JP3028494U - 簡易開封包装袋 - Google Patents
簡易開封包装袋Info
- Publication number
- JP3028494U JP3028494U JP1996001140U JP114096U JP3028494U JP 3028494 U JP3028494 U JP 3028494U JP 1996001140 U JP1996001140 U JP 1996001140U JP 114096 U JP114096 U JP 114096U JP 3028494 U JP3028494 U JP 3028494U
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- JP
- Japan
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- packaging bag
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 封止されたプラスチックフィルム等を材質と
する包装袋に設けられた、従来からある「切欠き」等に
よる開封開始部は、面積が小さく、かつ周辺部との形状
的、色彩的差異が極めて少ないため、とくに子供や老人
にとって、開封開始部分を見つけ難いという問題があっ
た。また切り裂かれる方向が不安定で、内容物の溢れだ
しが発生しやすく、指や衣服が汚れる場合が有り不便で
ある等の問題もあった。 【解決手段】 本考案の提案する包装袋は、開封の開始
部となる「撮み部」3を、包装袋本体の開口部を封止す
るヒートシール部2aに切り抜き形成することにより、
視覚的かつ触覚的にも確認をし易くし、更に、「撮み
部」を形成する切り抜き部の両端部に、引き裂き方向を
定める平行な短い切り込み線8を設けて引き裂きの方向
性を安定させることにより、簡単に、かつ安心して切り
裂き開封することを可能とした簡易開封包装袋である。
する包装袋に設けられた、従来からある「切欠き」等に
よる開封開始部は、面積が小さく、かつ周辺部との形状
的、色彩的差異が極めて少ないため、とくに子供や老人
にとって、開封開始部分を見つけ難いという問題があっ
た。また切り裂かれる方向が不安定で、内容物の溢れだ
しが発生しやすく、指や衣服が汚れる場合が有り不便で
ある等の問題もあった。 【解決手段】 本考案の提案する包装袋は、開封の開始
部となる「撮み部」3を、包装袋本体の開口部を封止す
るヒートシール部2aに切り抜き形成することにより、
視覚的かつ触覚的にも確認をし易くし、更に、「撮み
部」を形成する切り抜き部の両端部に、引き裂き方向を
定める平行な短い切り込み線8を設けて引き裂きの方向
性を安定させることにより、簡単に、かつ安心して切り
裂き開封することを可能とした簡易開封包装袋である。
Description
【0001】
本考案は、例えば醤油、ソースなどの液状または流動状の食品等、砂糖、塩な どの粉粒状の食品等を充填する包装袋に関する。特に即食に供する食品に関する 。
【0002】
従来、ヒートシールにより封止され、かつ開封手段を設けた包装袋としては、 図6に示されたように、三角形状の「切欠き」部12が包装袋本体の封止部であ るヒートシール部に設けられた包装袋(実開昭59−22741,実開昭60− 89139)や、図7に示すごとく、単に直線的な一本の「切り込み」部13を ヒートシール部に設けた包装袋が一般的である。これらの開封手段を設けた包装 袋は、「切欠き」部または「切り込み」部の上下周辺を両手の指で各々撮み、ひ ねり引き裂くことにより開封するものである。
【0003】
しかし、この「切欠き」や「切り込み」を開封開始部とする包装袋では、「切 欠き」又は「切り込み」部分が、面積が小さく、かつ周辺部との形状的、色彩的 差異が極めて少ないため、とくに子供や老人にとっては、この「切欠き」部分を 見つけ難いという問題があった。また、この「切欠き」を開封開始部とすると、 切り裂かれる方向が不安定で、内容物の溢れだしが発生しやすく、指や衣服が汚 れる場合も有り不便である等の問題があった。
【0004】 そこで、本考案は、このような問題点を解決するために、開封を開始する部分 が視覚的かつ触覚的にも確認がしやすく、簡単に、かつ安心して切り裂くことが できる包装袋を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 前記課題を解決するために、本考案に係る簡易開封包装袋は、開封の開始部と なる「撮み部」を、包装袋本体の開口部を封止しているヒートシール部に切り抜 き形成し、この「撮み部」を引っ張ることでヒートシール部を一定方向に引き裂 いて開封できるようにした。 更に、「撮み部」を形成する切り抜き部の両端部には、引き裂き方向を定める 平行な短い切り込み線を設けたり、前記撮み部を含む帯状の引き裂き予定領域の 少なくとも撮み部を包装紙と異なる色に色分けをするようにしてもよい。 そして、開封は、一方の手の指で包装袋の「撮み部」の周辺を支え、他方の手 の指(右利きの人であれば右手の親指と人指し指)で開封開始撮み部を撮み上げ て引き、直進的にヒートシール部領域を通りヒートシールされていない内容物出 口部を横断して引き裂くことにより行う。
【0006】
次に、本考案の実施の形態を図面に基づいて実施例により説明する。 図1〜図4は本考案の一実施例である簡易開封包装袋を示すものである。図1 は開封前の包装袋の正面図、図2は開封開始用撮み部周辺の部分拡大図、図3は 開封途中の状態を示す開封開始用撮み部周辺の部分拡大図である。図4は図1に 示す線IV−IVに沿う包装袋の水平断面図である。
【0007】 まず、図1に示す符号1は、図4でも明らかなように、一枚の透明なプラスチ ックフィルムシート8が折り返されて矩形状とされ、付き合わせた周囲の三辺を ヒートシールして構成した包装袋本体であり、ヒートシール部2(2a,2b, 2c)で囲まれた内容物収容部6には被包装物である醤油が封止されている。開 口部であるヒートシール部2aには、内容物収容部6に連通するヒートシールさ れていない内容物出口部5が設けられるとともに、この出口部5に近接して円形 の開封開始用撮み部3が設けられている。
【0008】 この開封開始用撮み部3は、ヒートシール部2aを円弧形に切り抜くことで形 成されており、使用者によって撮み上げられ、内容物出口部5方向へヒートシー ル部2の一部の領域を直線的に引き裂いて行くための力点となる。 図2に示す開封開始用撮み部3は、撮みやすい円弧形にヒートシール部2aか ら切り抜かれている。切り抜かれた撮み部両端には、引き裂き方向を定める平行 な直線状の短い切り込み線9が2本形成されている。この切り込み線9の先端同 士を結ぶ領域は、切り抜かれておらず、包装袋本体のヒートシール部2aと繋が っている。
【0009】 図3は、図2同様開封開始用撮み部周辺の部分拡大図であるが、開封途中の状 態を示している。即ち、開封開始用撮み部3が撮み上げられ、かつ撮み部が内容 物出口部5方向へ引かれることにより、前記切り込み線9の延長線上に沿って、 2本の切り込み線の幅で、ヒートシール部が帯状に引き裂かれ、かつめくり上が っている状態となっている。そして、符号10で示された領域は、引き上げられ た撮み部3と引き裂かれたヒートシール部2aのあとに残された空間を示してい る。
【0010】 本考案を構成する包装袋本体1のシート材質としては、内面ヒートシール可能 なプラスチックフィルム、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなど、或いは これらの積層フィルム、或いはこれらに紙やアルミ等の異材質を蒸着またはラミ ネート等して積層したものを使用することができる。これらのプラスチックフィ ルムシートには、縦裂きまたは横裂きの方向特性があるので、この方向特性と本 考案に係る「撮み部」から開始して開封される方向を一致させることにより引き 裂きの直進性がより高まる。
【0011】 なお、図1、図2および図3には、開封開始用撮み部3は包装袋本体の側縁か ら離間した位置に切り抜き形成され設けられているが、図5に示すように包装袋 本体の開口部が設けられたヒートシール部2aの側縁端部11を含んで切り抜き 形成してもよい。 また、本考案に係る包装袋に形成された開封開始用撮み部3の形状は、図1か ら図3の実施例に示すように円弧形に形成されているが、三角、四角などに形成 してもよい。何れの形にしても直径5mm以上若しくは一辺5mm以上程度の大 きさが、幼児や老人の視覚または触覚で捕らえられるには必要と考察する。
【0012】 更に、、前記実施例では、開封開始用撮み部3の色は、ヒートシールを含む包 装袋本体と同様に透明であったが、開封開始用撮み部3を含む図2に仮想線領域 で示した引き裂き予定領域7のうち、少なくとも撮み部または撮み部を含む引き 裂き予定領域全体を、包装袋本体と異なる色に色分けし区別できるようにして視 覚的に識別し易くしてもよい。
【0013】
以上の説明から明らかなように、本考案に係る開封開始用撮み部を設けた包装 袋によれば、従来の「切欠き」や「切り込み」による開封方法と異なり、切り抜 きにより形成された開封開始用撮み部は、特に幼児や老人にとって、視覚的にも 触覚的にも識別しやすく(撮み部を色分けし区別すれば更に識別しやすい)、か つ簡単に撮み上げ、開口部に向けて確実に一定方向に切り裂くことができる(撮 み部に伴って引き裂かれ脱離されていくヒートシール部を帯状または線状に周囲 と色分けすることにより、引き裂き予定部分または引き裂き予定方向を明示する ことにより安心して引き裂き易くなる)。更に、内容物の溢れだしが発生しにく いので、手や衣服を汚さずに安心して開封できる。
【図1】開封前の包装袋の正面図
【図2】本考案の第1実施例の同包装袋の撮み部周辺の
部分拡大図
部分拡大図
【図3】開封途中の状態を示す撮み部周辺の部分拡大図
【図4】図1に示す線IV−IVに沿う包装袋の水平断面図
【図5】本考案の第2実施例の包装袋の撮み部周辺の部
分拡大図
分拡大図
【図6】切欠きが設けられた従来からある包装袋の正面
図
図
【図7】切り込みが設けられた従来からある他の包装袋
の正面図
の正面図
1 包装袋本体 2(2a,2b,2c) ヒートシール部 3 開封開始用撮み部 4 切り抜き部 5 内容物出口部 6 内容物収容部 7 引き裂き予定領域 8 プラスチックフィルムシート 9 切り込み線
Claims (8)
- 【請求項1】 プラスチックフィルムシートからなる包
装袋本体の開口部がヒートシールにより封止され、ヒー
トシール部を指で引き裂くことにより開封できる簡易包
装袋において、前記ヒートシール部には、撮み易い所定
の大きさに切り抜かれた舌片状の開封開始用撮み部が形
成され、この撮み部を引っ張ることでヒートシール部が
引き裂かれて開封されることを特徴とする簡易開封包装
袋。 - 【請求項2】 前記開封開始用撮み部が、これに近接し
て形成された非ヒートシール部である内容物出口部を直
進的に横断して帯状に引き裂くことにより開封されるこ
とを特徴とする請求項1に記載の簡易開封包装袋。 - 【請求項3】 前記撮み部が、包装袋本体の側縁から離
間した位置に切り抜き形成されて設けられたことを特徴
とする請求項1に記載の簡易開封包装袋。 - 【請求項4】 前記撮み部が、包装袋本体の側縁から離
間した位置に切り抜き形成されて設けられたことを特徴
とする請求項2に記載の簡易開封包装袋。 - 【請求項5】 前記撮み部を形成する切り抜き部の両端
部には、引き裂き方向を定める平行な切り込み線が設け
られたことを特徴とする請求項1に記載の簡易開封包装
袋。 - 【請求項6】 前記撮み部を形成する切り抜き部の両端
部には、引き裂き方向を定める平行な切り込み線が設け
られたことを特徴とする請求項2に記載の簡易開封包装
袋。 - 【請求項7】 前記撮み部を含む帯状の引き裂き予定領
域の少なくとも撮み部が、包装袋本体と異なる色に色分
けされたことを特徴とする請求項1に記載の簡易開封包
装袋。 - 【請求項8】 前記撮み部を含む帯状の引き裂き予定領
域の少なくとも撮み部が、包装袋本体と異なる色に色分
けされたことを特徴とする請求項2に記載の簡易開封包
装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996001140U JP3028494U (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 簡易開封包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996001140U JP3028494U (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 簡易開封包装袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3028494U true JP3028494U (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=43163563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996001140U Expired - Lifetime JP3028494U (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 簡易開封包装袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3028494U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010132339A (ja) * | 2008-12-08 | 2010-06-17 | Fuji Seal International Inc | 詰め替え用パウチ |
CN115417007A (zh) * | 2022-07-25 | 2022-12-02 | 杭州神彩包装印业有限公司 | 一种新型易揭干湿分离袋、制备工艺以及热封层薄膜 |
-
1996
- 1996-02-28 JP JP1996001140U patent/JP3028494U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010132339A (ja) * | 2008-12-08 | 2010-06-17 | Fuji Seal International Inc | 詰め替え用パウチ |
CN115417007A (zh) * | 2022-07-25 | 2022-12-02 | 杭州神彩包装印业有限公司 | 一种新型易揭干湿分离袋、制备工艺以及热封层薄膜 |
CN115417007B (zh) * | 2022-07-25 | 2023-09-19 | 杭州神彩包装印业有限公司 | 一种新型易揭干湿分离袋、制备工艺以及热封层薄膜 |
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