JP3029426U - 車輪脱出シート - Google Patents

車輪脱出シート

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JP3029426U
JP3029426U JP1996003203U JP320396U JP3029426U JP 3029426 U JP3029426 U JP 3029426U JP 1996003203 U JP1996003203 U JP 1996003203U JP 320396 U JP320396 U JP 320396U JP 3029426 U JP3029426 U JP 3029426U
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JP
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wheel
sheet
ground
escape
rolled
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JP1996003203U
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Inventor
博 谷本
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有限会社谷本板金
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 砂浜や雪路などの軟弱地面に車輪が埋まって
しまっても誰でも簡単に車輪を軟弱地面から脱出させる
ことができる車輪脱出シートを提供する。 【解決手段】 可撓性を有する巻き込みシート2と、巻
き込みシート2の先端に取り付けられた土掻き板5とか
らなり、巻き込みシート2の表面には車輪との間の摩擦
を高める車輪用滑り止め凹凸部3が設けられており、巻
き込みシート2の裏面には地面との間の摩擦を高めるた
めの地面用凹凸部4が形成されている。このため、砂浜
や雪路などの軟弱地面に車輪が埋まってしまっても、車
輪Tと巻き込みシート2との間に働く摩擦力を増加させ
やすいので車輪が空回りするのを防止し、地面との間に
生じる摩擦力を大きくさせることができ、巻き込みシー
ト2が地面からズレるのを防止でき、この摩擦力を確実
に車輪Tに与えることができるので、誰でも簡単に車輪
を脱出させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、車輪脱出シートに関する。さらに詳しくは、車輪が砂浜や雪路など の軟弱地面に埋まってしまった車輪を脱出させる車輪脱出シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
砂浜や雪路などの軟弱地面に車輪が埋まってしまうと、軟弱地面から抜け出そ うとして、車輪の回転数を上げれば上げるほど、車輪は軟弱地面に沈んでいき、 軟弱地面から脱出しにくくなる。これは、砂浜の場合、砂浜は細かな砂が多数集 まっているだけのものであり、砂浜のそれぞれの砂は車輪が前進しようとする力 を支持することができず、逆に車輪に巻き込まれて後方に吹き飛ばされててしま うためである。同様に、雪路においても、雪は車輪が前進しようとする力を支持 することができず、逆に車輪に巻き込まれて後方に吹き飛ばされててしまう。し たがって、車輪が空転してしまい、軟弱地面から脱出できない。 従来より、車輪を軟弱地面から脱出させるために、厚手の布や木材などを車輪 と軟弱地面の間に挿入させてから車輪を脱出させている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、前記厚手の布や木材などが手元にない場合が多く、手元にあっても 大きさが合わないので、軟弱地面に埋まった車輪を脱出させることができないと いう問題がある。
【0004】 本考案はかかる事情に鑑み、砂浜や雪路などの軟弱地面に車輪が埋まってしま っても誰でも簡単に車輪を軟弱地面から脱出させることができる車輪脱出シート を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の車輪脱出シートは、可撓性を有する巻き込みシートと、該巻き込み シートの先端に取り付けられた土掻き板とからなることを特徴とする。 請求項2の車輪脱出シートは、前記巻き込みシートの表面に、車輪との間の摩 擦を高める滑り止め凹凸部が設けられたことを特徴とする。 請求項3の車輪脱出シートは、前記巻き込みシートの裏面に、地面との間の摩 擦を高める滑り止め凹凸部が設けられたことを特徴とする。
【0006】
【考案の実施の形態】
つぎに、本考案の実施形態を図面に基づき説明する。 図1は本実施形態の車輪脱出シート1に係わる表面図、図2は本実施形態の車 輪脱出シート1に係わる裏面図であって、(Z)はその拡大図である。図1およ び図2に示すように、本実施形態の車輪脱出シート1はシート状であって合成ゴ ム製の巻き込みシート2の先端に鉄製の土掻き板5が取り付けられたものである 。6はボルトとナットなどの留め具で、車輪脱出シート1と土掻き板5を接合さ せている。 なお、車輪脱出シート1は合成ゴムだけでなく、可撓性を有している材料であ れば種々の材料を採択しうる。とくに、車輪との摩擦力に対して破れず、車輪と の間に生じる摩擦熱によって劣化しないものが好ましい。
【0007】 前記土掻き板5は、先端部が基端部より細く形成され、両側部は中央部に向け て屈曲されており、この土掻き板5は車輪と地面との間に挿入させやすいので好 適である。 なお、土掻き板5は鉄製だけでなく、硬度が高いプラスチックやアルムニウム 合金などの金属であってもよく、車輪との摩擦力によって変形しない強度があれ ば足り、種々の材料を採択しうる。
【0008】 図1に示すように、この巻き込みシート2の表面には複数の棒状の車輪用滑り 止め凹凸部3が、巻き込みシート2の幅方向に向けて、この巻き込みシート2の 長手方向に沿って間隔的に取り付けられている。このため、車輪と巻き込みシー ト2との間の摩擦を高め、車輪が空転するのを防止している。 なお、車輪用滑り止め凹凸部3は前記棒状の突起が取り付けられたものだけで なく、波状の突起が取り付けられたものや複数の点状突起が取り付けられたもの など、車輪との摩擦を高めるために滑りにくく形成されていれば足り、種々の形 状を採択しうる。
【0009】 図2に示すように、この巻き込みシート2の裏面には、裏面全体に地面用滑り 止め凹凸部4が形成され連続した格子形を構成しており、この格子形の格子線に 相当する部分が凸部となっており、格子線で囲まれた部分は凹部となっている。 この巻き込みシート2の地面用滑り止め凹凸部4は、地面との摩擦を高めるため のものである。 なお、この巻き込みシート2の地面用滑り止め凹凸部4は前記格子形のものだ けでなく、スパイクを取り付けて凹凸させたものやタイヤ模様など、地面との摩 擦を高めるために滑りにくく形成されていれば足り、種々の形状を採択しうる。 地面用滑り止め凹凸部4がスパイクを取り付けて凹凸させたものの場合、凍結し た雪路であっても巻き込みシート2を地面に密着しやすいので好適である。
【0010】 図3は本実施形態の車輪脱出シート1の使用説明図であって、(a)は車輪が 埋まった状態、(b)は車輪脱出シート1を車輪と地面との間に挿入した状態、 (c)は車輪が脱出した状態である。 まず、図3(a)に示すように、砂浜や雪などの軟弱地面に車輪Tが埋まって しまったら、埋まっている車輪Tの前方における砂や雪を予め、車輪の脱出シー ト1の土掻き板5で掘り出しておく。 つぎに、図3(b)に示すように、車輪脱出シート1の土掻き板5を車輪Tと 地面との間に差し込んで挿入させて土掻き板5を車輪Tと地面との間に固定させ る。このとき、土掻き板5は車輪と軟弱地面との間に切込んで入れ、車輪脱出シ ート1の巻き込みシート2を車輪Tの前方に向かって延ばしておいて、車輪の脱 出のために備える。
【0011】 最後に、図3(c)に示すように、車輪Tを図中矢印の方向に回転させると、 車輪Tは土掻き板5の上面を通過して、巻き込みシート2まで移動する。さらに 車輪Tを回転させると、巻き込みシート2は可撓性を有しているので、巻き込み シート2は車輪Tを包み込むようにして巻き込みシート2の幅方向に凹状に撓む 。このため、車輪Tと巻き込みシート2との間の接触面積は大幅に増加するので 、車輪Tと巻き込みシート2との間に働く摩擦力は非常に大きくなる。さらに車 輪Tを回転させると、車輪Tと巻き込みシート2との間に働く摩擦力は、ついに 車輪を前進させうる力を超え、この摩擦力が車輪Tを前方へ移動させる力となっ て車輪Tに働き、他方の巻き込みシート2は車輪Tを支持するので、車輪Tは砂 浜や雪道などから脱出することができるという効果を奏する。
【0012】 しかも、巻き込みシート2の表面には車輪用滑り止め凹凸部3が取り付けられ ているので、車輪Tと巻き込みシート2との間に働く摩擦力を増加させやすいと いう効果を奏する。 さらに、巻き込みシート2の裏面には地面用滑り止め凹凸部4が形成されてい るので、車輪Tと巻き込みシート2との間に働く摩擦力が巻き込みシート2に与 えられても、巻き込みシート2は地面に対して滑りにくく、この摩擦力によって 巻き込みシート2が後方に移動させられることはない。言い換えると、巻き込み シート2は地面に対してズレないので、車輪Tと巻き込みシート2との間に働く 摩擦力を確実に車輪Tに与えることができるという効果を奏する。
【0013】 上記のごとく、本実施形態の車輪脱出シートを使用すれば、砂浜や雪路などの 軟弱地面に車輪が埋まってしまっても誰でも簡単に車輪を脱出させることができ る。もちろん、車輪脱出シート1を2つ用意しておき、それぞれの車輪脱出シー ト1を左右両側の車輪に使用すれば、より脱出させやすくなるのはいうまでもな い。
【0014】
【考案の効果】
請求項1の車輪脱出シートによれば、砂浜や雪路などの軟弱地面に車輪が埋ま ってしまっても誰でも簡単に車輪を脱出させることができる。 請求項2の車輪脱出シートによれば、車輪と巻き込みシートとの間に働く摩擦 力を増加させやすいので、車輪が空回りするのを防止できる。 請求項3の車輪脱出シートによれば、地面との摩擦力が大きくなるので、巻き 込みシートが地面からズレるのを防止でき、この摩擦力を確実に車輪Tに与える ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の車輪脱出シート1に係わる表面図
である。
【図2】本実施形態の車輪脱出シート1に係わる裏面図
であって、(Z)はその拡大図である。
【図3】本実施形態の車輪脱出シート1の使用説明図で
あって、(a)は車輪が埋まった状態、(b)は車輪脱
出シート1を車輪と地面との間に挿入した状態、(c)
は車輪が脱出した状態である。
【符号の説明】
1 車輪脱出シート 2 巻き込みシート 3 車輪用滑り止め凹凸部 4 地面用滑り止め凹
凸部 5 土掻き板

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性を有する巻き込みシートと、該巻き
    込みシートの先端に取り付けられた土掻き板とからなる
    ことを特徴とする車輪脱出シート。
  2. 【請求項2】前記巻き込みシートの表面に、車輪との間
    の摩擦を高める車輪用滑り止め凹凸部が設けられたこと
    を特徴とする請求項1記載の車輪脱出シート。
  3. 【請求項3】前記巻き込みシートの裏面に、地面との間
    の摩擦を高める地面用滑り止め凹凸部が設けられたこと
    を特徴とする請求項1または2記載の車輪脱出シート。
JP1996003203U 1996-03-26 1996-03-26 車輪脱出シート Expired - Lifetime JP3029426U (ja)

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