JP3030703B1 - フレ―ム枠連結金具 - Google Patents

フレ―ム枠連結金具

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JP3030703B1
JP3030703B1 JP15162199A JP15162199A JP3030703B1 JP 3030703 B1 JP3030703 B1 JP 3030703B1 JP 15162199 A JP15162199 A JP 15162199A JP 15162199 A JP15162199 A JP 15162199A JP 3030703 B1 JP3030703 B1 JP 3030703B1
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幸彦 山下
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株式会社ブレスト工業研究所
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Abstract

【要約】 【解決手段】フレーム枠Pと連結ナット2との間に挟着
される挟着片3を設ける。この挟着片3から屈曲延長さ
れ、フレーム枠Pを連結せしめる被連結部材Qに係止す
る係止フック5を先端に設けた連結片4を設ける。挟着
片3の連結ボルト挿入孔3Aに連続する長孔状のスライ
ド孔4Aを連結片4に延長形成し、連結ボルト1に沿っ
てスライドした連結片4がフレーム枠Pに重合するよう
に設ける。 【効果】取付位置を自由に選択することが可能になる。
組立時の作業能率を高めることができる。梱包時にコン
パクトになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、エアコン
室外機の据付台等に使用されるフレーム枠等を連結する
際に使用するフレーム枠連結金具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、エアコン室外機の据付台等に使
用されるフレーム枠は、特開平9-264567号公報や、実用
新案登録第2556161 号に記載されている。これら従来の
フレーム枠10は、図7に示す如く、一方のフレーム枠
10に開穿した長孔11に、連結ボルト12を挿通して
連結するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これら従来
のフレーム枠では、取付位置の調整範囲がフレーム枠1
0に開穿した長孔11の長さに限定されてしまう不都合
があった。また、このフレーム枠10を連結するための
連結ボルト12や連結ナット13の数が多くなり、組立
作業の能率が悪く、また、連結ボルト12や連結ナット
13を紛失しないように、常に気を配る必要があった。
【0004】そこで本発明は、上述の課題を解消すべく
創出されたもので、取付位置を自由に選択することが可
能になり、しかも、組立時の作業能率を高めることがで
きるフレーム枠連結金具の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
本発明の第1の手段は、フレーム枠Pの端部に装着され
た連結ボルト1と連結ナット2で緊締される連結金具で
あって、フレーム枠Pと連結ナット2との間に挟着され
る挟着片3と、この挟着片3から屈曲延長され、フレー
ム枠Pを連結せしめる被連結部材Qに係止する係止フッ
ク5を先端に設けた連結片4とから成り、挟着片3の連
結ボルト挿入孔3Aに連続する長孔状のスライド孔4A
を連結片4まで延長形成し、スライド孔4Aに沿ってス
ライドした連結片4がフレーム枠Pに重合するように設
けたことにある。
【0006】第2の手段は、スライド孔4Aに、連結ナ
ット2をナット側面から挿入せしめる挿入孔4Bを設け
る。
【0007】第3の手段のフレーム枠Pは挟着片3に重
合する重合体P1とこの重合体P1の両側で被連結部材
Qに当接する一対の支持体P2とで断面略コ字状を成
し、前記挟着片3と連結片4との幅を支持体P2相互の
間隔に略一致する長さに形成し、挟着片3の長さと支持
体P2の幅とが略一致する長さに形成する。
【0008】第4の手段の連結ナット2は、支持体P2
相互間に当接する長さの長手側縁2Aと、連結片4の挿
入孔4Bに挿入する端部側縁2Bとを有し、支持体P2
相互間で揺動する平面略矩形状に設け、対向する側縁に
沿って一対の補強リブ2Dを設けたことを課題解消のた
めの手段とする。
【0009】本発明によると、連結ボルト1と連結ナッ
ト2との緊締により、挟着片3が重合体P1に緊締さ
れ、これに伴い係止フック5に係止された被連結体Qと
フレーム枠Pとが連結固定される。不使用時の連結金具
は、連結片4をスライドさせて連結片4とフレーム枠P
とを重合させる。このとき、挟着片3の端部の位置と支
持体P2の端部の位置とがほぼ同じ位置に揃った状態で
梱包され、あるいは収納、運搬される。本発明連結金具
をフレーム枠Pに装着する際は、連結ボルト1にねじ止
めした連結ナット2を、スライド孔4Aの一部に設けた
挿入孔4Bに側面から挿入して装着するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を詳細に説明する。本発明連結金具は、所定のフレ
ーム枠Pを被連結部材Qの位置に連結する際に使用する
もので、フレーム枠Pの端部に装着された連結ボルト1
と連結ナット2で緊締される。
【0011】この連結金具は、挟着片3とこの挟着片3
から屈曲延長された連結片4とで構成する。挟着片3
は、フレーム枠Pと連結ナット2との間に挟着される。
一方、連結片4の先端に係止フック5を設けている。そ
して、フレーム枠Pを連結せしめる被連結部材Qにこの
係止フック5を係止してフレーム枠Pと被連結部材Qと
を連結する(図3参照)。
【0012】挟着片3には、連結ボルト1を挿通する連
結ボルト挿入孔3Aを開穿している。そして、この連結
ボルト挿入孔3Aに連続する長孔状のスライド孔4A
を、挟着片3から連結片4まで延長形成する(図5参
照)。連結ボルト1にスライド孔4Aを摺動させて、挟
着片3や連結片4をスライドさせることで、連結片4が
フレーム枠Pに重合したり、あるいは、挟着片3がフレ
ーム枠Pに重合するように設けてある(図1、図2参
照)。
【0013】梱包時や不使用時の連結金具は、図1に示
すようにフレーム枠Pに連結片4を重ねた状態にしてお
き、使用時は、図2に示す如く連結金具をスライドさせ
てフレーム枠Pの端部から連結片4を突出させる。収納
時において、フレーム枠Pの重合体P1に連結片4を重
ねた際に、挟着片3が支持体P2の端部よりも突出しな
いようにするため、挟着片3の長さと支持体P2の幅と
が略一致する長さに形成している。また、挟着片3と連
結片4との幅を支持体P2相互の間隔とほぼ同じ長さに
形成して挟着片3と連結片4との連結強度を高めてい
る。
【0014】スライド孔4Aの一部には、連結ナット2
を側面から挿入する挿入孔4Bを設けている(図5参
照)。図示例では、平面平行四辺形の連結ナット2を挿
入する挿入孔4Bを示している。この連結ナット2は、
支持体P2相互間に当接する長さの長手側縁2Aと、連
結片4の挿入孔4Bに挿入する端部側縁2Bとを有し、
挿入孔4Bに端部側縁2Bを挿入するものである。
【0015】また、この連結ナット2には、補強リブ2
Dを設けて連結ナット2自体の強度を高めている。補強
リブ2Dは、連結ボルト挿入孔2Cの両側に設けてあ
る。図示の補強リブ2Dは連結ナット2の端部側縁2B
に沿って設けてあるが、長手側縁2Aに沿って設けても
よい。
【0016】本発明連結金具を使用した例として、エア
コン室外機Rの据付台Sに使用した例を示している(図
6参照)。この他の使用例として、例えば、ケーブルラ
ックやケーブルダクトのカバーの止め金具としても使用
できる。すなわち、ケーブルダクト等のカバー上面に配
設するフレーム枠Pを、ケーブルダクト等の下面に係止
連結する場合に用いることが可能であり、この他、この
種のフレーム枠を係止連結する際に利用することができ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成したことによ
り、当初の目的を達成する。
【0018】すなわち、請求項1に記載の挟着片3と連
結片4とにより、不使用時の連結金具は、連結片4をス
ライドさせて連結片4とフレーム枠Pとを重合させて収
納し、使用時において、フレーム枠P端部から連結片4
をスライド突出してそのまま連結作業に掛かることがで
きる。この結果、連結作業時において、ボルトやナット
等の部品を探し出したり、これらの部品を組み合わせる
等の煩わしい作業を省略することが可能になり、組立時
の作業能率を高めることができる。
【0019】また、連結ボルト1を緊締するだけで、連
結片4の係止フック5が被連結部材Qに係止するから、
従来の連結金具のように、調節範囲が長孔の位置に限定
されることもなくなり、取付位置を自由に選択すること
が可能になった。
【0020】請求項2に記載の挿入孔4Bにより、本発
明連結金具の組み付け作業も容易に行える。これによ
り、出荷時の梱包作業等の能率を上げることができる。
【0021】請求項3に記載の挟着片3と連結片4とに
より、連結金具の連結強度を保持したままで、本発明連
結金具をフレーム枠P内にコンパクトに収納することが
可能になった。
【0022】請求項4に記載の連結ナット2によって、
連結ボルト1緊締時の連結ナット2の変形を防止すると
共に、挟着片3を効率良く挟着することができる。
【0023】このように本発明によると、取付位置を自
由に選択することが可能になり、しかも、組立時の作業
能率を高めることができるなどといった有益な種々の効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明連結金具の収納状態を示す要部斜視図。
【図2】本発明連結金具を引き出した状態を示す要部斜
視図。
【図3】スライド孔に沿って連結片と挟着片とをスライ
ドする状態を示す底面図。
【図4】本発明の装着状態を示す正面図。
【図5】連結片の挿入孔に連結ナットを挿入する状態を
示す一部切欠斜視図。
【図6】本発明の使用状態を示す一部切欠側面図。
【図7】従来の連結金具の装着状態を示す斜視図。
【符号の説明】
P フレーム枠 P1 重合体 P2 支持体 Q 被連結部材 R 室外機 S 据付台 1 連結ボルト 2 連結ナット 2A 長手側縁 2B 端部側縁 2C 連結ボルト挿入孔 2D 補強リブ 3 挟着片 3A 連結ボルト挿入孔 4 連結片 4A スライド孔 4B 挿入孔 5 係止フック 10 フレーム枠 11 長孔 12 連結ボルト 13 連結ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 5/00 F16B 7/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム枠の端部に装着された連結ボル
    トと連結ナットで緊締される連結金具であって、フレー
    ム枠と連結ナットとの間に挟着される挟着片と、この挟
    着片から屈曲延長され、フレーム枠を連結せしめる被連
    結部材に係止する係止フックを先端に設けた連結片とか
    ら成り、挟着片の連結ボルト挿入孔に連続する長孔状の
    スライド孔を連結片まで延長形成し、スライド孔に沿っ
    てスライドした連結片がフレーム枠に重合するように設
    けたことを特徴とするフレーム枠連結金具。
  2. 【請求項2】 前記スライド孔に、連結ナットをナット
    側面から挿入せしめる挿入孔を設けた請求項1記載のフ
    レーム枠連結金具。
  3. 【請求項3】 前記フレーム枠は、挟着片に重合する重
    合体とこの重合体の両側で被連結部材に当接する一対の
    支持体とで断面略コ字状を成し、前記挟着片と連結片と
    の幅を支持体相互の間隔に略一致する長さに形成し、挟
    着片の長さと支持体の幅とが略一致する長さに形成した
    請求項1又は2記載のフレーム枠連結金具。
  4. 【請求項4】 前記連結ナットは、支持体相互間に当接
    する長さの長手側縁と連結片の挿入孔に挿入する端部側
    縁とを有し、支持体相互間で揺動する平面略矩形状に設
    け、対向する側縁に沿って一対の補強リブを設けた請求
    項1乃至3いずれか記載のフレーム枠連結金具。
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