JP3028804B2 - Cdma受信方法及び受信回路 - Google Patents

Cdma受信方法及び受信回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA(符号分
割多元接続:Code Divisional Multiple Access)を用
いた無線通信システムにおける受信方法と受信回路に関
し、特に、レイク(Rake:熊手)合成受信機を用いる受
信方法と受信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信システムにおける多元接続技術
の1つとしてCDMAがある。例えば、基地局と複数の
移動体通信端末とから構成される移動体通信システムに
CDMAを適用した場合には、そのシステムに収容でき
る端末数を増やすことができるとともに、送信電力を低
減することができるなどの利点がある。
【0003】CDMAによる通信システムでは、一般
に、スペクトラム拡散変調が使用される。スペクトラム
拡散変調による通信では、送信側において、拡散符号と
してPN(擬似乱数:Pseudo-random Number)コードを
用いて伝送信号に拡散変調を施すことによって伝送信号
のスペクトラムを拡散し、その信号を受信側に送信す
る。受信側では、スペクトラム拡散された受信信号に対
し、同期を取りながら、送信側と同一のPNコード(拡
散符号レプリカ)を用いて逆拡散を行い、復調された伝
送信号を得ている。
【0004】以下の説明では、スペクトラム拡散変調の
方法として、直接拡散変調(DS:Direct Sequence)
が用いられるものとするが、周波数ホッピング変調(F
H:Frequency Hopping)などの拡散変調方法を用いた
場合も、同様の議論が成立する。
【0005】送信局から受信局に到達する電波には、送
信局から受信局に向かって直線的に伝搬する成分(直接
波)の他に、山や地面、建物などによって反射され、異
なる伝搬経路を通って受信機へ到達する成分がある。異
なる経路を通る電波成分は、異なる伝搬経路の数だけ存
在し、それぞれ、受信局に到達するための経路の距離に
応じて受信局での到達時間が異なっている。この異なる
経路を通る電波成分のことをマルチパス成分ともいう。
ここでもし、到達時間に応じた遅延時間を与えながらこ
の到達時間の異なった電波を集めて合成すれば、直接波
の受信信号に加算することができ、直接波のみからなる
場合に比べ大きな受信信号とすることができ、S/N
(シグナル/ノイズ比)の向上や、S/N向上に伴う送
信電力の低減を達成することができる。
【0006】異なる伝搬経路であれば、受信機から見た
とき各電波成分の到来方向が異なることになるが、多く
の方向から到来する電波をこのように合成して受信する
ことによって受信感度を高める技術を、その視覚的形態
が熊手に似ていることから、レイク合成と呼ぶ。
【0007】図13は、レイク合成を用いるとともにC
DMA通信システムで使用される従来の受信機(レイク
受信機)の構成を示すブロック図である。ここでは受信
機と呼ぶが、実際には、CDMA方式による移動体通信
システムにおける移動端末であって、基地局側と通信を
行うものである。
【0008】この受信機は、アンテナ222と、アンテ
ナ222に接続するとともに送信信号と受信信号とを分
離するための送受信フィルタ221と、送受信フィルタ
221の受信側のポートに接続し、アンテナ222に入
力した高周波受信信号を増幅、周波数変換してベースバ
ンドでの受信信号に変換する受信高周波部201と、受
信高周波部201からのベースバンドの受信信号が並列
に入力し、所定のPNコードによって受信信号の逆拡散
を実行する複数の(図示した例では6個の)ベースバン
ド受信部202と、各ベースバンド受信部202から出
力された(逆拡散後の)信号を合成する電力合成部20
4と、合成された信号を音声信号へ復号する受信音声処
理部206と、処理後の音声を出力するレシーバー20
7と、レイク合成を行うために各伝搬成分の到達電波の
サーチを実行し、各ベースバンド受信部202に対し逆
拡散するタイミングを知らせる到達電波サーチ回路20
3と、備えている。ここで、受信高周波部201、ベー
スバンド受信部202、到達電波サーチ部203、電力
合成部204、受信音声処理部206及びレシーバ20
7は、受信部を構成している。さらにこの受信機には、
入力音声を電気信号(音声信号)へ変換するマイクロホ
ン210と、マイクロホン210から出力した音声信号
を符号化する送信音声処理部211と、符号化された信
号を所定のPNコードで拡散変調して送信用のベースバ
ンド信号へ変換するベースバンド送信処理部213と、
送信用のベースバンド信号を高周波送信信号へ変換する
送信高周波部214とからなる送信部が設けられてお
り、送信高周波部214の出力すなわち高周波送信信号
は、送受信フィルタ221の送信側ポートに入力してい
る。
【0009】図13に示す受信機の場合、伝搬経路が異
なると電波の到達時間が異なるため、ベースバンド信号
を逆拡散するためのベースバンド受信部202を複数個
用意するとともに、伝搬経路が異なる各成分ごとの到達
時間を到達電波サーチ回路203によって求めるように
している。そして、到達電波サーチ回路203は、各伝
搬経路の電波成分の到達時間(遅延時間)をそれぞれの
ベースバンド受信部202に知らせ、各ベースバンド受
信部202は、知らされた到達時間に応じてPNコード
のタイミングをずらしながら受信電波の逆拡散を実行す
る。到達時間に応じてタイミングがずれたPNコードを
使用することにより、各ベースバンド受信部202から
出力される逆拡散後の信号は位相が揃っていることにな
り、これらの信号を電力合成部204において電力合成
することにより、大きな受信信号にすることができる。
レイク受信機では、各到達時間ごとに逆拡散を行う部分
のことをフィンガ(指)ともいう。ここで述べたレイク
受信機ではベースバンド受信部202が6個設けられて
いるので、フィンガが6本あることになる。
【0010】送信側での拡散変調や受信側での逆拡散に
用いるPNコードのチップレートは例えば4MHzであ
って、この場合、1チップあたりの時間は0.25μs
ということになる。これに対し、マルチパス成分の到達
時間の差は、数十μsにも及ぶものである。そこで、異
なる伝搬経路での電波を同時に受信する環境において、
逆拡散に用いるPNコードのチップ位相を少しずつ(例
えば1/4チップ)ずらすと、遅延時間(チップ位相の
ずらし量)と逆拡散後の受信電力との関係は、図14に
示すグラフ(ディレイプロファイル)のようになる。
【0011】送信局から異なった伝搬経路を経て到達し
た電波は、相互に到達時間が異なるため、異なる遅延時
間において、それぞれ、受信電力におけるピークを示
す。図示した例では、ピーク1、ピーク2及びピーク3
の3つのピークがあり、これらの間隔は、到達時間差に
対応している。そこで到達電波サーチ回路203は、こ
れらのピークの位置を探索し、ベースバンド受信部20
2に一つずつピークを割り当てる。ここでピーク位置の
探索は、到達時間差を求めていることと同じである。ベ
ースバンド受信部202では、割り当てられたピーク位
置に対応するチップ位相のPNコードで受信信号を逆拡
散することにより、割り当てられたピークに対応する伝
搬経路で到達した電波成分の逆拡散を実行する。このよ
うにして各ベースバンド受信部がそれぞれ異なる伝搬経
路の電波成分の受信信号を正しく逆拡散することにな
り、逆拡散の受信信号を電力合成することによって、受
信信号の強度を大きくし、S/Nを向上することができ
る。
【0012】図15は、従来のレイク受信機における到
達電波サーチ回路の構成の一例を示すブロック図であ
る。この到達電波サーチ回路は、PNコードが与えられ
このPNコードに基づいて受信信号の逆拡散を行う逆拡
散部231と、逆拡散部231からの出力信号を1シン
ボルの時間にわたって積分しさらに長い時間にわたって
積分する積分器232と、積分器232の出力値を格納
するデュアルポートRAM(DPRAM、RAM=ラン
ダム・アクセス・メモリ)234と、デュアルポートR
AM234内を検索して遅延時間ごとのピークを検出し
て各ベースバンド受信部202ごとにピーク位置を割り
当てるサーチャ回路235と、PNコードを発生するP
Nコード発生器236と、PNコード発生器236で発
生するPNコードの位相を制御するとともにデュアルポ
ートRAM234への書き込みアドレスを制御する制御
部237と、を備えている。そして、PNコード発生器
236で発生するPNコードの位相を例えば1/4チッ
プずつずらしながら逆拡散部231において受信信号の
逆拡散を行い、逆拡散部231からの出力を積分器23
2で積分し、積分結果の値をそのときのPNコードの位
相に対応づけてデュアルポートRAM234に格納す
る。その結果、デュアルポートRAM234には、図1
4に示すようなディレイプロファイルが格納されること
になるから、サーチャ回路235は、このデュアルポー
トRAM234内を検索して、各ベースバンド受信部2
02にそれぞれ割り当てるべきピーク位置を決定し、決
定したピーク位置に対応する到達時間差を各ベースバン
ド受信部202に通知する。
【0013】さて、自動車電話や携帯電話などの移動体
通信システムでは、送信局と受信局の少なくとも一方が
移動することが想定されており、したがって、送信局と
受信局との間の電波の伝搬経路も時々刻々と変化し、そ
れにより、伝搬経路に対応するピークの位置も変化し、
場合によってはその伝搬経路がなくなってピークが消滅
したり、新たな伝搬経路が生じてピークが新規に現われ
るようなことが起こる。とりわけ、移動体の速度が大き
い場合には、急激にディレイプロファイルが変化するの
で、ピーク位置を見失わないように、到達電波でのピー
クの検索を常時行う必要がある。
【0014】例えば、特開平9−181704号公報に
は、CDMA信号のディレイプロファイルの変動に対し
て追従し、複数のパス(伝搬経路)に対してレイク合成
を行うことができるマルチパス・サーチ方法及びCDM
A信号受信装置が開示されている。この方法では、サー
チ・フィンガと、上述のベースバンド受信部と類似のト
ラッキング・フィンガとを有する受信機を用い、図16
に示すように、まず初期動作として、サーチ・フィンガ
によって、全てのチップ位相における受信信号レベルを
検出する(S1)。この初期のサーチにおいて検出した
平均受信信号レベルより、レイク合成すべきパスを選択
し(S2)、選択したパスについて、トラッキング・フ
ィンガで位相検出を行う。積分・ダンプを行った後、各
パスごとに復調を行ってレイク合成を行う。ここで各ト
ラッキング・フィンガは各パスごとに独立トラッキング
機能を有するものとする。パスが重なる場合(トラッキ
ング・フィンガに同じピークが割り当てられた場合)に
は、一方のトラッキング・フィンガについて、受信信号
レベルのランキング情報を基に、選択パスの再割当を実
行する(S4)。また、サーチ・フィンガは、レイク合
成すべき遅延時間の範囲の全チップ位相について受信信
号レベルの検出を行い、さらに、各チップ位相について
平均化して一定周期でレイク合成パスを選択し、対応す
る拡散符号レプリカ符号(PNコード)を各トラッキン
グ・フィンガに与えている。
【0015】図17は、特開平9−181704号公報
に開示されたCDMA信号受信装置の構成を示すブロッ
ク図である。この受信装置では、複数のトラッキング・
フィンガ300と、サーチ・フィンガ350と、PNコ
ードを発生するロングコード拡散符号レプリカ発生器3
81と、レイク合成を行うべきパスを選択するためのR
AKE合成パス選択部382と、各トラッキング・フィ
ンガ300の出力をそれぞれ絶対同期検波する検波器3
83と、各検波器383の出力をレイク合成して出力信
号として出力するRAKE合成回路385とを有する。
各トラッキング・フィンガ300及びサーチ・フィンガ
350には、受信入力拡散信号が供給されている。
【0016】上述したように、各トラッキング・フィン
ガ300は、独立トラッキング機能を備えているため、
信号受信用の乗算器303及び積分・ダンプ回路307
の他に、トラッキング用に、2系統の乗算器301,3
02及び積分・ダンプ回路304,305を備えてい
る。乗算器301〜303はPNコードと受信入力拡散
信号とを乗算して逆拡散を行うためのものであり、積分
・ダンプ回路304,305,307は、乗算器301〜
303の出力を一定時間積分するための物である。トラ
ッキング用の積分・ダンプ回路304,305の出力
(振幅)をそれぞれ2乗するために振幅2乗回路30
8,309が設けられている。さらに、各トラッキング
・フィンガ300には、振幅2乗回路308,309の
出力の差を算出する減算器310と、減算器310の出
力が入力するループフィルタ311と、ループフィルタ
311の出力に基づき、PNコードの遅延量(タイミン
グ)を決定する拡散符号レプリカタイミング制御信号生
成部312と、拡散符号レプリカタイミング制御信号生
成部312からの制御信号に基づき、各乗算器301〜
303ごとに、ロングコード拡散符号レプリカ発生器3
81からのPNコードに遅延を与えてそれら乗算器30
1〜303に出力する拡散符号レプリカ遅延部306と
が設けられている。
【0017】サーチ・フィンガ350は、受信入力拡散
信号とPNコードを乗算する乗算器351と、乗算器3
51の出力を一定時間積分する積分・ダンプ回路352
と、積分・ダンプ回路352の出力(振幅)の2乗を算
出する振幅2乗回路353と、振幅2乗回路353の出
力に基づいてディレイプロファイルを格納する受信レベ
ルメモリ354と、ロングコード拡散符号レプリカ発生
器381からのPNコードに遅延を与えて乗算器351
に供給する拡散符号レプリカ遅延部355と、を備えて
いる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述したように移動体
通信システムにおいてレイク受信を行う場合、受信信号
のディレイプロファイルを得てピーク位置を検出するこ
とが必要であり、図13に示した回路であれば、到達電
波サーチ回路は、マルチパスの各成分についての到達時
間差の考えられる変化範囲の全体にわたって、ピークを
探索し続ける必要があり、電流を常時消費してしまうこ
とになる。同様に、特開平9ー181704号公報に記
載の信号受信装置の場合であれば、サーチ・フィンガを
常時動作させる必要がある上に、各トラッキング・フィ
ンガにおいてもトラッキング用回路を常時動作させてい
るので、その分、消費電流が大きくなる。レイク合成を
行う受信機では、受信高周波部の出力以降の回路はデジ
タル信号処理を行う回路として構成するのが一般的であ
り、ピークサーチのための積分処理は通常の信号の逆拡
散のための積分処理に比べて計算量が大きいから、その
分、電力をより多く消費してしまう。また、デュアルポ
ートRAMや受信レベルメモリを検索してピーク位置を
求める処理は、それらメモリ内のデータを逐一比較する
処理を伴うからこれも電力消費量が大きくなる原因とな
る。
【0019】このように、レイク受信を行うために従来
の方法で到達電波サーチを行った場合には、かなりの電
力を消費するから、特に、電池駆動を前提とする移動端
末(自動車電話端末や携帯電話端末)において、その端
末の使用可能時間を短くしまうという問題が生じる。
【0020】本発明の目的は、レイク合成を行う移動端
末において、到達電波サーチ回路の動作時間を短くで
き、消費電流を削減できる受信方法及び受信装置を提供
することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のCDMA
受信方法は、スペクトラム拡散を用いる符号分割多元接
続(CDMA)により通信を行い、異なる遅延時間の伝
搬経路の電波を検出する到達電波のサーチを実行し、レ
イク合成によって異なる伝搬経路の電波からの受信信号
を合成する移動端末における受信方法であって、受信信
号の受信状態を検出し、受信状態が所定の条件を満たす
場合には、到達電波のサーチを実行する遅延時間範囲を
変更する。
【0022】本発明の第2のCDMA受信方法は、スペ
クトラム拡散を用いる符号分割多元接続(CDMA)に
より通信を行い、異なる遅延時間の伝搬経路の電波を検
出する到達電波のサーチを実行し、レイク合成によって
異なる伝搬経路の電波からの受信信号を合成する移動端
末における受信方法であって、受信信号の受信電界の変
動量を検出し、変動量が所定の条件を満たす場合には、
到達電波のサーチを実行する遅延時間範囲を変更する。
【0023】本発明のCDMA受信方法において、受信
電界の変動量は、典型的には、フェージングピッチある
いはフェージングの深さである。また、遅延時間範囲の
限定の仕方としては、例えば、フェージングピッチの逆
数を所定のしきい値と比較し、あるいはフェージングピ
ッチから移動端末の移動速度を算出してその移動速度と
しきい値とを比較し、しきい値の方が小さければ、例え
ば、既に求めた(前回のサーチで求めた)ピークの近傍
のみでピークサーチを行う方法が挙げられる。
【0024】本発明のCDMA受信回路は、スペクトラ
ム拡散を用いる符号分割多元接続(CDMA)により通
信を行い、レイク合成によって異なる伝搬経路の電波か
らの受信信号を合成する移動端末における受信回路であ
って、受信信号に対する逆拡散を実行するベースバンド
受信手段と、受信電界の変動量を検出する電界強度測定
手段と、異なる遅延時間の伝搬経路の電波を検出する到
達電波のサーチを実行してベースバンド受信手段にそれ
ぞれ異なる伝搬経路の電波を割り当てる到達電波サーチ
回路とを有し、変動量が所定の条件を満たす場合には、
到達電波サーチ回路が実行する到達電波サーチの遅延時
間範囲が変更される。
【0025】本発明のCDMA受信回路において、ベー
スバンド受信手段は、典型的には、レイク受信に必要な
複数のベースバンド受信部、すなわち複数のフィンガか
ら構成されている。
【0026】各伝搬経路ごとの電波の到達時間は移動端
末の移動に伴って変化するが、移動速度が大きければ到
達時間の変動が大きく、移動速度が小さければ到達時間
の変動も小さいものと考えられる。到達時間の変動が小
さい場合には、既に求めた到達時間の近傍でのみピーク
を探索すればよいと考えられるから、チップ位相の考え
られる変化範囲の全体にわたって到達電波サーチ回路が
ピークを探索し続ける必要はなくなり、また、到達電波
サーチ自体も間欠的に実行することができる。
【0027】ところで、移動端末の場合、移動に伴って
フェージングが観測される。フェージングによる受信電
界の谷間の時間間隔をフェージングピッチと称するが、
フェージングピッチも移動端末の移動速度に依存する。
そこで本発明では、フェージングピッチを測定して、測
定されたフェージングピッチと所定のしきい値とを比較
して、あるいは測定されたフェージングピッチから推定
される移動速度と所定のしきい値とを比較する。フェー
ジングピッチよりしきい値が小さい場合(フェージング
ピットの逆数よりしきい値が大きい場合と言い換えても
よい)や移動速度よりしきい値の方が大きい場合には、
移動端末の移動速度が低速であると判別する。低速であ
ると判別した場合には、各伝搬経路について過去に求め
た到達時間の近傍でのみ到達電波のサーチを行うように
する。このように構成することにより、到達電波サーチ
回路を間欠的に動作させることが可能になって、移動端
末全体としての消費電力の削減を図ることができる。本
発明においては、フェージングピッチから移動端末の移
動速度が高速か低速かを判断する代わりに、フェージン
グが観測されるかされないかを判別し、フェージングが
ない場合(ここでフェージングがない場合とは、フェー
ジングが実質的には観測されなかった場合のことであ
る)は移動端末が事実上移動していない(停止してい
る)と判断し、このような場合には到達電波サーチ回路
のサーチ範囲を極端に絞り込むようにして、さらに大幅
な消費電力の削減を図るようにしてもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形
態について、図面を参照して説明する。
【0029】まず、本発明の原理的な実施の形態につい
て説明する。図1は、この実施の形態での受信機の構成
を示すブロック図である。この受信機は、レイク合成を
用いるとともにCDMA通信システムで使用されるもの
であって、ここでは受信機と呼ぶが、実際には、CDM
A方式による移動体通信システムにおける移動端末であ
って、基地局側と通信を行うものである。具体的には、
携帯電話機などとして構成されるものである。
【0030】この受信機は、アンテナ122と、アンテ
ナ122に接続するとともに送信信号と受信信号とを分
離するための送受信フィルタ121と、送受信フィルタ
121の受信側のポートに接続し、アンテナ122に入
力した高周波受信信号を増幅、周波数変換してベースバ
ンドでの受信信号に変換する受信高周波部101と、受
信高周波部101からのベースバンドの受信信号が並列
に入力し、所定のPNコードによって受信信号の逆拡散
を実行する複数(ここで示した例では6個)のベースバ
ンド受信部102と、各ベースバンド受信部102から
出力された(逆拡散後の)信号を合成する電力合成部1
04と、合成された信号を音声信号へ復号する受信音声
処理部106と、処理後の音声を出力するレシーバー1
07と、レイク合成を行うために到達電波のサーチを実
行して遅延時間が異なる各伝搬成分のピークを検出し、
各ベースバンド受信部102に対し逆拡散するタイミン
グを知らせる到達電波サーチ回路103と、フェージン
グピッチの検出のために電力合成部104から出力され
る信号に基づいて受信電界の強度を測定する電界強度測
定部112と、を備えている。ここで、受信高周波部1
01、ベースバンド受信部102、到達電波サーチ回路
103、電力合成部104、受信音声処理部106、レ
シーバ207及び受信電界測定部112は、受信部を構
成している。また、複数のベースバンド受信部102に
よってベースバンド受信手段を構成している。ここで
は、ベースバンド受信部102が6個設けられているか
ら、レイク受信機としてのフィンガは6本ということに
なる。
【0031】さらにこの受信機には、入力音声を電気信
号(音声信号)へ変換するマイクロホン110と、マイ
クロホン110から出力した音声信号を符号化する送信
音声処理部111と、符号化された信号を所定のPNコ
ードで拡散変調して送信用のベースバンド信号へ変換す
るベースバンド送信処理部113と、送信用のベースバ
ンド信号を高周波送信信号へ変換する送信高周波部11
4とからなる送信部が設けられており、送信高周波部1
14の出力すなわち高周波送信信号は、送受信フィルタ
121の送信側ポートに入力している。
【0032】ここでは、伝搬経路が異なると電波の到達
時間が異なるため、ベースバンド信号を伝搬経路ごとに
逆拡散するためのベースバンド受信部(フィンガ)10
2を複数個用意するとともに、伝搬経路が異なる各成分
ごとの到達時間を到達電波サーチ回路103によって求
める。各ベースバンド受信部102は、到達電波サーチ
回路103で検出された到達時間に応じてPNコードの
タイミング(チップ位相)をずらしながら受信電波の逆
拡散を実行し、このよう各ベースバンド受信部102か
ら出力された逆拡散後の信号は電力合成部104におい
て電力合成され、これによって大きな受信信号が得られ
る。
【0033】図2は、到達時間サーチ回路103の構成
の一例を示すブロック図である。この到達電波サーチ回
路103は、PNコードが与えられこのPNコードに基
づいて受信信号の逆拡散を行う逆拡散部131と、逆拡
散部131からの出力信号を1シンボルの時間にわたっ
て積分しその積分結果をさらに長い時間にわたって積分
する積分器132と、積分器132の出力値を格納する
デュアルポートRAM(DPRAM)134と、デュア
ルポートRAM134内を検索して遅延時間ごとのピー
クを検出して各ベースバンド受信部102ごとにピーク
位置を割り当てるサーチャ回路135と、PNコードを
発生するPNコード発生器136と、到達時間サーチ回
路103全体の制御を行う制御部137とを備えてい
る。後述するようにこの受信機ではこの受信機を搭載し
ている移動体の移動速度を電界強度測定部112で推定
しており、制御部137には、電界強度測定部112か
ら、移動体が高速移動しているかどうかの情報が入力し
ている。そして制御部137は、具体的には、PNコー
ド発生器136で発生するPNコードの位相を制御し、
デュアルポートRAM134への書き込みアドレスを制
御するとともに、電界強度測定部112からの情報に基
づき、到達時間サーチ回路103によるピークサーチの
範囲を決定して到達時間サーチ回路103の動作タイミ
ングを決定する。
【0034】なお、ピークサーチを行う場合には、従来
の受信機における到達電波サーチ回路(図15参照)の
場合と同様に、PNコード発生器136で発生するPN
コードの位相を例えば1/4チップずつずらしながら逆
拡散部131において受信信号の逆拡散を行い、その出
力を積分器132で積分してその積分結果の値をデュア
ルポートRAM134に格納する。このとき、ピークサ
ーチの範囲が限定されている場合には、その限定されて
いる範囲内でのみピークサーチを行うものとする。PN
コードをずらす速さは一定としているので、結局、全範
囲にわたるピークサーチを行う場合に比べ、ピークサー
チの範囲を限定した場合には、間欠的にピークサーチが
行われることになる。
【0035】以上の処理によって、デュアルポートRA
M134にはディレイプロファイルが格納されることに
なるから、サーチャ回路135によってデュアルポート
RAM234内を検索し、各ベースバンド受信部102
にそれぞれ割り当てるべきピーク位置を決定し、決定し
たピーク位置に対応する到達時間差を各ベースバンド受
信部102に通知する。
【0036】さて、この受信機では、電界強度測定部1
12が受信電界の強度を計測しており、フェージングに
よる受信電界の落ち込みを検出する。移動端末であるこ
の受信機は、その移動する速さによりフェージングを受
け、また、伝搬経路ごとの到達時間も変化する。図3は
フェージングによる受信電界強度の変化の一例を示すグ
ラフである。フェージングによる受信電界強度の極小点
(谷間)の間の時間間隔をフェージングピッチと呼ぶ。
フェージングによる受信電界強度の変化と、チップ位相
を少しずつ変化させたときの受信信号におけるピーク値
の位置の変化との間には、大きな相関がある。
【0037】図4は、逆拡散に用いるPNコードのチッ
プ位相を少しながらずらした場合における、チップ位相
のずらし量(時間t)と逆拡散後の受信電力との関係を
示している。送信局から異なった伝搬経路を経て到達し
た電波は、相互に到達時間が異なるため、異なるチップ
位相で、それぞれ、受信電力におけるピークを示す。図
示した例では、ピーク1、ピーク2及びピーク3の3つ
のピークがあり、これらの間隔は、到達時間差に対応し
ている。
【0038】移動端末が高速で移動する場合は、ピーク
1、ピーク2、ピーク3も時間的に大きく変動するた
め、到達電波サーチ回路103は、考えられるチップ位
相の変化の範囲の全域にわたってこれらピークを常時探
し続ける必要がある。図示「常時サーチ」の矢印は、移
動端末が高速で移動する場合のサーチ範囲を示してい
る。しかし、この移動端末が低速でする場合には、時間
的な変動は小さいため、到達電波サーチ部103は、一
度サーチしたタイミング(到達時間)の周辺の時間を少
ない時間範囲で探せばよいし、ある程度の時間間隔をお
いて探索を行うことが可能になる。図示「低速移動時サ
ーチ時間範囲」の矢印は、移動端末が低速で移動する場
合にサーチすべき範囲、すなわち、各伝搬経路について
過去に求めた到達時間の近傍を示している。したがっ
て、到達電波サーチ回路103は、常時動作させる必要
はなく、間欠的に動作させることが可能になる。また、
到達時間サーチ回路103では、デュアルポートRAM
134内にディレイプロファイルが格納されることにな
るが、低速移動時にはピークサーチの範囲を限定してい
ることによって、デュアルポートRAM134での比較
対象となるデータ量が少なくなって比較のための演算量
も減り、このことも消費電力の低減に寄与する。
【0039】この受信機では、高速移動か低速移動か
は、電界強度測定部112によって測定した受信電界強
度に基づいて判別している。すなわち、図3に示すよう
に、受信電界強度が一定の間隔で大きく減衰するフェー
ジングピッチのフェージング周期を知り、低速、高速の
判断を判断している。ビルなどが多く存在する都市地域
などでは、電波を反射しあるいは回折する物体が数多く
存在するので、送信局からの電波は一種の定在波となっ
て存在し、フェージングの種類としてはレイリーフェー
ジングとなり、フェージングピッチは、この受信機を搭
載した移動体の移動方向と送信局の方角との関係によら
ずに、移動体の移動速度と使用する電波の周波数だけで
決まるようになる。具体的には、移動速度をv、使用す
る周波数をf、光速をcとおくと、フェージングピッチ
tは、 t=c/(f×v) …(1) で表わされる。すなわちフェージングピッチtは、電波
の周波数fと移動速度vとの積に反比例するようにな
る。フェージングピッチの逆数をフェージング周波数と
すると、フェージング周波数は、使用する電波の周波数
fと移動速度vとの積に比例するようになる。使用する
電波の周波数は分かっていることから、フェージングピ
ッチ(フェージング周波数)からこの受信機(移動端
末)の速度を推定できる。推定した移動速度と所定のし
きい値とを比較し、高速移動か低速移動かを判別すれば
よい。使用する電波の周波数が一定であれば(通常の移
動体通信システムでは、電波法令に基づく周波数割当の
関係上、使用する電波の周波数は一定であるとみなせ
る)、移動速度はフェージングピッチに反比例するか
ら、フェージングピッチ(あるいはフェージング周波
数)をしきい値と直接比較するようにしてもよい。いず
れにせよ、低速移動の場合には、電界強度測定部112
からの制御により、到達電波サーチ回路103を間欠的
に動作させるとともに、一度サーチしたタイミング(到
達時間)の周辺でのみ到達電波のサーチを行うように
し、到達電波サーチ回路103の平均消費電力を低減さ
せる。なお、移動速度が大きければ、フェージングの山
と谷の差が大きくなり、移動速度が小さければ山と谷の
差が小さくなることが知られている。高速移動中は、特
に谷が深いフェージングが発生しやすい。
【0040】図5は、この受信機の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【0041】電界強度測定部112は、受信した電波の
電界強度を算出してフェージングピッチ(フェージング
周波数)を検出し、フェージングピッチから受信機の移
動速度を判定する。そして、所定のしきい値と移動速度
とを比較し、移動速度が高速か低速かを判別する(ステ
ップ11)。
【0042】ステップ11で高速移動と判別した場合、
到達電波サーチ回路103を常時オン(ON)状態とし
(ステップ12)、各ベースバンド処理部102へ受信
タイミングを割り当てる(ステップ13)。そして、フ
ェージングピッチが変化したかを判別し(ステップ1
4)、変化した場合にはステップ11に戻り、変化しな
い場合にはステップ12に戻る。
【0043】一方、ステップ11で低速移動と判別した
場合には、到達電波サーチ回路103のサーチ範囲を小
さくし(ステップ15)、各ベースバンド処理部102
へ受信タイミングを割り当てる(ステップ16)。そし
て、フェージングピッチが変化したかを判別し(ステッ
プ17)、変化した場合にはステップ11に戻り、変化
しない場合にはステップ15に戻る。
【0044】これらの処理により、低速移動の場合に
は、ベースバンド処理部102へ受信タイミングを割り
当てる到達電波サーチ回路103を常時動作させている
必要がなくなり、消費電流が低減でき、受信機が電池を
使用する携帯電話機であれば、通話可能時間を長くする
ことができる。
【0045】次に、高速移動か低速移動かを識別するし
きい値の設定について説明する。本実施形態では、フェ
ージングピッチから求めた移動端末の移動速度から(あ
るいはフェージングピッチそのものから)、到達時間サ
ーチ回路103を常時オンとして考えられる遅延時間の
全範囲にわたってピークサーチを行うか、すでに求めた
ピーク位置を含んでいるある限られた範囲でピークサー
チを行うかを切り替えている。したがって、この切り替
えのためのしきい値(低速移動か高速移動かのしきい
値)は、限られた範囲のみしかピークサーチをしなくて
も実質的に支障がない、という観点から決められるべき
ものである。図6は、しきい値の設定原理を説明する図
であって、フェージングとサーチ範囲との関係を示して
いる。ここでは、周波数2GHzを使用して通信してい
る場合を考える。
【0046】移動端末の移動速度が60km/h(秒速
16.7m)であるとすると、式(1)より、フェージン
グピッチは9msec(フェージング周波数は111.
1Hz)となる。すなわち、図示するように、9mse
cの周期で受信電界強度の上下が発生することになる。
また図においてA,B,…,Gは、それぞれ、10mse
c単位で受信波とPNコードとを掛け合わせて電力を計
算する処理の実行時間範囲を示している。ピークサーチ
には積分処理が伴うため、計算の継続時間としてはミリ
秒のオーダーになっている。A,B,…,Gは、ディレイ
プロファイルでの異なるピーク位置に対応して、相互
に、±30μsec程度の範囲内でずれている。
【0047】60km/hで走行しているときには、図
示するように、10msecの検索期間中に大きく電界
が変動してしまい、10msecごとに次々とピーク位
置の計算を行う必要が生じる。しかしながら、ここで移
動速度が仮に20km/hであるとすると、フェージン
グピッチが27msec程度となって、フェージングに
よる受信電界の谷間も27msecごとに現れる。した
がって、10msecの計算を行ったら次の10mse
cは計算を休むといった動作を行うことが可能になる。
そこで、実際にどの程度の時間、計算を休むのかに応
じ、そのような間欠的な計算が可能となる移動速度をし
きい値とすることが考えられる。さらに、移動速度が1
0km/h程度であれば、10msec動作して20m
sec休むというようなことも可能になる。
【0048】以上の説明では、受信電界におけるフェー
ジングピッチを測定して移動速度を求めるとしたが、本
発明においては、フェージングピッチ以外の測定から移
動速度を求める(少なくとも低速移動であるか高速移動
であるかを判別する)ようにしてもよい。以下、本発明
で適用しうる、受信電界測定から移動速度を求める各種
の方法について説明する。
【0049】図7は、移動端末における受信電界強度の
変化の具体的一例を示す図である。ここで、例えば、受
信電界強度(受信電界強度そのものでないが受信電界強
度に対応する量でもよい)の値を予め定められた時間間
隔、例えば5msec間隔で測定し、順次測定された値
の差すなわち図7のaを変動量として算出し、この変動
量から移動速度を推定するようにしてもよい。受信電界
強度の変動量と移動速度との関係は、予め求めておけば
よい。ここで、移動端末の速度が例えば数十msecの
時間範囲内で数km/hも変化することは通常考えられ
ないから、速度が予め定められた時間内で、受信電界強
度の変動量から得られた移動速度の算出値のうち、最も
大きいものを移動速度とするようにしてもよい。
【0050】あるいは、受信電界強度の変動量と所定の
値との大小を比較し、変動量の方が大きければ高速移動
中であると判定し、所定の値の方が大きければ低速移動
中であると直接判定するようにしてもよい。変動量とし
ては各種のものが考えられるが、変動量が大きければ移
動速度が大きいような変動量を使用するものとする。し
たがって、ここでは、変動量として、フェージングピッ
チそのものを使用することは妥当ではなく、フェージン
グピッチの逆数(フェージング周波数)を使用すべきで
ある。この場合、速度判定の誤りを軽減するため、所定
回数あるいは所定時間の受信電界強度変動量を積算し、
その後、速度判定を行うようにしてもよい。この積算す
る方法によると、数回測定された受信電界強度の変動量
の1つが大きい場合、すなわちフェージングの谷が深い
場合には、積算値が大きくなる。
【0051】また、所定時間内に受信電界強度の変動量
から得られた複数の判定値のうち、1つでも高速移動中
であることを示すものがあれば、この移動端末は高速移
動中であると判定することもできる、さらに、フェージ
ングの山または谷である時間を測定することにより、移
動端末の移動速度を算出することも可能である。例えば
図7において、受信電界強度値が所定の値を下回った時
間(t1)及び受信電界強度値が所定の値を上回った時間
(t2)、または受信電界強度値の変動周期(t1+t2)を
測定し、t1及びt2、またはt1+t2から移動端末の移動速
度を推定するようにしてもよい。この場合、t1及びt2、
またはt1+t2を所定の値と大小比較し、受信電界強度の
変動周期が所定の値より短ければ高速移動中であると判
断することもできる。さらには、所定の時間内に受信電
界強度の変動周期から得られた複数の判定値のうち少な
くとも1つが高速移動に対応するものである場合には、
高速移動であると判定するようにしてもよい。
【0052】いずれにせよ本発明においては、受信電界
の変動量(この変動量としては、各種のものが考えられ
るが、フェージングピッチとフェージングの谷の深さの
少なくとも一方が含まれる)に基づき、移動端末が高速
移動か低速移動かを判別して、ピークサーチの範囲を変
化させている。ここで、高速移動か低速移動かを判別と
説明したが、この場合、移動端末の速度を数値的に求め
ることは必ずしも要求されない。フェージングピッチや
フェージングの谷の深さなどに対して直接しきい値を設
定して判別するだけでも所期の効果を得ることができ
る。
【0053】さらに本発明では、しきい値に対してヒス
テリシス特性を付加することもできる。ヒステリシス特
性を付加した場合には、しきい値の近くの速度範囲で移
動端末の速度が変動するような場合に、ディレイプロフ
ァイルの全サーチ範囲探索と部分的探索との切り替えが
過度の頻度で起こることを防止することができる。図8
は、ヒステリシスを設ける場合を説明するグラフであ
る。過去に求めたピークの近傍のみのサーチするモード
(低速移動時のモード)と、全範囲にわたるサーチを行
うモード(高速移動時のモード)とを切り替えるため
に、移動体の速度にT1とT2の2つのしきい値(ただ
しT1>T2とする)を設定し、低速移動時のモードか
ら高速移動時のモードへの切り替えはしきい値T1で起
こるようにし、高速移動時のモードから低速移動時のモ
ードへの切り替えはしきい値T2で起こるようにしてい
る。
【0054】以上説明した実施の形態では、ピークサー
チを行う範囲を、全範囲にわたるサーチか過去に求めた
ピークの近傍のみのサーチかの2段階に切り替えていた
が、本発明では、3段階以上の切り替えとすることも可
能である。3段階の切り替えとする場合であれば、移動
体の速度区分を高速と低速の2段階ではなく高速、中
速、低速の3段階とし、高速移動の場合には全範囲サー
チとし、中速移動と低速移動の場合には、過去に求めた
ピークの近傍のみのサーチとする。その場合、中速移動
と低速移動とを比較すると、ピークサーチの範囲は、中
速移動の方が相対的に広く、低速移動の方が相対的に狭
くなるようにする。図9は、高速、中速、低速の3段階
に区分してピークサーチの範囲を変化させるとともに、
高速、中速、低速の各モードを区分するためのしきい値
にヒステリシス特性を持たせた場合を説明するグラフで
ある。移動体の速度に関し、高速と中速とを判別するた
めのしきい値をT1とT2とし、中速と低速とを判別す
るためのしきい値をT3とT4とし、T1>T2>T3
>T4とする。そして、中速移動時のモードから高速移
動時のモードへの切り替えはしきい値T1で起こるよう
にし、高速移動時のモードから中速移動時のモードへの
切り替えはしきい値T2で起こるようにし、低速移動時
のモードから中速移動時のモードへの切り替えはしきい
値T3で起こるようにし、中速移動時のモードから低速
移動時のモードへの切り替えはしきい値T4で起こるよ
うにしている。
【0055】図10は、移動体の速度を高速、中速、低
速の3段階に分けるとして、ディレイプロファイルにお
けるピークの位置とピークサーチの範囲との関係を示す
図である。高速移動時のモードと中速移動時のモードと
の関係は、図4に示す2段階切換えの場合の高速移動時
のモードと低速移動時のモードとの関係と同じである。
一方、図10に示すものにおいて、中速移動時のモード
と低速移動時のモードとの関係は、ピークサーチを実行
する遅延時間範囲について、中速移動時のモードでは、
過去に見つかったピークを中心として相対的に広い範囲
を検索するのに対し、低速移動時のモードでは、過去に
見つかったピークを中心として相対的に狭い範囲を検索
するというものである。移動端末が歩行速度以下の極め
て低速で移動(静止も含む)する場合には、ピークサー
チの範囲をごく狭いものとすることによって、到達電波
サーチ回路の消費電力を大幅に削減することが可能にな
る。
【0056】以上説明した例では、移動端末の速度を高
速/低速の2段階、あるいは高速/中速/低速の3段階
に区分しているが、移動端末が実質的に移動していない
(停止している)あるいは移動している、という区分を
行うようにしてもよい。具体的には、フェージング自体
が実質的に観測されたかされなかったかを判別し、フェ
ージングが実質的に観測されなかった場合、すなわち、
受信電界がほぼ一定しているような場合をフェージング
がない場合とし、フェージングがない場合には、ピーク
サーチの範囲をごく狭いものとし、フェージングがある
場合(フェージングが観測された場合)には、ピークサ
ーチを全範囲サーチとするようにしてもよい。このよう
な区分を行うことは、例えば、鉄道車両に搭載される移
動端末のように、大部分の時間が駅(や電車区、車庫)
に停車しているか時速数十km以上の速度で運行してい
るかのいずれかであって、時速数km〜十数kmの低速
域にある時間がほとんどないような移動端末において、
消費電力を大幅に削減することに関し有効である。
【0057】次に、本発明の別の実施の形態について説
明する。実際の携帯電話機では、制御信号の捕捉や授受
のために止まり木(パーチ)チャネルと呼ばれる特別の
チャネルを使用し、また、内蔵アンテナと使用時(通話
時)に本体から引出されるホイップアンテナとの2系統
のアンテナを装備していることが多い。非通話時にはホ
イップアンテナを使用できないので、着呼信号を含む制
御信号などを受信するために内蔵アンテナが設けられて
いる。そこで、この実施の形態では、止まり木(パー
チ)チャネルを使用するとともに内蔵アンテナとホイッ
プアンテナとの2本のアンテナを備えた受信機を説明す
る。図11は、そのような受信機の構成を示すブロック
図である。
【0058】レイク受信を行うためのレイク受信部14
1とは独立して、止まり木チャネルの受信を行うパーチ
受信部142が設けられている。内蔵アンテナ143に
は、内蔵アンテナ143に入力した高周波受信信号を増
幅、周波数変換してベースバンドでの受信信号に変換す
る第1の受信高周波部145が接続している。第1の受
信高周波部145からの受信信号は、レイク受信部14
1及びパーチ受信部142に入力するとともに、後述す
る到達電波サーチ回路149に入力している。一方、ホ
イップアンテナ144には送信信号と受信信号とを分離
するための送受信フィルタ146が接続し、送受信フィ
ルタ221の受信側のポートには、ホイップアンテナ1
44に入力した高周波受信信号を増幅、周波数変換して
ベースバンドでの受信信号に変換する第2の受信高周波
部147が接続している。第2の受信高周波部147か
らの受信信号も、レイク受信部141、パーチ受信部1
42及び到達電波サーチ回路149に入力している。
【0059】レイク受信部141には、受信高周波部1
45,147からのベースバンド受信信号が並列に入力
し、所定のPNコードによって受信信号の逆拡散を実行
する複数の(図示した例では6個の)ベースバンド受信
部161と、各ベースバンド受信部161から出力され
た(逆拡散後の)信号のレイク合成を実行するするRA
KE合成部162と、合成後の信号に対してビタビ復号
を行うビタビ復号部163が設けられている。ビタビ復
号部163の出力がレイク受信部141の出力であっ
て、この出力は、音声信号に復号する受信音声処理部1
51によって音声信号に変換され、変換後の音声はレシ
ーバー152から出力される。
【0060】パーチ受信部164には、受信高周波部1
45,147からのベースバンド受信信号が入力し、所
定のPNコードによって受信信号の逆拡散を実行し、止
まり木(パーチ)チャネルの信号を検出するパーチ相関
器164と、検出された止まり木チャネル信号に対する
信号処理を実行するパーチプロセッサ165と、信号処
理後の信号に対してビタビ復号を行うビタビ復号部16
6が設けられている。
【0061】到達電波サーチ回路149は、レイク合成
を行うために遅延時間が異なる各伝搬成分のピークを検
出して到達電波のサーチを実行し、レイク受信部141
内の各ベースバンド受信部202やパーチ受信部164
内のパーチ相関器に対し逆拡散するタイミングを知らせ
るものである。到達電波サーチ回路149の内部構成
は、図2に示すものと同様である。ただし、この受信機
が搭載されている移動体の速度に関する情報は、電界強
度測定部からでなく、後述する制御回路150から与え
られる。そしてこの到達電波サーチ回路149は、移動
体の速度に関する情報に基づき、ピークサーチの範囲を
考えられる遅延時間範囲の全範囲とするか、既に求めた
ピーク近傍の範囲に限定するかを切換えるようになって
いる。
【0062】さらにこの受信機には、受信機全体の制御
を行う制御回路150と、入力音声を電気信号(音声信
号)へ変換するマイクロホン153と、マイクロホン1
53から出力した音声信号を符号化する送信音声処理部
154と、符号化された信号を所定のPNコードで拡散
変調して送信用のベースバンド信号へ変換するベースバ
ンド送信処理部155と、送信用のベースバンド信号を
高周波送信信号へ変換する送信高周波部148とからな
る送信部が設けられており、送信高周波部148の出力
すなわち高周波送信信号は、送受信フィルタ146の送
信側ポートに入力している。
【0063】この受信機において制御回路150は、特
に、レイク受信部141からレイク合成後の受信電界強
度値と、パーチ受信部142内のビタビ復号器からの符
号出力及び止まり木チャネルの受信電界強度値とを入力
としている。そして、これらの受信電界強度値に基づい
て、フェージングピッチなどから、この受信機が搭載さ
れた移動体の速度を計算して高速移動か低速移動かを判
別し、その判別結果を到達電波サーチ回路149に出力
する。すなわちこの制御回路150は、上述の原理的な
実施の形態における電界強度測定部112(図1参照)
としての機能も有するものである。
【0064】次に、この受信機の動作について、図12
のフローチャートを用いて説明する。
【0065】受信機の電源がオンにされると、まず、止
まり木(パーチ)チャネルの捕獲動作を行い(ステップ
21)、同期確立を行う(ステップ22)。そして、発
呼動作あるいは着呼動作に入り(ステップ23)、必要
に応じて待ち受け受信を行う(ステップ24)。その
後、通話を開始し(ステップ25)、低消費電流動作を
開始する(ステップ26)。そして、終話処理かどうか
を判断して(ステップ27)、終話処理であれば処理を
終了し、終話処理でなければ、図5のフローチャートに
示す処理に移行して、移動体の速度の応じて到達電波の
サーチ範囲を変化させつつ、通話を続行する。
【0066】以上のようにしてこの実施の形態の受信機
においても、低速移動の場合には、ベースバンド処理部
161やパーチ受信部142へ受信タイミングを割り当
てる到達電波サーチ回路149を常時動作させている必
要がなくなり、消費電流が低減でき、受信機が電池を使
用する携帯電話機であれば、通話可能時間を長くするこ
とができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、受信電界
強度を観測してフェージングピッチを求めてフェージン
グピッチから移動端末の移動速度を推定し、低速移動と
判別した場合には、到達電波サーチ回路を間欠的に動作
させるとともに、一度サーチしたタイミング(到達時
間)の周辺でのみ到達電波のサーチを行うようにするこ
とにより、移動端末全体としての消費電力を低減でき、
通話可能時間を長くすることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的な実施の形態の受信機の構成を
示すブロック図である。
【図2】到達電波サーチ回路の構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図3】フェージングによる受信電界強度の経時変化の
一例を示すグラフである。
【図4】PNコードの遅延量と受信電力の関係、及び到
達電波サーチ回路のサーチ範囲を示すグラフである。
【図5】図1に示す受信機の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図6】しきい値の設定原理を説明する図である。
【図7】フェージングによる受信電界強度の経時変化の
別の例を示すグラフである。
【図8】しきい値にヒステリシスを設ける場合を示すグ
ラフである。
【図9】3段階でサーチ範囲を切換えるとともにしきい
値にヒステリシスを設ける場合を示すグラフである。
【図10】PNコードの遅延量と受信電力の関係、及び
サーチ範囲を3段階で切換える場合の到達電波サーチ回
路のサーチ範囲を示すグラフである。
【図11】本発明の別の実施の形態での受信機の構成を
示すブロック図である。
【図12】図11の受信機の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図13】レイク合成を用いるとともにCDMA通信シ
ステムで使用される従来の受信機の構成を示すブロック
図である。
【図14】PNコードの遅延量と受信電力との関係を示
すグラフである。
【図15】従来の受信機における到達時間サーチ回路の
構成の一例を示すブロック図である。
【図16】複数のパスに対してレイク合成を行うことが
できる従来のマルチパス・サーチ方法の手順を示す図で
ある。
【図17】図16に示すマルチパス・サーチ方法にした
がって動作する従来のCDMA信号受信装置の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
11〜17,21〜27 ステップ 101,145,147 受信高周波部 102,161 ベースバンド受信部 103,149 到達電波サーチ回路 104 電力合成部 106,151 受信音声処理部 107,152 レシーバー 110,153 マイクロホン 111,154 送信音声処理部 112 電界強度測定部 113,155 ベースバンド送信部 114,148 送信高周波部 121,146 送受信フィルタ 122 アンテナ 131 逆拡散部 132 積分器 134 デュアルポートRAM 135 サーチャ回路 136 PNコード発生器 137 制御部 141 レイク受信部 142 パーチ受信部 143 内蔵アンテナ 144 ホイップアンテナ 150 制御回路 162 RAKE合成部 163,166 ビタビ復号部 164 パーチ相関器 165 パーチプロセッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 13/04

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スペクトラム拡散を用いる符号分割多元
    接続(CDMA)により通信を行い、異なる遅延時間の
    伝搬経路の電波を検出する到達電波のサーチを実行し、
    レイク合成によって異なる伝搬経路の電波からの受信信
    号を合成する移動端末における受信方法であって、 当該受信信号の受信状態を検出し、 前記受信状態がフェージングがない状態である場合に
    は、前記到達電波のサーチを実行する遅延時間範囲を
    する、CDMA受信方法。
  2. 【請求項2】 スペクトラム拡散を用いる符号分割多元
    接続(CDMA)により通信を行い、異なる遅延時間の
    伝搬経路の電波を検出する到達電波のサーチを実行し、
    レイク合成によって異なる伝搬経路の電波からの受信信
    号を合成する移動端末における受信方法であって、 当該受信信号の受信電界の変動量を検出し、 前記変動量がフェージングがない状態に対応する場合に
    は、前記到達電波のサーチを実行する遅延時間範囲を
    する、CDMA受信方法。
  3. 【請求項3】 スペクトラム拡散を用いる符号分割多元
    接続(CDMA)により通信を行い、異なる遅延時間の
    伝搬経路の電波を検出する到達電波のサーチを実行し、
    レイク合成によって異なる伝搬経路の電波からの受信信
    号を合成する移動端末における受信方法であって、前記移動端末の移動速度に対応する、 当該受信信号の受
    信電界の変動量を検出し、 前記変動量に応じ、前記移動端末の相対的に大きな移動
    速度に対応する変動量での段階での前記電波のサーチを
    実行する遅延時間範囲が、相対的に小さな移動速度に対
    応する変動量での段階での前記電波のサーチを実行する
    遅延時間範囲よりも大きくなるように、前記到達電波の
    サーチを実行する遅延時間範囲を複数の段階で切換え
    る、CDMA受信方法。
  4. 【請求項4】 スペクトラム拡散を用いる符号分割多元
    接続(CDMA)により通信を行い、異なる遅延時間の
    伝搬経路の電波を検出する到達電波のサーチを実行し、
    レイク合成によって異なる伝搬経路の電波からの受信信
    号を合成する移動端末における受信方法であって、 当該受信信号の受信電界の変動量を検出し、 前記変動量に基づいて、前記移動端末が相対的に小さい
    移動速度の状態にあるか相対的に大きな移動速度の状態
    にあるかを識別し、 前記相対的に小さい移動速度の状態にあるときには、前
    記各伝搬経路について過去に求めた到達時間の近傍での
    み前記到達電波のサーチを実行することにより前記到達
    電波のサーチを間欠的に実行するCDMA受信方法。
  5. 【請求項5】 スペクトラム拡散を用いる符号分割多元
    接続(CDMA)により通信を行い、異なる遅延時間の
    伝搬経路の電波を検出する到達電波のサーチを実行し、
    レイク合成によって異なる伝搬経路の電波からの受信信
    号を合成する移動端末における受信方法であって、 受信電界の変動量を検出し、 前記変動量に基づき、しきい値との比較によって、前記
    移動端末が相対的に小さい移動速度の状態にあるか相対
    的に大きな移動速度の状態にあるかを識別し、 前記相対的に小さい移動速度の状態にあるときには、前
    記各伝搬経路について過去に求めた到達時間の近傍での
    み前記到達電波のサーチを実行することにより前記到達
    電波のサーチを間欠的に実行するCDMA受信方法。
  6. 【請求項6】 前記相対的に小さい移動速度に対応する
    状態から前記相対的に大きな移動速度に対応する状態へ
    の遷移に対応するしきい値と、前記相対的に大きな移動
    速度に対応する状態から前記相対的に小さな移動速度に
    対応する状態への遷移に対応するしきい値とが異なって
    いて、ヒステリシス特性が付加されている、請求項
    記載のCDMA受信方法。
  7. 【請求項7】 前記変動量が、フェージングピッチとフ
    ェージングの深さの少なくとも一方である請求項乃至
    いずれか1項に記載のCDMA受信方法。
  8. 【請求項8】 スペクトラム拡散を用いる符号分割多元
    接続(CDMA)により通信を行い、異なる遅延時間の
    伝搬経路を検出する到達電波のサーチを実行し、レイク
    合成によって異なる伝搬経路の電波からの受信信号を合
    成する移動端末における受信方法であって、 当該受信信号の受信電界の変動量を検出し、 前記変動量の値が相対的に大きい値の状態にあるか相対
    的に小さい値の状態にあるか識別し、 前記変動量の値が相対的に小さい値の状態にある場合に
    は、前記各伝搬経路について過去に求めた到達時間の近
    傍でのみ前記到達電波のサーチを実行することにより前
    記到達電波のサーチを間欠的に実行するCDMA受信方
    法。
  9. 【請求項9】 スペクトラム拡散を用いる符号分割多元
    接続(CDMA)により通信を行い、異なる遅延時間の
    伝搬経路を検出する到達電波のサーチを実行し、レイク
    合成によって異なる伝搬経路の電波からの受信信号を合
    成する移動端末における受信方法であって、 受信電界の変動量を検出し、 前記変動量の値と所定のしきい値とを比較し、 前記変動量の値が前記しきい値より小さい場合には、前
    記各伝搬経路について過去に求めた到達時間の近傍での
    み前記到達電波のサーチを実行することにより前記到達
    電波のサーチを間欠的に実行するCDMA受信方法。
  10. 【請求項10】 前記変動量が、フェージングピッチの
    逆数とフェージングの深さの少なくとも一方である請求
    またはに記載のCDMA受信方法。
  11. 【請求項11】 スペクトラム拡散を用いる符号分割多
    元接続(CDMA)により通信を行い、レイク合成によ
    って異なる伝搬経路の電波からの受信信号を合成する移
    動端末における受信回路であって、 受信信号に対する逆拡散を実行するベースバンド受信手
    段と、 受信信号の受信電界の変動量を検出する電界強度測定手
    段と、 異なる遅延時間の伝搬経路の電波を検出する到達電波の
    サーチを実行して前記ベースバンド受信手段にそれぞれ
    異なる伝搬経路の電波を割り当てる到達電波サーチ回路
    とを有し、 前記変動量が所定の条件を満たす場合には、前記到達電
    波サーチ回路が実行する到達電波サーチの遅延時間範囲
    が変更される、CDMA受信回路。
  12. 【請求項12】 前記所定の条件が、フェージングがな
    い状態である請求項11に記載のCDMA受信回路。
  13. 【請求項13】 スペクトラム拡散を用いる符号分割多
    元接続(CDMA)により通信を行い、レイク合成によ
    って異なる伝搬経路の電波からの受信信号を合成する移
    動端末における受信回路であって、 受信信号に対する逆拡散を実行するベースバンド受信手
    段と、 受信信号の受信電界の変動量を検出する電界強度測定手
    段と、 異なる遅延時間の伝搬経路の電波を検出する到達電波の
    サーチを実行して前記ベースバンド受信手段にそれぞれ
    異なる伝搬経路の電波を割り当てる到達電波サーチ回路
    とを有し、 前記変動量に応じ、前記移動端末の相対的に大きな移動
    速度に対応する変動量での段階での前記電波のサーチを
    実行する遅延時間範囲が、相対的に小さな移動速度に対
    応する変動量での段階での前記電波のサーチを実行する
    遅延時間範囲よりも大きくなるように、前記到達電波サ
    ーチ回路が実行する到達電波サーチの遅延時間範囲が複
    数の段階で切換えられる、CDMA受信回路。
  14. 【請求項14】 前記到達電波サーチ回路が実行する到
    達電波サーチの遅延時間範囲が小さくなるように変更さ
    れたときには、前記到達電波サーチ回路が間欠的に動作
    する請求項11乃至13いずれか1項に記載のCDMA
    受信回路。
  15. 【請求項15】 スペクトラム拡散を用いる符号分割多
    元接続(CDMA)により通信を行い、レイク合成によ
    って異なる伝搬経路の電波からの受信信号を合成する移
    動端末における受信回路であって、 受信信号に対する逆拡散を実行するベースバンド受信手
    段と、 受信信号の受信電界の変動量を検出する電界強度測定手
    段と、 異なる遅延時間の伝搬経路の電波を検出する到達電波の
    サーチを実行して前記ベースバンド受信手段にそれぞれ
    異なる伝搬経路の電波を割り当てる到達電波サーチ回路
    とを有し、 前記変動量の値から前記移動端末の移動速度を推定して
    前記移動端末が相対的に小さい移動速度の状態にあるか
    相対的に大きい移動速度の状態にあるのかを識別し、 前記相対的に小さい移動速度の状態にあるときには、前
    記到達電波サーチ回路が、前記各伝搬経路について過去
    に求めた到達時間の近傍でのみ前記到達電波のサーチを
    実行するCDMA受信回路。
  16. 【請求項16】 スペクトラム拡散を用いる符号分割多
    元接続(CDMA)により通信を行い、レイク合成によ
    って異なる伝搬経路の電波からの受信信号を合成する移
    動端末における受信回路であって、 受信信号に対する逆拡散を実行する複数のベースバンド
    受信部と、 受信信号の受信電界の変動量を検出する電界強度測定手
    段と、 異なる遅延時間の伝搬経路の電波を検出する到達電波の
    サーチを実行して前記各ベースバンド受信部にそれぞれ
    異なる伝搬経路の電波を割り当てる到達電波サーチ回路
    とを有し、 前記変動量の値から前記移動端末の移動速度を推定して
    前記移動速度と所定のしきい値とを比較し、 前記移動速度の値が前記しきい値より小さい場合には、
    前記到達電波サーチ回路が、前記各伝搬経路について過
    去に求めた到達時間の近傍でのみ前記到達電波のサーチ
    を実行するCDMA受信回路。
  17. 【請求項17】 前記変動量が、フェージングピッチと
    フェージングの深さの少なくとも一方である請求項11
    乃至16いずれか1項に記載のCDMA受信回路。
  18. 【請求項18】 スペクトラム拡散を用いる符号分割多
    元接続(CDMA)により通信を行い、レイク合成によ
    って異なる伝搬経路の電波からの受信信号を合成する移
    動端末における受信回路であって、 受信信号に対する逆拡散を実行するベースバンド受信手
    段と、 受信信号の受信電界の変動量を検出する電界強度測定手
    段と、 異なる遅延時間の伝搬経路の電波を検出する到達電波の
    サーチを実行して前記ベースバンド受信手段にそれぞれ
    異なる伝搬経路の電波を割り当てる到達電波サーチ回路
    とを有し、 前記変動量の値が相対的に大きい値の状態にあるか相対
    的に小さい値の状態にあるか識別し、 前記変動量の値が前記相対的に小さい値の状態にある場
    合には、前記到達電波サーチ回路が、前記各伝搬経路に
    ついて過去に求めた到達時間の近傍でのみ前記到達電波
    のサーチを実行するCDMA受信回路。
  19. 【請求項19】 スペクトラム拡散を用いる符号分割多
    元接続(CDMA)により通信を行い、レイク合成によ
    って異なる伝搬経路の電波からの受信信号を合成する移
    動端末における受信回路であって、 受信信号に対する逆拡散を実行するベースバンド受信手
    段と、 受信信号の受信電界の変動量を検出する電界強度測定手
    段と、 異なる遅延時間の伝搬経路の電波を検出する到達電波の
    サーチを実行して前記各ベースバンド受信手段にそれぞ
    れ異なる伝搬経路の電波を割り当てる到達電波サーチ回
    路とを有し、 前記変動量の値と所定のしきい値とを比較し、 前記変動量の値が前記しきい値より小さい場合には、前
    記到達電波サーチ回路が、前記各伝搬経路について過去
    に求めた到達時間の近傍でのみ前記到達電波のサーチを
    実行するCDMA受信回路。
  20. 【請求項20】 前記各伝搬経路について過去に求めた
    到達時間の近傍でのみ前記到達電波のサーチを実行する
    とき、前記到達電波サーチ回路が間欠的に動作する請求
    15161819のいずれか1項に記載のCD
    MA受信回路。
  21. 【請求項21】 前記変動量が、フェージングピッチの
    逆数とフェージングの深さの少なくとも一方である請求
    18または19に記載のCDMA受信回路。
  22. 【請求項22】 前記ベースバンド受信手段が、レイク
    受信に必要な複数のベースバンド受信部から構成される
    請求項11乃至21のいずれか1項に記載のCDMA受
    信回路。
  23. 【請求項23】 スペクトラム拡散を用いる符号分割多
    元接続(CDMA)により通信を行い、異なる遅延時間
    の伝搬経路の電波を検出する到達電波のサーチを実行
    し、レイク合成によって異なる伝搬経路の電波からの受
    信信号を合成する移動端末における受信回路において、 当該受信信号の受信電界の変動量を検出し、前記変動量
    に基づいて、前記移動端末が相対的に小さい移動速度の
    状態にあるか相対的に大きな移動速度の状態にあるかを
    識別し、前記相対的に小さい移動速度の状態にあるとき
    には、前記各伝搬経路について過去に求めた到達時間の
    近傍でのみ前記到達電波のサーチが実行されることによ
    り前記到達電波のサーチが間欠的に実行されるCDMA
    受信回路。
  24. 【請求項24】 スペクトラム拡散を用いる符号分割多
    元接続(CDMA)により通信を行い、異なる遅延時間
    の伝搬経路の電波を検出する到達電波のサーチを実行
    し、レイク合成によって異なる伝搬経路の電波からの受
    信信号を合成する移動端末における受信回路において、 当該受信信号の受信電界の変動量を検出し、前記変動量
    の値が相対的に大きい値の状態にあるか相対的に小さい
    値の状態にあるか識別し、前記変動量の値が相対的に小
    さい値の状態にある場合には、前記各伝搬経路について
    過去に求めた到達時間の近傍でのみ前記到達電波のサー
    チが実行されることにより前記到達電波のサーチが間欠
    的に実行されるCDMA受信回路。
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