JP3030334U - 側溝の被蓋装置 - Google Patents

側溝の被蓋装置

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JP3030334U
JP3030334U JP1996003166U JP316696U JP3030334U JP 3030334 U JP3030334 U JP 3030334U JP 1996003166 U JP1996003166 U JP 1996003166U JP 316696 U JP316696 U JP 316696U JP 3030334 U JP3030334 U JP 3030334U
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JP
Japan
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side groove
lid
gutter
upper opening
water passage
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JP1996003166U
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English (en)
Inventor
朝彦 松尾
清次 金子
Original Assignee
第一機材株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 枯れ葉やゴミ屑等の異物が雨水と共に流れ込
んでも、通水路の詰まりを防止して雨水と共にその異物
を円滑かつ確実に側溝内に流入させる。 【解決手段】 側溝1の上部開口の両側部に、側溝1の
内側に向って斜め下方に傾斜する受け部4を設け、側溝
1の上部開口内に嵌着する蓋体10の両側部に、所定の
間隔をあけて複数のスペーサ14を突設し、これらスペ
ーサ14の下端縁を前記受け部4に当接させて蓋体10
を側溝1の上部開口内に支持し、前記スペーサ14によ
り側溝1の上部開口の両側部と蓋体10との間に、蓋体
10の上方から前記傾斜状態の受け部4を通して側溝1
内に通じる通水路16を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、道路沿い等に施工される側溝の長手方向沿いの開口部やその途中 の会所桝の部分の開口部に設ける被蓋装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6には、本出願人が提案し、既に出願公告(特公平4−63175号)され た従来の被蓋装置の構造を示してある。この被蓋装置は、側溝aの上部の開口縁 に、断面がL形をなす受枠bを設け、この受枠bの内側に蓋体cを脱着可能に載 架し、この蓋体cで側溝aの開口部を覆う構成となっている。
【0003】 そして受枠bの内側面および内底面と、蓋体cの外側面および外底面との間に スペーサdを介してそれぞれ所定の隙間h1 ,h2 を確保し、これら隙間h1 , h2 でL形状に屈曲する通水路eを構成し、降雨時に路面の上に流れる雨水をこ のL形状に屈曲する通水路eを通して側溝a内に流入させるようにしている。
【0004】 ところで、路面の上には雨水と共に枯れ葉やゴミ屑等の異物も流れるが、近年 においては、その枯れ葉やゴミ屑等の異物も雨水と共に積極的に通水路eを通し て側溝a内に流入させる傾向がある。そしてその異物を側溝aの途中の会所桝に 集めて取り出すようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、受枠bと蓋体cとの間のL形状に屈曲する通水路eを通して雨 水および枯れ葉やゴミ屑等の異物を流すと、その異物が通水路eの途中、特に直 角に屈曲する部分に引っ掛かって詰まり、排水効率を低下させてしまう。
【0006】 この考案はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは 、枯れ葉やゴミ屑等の異物が雨水と共に流れ込んでも、通水路の詰まりを防止し て雨水と共にその異物を円滑かつ確実に側溝内に流入させることができる側溝の 被蓋装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案はこのような目的を達成するために、側溝の上部開口の少なくとも一 側部に、側溝の内側に向って斜め下方に傾斜する受け部を設け、側溝の上部開口 内に嵌着する蓋体の少なくとも一側部に、所定の間隔をあけて複数のスペーサを 突設し、これらスペーサの下端縁を前記受け部に当接させて蓋体を側溝の上部開 口内に支持し、前記スペーサにより側溝の上部開口の少なくとも一側部と蓋体と の間に、蓋体の上方から前記傾斜状態の受け部を通して側溝内に通じる通水路を 構成したものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施の形態について図1ないし図5を参照して説明する。 図1には第1の実施形態に係る被蓋装置の断面図を、図2にはその平面図を示 してあり、符号1は道路沿いに施工された側溝で、この側溝1の上部開口の両側 部に、側溝1の長手方向に沿って延びる見切り通し枠2が互いに対向して設けら れている。
【0009】 この見切り通し枠2はステンレス等の金属で形成され、上方にほぼ垂直に起立 する起立部3と、この起立部3の下端縁から側溝1の内側に向って斜め下方に傾 斜する受け部4とを一体に有し、アンカー5を介して側溝1に固定され、前記起 立部3の上端縁が見切り縁として側溝1の上方に露出している。
【0010】 図3には見切り通し枠2の断面図を、図4には見切り通し枠2の平面図をそれ ぞれ示してあり、この見切り通し枠2における受け部4は、ほぼ垂直に起立する 起立部3に対してαの角度で傾斜している。この角度αとしては、91〜179 ゜の範囲内であればよいが、好ましくは135゜前後とする。
【0011】 側溝1の両側の上面には、化粧タイル等の仕上げ材6がモルタル7を介して敷 き詰められ、これら仕上げ材6により前記見切り縁と同一のレベルを保つ化粧路 面8が施工されている。
【0012】 10は側溝1の上部開口に脱着可能に嵌着された蓋体で、この蓋体10は底板 11および両側板12を有する偏平な皿形状に形成され、この蓋体10の内部に 、側溝1の両側の路面8の仕上げ材6と同一の仕上げ材6がモルタル7を介して 敷き詰められ、これら仕上げ材6により蓋体1の上面が路面8と面一をなす美麗 な化粧面13として仕上げられている。
【0013】 蓋体10の両側板12の外面には、その長手方向に沿う所定間隔ごとにスペー サ14が溶接等により取り付けられている。これらスペーサ14は蓋体10の側 板12および底板11の外方側に一定の寸法だけ突出し、その下部側の縁部が前 記受け部4に対応する角度で傾斜する傾斜辺15となっている。そしてこのスペ ーサ14の傾斜辺15が受け部4の上に当接し、この当接で蓋体10が水平に支 持され、かつこのスペーサ14により側溝1の上部開口の両側部と蓋体10との 間に、蓋体10の上方から傾斜状態の受け部4の上を通して側溝1内に通じる通 水路16が確保されている。
【0014】 蓋体10の両側部には、前記通水路16の上面の隙間内に均等的に配置するよ うに、前記スペーサ14を介して複数の桟材17が蓋体10の長手方向に沿って 平行に架設されている。
【0015】 さらに前記スペーサ14には、傾斜辺15の傾斜下端側の端部においてその下 方に突出する突部18が一体に形成され、これら突部18が側溝1の内面に係合 し、この係合により、蓋体10に荷重が加わったときのその蓋体10のずれ動き や傾きが防止されるようになっている。
【0016】 また蓋体10の下面には補強用のリブ19が設けられ、これらリブ19が前記 スペーサ14の縁部に当接し、この当接で前記突部18の内側への変形が防止さ れている。
【0017】 このような構成の被蓋装置においては、降雨時に路面8の上に雨水が流れると 、その雨水が蓋体10の両側の通水路16を通って側溝1内に順次流入する。 通水路16は、蓋体10の上方から側溝1の内側に向って傾斜する受け部4を 通して側溝1内に通じており、したがってその雨水がその傾斜する受け部4を通 して比較的勢いよく、かつ円滑に側溝1内に流入し、このためその雨水と共に枯 れ葉やゴミ屑等の異物が流れ込んでも、その異物が通水路16の途中で引っ掛か るようなことなく、雨水の流れに乗って常に円滑かつ確実に側溝1内に流入する 。
【0018】 図5にはこの考案の第2の実施形態を示してあり、この第2の実施形態におい ては、側溝1の上部開口の両側部に見切り通し枠2a,2bが互いに対向して設 けられているが、その一方の見切り通し枠2aのみが側溝1の内側に向って傾斜 する受け部4を有し、他方の見切り通し枠2bは断面L形状に形成されている。
【0019】 蓋体10は、その片側の一側部のみに複数のスペーサ14および桟材17を有 し、他側部が前記L形状の見切り通し枠2bの内側に密着するように嵌合されて いる。
【0020】 そして蓋体10の片側に設けられたスペーサ14の傾斜辺15が前記一方の見 切り通し枠2aにおける受け部4の上に当接し、この当接で蓋体10が水平に支 持され、かつこのスペーサ14により側溝1の上部開口の一側部と蓋体10との 間に、蓋体10の上方から傾斜状態の受け部4の上を通して側溝1内に通じる通 水路16が確保されている。
【0021】 このような構成においても、蓋体10の片側に設けられた通水路16を通して 、雨水と共に枯れ葉やゴミ屑等の異物を円滑かつ確実に側溝1内に流入させるこ とができる。
【0022】 そしてスペーサ14の傾斜辺15が見切り通し枠2aの傾斜状態の受け部4に 当接しているため、蓋体10を他方の見切り通し枠2bの配置側に押し込む水平 方向の分力が生じ、このため蓋体10の他側部が見切り通し枠2bの内側に常時 良好に密着し、蓋体10のずれ動きが確実に防止される利点がある。
【0023】 なお、この考案は、側溝の長手方向沿いの開口部を覆う被蓋装置として構成す る場合に限らず、側溝の途中の会所桝の部分の開口部を覆う被蓋装置として構成 する場合であってもよい。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案によれば、枯れ葉やゴミ屑等の異物が雨水と共に 通水路内に流れ込んでも、その異物の詰まりを防止して常に円滑かつ確実に雨水 と共に異物を側溝内に流入させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施形態に係る被蓋装置の断
面図。
【図2】その被蓋装置の平面図。
【図3】その被蓋装置の見切り通し枠の断面図。
【図4】その被蓋装置の見切り通し枠の平面図。
【図5】この考案の第2の実施形態に係る被蓋装置の断
面図。
【図6】従来の被蓋装置の断面図。
【符号の説明】
1…側溝 4…受け部 10…蓋体 14…スペーサ 16…通水路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】側溝の上部開口の少なくとも一側部に、側
    溝の内側に向って斜め下方に傾斜する受け部を設け、側
    溝の上部開口内に嵌着する蓋体の少なくとも一側部に、
    所定の間隔をあけて複数のスペーサを突設し、これらス
    ペーサの下端縁を前記受け部に当接させて蓋体を側溝の
    上部開口内に支持し、前記スペーサにより側溝の上部開
    口の少なくとも一側部と蓋体との間に、蓋体の上方から
    前記傾斜状態の受け部を通して側溝内に通じる通水路を
    構成してなる側溝の被蓋装置。
JP1996003166U 1996-04-18 1996-04-18 側溝の被蓋装置 Expired - Lifetime JP3030334U (ja)

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ID=43165334

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014240566A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 片岡産業株式会社 排水溝被覆構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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