JP3027958U - 魚釣り用掛バリ - Google Patents

魚釣り用掛バリ

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JP3027958U JP1996001538U JP153896U JP3027958U JP 3027958 U JP3027958 U JP 3027958U JP 1996001538 U JP1996001538 U JP 1996001538U JP 153896 U JP153896 U JP 153896U JP 3027958 U JP3027958 U JP 3027958U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アユ友釣りなどに用いられる魚釣り用掛バリ
において、その釣糸連結部にハリスを連結する際に、ハ
リスを釣糸連結部に挟み込みやすく、釣糸連結部に巻き
付けたハリスの上から弾性チューブを嵌着しやすく、嵌
着した弾性チューブを釣糸連結部から引き抜きやすくす
る。弾性チューブをその弾力性によって釣糸連結部に強
固に嵌着させる。 【解決手段】 柄部11と折返し軸部15とにより形成
した釣糸連結部16において、柄部11側に屈曲部31
を設けることにより、その屈曲部31と折返し軸部15
の先端との間にハリス5の呼込みガイドとなる隙間Sを
形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、アユ釣り用などの仕掛けに使用する掛けバリに関する。
【0002】
【従来の技術】
アユ釣りに用いる仕掛けの1つに、ハリス(釣糸)に鼻環と掛けバリと釣バリ とを取り付けたものが知られている。掛けバリには背バリと逆バリとがあり、上 記仕掛けにおいて、背バリはおとりアユの背に引掛けられ、逆バリはおとりアユ の腹に引掛けられる。
【0003】 この種の魚釣り用掛バリにおいて、ハリスに連結するときの作業性を高めるた めの対策として、従来より図5〜図7に説明的に示したものが知られていた。こ れらの図に示した掛バリに共通する構造上の基本的特徴は、柄部11とその柄部 11から湾曲状に延び出て先端がハリ先13になった引掛け部12と上記柄部1 1の根元部14から折り返されてその柄部11に重なる折返し軸部15とを備え ており、上記柄部11と折返し軸部15とにより形成される釣糸連結部16に弾 性チューブ2が嵌脱可能になっている点である。
【0004】 そして、図5の掛バリ1では、釣糸連結部16において柄部11に対して折返 し軸部15が全体に重なっている。また、図6の掛バリ1では、折返し軸部15 の先端部が柄部11から遠ざかる方向に曲がっていて、その折返し軸部15の先 端17と柄部11との間の隙間S1が、上記釣糸連結部16にハリスを挾み込む ときの呼込みガイドとなされている。さらに、図7の掛バリ1では、折返し軸部 15の中間部分に山形の屈曲部18を形成し、この屈曲部18と柄部11との間 に隙間S2が形成されている。
【0005】 これらの各掛バリ1…にハリスを連結するときは、釣糸連結部16を形成して いる柄部11と折返し軸部15の間にハリス5を挾み込んでから、そのハリスを 釣糸連結部16に数回に亘って巻き付け、そのようにして釣糸連結部16に巻き 付けられたハリス5の上から、そのハリス5にあらかじめ嵌め込んである弾性チ ューブ2を嵌着するという作業が行われる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、図5〜図7に示したそれぞれの掛バリ1にあっては次のような問題 点があった。
【0007】 図5や図7の掛バリ1では、柄部11と折返し軸部15の先端17との間にハ リス5を通すだけの隙間が形成されていないので、釣糸連結部16にハリス5を 挟み込みにくいという問題があった。
【0008】 これに対し、図6の掛バリ1では、折返し軸部15の先端17と柄部11との 間の隙間S1が釣糸連結部16にハリスを挾み込むときの呼込みガイドになって いるので、この隙間S1を利用することによってハリス5を釣糸連結部16に容 易に挟み込むことが可能である。しかしながら、釣糸連結部16にハリス5を巻 き付けた後、そのハリスの上から弾性チューブ2を嵌着するときに、折返し軸部 15の先端17がじゃまになって嵌着しにくいという問題や、釣糸連結部16に 巻き付けられたハリス5の上から嵌着した弾性チューブ2を、その釣糸連結部1 6から引き抜くようなときに弾性チューブ2の内面に折返し軸部15の先端17 が引っ掛かって引き抜きにくいという問題があった。
【0009】 本考案は以上の問題に鑑みてなされたもので、掛バリの柄部と折返し軸部とに より形成される釣糸連結部の形状に工夫を講じることによって、釣糸連結部にハ リス(釣糸)を連結する際に、ハリスを釣糸連結部に挟み込みやすく、釣糸連結 部に巻き付けたハリスの上から弾性チューブを嵌着しやすく、嵌着した弾性チュ ーブを釣糸連結部から引き抜きやすいという効果を発揮し得るにもかかわらず、 弾性チューブがその弾力性によって釣糸連結部に強固に嵌着してハリスの緩みや 離脱を確実に防止し得るという効果をも発揮する魚釣り用掛バリを提供すること を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る魚釣り用掛バリは、柄部とその柄部から湾曲状に延び出て先端が ハリ先になった引掛け部と上記柄部の根元部から折り返されてその柄部に重なる 折返し軸部とを備え、上記柄部と折返し軸部とにより形成される釣糸連結部に弾 性チューブが嵌脱可能になされた魚釣り用掛バリにおいて、掛バリ本体の柄部に おける上記折返し軸部との重なり箇所に、折返し軸部の先端との間で隙間を形成 するように折れ曲がった屈曲部が設けられ、この屈曲部と折返し軸部の先端との 間の隙間が、折返し軸部と柄部との重なり箇所に釣糸(ハリス)を挾み込むとき の呼込みガイドとなされている、というものである。
【0011】 この構成の魚釣り用掛バリにおいては、ハリスの呼込みガイドになっている折 返し軸部の先端と柄部との間の隙間を利用してハリスを釣糸連結部に挾み込むこ とができる。釣糸連結部にハリスを巻き付けた後、そのハリスの上から弾性チュ ーブを嵌着するときには、その弾性チューブが柄部の屈曲部に乗り上がるような 状態になって無理なく釣糸連結部に嵌着される。こうして釣糸連結部に嵌着され た弾性チューブは、その釣糸連結部に巻き付けられたハリスや上記屈曲部により それ自体の弾力性に抗して押し拡げられた状態になるので、その弾性チューブ自 体の弾力性によって強固にハリスの上から釣糸連結部に嵌着する。ここで、上記 屈曲部は、柄部における上記折返し軸部との重なり箇所に設けられているので、 釣糸連結部に嵌着された弾性チューブを引き抜くときには、その弾性チューブの 内面が屈曲部を滑る。
【0012】 本考案の魚釣り用掛バリは、上記柄部から上記引掛け部のハリ先に向けて弾性 を備える突出片が斜めに突き出ているものであってもよい。
【0013】 このように構成された掛けバリにおいて、ハリ先を、たとえばおとり魚の背ま たは腹に突き刺すと、突出片がおとり魚の背または腹で押されて逃げ変形し、引 掛け部がおとり魚の背または腹に完全に突き刺されたときに突出片がそれ自体の 弾性により元の位置に復帰変形して掛けバリの柄部と引掛け部のハリ先との間の 隙間を斜めに横切って塞ぐ。
【0014】
【考案の実施の形態】
図1は請求項1に係る考案の実施の一形態を示す魚釣り用掛バリ1の側面図、 図2はその掛バリ1の作用を説明するための側面図、図3は掛バリ1にハリス( 釣糸)5を連結した状態を示す側面図である。
【0015】 この掛バリ1において、その構造上の基本的特徴については、図6〜図7のも のについて説明したところと同様であるので、説明の重複を避けるために同一符 号を付して詳細説明を省略する。
【0016】 この掛バリ1にあっては、釣糸連結部16の形状が図6〜図7のものとは異な る。すなわち、図1に示したように、釣糸連結部16において、柄部11におけ る折返し軸部15との重なり箇所19に、まっすぐな折返し軸部15の先端17 との間で隙間Sを形成するように折れ曲がった屈曲部31が設けられており、こ の屈曲部31と折返し軸部15の先端17との間の隙間Sが、折返し軸部15と 柄部11との重なり箇所19にハリス5を挾み込むときの呼込みガイドとなされ ている。
【0017】 このように構成されている掛バリ1にハリス5を連結する作業を説明する。釣 糸連結部16にハリス5を挾み込むときには、図2の矢符aのようにハリス5の 呼込みガイドになっている隙間S1からハリス5を割り込ませる。こうして釣糸 連結部16に挾み込まれたハリス5は釣糸連結部16に数回に亘って巻き付けら れる。その後、図3のように、あらかじめハリス5に嵌め込んでいた弾性チュー ブ2を、釣糸連結部16に巻き付けられたハリス5の上からその釣糸連結部16 に押し込んで嵌着する。このときには、弾性チューブ2が釣糸連結部16に巻き 付けられたハリス5や屈曲部31によりそれ自体の弾力性に抗して押し拡げられ ながら嵌着される。
【0018】 こうして嵌着された弾性チューブ2は、その釣糸連結部16に巻き付けられた ハリス5や上記屈曲部31によりそれ自体の弾力性に抗して無理に押し拡げられ た状態になるので、その弾性チューブ2自体の弾力性によって強固にハリス5の 上から釣糸連結部16に嵌着し、ハリス5の緩みや離脱を防ぐことに役立つ。
【0019】 また、上記屈曲部31は、柄部11における折返し軸部15との重なり箇所1 9に設けられており、それ自体が端面を有していないので、釣糸連結部16に嵌 着された弾性チューブ2を引き抜くときにその屈曲部31が弾性チューブ2の内 面に引っ掛かるという事態を生じる余地がない。そのため、弾性チューブ2はそ の内面が屈曲部31を滑って容易に引き抜かれる。
【0020】 図4は請求項2に係る考案の実施の一形態を示す魚釣り用掛バリ1の側面図で ある。
【0021】 この掛バリ1において、釣糸連結部16における柄部11の形状や折返し軸部 15の形状は図1〜図3で説明したところと同様であり、また、その釣糸連結部 16にハリス5を連結するときの手順や作業性については図2や図3で説明した ところと同様である。したがって、図1〜図3で説明した部分に相応する部分に は同一符号をそして詳細な説明を省略する。
【0022】 この掛バリ1では、柄部11から引掛け部12のハリ先13に向けて弾性を備 える突出片41が斜めに突き出ている。この突出片41には、柄部11や引掛け 部12と同じ程度の太さの短い線材、たとえばナイロンなどのように腰がつよく 、耐水性に優れ、しかも弾性を備えたプラチック製の短い線材や、あるいはステ ンレスのように発錆しにくく、しかも弾性を備えた金属製の短い線材を好適に用 い得る。この突出片41は、上掲の短い線材の1箇所イを屈曲させて形成した基 軸部21を釣糸で作った結束線42で上記柄部11に巻き付けて掛けバリ1に固 定してあり、その突出片41の先端43はハリ先13の内側に臨ませてある。
【0023】 図4には、おとりアユの腹または背Fに掛バリ1を引っ掛けた状態を説明的に 示してある。これから判るように、おとりアユの腹または背Fに掛バリ1が引掛 かっている状態では、突出片41が、掛バリ1の柄部11と引掛け部12のハリ 先13との間の隙間を斜めに横切って塞いでいる。そのため、おとりアユの腹ま たは背Fが引掛け部12から抜け出ようとしたときには突出片41がその腹また は背Fに当たってその抜出しを防ぐので、おとりアユの腹または背Fから掛バリ 1が外れない。
【0024】 掛バリ1のハリ先13をおとりアユの腹または背Fに突き刺しておとりアユに 取り付けるときには、おとりアユの腹または背Fで突出片41が押されるので、 突出片41がそれ自体の弾性に抗して逃げ変形する。そのため、おとりアユの腹 または背Fに取り付けるときにその突出片41がじゃまになることはない。
【0025】 なお、本考案に係る掛バリは、背バリとしても逆バリとしても用い得るもので ある。
【0026】
【考案の効果】
請求項1に係る考案の魚釣り用掛バリによれば、呼込みガイドになっている折 返し軸部の先端と柄部との間の隙間を利用して釣糸を釣糸連結部に容易に挾み込 むことができ、釣糸連結部に巻き付けた釣糸の上から弾性チューブを容易に嵌着 することができ、弾性チューブはその釣糸連結部に強固に嵌着して釣糸連結部に 巻き付けられている釣糸の緩みや離脱を防ぎ、しかも、釣糸連結部に嵌着された 弾性チューブを容易に引き抜くことができるという効果がある。
【0027】 請求項2に係る考案の魚釣り用掛けバリによれば、それをアユなどのおとり魚 に引掛けたときに、おとり魚が掛けバリから外れることを防ぐ機能が発揮される ので、おとり魚を泳がせているときに、おとり魚から掛けバリが外れて釣バリの 位置がおとり魚から離れてしまうという事態が生じないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る考案の実施の一形態を示す魚釣
り用掛バリの側面図である。
【図2】掛バリの作用を説明するための側面図である。
【図3】掛バリにハリスを連結した状態を示す側面図で
ある。
【図4】請求項2に係る考案の実施の一形態を示す魚釣
り用掛バリの側面図である。
【図5】従来の掛バリの説明図である。
【図6】従来の他の掛バリの説明図である。
【図7】従来のさらに他の掛バリの説明図である。
【符号の説明】
1 掛バリ 2 弾性チューブ 5 ハリス(釣糸) 11 柄部 12 引掛け部 13 ハリ先 14 柄部の根元部 15 折返し軸部 16 釣糸連結部 17 折返し軸部の先端 19 重なり箇所 31 屈曲部 41 突出片 S 隙間

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柄部とその柄部から湾曲状に延び出て先
    端がハリ先になった引掛け部と上記柄部の根元部から折
    り返されてその柄部に重なる折返し軸部とを備え、上記
    柄部と折返し軸部とにより形成される釣糸連結部に弾性
    チューブが嵌脱可能になされた魚釣り用掛バリにおい
    て、 掛バリ本体の柄部における上記折返し軸部との重なり箇
    所に、折返し軸部の先端との間で隙間を形成するように
    折れ曲がった屈曲部が設けられ、この屈曲部と折返し軸
    部の先端との間の隙間が、折返し軸部と柄部との重なり
    箇所に釣糸を挾み込むときの呼込みガイドとなされてい
    ることを特徴とする魚釣り用掛バリ。
  2. 【請求項2】 柄部から上記引掛け部のハリ先に向けて
    弾性を備える突出片が斜めに突き出ている請求項1に記
    載の魚釣り用掛バリ。
JP1996001538U 1996-02-14 1996-02-14 魚釣り用掛バリ Expired - Lifetime JP3027958U (ja)

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