JP3029529U - ボールグリッドアレイ基板用の自動植球装置 - Google Patents
ボールグリッドアレイ基板用の自動植球装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動化方式で錫球をボールグリッドアレイ基
板のソルダパッド上に装着するボールグリッドアレイ基
板用の自動植球装置の提供。 【解決手段】 一つのBGA基板固定装置2、少なくと
も一つのメッシュ26、一つの水平駆動装置40、一つ
の垂直駆動装置60及び一つの揺動装置70を備え、該
BGA基板固定装置2はBGA基板30の固定に用いら
れ、メッシュ26との組合せにより、装着する錫球をメ
ッシュ26の孔を通過させる。該水平駆動装置40と垂
直駆動装置60はBGA基板固定装置2を駆動して水平
と垂直方向に移動させてBGA基板30をメッシュ26
の下方の位置に移動させるのに用いられ、上記揺動装置
70の揺動動作により錫球をメッシュ26の孔よりふる
い落とし、簡単にBGA基板30のソルダパッド上に落
とすことができる。
板のソルダパッド上に装着するボールグリッドアレイ基
板用の自動植球装置の提供。 【解決手段】 一つのBGA基板固定装置2、少なくと
も一つのメッシュ26、一つの水平駆動装置40、一つ
の垂直駆動装置60及び一つの揺動装置70を備え、該
BGA基板固定装置2はBGA基板30の固定に用いら
れ、メッシュ26との組合せにより、装着する錫球をメ
ッシュ26の孔を通過させる。該水平駆動装置40と垂
直駆動装置60はBGA基板固定装置2を駆動して水平
と垂直方向に移動させてBGA基板30をメッシュ26
の下方の位置に移動させるのに用いられ、上記揺動装置
70の揺動動作により錫球をメッシュ26の孔よりふる
い落とし、簡単にBGA基板30のソルダパッド上に落
とすことができる。
Description
【0001】
本考案は一種の自動植球装置、特にボールグリッドアレイ(Ball Gri d Array:BGA)製造技術に応用されるものに関する。
【0002】
一般のICはいずれも接続端子を備え、プリント回路板上に装着しやすいもの とされている(図1参照)。しかしこのタイプのICに取り付け可能な接続端子 の数は限られており、その電気特性と熱伝導性は比較的劣っていた。現在、もう 一種のIC形式(図2参照)が良く採用されるようになっており、それは、ボー ルグリッドアレイ(Ball Grid Array:BGA)の接点(一般の ICの接続端子に相当するもの)を備え、該BGAの接点は錫球を溶着して形成 される。このタイプのICは通常一つの基板が付加されており、ゆえに通常、こ のタイプのICとその基板はボールグリッドアレイ基板(Ball GridA rray Substrate)或いは略してBGA基板と称されている。図3 は、すでに錫球が溶着されたBGA基板の断面図であり、その中、符号CはIC チップを、符号Fは基板を表し、錫球Bは基板FのソルダパッドP上に溶着され ている。このタイプのICは比較的多くの入出力接点を備えることができ、また 比較的優れた電気特性、比較的優れた熱伝導特性と比較的大きな接点間距離を有 する。
【0003】 図4はBGA製造工程フローチャートであり、該図に示されるように、該製造 工程では、まずBGA基板のシート上に網板を用いて一つのフラックス(flu x)を塗布し、さらに錫球をBGA基板のソルダパッド上に置き、フラックスの 粘性により暫時ソルダパッド上に止め、その後、BGA基板にリフロー(ref low)処理を施し、錫球を永久的にBGA基板上のソルダパッド上に固着し、 最後にBGA基板を取り出す。
【0004】 しかし、図4の第2ステップの錫球装着は、現在、一般に図5に示されるよう な人工方式によりなされている。それは、BGA基板Fを台J上に置き、さらに メッシュ付篩MでBGA基板F上を覆い、その後、錫球Bをメッシュ付篩M中に 置き入れ、さらに該メッシュ付篩MとBGA基板F、台Jを左右に揺らして錫球 Bを篩孔より落としてBGA基板FのソルダパッドP上に落とすものであった。 この人工植球方式には以下のような欠点があった。 A.植球に時間がかかった。 B.品質が不均一となった。 C.上下の製造プロセスと連続させて自動化することができなかった。
【0005】 上述の欠点を克服するために、すでに図6に示されるような一種の自動化され た植球技術が開発されている。該植球技術は真空源Vを利用して真空吸着ヘッド Kにより錫球Bを吸着し、それをBGA基板FのソルダパッドP上に装着するも のであった。しかし、この種の方式の植球技術にも以下のような欠点があった。 A.吸着ヘッドKに錫球未吸着現象が発生した。(図6には吸着ヘッドKの凹 所G中には錫球Bが未吸着である状態が示される)。 B.吸着する錫球Bの数が多くなるほど、真空源の消耗するエネルギーは大き くなった。 C.錫球形状に僅かな変形がある場合、或いは静電気により、吸着ヘッドに吸 着された錫球BがBGA基板F上に装着できない場合があった。
【0006】
従来のBGA基板における植球技術の有していた上述の欠点を鑑み、本考案で は、新たな自動植球装置を提供し、もって品質の良いICを生産できるようにし 、該自動植球装置により上下の製造プロセスを自動化して連続させ、それにより 人力を節約し、並びに植球品質の均一性を維持することを課題とする。
【0007】
請求項1の考案は、錫球を自動化方式でボールグリッドアレイ(Ball G rid Array:BGA)基板上に固着されたソルダパッド上に装着する自 動植球装置であり、 一つの揺動装置70と、 一つの台座110とされて上記揺動装置70上に設置されるものと、 一つの水平駆動装置40とされて、上記台座110上に設置され水平往復運動 を行うものと、 一つのBGA基板固定装置2とされて、上記水平駆動装置40上に設置されて 垂直の往復運動を行うものと、 一つのメッシュ固定座20とされて、上記台座110上に設置され、下方に上 記BGA基板固定装置2を収容するものと、を備えてなるものとしている。
【0008】 請求項2の考案は、請求項1のボールグリッドアレイ基板用の自動植球装置で 、その中、上記BGA基板固定装置2は、 一つの載台4とされて、上にBGA基板30が置かれる少なくとも一つの第1 溝12が設けられているものと、 上記載台4に連接されている複数の支柱8と、 一つの移動平台6とされて、上記支柱8が収容が収容され複数のスリーブ10 を備えると共に、上記水平駆動装置40に連接されるものと、を備えていること を特徴とするものとしている。
【0009】 請求項3の考案は、請求項2のボールグリッドアレイ基板用の自動植球装置で 、その中、載台4の第1溝12の周囲には複数の固定ピン14が設けられ、該複 数の固定ピン14はBGA基板30周囲の固定孔中に嵌入され、該固定ピン14 間には複数の小孔が設けられ、該自動植球装置は一つの真空装置を有し、該真空 装置は載台4の下方に設置され、該複数の小孔により該BGA基板30が該載台 4に安定して固定されることを特徴とするものとしている。
【0010】 請求項4の考案は、請求項2のボールグリッドアレイ基板用の自動植球装置で 、その中、メッシュ固定座20の下表面には複数の位置決めピンが設けられ、上 記載台4上には複数の位置決め孔16が設けられ、該位置決めピンの位置決め孔 との嵌合が、BGA基板30のメッシュ26下方の一つの位置への固定に利用さ れ、該メッシュ26の各一つの孔がそれぞれBGA基板30の各一つのソルダパ ッドに対応し、錫球の該BGA基板30のソルダパッド上への装着に供されるこ とを特徴とするものとしている。
【0011】 請求項5の考案は、請求項1のボールグリッドアレイ基板用の自動植球装置で 、その中、水平駆動装置40は、 一つの第1駆動モータ42と、 該第1駆動モータ42に駆動される一つの分度器44と、 上記台座110上に設置されて上記分度器44を支承する一つの固定架45と 、 一つのクランクスライドブロック機構とされて、一つのクランクディスク46 と一つの連接棒48よりなり、該クランクディスク46は上記分度器44に連接 され、該連接棒48は該BGA基板固定装置2に連接されているもの、以上を有 することを特徴とするものとしている。
【0012】 請求項6の考案は、請求項5のボールグリッドアレイ基板用の自動植球装置で 、その中、上記連接棒48上には一つのマイクロジョイント100が設置され、 該マイクロジョイント100は、一つの上ボールカラー102、一つの微動盤1 04、一つの下ボールカラー106及び一つの軸頸108を有し、該上ボールカ ラー102と下ボールカラー106はいずれも一つのボールカラーと一つのボー ルカラー外蓋より構成され、該軸頸108の一端は該水平駆動装置40の連接棒 48と枢接され、該軸頸108の一端は該移動平台6の一つの穿孔を通過後、下 ボールカラー106、該微動盤104、該上ボールカラー102の中心孔を穿過 し、該微動盤104の中心孔は該軸頸108の外径よりやや大きく設けられて該 移動平台6が該軸頸108に相対して移動可能とされ、上記メッシュ固定座20 の位置決めピンを上記載台4の位置決め孔16中に嵌入するのに利用されること を特徴とするものとしている。
【0013】 請求項7の考案は、請求項2のボールグリッドアレイ基板用の自動植球装置で 、その中、上記垂直駆動装置60は、 上記移動平台6上に固定された一つのカム64と、 上記載台4の下表面に固定されて該カム64と相接する一つのカム従動部材6 6と、 上記移動平台6上に固定され、上記カム64の回転を駆動し、上記載台4を上 下に移動させる第2駆動モータ62とを備えていることを特徴とするものとして いる。
【0014】 請求項8の考案は、請求項1のボールグリッドアレイ基板用の自動植球装置で 、その中、上記メッシュ固定座20上には一つの第2溝22が設けられ、該第2 溝22中には一つのゲート板80が設けられ、該ゲート板80は第2溝22を二 つの部分に分け、その中の一つの部分にはメッシュ26が設置され、もう一つの 部分は錫球保存区28とされ、該ゲート板80は一つの気圧シリンダ90により その開閉が制御されて錫球を該メッシュ26中に供給して錫球の装着を進行する のに供されることを特徴とするものとしている。
【0015】 請求項9の考案は、請求項1のボールグリッドアレイ基板用の自動植球装置で 、その中、上記台座110上には一つのガイドレール120が設けられ、該ガイ ドレール120上に上記BGA基板固定装置2がスライド可能に設置されること を特徴とするものとしている。
【0016】
本考案のボールグリッドアレイ基板用の自動植球装置は、自動化方式で錫球を ボールグリッドアレイ基板のソルダパッド上に装着するもので、一つのBGA基 板固定装置2、少なくとも一つのメッシュ26、一つの水平駆動装置40、一つ の垂直駆動装置60及び一つの揺動装置70を備え、該BGA基板固定装置2は BGA基板30の固定に用いられ、メッシュ26との組合せにより、装着する錫 球をメッシュ26の孔を通過させる。該水平駆動装置40と垂直駆動装置60は BGA基板固定装置2を駆動して水平と垂直方向に移動させてBGA基板30を メッシュ26の下方の位置に移動させるのに用いられ、上記揺動装置70の揺動 動作により錫球をメッシュ26の孔よりふるい落とし、簡単にBGA基板30の ソルダパッド上に落とすことができる。
【0017】
図7の本考案のBGA基板への自動植球装置の斜視図に示されるように、本考 案の自動植球装置は一つの台座110、一つのBGA基板固定装置2、一つのメ ッシュ固定座20、一つの水平駆動装置40、一つの垂直駆動装置60、及び一 つの揺動装置70を備え、その中、BGA基板固定装置2と水平駆動装置40は 台座110上に取り付けられ、垂直駆動装置60はBGA基板固定装置2の移動 平台6上に設置され、揺動装置70は台座110の下方に取り付けられる。該図 に示されるように、BGA基板固定装置2は一つの載台4、一つの移動平台6、 及び複数の支柱8を有し、複数の支柱8の一端は載台4に連接し、もう一端は一 つのスリーブ10中に挿入されて複数の支柱8が該スリーブ10中をスライド自 在とされて、載台4と移動平台6が相対運動を行えるようにしてある。載台4上 には複数の第1溝12が形成され、複数の第1溝12の周囲に複数の固定ピン1 4が設置されている。該複数の固定ピン14はBGA基板30を固定するのに用 いられ(図13参照)、使用時には、ただBGA基板30の周囲の固定孔32を 複数の固定ピン14上に嵌合すればよい。また、各固定ピン14間には小孔(図 には表示せず)が設けられ、真空源105でBGA基板30をさらに安定して載 台4上に固定することができる。BGA基板固定装置2の移動平台6は台座11 0上の一対の平行なガイドレール120上に取り付けられ、これによりBGA基 板固定装置2はガイドレール120に沿って水平にスライド可能とされている。
【0018】 図7に示されるように、メッシュ固定座20は複数の第2溝22を備え、各第 2溝22中にはゲート板80が設置されて第2溝22を二部分に区画しており、 その中の一つの部分にはメッシュ26が設置され、もう一つの部分は錫球保存区 28とされて錫球の保存に利用され、錫球はメッシュ26の孔(図には表示せず )を通してBGA基板30のソルダパッド上に落とされる。各一つのゲート板8 0は一つの連結架82に固定され、一つの気圧シリンダ90により該ゲート板8 0の開閉が制御される。また、メッシュ固定座20の下表面には複数の位置決め ピン(図には表示せず)が設置され、載台4は、複数の位置決め孔16を該複数 の位置決めピンに組み合わせることでメッシュ固定座20の下方に位置決めされ る。
【0019】 メッシュ固定座20の位置決めピン(図には表示せず)を載台4の位置決め孔 16に嵌入しやすくするために、本考案の自動植球装置中にはさらにマイクロジ ョイント100が設けられ、該マイクロジョイント100はBGA基板固定装置 2の移動平台6上に取り付けられ、マイクロジョイント100と水平駆動装置4 0は相連結されている。図12に示されるように、本考案のマイクロジョイント 100は上つの上ボールカラー102、一つの微動盤104、一つの下ボールカ ラー106と一つの軸頸108を備え、該上ボールカラー102は一つのボール カラー102bと一つのボールカラー外蓋102aより構成され、下ボールカラ ー106は一つのボールカラー106bと一つのボールカラー外蓋106aで構 成される。軸頸108の一端と水平駆動装置40の連接棒48は連接し、軸頸1 08のもう一端は移動平台6の一つの穿孔を通過した後下ボールカラー106、 微動盤104、及び上ボールカラー102の中心孔に順に挿入され、その中、微 動盤104の中心孔104aの寸法は軸頸108の外径よりやや大きいものとさ れ、移動平台6が軸頸108に相対して上下に移動可能とされている。これによ りメッシュ固定座20の下表面の位置決めピン(図には表示せず)が簡単に載台 4の位置決め孔16に嵌合可能とされる。
【0020】 図7に示されるように、水平駆動装置40は一つの第1駆動モータ42、一つ の分度器44、及び一つのクランクスライドブロック機構(図には表示せず)を 備え、クランクスライドブロック機構は一つの連接棒48と一つのクランクディ スク46を備え、連接棒48の一端はクランクディスク46上に枢接され、連接 棒48のもう一端はマイクロジョイント100の軸頸108上に枢接されて、ク ランクディスク46が連接棒48を駆動して往復運動させられるようにしてある 。且つ、一つの固定架45により該分度器44が支承されている。第1駆動モー タ42が一周(即ち360゜)回転する時、BGA基板固定装置2は上死点の位 置(即ち図7と図8に示される位置)から下死点の位置(即ち図9に示される位 置)に移動する。また、該クランクスライドブロック機構は上死点と下死点の位 置のとき、速度と加速度が零となる特性を有し、これにより水平駆動装置40が BGA基板固定装置2に対して衝撃を形成するのを防ぎ、該衝撃によりBGA基 板30の錫球に偏位が発生するのを防ぐ。
【0021】 さらに、図7に示されるように、垂直駆動装置60はBGA基板固定装置2の 移動平台6の上に取り付けられ、垂直駆動装置60は、一つの第2駆動モータ6 2、一つのカム64、及び一つのカム従動部材66を有する。図14に示される ように、カム64と第2駆動モータ62は移動平台6上に固定され、カム従動部 材66は載台4の下表面に取り付けられ、第2駆動モータ62は一つのベルト6 3を経てカム64の回転を駆動し、載台4を上下に移動させられる(図の矢印B に示される)。本考案のカム64はその運動曲線を経て載台4のメッシュ固定座 20を離れる瞬間速度を比較的ゆっくりとし、錫球に偏位を発生させず、この一 つの特性により錫球の溶着品質が高められる。
【0022】 本考案の自動植球装置を操作する時には、まず、BGA基板30を第1溝12 上に固定する(図8参照)。この時、BGA基板固定装置2はちょうど上死点の 位置とされる。その後、第1駆動モータ42で分度器44を駆動してクランクデ ィスク46を回転させる(矢印Aの方向)。これによりBGA基板固定装置2は ガイドレール120に沿ってメッシュ固定座20の下方に移動し、第1駆動モー タ42が一周回転する時、クランクディスク46は半周、即ち180゜回転する 。この時、BGA基板固定装置2はちょうど下死点の位置に移動する(図9参照 )。その後、第2駆動モータ62でカム64を駆動して載台4を上に移動し、メ ッシュ固定座20の位置決めピン(図には表示せず)を載台4の位置決め孔16 中に嵌入させ、載台4をメッシュ固定座20の真下に位置させメッシュ26と一 つの間隙を維持させ、並びにメッシュ26上の各孔(図には表示せず)をBGA 基板30のソルダパッドに対応させ、錫球を各一つのソルダパッド64上に装着 させやすくする。また、本考案の自動植球装置のメッシュ26とBGA基板30 の間隙は、一つの微調整ねじ(図には表示せず)でメッシュ固定座20の高度を 調整することで、適当に維持するものとされ、これにより各種錫球の寸法に適応 できるようにされている。
【0023】 その後、錫球を錫球保存区28(図10参照)に供給し、さらに一つの気圧シ リンダ90によりゲート板80を開け、錫球をメッシュ26中に供給し、その後 、揺動装置70を駆動して上下と回転揺動を行わせ(図の矢印の方向)、錫球を メッシュの孔より落下させてBGA基板30のソルダパッドに落とし、ソルダパ ッド上に装着する。
【0024】 前述したように、本考案のクランクスライドブロック機構(未表示)は上死点 と下死点の位置にある時、速度と加速度が零になる特性を有し、これによりBG A基板30が振動を受けて錫球に偏位を発生することを防ぐ。並びに本考案のカ ム64の曲線設計はBGA基板30がメッシュ固定座20を離脱する時の瞬間速 度を比較的ゆっくりとして錫球に偏位を発生させず、ゆえにIC植球品質を増進 する。
【0025】
本考案の自動植球装置は以下の優れた点を有する。 1.本考案の自動植球装置は上下の製造プロセスを自動化し連続させて人力を 節約し、並びに植球品質の均一性を維持する。 2.本考案の自動植球装置中の水平駆動装置のクランクスライドブロック機構 は上下の死点の位置にある時の速度と加速度がいずれも零となるため、BGA基 板が振動を受けて錫球の偏位を発生することが防がれる。 3.本考案の自動植球装置の垂直駆動装置のカムの曲線設計によりBGA基板 がメッシュ固定座を離脱する瞬間速度が比較的ゆっくりとなり、錫球の位置の偏 りをもたらさない。
【図1】従来のICの接続端子を示す斜視図である。
【図2】BGA基板を示す斜視図である。
【図3】BGA基板の断面図である。
【図4】従来の人工揺動方式によるBGA製造プロセス
フローチャートである。
フローチャートである。
【図5】従来の人工揺動方式によるBGA基板植球技術
説明図である。
説明図である。
【図6】従来の吸取り式BGA基板植球技術説明図であ
る。
る。
【図7】本考案の自動植球装置の斜視図である。
【図8】本考案の自動植球装置にBGA基板を置いた状
態を示す斜視図である(このとき上死点の位置にあ
る)。
態を示す斜視図である(このとき上死点の位置にあ
る)。
【図9】本考案の自動植球装置のBGA基板固定装置2
が水平駆動装置40により移動させられメッシュ26の
下方に至った状態を示す斜視図である(このとき上死点
の位置にある)。
が水平駆動装置40により移動させられメッシュ26の
下方に至った状態を示す斜視図である(このとき上死点
の位置にある)。
【図10】本考案の自動植球装置の揺動装置70が揺動
開始し、錫球をBGA基板のソルダパッド上に落とす準
備をする状態を示す斜視図である。
開始し、錫球をBGA基板のソルダパッド上に落とす準
備をする状態を示す斜視図である。
【図11】本考案の自動植球装置がすでに錫球を装着し
たBGA基板をBGA基板設置の位置にもどした状態を
示す斜視図である(即ち上死点の位置)。
たBGA基板をBGA基板設置の位置にもどした状態を
示す斜視図である(即ち上死点の位置)。
【図12】本考案中のマイクロジョイント100の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図13】本考案の、BGA基板がBGA基板固定装置
の載台4中の長方形の凹所に取り付けられた状態を示す
断面図である。
の載台4中の長方形の凹所に取り付けられた状態を示す
断面図である。
【図14】本考案の自動植球装置の垂直駆動装置60の
動作表示図である。
動作表示図である。
2・・・BGA基板固定装置 4・・・載台 6・・・
移動平台 8・・・支柱 10・・・スリーブ 12・・・第1溝
14・・・固定ピン 16・・・位置決め孔 20・・・メッシュ固定座 2
2・・・第2溝 26・・・メッシュ 28・・・錫球保存区 30・・
・BGA基板 32・・・固定孔 40・・・水平駆動装置 42・・
・第2駆動モータ 43・・・ベルト 44・・・分度器 45・・・固定
架 46・・・クランクディスク 48・・・連接棒 60
・・・垂直駆動装置 62・・・第2駆動モータ 64・・・カム 66・・
・カム従動部材 70・・・揺動装置 80・・・ゲート板 82・・・
連結架 90・・・気圧シリンダ 100・・・マイクロジョイ
ント 102・・・上ボールカラー 102a・・・ボールカ
ラー外蓋 102b・・・ボールカラー 104・・・微動盤 1
04a・・・中心孔 106・・・下ボールカラー 106a・・・ボールカ
ラー外蓋 106b・・・ボールカラー 108・・・軸頸 12
0・・・ガイドレール
移動平台 8・・・支柱 10・・・スリーブ 12・・・第1溝
14・・・固定ピン 16・・・位置決め孔 20・・・メッシュ固定座 2
2・・・第2溝 26・・・メッシュ 28・・・錫球保存区 30・・
・BGA基板 32・・・固定孔 40・・・水平駆動装置 42・・
・第2駆動モータ 43・・・ベルト 44・・・分度器 45・・・固定
架 46・・・クランクディスク 48・・・連接棒 60
・・・垂直駆動装置 62・・・第2駆動モータ 64・・・カム 66・・
・カム従動部材 70・・・揺動装置 80・・・ゲート板 82・・・
連結架 90・・・気圧シリンダ 100・・・マイクロジョイ
ント 102・・・上ボールカラー 102a・・・ボールカ
ラー外蓋 102b・・・ボールカラー 104・・・微動盤 1
04a・・・中心孔 106・・・下ボールカラー 106a・・・ボールカ
ラー外蓋 106b・・・ボールカラー 108・・・軸頸 12
0・・・ガイドレール
Claims (9)
- 【請求項1】 錫球を自動化方式でボールグリッドアレ
イ(Ball Grid Array:BGA)基板上
に固着されたソルダパッド上に装着する自動植球装置で
あり、 一つの揺動装置70と、 一つの台座110とされて上記揺動装置70上に設置さ
れるものと、 一つの水平駆動装置40とされて、上記台座110上に
設置され水平往復運動を行うものと、 一つのBGA基板固定装置2とされて、上記水平駆動装
置40上に設置されて垂直の往復運動を行うものと、 一つのメッシュ固定座20とされて、上記台座110上
に設置され、下方に上記BGA基板固定装置2を収容す
るものと、を備えてなるボールグリッドアレイ基板用の
自動植球装置。 - 【請求項2】 請求項1のボールグリッドアレイ基板用
の自動植球装置で、その中、上記BGA基板固定装置2
は、 一つの載台4とされて、上にBGA基板30が置かれる
少なくとも一つの第1溝12が設けられているものと、 上記載台4に連接されている複数の支柱8と、 一つの移動平台6とされて、上記支柱8が収容が収容さ
れ複数のスリーブ10を備えると共に、上記水平駆動装
置40に連接されるものと、を備えていることを特徴と
する、ボールグリッドアレイ基板用の自動植球装置。 - 【請求項3】 請求項2のボールグリッドアレイ基板用
の自動植球装置で、その中、載台4の第1溝12の周囲
には複数の固定ピン14が設けられ、該複数の固定ピン
14はBGA基板30周囲の固定孔中に嵌入され、該固
定ピン14間には複数の小孔が設けられ、該自動植球装
置は一つの真空装置を有し、該真空装置は載台4の下方
に設置され、該複数の小孔により該BGA基板30が該
載台4に安定して固定されることを特徴とする、ボール
グリッドアレイ基板用の自動植球装置。 - 【請求項4】 請求項2のボールグリッドアレイ基板用
の自動植球装置で、その中、メッシュ固定座20の下表
面には複数の位置決めピンが設けられ、上記載台4上に
は複数の位置決め孔16が設けられ、該位置決めピンの
位置決め孔との嵌合が、BGA基板30のメッシュ26
下方の一つの位置への固定に利用され、該メッシュ26
の各一つの孔がそれぞれBGA基板30の各一つのソル
ダパッドに対応し、錫球の該BGA基板30のソルダパ
ッド上への装着に供されることを特徴とする、ボールグ
リッドアレイ基板用の自動植球装置。 - 【請求項5】 請求項1のボールグリッドアレイ基板用
の自動植球装置で、その中、水平駆動装置40は、 一つの第1駆動モータ42と、 該第1駆動モータ42に駆動される一つの分度器44
と、 上記台座110上に設置されて上記分度器44を支承す
る一つの固定架45と、 一つのクランクスライドブロック機構とされて、一つの
クランクディスク46と一つの連接棒48よりなり、該
クランクディスク46は上記分度器44に連接され、該
連接棒48は該BGA基板固定装置2に連接されている
もの、以上を有することを特徴とする、ボールグリッド
アレイ基板用の自動植球装置。 - 【請求項6】 請求項5のボールグリッドアレイ基板用
の自動植球装置で、その中、上記連接棒48上には一つ
のマイクロジョイント100が設置され、該マイクロジ
ョイント100は、一つの上ボールカラー102、一つ
の微動盤104、一つの下ボールカラー106及び一つ
の軸頸108を有し、該上ボールカラー102と下ボー
ルカラー106はいずれも一つのボールカラーと一つの
ボールカラー外蓋より構成され、該軸頸108の一端は
該水平駆動装置40の連接棒48と枢接され、該軸頸1
08の一端は該移動平台6の一つの穿孔を通過後、下ボ
ールカラー106、該微動盤104、該上ボールカラー
102の中心孔を穿過し、該微動盤104の中心孔は該
軸頸108の外径よりやや大きく設けられて該移動平台
6が該軸頸108に相対して移動可能とされ、上記メッ
シュ固定座20の位置決めピンを上記載台4の位置決め
孔16中に嵌入するのに利用されることを特徴とする、
ボールグリッドアレイ基板用の自動植球装置。 - 【請求項7】 請求項2のボールグリッドアレイ基板用
の自動植球装置で、その中、上記垂直駆動装置60は、 上記移動平台6上に固定された一つのカム64と、 上記載台4の下表面に固定されて該カム64と相接する
一つのカム従動部材66と、 上記移動平台6上に固定され、上記カム64の回転を駆
動し、上記載台4を上下に移動させる第2駆動モータ6
2とを備えていることを特徴とする、ボールグリッドア
レイ基板用の自動植球装置。 - 【請求項8】 請求項1のボールグリッドアレイ基板用
の自動植球装置で、その中、上記メッシュ固定座20上
には一つの第2溝22が設けられ、該第2溝22中には
一つのゲート板80が設けられ、該ゲート板80は第2
溝22を二つの部分に分け、その中の一つの部分にはメ
ッシュ26が設置され、もう一つの部分は錫球保存区2
8とされ、該ゲート板80は一つの気圧シリンダ90に
よりその開閉が制御されて錫球を該メッシュ26中に供
給して錫球の装着を進行するのに供されることを特徴と
する、ボールグリッドアレイ基板用の自動植球装置。 - 【請求項9】 請求項1のボールグリッドアレイ基板用
の自動植球装置で、その中、上記台座110上には一つ
のガイドレール120が設けられ、該ガイドレール12
0上に上記BGA基板固定装置2がスライド可能に設置
されることを特徴とする、ボールグリッドアレイ基板用
の自動植球装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996003628U JP3029529U (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | ボールグリッドアレイ基板用の自動植球装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996003628U JP3029529U (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | ボールグリッドアレイ基板用の自動植球装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3029529U true JP3029529U (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=43164553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996003628U Expired - Lifetime JP3029529U (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | ボールグリッドアレイ基板用の自動植球装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3029529U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110277325A (zh) * | 2019-06-04 | 2019-09-24 | 深圳市金新福电子技术有限公司 | 批量bga芯片植球装置及植球方法 |
CN111587475A (zh) * | 2018-07-12 | 2020-08-25 | 新冠科技有限公司 | 一种植球机 |
CN114378745A (zh) * | 2022-02-08 | 2022-04-22 | 湖南越摩先进半导体有限公司 | 一种植球装置 |
CN114535743A (zh) * | 2022-02-21 | 2022-05-27 | 上海世禹精密机械有限公司 | 滚筒式毛刷铺球设备 |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP1996003628U patent/JP3029529U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114378745B (zh) * | 2022-02-08 | 2023-05-05 | 湖南越摩先进半导体有限公司 | 一种植球装置 |
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