JP3031756U - 吊り紐がｙ字形のエプロン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ２本の吊り紐が肩からずり落ちないようしっ
かり安定し、しかも着用が簡単なエプロンを提供する。 【構成】 Ｙ字型に止めた吊り紐に首を通し、後ろに垂
らした吊り紐の面ファスナー３に、身頃に付けた面ファ
スナーのループ状の方４を重ねて吊り紐と身頃の片方を
止める。その上にもう一方の身頃の面ファスナー６を５
の面ファスナーに重ねて止め、着用する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

作業中の衣服の汚れを防止するために着用するエプロンに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のエプロンは、胸当て布を安定させる方法として次のような方法があった 。１．吊り紐を首にかける方法。２．吊り紐を背中で交差させ、左右の身頃にボ タンで留める方法。３．吊り紐を後ろでＨ字に固定し、左右の身頃に止め、さら に身頃はボタンで留める方法等があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記の従来の方法では次のような欠点があった。１の方法は手軽であるが、首 から吊るしているので肩が凝った。２の方法は背中で交差させた紐がねじれたり 、ボタンで留める手間がかかった。３の方法は頭や両手を、作られた空間に通さ なければならない煩わしさがあった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

Ｙ字型に止めた吊り紐に首を通し、後ろに垂らした吊り紐のマジックテープ３ に、身頃に付けたマジックテープのループ状の方４を重ねて吊り紐と身頃の片方 を止める。その上にもう一方の身頃のマジックテープ６を５のマジックテープに 重ねて止め、着用する。

【０００５】

【考案の実施の形態】

胸当てから延ばした２本の吊り紐が肩からずり落ちないようしっかり安定し、 しかも着用が簡単で肩凝りを感じさせず、作業が自由にできるものを提供する目 的で、以下図面に基づいて説明する。図１はエプロンを裏側から見た図で、胸当 てから延ばした２本の吊り紐を２の留め器具（ベルト用バックル）で、着用しよ うとする人の体格に合わせて上下し、頭を楽にくぐらせるゆとりと、紐が肩から ずり落ちない長さに調節してＹ字形に止める。止めた吊り紐の下の部分３の体の 外側に向く方（以後外側、内側と表記）に、マジックテープの鍵型になっている 方を付ける。また身頃から、くの字形にのばした片方の内側４に、マジックテー プのループ状になっている方を付け、外側（エプロン布表側）５に鍵型になって いる方を付ける。もう一方の身頃からのばした端の内側６に、マジックテープの ループ状の方をつける。

【０００６】

【考案の効果】

本考案のエプロンは次のような効果があった。１．吊り紐は２の止め器具で着 用者の体型に合わせて止めているので、肩紐が肩からずり落ちることもなく、し っかりと胸当てを安定させている。２．着用は首を吊り紐にくぐらせ、後はマジ ックテープを重ねてポンと押さえるだけで着用できるので、面倒なボタンかけ、 吊り紐のねじれの心配、後ろ手の紐結び等をせずに済み、簡単である。３．吊り 紐を首にかけないので、長時間着用しても肩凝りを感じない。４．着用に面倒な 操作がないので、エプロン着用に慣れない男性や、手を後ろに回せない身体的疾 患のある人、細かな後ろ手の動作の苦手な人等さまざまな条件の人が利用できる 。５．３点をマジックテープでしっかり固定しているので、激しい動きにも耐え 、着崩れがしない。６．男性が着用してもびしっと締まったバックスタイルなの で、後ろで紐結びをするタイプのような違和感がない。１図に示すエプロンを数 枚作り、着用したが、いずれも目的を十分に果たすことができた。

【提出日】平成８年２月５日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】 【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

作業中の衣服の汚れを防止するために着用するエプロンに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のエプロンは、胸当て布を安定させる方法として次のような方法があった 。１．吊り紐を首にかける方法。２．吊り紐を背中で交差させ、左右の身頃にボ タンで留める方法。３．吊り紐を後ろでＨ字に固定し、左右の身頃に止め、さら に身頃はボタンで留める方法等があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記の従来の方法では次のような欠点があった。１の方法は手軽であるが、首 から吊るしているので肩が凝った。２の方法は背中で交差させた紐がねじれたり 、ボタンで留める手間がかかった。３の方法は頭や両手を、作られた空間に通さ なければならない煩わしさがあった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

Ｙ字形に止めた吊り紐に首を通し、後ろに垂らした吊り紐の面ファスナー３に 、身頃を付けた面ファスナーのループ状の方４を重ねて吊り紐と身頃の片方を止 める。その上にもう一方の身頃の面ファスナー６を５の面ファスナーに重ねて止 め、着用する。

【０００５】

【考案の実施の形態】

胸当てから延ばした２本の吊り紐が肩からずり落ちないようしっかり安定し、 しかも着用が簡単で肩凝りを感じさせず、作業が自由にできるものを提供する目 的で、以下図面に基づいて説明する。図１はエプロンを裏側から見た図で、胸当 てから延ばした２本の吊り紐を２の留め器具（ベルト用バックル）で、着用しよ うとする人の体型に合わせて上下し、頭を楽にくぐらせるゆとりと、紐が肩から ずり落ちない長さに調節してＹ字形に止める。止めた吊り紐の下の部分３の体の 外側に向く方（以後外側、内側と表記）に、面ファスナーの鍵型になっている方 を付ける。また身頃から、くの字形にのばした片方の内側４に、面ファスナーの ループ状になっている方を付け、外側（エプロン布表側）５に鍵型になっている 方を付ける。もう一方の身頃からのばした端の内側６に、面ファスナーのループ 状の方をつける。

【０００６】

【考案の効果】

本考案のエプロンは次のような効果があった。１．吊り紐は２の止め器具で着 用者の体型に合わせて止めているので、肩紐が肩からずり落ちることもなく、し っかりと胸当てを安定させている。２．着用は首を吊り紐にくぐらせ、後は面フ ァスナーを重ねてポンと押さえるだけで着用できるので、面倒なボタンかけ、吊 り紐のねじれの心配、後ろ手の紐結び等をせずにすみ、簡単である。３．吊り紐 を首にかけないので、長時間使用しても肩凝りを感じない。４．着用に面倒な操 作がないので、エプロン着用に慣れない男性や、手を後ろに回せない身体的疾患 のある人、細かな後ろ手の動作の苦手な人等さまざまな条件の人が利用できる。 ５．３点を面ファスナーでしっかり固定しているので、激しい動きにもたえ、着 崩れがしない。６．男性が着用してもびしっと締まったバックスタイルなので、 後ろで紐結びをするタイプのような違和感がない。１図に示すエプロンを数枚作 り、着用したが、いずれも目的を十分に果たすことができた。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わるエプロンの平面図でエプロンの
裏側から見た図。

【図２】本考案に係わるエプロンの立体図でマジックテ
ープを止めて後ろから見た図。

【符号の説明】

１ 吊り紐 ２ 吊り紐をＹ字形に止める止め器具（ベルト用バック
ル）。 ３ 吊り紐２本を１本にまとめて留めた先端に付けた鍵
型マジックテープ。 ４ エプロン内側（布の裏側）に付けたループ型マジッ
クテープ。 ５ エプロン外側（布の表側）に付けた鍵型マジックテ
ープ。 ６ エプロン内側（布の裏側）に付けたループ型マジッ
クテープ。

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成８年２月５日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【考案の名称】 吊り紐がＹ字形のエプロン

【実用新案登録請求の範囲】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わるエプロンの平面図でエプロンの
裏側から見た図。

【図２】本考案に係わるエプロンの立体図で面ファスナ
ーを止めて後ろから見た図。

【符号の説明】 １ 吊り紐 ２ 吊り紐をＹ字形に止める止め器具（ベルト用バック
ル） ３ 吊り紐２本を１本にまとめて留めた先端に付けた鍵
型面ファスナー。 ４ エプロン内側（布の裏側）に付けたループ型面ファ
スナー。 ５ エプロン外側（布の表側）に付けた鍵型面ファスナ
ー。 ６ エプロン内側（布の裏側）に付けたループ型面ファ
スナー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 吊り紐（１）を止め器具（２）でＹ字形
   に止め、マジックテープ（４）、（５）、（６）で吊り
   紐と身頃を留めるエプロン。