあるが、 伸縮式の操作棒では、何回かに分けてこの距離に対応するしかなかった。
【0004】 そこで、本考案は、通線場所の狭い空間にて小径に弯曲可能であり、かつ、真 直復元性を有して遠いところにある目的箇所へ真っ直ぐに送り込むことができて 作業能率が向上する通線用操作棒を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案に係る通線用操作棒は、グラスファイバ ーにて外径を 4.0mm〜10.0mmで長さ寸法を 1.0m〜 3.0mとして成形されて可撓 性かつ真直復元性を有する中実棒材を、複数本順次連結すると共に、先端に電線 連繋部を取付けて、天井裏又は壁の中等の狭い空間部に通線可能に構成したもの である。
【0006】 また、中実棒材の最小許容曲げ半径をRとすると、10cm≦R≦60cmに設定した ものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本考案を詳説する。
【0008】 図1は、本考案に係る通線用操作棒の実施の一形態(分解状態)を示し、この 通線用操作棒は、グラスファイバーにて外径dを 4.0mm〜10.0mmで長さ寸法Lを 1.0m〜 3.0mの長さとして成形されて可撓性かつ真直復元性を有する中実棒材 1を、複数本順次連結すると共に、先端に電線連繋部13を取付けて、天井裏や壁 の中等への通線(配線)作業に使用するものである。
【0009】 また、図2に示すように、この中実棒材1は、その両端部9,9にネジ孔4付 き金具2,2が固着されており、このネジ孔4に螺合する雄ネジ部5,5を両端 に有する短寸の連結金具3にて、一の中実棒材1と隣り合う中実棒材1とを連結 している。
【0010】 金具2は、一端にネジ孔4を有すると共に、他端にネジ孔4に連通しかつネジ 孔4よりも内径寸法の大きい挿入孔部8が設けられており、この孔部8に中実棒 材1が挿入され固着されている。
【0011】 具体的には、中実棒材1端部9の外周面と挿入孔部8の内面とは、接着剤7( 例えば、エポキシ系樹脂の接着剤)にて接着されており、孔部8の奥には、接着 剤7がネジ孔4側へ流れ込まないよう───接着剤7によってネジ孔4が塞がれ ないように───円盤状の弾性材のワッシャ6が挿入されている。つまり、予め ワッシャ6を孔部8に挿入しておき、その後で、接着剤7を孔部8内面と中実棒 材1端部9の外周面に塗布し、端部9を孔部8に挿入している。
【0012】 また、図3と図4に示すように、この中実棒材1は、グラスファイバーにて上 記外径dと長さ寸法Lにて成形されることによって、可撓性に富み、かつ、真直 状態に復元するものであって、最小許容曲げ半径をRとすると、10cm≦R≦60cm に設定されている。つまり、(同一材質ならば、)外径dが 4.0mmのとき最小許 容曲げ半径Rが10cmで、外径dが10.0mmのとき最小許容曲げ半径Rが60cmとなる 。なお、最小許容曲げ半径Rとは、中実棒材1を弯曲させた後に、自由状態とし てほぼ真直状に弾性復元できるときの、円弧状の部位の最小半径である。
【0013】 しかして、長さ寸法Lを 1.0m〜 3.0mとしたのは、中実棒材1の取扱い易さ を考慮したためであり、 1.0mよりも短いと継ぎ足しの手間がかかり、 3.0mよ りも長いと運搬・保管に不都合であると共に、狭い作業現場での振り回し(取扱 い)が困難となる。
【0014】 また、天井10裏と壁11裏の狭い空間部Mに配線する場合、中実棒材1を弯曲さ せて使用するが、この狭い空間部Mに対応するために最小許容曲げ半径Rを10cm ≦R≦60cmに設定している。つまり、(図4に示す如く)天井10裏から壁11の中 へ操作棒を送り込む際、操作棒先端の電線連繋部13を躯体12に押し当てつつ、中 実棒材1を弯曲させて下方へ送り込むが、このとき、最小許容曲げ半径Rを10cm 〜60cmとする───即ち、小さい径で曲がれるようにする───ことによって、 狭い空間部Mでも通線可能となる。
【0015】 なお、最小許容曲げ半径Rを10cmよりも小さく設定すると、中実棒材1の可撓 性が過剰となり真直復元性に問題を生じてしまったり、あるいは、押込み作業が 困難となる。また、半径Rを60cmよりも大きく設定すると、狭い空間部Mで弯曲 させての通線作業が困難となり、無理して使用すれば中実棒材1が折損する虞れ がある。
【0016】 次に、図5(イ)〜(へ)は、複数本連結した中実棒材1…の先端に取付ける 各種電線連繋部13を示している。各種電線連繋部13は、その基端15に、中実棒材 1端部9に固着された金具2のネジ孔4に螺合する雄ネジ部14を有すると共に、 中間から先端に、電線を括り付ける(あるいは、引っ掛ける)ための掛け部16を 有している。
【0017】 具体的形状を説明すると、図5(イ)の電線連繋部13の掛け部16は、短寸の胴 部17に複数本の線材が弯曲されて植込み状に固着されている。この連繋部13によ れば、複数の線材でできた隙間部18…に電線を通して括り付け、電線を引き込み (又は送り込み)するが、このとき、通線場所の下面にある邪魔な凸部を掛け部 16が容易に乗り越えて所定箇所まで到達する。従って、例えば、ケーブルラック 上にケーブルを布設する場合の呼び線として使用するのに好適である。
【0018】 また、図5(ロ)の電線連繋部13は、電線を引っ掛けるためのフック状の掛け 部16を有し、同図(ハ)及び(ニ)のものは、弾丸型の掛け部16であって、電線 を挿入して括り付けるための孔部19を夫々有している。同図(ホ)の電線連繋部 13は、先端がリング状となって孔部19が形成された掛け部16を有し、同図(ヘ) のものは、弾丸型の掛け部16であって、細長状の孔部19を有している。
【0019】 しかして、図4に示すように、(本考案の)通線用操作棒は、通線作業時に於 て、通線するのに必要な本数だけ、その都度、中実棒材1…を連結し、かつ、そ の先端に上記電線連繋部13を取付ければ良い。
【0020】 例えば、図例の場合を説明すると、作業の腰に差して、又は、天井10裏に、何 本かの中実棒材1…を用意し、1本目の中実棒材1に電線連繋部13を取付け、そ して、順次中実棒材1…を連結し送り込んでいく。すると、空間部Mの曲がり部 で中実棒材1が弯曲すると共に電線連繋部13が躯体12に沿って下降する。そして 、電線連繋部13が床面21に当たることにより、通線可能な長さに達したことを知 ることができる。
【0021】 そして、床面21近傍に設けられた壁11の電線引込口22へ電線連繋部13を引き寄 せると共に、巻設された電線20の先端を連繋部13に括り付け、操作棒を後方へ手 繰り寄せて電線を空間部Mに通線する。このとき、1本ずつ又は(次の作業状況 を考慮して)数本とびに中実棒材1を取外せば良い。
【0022】 また、(本考案の)通線用操作棒は、継足し式であるため、全長を十分長くす ることができる。また、1本1本の中実棒材1…が真直復元性に優れているのに 加え、分割して収納保管するため巻癖が生じない。即ち、巻設した通線用の可撓 線材を用いる場合、送り出しても可撓線材が波状又はコイル状に巻癖がついてい るので(いわゆるクリープ現象)真っ直ぐ送ることができなかったが、本考案の ものはこのような不具合が全くない。従って、多数本の中実棒材1…を連結して も、その先端の電線連繋部13を目的箇所まで真っ直ぐに送り込むことができ、長 距離(例えば、数100 m)の通線工事にも対応することができる。
【0023】 なお、本考案は上述の実施の形態に限定されず、例えば、極度に狭い場所での 通線作業に対応するため、(上述の)長さ寸法Lの中実棒材1のハーフサイズを 備えるのも良い。また、グラスファイバー製のこの中実棒材1は、カーボン又は カーボン繊維(炭素又は炭素繊維)を混成することにより、細くてもより剛性の あるものとすることができ、また、ポリエステル繊維を混成することにより、太 くてもより柔軟性のある(良く曲がる)ものとすることができる。
【0024】
【考案の効果】
本考案は上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。
【0025】 (請求項1によれば)中実棒材1が、グラスファイバーにて外径dを 4.0mm〜 10.0mmで成形されることによって、軽量であり、可撓性と剛性に優れて弯曲させ ても折れずらいと共に、真直復元性を有して弯曲させても曲げ癖がつかない通線 用操作棒を得ることができる。従って、例えば、天井10裏や壁11の中へ等の狭い 空間部Mでの通線作業が容易となると共に、直線状に配線する場合も操作棒を真 っ直ぐに送り込むことができる。さらに、継ぎ足し式であるため、中実棒材1を 必要な長さに連結して通線作業ができると共に、全長を十分長くすることができ 、長距離の通線工事にも対応することができる。
【0026】 また、分割して収納保管するため巻癖の問題がなく、長さ寸法Lを 1.0m〜 3 .0mとすることにより、運搬や狭い作業現場での取扱いを容易としつつ、継ぎ足 しの手間を少なくすることができる。さらに、中実棒材1の製作が容易であると 共に、金型の製作費が安価であり、製作コストを安価とすることができる。
【0027】 (請求項2によれば)中実棒材1の最小許容曲げ半径Rを10cm〜60cmとするこ とによって、複数本連結した中実棒材1…のうちの一の中実棒材1のみを小さい 径で弯曲させることができる。つまり、釣り竿のように全体的に弯曲させず、一 部のみを極度に弯曲させることができる。従って、例えば、天井10裏から壁11の 中へ通線する場合、天井裏から操作棒を送り込むが、このとき、空間部Mの曲が り部に於て、中実棒材1を先端側から順次小径で弯曲させつつ下方垂直方向の壁 11の中へ送り込んでいくことができる。これによって、作業困難な通線場所での 作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の通線用操作棒の実施の一形態を示す分
解斜視図である。
【図2】連結部位の要部断面図である。
【図3】中実棒材の弯曲状態を示す説明図である。
【図4】使用状態を示す説明図である。
【図5】各種電線連繋部を示す正面図である。
【符号の説明】
1 中実棒材 10 天井 11 壁 13 電線連繋部 d 外径 L 長さ寸法 M 空間部 R 最小許容曲げ半径

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グラスファイバーにて外径dを 4.0mm〜
    10.0mmで長さ寸法Lを1.0m〜 3.0mとして成形されて
    可撓性かつ真直復元性を有する中実棒材1を、複数本順
    次連結すると共に、先端に電線連繋部13を取付けて、天
    井10裏又は壁11の中等の狭い空間部Mに通線可能に構成
    したことを特徴とする通線用操作棒。
  2. 【請求項2】 中実棒材1の最小許容曲げ半径をRとす
    ると、10cm≦R≦60cmに設定した請求項1記載の通線用
    操作棒。
JP1996006474U 1996-06-17 1996-06-17 通線用操作棒 Expired - Lifetime JP3032549U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11225411A (ja) * 1998-02-06 1999-08-17 Fc Soken Kk 呼び線先導金具
JPH11252733A (ja) * 1998-03-06 1999-09-17 Fc Soken Kk 配線用呼び線導入具
JP2012072808A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Sekisui Chem Co Ltd 樹脂管用先端治具
JP2021136786A (ja) * 2020-02-27 2021-09-13 むらかみ電工株式会社 通線工具

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