JP3030331U - 清掃シート収容容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 清掃シートを収容すると共に、該清掃シート
を使用後に必要に応じ一時保管することができる清掃シ
ート収容容器を提供することにある。 【解決手段】 清掃シート２が収容された、上面部１１
にシート取出し口１１ａを有する直角六面体形状の箱体
１からなる清掃シート収容容器であって、上記箱体１の
外側面部１３に、上記シート取出し口１１ａから取り出
した上記清掃シート２の一時保管用の仮収容部３を設け
たことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、清掃シート収容容器に関し、清掃シートを使用後に必要に応じ一時 保管することができる清掃シート収容容器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

清掃シートは、従来、合成樹脂製のフィルムにより形成された扁平な袋状のも のに収容されていた。そして、上記清掃シートは、その使用後には、通常、汚れ の程度に拘らず、廃棄されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、使用後の清掃シートであっても、汚れの少ないものを廃棄してしまう のは、省資源上問題があり、汚れの少ない清掃シートについては、経済的にも再 度使用することが望まれるが、使用後の清掃シートを使用前の清掃シートが収容 されていた袋に収納すると、使用前の清掃シートを汚染してしまうため、汚れの 少ない清掃シートを保管する場所が必要であった。

【０００４】 従って、本考案の目的は、清掃シートを使用後に必要に応じ一時保管すること ができる清掃シート収容容器を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、清掃シート２が収容された、上面部１１にシート取出し口１１ａを 有する直角六面体形状の箱体１からなる清掃シート収容容器であって、上記箱体 １の外側面部１３に、上記シート取出し口１１ａから取り出した上記清掃シート ２の一時保管用の仮収容部３を設けたことを特徴とする清掃シート収容容器を提 供することにより、上記目的を達成したものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】 以下、本考案に係る清掃シート収容容器の実施の形態について図面を参照しな がら説明する。図１は、本考案の清掃シート収容容器の一実施形態を示す斜視図 、図２は、図１に示す一実施形態の使用態様を示す斜視図、図３は、該一実施形 態における清掃シートの３つ折り形態を示す平面図、図４は、該一実施形態にお ける清掃シートの一使用態様を示す斜視図、図５は、該一実施形態における箱体 の展開図である。

【０００７】 本実施形態の清掃シート収容容器は、図１に示すように、清掃シート２が収容 された、上面部１１にシート取出し口１１ａを有する直角六面体形状の箱体１か らなる清掃シート収容容器であって、上記箱体１の外側面部１３に、上記シート 取出し口１１ａから取り出した上記清掃シート２の一時保管用の仮収容部３が設 けられている。

【０００８】 本実施形態の清掃シート収容容器について更に詳しく説明すると、上記箱体１ は、図１に示すように、上面部１１が長方形をしており、該長方形の長辺部が最 長稜を形成し、高さが最短稜を形成する直方体形状をしており、該箱体１内には 、上記清掃シート２が多数枚積層収容されている。また、該箱体１の巾（上記上 面部１１の短辺部の長さ）は、該清掃シート２の下記中央部２’の巾に略一致さ せてある。

【０００９】 上記清掃シート２は、図２に一部示されるような３つ折り形態で且つ図２に示 す方向に順次取出し可能にポップアップ方式で積層されて収容されている。そし て、上記清掃シート２の上記３つ折り形態は、該清掃シート２を上記箱体１から 取り出した後、図４に示す如く簡便に、清掃具１０に装着可能なように、図３に 示す如く、清掃シート２の中央部２’の大きさが該清掃具１０の清掃面１０１に 略一致し且つ該清掃シート２の折り部２”，２”が該中央部２’に重なるように 形成されている。

【００１０】 上記箱体１の上面部１１に設けられた上記シート取出し口１１ａは、該箱体１ の前方寄りに設けられており、上記清掃シート２の取り出し前には、即ち本実施 形態の清掃シート収容容器の未使用時には、蓋体１２で閉塞されており、該蓋体 １２を開蓋することにより形成されるようになっている。

【００１１】 上記蓋体１２は、上記上面部１１に、その前方寄りに位置させて設けたコ字状 にミシン目１２ａと該ミシン目１２ａの両端を連結する連接部１２ｂとから形成 されており、該ミシン目１２ａを破断することにより、該連接部１２ｂを基部と して開閉自在となるようになされている。また、上記蓋体１２の大きさは、該蓋 体１２を開蓋することにより形成される上記シート取出し口１１ａから、図２に 示すように、清掃シート２を容易に取り出し可能な大きさになしてある。尚、図 中、１２ｃは上記蓋体１２の開蓋を容易にする指掛け形成部である。

【００１２】 上記仮収容部３は、図１に示すように、上記箱体１の四個の外側面部１３のう ち面積が小さく且つ上記シート取出し口１１ａに近い方の外側面部１３、即ち前 面部１３ａに設けられている。この仮収容部３は、上方に上記の如く３つ折りさ れた上記清掃シート２と略同じ巾の収容口３１を有する扁平な袋状体からなって おり、上記前面部１３ａの大きさよりやや小さい表裏面を有し、その裏面を該前 面部１３ａに接合させてある。上記仮収容部３の接合は、通常、接着剤を介して なされている。

【００１３】 以上のように構成された本実施形態の清掃シート収容容器によれば、その使用 の際に、図２に示すように、上記蓋体１２を開蓋し、この開蓋により形成された 上記シート取出し口１１ａから上記清掃シート２を取り出すことができる。取り 出された清掃シート２は、雑巾として、又は、図４に示すような市販の清掃具１ ０に装着され清掃された後、汚れの少ない該清掃シート２は、上記仮収容部３に 一時保管され、再使用する際に、該仮収容部３から取り出され再使用される。

【００１４】 取り出された上記清掃シート２は、例えば、上記清掃具１０に取付けられて使 用される場合には、図４に示すようにして、清掃具１０の清掃部１０’に装着さ れ、使用に供される。即ち、上記清掃シート２は、下面に清掃面１０１を有する 清掃部１０’と該清掃部１０’に連結された棒状の把手１０”とを具備し、該清 掃部１０’の上面には上記清掃シート２を保持するシート保持部１０２が設けら れている上記清掃具１０に、該清掃面１０１を上記中央部２’で覆い且つ上記シ ート保持部１０２に上記折り部２”，２”を保持させて装着され、使用に供され る。上記清掃シート２の使用後においては、上記清掃具１０から取り外され、汚 れの少ない該清掃シート２は、上記仮収容部３に一時保管され、再使用する際に 、該仮収容部３から取り出され再使用される。

【００１５】 本実施形態の清掃シート収容容器は、図２に示すように、上記箱体１の外側面 部１３に上記仮収容部３が設けられているので、一度使用した上記清掃シート２ で、汚れの少ないものを必要に応じ一時保管しておくことができ、一時保管され た該清掃シート２は、該仮収容部３から取り出して、再使用に供される。

【００１６】 尚、図５は、本実施形態における上記箱体１の展開図で、該箱体１は、図５に 示される板状材を常法通り折曲組立て接合することにより形成される。該板状材 を示す図５において、１１は上記上面部、１２は上記蓋体、１３は上記外側面部 をそれぞれ示し、該外側面部１３，１３・・のうち１３ａは上記前面部である。

【００１７】 本考案は、上記実施形態に限られるものではなく、本考案の目的を逸脱しない 範囲において、その形状、大きさ等を適宜変更することができる。 例えば、上記箱体は、図５に示す形態以外の板状材から形成しても良く、上記 蓋体は、上記箱体と一体に形成されていなくても良く、また、必ず必要なもので もない。また、上記仮収容部は、上記箱体と別体に形成しなくても良く、例えば 、上記箱体と共に一枚の板状材から構成しても良い。また、上記清掃シートの形 態及びその収容状態も上記実施形態に制限されない。

【００１８】

【考案の効果】

本考案の清掃シート収容容器は、清掃シートを収容すると共に、該清掃シート を使用後に必要に応じ一時保管することができる。

【００１９】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の清掃シート収容容器の一実施形態を示
す斜視図である。

【図２】図１に示す一実施形態の使用態様を示す斜視図
である。

【図３】図１に示す一実施形態における清掃シートの３
つ折り形態を示す斜視図である。

【図４】図１に示す一実施形態における清掃シートの一
使用態様を示す斜視図である。

【図５】図１に示す一実施形態における箱体の展開図で
ある。

【符号の説明】

１ 箱体 １１ 上面部 １１ａ シート取出し口 １２ 蓋体 １３ 外側面部 １３ａ 前面部 ２ 清掃シート ３ 仮収容部 ３１ 収容口

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 清掃シート２が収容された、上面部１１
   にシート取出し口１１ａを有する直角六面体形状の箱体
   １からなる清掃シート収容容器であって、 上記箱体１の外側面部１３に、上記シート取出し口１１
   ａから取り出した上記清掃シート２の一時保管用の仮収
   容部３を設けたことを特徴とする清掃シート収容容器。
2. 【請求項２】 上記仮収容部３は、上方に収容口３１を
   有する扁平な袋状体からなり、該袋状体が上記外側面部
   １３に取付けられていることを特徴とする請求項１に記
   載の清掃シート収容容器。
3. 【請求項３】 上記清掃シート２は、該清掃シート２の
   折り部２”，２”がその中央部２’に重なるように３つ
   折りされ、且つ３つ折り形態で取り出されるように収容
   されており、 下面に清掃面１０１を有する清掃部１０’と該清掃部１
   ０’に連結された棒状の把手１０”とを具備し、該清掃
   部１０’の上面には上記清掃シート２を保持するシート
   保持部１０２が設けられている清掃具１０に、 該清掃面１０１を上記中央部２’で覆い且つ上記シート
   保持部１０２に上記折り部２”，２”を保持させて装着
   されることを特徴とする請求項１又は２に記載の清掃シ
   ート収容容器。